JPH0794348A - コイル部品及びその製造方法 - Google Patents
コイル部品及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0794348A JPH0794348A JP5239707A JP23970793A JPH0794348A JP H0794348 A JPH0794348 A JP H0794348A JP 5239707 A JP5239707 A JP 5239707A JP 23970793 A JP23970793 A JP 23970793A JP H0794348 A JPH0794348 A JP H0794348A
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- Japan
- Prior art keywords
- magnetic core
- pair
- lead
- winding
- lead terminals
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数が少なく構造簡単で小型なコイル部
品を得るとともに、該コイル部品においてリード端子と
磁性コアとの位置決め固定を正確且つ容易に行うことが
できる製造方法を得る。 【構成】 リードフレーム2に一体に設けた少なくとも
一対のリード端子71、72の板状固着部8、8が磁性コ
ア1の両鍔部4、4の外側面間の距離に対応する間隔を
隔てて対向するようにリード片9において折曲し、磁性
コア1を少なくとも一対のリード端子71、72の板状固
着部8、8間に挿入して連結片6上に載置し、板状固着
部8を磁性コア1に接着する。そしてリード端子71、
72を帯状片5から切り離して磁性コア1に巻線11を
巻装する。
品を得るとともに、該コイル部品においてリード端子と
磁性コアとの位置決め固定を正確且つ容易に行うことが
できる製造方法を得る。 【構成】 リードフレーム2に一体に設けた少なくとも
一対のリード端子71、72の板状固着部8、8が磁性コ
ア1の両鍔部4、4の外側面間の距離に対応する間隔を
隔てて対向するようにリード片9において折曲し、磁性
コア1を少なくとも一対のリード端子71、72の板状固
着部8、8間に挿入して連結片6上に載置し、板状固着
部8を磁性コア1に接着する。そしてリード端子71、
72を帯状片5から切り離して磁性コア1に巻線11を
巻装する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型チョークコイル、
小型トランスなどに用いられるコイル部品及びその製造
方法に関する。
小型トランスなどに用いられるコイル部品及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、複数のリード端子a
を設けた絶縁基板b上に巻線cを巻装したドラム形磁性
コアdを固着し、巻線cの端末eを前記リード端子aに
からげて半田付けしたコイル部品が知られている。
を設けた絶縁基板b上に巻線cを巻装したドラム形磁性
コアdを固着し、巻線cの端末eを前記リード端子aに
からげて半田付けしたコイル部品が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のコイル部品は、
絶縁基板bが必要であるため部品点数が多く、構成が複
雑であるとともに大型化する欠点がある。本発明は、部
品点数が少なく構造が簡単であり、小型化することがで
きるコイル部品を提供することをその目的とするもので
ある。また、本発明は、該コイル部品の製造が容易なコ
イル部品の製造方法を提供することをその目的とするも
のである。
絶縁基板bが必要であるため部品点数が多く、構成が複
雑であるとともに大型化する欠点がある。本発明は、部
品点数が少なく構造が簡単であり、小型化することがで
きるコイル部品を提供することをその目的とするもので
ある。また、本発明は、該コイル部品の製造が容易なコ
イル部品の製造方法を提供することをその目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、柱状部とその両端に設け
られた鍔部とからなる磁性コアと、該磁性コアの鍔部の
外側面にそれぞれ固着される板状固着部と、該板状固着
部から分岐形成されたリード片及び巻線接続片とから成
る複数のリード端子と、前記磁性コアの柱状部の外周に
捲回されると共に端末が前記リード端子の巻線接続片に
導電接続される巻線とを具備することを特徴とするコイ
ル部品にあり、請求項2記載の発明は、柱状部とその両
端に設けられた鍔部とからなる磁性コアを準備する工程
と、互いに平行な一対の帯状片と、該一対の帯状片を連
結する連結片と、該一対の帯状片から内側に互いに対向
するようにそれぞれ突出形成された少なくとも一対のリ
ード端子とが一体に形成されたリードフレームを準備す
る工程と、該リードフレームの少なくとも一対のリード
端子を、前記磁性コアの両鍔部の外側面間の距離に対応
する間隔を隔てて前記板状固着部が互いに対向するよう
に折曲配置する工程と、対向する少なくとも一対のリー
ド端子の板状固着部間に挿入し前記リードフレームの連
結片上に前記磁性コアを載置する工程と、前記少なくと
も一対のリード端子の少なくとも1つを前記リードフレ
ームの帯状片から切断する工程と、前記磁性コアの柱状
部の外周に巻線を巻装するとともにその両端末をそれぞ
れ前記少なくとも一対のリード端子の巻線接続片に接続
する工程とを有することを特徴とするコイル部品の製造
方法にある。
めに、請求項1記載の発明は、柱状部とその両端に設け
られた鍔部とからなる磁性コアと、該磁性コアの鍔部の
外側面にそれぞれ固着される板状固着部と、該板状固着
部から分岐形成されたリード片及び巻線接続片とから成
る複数のリード端子と、前記磁性コアの柱状部の外周に
捲回されると共に端末が前記リード端子の巻線接続片に
導電接続される巻線とを具備することを特徴とするコイ
ル部品にあり、請求項2記載の発明は、柱状部とその両
端に設けられた鍔部とからなる磁性コアを準備する工程
と、互いに平行な一対の帯状片と、該一対の帯状片を連
結する連結片と、該一対の帯状片から内側に互いに対向
するようにそれぞれ突出形成された少なくとも一対のリ
ード端子とが一体に形成されたリードフレームを準備す
る工程と、該リードフレームの少なくとも一対のリード
端子を、前記磁性コアの両鍔部の外側面間の距離に対応
する間隔を隔てて前記板状固着部が互いに対向するよう
に折曲配置する工程と、対向する少なくとも一対のリー
ド端子の板状固着部間に挿入し前記リードフレームの連
結片上に前記磁性コアを載置する工程と、前記少なくと
も一対のリード端子の少なくとも1つを前記リードフレ
ームの帯状片から切断する工程と、前記磁性コアの柱状
部の外周に巻線を巻装するとともにその両端末をそれぞ
れ前記少なくとも一対のリード端子の巻線接続片に接続
する工程とを有することを特徴とするコイル部品の製造
方法にある。
【0005】
【作用】磁性コアの両鍔部の外側面に、それぞれリード
端子の板状固着部を固着し、該板状固着部に形成された
巻線接続部に磁性コアの柱状部に巻装された巻線の端末
を接続して構成されたコイル部品は、磁性コアと、これ
に巻装された巻線と、リード端子とから成り、部品点数
が少なく、小型である。リードフレームは、その少なく
とも一対のリード端子の一対の板状固着部が磁性コアの
両鍔部の外側面間の距離に対応する間隔を隔てて対向
し、且つ連結片を有するので、磁性コアを少なくとも一
対のリード端子の板状固着部間に挿入するとともに前記
連結片に載せることにより磁性コアに対する少なくとも
一対の板状固着部の位置がきわめて容易に位置決めさ
れ、少なくとも一対の板状固着部に予め接着剤を塗布し
ておけば、リード端子は磁性コアに接着される。巻線
は、少なくとも1個のリード端子を切断して磁性コアに
施される。
端子の板状固着部を固着し、該板状固着部に形成された
巻線接続部に磁性コアの柱状部に巻装された巻線の端末
を接続して構成されたコイル部品は、磁性コアと、これ
に巻装された巻線と、リード端子とから成り、部品点数
が少なく、小型である。リードフレームは、その少なく
とも一対のリード端子の一対の板状固着部が磁性コアの
両鍔部の外側面間の距離に対応する間隔を隔てて対向
し、且つ連結片を有するので、磁性コアを少なくとも一
対のリード端子の板状固着部間に挿入するとともに前記
連結片に載せることにより磁性コアに対する少なくとも
一対の板状固着部の位置がきわめて容易に位置決めさ
れ、少なくとも一対の板状固着部に予め接着剤を塗布し
ておけば、リード端子は磁性コアに接着される。巻線
は、少なくとも1個のリード端子を切断して磁性コアに
施される。
【0006】
【実施例】以下に例えばコモンモード・チョークコイル
に適用された本発明の実施例を図面につき説明する。図
1において、1は磁性コア、2はリードフレームであ
る。磁性コア1は、柱状部3とその両端に設けられた鍔
部4、4から成る。リードフレーム2は、互いに平行な
一対の帯状片5、5と、該一対の帯状片5、5を互いに
連結する連結片6と、該連結片6を挾んでその両側に、
一対の帯状片5、5から内側に延設されたリード端子7
1と71、72と72とが一体に形成されている。この各リ
ード端子7171、7272は板状固着部8とこれから分岐
形成されたリード片9及び巻線接続片10とから成るも
ので、図2に示すように、一対の帯状片5、5から内側
に対向するように延設された一対のリード端子71と
71、72と72は、それぞれ磁性コア1の両鍔部4、4
の外側面間の距離に対応する間隔を隔てて板状固着部
8、8が互いに対向するようにリード片9、9において
直角に折曲形成される。前記連結片6を挾んでその両側
の一対のリード端子71と72は、巻線接続片10、10
がそれぞれ板状固着部8、8からクランク状に折曲され
て外方向に延設され、一対のリード端子71と72の巻線
接続片10と10の端縁間の距離が磁性コア1の鍔部4
の水平方向の長さに対応するようになっている。磁性コ
ア1は、図2に示すリードフレーム2の2対のリード端
子71と71、72と72間に挿入し連結片6上に載置す
る。その際、板状固着部8に接着剤を塗布しておけば、
板状固着部8は、磁性コア1の鍔部4に接着する。
に適用された本発明の実施例を図面につき説明する。図
1において、1は磁性コア、2はリードフレームであ
る。磁性コア1は、柱状部3とその両端に設けられた鍔
部4、4から成る。リードフレーム2は、互いに平行な
一対の帯状片5、5と、該一対の帯状片5、5を互いに
連結する連結片6と、該連結片6を挾んでその両側に、
一対の帯状片5、5から内側に延設されたリード端子7
1と71、72と72とが一体に形成されている。この各リ
ード端子7171、7272は板状固着部8とこれから分岐
形成されたリード片9及び巻線接続片10とから成るも
ので、図2に示すように、一対の帯状片5、5から内側
に対向するように延設された一対のリード端子71と
71、72と72は、それぞれ磁性コア1の両鍔部4、4
の外側面間の距離に対応する間隔を隔てて板状固着部
8、8が互いに対向するようにリード片9、9において
直角に折曲形成される。前記連結片6を挾んでその両側
の一対のリード端子71と72は、巻線接続片10、10
がそれぞれ板状固着部8、8からクランク状に折曲され
て外方向に延設され、一対のリード端子71と72の巻線
接続片10と10の端縁間の距離が磁性コア1の鍔部4
の水平方向の長さに対応するようになっている。磁性コ
ア1は、図2に示すリードフレーム2の2対のリード端
子71と71、72と72間に挿入し連結片6上に載置す
る。その際、板状固着部8に接着剤を塗布しておけば、
板状固着部8は、磁性コア1の鍔部4に接着する。
【0007】次いで、図2に鎖線で示すように、例えば
一側のリード端子71、72を帯状片5との接続部で切断
し、他側のリード端子71、72を帯状片5との接続部に
おいて折曲して磁性コアを立てた後、該磁性コア1に2
本の導線を巻回して巻線11を巻装し、その端末をリー
ド端子71、71、72、72の巻線接続片10に例えばか
らげて半田付けする。そして他側のリード端子71、72
の帯状片5との接続部を切断する。図3は完成した本発
明のコイル部品である。
一側のリード端子71、72を帯状片5との接続部で切断
し、他側のリード端子71、72を帯状片5との接続部に
おいて折曲して磁性コアを立てた後、該磁性コア1に2
本の導線を巻回して巻線11を巻装し、その端末をリー
ド端子71、71、72、72の巻線接続片10に例えばか
らげて半田付けする。そして他側のリード端子71、72
の帯状片5との接続部を切断する。図3は完成した本発
明のコイル部品である。
【0008】尚、前記実施例では、巻線3を巻装すると
き、一方のリード端子71、72を帯状片5から分離して
いるが、両方のリード端子71、72を一対の帯状片5、
5から分離してもよい。また、リード端子は、一対ある
いは三対以上でもよい。
き、一方のリード端子71、72を帯状片5から分離して
いるが、両方のリード端子71、72を一対の帯状片5、
5から分離してもよい。また、リード端子は、一対ある
いは三対以上でもよい。
【0009】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、前述のように構
成されているので、部品点数が少なく構造が簡単で、小
型なコイル部品が得られるという効果を有し、請求項2
記載の発明は、前述のように構成されているので、該コ
イル部品において、リード端子と磁性コアとの位置決め
固定を正確且つ容易に行うことができるという効果を有
する。
成されているので、部品点数が少なく構造が簡単で、小
型なコイル部品が得られるという効果を有し、請求項2
記載の発明は、前述のように構成されているので、該コ
イル部品において、リード端子と磁性コアとの位置決め
固定を正確且つ容易に行うことができるという効果を有
する。
【図1】 (A)及び(B)は、本発明のコイル部品に
用いる磁性コア及びリードフレームの斜視図。
用いる磁性コア及びリードフレームの斜視図。
【図2】 加工された前記リードフレームと磁性コアの
相対関係を示す斜視図
相対関係を示す斜視図
【図3】 本発明コイル部品の一例の斜視図
【図4】 従来のコイル部品の斜視図
1 磁性コア 2 リードフレーム 3 柱状部 4 鍔部 5 帯状片 6 連結片 71、72 リード端子 8 板状固着部 9 リード片 10 巻線接続片
Claims (2)
- 【請求項1】 柱状部とその両端に設けられた鍔部とか
らなる磁性コアと、該磁性コアの鍔部の外側面にそれぞ
れ固着される板状固着部と、該板状固着部から分岐形成
されたリード片及び巻線接続片とから成る複数のリード
端子と、前記磁性コアの柱状部の外周に捲回されると共
に端末が前記リード端子の巻線接続片に導電接続される
巻線とを具備することを特徴とするコイル部品。 - 【請求項2】 柱状部とその両端に設けられた鍔部とか
らなる磁性コアを準備する工程と、互いに平行な一対の
帯状片と、該一対の帯状片を連結する連結片と、該一対
の帯状片から内側に互いに対向するようにそれぞれ突出
形成された少なくとも一対のリード端子とが一体に形成
されたリードフレームを準備する工程と、該リードフレ
ームの少なくとも一対のリード端子を、前記磁性コアの
両鍔部の外側面間の距離に対応する間隔を隔てて前記板
状固着部が互いに対向するように折曲配置する工程と、
対向する少なくとも一対のリード端子の板状固着部間に
挿入し前記リードフレームの連結片上に前記磁性コアを
載置する工程と、前記少なくとも一対のリード端子の少
なくとも1つを前記リードフレームの帯状片から切断す
る工程と、前記磁性コアの柱状部の外周に巻線を巻装す
るとともにその両端末をそれぞれ前記少なくとも一対の
リード端子の巻線接続片に接続する工程とを有すること
を特徴とするコイル部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23970793A JP3220888B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | コイル部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23970793A JP3220888B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | コイル部品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0794348A true JPH0794348A (ja) | 1995-04-07 |
JP3220888B2 JP3220888B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=17048734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23970793A Expired - Fee Related JP3220888B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | コイル部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3220888B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018154858A1 (ja) * | 2017-02-24 | 2018-08-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コモンモードチョークコイルの製造方法 |
JP2019161215A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 株式会社村田製作所 | コイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP23970793A patent/JP3220888B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018154858A1 (ja) * | 2017-02-24 | 2018-08-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コモンモードチョークコイルの製造方法 |
CN110088860A (zh) * | 2017-02-24 | 2019-08-02 | 松下知识产权经营株式会社 | 共模扼流线圈的制造方法 |
JPWO2018154858A1 (ja) * | 2017-02-24 | 2019-12-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コモンモードチョークコイルの製造方法 |
CN110088860B (zh) * | 2017-02-24 | 2021-02-09 | 松下知识产权经营株式会社 | 共模扼流线圈的制造方法 |
JP2019161215A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 株式会社村田製作所 | コイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3220888B2 (ja) | 2001-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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