JPH0793094B2 - 消弧装置 - Google Patents

消弧装置

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JPH0793094B2
JPH0793094B2 JP61227501A JP22750186A JPH0793094B2 JP H0793094 B2 JPH0793094 B2 JP H0793094B2 JP 61227501 A JP61227501 A JP 61227501A JP 22750186 A JP22750186 A JP 22750186A JP H0793094 B2 JPH0793094 B2 JP H0793094B2
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JP
Japan
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arc
magnetic body
back plate
insulator
magnetic
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JP61227501A
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Inventor
洋一 青山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、回路しゃ断器や電磁接触器等に適用される
消弧装置に関するものである。
〔背景技術〕
回路しゃ断器等の接点部の開閉動作にともなって接点部
に発生するアークを消弧室に導くため、通常、接点部の
接点および接触子で構成されるU字形態による自己誘導
磁場を形成したり、積極的にブローアウトコイル等を接
点部に設けてアークを接点から離れる方向に磁気駆動す
るようにしている。このように駆動されたアークの消弧
は従来、第4図ないし第8図のような手段により行われ
ていた。
すなわち、第4図は絶縁材料による冷却消弧方式であ
り、接点部50に隣接する消弧室51を絶縁材料で構成した
ものである。接点部50は自己誘導磁場を形成するU字形
態に構成している。52はアークである。このものは、消
弧室51を回路しゃ断器等のケースで構成することがで
き、構成がきわめて簡単でコストが安いという利点があ
る。しかし、磁気駆動されたアークは消弧室51で単に冷
却されるだけのため、アーク電圧が低くしゃ断能力は低
いという欠点がある。
第5図および第6図は磁性体による冷却方式であり、消
弧室51内にU字形をなす磁性体(通常は鉄板)53を配置
し、その開口側が接点部50に対向するようにしている。
このものは、磁性体53にアーク52による磁束が通り、こ
の磁束によりアーク52を強力に吸引し、磁性体53により
アーク52を急速に冷却することができる。しかも、構造
が比較的簡単である。しかし、アーク52を磁性体53によ
り短絡するため、アーク52の伸長効果(陽光柱電圧の上
昇)は得られず、高いアーク電圧を得ることができない
という欠点がある。
第7図および第8図はグリッド56による分割方式であ
り、アーク52を吸引する切欠54を形成した複数のグリッ
ド板55を連結板57により間隔をおいて積層してグリッド
56を形成し、このグリッド56を消弧室51内に配置してい
る。このものは、アーク52を磁気効果により吸引すると
ともに、図のようにグリッド板55によりアーク52を分割
するため、分割による陰極降下電圧の上昇により高いア
ーク電圧を発生する。しかし、第5図および第6図と比
べて磁気吸引力が小さく、しかも構造が複雑で大型化し
コスト高になるという欠点がある。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、構造が簡単でしかもアークの冷却降
下および伸長効果を高くすることができる消弧装置を提
供することである。
〔発明の開示〕
この発明の消弧装置は、一対の側板と背板とでU字形に
形成された磁性体と、この磁性体の前記背板の一端側に
配置されて前記磁性体の内側を通って前記背板の他端側
に前記側板に平行にアークが伸長するように開閉方向を
前記背板と直角にした接点部と、前記磁性体の内面を被
覆して前記磁性体により吸引した前記アークを冷却する
絶縁体とを備えたものである。
この発明の構成によれば、U字形をなす磁性体によりア
ークのまわりの磁束を磁性体に集中するため、アークを
強力に磁性体の内側に吸引し、磁性体の内面に設けられ
た絶縁体によりアークを冷却し消弧に至らせることがで
きる。また磁性体の内面の絶縁体により、アークを磁性
体に短絡することなく伸長させるため、高いアーク電圧
が得られる。さらに従来のグリッドと比較して、構造が
簡単になる。さらに背板が接点部の開閉方向に直角とな
るように配置されているため、背板が接点部の開閉方向
に平行となるように配置されたものと比較して、アーク
の伸長方向が開いているのでアークガスの流れがよくア
ークの伸長効果が良好になるとともに、アークが伸長し
ながらアークの一部が磁性体の内底部の絶縁体に押付け
られるので押付け力が強く、したがって冷却効果が高く
なり、これらにより消弧性能を著しく向上できる。
実施例 この発明の第1の実施例を第1図に基づいて説明する。
すなわち、この消弧装置は、一対の側板1,2と背板3と
でU字形に形成された磁性体4と、この磁性体4の背板
3の一端側に配置されて磁性体4の内側を通って背板3
の他端側に側板1,2に平行にアークXが伸長するように
開閉方向を背板3と直角にした接点部5と、磁性体4の
内面を被覆して磁性体4により吸引したアークXを冷却
する絶縁体6とを備えている。
前記磁性体4は、鉄板等の金属板を実施例とし、これを
U字に折曲して前記一対の側板1,2と背板3を形成して
いる。
前記接点部5は、固定接点8を有する固定接触子9と可
動接点10を有する可動接触子11とで構成され、固定接触
子9と可動接触子11が平行に対向することによりU字形
態の電路を形成し、発生したアークXを自己誘導磁場に
より磁性体4の側板1,2の背板3と反対側の開口側に磁
気駆動するようにしている。この場合、接点部5の固定
接点8および可動接点10が側板1,2に平行に開閉すると
ともに、背板3に直角に開閉するように、磁性体4を接
点部5に対して配置している。その結果、接点部5の開
閉動作により発生したアークXは側板1,2と平行で背板
3と直角に発生することとなる。
前記絶縁体6は、成形さらたものをかしめや嵌合等の機
械的手段で磁性体4の内面に固定したり、また絶縁材料
をコーティングや蒸着する等の熱,電気,化学的手段で
磁性体4に一体化する。なお、磁性体4および接点部5
は図示しない消弧室に配置される。
この消弧装置の消弧動作について説明する。接点部5の
開閉動作により接点部5にアークXが発生する。アーク
Xは接点部5の自己誘導磁場により磁気駆動され、側板
1,2の間に進入する。前記アークXのまわりに発生する
磁束は磁性体4を通る。この磁束によりアークXを背板
3および磁性体4の接点部5と反対側に向けて駆動す
る。その結果、アークXは伸長するため、陽光柱の電圧
が上昇し、アーク電圧が高まる。またアークXは磁性体
4に吸引されて背板3の前面の絶縁体6に押付けられ冷
却される。
したがって、従来の絶縁材料による冷却方式(第4図)
比較して、この実施例はアークXを絶縁体6に強力に吸
引させるため冷却効果が優れる。また冷却方式(第5図
および第6図)と比較して、絶縁体6によりアークXの
磁性体4への短絡がないため伸長効果が大きくこのため
アーク電圧を高めることができる。さらにグリッドによ
る分割方式(第7図および第8図)と比較して、磁気効
率がよいためアークXの吸引力が大きいとともに、構造
が簡単で大型化せず、安価にすることができる。
さらに背板3が接点部5の開閉方向に直角となるように
配置されているため、背板3が接点部5の開閉方向に平
行となるように配置されたものと比較して、アークの伸
長方向が開いているのでアークガスの流れがよくアーク
の伸長効果が良好になるとともに、アークが伸長しなが
らアークの一部が磁性体4の内底部の絶縁体6に押付け
られるので押付け力が強く冷却効果が高くなる。さらに
この実施例は絶縁性能の良好な絶縁体6を選択すること
により前記効果をより一層安定なものにすることができ
る。
この発明の第2の実施例を第2図に示す。すなわち、こ
の消弧装置は、前記絶縁体6の前記背板3の前面に位置
する背板部7を厚く形成し、背板部7にアークXと平行
なスリット12を形成している。アークXが磁性体4によ
りスリット12に吸引されるとアークガスによりスリット
12内の圧力が高まり、アークXが圧力消弧される作用が
働く。その他は第1の実施例と同様である。
この発明の第3の実施例を第3図に示す。すなわち、こ
の消弧装置は、絶縁体6の内面にアークXと交差する複
数の溝13を磁性体4のU字形に沿って形成したものであ
る。アークXは磁性体4により吸引されてアークXを溝
13の内部に引き込む。このため、アークXは溝13の内底
面に沿うような蛇行を示し、アークXが伸長することに
よりアーク電圧を高めることができるとともに、溝13内
の圧力が増加することにより溝13内のアークXを圧力消
弧することができる。その他は第1の実施例と同様であ
る。
なお、この発明において、接点部5にはアークXを磁性
体4に接近するように駆動させるアーク走行板を設けて
もよい。また第3の実施例の溝13は1個でもよい。
〔発明の効果〕
この発明の消弧装置によれば、U字形をなす磁性体によ
りアークのまわりの磁束を磁性体に集中するため、アー
クを強力に磁性体の内側に吸引し、磁性体の内面に設け
られた絶縁体によりアークを冷却し消弧に至らせること
ができる。また磁性体の内面の絶縁体により、アークを
磁性体に短絡することなく伸長させるため、高いアーク
電圧が得られる。さらに従来のグリッドと比較して、構
造が簡単になる。さらに背板が接点部の開閉方向に直角
となるように配置されているため、背板が接点部の開閉
方向に平行となるように配置されたものと比較して、ア
ークの伸長方向が開いているのでアークガスの流れがよ
くアークの伸長効果が良好になるとともに、アークが伸
長しながらアークの一部が磁性体の内底部の絶縁体に押
付けられるので押付け力が強く、したがって冷却効果が
高くなり、これらにより消弧性能を著しく向上できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の斜視図、第2図は第
2の実施例の斜視図、第3図は第3の実施例の斜視図、
第4図は従来例の断面図、第5図は他の従来例の断面
図、第6図はその磁性体の断面図、第7図はさらに他の
従来例の断面図、第8図はそのグリッドの側面図であ
る。 1,2……側板、3……背板、4……磁性体、5……接点
部、6……絶縁体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の側板と背板とでU字形に形成された
    磁性体と、この磁性体の前記背板の一端側に配置されて
    前記磁性体の内側を通って前記背板の他端側に前記側板
    に平行にアークが伸長するように開閉方向を前記背板と
    直角にした接点部と、前記磁性体の内面を被覆して前記
    磁性体により吸引した前記アークを冷却する絶縁体とを
    備えた消弧装置。
  2. 【請求項2】前記絶縁体は、その表面に前記アークと交
    差する溝を形成している特許請求の範囲第(1)項記載
    の消弧装置。
JP61227501A 1985-10-18 1986-09-25 消弧装置 Expired - Lifetime JPH0793094B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60-234136 1985-10-18
JP23413685 1985-10-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62180916A JPS62180916A (ja) 1987-08-08
JPH0793094B2 true JPH0793094B2 (ja) 1995-10-09

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