JPH0792643A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置及び搬送ローラー - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置及び搬送ローラーInfo
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- JPH0792643A JPH0792643A JP23824693A JP23824693A JPH0792643A JP H0792643 A JPH0792643 A JP H0792643A JP 23824693 A JP23824693 A JP 23824693A JP 23824693 A JP23824693 A JP 23824693A JP H0792643 A JPH0792643 A JP H0792643A
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- JP
- Japan
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- film
- automatic developing
- agent
- water
- silver halide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水垢の付着しない搬送ローラーにより、フィ
ルムの重なり不良やフィルムの搬送不良がなく、さらに
水垢のフィルムへの付着がない自動現像機を得る。 【構成】 フィルム2を搬送ローラーRにより搬送し、
現像槽4、定着槽6、水洗槽8で浸漬して自動現像する
ハロゲン化銀写真材料用自動現像装置であって、防菌
剤,殺菌剤,防黴剤等の水垢防止剤を混合,含浸,表面
塗布等により含有させた搬送ローラーRを設けた自動現
像機。
ルムの重なり不良やフィルムの搬送不良がなく、さらに
水垢のフィルムへの付着がない自動現像機を得る。 【構成】 フィルム2を搬送ローラーRにより搬送し、
現像槽4、定着槽6、水洗槽8で浸漬して自動現像する
ハロゲン化銀写真材料用自動現像装置であって、防菌
剤,殺菌剤,防黴剤等の水垢防止剤を混合,含浸,表面
塗布等により含有させた搬送ローラーRを設けた自動現
像機。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像装置(以下、自動現像機ともいう)及び搬
送ローラーに係り、さらに詳しくは水垢の付着を防止し
た搬送ローラーを備えたハロゲン化銀感光材料(以下、
感光材料又はフィルムともいう)の自動現像機及びその
搬送ローラーに関する。
料用自動現像装置(以下、自動現像機ともいう)及び搬
送ローラーに係り、さらに詳しくは水垢の付着を防止し
た搬送ローラーを備えたハロゲン化銀感光材料(以下、
感光材料又はフィルムともいう)の自動現像機及びその
搬送ローラーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動現像機にあっては、撮影済み
フィルムを搬送ローラーにより搬送させて、現像槽,定
着槽,水洗槽に順次浸漬して、現像,定着,水洗の各処
理をした後に、乾燥部で乾燥させて処理している。
フィルムを搬送ローラーにより搬送させて、現像槽,定
着槽,水洗槽に順次浸漬して、現像,定着,水洗の各処
理をした後に、乾燥部で乾燥させて処理している。
【0003】前記の各工程ではフィルムの処理に応じた
各処理液の補充が行われて好ましい処理条件を常に保つ
ようにしている。例えば、水洗槽では多量の水を供給
し、水洗槽内液をオーバーフローして新しい水に置換
し、水洗効率が高めている。フィルムの検出機構により
フィルムの処理中にのみ、水洗水が供給され、処理が中
断された時は、水洗水の補充、排出による浄化は行われ
ないものが多く使用されている。この場合、処理が終了
すると水洗水の補充は停止され処理槽内に貯留、停滞す
る。また、処理中には水の補充がなく一定量の処理後、
水を交換する溜水方式が小規模の病院,診療所等では主
流となっており、処理量が少ない場合には何日も水洗水
が貯溜,停滞することになる。
各処理液の補充が行われて好ましい処理条件を常に保つ
ようにしている。例えば、水洗槽では多量の水を供給
し、水洗槽内液をオーバーフローして新しい水に置換
し、水洗効率が高めている。フィルムの検出機構により
フィルムの処理中にのみ、水洗水が供給され、処理が中
断された時は、水洗水の補充、排出による浄化は行われ
ないものが多く使用されている。この場合、処理が終了
すると水洗水の補充は停止され処理槽内に貯留、停滞す
る。また、処理中には水の補充がなく一定量の処理後、
水を交換する溜水方式が小規模の病院,診療所等では主
流となっており、処理量が少ない場合には何日も水洗水
が貯溜,停滞することになる。
【0004】しかしながら、水洗水を貯留,停滞した状
況で長時間放置すると水垢が発生する。特に水につかっ
ている処理ラックの搬送ローラーに発生して付着した水
垢はフィルムを水洗槽内で搬送させる際にスリップをお
こす。このため、フィルムが連続して処理されている
と、フィルムの重なりが発生したり、またフィルムが曲
がって搬送されて搬送不良を起こすことがある。また、
各処理ラック内の搬送ローラーに付着した水垢が遊離し
てフィルムに付着するといった問題もある。
況で長時間放置すると水垢が発生する。特に水につかっ
ている処理ラックの搬送ローラーに発生して付着した水
垢はフィルムを水洗槽内で搬送させる際にスリップをお
こす。このため、フィルムが連続して処理されている
と、フィルムの重なりが発生したり、またフィルムが曲
がって搬送されて搬送不良を起こすことがある。また、
各処理ラック内の搬送ローラーに付着した水垢が遊離し
てフィルムに付着するといった問題もある。
【0005】上記問題点に対して、次のような技術が開
示されている。水洗水へキレート剤や殺菌剤を添加する
ことが、例えばL.E.West, "Water Quality Criteria" P
hot.Sci. and Eng.,Vol 9 No.6,398頁(1965),M.E.Beac
h, "Microbiological Grouthin Motion-Picture Proces
sing" SMPTE journal, Vol.85, Mar.(1976)及びR.O.Dee
gan,"Photoprocessing Wash Water Biocides" J.Imagin
g Tech.,Vol.10, No.6, Dec(1984)等に記載されてい
る。
示されている。水洗水へキレート剤や殺菌剤を添加する
ことが、例えばL.E.West, "Water Quality Criteria" P
hot.Sci. and Eng.,Vol 9 No.6,398頁(1965),M.E.Beac
h, "Microbiological Grouthin Motion-Picture Proces
sing" SMPTE journal, Vol.85, Mar.(1976)及びR.O.Dee
gan,"Photoprocessing Wash Water Biocides" J.Imagin
g Tech.,Vol.10, No.6, Dec(1984)等に記載されてい
る。
【0006】このため、水洗水へ殺菌剤を添加すること
が考えらる。例えば、特開昭57-8542号、同58-105145
号、同57-157244号にはチアゾリルベンゾイミダゾール
系化合物、イソチアゾロン系化合物等の各種の菌抑制の
防菌剤の添加、特開昭62-115154号のキレート剤を用い
る方法、同62-153952号のポリアミノカルボン酸類を用
いる方法、同62-220951号の防菌剤類を用いる方法、特
開平2-269339号では水溶性ガラスにより水洗水中にAg+
イオンを溶出せしめてその抗菌作用により水垢の発生を
防ぐ方法等が開示されている。
が考えらる。例えば、特開昭57-8542号、同58-105145
号、同57-157244号にはチアゾリルベンゾイミダゾール
系化合物、イソチアゾロン系化合物等の各種の菌抑制の
防菌剤の添加、特開昭62-115154号のキレート剤を用い
る方法、同62-153952号のポリアミノカルボン酸類を用
いる方法、同62-220951号の防菌剤類を用いる方法、特
開平2-269339号では水溶性ガラスにより水洗水中にAg+
イオンを溶出せしめてその抗菌作用により水垢の発生を
防ぐ方法等が開示されている。
【0007】しかしながら、水中ではある一定の濃度以
下ではその殺菌や防菌作用を示さない。従って水を供給
している状態では大量の水垢防止剤の添加を必要とす
る。水垢防止剤の使用量があまり多いと浄化槽などの活
性汚泥にまで影響を及ぼしてしまう問題が起きる。ま
た、添加のための制御装置も必要となりコスト高となる
欠点も有する。
下ではその殺菌や防菌作用を示さない。従って水を供給
している状態では大量の水垢防止剤の添加を必要とす
る。水垢防止剤の使用量があまり多いと浄化槽などの活
性汚泥にまで影響を及ぼしてしまう問題が起きる。ま
た、添加のための制御装置も必要となりコスト高となる
欠点も有する。
【0008】また、水垢防止剤に除放性を付与する方
法、例えば水溶性ガラスにより水洗水中にAg+イオンを
溶出せしめる方法がある。しかしながら、殺菌効果が少
なく効果を高めるために放出量を増大させると除放性殺
菌剤の交換頻度の管理、作業が繁雑であり、米国環境保
護庁の飲料水規則によるAg+イオン規制値が50μg/リッ
トルであり、河川投棄する排水では規制値を越える危険
を常に有していることになる。また、該方法では処理施
設の活性汚泥を失活せしめたり、有効期間が短い等の欠
点を有している。
法、例えば水溶性ガラスにより水洗水中にAg+イオンを
溶出せしめる方法がある。しかしながら、殺菌効果が少
なく効果を高めるために放出量を増大させると除放性殺
菌剤の交換頻度の管理、作業が繁雑であり、米国環境保
護庁の飲料水規則によるAg+イオン規制値が50μg/リッ
トルであり、河川投棄する排水では規制値を越える危険
を常に有していることになる。また、該方法では処理施
設の活性汚泥を失活せしめたり、有効期間が短い等の欠
点を有している。
【0009】さらに、物理的方法としては、特開昭60-2
63939号の紫外線照射法、同60-263940号の磁場を用いる
方法等がある。しかし有効な手段とはなっていない。
63939号の紫外線照射法、同60-263940号の磁場を用いる
方法等がある。しかし有効な手段とはなっていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決すべくなされたもので、本発明は、水垢の付着しな
い搬送ローラーにより、フィルムの規定以上のスリップ
によるフィルムの重なりをなくし、フィルムの搬送不良
をなくし、さらに、水垢のフィルムへの付着を防止した
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置を得ることを
目的としている。さらにフィルムの重なりをなくし、フ
ィルムの搬送不良をなくし、さらに水垢のフィルムへの
付着をなくした自動現像機用の搬送ローラーを得ること
を目的としている。
解決すべくなされたもので、本発明は、水垢の付着しな
い搬送ローラーにより、フィルムの規定以上のスリップ
によるフィルムの重なりをなくし、フィルムの搬送不良
をなくし、さらに、水垢のフィルムへの付着を防止した
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置を得ることを
目的としている。さらにフィルムの重なりをなくし、フ
ィルムの搬送不良をなくし、さらに水垢のフィルムへの
付着をなくした自動現像機用の搬送ローラーを得ること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の構成に
より達成される。即ち、(1)ハロゲン化銀写真感光材
料を搬送ローラーにより搬送し、処理槽で浸漬して自動
現像するハロゲン化銀写真材料用自動現像装置におい
て、前記搬送ローラーに防菌剤,殺菌剤,防黴剤等の水
垢防止剤を含有させた搬送ローラーを備えたことを特徴
としている。
より達成される。即ち、(1)ハロゲン化銀写真感光材
料を搬送ローラーにより搬送し、処理槽で浸漬して自動
現像するハロゲン化銀写真材料用自動現像装置におい
て、前記搬送ローラーに防菌剤,殺菌剤,防黴剤等の水
垢防止剤を含有させた搬送ローラーを備えたことを特徴
としている。
【0012】また、(2)防菌剤,殺菌剤,防黴剤等の
水垢防止剤を含有させたハロゲン化銀写真感光材料自動
現像装置用の搬送ローラーである。
水垢防止剤を含有させたハロゲン化銀写真感光材料自動
現像装置用の搬送ローラーである。
【0013】ここで、「ハロゲン化銀写真感光材料」と
はカラー感光材料,白黒感光材料、及びカラー印画紙等
の総てのハロゲン化銀写真感光材料をいう。特に、直接
X線用フィルム,間接X線用レイフィルム,複製用反転
フィルム,CTイメジャー用片面フィルム,レーザーイ
メジャー用赤外フィルム,印刷製版用線画フィルム,カ
ラー分解フィルム,同網点撮影フィルム,同返しフィル
ム,グラビアフィルム等が挙げられる。
はカラー感光材料,白黒感光材料、及びカラー印画紙等
の総てのハロゲン化銀写真感光材料をいう。特に、直接
X線用フィルム,間接X線用レイフィルム,複製用反転
フィルム,CTイメジャー用片面フィルム,レーザーイ
メジャー用赤外フィルム,印刷製版用線画フィルム,カ
ラー分解フィルム,同網点撮影フィルム,同返しフィル
ム,グラビアフィルム等が挙げられる。
【0014】また、「搬送ローラー」とはフィルムを搬
送するローラーをいう。但し、フィルムが処理剤に浸漬
される以前のローラーは含まない。自動現像機の搬送ロ
ーラーの少なくとも一部には水垢防止剤が含有されてい
る。また、「水垢防止剤」とは防菌剤,殺菌剤,防黴剤
等の水垢の防止剤をいう。それぞれ単独又はそれぞれ組
合せで使用される。また、「水垢防止剤を含有」とは搬
送ローラーに水垢防止剤を混合,含浸,表面塗布等によ
り含有させることをいう。
送するローラーをいう。但し、フィルムが処理剤に浸漬
される以前のローラーは含まない。自動現像機の搬送ロ
ーラーの少なくとも一部には水垢防止剤が含有されてい
る。また、「水垢防止剤」とは防菌剤,殺菌剤,防黴剤
等の水垢の防止剤をいう。それぞれ単独又はそれぞれ組
合せで使用される。また、「水垢防止剤を含有」とは搬
送ローラーに水垢防止剤を混合,含浸,表面塗布等によ
り含有させることをいう。
【0015】本発明における水垢防止剤は、防菌防黴ハ
ンドブック3.”防菌防黴剤の種類とその適用”(技法
堂出版)記載の防菌防黴剤、L.E.West、N.W.Beach、R.
O.Deegan及び特開昭57-8542号、同57-58143号、同58-10
5145号、同57-132146号、同58-18631号、同57-97530
号、同57-157244号などに記載されている防菌剤、防黴
剤、界面活性剤などを使用することが出来る。さらに、
R.T.Kreiman 著 J.Image Tech.10, (6) 242 に記載され
たイソチアゾリン系化合物、RESEARCH DISCLOSURE第205
巻 Item 20526(1981年5月号)に記載されたイソチアゾリ
ン系化合物、同第228巻 Item 22845(1983年4月号)に記
載されたイソチアゾリン系化合物、特開昭62-209532号
記載の、特開平4-26603号記載のハロアセチル化合物、
特開平4-120081号記載のアシルオキシボリル基又はジフ
ルオロボリル基を有するキノリンカルボン酸誘導体、特
願平3-52586号記載のフロロピリミジンオン類などを水
垢防止剤として使用することができる。また、特開平4-
18177号、特開平4-122743号記載の抗菌性ゼオライトな
ども用いることができる。
ンドブック3.”防菌防黴剤の種類とその適用”(技法
堂出版)記載の防菌防黴剤、L.E.West、N.W.Beach、R.
O.Deegan及び特開昭57-8542号、同57-58143号、同58-10
5145号、同57-132146号、同58-18631号、同57-97530
号、同57-157244号などに記載されている防菌剤、防黴
剤、界面活性剤などを使用することが出来る。さらに、
R.T.Kreiman 著 J.Image Tech.10, (6) 242 に記載され
たイソチアゾリン系化合物、RESEARCH DISCLOSURE第205
巻 Item 20526(1981年5月号)に記載されたイソチアゾリ
ン系化合物、同第228巻 Item 22845(1983年4月号)に記
載されたイソチアゾリン系化合物、特開昭62-209532号
記載の、特開平4-26603号記載のハロアセチル化合物、
特開平4-120081号記載のアシルオキシボリル基又はジフ
ルオロボリル基を有するキノリンカルボン酸誘導体、特
願平3-52586号記載のフロロピリミジンオン類などを水
垢防止剤として使用することができる。また、特開平4-
18177号、特開平4-122743号記載の抗菌性ゼオライトな
ども用いることができる。
【0016】以下、これら水垢防止剤の具体例を示すが
本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0017】1. フェノール,4-クロロフェノール, 2. ペンタクロロフェノール, 3. クレゾール, 4. o-フェニルフェノル, 5. クロロフェン, 6. ジクロロフェン, 7. 5-オキシ-3,4-ジクロロ-1,2-ジチオール, 8. ジメチルチオカルバメート, 9. ビス(トリクロロメチル)スルホン, 10. ビス(1,4-ブロムアオキシ)-2-ブテン, 11. 2-ブロム-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール, 12. ホルムアルデヒド, 13. グルタールアルデヒド, 14. クロルアセトアミド, 15. p-ヒドロキシ安息香酸エステル, 16. N-[α-(1-ニトロエチル)-ベンジル]-エチレンジ
アミンカリウム, 17. 2-(4-チアゾリン)-ベンゾイミダゾール, 18. 2-(カルボメトキシアミノ)-ベンズイミダゾー
ル, 19. 2-ブロモ-N-(6-クロロ-3-ピリジル)-アセトアミ
ド, 20. 2-ブロモアセトアニライド, 21. 3,5-ジュクロロ-2-(2′-ブロモアセチル)-ピリジ
ン, 22. ベンゾイソチアゾリン-3-オン, 23. 2-トリクロロメチルチオ-4-イソチアゾリン-3-オ
ン, 24. ドデシル-ベンジル-ジメチルアンモニウム-クロ
ライド, 25. N-(フルオロジクロロメチルチオ)-フタルイミ
ド, 26. 2,4,4′-トリクロロ-2′-ハイドロオキシジフェ
ニルエーテル, 27. ジアセトキシ-[9,1-(メチルイミノ)メタノ-7,8-
ジフルオロ-5-オキソ-5H-チアゾロ-3,2a-キノリン]-4-
カルボキシボラン, 28. 5-フロロ-6-メチル-1,3-ピリミジン-2オン, 29. 5-フロロ-6-メトキシ-1,3-ピリミジン2,4ジオ
ン, 30. 5,5-ジフロロ-6-トリフロロエトキシ-1,3-ピリミ
ジン-2,4-ジオン 上記化合物は公知の化合物であり、容易に入手又は合成
可能である。
アミンカリウム, 17. 2-(4-チアゾリン)-ベンゾイミダゾール, 18. 2-(カルボメトキシアミノ)-ベンズイミダゾー
ル, 19. 2-ブロモ-N-(6-クロロ-3-ピリジル)-アセトアミ
ド, 20. 2-ブロモアセトアニライド, 21. 3,5-ジュクロロ-2-(2′-ブロモアセチル)-ピリジ
ン, 22. ベンゾイソチアゾリン-3-オン, 23. 2-トリクロロメチルチオ-4-イソチアゾリン-3-オ
ン, 24. ドデシル-ベンジル-ジメチルアンモニウム-クロ
ライド, 25. N-(フルオロジクロロメチルチオ)-フタルイミ
ド, 26. 2,4,4′-トリクロロ-2′-ハイドロオキシジフェ
ニルエーテル, 27. ジアセトキシ-[9,1-(メチルイミノ)メタノ-7,8-
ジフルオロ-5-オキソ-5H-チアゾロ-3,2a-キノリン]-4-
カルボキシボラン, 28. 5-フロロ-6-メチル-1,3-ピリミジン-2オン, 29. 5-フロロ-6-メトキシ-1,3-ピリミジン2,4ジオ
ン, 30. 5,5-ジフロロ-6-トリフロロエトキシ-1,3-ピリミ
ジン-2,4-ジオン 上記化合物は公知の化合物であり、容易に入手又は合成
可能である。
【0018】これら水垢防止剤の化合物の添加方法の例
を図1に示す。図1(a)はベークライト系やゴム系の
搬送ローラー素材19をコンパクト素練り時に水,有機溶
媒に溶解して水垢防止剤18を混合(添加)したもので、
また、図1(b)は前記搬送ローラー素材19をコンパク
ト素練り時にマイクロカプセル化して混合(添加)した
ものである。また、図1(c)は搬送ローラー素材19を
成型加工後に水垢防止剤を含浸させたもの、さらに、図
1(d)は搬送ローラー素材19を成型加工後に水垢防止
剤を塗布したものである。上記で図1(a)が水垢防止
効果の持続性の点からより好ましい。なお、上記は一例
で、水垢防止剤が搬送ローラーに含有されていればどの
ような方法でもよい。
を図1に示す。図1(a)はベークライト系やゴム系の
搬送ローラー素材19をコンパクト素練り時に水,有機溶
媒に溶解して水垢防止剤18を混合(添加)したもので、
また、図1(b)は前記搬送ローラー素材19をコンパク
ト素練り時にマイクロカプセル化して混合(添加)した
ものである。また、図1(c)は搬送ローラー素材19を
成型加工後に水垢防止剤を含浸させたもの、さらに、図
1(d)は搬送ローラー素材19を成型加工後に水垢防止
剤を塗布したものである。上記で図1(a)が水垢防止
効果の持続性の点からより好ましい。なお、上記は一例
で、水垢防止剤が搬送ローラーに含有されていればどの
ような方法でもよい。
【0019】本発明に係る搬送ローラーは直径が12〜60
mm、長さが30〜110mmである。好ましい材質は現像、定
着、水洗、乾燥の部分ではベークライト系(ガラス粉、
金属粉、プラスチック粉を含んでもよい)のものや、ゴ
ム系(ネオプレン、イソプレン、シリコンゴム等)のも
のを使用することができる。
mm、長さが30〜110mmである。好ましい材質は現像、定
着、水洗、乾燥の部分ではベークライト系(ガラス粉、
金属粉、プラスチック粉を含んでもよい)のものや、ゴ
ム系(ネオプレン、イソプレン、シリコンゴム等)のも
のを使用することができる。
【0020】また、搬送ローラーは搬送性を向上せしめ
るために凹凸を設けてもよい。好ましくは深さ0.05〜1.
0mmの範囲である。なお、乾燥部での乾燥負荷を軽減す
るためスクイズローラーまでのフィルムの含水量が20g
/m2以下となるようにすることが望ましい。
るために凹凸を設けてもよい。好ましくは深さ0.05〜1.
0mmの範囲である。なお、乾燥部での乾燥負荷を軽減す
るためスクイズローラーまでのフィルムの含水量が20g
/m2以下となるようにすることが望ましい。
【0021】本発明に係る自動現像機は、現像部、定着
部、水洗部、乾燥部については従来公知の各種方式を用
いることが出来る。処理時間については処理速度の変更
により好ましい処理時間を選択することができる。好ま
しくは現像終了から水洗終了までの時間が30〜40℃で20
〜150秒の範囲である。
部、水洗部、乾燥部については従来公知の各種方式を用
いることが出来る。処理時間については処理速度の変更
により好ましい処理時間を選択することができる。好ま
しくは現像終了から水洗終了までの時間が30〜40℃で20
〜150秒の範囲である。
【0022】処理されるフィルムは千鳥型、又は対向型
に組まれた搬送ローラーの摩擦抵抗、圧力により搬送さ
れて現像、定着、水洗、処理された後、スクイズローラ
ーである搬送ローラーで付着水が除かれ乾燥される。本
発明の自動現像機に使用する搬送ローラーのゴムローラ
ー硬度(JIS規格K-6301に規定)は30〜60度で、硬度分
布の差が30度以内であり、シリコンゴム製ローラーが好
ましい。本発明の搬送ローラーは公知の水垢防止手段と
を併用してもよい。ここで公知の水垢防止手段とは前述
の水洗槽への各種防菌剤、キレート剤の添加、水溶性ガ
ラスの投入によるAg+イオンの溶出等の手段を言う。
に組まれた搬送ローラーの摩擦抵抗、圧力により搬送さ
れて現像、定着、水洗、処理された後、スクイズローラ
ーである搬送ローラーで付着水が除かれ乾燥される。本
発明の自動現像機に使用する搬送ローラーのゴムローラ
ー硬度(JIS規格K-6301に規定)は30〜60度で、硬度分
布の差が30度以内であり、シリコンゴム製ローラーが好
ましい。本発明の搬送ローラーは公知の水垢防止手段と
を併用してもよい。ここで公知の水垢防止手段とは前述
の水洗槽への各種防菌剤、キレート剤の添加、水溶性ガ
ラスの投入によるAg+イオンの溶出等の手段を言う。
【0023】
【作用】ここで、上記のように構成された自動現像機に
フィルムを装填すると、千鳥型又は対向型に設けられた
搬送ローラーにより搬送される。フィルムはフィルムの
重なりや、搬送不良がなく送られる。現像槽,定着槽,
水洗槽を順次浸漬して、水垢等のフィルムへの付着のな
い状態で現像処理される。また、自動現像機に使用され
る水垢防止剤を混合,含浸,表面塗装等により含有させ
た搬送ローラーは、表面の摩擦係数が高く、安定性を維
持してフィルムを搬送し、フィルムの重なりや、フィル
ムのジャミング等の搬送不良がなくなる。また水垢のフ
ィルムへの付着がなくなる。なお、水垢防止剤を含有し
た搬送ローラーは自動現像機の少なくとも一部に使用さ
れる。
フィルムを装填すると、千鳥型又は対向型に設けられた
搬送ローラーにより搬送される。フィルムはフィルムの
重なりや、搬送不良がなく送られる。現像槽,定着槽,
水洗槽を順次浸漬して、水垢等のフィルムへの付着のな
い状態で現像処理される。また、自動現像機に使用され
る水垢防止剤を混合,含浸,表面塗装等により含有させ
た搬送ローラーは、表面の摩擦係数が高く、安定性を維
持してフィルムを搬送し、フィルムの重なりや、フィル
ムのジャミング等の搬送不良がなくなる。また水垢のフ
ィルムへの付着がなくなる。なお、水垢防止剤を含有し
た搬送ローラーは自動現像機の少なくとも一部に使用さ
れる。
【0024】
【実施例】実施例について図を参照して説明する。図2
は本発明の自動現像機の断面図である。なお実施例では
水垢防止剤を含有した。搬送ローラーは水洗槽に使用し
た。図2に示すように、本発明の自動現像機は、外光を
遮蔽するためのハウジング16によって囲まれている。ハ
ウジングの左側面には未処理感光材料のフィルム2を供
給するフィルム挿入台1が、またハウジングの内側に
は、フィルム挿入台1に臨んで位置する入口ローラー3
と感光材料を排出するフィルム取り出し口15との間に等
速で駆動される多数の搬送ローラーRが設けられてい
る。現像槽4には現像部処理ラック5、定着槽6には定
着部処理ラック7、水洗槽8には水洗部処理ラック9が
パーツ化され処理ラックに組み込まれている。ブロアー
14は温風吹き出しノズル13より出ている。渡り部10、乾
燥部11の搬送ローラーは作り付けとなっている。搬送ロ
ーラーの配置は千鳥型及び対向型の組み合わせで構成さ
れ搬送される。フィルム挿入台1からフィルムが挿入さ
れ、搬送ローラーで順次現像槽,定着槽,水洗槽,乾燥
部を一定の速度で搬送処理される。本発明の水洗槽8に
搬送ローラーRのRAまたはRBローラーが水洗部処理
ラック9に組込まれている。
は本発明の自動現像機の断面図である。なお実施例では
水垢防止剤を含有した。搬送ローラーは水洗槽に使用し
た。図2に示すように、本発明の自動現像機は、外光を
遮蔽するためのハウジング16によって囲まれている。ハ
ウジングの左側面には未処理感光材料のフィルム2を供
給するフィルム挿入台1が、またハウジングの内側に
は、フィルム挿入台1に臨んで位置する入口ローラー3
と感光材料を排出するフィルム取り出し口15との間に等
速で駆動される多数の搬送ローラーRが設けられてい
る。現像槽4には現像部処理ラック5、定着槽6には定
着部処理ラック7、水洗槽8には水洗部処理ラック9が
パーツ化され処理ラックに組み込まれている。ブロアー
14は温風吹き出しノズル13より出ている。渡り部10、乾
燥部11の搬送ローラーは作り付けとなっている。搬送ロ
ーラーの配置は千鳥型及び対向型の組み合わせで構成さ
れ搬送される。フィルム挿入台1からフィルムが挿入さ
れ、搬送ローラーで順次現像槽,定着槽,水洗槽,乾燥
部を一定の速度で搬送処理される。本発明の水洗槽8に
搬送ローラーRのRAまたはRBローラーが水洗部処理
ラック9に組込まれている。
【0025】搬送ローラーRのRAローラーの作成は市
販シリコンゴムコンパウンド(生ゴムと充填剤との混合
物)に、水垢防止剤として、前述した具体例のNo.17の2
-(4-チアゾリン)-ベンズイミダゾールを20重量%加え
て、素練りして成型したチューブに直径8mm、長さ500m
mのステンレススチール部材を軸にして直径24,32,50.
7mmの搬送ローラーRのRAローラーを各々9,2,1
本成型し、研磨仕上げを行った後、水洗部処理ラック9
の9A処理ラックを組み立てた。
販シリコンゴムコンパウンド(生ゴムと充填剤との混合
物)に、水垢防止剤として、前述した具体例のNo.17の2
-(4-チアゾリン)-ベンズイミダゾールを20重量%加え
て、素練りして成型したチューブに直径8mm、長さ500m
mのステンレススチール部材を軸にして直径24,32,50.
7mmの搬送ローラーRのRAローラーを各々9,2,1
本成型し、研磨仕上げを行った後、水洗部処理ラック9
の9A処理ラックを組み立てた。
【0026】また、搬送ローラーRのRAローラーの作
成は、エチレンプロピオンゴムの市販コンパウンドに水
垢防止剤として前述した具体例のNo.28の5-フロロ-6-メ
チル-1,3-ピリミジン-2-オンを5重量%加えて、前記シ
リコンゴム同様素練りして成型したチューブに直径8m
m、長さ500mmのステンレススチール部材を挿入し直径2
4,32,50.7mmの搬送ローラーRのRBローラーを各々
9,2,1本を成型し、水洗部処理ラック9の9B処理
ラックを組み立てた。
成は、エチレンプロピオンゴムの市販コンパウンドに水
垢防止剤として前述した具体例のNo.28の5-フロロ-6-メ
チル-1,3-ピリミジン-2-オンを5重量%加えて、前記シ
リコンゴム同様素練りして成型したチューブに直径8m
m、長さ500mmのステンレススチール部材を挿入し直径2
4,32,50.7mmの搬送ローラーRのRBローラーを各々
9,2,1本を成型し、水洗部処理ラック9の9B処理
ラックを組み立てた。
【0027】なお、比較用として水洗槽の水垢防止剤の
含有していないローラーのRCローラーはコニカ自動現
像機SRX-503用(コニカ(株)製)を用いた。
含有していないローラーのRCローラーはコニカ自動現
像機SRX-503用(コニカ(株)製)を用いた。
【0028】評価に使用した現像試薬の組成は下記の通
りである。
りである。
【0029】 亜硫酸カリウム 70g ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム 8g 1,4-ジヒドロキシベンゼン 28g 硼酸 10g 5-メチルベンゾトリアゾール 0.04g 1-フェニルー5-メルカプトテトラゾール 0.01g メタ重亜硫酸ナトリウム 5g 酢酸(90%) 13g トリエチレングリコール 15g 1-フェニル-3-ピラゾリドン 1.2g 5-ニトロインダゾール 0.2g グルタールアルデヒド 4g 臭化カリウム 4g 5-ニトロベンゾイミダゾール 1g 1リットルの水に溶かし、水酸化ナトリウムでpH10.5の液とした。
【0030】 使用した定着液組成 チオ硫酸ナトリウム5水塩 4.5g エチレジアミン四酢酸2ナトリウム 0.5g チオ硫酸アンモニウム 150g 無水亜硫酸ナトリウム 8g 酢酸カリウム 16g 硫酸アルミニウム10〜18水塩 10g 硫酸(50wt%) 5g クエン酸 1g 硼酸 7g 氷酢酸 5g 1リットルの水溶液にして酢酸でpH4.2の液とした。
【0031】次に本発明の実施例の作動について説明す
ると、フィルム2はフィルム挿入台1から挿入され、挿
入口近傍に設けられた図示しない検出センサーにより検
出され、水垢防止剤を含有した搬送ローラーRにより現
像槽4、定着槽6、水洗槽8に送られ現像,定着,水洗
処理が行われる。乾燥部11を経てフィルム排出口から排
出される。この処理の間に、現像液,定着液は絶えず前
記検出センサーからの信号を受けて補給され、水洗水の
供給もオーバーフロー方式で給排水され好ましい処理条
件が保たれる。処理液の温度、温度は図示しない温度セ
ンサーを介して一定温度に制御される。現像処理終了後
は処理液及び水洗水の供給は停止される。なお、処理液
及び水洗水は槽中に停滞する。
ると、フィルム2はフィルム挿入台1から挿入され、挿
入口近傍に設けられた図示しない検出センサーにより検
出され、水垢防止剤を含有した搬送ローラーRにより現
像槽4、定着槽6、水洗槽8に送られ現像,定着,水洗
処理が行われる。乾燥部11を経てフィルム排出口から排
出される。この処理の間に、現像液,定着液は絶えず前
記検出センサーからの信号を受けて補給され、水洗水の
供給もオーバーフロー方式で給排水され好ましい処理条
件が保たれる。処理液の温度、温度は図示しない温度セ
ンサーを介して一定温度に制御される。現像処理終了後
は処理液及び水洗水の供給は停止される。なお、処理液
及び水洗水は槽中に停滞する。
【0032】効果の測定は下記により行った。本発明の
自動現像機(現像槽16リットル、定着槽10リットル、水
洗槽10リットル)を用いて、直接X線撮影用オルソフィ
ルムタイプSRG(コニカ(株)製)300枚を診療現場での処
理を想定して濃度1.0になるような露光を与え、1日の
平均処理枚数の300枚で30日間ランニング処理を行っ
た。初日目、20日目、30日目に試料フィルムとして前記
SRGフィルム10枚を搬送スリップの起こり易いサイズで
あるカビネ版(118×163mm)に裁断し現像処理し、フィ
ルム挿入から水洗槽出口までのn=10の平均所要時間を
測定して、スリップによる搬送遅れを比較した。また、
この時の搬送ローラーに触手して水垢の発生状況をテス
トし、下記3段階の評価基準で評価した。
自動現像機(現像槽16リットル、定着槽10リットル、水
洗槽10リットル)を用いて、直接X線撮影用オルソフィ
ルムタイプSRG(コニカ(株)製)300枚を診療現場での処
理を想定して濃度1.0になるような露光を与え、1日の
平均処理枚数の300枚で30日間ランニング処理を行っ
た。初日目、20日目、30日目に試料フィルムとして前記
SRGフィルム10枚を搬送スリップの起こり易いサイズで
あるカビネ版(118×163mm)に裁断し現像処理し、フィ
ルム挿入から水洗槽出口までのn=10の平均所要時間を
測定して、スリップによる搬送遅れを比較した。また、
この時の搬送ローラーに触手して水垢の発生状況をテス
トし、下記3段階の評価基準で評価した。
【0033】a) 全く搬送ローラーにヌメリが無く水
垢の発生が感じられない b) 僅かにヌメリを感ずる c) 明らかにヌメリがあり水垢の発生がある 上記で得られた結果を「表1」に示す。
垢の発生が感じられない b) 僅かにヌメリを感ずる c) 明らかにヌメリがあり水垢の発生がある 上記で得られた結果を「表1」に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1から明らかなように、本発明によれば
停滞日数が長期になっても水垢の発生がなく、かつ搬送
におけるフィルムのスリップが比較ローラーに比べ良い
ことが分かる。
停滞日数が長期になっても水垢の発生がなく、かつ搬送
におけるフィルムのスリップが比較ローラーに比べ良い
ことが分かる。
【0036】また、他の実施例を図3に示す。この実施
例は前述の実施例図2の変形例である。搬送ローラーR
は数が少なくなっており、又対向型の搬送ローラーにな
っている。図2と同じ働きをする構成は同一符号,同一
名称を付けて説明は省略する。
例は前述の実施例図2の変形例である。搬送ローラーR
は数が少なくなっており、又対向型の搬送ローラーにな
っている。図2と同じ働きをする構成は同一符号,同一
名称を付けて説明は省略する。
【0037】なお、実施例の図2および図3では水垢防
止剤を含有した搬送ローラーを水洗槽のものに使用した
が、これに限定されるものでなく、現像槽,定着槽でも
また渡り部,乾燥部の搬送ローラーに使用してもよい。
止剤を含有した搬送ローラーを水洗槽のものに使用した
が、これに限定されるものでなく、現像槽,定着槽でも
また渡り部,乾燥部の搬送ローラーに使用してもよい。
【0038】
【発明の効果】上記のように構成したので下記のような
効果を奏する。請求項1にあっては、搬送ローラーに水
垢が付着しないので、搬送ローラーの水垢によるスリッ
プがなくなり、フィルムの重なりが防止でき処理の高速
化が計れる。また、搬送時のフィルムのジャミング等の
搬送不良が防止でき安定化が計れる。さらに、水垢がフ
ィルムに付着するのが防止でき高品質化が計れる。
効果を奏する。請求項1にあっては、搬送ローラーに水
垢が付着しないので、搬送ローラーの水垢によるスリッ
プがなくなり、フィルムの重なりが防止でき処理の高速
化が計れる。また、搬送時のフィルムのジャミング等の
搬送不良が防止でき安定化が計れる。さらに、水垢がフ
ィルムに付着するのが防止でき高品質化が計れる。
【0039】また、請求項2にあっては、自動現像機用
の水垢防止剤含有の搬送ローラーとして、フィルムを搬
送する時に水垢によりスリッブがなくなり、またフィル
ムのジャミング等の搬送不良がなくなる。
の水垢防止剤含有の搬送ローラーとして、フィルムを搬
送する時に水垢によりスリッブがなくなり、またフィル
ムのジャミング等の搬送不良がなくなる。
【図1】本発明の搬送ローラーの説明図である。
【図2】自動現像機の縦断面図である。
【図3】他の自動現像機の縦断面図である。
1 フィルム挿入台 2 フィルム 3 入口ローラー 4 現像槽 5 現像部処理ラック 6 定着槽 7 定着部処理ラック 8 水洗槽 9 水洗部処理ラック 10 渡り部 11 乾燥部 13 温風吹き出しノズル 14 ブロアー 15 フィルム取出し口 16 ハウジング 18 水垢防止剤 19 搬送ローラー素材 R 搬送ローラー
Claims (2)
- 【請求項1】 ハロゲン化銀写真感光材料を搬送ローラ
ーにより搬送し、処理槽で浸漬して自動現像するハロゲ
ン化銀写真材料用自動現像装置において、前記搬送ロー
ラーに防菌剤,殺菌剤,防黴剤等の水垢防止剤を含有さ
せた搬送ローラーを備えたことを特徴とするハロゲン化
銀写真感光材料用自動現像装置。 - 【請求項2】 防菌剤,殺菌剤,防黴剤等の水垢防止剤
を含有させたハロゲン化銀写真感光材料自動現像装置用
の搬送ローラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23824693A JPH0792643A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置及び搬送ローラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23824693A JPH0792643A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置及び搬送ローラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0792643A true JPH0792643A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17027324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23824693A Pending JPH0792643A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置及び搬送ローラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0792643A (ja) |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP23824693A patent/JPH0792643A/ja active Pending
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