JPH0795803A - 乗用型田植機の予備苗補給装置 - Google Patents
乗用型田植機の予備苗補給装置Info
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- JPH0795803A JPH0795803A JP24262093A JP24262093A JPH0795803A JP H0795803 A JPH0795803 A JP H0795803A JP 24262093 A JP24262093 A JP 24262093A JP 24262093 A JP24262093 A JP 24262093A JP H0795803 A JPH0795803 A JP H0795803A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、乗用型田植機の走行車体側に設
けた苗補給台に苗を圃場外の道路側から楽に補給するこ
とを目的とする。 【構成】 乗用走行車体1に田植機20を昇降駆動機構
15を介して装着する乗用型農作業機において、この走
行車体側の搭乗通路を塞がない走行車体部分に、予備苗
を載置した苗補給具28を受けて係止する係止部材とこ
の係止分材による係止保持状態のままで当該苗補給具2
8を移動可能な案内レ−ルを設けた移動方向に長くて多
数個の苗補給具28を載置可能な苗補給受止枠29を、
上下移動設定自在で、且つ、前記案内レ−ルの方向に移
動可能に設けたことを特徴とする乗用型農作業機の予備
苗補給装置。
けた苗補給台に苗を圃場外の道路側から楽に補給するこ
とを目的とする。 【構成】 乗用走行車体1に田植機20を昇降駆動機構
15を介して装着する乗用型農作業機において、この走
行車体側の搭乗通路を塞がない走行車体部分に、予備苗
を載置した苗補給具28を受けて係止する係止部材とこ
の係止分材による係止保持状態のままで当該苗補給具2
8を移動可能な案内レ−ルを設けた移動方向に長くて多
数個の苗補給具28を載置可能な苗補給受止枠29を、
上下移動設定自在で、且つ、前記案内レ−ルの方向に移
動可能に設けたことを特徴とする乗用型農作業機の予備
苗補給装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用型田植機における
予備苗補給装置に関するものである。
予備苗補給装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、特開昭54−80826号公報で開
示された通り、乗用型田植機の植付部側の苗載置台の前
側上方位置に、苗補給具を載置させると左右中央側へ当
該苗補給具が転がりこむ形態のロ−ラコンベアを有する
予備苗補給装置はあった。また、別の実施例の特開昭5
4−80823号公報に開示のとおり、予備苗を受ける
姿勢が、走行車体から離れた位置にセットでき、補給態
勢の場合には、この位置が車体側へ移動するものもあっ
た。
示された通り、乗用型田植機の植付部側の苗載置台の前
側上方位置に、苗補給具を載置させると左右中央側へ当
該苗補給具が転がりこむ形態のロ−ラコンベアを有する
予備苗補給装置はあった。また、別の実施例の特開昭5
4−80823号公報に開示のとおり、予備苗を受ける
姿勢が、走行車体から離れた位置にセットでき、補給態
勢の場合には、この位置が車体側へ移動するものもあっ
た。
【0003】
【発明があ解決しようとする課題】前述の従来技術は、
苗補給具を1個づつ車体側の苗補給搭載台へ積み込む操
作が必要であり、一挙に苗を搭載した苗補給具を、補給
することができない技術手段であった。
苗補給具を1個づつ車体側の苗補給搭載台へ積み込む操
作が必要であり、一挙に苗を搭載した苗補給具を、補給
することができない技術手段であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解消するために次の技術的な手段を講じた。即ち、乗
用走行車体1に田植機20を昇降駆動機構15を介して
装着する乗用型農作業機において、この走行車体側の搭
乗通路を塞がない走行車体部分に、予備苗を載置した苗
補給具28を受けて係止する係止部材とこの係止分材に
よる係止保持状態のままで当該苗補給具28を移動可能
な案内レ−ルを設けた移動方向に長くて多数個の苗補給
具28を載置可能な苗補給受止枠29を、上下移動設定
自在で、且つ、前記案内レ−ルの方向に移動可能に設け
たことを特徴とする乗用型農作業機の予備苗補給装置と
した。
を解消するために次の技術的な手段を講じた。即ち、乗
用走行車体1に田植機20を昇降駆動機構15を介して
装着する乗用型農作業機において、この走行車体側の搭
乗通路を塞がない走行車体部分に、予備苗を載置した苗
補給具28を受けて係止する係止部材とこの係止分材に
よる係止保持状態のままで当該苗補給具28を移動可能
な案内レ−ルを設けた移動方向に長くて多数個の苗補給
具28を載置可能な苗補給受止枠29を、上下移動設定
自在で、且つ、前記案内レ−ルの方向に移動可能に設け
たことを特徴とする乗用型農作業機の予備苗補給装置と
した。
【0005】
【実施例】この発明の一実施例として、図面に示した乗
用型田植機で説明する。1は乗用走行車体で、エンジン
2が搭載されたフレ−ム3の前側にフロントミッション
ケ−ス4を、後側にリヤ−ミッションケ−ス5を設け、
前記フロントミッションケ−ス4には操舵用の駆動前輪
6,6を、また、リヤ−ミッションケ−ス5に一体の左
右側に位置する車輪ケ−ス7,7には駆動後輪8,8を
軸装している。フレ−ム3の上側には搭乗台9を張設し
ている。前記搭乗台9の前側左右中央には操縦機枠10
を設け、その上側にステアリングポストを介して操縦ハ
ンドル11が設けられている。その操縦ハンドル11の
後方側に前記エンジン2が配置されているが、このエン
ジン2は搭乗台9の上部を膨らませたカバ−体12で覆
われ、このカバ−体12の上部に、操縦座席13が設け
られている。
用型田植機で説明する。1は乗用走行車体で、エンジン
2が搭載されたフレ−ム3の前側にフロントミッション
ケ−ス4を、後側にリヤ−ミッションケ−ス5を設け、
前記フロントミッションケ−ス4には操舵用の駆動前輪
6,6を、また、リヤ−ミッションケ−ス5に一体の左
右側に位置する車輪ケ−ス7,7には駆動後輪8,8を
軸装している。フレ−ム3の上側には搭乗台9を張設し
ている。前記搭乗台9の前側左右中央には操縦機枠10
を設け、その上側にステアリングポストを介して操縦ハ
ンドル11が設けられている。その操縦ハンドル11の
後方側に前記エンジン2が配置されているが、このエン
ジン2は搭乗台9の上部を膨らませたカバ−体12で覆
われ、このカバ−体12の上部に、操縦座席13が設け
られている。
【0006】14は支柱で、前記車体1のリヤ−ミッシ
ョンケ−ス5に固着されていて、昇降機構のリンクを取
り付ける構成になっている。このように構成された走行
車体は、平面視では、座席13の左右両側に前側に抜け
る広い搭乗通路(イ)が、また、座席13の後側には左
右に延びる横通路(ロ)が構成されている。尚、後輪
8,8の上部はその横通路(ロ)が上部に膨らみ、不通
になる。
ョンケ−ス5に固着されていて、昇降機構のリンクを取
り付ける構成になっている。このように構成された走行
車体は、平面視では、座席13の左右両側に前側に抜け
る広い搭乗通路(イ)が、また、座席13の後側には左
右に延びる横通路(ロ)が構成されている。尚、後輪
8,8の上部はその横通路(ロ)が上部に膨らみ、不通
になる。
【0007】15は昇降駆動機構で、上リンク杆16、
下リンク杆17、後部リンク枠18及び油圧シリンダ−
装置19からなり、前記支柱14に上下リンク杆の基部
側を枢着し、先端側を後部リンク枠18で連結させ、上
リンク杆16と前記車体のフレ−ム3との間に、油圧シ
リンダ−装置19を設けたものである。20は田植機で
あり、前記昇降駆動機構15を介して装着されている。
この田植機は、機枠兼用の伝動ケ−ス21の上部に左右
横移動するよう苗載置台22を装着し、後方部分に前記
苗載置台22から苗を分割して水田に移植する移植装置
23が設けられている。
下リンク杆17、後部リンク枠18及び油圧シリンダ−
装置19からなり、前記支柱14に上下リンク杆の基部
側を枢着し、先端側を後部リンク枠18で連結させ、上
リンク杆16と前記車体のフレ−ム3との間に、油圧シ
リンダ−装置19を設けたものである。20は田植機で
あり、前記昇降駆動機構15を介して装着されている。
この田植機は、機枠兼用の伝動ケ−ス21の上部に左右
横移動するよう苗載置台22を装着し、後方部分に前記
苗載置台22から苗を分割して水田に移植する移植装置
23が設けられている。
【0008】尚、前記昇降駆動機構15の後部リンク枠
18に田植機20を装着するにあたっては、左右に回動
できるようロ−リング機構24を介在して装着し、田植
機20が左右の傾きに順応できるようにしている。そし
て、前記伝動ケ−ス21には、田植機20の荷重の一部
を水田表土面で支持すると共に移植部分の水田表土を整
地するフロ−ト25,26,26が装着されている。即
ち、25がセンタ−フロ−ト,26がサイドフロ−トで
あり、左右に所定の泥水排土間隔が設けられ、このうち
のセンタ−フロ−ト25の前側と前記油圧シリンダ−装
置19の作動を制御する切替弁27とを連動させて、フ
ロ−トの上下の動きで田植機20を自動的に昇降制御な
らしめる構成としている。更に、作用を説明すると、セ
ンタ−フロ−ト25に加わる接地圧力の変動で田植機2
0を昇降制御ならしめ、接地圧が高くなると田植機20
を上昇し、逆に、接地圧が低くなると田植機20を下降
して水田表土面から田植機20を常に一定範囲内に保持
して移植深さを均一に制御ならしめるようにしている。
18に田植機20を装着するにあたっては、左右に回動
できるようロ−リング機構24を介在して装着し、田植
機20が左右の傾きに順応できるようにしている。そし
て、前記伝動ケ−ス21には、田植機20の荷重の一部
を水田表土面で支持すると共に移植部分の水田表土を整
地するフロ−ト25,26,26が装着されている。即
ち、25がセンタ−フロ−ト,26がサイドフロ−トで
あり、左右に所定の泥水排土間隔が設けられ、このうち
のセンタ−フロ−ト25の前側と前記油圧シリンダ−装
置19の作動を制御する切替弁27とを連動させて、フ
ロ−トの上下の動きで田植機20を自動的に昇降制御な
らしめる構成としている。更に、作用を説明すると、セ
ンタ−フロ−ト25に加わる接地圧力の変動で田植機2
0を昇降制御ならしめ、接地圧が高くなると田植機20
を上昇し、逆に、接地圧が低くなると田植機20を下降
して水田表土面から田植機20を常に一定範囲内に保持
して移植深さを均一に制御ならしめるようにしている。
【0009】上記実施例の田植機20の苗載置台22に
苗を補給するにあたっては、育苗箱Pで育てた土付きの
マット苗Aを該箱Pから掬い出して、そのまま補給する
形態だ採用される。そこで、この掬い出し体を苗補給具
28とすれば、次の形態にする。即ち、把持部28aか
らマット苗端を受けるストッパ−段部28bと板状面か
らなる掬い部28cとからなり、この裏面には後述する
案内レ−ルに係合して前後にずれないようにするストッ
パ−突起体a,b,cを一体的に設けている。そして、
この苗補給具28は、合成樹脂材で普通は構成する。
苗を補給するにあたっては、育苗箱Pで育てた土付きの
マット苗Aを該箱Pから掬い出して、そのまま補給する
形態だ採用される。そこで、この掬い出し体を苗補給具
28とすれば、次の形態にする。即ち、把持部28aか
らマット苗端を受けるストッパ−段部28bと板状面か
らなる掬い部28cとからなり、この裏面には後述する
案内レ−ルに係合して前後にずれないようにするストッ
パ−突起体a,b,cを一体的に設けている。そして、
この苗補給具28は、合成樹脂材で普通は構成する。
【0010】29は苗補給受止枠で、前記支柱14を別
の形態に変えて、その上端側に支架している。その架設
手段の一例を詳しく説明すると、前記フレ−ム3及びリ
ヤ−ミッションケ−ス5から左右及び前後に所定間隔離
して筒状支柱30a,30b,31a,31bを立設
し、この各筒状支柱内に上部から嵌合して上下摺動自在
な可動支柱32a,32b,33a,33bを設け、こ
んお各可動支柱の上端に左右横方向に延びる板状ベ−ス
34を取り付けている。そして、このベ−ス34に前記
苗補給具28の裏面に突出する突起体a,b,cを係止
して前後に該補給具28がずれるのを防止する左右に延
びる凸状案内レ−ル35,36を固着している。また、
更に、この凸状案内レ−ル35,36に外周から嵌合し
て左右に移動自在な可動凸状案内レ−ル37,38を有
した移動ベ−ス39を設けている。そして、この移動ベ
−ス39は、前記板状ベ−ス34に対して左右側に2個
設けている。尚、この移動ベ−ス39は、左側へ移動し
て固定の板状ベ−ス34から左へ喰み出させたり、逆に
右側へ移動して固定の板状ベ−ス34から右へ喰み出さ
せたりする構成でもよく、このようにすると単一の移動
ベ−ス39で十分機能させることができる。
の形態に変えて、その上端側に支架している。その架設
手段の一例を詳しく説明すると、前記フレ−ム3及びリ
ヤ−ミッションケ−ス5から左右及び前後に所定間隔離
して筒状支柱30a,30b,31a,31bを立設
し、この各筒状支柱内に上部から嵌合して上下摺動自在
な可動支柱32a,32b,33a,33bを設け、こ
んお各可動支柱の上端に左右横方向に延びる板状ベ−ス
34を取り付けている。そして、このベ−ス34に前記
苗補給具28の裏面に突出する突起体a,b,cを係止
して前後に該補給具28がずれるのを防止する左右に延
びる凸状案内レ−ル35,36を固着している。また、
更に、この凸状案内レ−ル35,36に外周から嵌合し
て左右に移動自在な可動凸状案内レ−ル37,38を有
した移動ベ−ス39を設けている。そして、この移動ベ
−ス39は、前記板状ベ−ス34に対して左右側に2個
設けている。尚、この移動ベ−ス39は、左側へ移動し
て固定の板状ベ−ス34から左へ喰み出させたり、逆に
右側へ移動して固定の板状ベ−ス34から右へ喰み出さ
せたりする構成でもよく、このようにすると単一の移動
ベ−ス39で十分機能させることができる。
【0011】そして、この移動ベ−ス39の可動凸状案
内レ−ル37,38においても、前記苗補給具28の突
起体a,b,cを係合でき、凸状案内レ−ル35,36
と可動凸状案内レ−ル37,38とは板厚の段差があっ
ても、係止案内する機能には何ら差し支えがない。40
は昇降装置で、図例では前記固定側の支柱30,31を
連結した連結枠41と前記ベ−ス34との間に油圧シリ
ンダ−装置40aを介在させて、このシリンダ−装置4
0aの作動により板状ベ−ス34を昇降調節可能にして
いる。このようにして、載置された補給具28を上下調
節自在に設けている。
内レ−ル37,38においても、前記苗補給具28の突
起体a,b,cを係合でき、凸状案内レ−ル35,36
と可動凸状案内レ−ル37,38とは板厚の段差があっ
ても、係止案内する機能には何ら差し支えがない。40
は昇降装置で、図例では前記固定側の支柱30,31を
連結した連結枠41と前記ベ−ス34との間に油圧シリ
ンダ−装置40aを介在させて、このシリンダ−装置4
0aの作動により板状ベ−ス34を昇降調節可能にして
いる。このようにして、載置された補給具28を上下調
節自在に設けている。
【0012】第5図において、油圧回路を示すが、ポン
プ42から分流弁43で作動油の回路を2分させ、その
一方で前記切替弁27を介して油圧シリンダ−装置19
を作動する構成となし、他方からは、油圧切替弁44を
介して油圧シリンダ−装置40aを作動するように構成
している。45はその操作レバ−を示す。次に、上例の
作用につき詳述すれば、この乗用型田植機を圃場に乗り
入れて田植作業を行い、旋回時の畦際時点で予備苗を補
給具共々ベ−ス39の上部に第2図の仮想線で示した状
態に載置させる場合、即ち、先の補給具28に載せられ
た苗を作業途中で田植機20側の苗載置台22へ補給し
てベ−ス39上には予備苗が載置されていない状態で旋
回する時に予備苗を補給する場合である。
プ42から分流弁43で作動油の回路を2分させ、その
一方で前記切替弁27を介して油圧シリンダ−装置19
を作動する構成となし、他方からは、油圧切替弁44を
介して油圧シリンダ−装置40aを作動するように構成
している。45はその操作レバ−を示す。次に、上例の
作用につき詳述すれば、この乗用型田植機を圃場に乗り
入れて田植作業を行い、旋回時の畦際時点で予備苗を補
給具共々ベ−ス39の上部に第2図の仮想線で示した状
態に載置させる場合、即ち、先の補給具28に載せられ
た苗を作業途中で田植機20側の苗載置台22へ補給し
てベ−ス39上には予備苗が載置されていない状態で旋
回する時に予備苗を補給する場合である。
【0013】この補給にあたっては、圃場に沿う道路上
に、前記突状案内レ−ル35,36と同じ大きさ及び間
隔で構成して前記補給具28を載置して底面側で係止し
た状態で左右移動自由にした案内レ−ル45,46を有
するレ−ル支持枠47を、適宜運搬車Bの車体48に立
設の支柱枠49にハンドル52a,52bでピニオン5
1を回転操作することによりラック50を介して昇降可
能に構成した予備苗運搬車を用意する。
に、前記突状案内レ−ル35,36と同じ大きさ及び間
隔で構成して前記補給具28を載置して底面側で係止し
た状態で左右移動自由にした案内レ−ル45,46を有
するレ−ル支持枠47を、適宜運搬車Bの車体48に立
設の支柱枠49にハンドル52a,52bでピニオン5
1を回転操作することによりラック50を介して昇降可
能に構成した予備苗運搬車を用意する。
【0014】そして、この運搬車Bの案内レ−ル45,
46に、育苗箱Pで育てた土付きのマット苗Aを苗補給
具28で掬い出して、そのまま走行車体1の案内レ−ル
に載置係合させた状態と同様に載置ならしめ、畦際の道
路R上を運搬する。そして、先に述べた苗補給が必要な
時の旋回時に乗用型田植機が道路Rに平行になったと
き、走行停止させて、第8図の通り走行車体1側の案内
レ−ル35,36に嵌合させた延長用の可動凸状案内レ
−ル37,38を道路側へ引出し、セットピンdで機体
側へ引っ込まないようにセットした後、運搬車B側の案
内レ−ル45,46の圃場側外端部を前記案内レ−ル3
7,38に合致させる。
46に、育苗箱Pで育てた土付きのマット苗Aを苗補給
具28で掬い出して、そのまま走行車体1の案内レ−ル
に載置係合させた状態と同様に載置ならしめ、畦際の道
路R上を運搬する。そして、先に述べた苗補給が必要な
時の旋回時に乗用型田植機が道路Rに平行になったと
き、走行停止させて、第8図の通り走行車体1側の案内
レ−ル35,36に嵌合させた延長用の可動凸状案内レ
−ル37,38を道路側へ引出し、セットピンdで機体
側へ引っ込まないようにセットした後、運搬車B側の案
内レ−ル45,46の圃場側外端部を前記案内レ−ル3
7,38に合致させる。
【0015】この合致に際しては、運搬車側のレ−ル支
持枠47の高さ調節及び板状ベ−ス34を油圧シリンダ
−装置40aで上下調節すればよい。このようにして、
案内レ−ル45,46と案内レ−ル37,38が前後及
び上下が一致した状態でマット苗Aを苗補給具28ごと
乗用田植機側へ押し込むと運搬車B側に搭載の苗が簡単
に田植機側の苗補給受止枠29へ移される。また、延長
した案内レ−ル37,38上のマット苗Aは、更に中央
の固定の案内レ−ル35,36へ移動される。
持枠47の高さ調節及び板状ベ−ス34を油圧シリンダ
−装置40aで上下調節すればよい。このようにして、
案内レ−ル45,46と案内レ−ル37,38が前後及
び上下が一致した状態でマット苗Aを苗補給具28ごと
乗用田植機側へ押し込むと運搬車B側に搭載の苗が簡単
に田植機側の苗補給受止枠29へ移される。また、延長
した案内レ−ル37,38上のマット苗Aは、更に中央
の固定の案内レ−ル35,36へ移動される。
【0016】第9図で示した別の実施例は、苗補給受止
枠29aを、走行車体1側の搭乗台9の左右外端部上方
に前後方向に向けて配設させ、搭乗台9上での歩行に邪
魔にならない構成としたものである。このような実施態
様においては、機体の前側から苗補給具28に搭載のマ
ット苗Aを補給することになる。第10図で示した実施
例では、苗補給受止枠29cを、車体1側に設けた油圧
シリンダ−装置40bによって昇降可能な枠体51に軸
承の前後、及び左右に設けた転動輪52,52に支持さ
れて移動可能に構成したものである。そして、この受止
枠29cを先端側に固着のハンドル53で容易に移動操
作可能にしている。また、受止枠29cのレ−ル部分の
裏面にはラック54を設け、このラック54に係脱可能
なロック爪55を受止枠29c側部材に軸受け回動なら
しめ、これを前記ハンドル53側に設けたレバ−56に
ロッド57を介して連結する。このように構成しておけ
ば、苗補給受止枠29cをレバ−56を握ってロック爪
55の係合状態を外して簡単に移動でき、レバ−56の
握りを開放させるとその位置で移動ロック状態にするこ
とができ、便利である。尚、このロック爪55の係脱操
作を、操縦座席13まわりの任意の位置に設けたペダル
58で行える構成にすればより便利になる。
枠29aを、走行車体1側の搭乗台9の左右外端部上方
に前後方向に向けて配設させ、搭乗台9上での歩行に邪
魔にならない構成としたものである。このような実施態
様においては、機体の前側から苗補給具28に搭載のマ
ット苗Aを補給することになる。第10図で示した実施
例では、苗補給受止枠29cを、車体1側に設けた油圧
シリンダ−装置40bによって昇降可能な枠体51に軸
承の前後、及び左右に設けた転動輪52,52に支持さ
れて移動可能に構成したものである。そして、この受止
枠29cを先端側に固着のハンドル53で容易に移動操
作可能にしている。また、受止枠29cのレ−ル部分の
裏面にはラック54を設け、このラック54に係脱可能
なロック爪55を受止枠29c側部材に軸受け回動なら
しめ、これを前記ハンドル53側に設けたレバ−56に
ロッド57を介して連結する。このように構成しておけ
ば、苗補給受止枠29cをレバ−56を握ってロック爪
55の係合状態を外して簡単に移動でき、レバ−56の
握りを開放させるとその位置で移動ロック状態にするこ
とができ、便利である。尚、このロック爪55の係脱操
作を、操縦座席13まわりの任意の位置に設けたペダル
58で行える構成にすればより便利になる。
【0017】第13図の実施例は、操縦座席13の後部
に配設の施肥機用のホッパ−59の上部に苗補給受止枠
29を配設ならしめる場合において、ホッパ−59の上
面側蓋体59aの開閉を該苗補給受止枠29が邪魔しな
いように蓋の上面には補強板60を除去している。即
ち、補強板60はホッパ−59の位置する部分には設け
ないで他の部分に構成している。また、座席13の背も
たれ部13aの上端と前記ホッパ−59の上面との高さ
関係を、図示のとおりホッパ−59側を高く構成して肥
料の供給及び苗補給を容易にしている。
に配設の施肥機用のホッパ−59の上部に苗補給受止枠
29を配設ならしめる場合において、ホッパ−59の上
面側蓋体59aの開閉を該苗補給受止枠29が邪魔しな
いように蓋の上面には補強板60を除去している。即
ち、補強板60はホッパ−59の位置する部分には設け
ないで他の部分に構成している。また、座席13の背も
たれ部13aの上端と前記ホッパ−59の上面との高さ
関係を、図示のとおりホッパ−59側を高く構成して肥
料の供給及び苗補給を容易にしている。
【0018】第14図においては、苗補給受止枠29d
を、育苗用の苗箱Pがそのまま搭載可能な構成の箱状に
設け、更に、苗補給具28がこの受止枠29dの前後壁
の上面部分で係止されて移動可能に構成している。ま
た、苗補給具28の裏面側には下方に向けて大きく突出
した突起61を設け、苗補給時に苗補給受止枠29dの
後方壁(ニ)に係合するように構成すれば、図示の通り
苗補給具28を後方下方へ傾けて苗補給作業を行うとき
に便利である。
を、育苗用の苗箱Pがそのまま搭載可能な構成の箱状に
設け、更に、苗補給具28がこの受止枠29dの前後壁
の上面部分で係止されて移動可能に構成している。ま
た、苗補給具28の裏面側には下方に向けて大きく突出
した突起61を設け、苗補給時に苗補給受止枠29dの
後方壁(ニ)に係合するように構成すれば、図示の通り
苗補給具28を後方下方へ傾けて苗補給作業を行うとき
に便利である。
【0019】
【発明の作用効果】この発明によれば、乗用型田植機の
走行車体側に装備する苗補給受止枠が、搭乗台の通路に
邪魔にならない位置で、上下設定できるように構成され
ているから、圃場のまわりに沿う道路側から操縦者自身
が道路に降りて、道路側に用意した予備苗を楽に苗補給
受止枠上に載置させることができる。
走行車体側に装備する苗補給受止枠が、搭乗台の通路に
邪魔にならない位置で、上下設定できるように構成され
ているから、圃場のまわりに沿う道路側から操縦者自身
が道路に降りて、道路側に用意した予備苗を楽に苗補給
受止枠上に載置させることができる。
【図1】側面図
【図2】要部の斜面図
【図3】要部の側面図
【図4】要部の平面図
【図5】油圧回路図
【図6】要部の斜面図
【図7】要部の斜面図
【図8】作用説明ようの背面図
【図9】別例の要部の平面図
【図10】別例の要部の斜面図
【図11】要部の背断面図
【図12】要部の機構説明用の斜面図
【図13】要部の側面図
【図14】要部の側面図
1 乗用走行車体 15 昇降駆動機構 20 田植機 28 苗補給具 29 苗補給受止枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 裕之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 山崎 仁史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 野村 勝 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 大内 建之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項1】 乗用走行車体1に田植機20を昇降駆動
機構15を介して装着する乗用型農作業機において、こ
の走行車体側の搭乗通路を塞がない走行車体部分に、予
備苗を載置した苗補給具28を受けて係止する係止部材
とこの係止分材による係止保持状態のままで当該苗補給
具28を移動可能な案内レ−ルを設けた移動方向に長く
て多数個の苗補給具28を載置可能な苗補給受止枠29
を、上下移動設定自在で、且つ、前記案内レ−ルの方向
に移動可能に設けたことを特徴とする乗用型農作業機の
予備苗補給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24262093A JP3440507B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 乗用型苗植機の予備苗補給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24262093A JP3440507B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 乗用型苗植機の予備苗補給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0795803A true JPH0795803A (ja) | 1995-04-11 |
JP3440507B2 JP3440507B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=17091771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24262093A Expired - Fee Related JP3440507B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 乗用型苗植機の予備苗補給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3440507B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002165506A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Iseki & Co Ltd | 苗移植機 |
CN115067038A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-09-20 | 广西大学 | 宿根蔗苗精准补种总成装置 |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP24262093A patent/JP3440507B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002165506A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Iseki & Co Ltd | 苗移植機 |
CN115067038A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-09-20 | 广西大学 | 宿根蔗苗精准补种总成装置 |
CN115067038B (zh) * | 2022-05-31 | 2023-12-05 | 广西大学 | 宿根蔗苗精准补种总成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3440507B2 (ja) | 2003-08-25 |
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