JPH06101264B2 - 電磁接触器 - Google Patents

電磁接触器

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JPH06101264B2
JPH06101264B2 JP17117387A JP17117387A JPH06101264B2 JP H06101264 B2 JPH06101264 B2 JP H06101264B2 JP 17117387 A JP17117387 A JP 17117387A JP 17117387 A JP17117387 A JP 17117387A JP H06101264 B2 JPH06101264 B2 JP H06101264B2
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直樹 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電磁力を利用して、電気回路を開閉する電磁接
触器に係り、特に消弧装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、常時閉路接点を有する電磁接触器は、常時開路
接点用の電磁接触器を応用して製作されることが多く、
この種の電磁接触器には消弧装置が設けられていないの
が普通である。
第5図は、従来から使われてきた、常時閉路接点を有す
る電磁接触器の構成説明図である。
第5図において、(1)はベース、(2)は可動鉄心、
(3)はクロスバー、(4)は連結ピン、(5)は可動
接触子バネ、(6)は可動接触子、(7)は可動接
点、、(8)はZ字状に形成された固定接触子、(9)
は固定接点、(S)は開閉機構、(a)はアークであ
る。
従来の常時閉路接点を構成する電磁接触器は上記のよう
に構成され、図示されていない固定鉄心用のコイルが励
磁されると、クロスバー(3)が可動鉄心(2)と共に
下方に移動する。同時に、クロスバー(3)に取付けら
れた可動接触子(6)が一体に変位し、開閉機構(S)
における可動接点(7)と固定接点(9)を開放する。
開閉機構(S)が開放されると、アーク(a)が発生す
ることになる。このときの状態が、第5図の左半分に示
されている。
[発明が解決しようとする問題点] この種の電磁接触器においてアーク消弧を行うには、ア
ークを走行させることにより電極冷却効果或いはアーク
長を引き伸ばしてアーク電圧を高めることによりその目
的を達成させている。しかしながら、第6図に示すよう
に、Z字状の固定接触子を流れる電流がアークの走行を
妨げる方向に働くため、アーク走行が遅くなって電極の
冷却効果が低下することになる。また、接点にアークが
停滞して接点の消耗が著しくなるばかりでなく、金属蒸
気の放出も多くなってアーク時間が長くなる傾向があ
る。よって、開閉機構における接点の遮断性能が悪く、
常時開路接点用のものより定格を下げて使用していた。
したがって、常時開路接点用の機器と同じ定格の電磁接
触器を製作する場合は、外形を大きくする必要があり値
段もそれだけ高価になるという問題点があった。また、
アークが可動接触子の裏側に回り込むため、接点加圧用
のバネにアークが及んでバネ性能を劣化させる恐れもあ
る。
[問題を解決するための手段] 本発明は、固定接触子の立上り部に設けられ板材を両側
から立ち上げて内部に空間部を形成した角枠形の導体
と、該導体の空間部に挿入されて内側に張出した底板部
と両側板部で前記可動接点の下方を囲む角樋状のグリッ
ドケースと、該グリッドケースの外側の部分に挿入され
内側の平面部の両側面に取付板を取付け外側の垂直部に
ガス抜き穴を形成した逆T字状の遮蔽板で構成したグリ
ッドホルダと、該グリッドホルダの取付板に一定間隔隔
てて両側が保持されてV字状の切欠き部を前記可動接点
に対向させた複数枚のグリッドと、前記グリッドホルダ
の垂直部の外側に沿って前記グリッドケースに差し込ま
れるガス冷却板と、を備えた消弧装置を設けた電磁接触
器を構成したものである。
[作用] 開閉機構の接点の開離で発生したアークは固定と可動の
両接触子およびアーク自身から出た磁束により、固定接
触子の立上がり部に設けられた角枠形の導体と角樋状の
グリッドケースと複数枚のグリッドを取付けたアークボ
ックス及びガス冷却板を差込み型に組付けた消弧装置の
グリッドの方向に駆動される。そして、複数枚のグリッ
ドにより各グリッドの間に速やかに引き込まれて分断・
冷却されて消弧される。
[発明の実施例] 第1図は本発明の一実施例の構成説明図、第2図
(イ),(ロ),(ハ),(ニ)はその要部の説明図、
第3図は要部の分解斜視図、第4図は導体の構造説明図
である。
第1図において、前述した第5,6図と同じ(1)〜
(9)の記号は、構造や機能がほぼ同様の素子を表す。
ただし、前記固定接触子(8)に相当する部分が、ここ
では端子(10)と導体(11)及び固定接触子(8あの3
部分からなる。端子(10)はベース(1)上に、2本の
ネジ(12)で固定されている。また、導体(11)は、次
に説明する消弧装置(A)の1部を構成する。消弧装置
(A)は上記導体(11)のほかに、V字状の切欠部を形
成した複数のグリッド(13)のグリッドホルダ(14)お
よびグリッドケース(15)から作られている。導体(1
1)は第4図に示すような形に打ち抜いた板材に孔加工
等を施してから、破線の位置で折曲げて第3図に示すよ
うに両側から立ち上げて内部に空間部を形成した角枠形
に形成したものである。この導体(11)は、ネジ(16)
により端子(10)に固定される。また、グリットホルダ
(14)は取付板(17)と逆T字形の遮蔽板(18)からな
り、複数のグリッド(13)が取付板(17)により一定間
隔に保持されて遮蔽板(18)の上に一体に取付けられて
いる。また、グリッドケース(15)は図面に示されてい
るように、側板部(19)と底板部(20)を備えていてほ
ぼ角樋状に作られている。グリッドケース(15)の左方
の部分の幅は前記導体(11)の内幅より幾分小さめにな
っていて挿入部を構成し、内側に溝(21)を設けた右端
の拡大部(22)は挿入時のストッパーの役目を果す。ま
た、グリッドケース(15)の側板部(19)と底板部(2
0)とは可動接触子(6)および導体(11)と端子(1
0)とをアークから隔離する。また、遮蔽板(18)の垂
直部(23)はグリッド(13)の終端でのアーク短絡を防
止し、後部の張出し部(24)はネジ(16)を遮蔽する。
(25)は多孔質金属よりなるガス冷却板、(26)はアー
クボックスである。(27)はアークボックス(26)と前
記遮蔽板(18)に設けられたガス抜き穴である。(28)
と(29)はクロスバー(3)と可動接触子(6)に設け
られた、上部バネ受けと下部のバネ受けである。両バネ
受け間には、可動接触子バネ(5)が配置されている。
なお、固定接触子(8)は、本発明では釣針形に作られ
ていて短辺側に固定接点(9)を設け、該固定接点
(9)を前記消弧装置(A)の内部に配置させてネジ
(30)によって導体(11)の上面に固定されている。
上述のような構成の本発明装置において、コイル(図示
せず)が励磁されると可動鉄心(2)が吸引され、クロ
スバー(3)を介して可動接触子(6)が連動動作して
固定と可動の両接点(7)と(9)が開離する。接点が
開くと、その瞬間にアークが発生する。発生したアーク
は固定と可動の両接触子(6)と(8)およびアーク自
身から出た磁束により、グリッド(13)の方向に駆動さ
れる。グリッド(13)に向かったアークは急速に引き込
まれ、各グリッド(13)の間に分断され冷却されて消弧
される。この時のアークの駆動状態を、第1図のギザギ
ザ曲線(a)で示す。図示のように、アークはグリッド
ケース(15)で囲まれながら、可動接触子(6)の先端
の折曲部で構成するアークランナに沿ってグリッド(1
3)の方向に進む。また、付近に発生したホットガス
は、ガス冷却板(25)で冷却されてからガス抜け穴(2
7)を通して外部に放出される。コイルの励磁が解かれ
ると、可動鉄心(2)とクロスバー(3)が引き外しバ
ネ(図示せず)によって再び元の位置に戻って、固定接
点(9)と可動接点(7)が再び接触して通電状態に復
帰する。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、固定接触子の立上り部
に設けられ板材を両側から立ち上げて内部に空間部を形
成した角枠形の導体と、該導体の空間部に挿入されて内
側に張出した底板部と両側板部で前記可動接点の下方を
囲む角樋状のグリッドケースと、該グリッドケースの外
側の部分に挿入され内側の平面部の両側面に取付板を取
付け外側の垂直部にガス抜き穴を形成した逆T字状の遮
蔽板で構成したグリッドホルダと、該グリッドホルダの
取付板に一定間隔隔てて両側が保持されてV字状の切欠
き部を前記可動接点に対向させた複数枚のグリッドと、
前記グリッドホルダの垂直部の外側に沿って前記グリッ
ドケースに差し込まれるガス冷却板と、を備えた消弧装
置を設けた電磁接触器を構成した。
この結果、可動接点と固定接点の開離に伴って発生した
アークが、角枠形の導体の空間部を通じてV字状の切欠
き部を形成した複数のグリッドに引き込まれながら分断
されて、グリッドホルダの外側のガス抜き穴よりアーク
ボックスの外部に排出するので、消弧性能が向上して消
弧装置を小形化することができる。
また、角樋状のグリッドケースの内側に張出した底板部
と両側板部で可動接点とグリッドとの下方を囲むように
したので、アークの端子への転流が抑制されて可動接触
子の裏側へ回り込みがなくなる。このため、従来の電磁
接触器のような可動接触子の接点加圧用のバネ特性の劣
化が少なくなり、開閉機構の遮断性能の低下を防止する
ことができる。さらに、角枠形の導体と角樋状のグリッ
ドケースとグリッドを取付けたアークボックス及びガス
冷却板を差込み型に組付けた消弧装置を構成したので、
組立てや分解が容易で保守作業のやり易い装置が提供で
きる利点もある。よって、本発明の電磁接触器によれ
ば、定格を下げることなく小形で安価な常時閉路接点型
の電磁接触器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成説明図、第2図は第1図
の要部の説明図で(イ)は消弧装置の上面図、(ロ)は
側面図、(ハ)は(ロ)のX−X断面図、(ニ)は
(ロ)の右側面図、第3図は要部の分解斜視図、第4図
は導体の構造説明図、第5図は従来装置の構成説明図、
第6図はその動作説明図である。 図において、(7)は可動接点、(8)は可動接触子、
(9)は固定接点、(10)は端子、(11)は導体、(1
3)はグリッド、(14)はグリッドホルダ、(15)はグ
リッドケース、(17)は取付板、(18)は遮蔽板、(1
9)は側板部、(20)は底板部、(27)はガス抜き穴、
(S)は開閉機構、(A)は消弧装置、(a)はアーク
である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Z字状の立上り部の先端の固定接点を開閉
    機構の内側に配置された可動接触子上の可動接点に対向
    させた固定接触子を備えて常時閉路接点を構成する電磁
    接触器において、 前記固定接触子の立上り部に設けられ板材を両側から立
    ち上げて内部に空間部を形成した角枠形の導体と、 該導体の空間部に挿入されて内側に張出した底板部と両
    側板部で前記可動接点の下方を囲む角樋状のグリッドケ
    ースと、 該グリッドケースの外側の部分に挿入され内側の平面部
    の両側面に取付板を取付け外側の垂直部にガス抜き穴を
    形成した逆T字状の遮蔽板で構成したグリッドホルダ
    と、 該グリッドホルダの取付板に一定間隔隔てて両側が保持
    されてV字状の切欠き部を前記可動接点に対向させた複
    数枚のグリッドと、 前記グリッドホルダの垂直部の外側に沿って前記グリッ
    ドケースに差し込まれるガス冷却板と、 を備えた消弧装置を設けたことを特徴とする電磁接触
    器。
JP17117387A 1987-07-10 1987-07-10 電磁接触器 Expired - Lifetime JPH06101264B2 (ja)

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JPS6417337A JPS6417337A (en) 1989-01-20
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