JPH08254350A - 空調空気の吹出式床構造 - Google Patents

空調空気の吹出式床構造

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Publication number
JPH08254350A
JPH08254350A JP5931495A JP5931495A JPH08254350A JP H08254350 A JPH08254350 A JP H08254350A JP 5931495 A JP5931495 A JP 5931495A JP 5931495 A JP5931495 A JP 5931495A JP H08254350 A JPH08254350 A JP H08254350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
air
air supply
conditioned air
slab
Prior art date
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Pending
Application number
JP5931495A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoharu Yamanaka
直治 山中
Masayoshi Yamaguchi
正芳 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重床の床吹出方式における空調効率を向上
させることである。 【構成】 床スラブ1の一側部上に配置され、かつ他側
に向けて吹出口3aを開口した空調空気の吹出用チャン
バー3と、該吹出用チャンバー3に隣接して床スラブ1
上に敷き詰められ、かつ前記吹出口3aに連通する通気
孔4aを貫通形成するとともに、該通気孔4aに連通す
る複数の吹出孔4bを表面に開口した多数の断熱性床下
地パネル4と、該床下地パネルの上面に敷設される多孔
性の床仕上げ材5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空調効率を向上した
空調空気の吹出式床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】二重床の空間を利用して床面に空調空気
を吹出す床構造として、例えば実開平4−110334
号公報に示された技術が開示されている。これは、床ス
ラブ上に空間を設けて設置される底材に多数の小孔を形
成し、この底材の表面に仕上げ材である多孔のカーペッ
トを敷設したもので、床下空間内に吹き込まれた空調空
気が多数の小孔を伝って室内に入り、天井側より排出さ
れる構造である。
【0003】この構造では室内の全床面積を空調空気の
吹出口としているため、空調吹出口床面の複数箇所に開
口する従来構造に比べて対流的な伝熱から伝導方式に近
い空調となり、風圧を体感することがなく、また床下や
天井裏に複雑なダクトを配管したり吹出用の開口部を設
けなくてよいため、シンプルに製作できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造では床下に吹出す空調空気がコンクリート製の床スラ
ブ上を這い流れる結果、熱がコンクリート面に吸収され
るため熱損失が大きく、空調効率が低下するほか、特に
コンクリート面は空調停止時における外熱の蓄熱により
空調初期では室内を目的温度するまでに時間がかかり、
利きが悪いなどの欠点があった。
【0005】この発明は以上の問題点を解決するもので
あって、その目的は、この種の空調吹出方式における空
調効率を向上させた空調空気の吹出式床構造を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、床スラブの一側部上または床スラブ近
傍に配置され、かつ他側に向けて吹出口を開口した空調
空気の吹出用チャンバーと、該吹出用チャンバーに隣接
して前記床スラブ上に敷き詰められ、かつ前記吹出口に
連通する通気孔を貫通形成するとともに、該通気孔に連
通する複数の吹出孔を表面に開口した多数の断熱性床下
地パネルと、該床下地パネルの上面に敷設される多孔性
の床仕上げ材とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】以上の構成において、床下に吹出される空調空
気は、断熱性のある各下地パネル内の通気孔を伝って床
下の各部に流通するとともに、各下地パネルに形成され
た吹出孔および多孔性の床仕上げ材を伝って室内に入り
込む。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
【0009】図1,2はこの発明にかかる空調空気の吹
出式床構造を示している。図において、コンクリート製
の床スラブ1上の一側部には壁面または柱内に埋設され
る空調用の縦配管ダクト2に連通する空調空気の吹出用
チャンバー3が配置され、その吹出口3aを他側に向け
て開口している。
【0010】床スラブ1上には多数の床下地パネル4が
一面に敷き並べられ、この床下地パネル4の表面に多孔
性のフロアカーペット等からなる床仕上げ材5を敷設
し、室内Rの床面としている。
【0011】各床下地パネル4は、硬質発泡ポリウレタ
ン,硬質発泡ポリスチレンその他の材質からなる断熱性
に富む硬質発泡製品であって、このものは床面荷重に対
抗できる強度に設定された矩形状の同一厚みに成形され
た二重床用のスペーサユニットとして活用されるもの
で、従来の二重床における床材を支持するための束材の
変わりに用いられる。
【0012】そして、それぞれの床下地パネル4の内部
には井桁状となって互いに連通する一対の通気孔4aが
四方に貫通形成されているとともに、各通気孔4aに直
交してこれに連通する複数の吹出孔4bを表面に開口形
成したものである。
【0013】各通気孔4aは空調空気の通気抵抗が高く
ならない程度の径に設定され、またこの通気孔4aの径
と床面に対する支持強度に応じて床下地パネル4の肉厚
が設定される。
【0014】したがって、吹出用チャンバー3に接して
床下地パネル4を順次敷き詰めることにより、吹出口3
aは通気孔4aに連通するとともに、各通気孔4a同士
が縦横に連通することになり、床スラブ1上に縦横に多
数のダクトを配管した場合と同様の形態となる。その後
床下地パネル4上に床仕上げ材5を敷設し、固定すれば
室内Rの床面工事を完了する。
【0015】以上の構成において、吹出口3aから吹出
す空調空気は、通気孔4aを通じて床下の各部に供給さ
れるとともに、各床下地パネル4の吹出孔4bを通じて
その表面側に吹出し、床仕上げ材5の多孔性内部を通じ
てさらに拡散されつつ室内Rの各部に均等に吹出し、天
井材6に設けた排出口6aを通じて天井裏から排出,循
環される。従って風圧などが体感されることなく、熱伝
導的な空調方式を実現できる。
【0016】またこの際、床下に供給された空調空気は
床スラブ1に直接接触することがなく、断熱性のある床
下地パネル4内の通気孔4aを通じて各部に供給され、
持っている熱量をほとんど消失することなく室内Rに供
給することができるため、空調効率が高いものになる。
【0017】特に空調開始初期段階において、チャンバ
ー3からの吹出温度に応じて室内Rを短時間で目的の空
調温度とすることができ、いわゆる初期空調の利きが良
いものとなる。
【0018】なお、上記実施例では、空調空気の吹出用
チャンバーを床スラブの一側部上に設けたが、床スラブ
近傍に設けることができることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明にかかる空調空気の吹出式床構造にあって
は、床下に吹出される空調空気が、断熱性のある各下地
パネル内の通気孔を伝って床下の各部に流通するととも
に、各下地パネルに形成された吹出孔および多孔性の床
仕上げ材を伝って室内に入り込むようになっているの
で、床スラブによる吸熱がなく、空調効率を向上するこ
とができ、特に空調初期段階での空調の利きを良くする
ことができるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる空調空気の吹出式床構造を示
す一部断面斜視図である。
【図2】同断面図である。
【符号の説明】
1 床スラブ 3 空調空気吹出用チャンバー 3a 吹出口 4 床下地パネル 4a 通気孔 4b 吹出孔 5 多孔性の床仕上げ材 R 室内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床スラブの一側部上または床スラブ近傍
    に配置され、かつ他側部に向けて吹出口を開口した空調
    空気の吹出用チャンバーと、該吹出用チャンバーに隣接
    して前記床スラブ上に敷き詰められ、かつ前記吹出口に
    連通する通気孔を貫通形成するとともに、該通気孔に連
    通する複数の吹出孔を表面に開口した多数の断熱性床下
    地パネルと、該床下地パネルの上面に敷設される多孔性
    の床仕上げ材とを備えたことを特徴とする空調空気の吹
    出式床構造。
JP5931495A 1995-03-17 1995-03-17 空調空気の吹出式床構造 Pending JPH08254350A (ja)

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JP5931495A JPH08254350A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 空調空気の吹出式床構造

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JP5931495A JPH08254350A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 空調空気の吹出式床構造

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JPH08254350A true JPH08254350A (ja) 1996-10-01

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ID=13109786

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5931495A Pending JPH08254350A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 空調空気の吹出式床構造

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JP (1) JPH08254350A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012524881A (ja) * 2009-04-24 2012-10-18 エルティービー ソスィエテ アノニム 層流によって空気が入れ換えられる喫煙室
JP2015036488A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 晴明 山崎 貯水槽及びユニットパネル
JP2016017728A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 床下吹出型室内機の風向ガイドユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012524881A (ja) * 2009-04-24 2012-10-18 エルティービー ソスィエテ アノニム 層流によって空気が入れ換えられる喫煙室
JP2015036488A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 晴明 山崎 貯水槽及びユニットパネル
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02