JP3389638B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP3389638B2 JP16154093A JP16154093A JP3389638B2 JP 3389638 B2 JP3389638 B2 JP 3389638B2 JP 16154093 A JP16154093 A JP 16154093A JP 16154093 A JP16154093 A JP 16154093A JP 3389638 B2 JP3389638 B2 JP 3389638B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、回路遮断器に関する。 【0002】 【従来の技術】回路遮断器においては、図5に示すよう
に、回路遮断器の筐体1のベース2に電源端子5に固定
された固定接点4と、起伏自在のコンタクトアーム7に
保持された可動接点6とを設け、通電中に過電流或いは
漏電を検出したときに引き外し機構(図示せず)により
コンタクトアーム7を固定接点4から引き離している。
この回路遮断時に固定接点4と可動接点6との間にアー
クが生じるので、消弧装置が設けられている。この消去
装置は、図1を参照して説明すれば、固定接点4と可動
接点6との周囲を囲繞する絶縁性のグリッドホルダ23
の内部に、複数の馬蹄形のアークシュートグリッド24
を配列し、固定接点4からコンタクトアーム7を離反さ
せたときに生ずるアークをアークシュートグリッド24
により吸引することが一般に行われている。 【0003】また、コンタクトアーム7は導電性であ
り、コンタクトアーム7の基部側の周囲に種々の導電性
部材が近接配置されているため、固定接点4とコンタク
トアーム7の周囲との間の絶縁性が遮断時に発生する溶
融物により低下すると、固定接点4と負荷側とが短絡或
いは短絡に近い状態になることがある。このため、図5
に示すように、筐体1のベース2に固定接点4と負荷側
の導電部との間に位置するリブ2aを形成し、或いは、
図6に示すように、リブ2aに代えてベース2に溝2b
を形成することが行われている。図5の場合はリブ2a
によりアークを遮断する。図6の場合は矢印で示すよう
に、アークが飛ぶ方向に対して、溝2bの固定接点4側
の壁面2cは影となるため、その影となる壁面2cにア
ークが届かないようにすることを目的とするものであ
る。すなわち、ベース2の沿面距離中に遮断時に発生す
る溶融物により絶縁性が損なわれない部分を一定の沿面
長さにわたって残すことにより、固定接点4と負荷側の
導電部との短絡事故を防止するものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前述したように、回路
遮断時に発生するアークはアークシュートグリッド24
により引かれるが、アークガスがグリッドホルダ23の
内部から周囲に流れるため、やがては絶縁破壊が生ず
る。グリッドホルダ23の電源端子5側の背面に複数の
孔を形成し、これらの孔からアークガスを逃がすように
したものもあるが、アークガスが負荷側に逃げることま
で防止することはできない。筐体1内のアークガスをポ
ンプにより外気に向けて排出する方法も考えられるが、
構造が複雑化し、また、大型化する。 【0005】また、図5に示すように、アーク遮断のた
めにリブ2aの丈を高くすると、部品の配置スペースに
余裕を見込まなければならず、筐体1が大型化する。ま
た、図6に示すように、ベース2に溝2bを形成する場
合には、溝2bの底面とベース2の下面との間に絶縁の
ために最低限度の肉厚を必要とするため、ベース2の厚
さを厚くしなければならず、結果的に全高寸法が高くな
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
絶縁性材料から形成され、排気口を有する筐体と;前記
筐体に設けられている固定接点と; 前記筐体に設けら
れ、前記固定接点に接触する可動接点を有して起伏自在
に保持された複数の可動体と;前記筐体に設けられ、前
記可動体を前記固定接点から離反させる引き外し機構
と;前記固定接点と前記可動接点との周囲を囲繞する一
対の側板及び一対の仕切壁からなる筒状のグリッドホル
ダと、このグリッドホルダの内部に前記可動体の起伏動
作方向の側方を延出方向として側面が前記一対の側板に
保持されている複数のアークシュートグリッドと、前記
一対の仕切壁が前記アークシュートグリッドの延出方向
と同方向側に延長されて前記グリッドホルダにアークガ
スを導く角筒状に形成され、この角筒状の閉口部が前記
筐体の排気口に対向するように設けられた排気案内部と
を有する消弧装置と;前記一対の仕切壁のうち、前記可
動体及び前記引き外し機構側に設けられる一方の仕切壁
に形成され、前記可動体の起状動作を許容するスリット
と;このスリットと前記固定接点との間に前記仕切壁の
開口部側とは反対側である端部から屈曲され、かつ、前
記固定接点側に延出しているファイバ製の突片と;を備
えている。 【0007】 【作用】請求項1記載の発明では、グリッドホルダにア
ークガスを導く角筒状の排気案内部を複数のアークシュ
ートグリッドと同じように可動体の起伏動作方向に傾斜
するように形成するとともに、.この排気案内部の開口
面に対向する排気口を筐体に形成したので、グリッドホ
ルダ内のアークガスを排気案内部と排気口とにより速や
かに筐体の外部に排出することができる。 【0008】また、グリッドホルダにスリットと固定接
点との間に仕切板の開口部側とは反対側である端部から
屈曲され、かつ、固定接点側に延出し、固定接点から可
動接点が離れるときに生じるアークの溶融物が付着しな
い絶縁部確保用のファイバ製の突片を一体に形成したの
で、スリットと固定接点との間の突片にはアークが飛ん
でも溶融物が付着しない。 【0009】 【実施例】の発明の一実施例を図1及び図2に基づい
て説明する。図1は回路遮断器の内部構造を示す縦断正
面図である。図中、1は筐体で、この筐体1はそれぞれ
フェノール樹脂等の絶縁材により形成されたベース2と
カバー3とを螺子で結合することにより形成されてい
る。ベース2の一端にはそれぞれ固定接点4を有する複
数の電源端子5が設けられ、各固定接点4に接触する可
動接点6を有する複数の可動体であるコンタクトアーム
7が支軸8により起伏自在に保持されている。 【0010】また、筐体1の他端には複数の負荷端子9
が設けられている。さらに、各コンタクトアーム7と各
負荷端子9との間には引き外し機構である過電流引き外
し機構10が設けられている。これらの過電流引き外し
機構10は、コンタクトアーム7のそれぞれにジャンパ
ー線11を介して接続されてオイルダッシュポット12
に巻回された電磁コイル13と、スプリング14により
オイルダッシュポット12の端面から離反する方向に付
勢された回動自在のアーマチュア15とよりなる。電磁
コイル13と負荷端子9とはジャンパー線16により接
続されている。 【0011】さらに、筐体1には引き外し機構である漏
電引き外し機構17が設けられている。この漏電引き外
し機構17は、ジャンパー線16を囲繞する零相変流器
18から出力される信号により励磁される電磁コイル1
9と、この電磁コイル19の励磁動作によって摺動する
プランジャ19aと、このプランジャ19a及び前記ア
ーマチュア15の動作に連動するリンク機構20とより
なり、このリンク機構20は前記コンタクトアーム7に
連結されている。さらに、筐体1には、リンク機構20
を手動により作動させるハンドル21が支軸21aによ
り回動自在に保持されている。さらに、前記筐体1には
複数の消弧装置22が設けられている。これらの消弧装
置22は、ファイバにより形成されたグリッドホルダ2
3と、コンタクトアーム7の起伏動作方向に沿って配列
されてグリッドホルダ23に設けられた複数のアークシ
ュートグリッド24とよりなる。 【0012】図2に示すように、前記グリッドホルダ2
3は、アークシュートグリッド24の側面を保持する側
板25と、アークシュートグリッド24の背面に対向す
る仕切壁26と、この仕切壁26と対向する仕切壁27
とよりなる。この仕切壁27の両側には側板25に形成
された凹部28に係止される突起29が形成されてい
る。そして、仕切壁26,27には上部に延出する延長
片30が一体に形成され、これらの延長片30と側板2
5の上部とにより角筒状の排気案内部31が形成されて
いる。仕切壁27の中央部にはコンタクトアーム7の起
伏動作を許容するスリット33(図1参照)が形成され
ているものである。しかして、図1に示すように、前記
筐体1のカバー3には、排気案内部31の開口面に対向
する排気口32が形成されている。 【0013】このような構成において、ジャンパー線1
6に流れる電流に差が生じると、零相変流器18の二次
巻線に電圧が発生する。その電流は増幅されて漏電引き
外し機構17の電磁コイル19に通電されるため、電磁
コイル19が励磁され、プランジャ19aが内方に引か
れてリンク機構20を作動させる。このリンク機構20
の動作により、全てのコンタクトアーム7が支軸8を中
心に固定接点4から離れる方向に回動する。このとき、
リンク機構20の動作によりハンドル21も回動する。 【0014】また、負荷を駆動している時に過電流引き
外し機構10の電磁コイル13に過電流が流れると、ア
ーマチュア15がスプリング14の付勢力に抗してオイ
ルダッシュポット12の端面に吸引され、このアーマチ
ュア15の動作によりリンク機構20が作動する。この
リンク機構20の動作により、前述したように、コンタ
クトアーム7が固定接点4から離反される。 【0015】このように、固定接点4から可動接点6が
離反されるとき生ずるアークはアークシュートグリッド
24により引かれ、グリッドホルダ23の内部にはアー
クガスが発生するが、グリッドホルダ23は相対向する
側板25と仕切壁26,27とを有する角筒状の形状を
有するため、ジャンパー線11,16や電磁コイル13
等の導電部が位置するコンタクトアーム7の基部側にア
ークガスが流出することを防止することができ、グリッ
ドホルダ23内のアークガスを排気案内部31と排気口
32とにより速やかに筐体1の外部に排出することがで
きる。 【0016】次いで、別の実施例を図3及び図4に基づ
いて説明する。前記実施例と同一部分は同一符号を用い
説明も省略する。グリッドホルダ23の一構成部品とな
る仕切壁27の中央にはコンタクトアーム7の起伏動作
を許容するためのスリット33が形成され、下縁には筐
体1のベース2と固定接点4との間からコンタクトアー
ム7の基部側に延出する突片34が一体に形成されてい
る。 【0017】このような構成において、固定接点4から
可動接点6が離れるときに生ずるアークは、アークシュ
ートグリッド24に流れるが、アークの一部はスリット
33からベース2の表面に向かう場合がある。しかし、
ファイバ製の突片34にはアークが飛んでも溶融物が付
着しないため、突片34の近傍におけるベース2の表面
にアークによる溶融物が付着したとしても、その溶融物
が付着する部分と固定接点4との間に一定の沿面長さを
有する絶縁部を確保することができ、これにより、固定
接点4とコンタクトアーム7の基部側の導電部との間の
短絡事故を防止することができる。また、突片34はグ
リッドホルダ23に一体に形成されているため、組み立
て作業性を向上させることができる。 【0018】前記実施例において、可動体としてコンタ
クトアーム7を用いたが、このコンタクトアーム7に代
えて可動接点6を有する接点ばねを用いてもよい。 【0019】 【発明の効果】請求項1記載の発明は、グリッドホルダ
内のアークガスを排気案内部と排気口とにより速やかに
筐体の外部に排出して、アークによる絶縁性の劣化を防
止することができる。また、スリットと固定接点との間
の突片にはアークが飛んでも溶融物が付着しないため、
突片の近傍におけるべ一スの表面にアークによる溶融物
が付着したとしても、その溶融物が付着した部分と固定
接点との間に一定の沿面長さを有する絶縁部を確保する
ことができ、これにより、固定接点と可動体の基部側の
導電部との間の短絡事故を防止することができる。さら
に、突片がグリッドホルダに一体に形成されているた
め、組み立て作業性を向上させることができ、かつ、部
品の配置スペースまたはスぺ一スの厚み等も考慮する必
要がないので、上記の効果を有する機能を容易に用いる
ことができる
【図面の簡単な説明】 【図1】の発明の一実施例を示す縦断側面図である。 【図2】グリッドホルダの斜視図である。 【図3】の発明の別の実施例を示すグリッドホルダの
分解斜視図である。 【図4】グリッドホルダの縦断側面図である。 【図5】従来例を示すグリッドホルダの縦断側面図であ
る。 【図6】従来例を示すグリッドホルダの縦断側面図であ
る。 【符号の説明】 1 筐体 2 ベース 4 固定接点 6 可動端子 7 可動体 10,17 引き外し機構 23 グリッドホルダ 24 アークシュートグリッド 31 排気案内部 32 排気口 34 突片

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 絶縁性材料から形成され、排気口を有す
    る筐体と; 前記筐体に設けられている固定接点と; 前記筐体に設けられ、前記固定接点に接触する可動接点
    を有して起伏自在に保持された複数の可動体と; 前記筐体に設けられ、前記可動体を前記固定接点から離
    反させる引き外し機構と; 前記固定接点と前記可動接点との周囲を囲繞する一対の
    側板及び一対の仕切壁からなる筒状のグリッドホルダ
    と、このグリッドホルダの内部に前記可動体の起伏動作
    方向の側方を延出方向として側面が前記一対の側板に保
    持されている複数のアークシュートグリッドと、前記一
    対の仕切壁が前記アークシュートグリッドの延出方向と
    同方向側に延長されて前記グリッドホルダにアークガス
    を導く角筒状に形成され、この角筒状の閉口部が前記筐
    体の排気口に対向するように設けられた排気案内部とを
    有する消弧装置と; 前記一対の仕切壁のうち、前記可動体及び前記引き外し
    機構側に設けられる一方の仕切壁に形成され、前記可動
    体の起状動作を許容するスリットと; このスリットと前記固定接点との間に前記仕切壁の開口
    部側とは反対側である端部から屈曲され、かつ、前記固
    定接点側に延出しているファイバ製の突片と; を備えている回路遮断器。
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