JPH0793880A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH0793880A
JPH0793880A JP5237025A JP23702593A JPH0793880A JP H0793880 A JPH0793880 A JP H0793880A JP 5237025 A JP5237025 A JP 5237025A JP 23702593 A JP23702593 A JP 23702593A JP H0793880 A JPH0793880 A JP H0793880A
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spindle
rotor
magnetic
fixed
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はスピンドルモータの特性を向上できる
と共に、グリースのオイルミストの飛散を完全に防止で
きる磁気ディスク装置を提供することを目的とする。 【構成】スピンドルモータのシール構造において、モー
タのフランジ62とブッシュ80との間にラビリンスシ
ール82を設け、軸受70に適用したグリースのオイル
ミストが密封室15内に入るのを防止する。一方、ステ
ータ65に対してラビリンスシール82が設けられたの
と軸方向反対側のロータ72とスピンドルシャフト42
との間に磁性シール84を設け、軸受68に適用したグ
リースのオイルミストが密封室15内に入るのを防止す
る。ラビリンスシール82と磁性シール84の組み合わ
せにより、十分なるシール効果を保ちつつスピンドルモ
ータの性能を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に磁気ディスク装
置に関し、特に磁気ディスクを駆動するスピンドルモー
タのシール構造に関する。
【0002】近年、コンピュータ用外部記憶装置の一種
である磁気ディスク装置の小型化、薄型化が進んでお
り、さらに低消費電力化が求められている。また、大容
量化のために磁気ディスクの記録密度の向上が要求さ
れ、装置に搭載する磁気ディスクの枚数が増加してい
る。
【0003】
【従来の技術】コンピュータ用磁気ディスク装置では、
ヘッドと磁気ディスクとの関係はコンタクトスタートス
トップ(CSS)方式が一般的に採用されている。この
方式では、磁気ディスク回転中においては、高速回転に
より発生する空気流体による浮上力とヘッドをディスク
に押し付けるスプリングアームとの力のバランスで、ヘ
ッドは磁気ディスク上を微小な間隙を保って浮上する。
【0004】磁気ディスクの回転が停止すると、ヘッド
は磁気ディスク上の接触可能領域へ移動し、そこでヘッ
ドと磁気ディスクが接触する。磁気ディスクが回転停止
中は、ヘッドと磁気ディスクは接触したままである。
【0005】このように磁気ディスク回転中は、ヘッド
が磁気ディスク上を微小な間隙を保って浮上するため、
僅かな塵埃等が原因でヘッドクラッシュ等が発生する。
このため、磁気ディスク及びこれらの磁気ディスクにデ
ータの読み書きをする磁気ヘッドはディスクエンクロー
ジャ(ハウジング)内に画成された密封室内に配置され
る。
【0006】磁気ディスクはスピンドルモータアセンブ
リにより回転駆動される。スピンドルモータアセンブリ
はハウジングに固定されたスピンドルシャフトと、一対
の軸受によりスピンドルシャフト回りに回転可能に取り
付けられたスピンドルハブとを含んでいる。
【0007】スピンドルハブに磁気ディスクと環状スペ
ーサとを交互に挿入し、クランパをスピンドルハブにネ
ジ締結することにより、複数枚の磁気ディスクが所定間
隔離間してスピンドルハブに固定される。
【0008】スピンドルシャフトにはコイルを有するス
テータが固定され、スピンドルハブにはヨーク、永久磁
石及びブッシュが固定されてロータを構成する。ロータ
は一対の軸受でスピンドルシャフト上に回転可能に支持
されているが、軸受に適用したグリースのオイルミスト
の飛散を防止するため、軸受の外側には一対の磁性シー
ルが設置されている。
【0009】このように構成されたスピンドルモータア
センブリでは、グリースのオイルミストの飛散防止のた
めに一対の磁性シールがスピンドルシャフトの軸方向に
離間して設けられていくため、ステータを配置するため
の軸方向の寸法を十分に確保することができず、ロータ
の回転に有効な磁束量が少なくならざるを得なかった。
その結果、モータの消費電力を少なくすることが困難で
あった。
【0010】また、磁性シールの代わりに、ラビリンス
シールを採用した磁気ディスク装置が特開昭57−10
5863号、特開昭62−40683号、特開平1−2
77374号、アメリカ特許第4,535,373号及
びアメリカ特許第4,922,406号に開示されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】これらの先行技術で
は、モータのステータ部分とロータ部分との間にスピン
ドルシャフトの軸方向に離間して一対のラビリンスシー
ルが設けられていたため、次のような問題があった。こ
れを、図1の模式図を参照して説明する。
【0012】スピンドルシャフト2の回りに図示しない
一対の軸受を介してスピンドルハブ4が回転可能に設け
られている。スピンドルハブ4とベース6との間にラビ
リンスシール5が設けられており、さらにスピンドルハ
ブ4とカバー8との間にラビリンスシール7が設けられ
ている。
【0013】このように軸方向に離間して一対のラビリ
ンスシール5,7が設けられた構造であると、ディスク
エンクロージャ内の圧力差及び温度差等が原因で矢印A
で示すような空気の循環が生じる。
【0014】このような空気循環が生じると、どんな高
精度なラビリンスシールを採用してもグリースのオイル
ミストが密封室内に流入し、ヘッドクラッシュ等を起こ
す可能性がある。
【0015】よって本発明の目的は、グリースのオイル
ミストの飛散を確実に防止し、ヘッドクラッシュ等を未
然に防止することのできる磁気ディスク装置を提供する
ことである。
【0016】本発明の他の目的は、ステータコイルの巻
き線高さを十分に確保して、スピンドルモータの消費電
力を少なくすることのできる磁気ディスク装置を提供す
ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、ベースとカバーとを有し内部に密封
室を画成したハウジングと;前記密封室内に収容された
少なくとも1つの回転磁気ディスクと;前記ベースに固
定されたフランジと;前記ハウジング及び前記フランジ
に固定されたスピンドルシャフトと;前記スピンドルシ
ャフトに固定されたステータと;スピンドルハブと永久
磁石とを含み、該永久磁石が前記ステータに対向してそ
の回りに磁場を形成し、前記永久磁石と前記ステータと
の間にギャップを画成したロータと;前記ロータを前記
スピンドルシャフト回りに回転可能に支持する軸受手段
と;前記回転磁気ディスクを前記スピンドルハブに固定
する手段と;前記フランジと前記ロータと共に回転する
要素との間に画成され、前記軸受手段と前記密封室との
間に位置して前記軸受手段からの汚染粒子が前記密封室
内に入るのを防止するラビリンスシールと;前記ステー
タに対して前記ラビリンスシールが設けられたのと軸方
向反対側の前記ロータと前記スピンドルシャフトとの間
に設けられた、前記軸受手段からの汚染粒子が前記密封
室内に入るのを前記スピンドルシャフトに流体接触して
防止するシール手段と;を具備したことを特徴とする磁
気ディスク装置を提供する。
【0018】好ましくは、前記シール手段は、スピンド
ルハブに固定された環状磁石と、該環状磁石をサンドイ
ッチする一対の環状磁性プレートと、磁石と環状磁性プ
レートとにより画成された空間内に注入された、流体中
に磁性粉を分散した磁性流体とから構成される磁性シー
ルである。
【0019】
【作用】本発明によると、このようにラビリンスシール
と流体接触によりシールするシール手段をそれぞれ一つ
ずつ設けたので、スピンドルシャフトの周辺に軸方向の
空気の循環が生じることがない。これにより、従来問題
であったグリースのオイルミストがラビリンスシール部
分を通過して密封室内に入ることを確実に防止できる。
【0020】また、片側にラビリンスシールを採用した
ために、一対の磁性シールを採用した従来構造に比較し
て、ステータコイルにより発生する磁束量を大きくとる
ことができ、スピンドルモータの消費電力を少なくする
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図2を参照すると、本発明実施例の外観斜
視図が示されており、ハウジング(ディスクエンクロー
ジャ)10はベース12とカバー14から構成されてお
り、内部に密封室15を画成している。
【0022】図3はカバーを外した状態の実施例平面図
を示しており、クランプ18を複数個のネジ20で図5
に示すスピンドルハブ74に締結することにより、磁気
ディスク16がスピンドルモータアセンブリ25に回転
可能に取り付けられている。
【0023】シャフト22回りに回転可能に取り付けら
れたヘッドアーム24の一端にはスプリングアーム26
が固定されており、スプリングアーム26の先端部には
磁気ディスク16にデータの書き込み・読み出しを行う
磁気ヘッド28が支持されている。
【0024】ヘッドアーム24の他端はボイスコイルモ
ータ30に作動的に連結されており、ボイスコイルモー
タ30のコイル48に電流を流すことにより、ヘッドア
ーム24がシャフト22回りに揺動される。
【0025】ヘッドアーム24には磁気ヘッド28に電
気的に接続されたフレキシブルプリント配線板32の一
端が固定されており、フレキシブルプリント配線板32
の他端はベース12に固定したプリント配線板34に接
続されている。コネクタ36がプリント配線板34に接
続されている。
【0026】よって、磁気ヘッド28で読み出した磁気
ディスク16のデータは、フレキシブルプリント配線板
32、プリント配線板34及びコネクタ36を介して磁
気ディスク装置の外部に取り出される。
【0027】図4は実施例の分解斜視図を示しており、
図5は実施例の横断面図を示している。ベース12に形
成された円形開口43内にはスピンドルモータアセンブ
リ25のフランジ62の一部が挿入され、複数のネジ6
4によりフランジ62がベース12に締結される。フラ
ンジ62にはスピンドルシャフト42が圧入固定されて
いる。
【0028】スピンドルシャフト42にはコイル66を
有するステータ65が接着により固定されており、一対
の軸受68,70を介してロータ72が回転可能に取り
付けられている。
【0029】軸受68,70のインナーレースがスピン
ドルシャフト42に圧入固定されており、軸受68,7
0のアウターレースに環状スピンドルハブ74及び環状
ブッシュ80が接着によりそれぞれ固定されている。
【0030】スピンドルハブ74の内周面には環状ヨー
ク76が接着されており、環状ヨーク76の内周面には
環状永久磁石78が接着されている。永久磁石78とス
テータ65との間には所定のギャップが形成され、永久
磁石78がヨーク76と協力してステータ65回りに磁
気回路を形成している。
【0031】環状ブッシュ80の外周面はスピンドルハ
ブ74の内周面に接着されている。環状ブッシュ80に
は環状溝80aが形成されており、フランジ62にはこ
の環状溝80aに嵌合する環状突起62aが一体的に形
成されている。
【0032】環状溝80aと、この環状溝80a中に挿
入された環状突起62aでラビリンスシール82を形成
しており、軸受70に適用したグリースのオイルミスト
が密封室15内に侵入するのを防止している。
【0033】図6を参照すると、ラビリンスシール82
部分の拡大断面図が示されており、ラビリンスシール8
2の半径方向のギャップG1はできるだけ狭いほど望ま
しく、実際的には加工精度により決定される約1mm或い
はそれ以下の半径方向ギャップG1が採用される。
【0034】一方、軸方向ギャップG2は空気のよどみ
部を形成するためにある程度広く取る必要があり、数mm
の幅に形成される。再び図5を参照すると、軸受68の
上側のスピンドルシャフト42とスピンドルハブ74と
の間に磁性シール84が設けられており、軸受68に適
用したグリースのオイルミストが密封室15内に入るの
を防止している。
【0035】図7を参照すると、磁性シール84部分の
拡大断面図が示されている。磁性シール84は、スピン
ドルハブ74に接着された環状磁石86と、環状磁石8
6をサンドイッチするようにスピンドルハブ74に接着
された一対の環状磁性プレート88とを含んでいる。
【0036】環状磁性プレート88の内周側は環状磁石
86の内周面を越えてスピンドルシャフト42方向に突
出しており、環状磁石86、環状磁性プレート88及び
スピンドルシャフト42により環状キャビティ91を画
成している。
【0037】この環状キャビティ91中に磁性粒子を分
散した磁性流体92を注入すると、磁性流体92がスピ
ンドルシャフト42に接触しながら保持され、軸受68
をシールする。
【0038】再び図5を参照すると、スピンドルハブ7
4に磁気ディスク16と環状スペーサ86とを交互に挿
入し、クランプ18をネジ20でスピンドルハブ74に
締結することにより、複数枚の磁気ディスク16(本実
施例では4枚の磁気ディスク)が所定間隔離間してスピ
ンドルハブ74に固定される。
【0039】図4に示すように、カバー14に形成した
穴40を介してネジ38をスピンドルシャフト42に締
結することにより、スピンドルシャフト42の上端部が
ハウジング10に固定される。
【0040】図4において、符号44は永久磁石46が
接着されたヨークを示しており、ベース12にネジによ
り固定される。ヘッドアーム24が回転可能に取り付け
られたシャフト22はベース12の穴54を介してベー
ス12にネジ締結され、さらにカバー14に形成された
穴52を介してネジ50を締め込むことにより、その上
端部がカバー14に対して固定される。
【0041】このように各構成要素を組み立てた後に、
カバー14に形成された5個の穴58を通してネジ56
をベース12に形成されたネジ穴13にそれぞれ締め込
むことにより、カバー14がベース12に対して固定さ
れる。
【0042】各ネジ38,50及び56の上からシール
60を被せることにより、ハウジング10内を完全に密
封することができる。本実施例は以上詳述したように、
軸受68,70と密封室15との間を1個の磁性シール
84と1個のラビリンスシール82とでシールするよう
にしたので、一対の磁性シールを採用した従来例に比較
して、ステータ65のコイル66の巻き線高さを大きく
とることができる。
【0043】その結果、モータの消費電力を低減するこ
とができ、その特性を向上することが可能となる。ま
た、高価な磁性シールを1つ省くことができるため、磁
気ディスク装置のコスト低減に寄与することもできる。
【0044】また、ラビリンスシール82はフランジ6
2とロータ72のブッシュ80との間に1つだけ設け、
スピンドルシャフト42の軸方向上端部とスピンドルハ
ブ74との間には磁性シール84を採用したので、スピ
ンドルシャフト42回りに空気の循環が生じることはな
い。
【0045】よって、軸受68,70に適用したグリー
スのオイルミストをラビリンスシール82と磁性シール
84の組み合わせで完全にシールすることができ、グリ
ースのオイルミストが密封室15内に入るのを未然に防
止することができる。
【0046】さらに、フランジ62とブッシュ80はス
ピンドルモータアセンブリ25の製作時に組み立てられ
るので、ラビリンスシール82の半径方向ギャップG1
を管理しやすく、量産に適している。
【0047】ラビリンスシール82の半径方向ギャップ
G1は狭く形成し、軸方向ギャップG2は比較的広く形
成したため、半径方向ギャップG1の部分では流速が高
まることから、飛散したグリースのオイルミストが密封
室15内に侵入しにくい。
【0048】また、隙間の大きい軸方向ギャップG2部
分では流速が小さくなるため、空気のよどみ点となる。
よどみ点では、グリースのオイルミストが捕獲され外部
へ流出しにくくなる。
【0049】図8を参照すると、本発明の他の実施例の
横断面図が示されており、この実施例ではフランジ62
とブッシュ80との間に2個のラビリンスシール82が
形成されている。他の構成は図5に示した実施例と同様
であるので、同一構成部分について同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0050】この実施例でも、ラビリンスシール82と
磁性シール84との組み合わせを採用したので、上述し
た実施例と同様な効果を得ることができる。図9を参照
すると、本発明のさらに他の実施例の横断面図が示され
ている。この実施例では、第2のラビリンスシール94
をフランジ62とスピンドルハブ74との間に形成して
いる。
【0051】このようにラビリンスシールを2段構成に
したために、シール効果をより高めることができる。こ
の実施例の他の構成は第5図に示した実施例と同様であ
るため、同一構成部分について同一符号を付しその説明
を省略する。
【0052】この実施例においても、ラビリンスシール
82,94と磁性シール84との組み合わせを採用した
ために、図5に示した実施例と同様な効果を得ることが
できる。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように構成したの
で、モータの軸受に適用したグリースのオイルミストが
密封室内に入るのを完全に防止することができ、オイル
ミスト等が原因で発生する磁気ヘッドのヘッドクラッシ
ュ等を有効に防止することができる。
【0054】さらに、軸方向の片側にはラビリンスシー
ルを設け、他方の側には磁性シールを設けたために、モ
ータのステータの巻き線高さをある程度確保することが
でき、スピンドルモータの消費電力を少なくすることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上下にラビリンスシールを設置した場合の空気
の流れを示す模式図である。
【図2】本発明実施例の外観斜視図である。
【図3】カバーを外した状態の実施例平面図である。
【図4】本発明実施例の分解斜視図である。
【図5】本発明実施例の横断面図である。
【図6】ラビリンスシール部分の拡大断面図である。
【図7】磁気シール部分の拡大断面図である。
【図8】他の実施例の横断面図である。
【図9】さらに他の実施例の横断面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング(ディスクエンクロージャ) 12 ベース 14 カバー 16 磁気ディスク 24 ヘッドアーム 25 スピンドルモータアセンブリ 26 スプリングアーム 28 磁気ヘッド 30 ボイスコイルモータ 42 スピンドルシャフト 62 フランジ 65 ステータ 66 コイル 68,70 軸受 72 ロータ 74 スピンドルハブ 76 ヨーク 78 永久磁石 80 ブッシュ 82,94 ラビリンスシール 84 磁性シール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース(12)とカバー(14)とを有し内部に
    密封室(15)を画成したハウジング(10)と;前記密封室(1
    5)内に収容された少なくとも1つの回転磁気ディスク(1
    6)と;前記ベース(12)に固定されたフランジ(62)と;前
    記ハウジング(10)及び前記フランジ(62)に固定されたス
    ピンドルシャフト(42)と;前記スピンドルシャフト(42)
    に固定されたステータ(65)と;スピンドルハブ(74)と永
    久磁石(78)とを含み、該永久磁石(78)が前記ステータ(6
    5)に対向してその回りに磁場を形成し、前記永久磁石(7
    8)と前記ステータ(65)との間にギャップを画成したロー
    タ(72)と;前記ロータ(72)を前記スピンドルシャフト(4
    2)回りに回転可能に支持する軸受手段(68,70) と;前記
    回転磁気ディスク(16)を前記スピンドルハブ(74)に固定
    する手段(18,86)と;前記フランジ(62)と前記ロータ(7
    2)と共に回転する要素との間に画成され、前記軸受手段
    (68,70) と前記密封室(15)との間に位置して前記軸受手
    段(68,70) からの汚染粒子が前記密封室(15)内に入るの
    を防止するラビリンスシール(82)と;前記ステータ(65)
    に対して前記ラビリンスシール(82)が設けられたのと軸
    方向反対側の前記ロータ(72)と前記スピンドルシャフト
    (42)との間に設けられた、前記軸受手段(68,70) からの
    汚染粒子が前記密封室(15)内に入るのを前記スピンドル
    シャフト(42)に流体接触して防止するシール手段(84)
    と;を具備したことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ロータ(72)と共に回転する要素は前
    記スピンドルハブ(74)に固定されたブッシュ(80)である
    請求項1記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記シール手段(84)は前記ロータ(72)に
    固定された環状磁石(86)と、前記環状磁石(86)をサンド
    イッチするようにその一端が前記ロータ(72)に固定され
    その他端が該環状磁石(86)から前記スピンドルシャフト
    (42)方向に突出した一対の磁性プレート(88)と、前記環
    状磁石(86)と前記一対の磁性プレート(88)と前記スピン
    ドルシャフト(42)とにより画成されたキャビティ内に注
    入された磁性粒子の分散された磁性流体とから構成され
    る請求項1記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記ラビリンスシール(82)は前記ブッシ
    ュ(80)に形成された環状溝(80a) と、前記環状溝(80a)
    中に嵌合する前記フランジ(62)に一体的に形成された環
    状突起(62a) とにより画成され、前記環状溝(80a) と環
    状突起(62a)との間の半径方向ギャップは狭く、軸方向
    ギャップは広く形成されている請求項2記載の磁気ディ
    スク装置。
  5. 【請求項5】 前記フランジ(62)と前記スピンドルハブ
    (74)との間に画成された付加ラビリンスシール(94)をさ
    らに具備した請求項2記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 ベース(12)とカバー(14)とを有し内部に
    密封室(15)を画成したハウジング(10)と;前記密封室(1
    5)内に収容された少なくとも1つの回転磁気ディスク(1
    6)と;前記ベース(12)に固定されたフランジ(62)と、前
    記ハウジング(10)及び前記フランジ(62)に固定されたス
    ピンドルシャフト(42)と、前記スピンドルシャフト(42)
    に固定されたステータ(65)と、スピンドルハブ(74)と永
    久磁石(78)とを有し、該永久磁石(78)が前記ステータ(6
    5)に対向してその回りに磁場を形成し、前記永久磁石(7
    8)と前記ステータ(65)との間にギャップを画成したロー
    タ(72)と、前記ロータ(72)を前記スピンドルシャフト(4
    2)回りに回転可能に支持する軸受手段(68,70) とを含ん
    だスピンドルモータ(25)と;前記回転磁気ディスク(16)
    を前記スピンドルハブ(74)に固定する手段(18,86)と;
    前記スピンドルハブ(74)と前記ロータ(72)と共に回転す
    る要素との間に画成され、前記軸受手段(68,70) と前記
    密封室(15)との間に位置して前記軸受手段(68,70) から
    の汚染粒子が前記密封室(15)内に入るのを防止するラビ
    リンスシール(82)と;前記ステータ(65)に対して前記ラ
    ビリンスシール(82)が設けられたのと軸方向反対側の前
    記ロータ(72)と前記スピンドルシャフト(42)との間に設
    けられた、前記軸受手段(68,70) からの汚染粒子が前記
    密封室(15)内に入るのを防止する磁性シール手段(84)
    と;を具備したことを特徴とする磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記ロータ(72)と共に回転する要素は前
    記スピンドルハブ(74)に固定されたブッシュ(80)である
    請求項6記載の磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記ラビリンスシール(82)は前記ブッシ
    ュ(80)に形成された環状溝(80a) と、前記環状溝(80a)
    中に嵌合する前記フランジ(62)に一体的に形成された環
    状突起(62a) とにより画成され、前記環状溝(80a) と環
    状突起(62a)との間の半径方向ギャップは狭く、軸方向
    ギャップは広く形成されている請求項7記載の磁気ディ
    スク装置。
  9. 【請求項9】 前記フランジ(62)と前記スピンドルハブ
    (74)との間に画成された付加ラビリンスシール(94)をさ
    らに具備した請求項7記載の磁気ディスク装置。
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