JPH0348585Y2 - - Google Patents

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JPH0348585Y2
JPH0348585Y2 JP4123188U JP4123188U JPH0348585Y2 JP H0348585 Y2 JPH0348585 Y2 JP H0348585Y2 JP 4123188 U JP4123188 U JP 4123188U JP 4123188 U JP4123188 U JP 4123188U JP H0348585 Y2 JPH0348585 Y2 JP H0348585Y2
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JP
Japan
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tank
waste liquid
photosensitive material
material processing
processing
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JP4123188U
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は無水洗型感光材料処理装置に関し、特
にユーテイリテイー配管を必要とせずコンパクト
化された環境保全と銀回収性に優れる無水洗型感
光材料処理装置に関する。
[従来技術] 従来、写真感光材料の処理装置は、水洗処理槽
を有するものが一般的で多量の水洗水により写真
に好ましくない影響を与えるものを洗浄すること
により処理していた。しかしながら近年、公害対
策、資源回収、再利用の必要がいわれている。一
般に写真感光材料の処理は現像、漂白、定着、水
洗および乾燥等の各処理工程で行われている。そ
のため上記処理による自動現像機は水洗水を供給
するための配管あるいは処理廃液を排出するため
の配管などの配管類を必要としていた。
そのために従来の自動現像機の周りには種々の
配管が存在するために作業環境上、危険であり好
ましくなく、さらにまた、自動現像機を新たに設
置、または移設する際は必ず水の配管等の工事が
必要であり、かかる工事のための時間と、費用が
必要であつた。
一方、近年においては、カラー自動現像処理は
小型サイズのラボ処理が注目されており、処理量
が小さい、いわゆるミニラボが急速に台頭してい
る。このような小サイズのラボラトリーでは自動
現像機の小型化が強く望まれていた。
更に、公害等の環境保全の問題、資源のリサイ
クル利用等が社会的な問題としてとりあげられて
いる。近年の銀価格の高騰や銀資源の涸渇のため
に水洗水廃液からも銀回収が望まれたいたが処理
量の小さい多数のミニラボにおいては水洗工程以
後の処理廃液からは銀回収は行われていなかつ
た。しかもミニラボは地域的に分散しているため
に多量の水洗水を集めることも、またそれぞれに
多量の水洗水より銀を回収しうる装置を設置する
こともやられていない現実がある。
ミニラボがふえる傾向にある時にこの水洗水か
らの銀の流出は資源保護と環境保全の点から大き
な改善すべき課題であつた。
[考案の目的] 本考案の目的は、従来限定された場所でしか写
真処理をすることができない写真現像を、場所を
選ぶことなく写真処理が可能な無水洗型感光材料
処理装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、移動が容易でしかも設置
が簡単な無水洗型感光材料処理装置を提供するこ
とにある。
本考案の他の目的は、環境保全に優れる無水洗
型感光材料処理装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、コンパクトに形成され得
る無水洗型感光材料処理装置を提供することにあ
る。
更に本考案の他の目的は、デモンストレーシヨ
ン用に適した無水洗型感光材料処理装置、特に印
画紙用として適切な無水洗型感光材料処理装置を
提供することにある。
更に又、本考案の他の目的は、銀回収が容易に
なる無水洗型感光材料処理装置を提供することに
ある。
[考案の構成] 本考案者は上記目的を達成すべく鋭意検討を重
ねた結果、露光済み写真感光材料を処理液中に浸
漬して現像するための現像槽およびリンス槽を有
してなる無水洗型感光材料処理装置において、写
真感光材料の処理に用いられた処理廃液を貯蔵す
る廃液貯蔵手段を有し、かつ該廃液貯蔵手段が現
像液の廃液を貯める手段と、その他の廃液を貯め
る手段とに別けられていることを特徴とする無水
洗型感光材料処理装置によつて上記目的を達成し
うることを見いだした。
本考案の好ましい実施態様は、現像槽;漂白
槽、定着槽または漂白定着槽;リンス槽および乾
燥部をこの順序で、一列に設けてあること、更
に写真感光材料を処理する処理槽の下に2つの廃
液タンクを配置し、一方の廃液タンクの現像液の
廃液と他方の廃液タンクに現像液以外の処理液の
廃液を貯蔵する廃液貯蔵手段を有すること、であ
る。
以下、本考案の実施例を添付図面に基き説明す
る。なお本実施例は、感光材料として焼付後の印
画紙を用いた場合を示す。
第1図および第2図は本考案に係る無水洗型感
光材料処理装置の一実施例を示す図であつて、第
1図は無水洗型感光材料処理装置の写真感光材料
の搬送方向の断面図、第2図は無水洗型感光材料
処理装置の写真感光材料の搬送方向に対して90°
の角度の断面図である。
図において、1は図示しない焼付機により焼付
されて、潜像が形成された印画紙2を収納したマ
ガジン3を装着するための取付部で、自動現像機
(無水洗型感光材料処理装置)本体4の側壁に設
けられている。
取付部1の装着された印画紙2は、本体入口部
5から本体4内に入り、現像槽6、漂白定着槽
7、第1リンス槽8、第2リンス槽9を経て自動
的に現像処理された後、乾燥部10(開閉可能な
蓋を有する)で乾燥され、本体出口11から取り
出された後、切断その他の工程を経て製品プリン
トとなる。
現像槽6、漂白定着槽7、第1リンス槽8、第
2リンス槽9は図示の如く、並列に順次配置さ
れ、各槽内に印画紙搬送用のローラが設けられ、
印画紙2を液に浸漬させながら所定の処理がなさ
れるように構成されている。なお各槽6〜9上に
は開閉蓋等を設けてある。
上記第2リンス槽9の側方には乾燥部10が設
けられ、該乾燥部10の側方には、処理剤稀釈又
は溶解用水の給水タンク12を着脱可能に設けて
よい。17は上記現像槽6の各側方に形成された
現像液補充タンクである。図示はしないがそれぞ
れ、漂白定着槽7、第1リンス槽8の各側方に形
成された。漂白定着液補充タンク、リンス液補充
タンク(第1および第2リンス槽共用)がある。
該補充タンクは処理液が疲労してきた場合に上記
各槽6,7,8,9に各々液を補充するためのも
のである。
なお、6,7,8,9の各処理槽はポンプによ
り循環し中間部に液のクリーン化を行うためのフ
イルターが設けられている。フイルター6′につ
いては図示するが、7,8,9の各処理槽におけ
るフイルター6は′と同様に設けられており図示
はしない。
以下、第2図の現像液補充タンクを補充タンク
の代表例として説明する。
該補充タンク17から液が補充された場合、補
充分に相当する廃液はオーバーフローして予備廃
液タンク20Aに貯められ、該タンク20Aが満
杯になつたら、オーバーフローして廃液タンク2
1Aに貯められる。廃液タンク21A,21Bは
例えば、ポリ容器などで形成され、着脱可能に設
けられている。第2図には廃液タンク21A,2
1Bが装着された状態が示されており、廃液タン
ク21Aは予備廃液タンク20Aのオーバーフロ
ー管22に例えば、ジヨイント又はカツプリング
等23を介して接続されている。取外す場合に
は、ジヨイント等23を離して矢符方向に引き抜
けばよい。
なお、予備廃液タンク20Aを省略して、オー
バーフロー廃液を直接、廃液タンク21Aに貯め
てもよく、この場合、装置をよりコンパクト化で
きるので好ましい。
本考案では、廃液タンク21A,21Bに貯め
られる液は、一方の廃液タンク21Aに現像液の
廃液を貯め、他方の廃液タンク21Bにその他の
廃液を貯めて、銀回収を容易にしている。廃液タ
ンクは写真感光材料を処理する処理槽の下に配置
することが好ましい。
廃液タンク21A,21Bの容量は、自動現像
装置(無水洗型感光材料処理装置)を毎日稼働さ
せる場合に1週間に約1回程度の回収を行えば済
むようにすることが好ましいが、特に限定される
ものではない。なお、該廃液タンク21A,21
Bに、ある一定量貯つた時に、これを検出しブザ
ー又は警報を発するか又は表示することが可能な
検出部および警報又は表示部を設けてもよい。
一方、補充液は補充タンク17に補充キツト2
4から原液が供給され、また給水タンク12から
水がポンプにより供給されて混合され、所定の処
理液に調製される。該補充液は各補充タンクから
ポンプ(第2図において発色現像槽における概略
図を示す)により各供給口6A,7A,8A,9
Aに(又は他の所定の供給口)供給される。
なお、図中、25は制御系ボツクスであり、2
6は現像処理済写真の回収ボツクスである。なお
また、前記実施例における漂白定着は漂白および
定着槽の二浴処理であつてもよいし、また、各処
理は必ずしも浴槽型式である必要はなく、スプレ
ー式等であつてもよい。更に、上記は現像処理の
一例であつて他のプロセスによる現像処理であつ
てもよい。
以上は感光材料として印画紙を用いた場合であ
るが、ネガフイルムやその他の感光材料を用いて
もよいことはもとよりである。また処理系列は二
系列以上を並設してもよいことは勿論である。
[考案の効果] 本考案によれば、廃液タンクが内蔵されている
ので、外部に廃液のための配管を必要とせずにコ
ンパクトで移動が容易な写真感光材料処理装置を
提供することが可能となり、しかも場所を選ぶこ
となく、装置の運転をすることができ、また水道
配管等が必要でないため配管工事費が低く押えら
れる。装置全体もコンパクトに形成でき、また水
の供給を確保できない場合など、所謂デモンスト
レーシヨン等の場合にも適しており、例えばジユ
ウタンを敷きつめたホテルのロビーや部屋等で処
理できる初めての無水洗型感光材料処理装置を提
供できる。
本考案にかかる無水洗型感光材料処理装置は、
地下街等の特殊な写真店の店頭に設置することが
可能であり、人目につく写真店の店先においても
外見上余計な配管等のでつぱりがないので著しく
優れるし、スペースの有効利用に寄与する。
特に本考案によれば、廃液貯蔵手段が現像液の
廃液を貯める手段と、その他の廃液を貯める手段
とに別けられているので、該廃液からの銀回収を
容易化できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る無水洗型感
光材料処理装置の一実施例を示す図であつて、第
1図は無水洗型感光材料処理装置の写真感光材料
の搬送方向の断面図、第2図は無水洗型感光材料
処理装置の写真感光材料の搬送方向に対して90°
の角度の断面図である。 図中、6は現像槽、7は漂白定着槽、8は第1
リンス槽、9は第2リンス槽、12は給水タン
ク、17は補充タンク、20Aは予備廃液タン
ク、21A,21Bは廃液タンクを各々指示す
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 露光済み写真感光材料を処理液中に浸漬して
    現像するための現像槽およびリンス槽を有して
    なる無水洗型感光材料処理装置において、写真
    感光材料の処理に用いられた処理廃液を貯蔵す
    る廃液貯蔵手段を有し、かつ該廃液貯蔵手段が
    現像液の廃液を貯める手段と、その他の廃液を
    貯める手段とに別けられていることを特徴とす
    る無水洗型感光材料処理装置。 2 現像槽;漂白槽、定着槽または漂白定着槽;
    リンス槽および乾燥部をこの順序で、一列に設
    けてあることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の無水洗型感光材料処理装置。
JP4123188U 1988-03-28 1988-03-28 Expired JPH0348585Y2 (ja)

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JP4123188U JPH0348585Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

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JP4123188U JPH0348585Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

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Publication Number Publication Date
JPS644434U JPS644434U (ja) 1989-01-11
JPH0348585Y2 true JPH0348585Y2 (ja) 1991-10-17

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