JPH07940B2 - 建物用空調設備 - Google Patents
建物用空調設備Info
- Publication number
- JPH07940B2 JPH07940B2 JP62320272A JP32027287A JPH07940B2 JP H07940 B2 JPH07940 B2 JP H07940B2 JP 62320272 A JP62320272 A JP 62320272A JP 32027287 A JP32027287 A JP 32027287A JP H07940 B2 JPH07940 B2 JP H07940B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- air conditioning
- duct
- building
- conditioning equipment
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、天井内等に設けられて、室内の空調を行う
空調設備に関するものである。
空調設備に関するものである。
従来、この種の空調設備としては、空調機と、この空調
機からの調和空気を室内へ送る、天井板等に設けられた
吹出口と、この吹出口へ調和空気を導く専用ダクトとを
備えているものが一般に知られている。
機からの調和空気を室内へ送る、天井板等に設けられた
吹出口と、この吹出口へ調和空気を導く専用ダクトとを
備えているものが一般に知られている。
しかし、総計の長さが長大となる専用のダクトを別個に
必要とすると共に、この専用ダクトの配設作業,床スラ
ブ等への固定および各ダクト同士の接続などの作業が面
倒であった。
必要とすると共に、この専用ダクトの配設作業,床スラ
ブ等への固定および各ダクト同士の接続などの作業が面
倒であった。
そのため、空調設備の設置に時間がかかると共に、高価
になる等の問題点があった。
になる等の問題点があった。
この発明は前述した事情に鑑み創案されたもので、その
目的は専用ダクトが必要なく容易に設置することがで
き、高価とならない建物用空調設備を提供することにあ
る。
目的は専用ダクトが必要なく容易に設置することがで
き、高価とならない建物用空調設備を提供することにあ
る。
この発明によれば、H型鋼をダブルビーム状に二台併設
して構成することにより、建物における梁を閉鎖型断面
とすると共に、この梁を空調用ダクトとして用いる。ま
た、この二台のH型鋼における各フランジ間で形成され
るスリットを空調用の吹出口または吸気口として利用す
る。
して構成することにより、建物における梁を閉鎖型断面
とすると共に、この梁を空調用ダクトとして用いる。ま
た、この二台のH型鋼における各フランジ間で形成され
るスリットを空調用の吹出口または吸気口として利用す
る。
そして、建物の構造材(梁)を二台のH型鋼で閉鎖型断
面とし、吹出口を有する空調用ダクトとして利用するこ
とにより、空調用として専用のダクトを別個に設ける必
要をなくし、空調設備を安価に提供できるようにしたも
のである。
面とし、吹出口を有する空調用ダクトとして利用するこ
とにより、空調用として専用のダクトを別個に設ける必
要をなくし、空調設備を安価に提供できるようにしたも
のである。
空調設備1は、第1図に示すように、H型鋼13をダブル
ビーム状に二台併設して構成することにより、建物にお
ける梁2を閉鎖型断面とすると共に、この梁2を空調用
ダクトとして用いてなっている。また、この二台のH型
鋼13における各フランジ13a間で形成されるスリット13b
を空調用の吹出口または吸気口として利用するようにな
っている。
ビーム状に二台併設して構成することにより、建物にお
ける梁2を閉鎖型断面とすると共に、この梁2を空調用
ダクトとして用いてなっている。また、この二台のH型
鋼13における各フランジ13a間で形成されるスリット13b
を空調用の吹出口または吸気口として利用するようにな
っている。
そして、この第1図の実施例での梁2は、柱9との接合
部(図示せず)をボックス状閉鎖型断面のものを使用
し、残りをH型鋼二台で閉鎖型断面を形成したダブルビ
ーム状のものとする。また、この二台のH型鋼13の中間
スリット13bをライン型吹出口6として利用する。
部(図示せず)をボックス状閉鎖型断面のものを使用
し、残りをH型鋼二台で閉鎖型断面を形成したダブルビ
ーム状のものとする。また、この二台のH型鋼13の中間
スリット13bをライン型吹出口6として利用する。
なお、この第1図において、符号3は調和空気を空調ダ
クト用の梁2内へ送る天井吊り式空調機で、符号4は梁
2内へ送られて調和空気を室内5へ噴出させる天井吹出
口で、符号6は梁2から直接調和空気を室内5へ噴出さ
せるライン型吹出口で、符号7は防火被覆兼防露保温材
である。
クト用の梁2内へ送る天井吊り式空調機で、符号4は梁
2内へ送られて調和空気を室内5へ噴出させる天井吹出
口で、符号6は梁2から直接調和空気を室内5へ噴出さ
せるライン型吹出口で、符号7は防火被覆兼防露保温材
である。
第2図は、梁2を排気ダクトとして使用する実施例を示
すものである。この実施例では、二台のH型鋼13におけ
る中間スリット13bを利用した吸気口14によって、床か
ら室内空気を梁2内へ吸気し、その後、排気ファン12か
ら外部へ排出する構成となっている。この場合、梁2に
おける、ライン型吹出口となる下部のスリット13bは閉
鎖してある。このようにすると、室内空気の換気を確実
に行うことができる。
すものである。この実施例では、二台のH型鋼13におけ
る中間スリット13bを利用した吸気口14によって、床か
ら室内空気を梁2内へ吸気し、その後、排気ファン12か
ら外部へ排出する構成となっている。この場合、梁2に
おける、ライン型吹出口となる下部のスリット13bは閉
鎖してある。このようにすると、室内空気の換気を確実
に行うことができる。
第3図は、第1図で示した空調設備1を建物8に設置し
た状態を示す横断面図である。この実施例では、周囲に
設けられた各柱9,9間に設けられ、室内5に延びる大梁2
a,2b,2cを空調用ダクトとして使用している。
た状態を示す横断面図である。この実施例では、周囲に
設けられた各柱9,9間に設けられ、室内5に延びる大梁2
a,2b,2cを空調用ダクトとして使用している。
そして、この実施例では、梁2aと梁2cとにおける室外10
側端部は仕切られており、この梁2cと梁2cとにおける室
外10のものを合わせて、外気の吸気ダクトとなってい
る。また、室内5の各梁2a,2b,2cは、給気ダクトとなっ
ている。なお、この第3図において、符号11は、各梁2
a,2b,2cの内部が連通するようにする接続ダクトであ
る。
側端部は仕切られており、この梁2cと梁2cとにおける室
外10のものを合わせて、外気の吸気ダクトとなってい
る。また、室内5の各梁2a,2b,2cは、給気ダクトとなっ
ている。なお、この第3図において、符号11は、各梁2
a,2b,2cの内部が連通するようにする接続ダクトであ
る。
このような構成からなる空調設備1による、室内5の空
調を行うに際しては、先ず、天井吊り式空調機3から吸
気ダクトとなっている各梁2a,2b,2c内へ調和空気を送
る。
調を行うに際しては、先ず、天井吊り式空調機3から吸
気ダクトとなっている各梁2a,2b,2c内へ調和空気を送
る。
次に、この各梁2a,2b,2c内へ送られた調和空気は、各梁
2a,2b,2cによって天井吹出口4およびライン型吹出口6
へ導く。そして、この各吹出口4,6から室内へ、調和空
気を噴出させる。
2a,2b,2cによって天井吹出口4およびライン型吹出口6
へ導く。そして、この各吹出口4,6から室内へ、調和空
気を噴出させる。
このように、建物8内に構造材として設けられる梁2
を、ダブルビーム状に二台併設してH型鋼13で閉鎖型断
面とすると共に、この二台のH型鋼13における各フラン
ジ13a間で形成されるスリット13bを空調用の吹出口また
は吸気口として利用する空調用ダクトとすれば、空調用
としての専用ダクト等の特別な設備を設けることなく、
調和空気を送ることができる。
を、ダブルビーム状に二台併設してH型鋼13で閉鎖型断
面とすると共に、この二台のH型鋼13における各フラン
ジ13a間で形成されるスリット13bを空調用の吹出口また
は吸気口として利用する空調用ダクトとすれば、空調用
としての専用ダクト等の特別な設備を設けることなく、
調和空気を送ることができる。
本発明は、建物の梁を閉鎖型断面とし空調用ダクトとす
ることにより、空調設備を容易かつ安価に設置すること
ができる。即ち、建物における各室内の天井部に構造材
として必ず設けられている梁を空調用ダクトとして利用
することにより、各室内へ調和空気を送る専用のダクト
を設ける必要をなくすことができる。
ることにより、空調設備を容易かつ安価に設置すること
ができる。即ち、建物における各室内の天井部に構造材
として必ず設けられている梁を空調用ダクトとして利用
することにより、各室内へ調和空気を送る専用のダクト
を設ける必要をなくすことができる。
また、本発明は、H型鋼をダブルビーム状に二台併設す
ることで、建物の構造材である梁を容易に閉鎖型断面と
することができると共に、二台のH型鋼における各フラ
ンジ間で形成されるスリットを空調用の吹出口または吸
気口として利用することができる。そのため、建物の構
造材である梁を空調用ダクトと兼用できるように特別に
製作しなくても、または特に梁に手を加えなくても、一
般に使用されているH型鋼を利用することによって、建
物の梁を容易に空調用ダクトと兼用のものとすることが
できる。
ることで、建物の構造材である梁を容易に閉鎖型断面と
することができると共に、二台のH型鋼における各フラ
ンジ間で形成されるスリットを空調用の吹出口または吸
気口として利用することができる。そのため、建物の構
造材である梁を空調用ダクトと兼用できるように特別に
製作しなくても、または特に梁に手を加えなくても、一
般に使用されているH型鋼を利用することによって、建
物の梁を容易に空調用ダクトと兼用のものとすることが
できる。
このように本発明によれば、空調用として特別に製作さ
れた長大な専用ダクトを、別に用意する必要がないと共
に、それらの専用ダクトを設置する作業も必要ないの
で、従来の専用ダクトを必要とする空調設備に比べて同
設備を容易かつ安価に設置することができる。なお、こ
のような構成からなる本発明の空調設備は、小梁等の構
造が非常に混雑しており、設備スペースが少ない建物に
おいて特に有効となる。
れた長大な専用ダクトを、別に用意する必要がないと共
に、それらの専用ダクトを設置する作業も必要ないの
で、従来の専用ダクトを必要とする空調設備に比べて同
設備を容易かつ安価に設置することができる。なお、こ
のような構成からなる本発明の空調設備は、小梁等の構
造が非常に混雑しており、設備スペースが少ない建物に
おいて特に有効となる。
第1図はこの発明の空調設備を示す断面図、第2図はこ
の発明の空調設備の別態様を示す断面図、第3図はこの
発明の空調設備を建物に設置した状態を示す横断面図で
ある。 1……空調設備、2……梁、2a,2b,2c……大梁、3……
天井吊り式空調機、4……天井吹出口、5……室内、6
……ライン型吹出口、7……防火被覆兼防露保温材、8
……建物、9……柱、10……室外、11……接続ダクト、
12……排気ファン、13……H型鋼、13a……フランジ、1
3b……スリット、14……吸気口。
の発明の空調設備の別態様を示す断面図、第3図はこの
発明の空調設備を建物に設置した状態を示す横断面図で
ある。 1……空調設備、2……梁、2a,2b,2c……大梁、3……
天井吊り式空調機、4……天井吹出口、5……室内、6
……ライン型吹出口、7……防火被覆兼防露保温材、8
……建物、9……柱、10……室外、11……接続ダクト、
12……排気ファン、13……H型鋼、13a……フランジ、1
3b……スリット、14……吸気口。
Claims (1)
- 【請求項1】H型鋼をダブルビーム状に二台併設して構
成することにより、建物における梁を閉鎖型断面とする
と共に、この梁を空調用ダクトとして用いてなり、前記
二台のH型鋼における各フランジ間で形成されるスリッ
トを空調用の吹出口または吸気口として利用することを
特徴とする建物用空調設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62320272A JPH07940B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 建物用空調設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62320272A JPH07940B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 建物用空調設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01163358A JPH01163358A (ja) | 1989-06-27 |
JPH07940B2 true JPH07940B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=18119649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62320272A Expired - Lifetime JPH07940B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 建物用空調設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07940B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58105916U (ja) * | 1982-01-14 | 1983-07-19 | 住友軽金属工業株式会社 | 簡易建築物 |
JPS6310122U (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-23 |
-
1987
- 1987-12-18 JP JP62320272A patent/JPH07940B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01163358A (ja) | 1989-06-27 |
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