JPH0794222A - 回路基板用かしめ端子 - Google Patents

回路基板用かしめ端子

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Publication number
JPH0794222A
JPH0794222A JP5257474A JP25747493A JPH0794222A JP H0794222 A JPH0794222 A JP H0794222A JP 5257474 A JP5257474 A JP 5257474A JP 25747493 A JP25747493 A JP 25747493A JP H0794222 A JPH0794222 A JP H0794222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
cylindrical portion
thin
walled cylindrical
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP5257474A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Fujinami
秀行 藤浪
Naoyuki Toyoda
尚之 豊田
Norio Sato
教雄 佐藤
Masamichi Yajima
正道 矢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 薄肉円筒部2の上端に、薄肉円筒部2が座屈
する圧力では座屈しない厚さの厚肉円筒部3を一体に形
成し、薄肉円筒部2の下端に、薄肉円筒部2より外径が
大きく回路基板5の厚さに相当する高さHを有する段部
6を一体に形成し、段部6の下端にフランジ部4を一体
に形成した。 【効果】 薄肉円筒部の下部に段部を設けたことによ
り、薄肉円筒部を座屈させたときに回路基板に無理な応
力がかからなくなるので、回路基板の穴の縁の損傷を防
止することができる。回路基板のかしめ端子取付け部の
機械的強度が安定し、信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路基板にパワー部品
などの大型部品を実装するために、回路基板にかしめ固
定される端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回路基板用かしめ端子を図7およ
び図8に示す。このかしめ端子1は、銅または銅合金製
で、薄肉円筒部2の上端に厚肉円筒部3を、下端にフラ
ンジ部4をそれぞれ一体に形成したものである。薄肉円
筒部2の外径は回路基板に形成する穴に嵌合する大きさ
となっている。厚肉円筒部3の外径は薄肉円筒部2と同
じであり、内径は薄肉円筒部2より小さくなっている。
薄肉円筒部2の厚さは軸線方向にある大きさの圧力を加
えると座屈する厚さになっており、厚肉円筒部3の厚さ
は薄肉円筒部が座屈する圧力では座屈しない厚さになっ
ている。
【0003】図9は上記かしめ端子1を回路基板5に取
りつけた状態を示す。取りつけ方は、かしめ端子1を厚
肉円筒部3の方から回路基板5の穴に挿入し、フランジ
部4を回路基板5の下面に当接させた状態で、軸線方向
に加圧する。すると薄肉円筒部2が座屈して拡径し、そ
の座屈拡径部2aとフランジ部4とで回路基板5を挟み
つける。この挟みつける力でかしめ端子1が回路基板5
に固定される。
【0004】図9の状態で、フランジ部4が回路基板5
の回路導体(図示せず)と接触し、電気的に導通する。
フランジ部4と回路基板5の回路導体は後で半田付けさ
れる場合もある。また厚肉円筒部3にはパワー部品の端
子がネジ止め等により固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のかしめ端子は、
薄肉円筒部を座屈させるときに回路基板の穴の縁(図9
のAの部分)に無理な応力がかかり、絶縁基板の破壊
(白化現象)が生じやすい。このため、かしめ端子取付
け部の機械的強度が十分でない場合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決した回路基板用かしめ端子を提供するもの
で、その構成は、軸線方向にある大きさの圧力を加える
と座屈する厚さの薄肉円筒部を有し、この薄肉円筒部の
上端に、薄肉円筒部が座屈する圧力では座屈しない厚さ
の厚肉円筒部を一体に形成し、前記薄肉円筒部の下端
に、薄肉円筒部より外径が大きく回路基板の厚さに相当
する高さを有する段部を一体に形成し、この段部の下端
にフランジ部を一体に形成したことを特徴とするもので
ある。
【0007】また上記の段部を形成する代わりに、薄肉
円筒部の下部外周に回路基板の厚さに相当する高さを有
するスリーブを嵌合するようにしてもよい。
【0008】
【作用】本発明のかしめ端子は、段部またはスリーブの
部分を回路基板の穴に嵌合する。その状態で軸線方向に
加圧すると、薄肉円筒部が段部またはスリーブより上で
座屈することになる。その結果、回路基板の穴の縁には
拡径方向の応力はほとんど作用せず、実質的に回路基板
を挟みつける方向の応力だけが作用するようになるた
め、回路基板の穴の縁の破壊を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す。この回路
基板用かしめ端子1は、薄肉円筒部2の上端に厚肉円筒
部3を一体に形成し、薄肉円筒部2の下端に段部6を一
体に形成し、この段部6の下端にフランジ部4を一体に
形成したものである。
【0010】薄肉円筒部2と厚肉円筒部3の厚さの関係
は従来と同じである。段部6は、薄肉円筒部2より外径
が大きく、回路基板の厚さに相当する高さHを有してい
る。段部6の外径は回路基板の穴に嵌合する大きさ(従
来の薄肉円筒部の外径に相当する大きさ)となってい
る。段部6の高さHは、回路基板の厚さと同じにするこ
とが好ましいが、厳密に同一である必要はなく、回路基
板の厚さより若干大きくても、また若干小さくてもよ
い。
【0011】図2は図1のかしめ端子1を回路基板5に
取りつけた状態を示す。かしめ端子1を軸線方向に加圧
すると、薄肉円筒部2が段部6の上で座屈し、その座屈
拡径部2aが段部6より外側に張りだして、フランジ部
4と共に回路基板5を挟みつける。段部6は座屈しない
ので、回路基板5の穴の縁には拡径方向の応力はほとん
どかからない。回路基板5の穴の縁には、座屈拡径部2
aにより回路基板5を挟みつける方向の力がかかるだけ
であるので、穴の縁が破壊することがない。
【0012】図3および図4はそれぞれ本発明の他の実
施例を示す。図3のかしめ端子1は厚肉円筒部3の内周
面にネジ部7を形成したものであり、図4のかしめ端子
1は厚肉円筒部3の外周面にネジ部8を形成したもので
ある。図1および図2のかしめ端子1は、厚肉円筒部3
をボルトナット等で軸線方向に挟みつけてパワー端子を
実装する構造であるが、図3および図4のかしめ端子1
は、厚肉円筒部3のネジ部7、8にパワー部品の端子を
螺着することによりパワー部品を実装する構造である。
上記以外の構成は図1および図2に示したものと同じで
あるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0013】次に図5を参照して本発明のさらに他の実
施例を説明する。このかしめ端子1は、薄肉円筒部2の
上端に厚肉円筒部3を一体に形成し、下端にフランジ部
4を一体に形成した点では従来のものと同様であるが、
薄肉円筒部2の下部外周に、回路基板5の厚さに相当す
る高さを有するスリーブ9を嵌合したものである。この
スリーブ9は前記各実施例における段部6と同じ働きを
するものである。
【0014】図6は本発明のさらに他の実施例を示す。
このかしめ端子1は、図5と同様に薄肉円筒部2の下部
外周にスリーブ9を嵌合すると共に、そのスリーブ9の
上に、スリーブ9より外径の大きい座金10を嵌合した
ものである。このようにすると薄肉円筒部2は座金10
の上で座屈するようになるため、回路基板5の損傷をさ
らに確実に防止できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、薄
肉円筒部の下部に段部またはスリーブを設けたことによ
り、薄肉円筒部を座屈させたときに回路基板に無理な応
力がかからなくなるので、回路基板の穴の縁の損傷を防
止することができる。したがって回路基板のかしめ端子
取付け部の機械的強度が安定し、信頼性が向上する利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る回路基板用かしめ端
子を示す断面図。
【図2】 図1のかしめ端子の使用状態を示す断面図。
【図3】 本発明の他の実施例に係るかしめ端子の使用
状態を示す断面図。
【図4】 本発明のさらに他の実施例に係るかしめ端子
の使用状態を示す断面図。
【図5】 本発明のさらに他の実施例に係るかしめ端子
の使用状態を示す断面図。
【図6】 本発明のさらに他の実施例に係るかしめ端子
の使用状態を示す断面図。
【図7】 従来の回路基板用かしめ端子を示す斜視図。
【図8】 図7のかしめ端子の断面図。
【図9】 図7のかしめ端子の使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
1:かしめ端子 2:薄肉円筒部 3:厚肉円筒部 4:フランジ部 5:回路基板 6:段部 7、8:ネジ部 9:スリーブ 10:座金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢島 正道 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線方向にある大きさの圧力を加えると座
    屈する厚さの薄肉円筒部を有し、この薄肉円筒部の上端
    に、薄肉円筒部が座屈する圧力では座屈しない厚さの厚
    肉円筒部を一体に形成し、前記薄肉円筒部の下端に、薄
    肉円筒部より外径が大きく回路基板の厚さに相当する高
    さを有する段部を一体に形成し、この段部の下端にフラ
    ンジ部を一体に形成したことを特徴とする回路基板用か
    しめ端子。
  2. 【請求項2】軸線方向にある大きさの圧力を加えると座
    屈する厚さの薄肉円筒部を有し、この薄肉円筒部の上端
    に、薄肉円筒部が座屈する圧力では座屈しない厚さの厚
    肉円筒部を一体に形成し、前記薄肉円筒部の下端にフラ
    ンジ部を一体に形成し、前記薄肉円筒部の下部外周に、
    回路基板の厚さに相当する高さを有するスリーブを嵌合
    したことを特徴とする回路基板用かしめ端子。
  3. 【請求項3】請求項2記載の回路基板用かしめ端子であ
    って、薄肉円筒部の下部外周に嵌合したスリーブの上
    に、スリーブより外径の大きい座金を嵌合したもの。
JP5257474A 1993-09-22 1993-09-22 回路基板用かしめ端子 Pending JPH0794222A (ja)

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