JP3787798B2 - 石張り床部の床空調方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルのエントランスホールなど床を石張り仕上げとした場所での床部を利用した空調方法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来から、ビルのエントランスホールは通常、大きな空間が得られるようにした設計とされていて、特に大型ビルなどのような場合、エントランスホールは吹き抜け空間として、または天井高が基準階の天井高よりも大きく、床仕上げは石張りとしてことが多い。そして、このようなエントランスホールの空間が広いことから、その空間の空調を行なうために、一般的には図4に示されているように、そのエントランスホールの空間Aにおいて、天井側に複数の吹き出し口Bを配置し、湿度、温度などが調整された空気aを複数の方向に吹き出すようにしており、さらに空間の温度を調整するために必要があるならば、図5に示されているように石張り床部C側に電熱ヒーターDを埋め込むようにしていた。
しかしながら、エントランスホールの吹き抜けに対応したフロアであって、石張り床部とした上に、ロビーのように人が休息できるようにした設えがある場合には、そこで休息する人々を考慮して空調上の細かな対応が必要となるが、上述したような吹き出し口から空気を吹き出すのみであるものでは、特に暖房が必要となる冬期にはその対応を図ることができず、また、石張り床部に電熱ヒーターを埋め込んだものであっても適正な環境を提供できないという問題があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、石張り床部を有する空間において、床部側からの調整された空気の吹き出しが行なえるようにすることを課題とし、石張り床部を有する空間であっても適切に空調できるようにすることを目的とするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、スラブ上にシンダーコンクリートが打設されてそのシンダーコンクリートの上に石板が配置固定される石張り床部の一部分に、シンダーコンクリートを非打設にして前記石張り床部の面方向に延びる凹溝を設けて、該凹溝を床パネルで床一般面と面一にして覆ってなる給気路を設けるとともに、前記床パネルに吹き出し口を設け、前記スラブを貫通して前記給気路に臨む給気ダクトからの調整された空気を前記給気路を介して吹き出し口から床上空間に送り出すことを特徴とする石張り床部の床空調方法を提供して、上記課題を解消するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図1から図3に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1はエントランスホールなどの吹き抜けや天井高が高い空間Aがあるフロアの石張り床部であり、該石張り床部1におけるスラブ2には嵩上げ用のシンダーコンクリート3が打設されているとともに、前記シンダーコンクリート3を所要個所に打設しないことによって複数の凹溝4が設けられており、この凹溝4は床部1の面方向に延びるようにして平行に配置されている。前記凹溝4以外の床一般面5の部分にあってはシンダーコンクリート3の上に固定用のモルタルなどを介して石板6が配置固定されている。また、前記凹溝4においてはその凹溝4の内側面側に位置する支持具7を介して床パネル8が配置されていて、この床パネル8は前記床一般面5と面一となるように前記凹溝4に並べ置かれ、その凹溝4を覆うことで石張り床部1の内部に給気路9を形成している。前記床パネル8は、支持板8aの上に前記石板6を固定したものであり、前記給気路9の長手方向に並ぶ複数の床パネル8の内、所定の位置に配置される床パネル8には、図2に示すように取付孔10が開口され、その取付孔10に通気可能とした目皿状部分を有する吹き出し口11が取り付けられている。
【0005】
また、図3に示されているように、上記空間Aの下階には空調機12が配置されていて、該空調機12から給気ダクト13が上記給気路9に対応するように延設され、スラブ2を貫通して給気路9の各端部が凹溝4の内部空間に臨むようにして接続されている。このように給気ダクト13が各凹溝4、即ち、給気路9に接続されていて、前記空調機12から送り出された調整済みの空気が給気ダクト13を通って給気路9に送り出され、その給気路9を通って各吹き出し口11から調整済みの空気aをフロアの空間Aに吹き出すようにしている。このように、空間Aに石張り床部1側から調整された空気を送り出すようにしており、その空間Aにおける上部側の吹き出し口Bから空気吹き出しでは整え難い床側の環境をこの石張り床部1側からの吹き出しで整え、空間A全体の空調を適切なものとしている。
【0006】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の石張り床部の床空調方法によれば、スラブ上にシンダーコンクリートが打設されてそのシンダーコンクリートの上に石板が配置固定される石張り床部の一部分に、シンダーコンクリートを非打設にして前記石張り床部の面方向に延びる凹溝を設けて、該凹溝を床パネルで床一般面と面一にして覆ってなる給気路を設けるとともに、前記床パネルに吹き出し口を設け、前記スラブを貫通して前記給気路に臨む給気ダクトからの調整された空気を前記給気路を介して吹き出し口から床上空間に送り出すことを特徴とするものであり、石張り床部とするとともに吹き抜けがあったり天井高が大きく床側の空気を調整し難かった空間にあっても、その石張り床部から調整された空気を吹き出すようにすることで、床側の空気を適正な温度状態や湿度状態にすることができるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る石張り床部の床空調方法の一例を示す説明図である。
【図2】一例における給気路を示す説明図である。
【図3】本発明を実施した空間を示す説明図である。
【図4】従来例を示す説明図である。
【図5】同じく従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…石張り床部
2…スラブ
4…凹溝
5…床一般面
8…床パネル
9…給気路
10…取付孔
11…吹き出し口
12…空調機
13…給気ダクト

Claims (1)

  1. スラブ上にシンダーコンクリートが打設されてそのシンダーコンクリートの上に石板が配置固定される石張り床部の一部分に、シンダーコンクリートを非打設にして前記石張り床部の面方向に延びる凹溝を設けて、該凹溝を床パネルで床一般面と面一にして覆ってなる給気路を設けるとともに、前記床パネルに吹き出し口を設け、前記スラブを貫通して前記給気路に臨む給気ダクトからの調整された空気を前記給気路を介して吹き出し口から床上空間に送り出すことを特徴とする石張り床部の床空調方法。
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