JPH0794872A - 多層プリント配線板の位置ずれ検出パターン - Google Patents
多層プリント配線板の位置ずれ検出パターンInfo
- Publication number
- JPH0794872A JPH0794872A JP23305893A JP23305893A JPH0794872A JP H0794872 A JPH0794872 A JP H0794872A JP 23305893 A JP23305893 A JP 23305893A JP 23305893 A JP23305893 A JP 23305893A JP H0794872 A JPH0794872 A JP H0794872A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring board
- printed wiring
- lands
- multilayer printed
- divided
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は多層プリント配線板の位置ずれ検出パ
ターンに関し、内層の位置ずれを容易に検出できるよう
にすることを目的とする。 【構成】特定形状の分割ランド8A,8B,8C,8D
を多層プリント配線板2の各内層にそれぞれ形成し、こ
れら分割ランドにそれぞれ導通する試験用ランド10
A,10B,10C,10Dを多層プリント配線板2の
表層に形成して構成する。
ターンに関し、内層の位置ずれを容易に検出できるよう
にすることを目的とする。 【構成】特定形状の分割ランド8A,8B,8C,8D
を多層プリント配線板2の各内層にそれぞれ形成し、こ
れら分割ランドにそれぞれ導通する試験用ランド10
A,10B,10C,10Dを多層プリント配線板2の
表層に形成して構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層プリント配線板の
各層の位置ずれを検出するために使用される位置ずれ検
出パターンに関する。
各層の位置ずれを検出するために使用される位置ずれ検
出パターンに関する。
【0002】近年、プリント配線板が実装される電子機
器の高密度実装化に応えるために、多層プリント配線板
が広く採用されている。多層プリント配線板において
は、スルホールと内層パターンとの相対的位置関係が直
接的に断線等の不良を生じさせるので、多層プリント配
線板における各層の位置ずれを容易に検査できることが
望ましい。
器の高密度実装化に応えるために、多層プリント配線板
が広く採用されている。多層プリント配線板において
は、スルホールと内層パターンとの相対的位置関係が直
接的に断線等の不良を生じさせるので、多層プリント配
線板における各層の位置ずれを容易に検査できることが
望ましい。
【0003】
【従来の技術】従来、多層プリント配線板における各層
の位置ずれを検査するために、各層における内層パター
ンとスルホールとの位置関係をX線により透視して行う
方法が知られている。
の位置ずれを検査するために、各層における内層パター
ンとスルホールとの位置関係をX線により透視して行う
方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術により多層プリント配線板の各層の位置ずれを全数検
査する場合、膨大な検査工数が必要になるという問題が
あった。
術により多層プリント配線板の各層の位置ずれを全数検
査する場合、膨大な検査工数が必要になるという問題が
あった。
【0005】よって、本発明の目的は、多層プリント配
線板の各層の位置ずれを容易に検査できるようにするこ
とにある。
線板の各層の位置ずれを容易に検査できるようにするこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、ランド
を該ランドに対応するスルホールの円周方向に複数に分
割してなる形状を有する分割ランドを、多層プリント配
線板の各内層にそれぞれ形成し、上記分割ランドにそれ
ぞれ導通する試験用ランドを上記多層プリント配線板の
表層に形成してなる多層プリント配線板の位置ずれ検出
パターンが提供される。
を該ランドに対応するスルホールの円周方向に複数に分
割してなる形状を有する分割ランドを、多層プリント配
線板の各内層にそれぞれ形成し、上記分割ランドにそれ
ぞれ導通する試験用ランドを上記多層プリント配線板の
表層に形成してなる多層プリント配線板の位置ずれ検出
パターンが提供される。
【0007】
【作用】本発明においては、多層プリント配線板の各内
層に対応して分割ランドを形成し、これら分割ランドに
それぞれ導通する試験用ランドを多層プリント配線板の
表層に形成しているので、スルホールに対する分割ラン
ドの位置ずれを電気的に容易に検査することができるよ
うになる。
層に対応して分割ランドを形成し、これら分割ランドに
それぞれ導通する試験用ランドを多層プリント配線板の
表層に形成しているので、スルホールに対する分割ラン
ドの位置ずれを電気的に容易に検査することができるよ
うになる。
【0008】即ち、分割ランドがスルホールに対して位
置ずれしていれば、その分割ランドに対応する試験用ラ
ンドとスルホールのランドとの間の導通が遮断されるの
で、その分割ランドが形成されている内層に位置ずれが
生じていることがわかるのである。
置ずれしていれば、その分割ランドに対応する試験用ラ
ンドとスルホールのランドとの間の導通が遮断されるの
で、その分割ランドが形成されている内層に位置ずれが
生じていることがわかるのである。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に沿って説明
する。図1は本発明の実施例を示す多層プリント配線板
の平面図、図2は図1の多層プリント配線板の断面図で
ある。
する。図1は本発明の実施例を示す多層プリント配線板
の平面図、図2は図1の多層プリント配線板の断面図で
ある。
【0010】この例では、多層プリント配線板2は、そ
の表面及び裏面を含めて6層構造を有している。多層プ
リント配線板2の各内層には、スルホール4のランド6
をその円周方向に複数に分割してなる形状を有する分割
ランド8A,8B,8C及び8Dが内層積層方向にこの
順にそれぞれ形成されている。
の表面及び裏面を含めて6層構造を有している。多層プ
リント配線板2の各内層には、スルホール4のランド6
をその円周方向に複数に分割してなる形状を有する分割
ランド8A,8B,8C及び8Dが内層積層方向にこの
順にそれぞれ形成されている。
【0011】スルホール4の近傍には、内層数に対応し
た数(この例では4つ)の試験用ランド10A,10
B,10C及び10Dが並んで形成されている。分割ラ
ンド8Aは試験用ランド10Cに、分割ランド8Bは試
験用ランド10Aに、分割ランド8Cは試験用ランド1
0Dに、分割ランド8Dは試験用ランド10Bにそれぞ
れ対応する内層に形成された導体パターンにより電気的
に接続されている。
た数(この例では4つ)の試験用ランド10A,10
B,10C及び10Dが並んで形成されている。分割ラ
ンド8Aは試験用ランド10Cに、分割ランド8Bは試
験用ランド10Aに、分割ランド8Cは試験用ランド1
0Dに、分割ランド8Dは試験用ランド10Bにそれぞ
れ対応する内層に形成された導体パターンにより電気的
に接続されている。
【0012】このような構成の位置ずれ検出パターンを
用いると、次のようにして各内層の位置ずれを検査する
ことができる。まず、この多層プリント配線板2の電気
的試験に際して、スルホール4のランド6と各試験用ラ
ンド10A,10B,10C及び10Dとが全て導通状
態にあれば、各内層の位置ずれは許容範囲内にあると判
断される。
用いると、次のようにして各内層の位置ずれを検査する
ことができる。まず、この多層プリント配線板2の電気
的試験に際して、スルホール4のランド6と各試験用ラ
ンド10A,10B,10C及び10Dとが全て導通状
態にあれば、各内層の位置ずれは許容範囲内にあると判
断される。
【0013】いま、例えば、スルホール4のランド6と
試験用ランド10Aとが導通していないことが判明した
場合、分割ランド8Bがスルホール4のランド6と導通
していないことになり、分割ランド8Bに対応する内層
が図1において上方向或いは右方向に位置ずれしている
と判断される。
試験用ランド10Aとが導通していないことが判明した
場合、分割ランド8Bがスルホール4のランド6と導通
していないことになり、分割ランド8Bに対応する内層
が図1において上方向或いは右方向に位置ずれしている
と判断される。
【0014】このように本実施例によると、多層プリン
ト配線板の各内層の位置ずれを電気的に容易に検査する
ことができる。図1及び図2により説明した実施例で
は、既にスルホール4にランド6が形成されているの
で、各分割ランド8A,8B,8C及び8DをX線の透
過により検査することはできない。一般的に、スルホー
ルは、ボール盤を用いて多層プリント配線板に穴明けを
行い、そこにメッキを施すことにより形成されるので、
穴明けを行った直後であれば、X線装置等を用いても各
分割ランドの位置ずれを確認することができる。
ト配線板の各内層の位置ずれを電気的に容易に検査する
ことができる。図1及び図2により説明した実施例で
は、既にスルホール4にランド6が形成されているの
で、各分割ランド8A,8B,8C及び8DをX線の透
過により検査することはできない。一般的に、スルホー
ルは、ボール盤を用いて多層プリント配線板に穴明けを
行い、そこにメッキを施すことにより形成されるので、
穴明けを行った直後であれば、X線装置等を用いても各
分割ランドの位置ずれを確認することができる。
【0015】図3は本発明の他の実施例を示す多層プリ
ント配線板の平面図である。(A)に示される例では、
図1及び図2に示される位置ずれ検出パターン12(分
割ランドと試験用ランドの組)を分散して多層プリント
配線板2の四隅近傍に設けている。こうしておくと、各
位置ずれ検出パターン12におけるスルホール形成時の
穴明け条件を一定にしておくことにより、内層の位置ず
れの方向性、位置ずれの傾向を容易に把握することがで
き、また、ボール盤の加工精度による所謂チドリ、シフ
トずれ等の解析を容易に行うことができる。
ント配線板の平面図である。(A)に示される例では、
図1及び図2に示される位置ずれ検出パターン12(分
割ランドと試験用ランドの組)を分散して多層プリント
配線板2の四隅近傍に設けている。こうしておくと、各
位置ずれ検出パターン12におけるスルホール形成時の
穴明け条件を一定にしておくことにより、内層の位置ず
れの方向性、位置ずれの傾向を容易に把握することがで
き、また、ボール盤の加工精度による所謂チドリ、シフ
トずれ等の解析を容易に行うことができる。
【0016】(B)に示される例では、位置ずれ検出パ
ターン12を多層プリント配線板2上のほぼ一ケ所に集
中して複数(図の例では3組)形成している。この場
合、各位置ずれ検出パターン12に対応する部分におけ
る内層の位置ずれの傾向はほぼ等しいと見なすことがで
きるので、スルホール形成時における穴明け条件の検定
を容易に行うことができる。また、ボール盤のドリル交
換時にそれぞれ各位置ずれ検出パターン12のランドに
ヒットさせることにより、ドリル折れを容易に確認する
ことができ、また、所謂スミヤ等の接続障害の検出が可
能になる。
ターン12を多層プリント配線板2上のほぼ一ケ所に集
中して複数(図の例では3組)形成している。この場
合、各位置ずれ検出パターン12に対応する部分におけ
る内層の位置ずれの傾向はほぼ等しいと見なすことがで
きるので、スルホール形成時における穴明け条件の検定
を容易に行うことができる。また、ボール盤のドリル交
換時にそれぞれ各位置ずれ検出パターン12のランドに
ヒットさせることにより、ドリル折れを容易に確認する
ことができ、また、所謂スミヤ等の接続障害の検出が可
能になる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
多層プリント配線板における内層の位置ずれを容易に検
出することができるようになるという効果が生じる。
多層プリント配線板における内層の位置ずれを容易に検
出することができるようになるという効果が生じる。
【図1】本発明の実施例を示す多層プリント配線板の平
面図である。
面図である。
【図2】図1の多層プリント配線板の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す多層プリント配線板
の平面図である。
の平面図である。
2 多層プリント配線板 4 スルホール 8A,8B,8C,8D 分割ランド 10A,10B,10C,10D 試験用ランド
Claims (3)
- 【請求項1】 ランドを該ランドに対応するスルホール
(4) の円周方向に複数に分割してなる形状を有する分割
ランド(8A,8B,8C,8D) を、多層プリント配線板(2) の各
内層にそれぞれ形成し、 上記分割ランドにそれぞれ導通する試験用ランド(10A,1
0B,10C,10D) を上記多層プリント配線板(2) の表層に形
成したことを特徴とする多層プリント配線板の位置ずれ
検出パターン。 - 【請求項2】 上記分割ランド及び上記試験用ランドの
組が上記多層プリント配線板(2) 上に分散して複数形成
されることを特徴とする請求項1に記載の多層プリント
配線板の位置ずれ検出パターン。 - 【請求項3】 上記分割ランド及び上記試験用ランドの
組が上記多層プリント配線板(2) 上のほぼ一ケ所に集中
して複数形成されることを特徴とする請求項1に記載の
多層プリント配線板の位置ずれ検出パターン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23305893A JPH0794872A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 多層プリント配線板の位置ずれ検出パターン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23305893A JPH0794872A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 多層プリント配線板の位置ずれ検出パターン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0794872A true JPH0794872A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=16949143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23305893A Pending JPH0794872A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 多層プリント配線板の位置ずれ検出パターン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0794872A (ja) |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP23305893A patent/JPH0794872A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080149382A1 (en) | Method of inspecting printed wiring board and printed wiring board | |
US6662441B2 (en) | Method for making multi-layer printed circuit board registration | |
US6091026A (en) | Multi-layer printed circuit board with human detectable layer misregistration, and manufacturing method therefor | |
JP3206635B2 (ja) | 多層印刷配線板 | |
JPH0794872A (ja) | 多層プリント配線板の位置ずれ検出パターン | |
US5231885A (en) | Method for checking multilayer printed wiring board | |
JPH05226846A (ja) | 多層プリント配線板の内層ずれ量チェック方法 | |
JP3651539B2 (ja) | 多層配線基板の製造プロセスの評価方法 | |
JPH09205281A (ja) | 多層プリント配線板の内層回路パターンずれ検査方法 | |
JPH0766517A (ja) | テストクーポンセット | |
KR100575619B1 (ko) | 테스트 패턴 | |
JP4119702B2 (ja) | 多層プリント配線板の検査方法 | |
JP2002252472A (ja) | 層間位置ずれ検知回路を有する積層プリント基板 | |
JPH02125490A (ja) | 印刷配線板 | |
JP2754695B2 (ja) | 多層プリント基板の検査方法 | |
JPH02297996A (ja) | プリント基板の微細スルーホール欠陥検出方法 | |
JP2002198661A (ja) | 多層プリント配線板 | |
JPH07243985A (ja) | プリント配線板の精度確認方法 | |
JP2570174B2 (ja) | 多層プリント配線板 | |
JP2002100845A (ja) | ブラインドビアホール位置ずれ検査用回路パターン | |
JPH067267U (ja) | 印刷配線板 | |
JPH03256398A (ja) | 多層配線基板 | |
JPS63192298A (ja) | 多層プリント基板の整合ずれ検出方法 | |
JP2005085776A (ja) | プリント配線板およびその内層のずれ検出方法 | |
JPH066047A (ja) | 多層印刷配線板の内層ずれ測定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011127 |