JPH079429B2 - 人工担体およびその製造方法 - Google Patents

人工担体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH079429B2
JPH079429B2 JP63258004A JP25800488A JPH079429B2 JP H079429 B2 JPH079429 B2 JP H079429B2 JP 63258004 A JP63258004 A JP 63258004A JP 25800488 A JP25800488 A JP 25800488A JP H079429 B2 JPH079429 B2 JP H079429B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
polyamino acid
artificial carrier
carrier
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63258004A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02103470A (ja
Inventor
武徳 平井
博隆 伊原
忠一 平山
春雄 藤田
旨煕 税所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
Original Assignee
Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken filed Critical Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
Priority to JP63258004A priority Critical patent/JPH079429B2/ja
Priority to AT89118879T priority patent/ATE143388T1/de
Priority to EP89118879A priority patent/EP0363921B1/en
Priority to DE68927247T priority patent/DE68927247T2/de
Priority to ES89118879T priority patent/ES2091758T3/es
Priority to CA002000547A priority patent/CA2000547C/en
Priority to US07/420,531 priority patent/US5059542A/en
Publication of JPH02103470A publication Critical patent/JPH02103470A/ja
Publication of JPH079429B2 publication Critical patent/JPH079429B2/ja
Priority to GR960403206T priority patent/GR3021815T3/el
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/1629Organic macromolecular compounds
    • A61K9/1641Organic macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyethylene glycol, poloxamers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/1629Organic macromolecular compounds
    • A61K9/1652Polysaccharides, e.g. alginate, cellulose derivatives; Cyclodextrin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/36Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino acids, polyamines and polycarboxylic acids
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54313Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals the carrier being characterised by its particulate form

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用性 本発明は免疫学的検査、特に、粒子免疫測定法における
担体として有用な新規の人工粒子またはその製造法、並
びにそのような粒子を用いた免疫学的検査試薬に関す
る。
従来技術 一般に、粒子免疫測定法においては、適当な大きさの粒
子を担体としこれに抗原または抗体を感作(吸着または
結合)させ、それぞれに対応する抗体または抗原の存在
によってこの感作された担体が凝集を生ずることを原理
としている。
従来、上記粒子免疫測定法において最も一般的に使用さ
れている担体粒子としては、例えば、ヒツジまたはニワ
トリのような各種動物の赤血球またはポリスチレンラテ
ックス粒子のような人工的に合成された高分子粒子とが
ある。前者の動物血球を担体として用いる方法はいわゆ
る血球凝集反応として古くから行われ、この方法は、対
象とされ得る抗原及び抗体の範囲が広く、例えばマイク
ロタイター法を利用して1〜2時間という短時間のうち
に判定を行うことができる点では優れたものである。し
かしながら、動物の血球はそれ自体が固有の抗原性を有
するのでそのために非特異凝集を生じ易い欠点があり、
しかも、血球は生きている動物等から採取されるもので
あるため、個体間、季節間、その他による特性のバラツ
キが大きく、一定品質の血球を得ることが難しい。さら
にまた、血球の大きさは動物の種類によりそれぞれ一定
しているという利点はあるが、反面それが目的に応じた
任意の大きさの粒子を得ることができない欠点となって
いる。
一方、ポリスチレンラテックス等の合成高分子粒子は一
般に0.1〜1μm程度の粒径を有し特にラテックス凝集
反応用の担体として有用であり、それ自体が抗原性を有
しない点及び均質のものを大量に安定して入手し得る点
で優れている。しかしながら、従来の合成高分子物質の
粒子より成る担体は、高い感度を得ると共に定量的な判
定を行うためにマイクロタイター法を利用すると、血球
を担体として用いる場合に比して、沈降に長時間を必要
とし、迅速な判定を行うことができない問題がある。し
かも、免疫反応の媒質として望ましい中性域では自然凝
集即ち非特異凝集を生ずる恐れがある。
また、カオリン、炭末などの天然無機粒子も上記の担体
として有用であるとされているが、抗原または抗体が密
に感作されにくいことおよび一定の大きさの粒子を選出
することが困難であること等の欠点を有し極めて限られ
た範囲でしか使用されていない。
さらに、最近、ゼラチン、水溶性多糖類、およびポリメ
タリン酸ナトリウムを含み、アルデヒド系架橋剤により
架橋された不溶化粒状人工担体が開発され(特開昭57-1
53658号、特開昭57-160465号等)、いわゆるゼラチン担
体粒子として動物血球に代るものとして実用化され使用
されている。この人工担体は、上記の特許公報の記載に
よれば、免疫凝集反応用の担体としては従来最も優れて
いるとされていた動物赤血球と同等な性能を有し、さら
に化学的、物理的に均質かつ安定であり、抗原活性がな
く任意の粒径のものを容易に大量生産できるとしてい
る。
しかしながら、ゼラチンは天然蛋白質物質でありその原
料由来によっては性状も異なり、必ずしも均質な粒子が
得られるとは限らない。しかも、最近の臨床検査の分野
における迅速化、自動化傾向に伴い、凝集反応検査にお
いても、動物赤血球またはゼラチン粒子以上の迅速な判
定時間が望まれている。
本発明は、造粒方法としては上記ゼラチン粒子と同じコ
アセルベーション法を用いるが、天然物質ではなく合成
物であるポリアミノ酸から出発し、より均質で安定であ
りさらにより速い判定時間が得られる担体粒子を提供せ
んとするものである。
合成ポリアミノ酸を抗原−抗体反応用担体粒子として使
用することは従来技術において示唆されている。例え
ば、特開昭55-94636号公報はコアセルベーションマイク
ロカプセル化技術を用いた抗原−抗体反応用マイクロカ
プセルに関するもので、そのカプセル壁材の1つとして
ポリアミノ酸樹脂を使用できるとしている(同公報第5
項下から2行目)。しかしながら、この従来技術は、実
質上、油状物質を芯材としたゼラチン−アラビアゴム系
カプセル粒子を開示しているのであり、ポリアミノ酸に
関してどのようなポリアミノ酸をどのような条件でどの
ようにしてカプセル粒子を調製するのか全く具体的に開
示していない。事実、本発明者等の実験によれば、単な
る市販のポリアミノ酸(例えば、ポリ−L−グルタミン
酸)を一成分として用いて通常のコアセルベーション条
件により粒状物を得ることは極めて難しいことを見い出
している。
さらに、特開昭62-1728号公報はポリアミノ酸球状粒子
とその製造方法を開示しており、その用途の1つとして
生体反応用ラテックスがあることを示唆している。しか
しながら、この公報記載の球状体は疎水性ポリアミノ酸
を有機媒体中に溶解し、得られた溶液を非溶媒である水
溶媒体中に分散させて得ているものであり、本質的に疎
水性の粒子であり、前述のポリスチレンラテックス同様
の欠点を有する。しかも、この従来の方法で得られる球
状体は、各実施例でも明らかなように、一般に、40〜75
μmあるいは75〜200μm程度の大きめの粒子であり、
ふるい分けして10μm以下の粒子を得たとしても、この
小粒子は形状がくずれ真球状でなく、また抗原または抗
体の感作も十分でないことを確認している。
発明の目的 本発明は前述した如き従来の粒子免疫測定法用担体粒子
の欠点を克服した改良された人工担体、特に、化学的、
物理的に均質でありかつマイクロプレート凝集反応法の
如き測定法においてより短時間で判定できるような担体
を提供することを目的とする。
発明の内容 本発明の上記および他の目的は、遊離のカルボキシル基
とアミノ基を有する合成ポリアミノ酸と水溶性多糖類と
を含む粒状物を相分離法即ちコアセルベーションによっ
て形成し、これをアルデヒド系架橋剤によって不溶化し
て得た人工粒子によって達成される。さらに詳細には、
本発明の人工担体粒子は、後述するような適当な割合で
遊離のカルボキシル基と遊離のアミノ基を有する合成ポ
リアミノ酸を調製し、これと水溶性多糖類との水溶液か
ら通常のコンプレックスコアセルベーション法によって
微細液滴(コアセルベート)を生成しこれを不溶化する
ことによって取得できる。その際、原料ポリアミノ酸中
のカルボキシル基とアミノ基の割合、ポリアミノ酸と水
溶性多糖類の混合比、およびコアセルベーションプロセ
スパラメーター特にpH条件等を適宜調整することによっ
て、所望に応じた粒度および感作性等を有する担体粒子
が得られる。
本発明で使用する遊離のカルボキシル基およびアミノ基
を有する合成ポリアミノ酸は、当該技術において公知の
種々の方法によって得ることができるが、一般的には、
次の3つの方法によるのが有利である。原料として使用
するポリアミノ酸およびその調整法は周知であり、目的
に応じた種々のポリマーおよび調製法が利用されてい
る。
(1)次式: で示される酸性ポリアミノ酸へのアミノ基の導入: 第1図の反応式で示すように、2価以上のポリアミンま
たはアミノアルコールを用いてのCOOX基へのアミノ基の
導入である。図中の反応式中の注〜は次の意味を有
する。
Xは一般に保護基を示し、通常はメチル、エチル、
ベンジル基を示す。
便宜上、2価の脂肪族アミン(m=2、3、4、
6、・・・)で示したが、本発明のアミノ基を導入すると
いう目的を達成し得るものであれば、フェニレンジアミ
ン等の芳香族ジアミン、3価以上のポリアミン等も使用
できる。
保護基除去のための加水分解、通常NaOH、KOH等の
アルカリを用いる。
P=0または1、他に 等も使用できる。
上記同様、脂肪族アミノアルコール(m=2、
3、4、6、・・・)を示しているが、同様に芳香族ア
ミノアルコール等も使用できる。
P−トルエンスルホン酸、HCl等 (2)次式: で示される塩基性ポリアミノ酸へのCOOH基の導入: 第2図に示すような反応式により酸無水物を用いてNH2
基にCOOH基を導入する。図中の注〜は次のとおりで
ある。
脱保護基以後を示す。通常塩基性ポリアミノ酸中の
NH2基は、合成中、カルボベンゾキシ(Cbz)、P−クロ
ルカルボキシベンゾキシ(CIz)等で保護されている。
脱保護基は常法により行い得る。
前記(1)の注に同じ (3)酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸の共重合: 第3図に示すような反応式による。1例としてグルタミ
ン酸とリジンの共重合を示しているが、他の場合も全く
同様な手順によって行い得る。
上記方法(1)、(2)および(3)における各工程の
諸プロセスパラメーターは当該技術において周知であり
各種の成書に記載されている。例えば、方法(1)にお
けるアミノ基の導入はアミノ化剤としてエチレンアジミ
ン、ヘキサメチレンジアミン等を用いた場合、ポリマー
(市販のものを使用できる)に対し所望割合のジアミン
を加え、これを水中好ましくは蒸留水中で20分〜2時
間、昇温下、例えば、還流温度下で反応させることを含
み、各加水分解はNaOH等のアルカリの存在下に好ましく
は昇温下に2〜20時間好ましくは5〜15時間で行う。要
するに、これらの方法を用いる利点は、目的物A、
A′、BおよびCの式中に示されるポリマー単位aおよ
びbの割合、即ち、ポリマー中に含まれるCOOH基とNH2
基の割合を、出発ポリマーとアミノ化剤との量比(方法
1)、出発ポリマーと部分カルボキシル化剤の量比(方
法2)または共重合割合(方法3)を適宜変えることに
よって、任意の所望割合とし、それによって最終担体粒
子を調製するための後述する水溶性多糖類とのコアセル
ベーション過程における良好なコアセルベーション形成
性を得ると共に、最終担体の抗原または抗体の種類によ
って異なる感作性等を調整できることである。かくし
て、本発明の出発物質の1つである合成ポリアミノ酸の
遊離のカルボン酸とアミノ酸の比は、即ち、前述の各式
におけるa:bの比は一般に10:90〜90:10好ましくは20:80
〜60:40である。また、これらポリアミノ酸は種々の重
合度(n)を有し得るが、一般的には、n=50〜1500好
ましいのは200〜700の範囲である。
本発明の担体粒子用のもう1つの出発物質である水溶性
多糖類は、通常のコアセルベーション造粒法においてポ
リアニオンとして使用され得るもの、例えば、アラビア
ゴム、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリ
ウム、寒天、カラゲーナン等があり、好ましいのはアラ
ビアゴムである。これらの水溶性多糖類はいずれも市販
のものを使用できる。
本発明において、上記の遊離カルボキシル基およびアミ
ノ基を有する合成ポリアミノ酸と水溶性多糖類とから目
的の担体粒子を得るには、いわゆるコンプレックスコア
セルベーションの原理を用いる。即ち、上記のポリアミ
ノ酸をポリカチオンとし上記多糖類をポリアニオンとす
る両者のコアセルベート出現濃度範囲の均質水溶液を調
製し、得られた水溶液を攪拌しながらpHを調整してポリ
アミノ酸の等電点以下にすることによってコアセルベー
トを生成し、これを不溶化することによって担体粒子を
得る。さらに詳細には、上記ポリアミノ酸と水溶性多糖
類とを約5:1〜約1:5好ましくは約2:1〜約1:2の混合比
(重量比)で濃度約0.05〜5重量%好ましくは約0.1〜
3.0重量%に水好ましくは蒸留水または脱イオン水中に
溶解して約pH9〜12の溶液を得る。必要ならば、不溶物
をろ過または遠心により除去する。次いで、溶液を室温
または昇温下(20℃〜40℃)にて攪拌しながら塩酸、硫
酸、酢酸のような酸でもってpHを3.0〜9.0の範囲に調整
してコアセルベートを生成させ、これをアルデヒド系化
合物によって架橋し不溶化する。コアセルベートを生成
させるpH範囲は使用するポリアミノ酸のCOOH基/NH2
比、ポリアミノ酸と多糖類の混合比、および目的とする
粒子の大きさによって定まるものである。従って、本発
明によれば、得られる粒子の物性および大きさを任意に
制御でき、例えば、大きい粒子を得るにはpHを低くし小
さい粒子を得るにはpHを高くし、それによってマイクロ
タイタープレート凝集反応用に好適な2〜10μmの粒子
あるいはラテックス凝集反応用に好適な担体の0.1〜1.0
μmの粒子というように任意の大きさのものとすること
ができる。また、得られた粒子は動物血球と同等な電気
二重層を形成しており、これにより粒子の安定な分散並
びに測定時の粒子の良好な凝集が達成される。
本発明において粒子を不溶化するために用いるアルデヒ
ド系架橋剤はこの種のコアセルベートの架橋に用いる通
常のものであり、例えば、グルタルアルデヒド、ホルマ
リン、グリオキサール、クロトンアルデヒド、アクロレ
イン、アセトアルデヒド等があり、好ましいのはグルタ
ルアルデヒドである。これらの架橋剤はコアセルベート
形成後の原料水溶液中に約0.01〜5.0重量%好ましくは
0.1〜2.0重量%で用いる。
さらに、本発明においては、任意成分として、前記合成
ポリアミノ酸の一部をゼラチンのような任意のポリカチ
オン成分で置き換えることができ、また水溶性多糖類の
一部をポリリン酸ナトリウムのような任意のポリアニオ
ンで置き換えることもできる。さらにまた、動物血球そ
の他の適当なコア物質をコアセルベート生成時に存在さ
せてカプセル粒子とすることもできる。この場合、カプ
セル化粒子の表面層(カプセル膜)が、本発明の合成ポ
リアミノ酸と多糖類からなるので、実質的に同等の担体
物質が得られる。
さらにまた、本発明のコアセルベーション造粒時におい
ては、必要に応じて、粒子生成即ちコアセルベート生成
促進のための貧溶媒としてのメタノール、エタノール、
アセトン等の通常の極性有機溶媒を存在させてもよく、
また、生成粒子の分散性を促進するための界面活性剤特
に陰イオンおよびノニオン界面活性剤を存在させてもよ
い。これらの極性溶媒および/または界面活性剤は、そ
れぞれ、目的に応じた有効量で存在させるが、一般的に
は、前者がコアセルベート生成用溶液中で5〜60重量
%、後者が0.005〜0.5重量%も存在させれば十分であ
る。
かくして得られた本発明の担体粒子は実質的に無色であ
るので、着色することが好ましい場合には、通常の任意
の染料、例えば、リアクティブレッド4、リアクティブ
レッド120、リアクティブブルー4、リアクティブレッ
ド5等の反応性染料、ダイレクトオレンジ31、ダイレク
トレッド31、ダイレクトブルー等の直接染料を用いて常
法により着色する。即ち、生成後のポリアミノ酸不溶化
粒子を染料濃度例えば0.01〜3.0%濃度の染料水溶液に
一夜浸漬するか、あるいは粒子生成用原液中に染料をあ
らかじめ添加しておいてもよい。
本発明によって調製した粒子に対して抗原または抗体を
感作するには、従来の動物赤血球に対する感作法を用い
て容易に行い得る。例えば、得られた担体粒子を常法に
よりタンニン酸処理したのち、目的の抗原または抗体を
吸着させる。感作させる抗原または抗体としては測定す
べき抗原または抗体に対応する天然由来または遺伝子組
換え、細胞融合、化学合成等の人為的手段に由来する任
意のものであり得る。
得られた感作担体は、以下の実施例で示すとおり、従来
の動物血球あるいはゼラチン担体と同等以上の性能を有
すると共に、新規な特徴として凝集後の沈降速度が速い
こと、従って、判定時間の短縮が可能であるという大き
な利点をも有している。その理由は明確に説明すること
はできないけれども、本発明の担体粒子は一般に動物血
球またはゼラチン粒子よりも比重が大きく、このことも
一因であるものと思われる。
実施例 以下、本発明およびその特徴を実施例により具体的に説
明する。
実施例1 アミノ基導入ポリグルタミン酸の調製 アジコートA-2000(味の素K.Kより入手、ジクロルエタ
ン中10重量%ポリ−γ−メチル−L−グルタメート溶
液、ポリマー重合度約580)から常法によりメタノール
再沈させ十分に乾燥させて得られたポリ−γ−メチル−
L−グルタメート粉末70gを、コンデンサー、温度計お
よび攪拌器を備えかつエチレンジアミンと蒸留水を表1
の割合で含む2lフラスコに加え、還流温度で約1時間加
熱した。次いで、反応液に2重量%NaOH水溶液350mlを
加え、反応液がほぼ透明になるまで反応させ14gの固形N
aOHを添加した。反応液を直ちに綿布を用いて吸引ろ過
して不溶解物を除去し、さらに、減圧エバポレーターに
より濃縮して水分および残余のエチレンジアミンを除去
し各々約200mlの粘稠物を得た。この粘稠物を約0.7〜1
のエタノールに溶解し、これを2〜3lのエーテル中に
落としてフレーク状析出物を生成させ、吸引ろ過した析
出物を適当量のエタノール−エーテル1:3混合物、適当
量のエーテルの順で十分に洗浄し、減圧乾燥させて、各
々、約50〜70gの収量でサンプル1〜6を得た。
また、エチレンジアミンの添加なしで、即ち、透明にな
るまで加水分解のみを行ったものをサンプル7とした。
これらサンプル1〜7について、各サンプルの0.01g/1m
l 1M−酢酸水溶液の25℃での粘度およびNMRスペクトル
分析を用いて測定したCOOH基対NH2基比、即ち、前記一
般式で示されるa:b比は次表2のとおりであった。
表2 サンプルNo. 粘度(cp) a:b 1 1.330 51:49 2 1.305 39:61 3 1.306 31:69 4 1.308 12:88 5 1.308 73:27 6 1.296 60:40 7 1.256 100: 0 実施例2 カルボキシル基導入ポリ−L−リジンの調製 ポリ(L−リジン)臭素酸塩(生化学工業K.Kより入
手、重合度約300)10gおよびトリエチルアミン14mlをジ
メチルホルムアミド100m中に加え、室温で1時間かきま
ぜた後、無水コハク酸2.7gを加えた。室温で6時間、さ
らに60℃で1時間かきまぜた後、エバポレーターによっ
て20mlにまで減圧濃縮した。残渣に3.8gの水酸化ナトリ
ウムをとかしたメタノール100mlを加え、よく振り混ぜ
たのち、冷蔵庫に一夜放置した。固体をろ過によって集
め、エーテルで充分に洗浄し、乾燥させた。収量7.6g、
収率はナトリウム塩として90%。アミノ基とカルボキシ
ル基の割合は、NMRスペクトルにより約60:40となった。
これをサンプル8とする。
実施例3 ポリ−L−グルタミン酸−L−リジン共重合体の調製 常法(ホスゲン法)によって調製したNε−カルボベン
ゾキシ−L−リジン、Nα−カルボキシ無水物30.6gと
γ−ベンジル−L−グルタミン酸N−カルボキシ無水物
26.3gを水素化ナトリウムによって脱水したテトラヒド
ロフラン600mlに溶かした。
室温でかきまぜながら重合開始剤としてトリエチルアミ
ン0.15mlを加えた。2日間かきまぜたのち、エバポレー
ターによって100mlまで減圧濃縮し、水1000mlを加えて
白色沈澱物を得た。水、エタノールで洗浄したのち乾燥
させた。収量43.3g、収率は1:1共重合物として90%であ
った。このものをトリフルオロ酢酸/臭化水素酸の混合
溶液200mlに溶かし、室温で1時間かきまぜたのち、エ
ーテル500mlを加えて黄褐色の沈澱物を得た。ろ過によ
って集め、エタノール、エーテルで十分に洗浄したの
ち、乾燥させて目的物を得た。収量27.5g。収率は出発
原料を基準とすると85%であった。なお得られた共重合
物のリジン残渣は臭化水素酸塩を形成しており、リジン
とグルタミン酸の割合はNMRスペクトルにより、50:50で
あることが確認された。これを、さらに水に溶かしてNa
OHで処理することによりNa塩とし、エーテル再沈させて
後のコアセルベーションに供した(サンプル9)。
実施例4 担体粒子の調製 実施例1、2および3で得たサンプル1〜9を用いて、
次の手順で造粒を行った。
(1)サンプル1〜3、6、8および9: 各サンプル1.0g、5%アラビアゴム水溶液20mlおよび18
0mlの蒸留水とをビーカー中で良く混合し、2重量%リ
アクティブレッド120水溶液1.5mlを加えて原液とし、こ
れを室温にて十分に攪拌しながら10%重量酢酸を用いて
pH調整を行い、光学顕微鏡で液滴(コアセルベート)の
生成およびその大きさを確認したのち25%重量グルタル
アルデヒド(GA)水溶液2.5mlを加えさらに室温にて約
1時間、約40℃にて約1時間攪拌を続けた。得られた粒
子を遠心(2000rpm、5分間)により脱イオン水で十分
(3〜5回)に洗浄し、残渣を回収した。各サンプルに
ついての原液pHおよび液滴所望粒度形成時pHは次の表3
のとおりであった。
表3 サンプルNo. 原液 pH 所望粒度形成時pH 1 10.92 5.63 2 11.02 7.56 3 11.58 8.18 6 10.97 4.57 8 11.05 7.50 9 10.95 6.01 得られた各サンプルからの粒子の2〜7μm粒度範囲の
割合は、ガライ(Galai)社製、CIS-1粒度分布アラナイ
ザーを用いて測定したところ、いずれも93〜94%(容積
分布)に達していた。サンプル2から得られた粒子の粒
度分布のヒストグラムおよび電顕写真を、それぞれ、第
4図および第5図に示す。
また、ベンケム社製、レーザー・ジー・システム3000を
用い、0.15M PBS、pH7.2中に懸濁させて25℃で の円筒状電気泳動セルに入れ1048V/mの電圧勾配により
測定したときの上記で得られた各担体粒子の電気泳動度
は−0.87〜−1.20μm/sec/V/cmの範囲にあり、文献(臨
床検査、Vol.30、No.13、1709-1710;特開昭57-153658号
等)に報告されている同条件でのヒツジ固定血球の−1.
15μm/sec/V/cmおよびゼラチン粒子の−0.75〜−1.85μ
m/sec/V/cmと同等である。
さらに、各粒子の比重を次の如くして測定した。先ず、
20w/w%、30w/w%、40w/w%、50w/w%、60w/w%、およ
び65w/w%の各ショ糖濃度液を調製し、各2mlを重い順に
ゆっくりと試験管に入れ、最上層の20w/w%液上に1%
担体粒子浮遊液0.5mlを入れた。続いて、この試験管を3
000rpm、20分間遠心した結果、いずれの担体粒子も60w/
w%液と65w/w%液の間に位置した。全く同様にしてヒツ
ジ固定血球について行った試験結果は60w/w%液と50w/w
%の間に位置し、これは本発明のポリアミノ酸担体粒子
がヒツジ血球等(ゼラチン粒子はほぼヒツジ血球と同
等)よりも大きい比重を有することを示している。
(2)サンプル4: ポリアミノ酸サンプル量を0.5gにした以外は前記(1)
の造粒手順を繰り返すことによって、実質的に同様の粒
度分布を示す粒子を得た。
原液pH 11.36 所望粒度形成時pH 9.23 (3)サンプル5: 水180mlの代わりに水100mlとエタノール80mlの混合物を
用いた以外は前記(1)と同じ造粒手順を繰り返すこと
によって、実質的に同様の粒度分布を示す粒子を得た。
原液pH 10.97 所望粒度形成時pH 5.86 (4)サンプル7: pH条件、貧溶媒添加量等種々の条件を変えて見たが所望
する粒子の形成は得られなかった。
実施例5 担体粒子の調製 サンプル2を用いて、実施例4−(1)の造粒手順にお
いて染料を添加せずpHが7.91となったところでグルタル
アルデヒド添加を行い、2,500rpm、10分間の遠心後上清
を集め、さらに1μmメンブランフィルターでろ過し、
ろ液を4,000rpm、10分間で遠心させた後の残渣を集め
た。得られた粒子の粒度分布は前述のガライ社製、CIS-
1粒度分布アナライザーで測定したとき、0.5〜1.0μm
粒度範囲の粒子が約80%(容積分布)に達していた。こ
れらの粒子は免疫比濁法等のラッテクス凝集用として使
用可能である。
実施例6 下記の表で示す各々の感作材料(抗原または抗体)を実
施例3で調製した本発明の担体および参照としてのヒツ
ジ固定血球に常法によりタンニン酸感作して得られた感
作担体を用いて、担体凝集反応試験を通常のマイクロタ
イター法により実施した。検体としては、各々の感作抗
原、抗体に対応したヒト陽性血清およびヒト陰性血清を
用いた。例えば、HBs抗原感作担体についての試験の場
合は、陽性検体としてHBs抗体陽性ヒト血清を用い、陰
性検体としてはHBs抗体陰性ヒト血清を用いた如きであ
る。但し、牛血清アルブミン(BSA)感作担体について
は、抗BSAウサギ免疫血清を陽性検体とした。
試験方法としては、先ず、マイクロタイタープレートに
所定の希釈液25μlずつ適下し、次いで第一ウェルに検
体25μlをとり、2倍段階希釈を行う。次に、各々の感
作担体浮遊液(1V/V%)を25μlずつ滴下し、良く混和
させたのち室温に静置させ、凝集を示した最高の検体希
釈倍数をもって凝集価(力価)とした。
なお、感作条件は次のようであった。先ず、PBSpH7.2中
2.5V/V%担体と、同じくPBS中8万倍希釈タンニン酸を
各々1容づつ混合し、37℃で約30分間処理して遠心分離
し、PBSで洗浄した。次いで、得られたタンニン酸処理
担体2.5%V/V PBS浮遊液1容と各感作材料の10μg/ml液
1容とを混合し37℃、30分間処理して遠心分離を行いPB
Sで洗浄し、1V/V%の濃度となるように保存用メジウム
中に浮遊させた。
結果は下記の表4のとおりであり、本発明の担体はヒツ
ジ固定血球と同等ないしはそれ以上の力価を示した。さ
らにまた、十分な判定を行うのにヒツジ固定血球は約90
〜120分を要したのに対し、本発明の担体は約60〜80分
で判定可能であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用するカルボキシル基およびアミノ
基含有合成アミノ酸を調製するための1つの方法を示す
一般反応式である。 第2図は本発明で使用するカルボキシル基およびアミノ
基含有合成ポリアミノ酸を調製するための別の方法を示
す一般反応式である。 第3図は本発明で使用するカルボキシル基およびアミノ
基含有合成ポリアミノ酸を調製するためのさらに別の方
法を示す一般反応式である。 第4図は第1図で示す担体粒子の粒度分布状態(容積分
布)を示すヒストグラフである。 第5図は本発明の担体粒子(サンプル2からの粒子)の
構造を示す写真である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離のカルボキシル基とアミノ基を有する
    合成ポリアミノ酸と水溶性多糖類との混合物からなり、
    アルデヒド系架橋剤によって不溶化した人工担体粒子。
  2. 【請求項2】合成ポリアミノ酸中のカルボキシル基とア
    ミノ基の比が10:90〜90:10である請求項(1)記載の人
    工担体粒子。
  3. 【請求項3】合成ポリアミノ酸中のカルボキシル基とア
    ミノ基の比が20:80〜60:40である請求項(2)記載の人
    工担体粒子。
  4. 【請求項4】合成ポリアミノ酸が酸性ポリアミノ酸であ
    ってその遊離カルボキシル基の1部を介してアミノ基を
    導入したものである請求項(1)記載の人工担体粒子。
  5. 【請求項5】合成ポリアミノ酸が塩基性ポリアミノ酸で
    あってその遊離アミノ基の1部を介してカルボキシル基
    を導入したものである請求項(1)記載の人工担体粒
    子。
  6. 【請求項6】合成ポリアミノ酸が酸性アミノ酸と塩基性
    アミノ酸の共重合体である請求項(1)記載の人工担体
    粒子。
  7. 【請求項7】水溶性多糖類がアラビアゴムである請求項
    (1)記載の人工担体粒子。
  8. 【請求項8】合成ポリアミノ酸と水溶性多糖類の混合比
    が重量で5:1〜1:5である請求項(1)記載の人工担体粒
    子。
  9. 【請求項9】合成ポリアミノ酸と水溶性多糖類の混合比
    が重量で2:1〜1:2である請求項(8)記載の人工担体粒
    子。
  10. 【請求項10】遊離のカルボキシル基およびアミノ基を
    含む合成ポリアミノ酸と水溶性多糖類の水溶液を調製
    し、この水溶液を室温または昇温下に攪拌しながらpHを
    3.5〜9.5に調整することによって所望の大きさを有する
    液滴粒子を生成させ、次いでこの粒子をアルデヒド系架
    橋剤で不溶化することを特徴とする人工担体粒子の調製
    方法。
JP63258004A 1988-10-12 1988-10-12 人工担体およびその製造方法 Expired - Fee Related JPH079429B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63258004A JPH079429B2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 人工担体およびその製造方法
AT89118879T ATE143388T1 (de) 1988-10-12 1989-10-11 Künstliche trägerteilchen und verfahren zu deren herstellung
EP89118879A EP0363921B1 (en) 1988-10-12 1989-10-11 Artificial carrier particles and method for preparation thereof
DE68927247T DE68927247T2 (de) 1988-10-12 1989-10-11 Künstliche Trägerteilchen und Verfahren zu deren Herstellung
ES89118879T ES2091758T3 (es) 1988-10-12 1989-10-11 Particulas de soporte artificiales y metodo para su preparacion.
CA002000547A CA2000547C (en) 1988-10-12 1989-10-12 Artificial carrier particles and method for preparation thereof
US07/420,531 US5059542A (en) 1988-10-12 1989-10-12 Artificial carrier particles and method for preparation thereof
GR960403206T GR3021815T3 (en) 1988-10-12 1996-11-28 Artificial carrier particles and method for preparation thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63258004A JPH079429B2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 人工担体およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02103470A JPH02103470A (ja) 1990-04-16
JPH079429B2 true JPH079429B2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=17314200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63258004A Expired - Fee Related JPH079429B2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 人工担体およびその製造方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5059542A (ja)
EP (1) EP0363921B1 (ja)
JP (1) JPH079429B2 (ja)
AT (1) ATE143388T1 (ja)
CA (1) CA2000547C (ja)
DE (1) DE68927247T2 (ja)
ES (1) ES2091758T3 (ja)
GR (1) GR3021815T3 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2896174B2 (ja) * 1989-10-27 1999-05-31 富士レビオ株式会社 人工担体
US5484584A (en) * 1990-10-02 1996-01-16 Board Of Regents, The University Of Texas System Therapeutic and diagnostic use of modified polymeric microcapsules
JP2836009B2 (ja) * 1994-05-24 1998-12-14 株式会社第一ラジオアイソトープ研究所 生化学用微粒子およびその製法ならびにそれを使用する免疫学的測定法
DE19725766B4 (de) * 1997-06-18 2005-06-30 Elvira Schecklies Formulierung zur Herstellung von Testsystemen und Herstellung der Formulierung
WO1998058258A1 (de) * 1997-06-18 1998-12-23 Elvira Schecklies Formulierung für immunologische reaktionssysteme
US6251409B1 (en) 1997-11-11 2001-06-26 Clarigen, Inc. Use of particles in the composition of cosmetic products
FR2774311B1 (fr) * 1998-02-02 2000-03-17 Rhodia Chimie Sa Granules dispersables dans l'eau comprenant une matiere active hydrophobe
FR2849043B1 (fr) * 2002-12-24 2005-07-08 Gemac Procede de fabrication d'un vecteur de molecules actives applicable dans le domaine de la diffusion de principes actifs et vecteur obtenu
CN104774329B (zh) * 2015-01-30 2017-01-25 华东师范大学 用于抗肿瘤药物递送的酸敏感高分子载体及制备方法和应用

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3000483A1 (de) * 1979-01-09 1980-07-17 Fuji Photo Film Co Ltd Mikrokapseln fuer immunologische bestimmungen
US4276206A (en) * 1979-01-18 1981-06-30 Scripps Clinic & Research Foundation Immunochemical conjugates: method and composition
DE3267499D1 (en) * 1981-03-18 1986-01-02 Fujirebio Kk Support material for use in serological testing and process for the production thereof
EP0062968B2 (en) * 1981-03-18 1991-07-10 FUJIREBIO KABUSHIKI KAISHA also trading as FUJIREBIO INC. Support material for use in serological testing and process for the production thereof
US4452886A (en) * 1981-09-21 1984-06-05 Henry Robert P Novel photon absorbing or emitting polymers and their use as reagents in immunoassay systems
JPS5951355A (ja) * 1982-09-17 1984-03-24 Fujirebio Inc 抗ウイルス抗体検出用試薬
GB8430252D0 (en) * 1984-11-30 1985-01-09 Beecham Group Plc Compounds
JPS61205865A (ja) * 1985-03-09 1986-09-12 Meidensha Electric Mfg Co Ltd 免疫学的な測定試薬の調製法とこれによつて得た試薬
JPS621728A (ja) * 1985-06-27 1987-01-07 Chuichi Hirayama ポリアミノ酸の球状粒子とその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0363921B1 (en) 1996-09-25
CA2000547A1 (en) 1990-04-12
JPH02103470A (ja) 1990-04-16
CA2000547C (en) 1996-11-05
GR3021815T3 (en) 1997-02-28
DE68927247D1 (de) 1996-10-31
EP0363921A2 (en) 1990-04-18
ES2091758T3 (es) 1996-11-16
EP0363921A3 (en) 1991-11-27
DE68927247T2 (de) 1997-03-06
ATE143388T1 (de) 1996-10-15
US5059542A (en) 1991-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4267235A (en) Polyglutaraldehyde microspheres
US4369226A (en) Polyglutaraldehyde synthesis and protein bonding substrates
US4267234A (en) Polyglutaraldehyde synthesis and protein bonding substrates
US4678814A (en) Polyacrolein microspheres
JPS6038655A (ja) イムノアツセー用粒子試薬
JPS6080766A (ja) 免疫凝集用粒子懸濁液
JPH079429B2 (ja) 人工担体およびその製造方法
JPH06505961A (ja) イオン的に架橋されたポリマーマイクロカプセル
JPS6223826B2 (ja)
JP2896174B2 (ja) 人工担体
US20090253220A1 (en) Absorbing Biomolecules into Gel-Shell Beads
US4534996A (en) Hybrid microspheres
JPH059229A (ja) スクシンイミド含有ポリマー並びにそれらより製造されるラテツクス
JPS59195161A (ja) 磁性粒子及びその製造法
JPH0317303B2 (ja)
EP0062968B2 (en) Support material for use in serological testing and process for the production thereof
WO1984003358A1 (en) Insoluble surfaces treated to inhibit non-specific protein binding
JPS62138502A (ja) 重合体粒子
JPH0220067B2 (ja)
JPS6329223B2 (ja)
JPH06130060A (ja) 粒子免疫測定用粒子の高比重化法
JPH01163663A (ja) 免疫学的診断薬担体粒子
JP4142405B2 (ja) リガンドを担持した担体およびその製造方法
JPH0732873B2 (ja) マイクロカプセル及びその製造方法
JPH0568552A (ja) 生体物質の固相化方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees