JPH07182770A - 磁気ディスク装置およびその組み立て方法 - Google Patents

磁気ディスク装置およびその組み立て方法

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JPH07182770A
JPH07182770A JP5320711A JP32071193A JPH07182770A JP H07182770 A JPH07182770 A JP H07182770A JP 5320711 A JP5320711 A JP 5320711A JP 32071193 A JP32071193 A JP 32071193A JP H07182770 A JPH07182770 A JP H07182770A
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JP
Japan
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motor shaft
rotor
motor
minute gap
magnetic disk
Prior art date
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Application number
JP5320711A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Takara
和宏 高良
Shigeki Yanagihara
茂樹 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH07182770A publication Critical patent/JPH07182770A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/2009Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B25/00Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
    • G11B25/04Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card
    • G11B25/043Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card using rotating discs

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ころがり軸受が発するダストをロー
タの内側に封じ込むことができ、読み書きの信頼性を高
めることができる磁気ディスク装置の提供を目的とす
る。 【構成】ハウジング(2) の気密空間(7) に配置されたモ
ータ(15)は、モータ軸(16)の外周にボール軸受(28,29)
を介して支持されたロータ(20)を有する。このロータ
は、ハウジングのトップカバー(4) と軸受との間に介在
されて、上記モータ軸の外周面と協同して第1の微小間
隙(46)を形成する延出部(25)を有するとともに、上記ト
ップカバーは延出部に近接されて、この延出部と協同し
て第2の微小間隙(49)を形成するシール部(47)を有す
る。そして、第1および第2の微小間隙は、互いに連通
されて、上記ころがり軸受と気密空間との間にラビリン
スシール(50)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポータブルコンピュー
タのような携帯形の情報処理装置に用いられる磁気ディ
スク装置およびその組み立て方法に係り、特にその磁気
記録媒体を回転させるモータ回りの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ブック形のポータブルコンピュータの処
理能力が高まるにつれ、このコンピュータに搭載される
記憶装置も、小型・軽量化ばかりでなく、記憶容量の大
容量化が求められている。このため、最近のポータブル
コンピュータには、フロッピーディスク装置よりもはる
かに多い記憶容量と高速アクセス性を有する磁気ディス
ク装置、いわゆるハードディスク装置が搭載されてい
る。
【0003】この種の磁気ディスク装置は、四角形箱状
のハウジングを備えている。ハウジングは、底板を有す
るベースと、このベースに被せられたトップカバーとで
構成され、これらベースとトップカバーとの間に、外気
から遮蔽された清浄な気密空間が形成されている。そし
て、この気密空間に、円盤状をなす磁気ディスクや、こ
の磁気ディスクを回転させるスピンドルモータおよび磁
気ディスクにデータの読み書きを行う磁気ヘッドのよう
な各種の機能部品が収容されている。
【0004】磁気ディスクを回転させるモータは、モー
タ軸を有するブラケットと、このモータ軸の外周囲に同
軸状に配置されたロータと、このロータをモータ軸の外
周面に回転自在に支持する一対のボール軸受とを備えて
いる。ロータは、磁気ディスクが取り付けられる中空筒
状のロータヨークと、このロータヨークの内側に同軸状
に配置された中空筒状のハブとを備えており、このハブ
とモータ軸との間に上記ボール軸受が圧入されている。
そして、ボール軸受は、モータ軸の軸方向に離間されて
おり、一方のボール軸受がベースの底板側に偏って配置
されるとともに、他方のボール軸受がトップカバー側に
偏って配置されている。
【0005】また、ロータヨークの内周面には、マグネ
ットが取り付けられている。このマグネットとハブとの
間にはステータが配置されており、このステータは、ブ
ラケットに支持されている。そのため、ステータとマグ
ネットとの間、およびステータとロータのハブとの間に
は、複雑に折れ曲がった微小な間隙が形成され、この間
隙は上記一方のボール軸受の取り付け部に連なってい
る。
【0006】モータ軸のブラケットとは反対側の端部
は、トップカバーに支持されている。このトップカバー
でモータ軸を支持すれば、このモータ軸の両端がハウジ
ングに支持されるので、モータ軸の振れ回りが防止され
る。このため、複数枚の磁気ディスクをロータに取り付
けて回転させる場合でも、磁気ディスクの回転姿勢が安
定し、その分、磁気ディスクの高記録密度化が可能とな
って、記憶容量の大容量化を図ることができる。
【0007】ところで、ロータが高速で回転されると、
ボール軸受からダストが発生することが知られている。
このダストは、ボール軸受に封入されている潤滑剤の飛
散によるものとされており、中でもトップカバー側のボ
ール軸受から漏れる潤滑剤がダストの主な要因となって
いる。
【0008】すなわち、ベースの底板側のボール軸受
は、モータのブラケットやハブによって取り囲まれ、し
かも、このボール軸受と気密空間との間には、複雑に折
れ曲がった迷路状の微小な隙間が存在するので、この隙
間が一種のラビリンスシールとなり、たとえボール軸受
から潤滑剤が漏洩したとしても、この潤滑剤が気密空間
に飛散するようなことはない。
【0009】これに対し、トップカバー側のボール軸受
は、このトップカバーとの間の空間を通じて気密空間に
露出されるので、このボール軸受から漏洩した潤滑剤が
そのまま気密空間に飛散してしまう。そして、このよう
な潤滑剤を含むダストが気密空間内の磁気ディスクや磁
気ヘッドに付着すると、データの読み書き性能に悪影響
を及ぼすといった不具合が生じてくる。
【0010】このため、従来の磁気ディスク装置では、
上記ハブのトップカバー側の端部に、モータ軸との間の
空間を生める磁性流体シールを設け、この磁性流体シー
ルでボール軸受と気密空間との連通を遮断することが行
われている。
【0011】しかしながら、磁性流体シールは、液状の
流体をモータ軸とその外側のヨークとの間に注入する作
業を必要とするので、取り扱いに手間を要し、これが原
因で磁気ディスク装置の組み立て作業性が悪くなるとい
った問題がある。しかも、流体を保持するマグネットや
ヨークを必要とするので、部品点数も多く、モータのコ
ストが高くなるといった不具合もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記磁性流体
シールに代わるものとして、上記ハブのトップカバー側
の端部に、モータ軸の外周面に近接するように延出され
たシール部を設け、このシール部でボール軸受のトップ
カバー側の端部を覆うようにしたものが知られている。
この構成によると、シール部とモータ軸との間の隙間が
小さく抑えられ、この隙間が一種のラビリンスシールと
して機能するので、ボール軸受から漏洩した潤滑剤をロ
ータの内側に封じ込めることができる。
【0013】この場合、ラビリンスによる充分なシール
効果を得るためには、シール部とモータ軸との間の隙間
は、その断面積を狭く、かつ隙間の通路長も極力長くす
ることが望まれる。
【0014】しかしながら、磁気ディスク装置は、その
ハウジング自体がコンパクトに設計されているため、ボ
ール軸受とトップカバーとの間のスペースが自ずと制限
されてしまい、モータ軸の軸方向に沿うシール部の寸法
を充分に確保することができない。そのため、隙間の通
路長そのものが短くなり、ダストのシール性能が低下す
るといった問題がある。
【0015】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、ころがり軸受が発するダストをロータの
内側に封じ込めることができ、気密空間内へのダストの
飛散を確実に防止できる磁気ディスク装置の提供を目的
とする。
【0016】また、本発明の他の目的は、ころがり軸受
の回りにラビリンスシールを簡単に形成することがで
き、装置の組み立て作業を簡単に行える磁気ディスク装
置の組み立て方法を得ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された磁気ディスク装置は、底板を
有する本体と、この本体に被せられた蓋板とを備え、こ
れら本体と蓋板との間に外気から遮蔽された気密空間を
有するハウジングと、一端がモータブラケットを介して
上記本体の底板に支持され、他端が上記蓋板に支持され
たモータ軸と、このモータ軸の外周囲に同軸状に配置さ
れたロータと、このロータを上記モータ軸の外周面に回
転自在に支持するころがり軸受とを有し、上記ハウジン
グの気密空間に配置されたモータと、このモータのロー
タに同軸状に支持され、上記気密空間内で上記ロータと
一体に回転される磁気記録媒体と、この磁気記録媒体の
回転時に、磁気記録媒体上を浮上して情報の読み書きを
行う磁気ヘッドとを備えている。
【0018】そして、上記ロータは、上記蓋板ところが
り軸受との間を通じて上記モータ軸の外周面に近接さ
れ、このモータ軸との間に第1の微小間隙を形成する延
出部を有するとともに、上記蓋板は、上記延出部に近接
されて、この延出部との間に上記第1の微小間隙に連な
る第2の微小間隙を形成するシール部を有し,この第2
の微小間隙は、上記第1の微小間隙と協同して上記ころ
がり軸受と気密空間との間にラビリンスシールを形成し
てなることを特徴としている。
【0019】請求項2によれば、上記請求項1に記載の
延出部は、上記ロータとは別部品にて構成されているこ
とを特徴としている。請求項3によれば、上記請求項2
に記載の延出部は、上記モータ軸との対向面に、周方向
に連続する凹部を有するとともに、上記モータ軸は、上
記凹部に入り込む大径部を有し、これら凹部と大径部と
によって上記第1の微小間隙をクランク状に屈曲させた
ことを特徴としている。
【0020】請求項4によれば、上記請求項2の記載に
おいて、上記モータ軸の外周面に、このモータ軸とは別
体のリング部材を固定するとともに、上記延出部のモー
タ軸との対向面には、上記リング部材が入り込む凹部を
周方向に連続して形成し、これら凹部とリング部材とに
よって上記第1の微小間隙をクランク状に屈曲させたこ
とを特徴としている。
【0021】請求項5によれば、上記請求項1に記載の
延出部は、上記蓋板のシール部との対向部に上記モータ
軸を同軸状に取り囲む凹部を有するとともに、上記蓋板
は、上記モータ軸を同軸状に取り囲んだ状態で上記凹部
に入り込む凸部を有し、これら凹部と凸部とにより上記
第2の微小間隙をクランク状に屈曲させたことを特徴と
している。
【0022】また、請求項6に記載された組み立て方法
は、底板を有する本体と、この本体に被せられた蓋板と
を備え、これら本体と蓋板との間に外気から遮蔽された
気密空間を有するハウジングと、一端がモータブラケッ
トを介して上記本体の底板に支持され、他端が上記蓋板
に支持されたモータ軸と、このモータ軸の外周囲に同軸
状に配置されたロータと、このロータを上記モータ軸の
外周面に回転自在に支持するころがり軸受とを有し、上
記ハウジングの気密空間に配置されたモータと、このモ
ータのロータに同軸状に支持され、上記気密空間内で上
記ロータと一体に回転される磁気記録媒体とを備えてい
る磁気ディスク装置を前提とし、上記モータ軸の一端を
本体の底板に支持する第1の工程と、上記本体に蓋板を
被せ、この蓋板を上記モータ軸の他端に連結すること
で、上記蓋板を上記ロータに近接させ、これら蓋板とロ
ータとの間に上記モータ軸の外周面を経て上記ころがり
軸受に至るラビリンスシールを形成する第2の工程とを
備えていることを特徴としている。
【0023】さらに、請求項7に記載された磁気ディス
ク装置は、底板を有する本体と、この本体に被せられた
蓋板とを備え、これら本体と蓋板との間に外気から遮蔽
された気密空間を有するハウジングと、一端がモータブ
ラケットを介して上記本体の底板に支持され、他端が上
記蓋板に支持されたモータ軸と、このモータ軸の外周囲
に同軸状に配置されたロータと、このロータを上記モー
タ軸の外周面に回転自在に支持するころがり軸受とを有
し、上記ハウジングの気密空間に配置されたモータと、
このモータのロータに同軸状に支持され、上記気密空間
内で上記ロータと一体に回転される磁気記録媒体と、こ
の磁気記録媒体の回転時に、磁気記録媒体上を浮上して
情報の読み書きを行う磁気ヘッドとを備えている。
【0024】そして、上記ロータは、上記蓋板ところが
り軸受との間を通じて上記モータ軸の外周面に近接され
て、このモータ軸との間に第1の微小間隙を形成する延
出部を有し、また、上記蓋板と上記モータ軸の他端との
間に、上記モータ軸を同軸状に取り囲んだ状態で上記延
出部と対向し合う対向部を有する端部材を介在させて、
この対向部と上記延出部との間に上記第1の微小間隙に
連なる第2の微小間隙を形成し、この第2の微小間隙
は、上記第1の微小間隙と協同して上記ころがり軸受と
気密空間との間にラビリンスシールを形成してなること
を特徴としている。
【0025】請求項8によれば、上記請求項7に記載の
延出部は、上記ロータとは別部品にて構成されているこ
とを特徴としている。請求項9によれば、上記請求項8
に記載の延出部は、上記モータ軸の軸方向に延びる第1
の面と、この第1の面に連続して上記モータ軸の径方向
に延びる第2の面とを有し、また、上記対向部は、上記
第1の面と対向し合う第3の面と、この第3の面に連続
して上記第2の面と対向し合う第4の面とを有してお
り、これら第1ないし第4の面の間に上記第2の微小間
隙が形成されていることを特徴としている。
【0026】請求項10によれば、上記請求項9に記載
の第2の面は、モータ軸の周方向に連続する突起を有す
るとともに、上記第4の面は、上記突起が入り込む窪み
を有し、これら突起と窪みとによって上記第2の微小間
隙をクランク状に屈曲させたことを特徴としている。
【0027】
【作用】請求項1に記載された構成によれば、ラビリン
スシールは、ロータの延出部とモータ軸との間に加え
て、この延出部と蓋板との間にも連続して形成されるの
で、ラビリンスシールがモータ軸の軸方向ばかりでな
く、径方向にも延びることになる。このため、ラビリン
スシールの通路長が長くなるとともに、その形状も複雑
なものとなり、ころがり軸受が発するダストをロータの
内側に確実に封じ込むことができる。
【0028】請求項2および8に記載された構成によれ
ば、ロータの形状が簡略化されるので、モータの製造コ
ストを低減することができる。請求項3に記載した構成
によれば、ラビリンスシールの一部となる第1の微小間
隙がクランク状に折れ曲がるので、この第1の微小間隙
の通路長を限られたスペースの中でより長くすることが
できる。それとともに、第1の微小間隙の形状も複雑と
なるので、ラビリンスによるシール効果が向上し、気密
空間へのダストの飛散を確実に防止できる。
【0029】請求項4に記載した構成によれば、上記請
求項3と同様に、第1の微小間隙の通路長を長くした
り、その形状を複雑化することができることに加えて、
モータ軸上に大径な部分を一体に形成する必要もなくな
り、このモータ軸を段差のないストレートな形状とする
ことができる。そのため、第1の微小間隙をクランク状
に折り曲げる構成としたにも拘らず、モータ軸の形状を
単純なものとすることができ、その分、モータの製造コ
ストを低減できる。
【0030】請求項5に記載した構成によれば、ラビリ
ンスシールの一部となる第2の微小間隙がクランク状に
折れ曲がるので、この第2の微小間隙の通路長を限られ
たスペースの中でより長くすることができる。それとと
もに、第2の微小間隙の形状も複雑となるので、ラビリ
ンスによるシール効果がより向上し、気密空間へのダス
トの飛散を確実に防止できる。
【0031】請求項6に記載した組み立て方法によれ
ば、モータを本体に取り付けた状態で、この本体に蓋板
を被せるだけの作業で、ハウジングの気密空間ところが
り軸受との間にラビリンスシールを形成することができ
る。このため、ラビリンスシールを形成するに当って、
格別な別部品を精度良く組み付けるといった、厳格な寸
法管理を要する面倒な作業が不要となる。
【0032】請求項7に記載した構成によれば、ラビリ
ンスシールは、ロータの延出部とモータ軸との間に加え
て、このモータ軸の一端の端部材と延出部との間にも連
続して形成されるので、ラビリンスシールの通路長が長
くなる。しかも、ラビリンスシールは、モータ軸の軸方
向ばかりでなく、モータ軸の径方向にも延びることにな
るので、ラビリンスシールの形状が複雑となる。したが
って、ラビリンスによるシール効果が向上し、ころがり
軸受から発せられるダストをロータの内側に確実に封じ
込むことができる。
【0033】請求項9に記載した構成によれば、ラビリ
ンスシールの一部となる第2の微小間隙が、モータ軸の
軸方向に延びる部分と、このモータ軸の径方向に延びる
部分とを有することになるので、この第2の微小間隙が
直角に折れ曲がった形状となる。このため、第2の微小
間隙の通路長を限られたスペースの中で極力長くするこ
とができ、ラビリンスによるシール効果がより向上す
る。
【0034】請求項10に記載した構成によれば、ラビ
リンスシールの一部となる第2の微小間隙がクランク状
に折れ曲がるので、この第2の微小間隙の通路長を限ら
れたスペースの中でより長くすることができる。それと
ともに、第2の微小間隙の形状も複雑となるので、ラビ
リンスによるシール効果がより向上し、気密空間へのダ
ストの飛散を確実に防止できる。
【0035】
【実施例】以下本発明の第1実施例を、ポータブルコン
ピュータに用いられる磁気ディスク装置に適用した図1
ないし図3にもとづいて説明する。図3は、2.5イン
チ形の磁気ディスク装置1を示している。この磁気ディ
スク装置1は、金属製のハウジング2を備えており、こ
のハウジング2は、長方形箱状をなしている。ハウジン
グ2は、本体としてのベース3と、蓋板としてのトップ
カバー4とに二分割されている。
【0036】ベース3は、底板3aと、この底板3aに
連なる四つの側板3b〜3eとを備えたダイキャスト成
形品であり、その底板3aと対向し合う上面に開口部5
を有している。
【0037】また、トップカバー4は、複数のねじ6を
介してベース3に固定されている。このトップカバー4
は、図示しないパッキンを介して開口部5を気密に覆っ
ており、このトップカバー4とベース3との間には、外
気とは遮蔽された清浄な気密空間7が形成されている。
【0038】図1に示すように、ベース3の底板3aに
は、モータ装着孔10が開口されている。このモータ装
着孔10には、モータブラケット11が取り付けられて
いる。モータブラケット11は、モータ装着孔10に嵌
合される円盤状のボデー部12と、このボデー部12の
外周部に連なるフランジ部13とを備えている。このフ
ランジ部13は、図示しないねじを介してベース3の底
板3aに固定されており、この固定により、モータブラ
ケット11とベース3とが一体化されている。
【0039】モータブラケット11には、インハブ形の
モータ15が支持されている。モータ15は、ハウジン
グ2の気密空間7に配置されている。このモータ15
は、モータ軸16を備えている。モータ軸16は、その
下端がモータブラケット11のボデー部12に固定され
ているとともに、上端がトップカバー4の下面に突き当
てられ、かつ、このトップカバー4にねじ17を介して
固定されている。
【0040】そのため、モータ軸16は、ハウジング2
に両端支持の状態で固定されており、このハウジング2
の厚み方向に延びている。図1に示すように、モータ軸
16の外周囲には、ロータ20が同軸状に配置されてい
る。ロータ20は、中空円筒状のロータヨーク21と、
このロータヨーク21の内側に同軸状に配置された中空
円筒状のハブ22とを備えている。ロータヨーク21
は、その下部外周面に径方向外側に張り出すディスク支
持部23を有し、このロータヨーク21の上端部とハブ
22の上端部との間は、連結壁24によって一体に連結
されている。そして、ハブ22の上端部には、モータ軸
16の外周面に近接する方向に延出された延出部25が
一体に形成されている。延出部25は、リング状をなし
ており、この延出部25は、ハブ22と同軸状をなして
上記連結壁24の上面よりも上方に突出されている。
【0041】そして、このようなロータ20は、第1お
よび第2のボール軸受28,29を介してモータ軸16
の外周面に回転自在に支持されている。ボール軸受2
8,29は、モータ軸16の外周面に圧入された内輪2
8a,29aと、ロータ20のハブ22の内周面に圧入
された外輪28b,29bと、これら内輪28a,29
aと外輪28b,29bとの間に回転自在に介在された
ボール状の転動体28c,29cとを備えている。そし
て、内輪28a,29aと外輪28b,29bとの間に
は、潤滑剤が封入されており、この潤滑剤は、内輪28
a,29a又は外輪28b,29bに取り付けた図示し
ないシールリップによって外部への漏洩が防止されてい
る。
【0042】第1および第2のボール軸受28,29
は、モータ軸16の軸方向に離間して配置されている。
これらボール軸受28,29の外輪28b,29bの間
には、スペーサ30が介在されている。第1のボール軸
受28は、ロータ20のハブ22の下端部に位置されて
おり、その内輪28aがモータブラケット11に接して
いる。また、第2のボール軸受29は、ロータ20の延
出部25に隣接されており、その内輪29aが軸受押え
31を介して延出部25の下面に接している。
【0043】図1に示すように、ロータヨーク21の内
周面には、このロータヨーク21と一体に回転するマグ
ネット33が取り付けられている。マグネット33とハ
ブ22との間には、ステータ34が配置されている。ス
テータ34は、モータブラケット11のボデー部12に
固定されており、このステータ34とハブ22の外周面
およびステータ34とマグネット33との間には、微小
な隙間35が形成されている。この隙間35は、図1に
示すように、ロータ20の内側で複雑に折れ曲がってい
る。そして、隙間35の一端は、ボデー部12の上面を
通じて第1のボール軸受28の圧入部に連なるととも
に、この隙間35の他端は、ボデー部12の上面とロー
タヨーク21との間を通じて気密空間7に連なってい
る。
【0044】ロータヨーク21の外周面には、二枚の円
盤状をなす磁気ディスク38a,38bが同軸状に嵌合
されている。磁気ディスク38a,38bは、その中心
部に円形の嵌合孔39a,39bを同軸状に備えてお
り、これら嵌合孔39a,39bがロータヨーク21の
外周面に嵌合されている。そして、磁気ディスク38
a,38bは、スペーサリング40を介して互いに積層
されている。
【0045】図1ないし図3に示すように、ロータ20
の上面には、ディスク押え42が取り付けられている。
ディスク押え42は、上記ロータヨーク21よりも大径
なリング状をなしており、その中央の開口43に上記延
出部25が嵌合されている。そして、ディスク押え42
の外周部下面は、上側の磁気ディスク38bに接してお
り、このディスク押え42は、四本のねじ44を介して
ロータ20の連結壁24の上面に固定されている。
【0046】この固定により、上記磁気ディスク38
a,38bおよびスペーサリング40が、ディスク押え
42とディスク支持部23との間で強固に挾み込まれて
おり、これら磁気ディスク38a,38bがロータ20
と一体に回転するようになっている。
【0047】ところで、上記ロータ20の延出部25の
内面は、第2のボール軸受29の上方において、モータ
軸16の外周面に近接されている。この延出部25の内
面は、モータ軸16の外周面と協同して第1の微小間隙
46を形成しており、この第1の微小間隙46は、モー
タ軸16の軸方向に延びて、上第2のボール軸受29の
圧入部に連なっている。
【0048】また、上記モータ軸16の上端を受けるト
ップカバー4は、気密空間7に向けて凹むシール部47
を一体に有している。シール部47の底面47aは、平
坦面をなしており、この底面47aの中央に上記ねじ1
7を通す挿通孔48が開口されている。そして、シール
部47の底面47aは、上記延出部25の上面と平行を
なすとともに、この延出部25の上面に近接されてい
る。このシール部47の底面47aは、延出部25の上
面と協同して第2の微小間隙49を形成しており、この
第2の微小間隙49は、モータ軸16の径方向に延びて
いる。
【0049】第2の微小間隙49の一端は、モータ軸1
6の外周面上で第1の微小間隙46の上端に連なるとと
もに、この第2の微小間隙49の他端は、ロータ20の
上方で気密空間7に開放されている。この第2の微小間
隙49は、上記第1の微小間隙46と協同して上記第2
のボール軸受29と気密空間7との間に直角に折れ曲が
ったラビリンスシール50を形成している。そして、本
実施例の場合、第1の微小間隙46の幅寸法X1 および
第2の微小間隙49の幅寸法X2 は、0.2mm以下、
好ましくは0.1〜0.05mmに定められている。
【0050】図2や図3に示すように、ハウジング2の
気密空間7には、磁気ディスク38a,38bに隣接し
てキャリッジ組み立て体51が配置されている。キャリ
ッジ組み立て体51は、キャリッジ52を備えており、
このキャリッジ52の一端のボス部53が枢軸54を介
してベース3の底板3aに回動可能に枢支されている。
このため、キャリッジ52は、枢軸54を中心として回
動するようになっている。
【0051】なお、枢軸54の上端は、ねじ55を介し
てトップカバー4に支持されている。キャリッジ52に
は、磁気ディスク38a,38bにデータを書き込んだ
り、書き込まれたデータを読み取るための磁気ヘッド5
8が取り付けられている。磁気ヘッド58は、キャリッ
ジ52にかしめ止めされたサスペンション59を備えて
いる。サスペンション59は、磁気ディスク38a,3
8bと対向されており、このサスペンション59の先端
部には、図示しない磁気ヘッドスライダが取り付けられ
ている。そして、磁気ヘッド58は、磁気ディスク38
a,38bがモータ15によって回転された時に、これ
ら磁気ディスク38a,38bの表面に沿う空気の流れ
によって浮上するようになっており、この磁気ヘッド5
8の浮上量は、0.1ミクロン以下に定められている。
【0052】キャリッジ組み立て体51は、ボイスコイ
ルモータ61によって回動されるようになっている。そ
して、このボイスコイルモータ61でキャリッジ組み立
て体51の回動角度や回動方向を変化させることによ
り、磁気ヘッドスライダが磁気ディスク38a,38b
上の所望のトラックに位置決めされ、データの書き込み
や読み取りが行われる。
【0053】なお、キャリッジ組み立て体51は、フレ
キシブル基板62を介して制御用の回路基板63に接続
されている。このような構成の磁気ディスク装置1は、
次のような手順で組み立てられる。
【0054】まず、モータ15のモータブラケット11
をベース3のモータ装着孔10に嵌め込み、このモータ
ブラケット11のフランジ部13をベース3にねじ止め
する。このことにより、モータ15がベース3の底板3
a上に固定される。
【0055】この状態でロータヨーク21の外周面に二
枚の磁気ディスク38a,38bとスペーサリング40
とを交互に嵌め込んでいき、最後にロータ20の上面に
ディスク押え42を重ね合わせる。そして、このディス
ク押え42をねじ44を介してロータ20の連結壁24
に固定する。この固定により、磁気ディスク38a,3
8bおよびスペーサリング40が、ディスク押え42と
ディスク支持部23と間で挾み込まれ、磁気ディスク3
8a,38bがロータ20と一体化される。
【0056】次に、ベース3の底板3a上にキャリッジ
組み立て体51やボイスコイルモータ61および回路基
板63を順次組み込んでいき、この回路基板63と上記
モータ15、キャリッジ組み立て体51およびボイスコ
イルモータ61とをフレキシブル基板62を介して電気
的に接続する。
【0057】このようにしてベース3への機能部品の組
み込みおよび電気的な接続が完了したならば、ベース3
にトップカバー4を被せてねじ6で固定する。この固定
により、ベース3の開口部5が気密に閉塞され、このベ
ース3とトップカバー4との間に気密空間7が形成され
る。したがって、モータ15、磁気ディスク38a,3
8b、キャリッジ組み立て体51およびボイスコイルモ
ータ61のような各種の機能部品が気密空間7に一括し
て収容される。
【0058】そして、ベース3の開口部5をトップカバ
ー4で閉塞すると、このトップカバー4のシール部47
がロータ20の延出部25と対向し合う。この状態でシ
ール部47の底面47aの挿通孔48にねじ17を挿通
し、このねじ17をモータ軸16の上端面にねじ込む。
このねじ込みにより、モータ軸16の上下両端がハウジ
ング2に支持されるとともに、このシール部47の底面
47aと延出部25の上面との間の寸法が定まる。この
ことにより、シール部47と延出部25との間にラビリ
ンスシール50の一部となる第2の微小間隙49が形成
され、一連の磁気ディスク装置1の組み立てが完了す
る。
【0059】このような本発明の第1実施例によれば、
トップカバー4にロータ20の延出部25の上面に近接
されるシール部47を形成したので、トップカバー4を
ベース3に被せると、そのシール部47と延出部25と
の間に、モータ軸16の径方向に延びる第2の微小間隙
49が形成される。そして、この第2の微小間隙49
は、モータ軸16の外周面上において第1の微小間隙4
6に連なっているので、第2のボール軸受29と気密空
間7との間に位置するラビリンスシール50を、モータ
軸16の径方向に延長することができ、このラビリンス
シール50の通路長が長くなる。
【0060】しかも、ラビリンスシール50は、モータ
軸16の軸方向ばかりでなく、径方向にも延びるので、
このラビリンスシール50自体が途中で直角に屈曲され
ることになり、ラビリンスシール50の通路形状が複雑
となる。
【0061】このため、ラビリンスによるシール効果が
向上し、第2のボール軸受29から発せられるダストを
ロータ20の内側に封じ込むことができる。よって、気
密空間7へのダストの飛散を確実に防止することがで
き、磁気ディスク38a,38bや磁気ヘッド58への
ダストの付着を抑えて、データの読み込みあるいは書き
込みエラーの発生を解消することができる。
【0062】なお、第1のボール軸受28も同様にダス
トを発するけれども、この第1のボール軸受28の圧入
部は、複雑に折れ曲がった隙間35を介して気密空間7
に連なっているので、この隙間35が一種のラビリンス
シールとして機能する。このため、第1のボール軸受2
8から潤滑剤が漏れても、この潤滑剤がダストとなって
気密空間7に飛散することはない。
【0063】一方、上記磁気ディスク装置1の組み立て
方法によれば、モータ15やその他の各種の機能部品を
ベース3に組み込んだ状態で、このベース3にトップカ
バー4を被せ、このトップカバー4のシール部47をね
じ17を介してモータ軸16の上端面に連結すれば、こ
のシール部47とロータ20との間に、ラビリンスシー
ル50の一部となる第2の微小間隙49が形成される。
【0064】このため、ラビリンスシール50を延長す
るに当って、格別な別部品を用意したり、この別部品を
精度良く組み付けるといった、厳格な寸法管理を要する
面倒な作業が不要となる。したがって、ラビリンスシー
ル50を延長したにも拘らず、磁気ディスク装置1の組
み立て性が損なわれずに済み、作業性を良好に維持する
ことができる。
【0065】なお、本発明は、上記第1実施例に特定さ
れるものではなく、図4に本発明の第2実施例を示す。
この第2実施例は、主にロータ20の構成が上記第1実
施例と相違しており、それ以外の構成は第1実施例と同
様である。
【0066】図4に示すように、ロータ20は、ハブ2
2の上端部にモータ軸16の軸方向に延びる筒状部71
を同軸状に備えている。筒状部71は、第2のボール軸
受29の上方に延びており、この筒状部71の内側にリ
ング状の軸受押え72が圧入等の手段により固着されて
いる。軸受押え72の内面は、モータ軸16の外周面に
近接されて、このモータ軸16の外周面との間に第1の
微小間隙46を形成しているとともに、軸受押え72の
上面は、トップカバー4のシール部47の底面47aに
近接されて、この底面47aとの間に第2の微小間隙4
9を形成している。
【0067】このような構成の第2実施例によると、ロ
ータ20の上端部に、そのハブ22よりも径方向内側に
張り出す部分を形成する必要がなくなるので、このロー
タ20の形状を簡略化することができる。そのため、モ
ータ15の製造コストを低減することができる。
【0068】また、図5には、本発明の第3実施例が開
示されている。この第3実施例は、軸受押え72および
モータ軸16の形状の点が上記第2実施例と相違してい
る。
【0069】すなわち、軸受押え72の内面には、周方
向に連続する凹部81が形成されており、この凹部81
は、第2のボール軸受29と対向し合う軸受押え72の
下面に連続して開放されている。また、モータ軸16
は、その上端部に凹部81に隙間を存して入り込む大径
部82を一体に備えており、これら凹部81と大径部8
2との組み合わせにより、第1の微小間隙46がクラン
ク状に屈曲されている。
【0070】このような構成の第3実施例によれば、第
1の微小間隙46がクランク状に屈曲されるので、この
第1の微小間隙46の通路長を第2のボール軸受29と
シール部47との間の限られたスペースの中で極力長く
形成することができる。
【0071】しかも、第1の微小間隙46の通路形状も
複雑となるので、ラビリンスによるシール効果がより向
上し、気密空間7へのダストの飛散防止に役立つ。さら
に、図6には、本発明の第4実施例が開示されている。
【0072】この第4実施例は、モータ軸16の上端部
に、このモータ軸16よりも大径なリング部材91を圧
入等の手段により固着した点が上記第3実施例と相違し
ている。上記リング部材91は、軸受押え72の凹部8
1に入り込んでおり、このリング部材91の下面が第2
のボール軸受29の内輪29aの上面に接している。そ
して、これらリング部材91と凹部81との組み合わせ
により、第1の微小間隙46がクランク状に屈曲されて
いる。
【0073】このような第4実施例の構成によれば、モ
ータ軸16の上端部に大径な部分を一体に形成する必要
がなく、このモータ軸16自体が段付きのないストレー
トな形状となる。このため、第1の微小間隙46をクラ
ンク状に屈曲させたにも拘らず、モータ軸16の形状を
単純なものとすることができ、モータ15のコストの低
減に寄与する。
【0074】図7に示す本発明の第5実施例は、主に第
1の微小間隙46をクランク状に屈曲させるための構成
が上記第2ないし第4実施例と相違している。図7に示
すように、軸受押え72と第2のボール軸受29との間
には、リング状をなすスペーサ100が介在されてい
る。スペーサ100は、モータ軸16の大径部82の下
面と第2のボール軸受29との間に隙間を存して入り込
んでおり、このスペーサ100の内周面は、モータ軸1
6の外周面に近接されている。
【0075】したがって、第1の微小間隙46は、第2
のボール軸受29と大径部82との間においても一回屈
曲されており、上記第2ないし第4実施例と比較した場
合に、第1の微小間隙46の屈曲箇所が一つ多くなって
いる。
【0076】このような構成の第5実施例によると、第
1の微小間隙46の屈曲箇所がより多くなり、この第1
の微小間隙46の通路長がより長くなるとともに、第1
の微小間隙46の通路形状もより複雑となる。よって、
ラビリンスによるシール効果をより一層高めることがで
き、気密空間7へのダストの飛散を防止する上で好都合
となる。
【0077】また、図8には、本発明の第6実施例が開
示されている。この第6実施例では、軸受押え72の上
面に、周方向に連続する凹部110が形成されている。
この凹部110は、モータ軸16に対し同軸状に位置さ
れている。軸受押え72の上面と対向し合うシール部4
7の底面47aには、気密空間7に向って突出する凸部
111が周方向に連続して形成されている。凸部111
は、凹部110の内側に隙間を存して入り込んでおり、
これら凸部111と凹部110との組み合わせにより、
第2の微小間隙49がクランク状に屈曲されている。
【0078】このような構成の第6実施例によれば、モ
ータ軸16の径方向に延びる第2の微小間隙49がクラ
ンク状に屈曲されるので、この第2の微小間隙49の通
路長を限られたスペースの中で極力長く形成することが
できる。
【0079】しかも、第2の微小間隙49の通路形状も
複雑となるので、ラビリンスによるシール効果がより向
上することになり、第2のボール軸受29が発するダス
トを、ロータ20の内側に確実に封じ込むことができ
る。
【0080】さらに、図9は、本発明の第7実施例に係
る磁気ディスク装置1を示している。この第7実施例で
は、上記第2実施例と同様に、ロータ20のハブ22の
上端部に、モータ軸16の軸方向に延びる筒状部71が
同軸状に突設されている。筒状部71は、第2のボール
軸受29の上方に延びており、この筒状部71の内側に
リング状の軸受押え72が圧入等の手段により固着され
ている。軸受押え72の内面は、モータ軸16の外周面
に近接され、このモータ軸16の外周面と協同して第1
の微小間隙46を形成している。
【0081】軸受押え72の内周面には、凹部121が
周方向に連続して形成されている。凹部121は、軸受
押え72の上面に連続して開口されており、この凹部1
21は、モータ軸16の軸方向に延びる第1の面121
aと、この第1の面121a下端に連続して上記モータ
軸16の径方向に延びる第2の面121bとを有してい
る。
【0082】また、モータ軸16の上端面とトップカバ
ー4のシール部47との間には、円盤状をなす端部材1
23が配置されている。端部材123は、その中央に通
孔124を有し、この通孔124にねじ17が挿通され
ている。そのため、端部材123は、シール部47の底
面47aとモータ軸16の上端面との間で挾み込まれて
いる。
【0083】端部材123は、モータ軸16よりも大き
な外径を有している。端部材123の外周部下面は、軸
受押え72と対向されている。この端部材123の外周
部下面には、凸部125が周方向に連続して突設されて
おり、この凸部125の内周面は、モータ軸16の上端
部外周面に接している。そして、凸部125は、軸受押
え72の凹部121に隙間を存して入り込んでおり、こ
の凸部125は、上記第1の面121aと対向し合う第
3の面125aと、上記第2の面121bと対向し合う
第4の面125bとを有している。
【0084】このため、これら第1ないし第4の面12
1a,121bおよび125a,125bの間に、クラ
ンク状に屈曲された第2の微小間隙126が形成されて
おり、この第2の微小間隙126の一端は、第1の微小
間隙46に連なるとともに、他端は、軸受押え72とシ
ール部47との間を経て気密空間7に連なっている。
【0085】このような構成の第7実施例によれば、ラ
ビリンスシール50の一部となる第2の微小間隙126
がクランク状に折れ曲がるので、この第2の微小間隙1
26の通路長を限られたスペースの中で極力長く形成す
ることができる。
【0086】しかも、第2の微小間隙126の通路形状
も複雑となるので、ラビリンスによるシール効果がより
向上し、気密空間7へのダストの飛散を防止することが
できる。
【0087】また、図10に示す本発明の第8実施例
は、主に第2の微小間隙126を屈曲させる構成が上記
第7実施例と相違している。この第8実施例では、凹部
121の第2の面121bと凸部125の第4の面12
5bの長さが、第1の面121aおよび第3の面125
aよりも長く形成されている。そして、第2の面121
bには、突起131が周方向に連続して突設されている
とともに、第4の面125bには、突起131が隙間を
存して入り込む窪み132が周方向に連続して形成され
ている。
【0088】したがって、第2の微小間隙126は、第
2の面121bと第4の面125bとの間において二回
屈曲されており、上記第7実施例と比較した場合に、第
2の微小間隙126の屈曲箇所が二つ多くなっている。
【0089】このような構成の第8実施例によると、第
2の微小間隙126の屈曲箇所がより多くなり、この第
2の微小間隙126の通路長がより長くなるとともに、
第2の微小間隙126の通路形状もより複雑となる。よ
って、ラビリンスによるシール効果をより一層高めるこ
とができ、第2のボール軸受29からのダストをロータ
20の内側に確実に封じ込むことができる。
【0090】なお、本発明を実施するに当っては、磁気
ディスクの実装枚数は上記実施例に特定されるものでは
なく、例えば磁気ディスクの実装枚数を三枚あるいはそ
れ以上としても良い。また、ころがり軸受もボール軸受
に限らず、ローラ軸受を用いても良い。
【0091】
【発明の効果】請求項1に記載した構成によれば、ラビ
リンスシールの通路長を無理なく長くできるとともに、
その通路形状も複雑に形成することができ、ころがり軸
受から漏れる潤滑剤を主成分とするダストをロータの内
側に封じ込むことができる。このため、気密空間へのダ
ストの飛散を確実に抑えることができ、データの読み込
みおよび書き込みエラーを解消することができる。
【0092】請求項2および8に記載した構成によれ
ば、ラビリンスシールの通路形状を複雑化したにも拘ら
ず、ロータの形状を単純なものとすることができ、モー
タの製造コストを低減することができる。
【0093】請求項3に記載した構成によれば、ラビリ
ンスシールの一部となる第1の微小間隙を、限られたス
ペースの中で極力長く、しかも複雑な形状とすることが
でき、ダストのシール効果をより高めることができる。
【0094】請求項4に記載した構成によれば、ラビリ
ンスシールをクランク状の折り曲げる構成としたにも拘
らず、モータ軸自体を段付きのないストレートな形状と
することができる。このため、モータ軸の形状が単純な
ものとなり、モータの製造コストを低減することができ
る。
【0095】請求項5に記載した構成によれば、ラビリ
ンスシールの一部となる第2の微小間隙を、限られたス
ペースの中で極力長く、しかも複雑な形状とすることが
でき、ダストのシール効果をより高めることができる。
【0096】請求項6に記載した組み立て方法によれ
ば、本体に蓋板を被せるだけの作業でラビリンスシール
を形成できるので、このラビリンスシールを形成する際
に、格別な別部品を精度良く組み付けるといった、厳格
な寸法管理を要する面倒な作業が不要となり、磁気ディ
スク装置の組み立て作業を簡単に行うことができる。
【0097】請求項7に記載した構成によれば、ラビリ
ンスシールの通路長を無理なく長くできるとともに、そ
の通路形状も複雑に形成することができ、ころがり軸受
から漏れる潤滑剤を主成分とするダストをロータの内側
に封じ込むことができる。このため、気密空間へのダス
トの飛散を確実に抑えることができ、データの読み込み
および書き込みエラーを解消することができる。
【0098】請求項9に記載した構成によれば、ラビリ
ンスシールの一部となる第2の微小間隙を、限られたス
ペースの中で極力長く、しかも折れ曲がった形状とする
ことができ、ダストのシール効果をより高めることがで
きる。
【0099】請求項10に記載した構成によれば、ラビ
リンスシールの一部となる第2の微小間隙がより複雑に
折れ曲がり、この第2の微小間隙の通路長が増大するの
で、ダストのシール効果が向上し、その分、気密空間へ
のダストの飛散が抑えられ、データの読み書きの信頼性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における磁気ディスク装置
において、そのモータ回りの断面図。
【図2】トップカバーを取り外した状態の磁気ディスク
装置の平面図。
【図3】トップカバーをベースから分離させた状態を分
解して示す斜視図。
【図4】本発明の第2実施例における磁気ディスク装置
において、そのモータ回りの断面図。
【図5】本発明の第3実施例における磁気ディスク装置
において、そのモータ回りの断面図。
【図6】本発明の第4実施例における磁気ディスク装置
において、そのモータ回りの断面図。
【図7】本発明の第5実施例における磁気ディスク装置
において、そのモータ回りの断面図。
【図8】本発明の第6実施例における磁気ディスク装置
において、そのモータ回りの断面図。
【図9】本発明の第7実施例における磁気ディスク装置
において、そのモータ回りの断面図。
【図10】本発明の第8実施例における磁気ディスク装
置において、そのモータ回りの断面図。
【符号の説明】
1…磁気ディスク装置、 2…ハウジン
グ、3…本体(ベース)、 3a…底板、
4…蓋板(トップカバー)、 11…モータブラ
ケット、15…モータ、 16
…モータ軸、20…ロータ、
25…延出部、28,29…ころがり軸受(第1および
第2のボール軸受)、38a,38b…磁気記録媒体
(磁気ディスク)、46…第1の微小間隙、
47…シール部、49…第2の微小間隙、
50…ラビリンスシール、123…端部材、
125…対向部(凸部)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板を有する本体と、この本体に被せら
    れた蓋板とを備え、これら本体と蓋板との間に外気から
    遮蔽された気密空間を有するハウジングと、 一端がモータブラケット上記本体の底板に支持され、他
    端が上記蓋板に支持されたモータ軸と、このモータ軸の
    外周囲に同軸状に配置されたロータと、このロータを上
    記モータ軸の外周面に回転自在に支持するころがり軸受
    とを有し、上記ハウジングの気密空間に配置されたモー
    タと、 このモータのロータに同軸状に支持され、上記気密空間
    内で上記ロータと一体に回転される磁気記録媒体と、 この磁気記録媒体の回転時に、磁気記録媒体上を浮上し
    て情報の読み書きを行う磁気ヘッドと、を備えている磁
    気ディスク装置において、 上記ロータは、上記蓋板ところがり軸受との間を通じて
    上記モータ軸の外周面に近接され、このモータ軸との間
    に第1の微小間隙を形成する延出部を有するとともに、 上記蓋板は、上記延出部に近接されて、この延出部との
    間に上記第1の微小間隙に連なる第2の微小間隙を形成
    するシール部を有し, この第2の微小間隙は、上記第1の微小間隙と協同して
    上記ころがり軸受と気密空間との間にラビリンスシール
    を形成してなることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記延出部
    は、上記ロータとは別部品にて構成されていることを特
    徴とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、上記延出部
    は、上記モータ軸との対向面に、周方向に連続する凹部
    を有するとともに、上記モータ軸は、上記凹部に入り込
    む大径部を有し、これら凹部と大径部とによって上記第
    1の微小間隙をクランク状に屈曲させたことを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の記載において、上記モータ軸
    の外周面に、このモータ軸とは別体のリング部材を固定
    するとともに、上記延出部のモータ軸との対向面には、
    上記リング部材が入り込む凹部を周方向に連続して形成
    し、これら凹部とリング部材とによって上記第1の微小
    間隙をクランク状に屈曲させたことを特徴とする磁気デ
    ィスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の記載において、上記延出部
    は、上記蓋板のシール部との対向部に上記モータ軸を同
    軸状に取り囲む凹部を有するとともに、上記蓋板は、上
    記モータ軸を取り囲んだ状態で上記凹部に入り込む凸部
    を有し、これら凹部と凸部とにより上記第2の微小間隙
    をクランク状に屈曲させたことを特徴とする磁気ディス
    ク装置。
  6. 【請求項6】 底板を有する本体と、この本体に被せら
    れた蓋板とを備え、これら本体と蓋板との間に外気から
    遮蔽された気密空間を有するハウジングと、 一端がモータブラケットを介して上記本体の底板に支持
    され、他端が上記蓋板に支持されたモータ軸と、このモ
    ータ軸の外周囲に同軸状に配置されたロータと、このロ
    ータを上記モータ軸の外周面に回転自在に支持するころ
    がり軸受とを有し、上記ハウジングの気密空間に配置さ
    れたモータと、 このモータのロータに同軸状に支持され、上記気密空間
    内で上記ロータと一体に回転される磁気記録媒体と、を
    備えている磁気ディスク装置を組み立てる方法におい
    て、 上記モータを本体の底板に固定する第1の工程と、 このモータが固定された本体に蓋板を被せ、この蓋板を
    上記モータ軸の他端に連結することで、上記蓋板を上記
    ロータに近接させ、これら蓋板とロータとの間に上記モ
    ータ軸の外周面を経て上記ころがり軸受に至るラビリン
    スシールを形成する第2の工程と、を備えていることを
    特徴とする磁気ディスク装置の組み立て方法。
  7. 【請求項7】 底板を有する本体と、この本体に被せら
    れた蓋板とを備え、これら本体と蓋板との間に外気から
    遮蔽された気密空間を有するハウジングと、 一端がモータブラケットを介して上記本体の底板に支持
    され、他端が上記蓋板に支持されたモータ軸と、このモ
    ータ軸の外周囲に同軸状に配置されたロータと、このロ
    ータを上記モータ軸の外周面に回転自在に支持するころ
    がり軸受とを有し、上記ハウジングの気密空間に配置さ
    れたモータと、 このモータのロータに同軸状に支持され、上記気密空間
    内で上記ロータと一体に回転される磁気記録媒体と、 この磁気記録媒体の回転時に、磁気記録媒体上を浮上し
    て情報の読み書きを行う磁気ヘッドと、を備えている磁
    気ディスク装置において、 上記ロータは、上記蓋板ところがり軸受との間を通じて
    上記モータ軸の外周面に近接されて、このモータ軸との
    間に第1の微小間隙を形成する延出部を有し、 また、上記蓋板と上記モータ軸の他端との間に、上記モ
    ータ軸を同軸状に取り囲んだ状態で上記延出部と対向し
    合う対向部を有する端部材を介在させて、この対向部と
    上記延出部との間に上記第1の微小間隙に連なる第2の
    微小間隙を形成し、 この第2の微小間隙は、上記第1の微小間隙と協同して
    上記ころがり軸受と気密空間との間にラビリンスシール
    を形成してなることを特徴とする磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の記載において、上記延出部
    は、上記ロータとは別部品にて構成されていることを特
    徴とする磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の記載において、上記延出部
    は、上記モータ軸の軸方向に延びる第1の面と、この第
    1の面に連続して上記モータ軸の径方向に延びる第2の
    面とを有し、また、上記対向部は、上記第1の面と対向
    し合う第3の面と、この第3の面に連続して上記第2の
    面と対向し合う第4の面とを有しており、これら第1な
    いし第4の面の間に上記第2の微小間隙が形成されてい
    ることを特徴とする磁気ディスク装置。
  10. 【請求項10】 請求項9の記載において、上記第2の
    面は、モータ軸の周方向に連続する突起を有するととも
    に、上記第4の面は、上記突起が入り込む窪みを有し、
    これら突起と窪みとによって上記第2の微小間隙をクラ
    ンク状に屈曲させたことを特徴とする磁気ディスク装
    置。
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