JPH0792256A - 車両用レーダ装置 - Google Patents

車両用レーダ装置

Info

Publication number
JPH0792256A
JPH0792256A JP5236597A JP23659793A JPH0792256A JP H0792256 A JPH0792256 A JP H0792256A JP 5236597 A JP5236597 A JP 5236597A JP 23659793 A JP23659793 A JP 23659793A JP H0792256 A JPH0792256 A JP H0792256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
light
rotor
stepping motor
predetermined angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5236597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3127184B2 (ja
Inventor
Koji Katayama
紘二 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP05236597A priority Critical patent/JP3127184B2/ja
Publication of JPH0792256A publication Critical patent/JPH0792256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3127184B2 publication Critical patent/JP3127184B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自車両前方の物体を認識するために送受光す
る装置において、送受光を走査することでその範囲を広
げるミラーを備え、このミラーの駆動手段を小型化し、
且つミラーを高速で回動できる車両用レーダ装置を提供
すること。 【構成】 送受光を走査するためのミラー3をステッピ
ングモータ14とその回転に従って回転するカム15に
よって回動させることとし、ステッピングモータ14で
ミラー3を元に戻す場合のパルス数を、ミラー3を送受
光走査のために所定角度迄回動させる場合よりも少なく
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として発光源から
のビーム光を放射し、対象物体による反射光を受光して
対象物体までの距離の検出などを行う車両用レーダ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用レーダ装置としては例え
ば、多角形のミラーをモータにより回転させて発光源か
らのビーム光を走査する方法や、実開平3−95979
号公報に開示されたものがある。この公報に開示の装置
は、車両に搭載されたもので、レーザ発光手段からのレ
ーザ光を絞るレンズと、このレンズを通過した光を反射
させ対象物へ向けるミラーと、対象物から反射された光
を受けるレーザ受光手段と、レーザ発受光間の時間から
自車両と対象物の間の距離を演算するコントローラとを
備えている。ここで前記ミラーは軸に取り付けられ、こ
の軸は、コイルが巻回された円筒状の鉄心の中心部を貫
通して取付けられ、この鉄心の側部にはギャップをあけ
て磁石のS極とN極が対向配置されている。
【0003】コイルに通電すると鉄心が通電量に応じて
回転し、従って前記軸に取付けられたミラーも回動す
る。またコイルへの通電を断つと鉄心、軸、ミラーは戻
しバネの力によって元の位置に戻る。コイルへの通電量
を経時的に増加することによってミラーは徐々に角度を
変化させ、これによってレーザ光の走査方向を変化さ
せ、ある程度広い範囲への走査が可能となり、測距可能
範囲がそれだけ広がる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用レーダ装置は次に述べる課題があった。すな
わち、ミラーは送光側にしか設けられていず、受光側に
はないため、反射光は直接受光手段に受けられることと
なり、この受光手段には走査機能がないので、受光でき
る反射光の範囲が狭いという問題があった。これを解決
すべく受光側にもミラーを取付けることとすれば、ミラ
ー全体が大型化し重くなるため、このようなミラーを駆
動させようとすれば、大きな駆動力が必要となる。とこ
ろが上記従来装置では円筒状鉄心に巻かれたコイルに通
電することによってミラーを回転させることとなってい
るので、大型化したミラーを回転させるためにコイルへ
の通電量を増やしたり、コイルを大型化させる必要があ
るが、コイルへの通電量には限界があり、またコイルを
大型化させると装置全体が大きくなり過ぎ、車両への搭
載性が悪くなるという問題が生じる。さらに、ミラーを
大型化させるとどうしてもミラーを高速で駆動しにくく
なる。
【0005】このような理由から上記従来装置ではミラ
ーを受光側にも設けることを採用し難く、更に送光側に
のみミラーを設けるにしても、このミラーをできるだけ
小さくした方がよいという事情があった。ここで送光側
ミラーを小さくした場合、レーザ発光手段からのレーザ
光を小さいミラーで適正に反射させ対象物へ向けようと
すれば、レンズによって前記レーザ光をできるだけ小さ
く絞る必要があるので、光が相当絞られたものとなって
しまい、このため光のエネルギー密度が大となって、送
光方向に存在する人の目に対する安全上の問題も生じ
る。また前記した多角形ミラーをモータにより回転させ
るタイプの装置でも上記と同様の問題がある。
【0006】この発明では、装置全体を大型化させるこ
となく、送光側、受光側の両方にミラーを設けて送受光
範囲を広げることができ、しかもこのミラーを必要な程
度の高速度で駆動でき、また送光ビームを人の目に悪影
響を与える程は絞り込まずに済む車両用レーダ装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明で
は、送光を送光方向へ反射させると共に物からの反射光
を受光手段の方へ反射するミラーと、前記送光の方向を
変えるために前記ミラーを回動させる駆動手段とを備
え、前記駆動手段はステッピングモータと、このモータ
の回転に従って回転するカムと、前記ステッピングモー
タを回転させるためのパルスを制御する制御手段とを有
してなり、前記カムは前記ミラーを所定角度回動させる
ためのカム面と前記ミラーを前記所定角度から元に戻す
ためのカム面とを有し、前記ステッピングモータで前記
ミラーを元に戻す際のパルス数はこのミラーを前記所定
角度回動させる際のパルス数より少なくされている。
【0008】請求項2に係る発明では、ステッピングモ
ータの駆動のさせ方を上記請求項1の場合に代えて、前
記ミラーが1ステップ移動する量をミラーを元に戻す場
合の方がミラーを所定角度回動させる場合よりも小さく
したものである。請求項3に係る発明では、ステッピン
グモータの駆動のさせ方を上記請求項1や2に代えて、
ミラーを元に戻す場合にステッピングモータの少なくと
も一部のコイルへの通電量を連続的に変化させる。請求
項4に係る発明では、ステッピングモータの駆動のさせ
方を上記請求項1乃至3に代えて、ステッピングモータ
に与えられる単位時間当りのパルス数を前記ミラーを元
に戻す場合の方が前記ミラーを所定角度回動させる場合
よりも多くしている。
【0009】請求項5に係る発明では、駆動手段を請求
項1乃至4のものに代えて、ロータとステータとこれら
を通電制御する制御手段を有してなり、前記ロータは略
半円筒形とされ、このロータの回転軸にほぼ平行な平面
部分が前記ミラーの裏側に取付けられ、前記ステータは
前記ロータの周囲に空隙を介して配置されたものとして
いる。請求項6に係る発明では、請求項5のものであっ
て、ロータは磁石を有し、ステータは複数のコイルを有
し、前記ロータは制御手段による前記複数のコイルへの
通電制御に応じて所定角度ずつ回動されることとしてい
る。請求項7に係る発明では、請求項5のものであっ
て、ロータは磁石を有し、ステータは少なくとも1個の
コイルを有し、前記ロータは制御手段による前記コイル
への通電制御に応じて連続的に回動されることとしてい
る。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、送光手段からの送光がミ
ラーに反射され自車両の前方等に照射され、送光方向に
物があればそれに当たって反射され、この反射光は前記
ミラーで受光素子の方へ反射される。そして送受光との
関係に基づいて制御手段で必要な処理がなされる。前記
ミラーは送受光時は制御手段で制御されるパルスによっ
て所定角度ずつ回転されるステッピングモータの回転に
従って回転するカムにより所定角度迄回動され、所定角
度迄回動させた後、すなわち1サイクルの送受光が終わ
れば、前記カムの回転によって元の位置まで戻される。
ここで制御手段によってステッピングモータに与えられ
るパルス数は前記ミラーを元に戻す場合の方が前記ミラ
ーを所定角度迄回動させる場合よりも少なく、ミラーは
迅速に元に戻る。
【0011】請求項2の発明では、上記請求項1でのス
テッピングモータによるミラーの1ステップ毎の移動量
を、1ステップ回転する量をミラーを元に戻す場合の方
が前記ミラーを所定角度迄回動させる場合よりも小さく
し、これによりミラーはカム面に従って滑らかに動いて
元に戻る。請求項3の発明では、上記請求項1でのステ
ッピングモータによってミラーを元に戻す場合のコイル
への通電のさせ方を、少なくとも一部のコイルへの通電
量を連続的に変化させることによって、ミラーはカム面
に従って滑らかに動いて元に戻ることができる。請求項
4の発明では、上記請求項1でのステッピングモータに
よってミラーを元に戻す場合の、単位時間当たりのパル
ス数をミラーを所定角度まで回動させる場合よりも多く
することによって、ミラーは迅速に元の位置に戻る。
【0012】請求項5の発明では、ミラーはステータへ
の通電制御のさせ方によって回転するロータの回転に従
って回動する。ここでロータは略半円筒形とされ、その
回転軸にほぼ平行な平面部分がミラーの裏側に取付けら
れ、ミラーは前記回転軸を中心にロータの回転に従って
回転可能とされているので、ミラーを回動させる駆動手
段(ロータ、ステータ)の取付スペースを小さくでき
る。請求項6の発明では、上記請求項5の発明におい
て、ステータを複数のコイルを持つものとし、これらの
コイルへの通電のさせ方によって、磁石を有するロータ
を所定角度ずつ回転させることができる。請求項7の発
明では、上記請求項5の発明において、ステータを少な
くとも1個のコイルを有するものとし、このコイルへの
通電量に応じて、磁石を有するロータを連続的に回転さ
せることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。 実施例1.図1、2にこの発明の実施例1を示し、車両
用レーダ装置は車両の前部等に搭載され、光ビームを発
生させる送光手段としての送光素子1と、送光素子1か
らの光を絞る送光レンズ2と、送光レンズ2を通過した
光を反射させ、自車両の前方へ光ビームを送ると共に送
光ビームが物体や人などに当って帰ってきた光を受け、
これを反射するミラー3と、このミラー3で反射された
光を絞る受光レンズ4と、受光レンズ4で絞られた反射
光を受ける受光手段たる受光素子5と送光ビームを発生
させるための前記送光素子1の駆動を制御し、送受光信
号の関係に基づいて前記物体や人などまでの距離を演算
するなどの処理をする手段(図示せず)とを有してな
る。
【0014】車両用レーダ装置の主な部分は図2に示す
ようにハウジング10内に収められている。前記ミラー
3は送受光方向(矢符方向)に対して所定の角度で斜め
に配置され、その裏面にはプレート17が取付けられ、
このプレート17にはミラー3の回動中心となる軸13
がプレート17の軸保持部17aに取付けられ、ミラー
3は軸13を中心として回動(揺動)自在となってい
る。そして、このミラー3を回動させるための駆動手段
として本実施例ではステッピングモータ14とカム15
が採用されている。ステッピングモータ14はハウジン
グ10内における前記ミラー3裏側のスペースに配置さ
れている(詳細な構造は図示せず)。このステッピング
モータ14の回転軸16の上部にはカム15が固着され
ステッピングモータ14の回転に従ってカム15も回転
する。ステッピングモータ14のコイルへの通電は図示
しない制御手段によって制御される。カム15は板にカ
ム溝が形成されてなるものであり、このカム15にはカ
ム面15a、15bが形成され、カム面15aは自車両
前方等の走査時にミラー3を所定角度まで回動させるべ
く、トレースを行う面であり、カム面15bは走査し終
ったミラー3を元の位置に戻す際にトレースする面であ
る。
【0015】前記ミラー裏面のプレート17にはローラ
保持部17bが設けられ、このローラ保持部17bには
ローラ17dが取付けられている。また前記プレート1
7の端部には突起17cが、一方、ハウジング10の内
壁にはホルダ19が設けられ、これら突起17c、ホル
ダ19間にはスプリング18が張設され、このスプリン
グ18はミラー3に連接された前記ローラ16をカム面
に当接させる方向へ付勢されている。本実施例における
上記以外の構成として、6は前記受光素子5を固着した
サブ基板、7は送光素子1を固着したメイン基板、8は
サブ基板6とメイン基板7を電気接続すると共にサブ基
板6を保持するターミナル、20は受光素子5およびサ
ブ基板6を囲んでこれらを外部ノイズから保持するケー
スである。またハウジング10にはミラー3で反射され
た送光ビームが外部へ送出され、物体等からの反射光を
ミラー3へ当るようにするための開口21が形成され、
この開口21には光を透過するガラス板11がカバー1
2で保持されて取付けられている。
【0016】次に実施例1に係る車両用レーダ装置の動
作を説明する。送光素子1で発生された光ビームはレン
ズ2で所定範囲の光束となるよう絞られ、ミラー3に当
って反射し、例えば自車両前方に送出される。送出され
た光はもし送光方向に物(物体や人など)があった場合
は、この物に当って反射し、この反射光はガラス板11
を通ってミラー3に当る。ミラー3に当った光はミラー
3によって受光素子5の方へ反射される。そして制御
(演算)のための手段によって前記送受光の関係から車
両前方の物までの距離が測定される。ここで、ミラー3
は1回の送受光ごとに軸13を中心として所定角度ずつ
回動され、例えば図1に示すようにミラー3が点線で示
す3bの位置に回動されれば送受光の方向も概ね点線で
示されるように変位され、またミラー3が2点鎖線で示
す3aに回動されれば送受光も概ね2点鎖線で示す方向
に変位される。このように順次ミラー3を回動させるこ
とによって送光ビームによる自車両前方その他への水平
方向(または垂直方向、その他)での走査が所定の周期
毎に行われることとなる。
【0017】このミラー3の回動のさせ方を図3を用い
て説明する。この実施例ではミラー3は前記したモータ
14によって回動されるカム15のカム面15a、15
bにトレースされることによって回動される。ここでス
テッピングモータ14としては2層励磁式のものが使用
される。この2層励磁式の場合、ステッピングモータ1
4を構成するロータの周囲の4つのコイルA〜Dのうち
2つずつのコイルを順次励磁させていくことによって、
ミラー3が1ステップずつ回動される。具体的には図3
に示すように、まずAとDのコイルが励磁されることに
よりステッピングモータ14及びこれに連設したカム1
5が1ステップ回転し、これによりミラー3はローラ1
7dを介してカム面15aに沿って所定角度分、1ステ
ップ回動する。次にAとBのコイルを励磁するとステッ
ピングモータ14およびこれに連設したカム15がさら
に1ステップ回転し、これによりミラー3はローラ17
dを介してカム面15aに沿って2ステップ目の回動を
行う。次にBとCのコイルを励磁すると上記の続きでミ
ラー3が3ステップ目の回動をし、続いてCとDのコイ
ルを励磁するとミラー3は4ステップ目の回動を行い、
さらに続いて第1ステップ目に励磁されたAとDのコイ
ルを励磁するとミラー3は5ステップ目の回動を行い、
以下同様に10ステップまで回動される。
【0018】これによってミラー3の走査範囲を10分
割し、10回の回動で所定角度までの一回の走査が完了
するように設定されている。従って、走査用のカム面1
5aも10回の走査でその終端がローラ17dに当接す
ることになる。尚、この実施例ではまだ1ステップ目が
行なわれていない位置(初期位置)では送受光が行なわ
れない。ミラー3による走査が終了すれば、ミラー3を
元の位置に戻すのであるが、戻りの際にはローラ17d
が移動量の少なくて済む戻し用のカム面15bに沿うの
で、ミラー3が速やかに初期位置に戻る。本例では図3
に点線で示すように二層励磁のステップ11、12の2
ステップで原点に戻るようにカム面15bが形成されて
いる。従ってミラー3を原点に復帰させるためのステッ
ピングモータ14のコイルを駆動するパルス数が少なく
て済む(本実施例では二層励磁を2回行なうパルス数)
ため、ミラー3の戻しが素早く行なえ、速やかに次のサ
イクルのミラー3による走査に移行できる。
【0019】実施例2 上記実施例1ではミラー戻しに際してのコイルを駆動さ
せるための制御手段からのパルス数が少なくて済み、ミ
ラー3の戻し行程が速やかに行なえるという利点がある
が、反面、戻しの際に1ステップにつきカム面15bが
ローラ17d上を移動量が大きいためカム面15bがロ
ーラ17dに沿って跳ねながら移動するといった状態に
なり、このため作動音や振動の原因となっていた。この
問題を解消すべく実施例2では図3に示すステップ1
1、12において実線で示すように1−2層励磁を行な
っている。具体的にはステップ11においてBコイルは
常に励磁され、Cコイルは前半は励磁されず後半に励磁
される、つまりステップ11の前半部は1層励磁、後半
に2層励磁する構成とする。これによってカム面15b
の移動が1/2ステップずつ行なわれ、ミラー3も1/
2の角度ずつ回動する。ステップ12でも同様の制御が
なされる。従って、ミラー3の戻しのときのカム15の
移動が通常の1/2ずつになり、作動音や振動が軽減さ
れる。
【0020】実施例3 上記実施例2ではカム15を1/2ステップずつ戻して
いるが、他の例として図4に示すように戻しの際に3つ
のコイルを励磁し、このうち1つは常に励磁しておき、
他の2つのコイルのうちの1つは前のステップで励磁し
ていたコイルとしてこのコイルへの通電量を直線状に減
少させていき、さらに他のコイルのうち残りの1つは前
のステップで励磁していないコイルとし、このコイルへ
の通電量を直線状に増加させていくこととすれば、ミラ
ーの回動角度が図4に実線で示すように直線状に変化
し、ミラー3の戻しが滑らかに行なえる。
【0021】実施例4 上記実施例1〜3ではミラー3の戻し時にステッピング
モータ14のステップ数を少なくすることによって戻し
を速やかに行なっているが、コイルを駆動させる単位時
間当たりのパルス数をミラーを所定角度まで回動させる
ための走査時よりも多くすることによってミラー3復帰
の際のステッピングモータ14の回転を速くし、これに
よってもミラー3の戻しを速めることができる。
【0022】実施例5 実施例5を図5、6に示す。上記実施例1と同一または
相当の部分には同一符号を付し、説明を省略する。この
例ではミラー3の裏面にプレート21が固着され、この
プレート21の裏面には磁石26の上下面を磁極板2
4、25で挟んでなるロータ23が固着されている。ミ
ラー3はロータ23の回転軸22を中心にロータ23と
共に回動可能とされている。このロータ23の前記磁極
板24先端には凹凸部27が形成されている。磁極板2
5には上記磁極板24の凹凸部27に対し周方向に半ピ
ッチずれた凹凸部28が形成されている。また磁石26
は前記磁極板24、25に接する面が着磁されている。
このようになるロータ23は本来円筒形のものを軸方向
にほぼ半分に割ったような略半円筒形状とされており、
その端面、つまり回転軸22にほぼ平行な平面部分が前
記プレート21に固着されている。このロータ23の周
囲にはステータ29が径方向に対向して設けられてい
る。ステータ29にはコイル30、31、32がそれぞ
れ巻回された磁極A、B、Cが設けられ、各磁極には前
記ロータ23の凹凸部27、28に近接する突起部33
が形成されている。ロータ23とステータ29が駆動手
段とされている。
【0023】次に動作を説明する。送受光や距離等の演
算の仕方は上記実施例1と同様なので説明を省略し、ミ
ラー3の回動のさせ方を図7に基づいて説明する。ロー
タ23の磁極板24側がN極、磁極板25がS極に着磁
されるように磁石26を配置しているとする。コイル3
0、31、32の何れにも通電しない状態ではミラー3
は初期位置にある。ここでコイル30を励磁するとステ
ータ29の磁極Aは極性Sに着磁される。従って、図7
の(ア)に示すように磁極板24の凹凸部27の凸のN
極とステータ29の磁極Aの突起部33のS極が互いに
引き合って対向し、一方、磁極板25の凹凸部28の凸
のS極とステータ29の磁極Aの突起部33のS極が反
発し、磁極板25の凹凸部28の凸のS極とステータ2
9の磁極Aの突起部33間のくぼみが対向した位置で磁
気力が釣り合ってロータ29は(ア)の位置で停止す
る。次に、コイル30を励磁したままでコイル31を励
磁するとロータ23は(イ)の位置すなわち(ア)の位
置よりθだけ移動して磁気力が釣合って停止する。これ
は、磁極板24の凹凸部27の凸のN極とステータ29
の磁極Aおよび磁極Bの突起部33のS極が引き合い、
磁極板25の凹凸部28の凸のS極とステータ29の磁
極Aおよび磁極Bの突起部33のS極が反発し、ステー
タ29の磁極Aおよび磁極Bとロータ23間に生じる力
が釣合ってロータ23は(イ)の位置で停止する。
【0024】さらに、コイル30の励磁を切り、コイル
31のみを励磁するとロータ23は(ウ)の位置すなわ
ち(ア)の位置より2θだけ移動して磁気力が釣合って
停止する。これはコイル30のみを励磁した時と同様に
磁極板24の凹凸部27の凸のN極とステータ29の磁
極Bの突起部33が引き合い対向し、磁極板25の凹凸
部28の凸のS極とステータ29の磁極Bの突起部33
のS極が反発し、磁極板25の凹凸部28とステータ2
9の突起部33間の窪みがほぼ対向した位置で磁気力が
釣合ってロータ23は(ウ)の位置で停止する。次はコ
イル31とコイル32を励磁し、その次はコイル32の
みを励磁するように順次コイル30、31、32の励磁
を切り替えていくことでロータ23は3θ、4θとコイ
ル切替毎にθずつ移動する。これを所定θ数移動させて
いくことによってミラー3が所定角度回動される。また
コイル30、31、32の励磁を上記とは逆方向に切り
替えていくことによってロータ23は上記とは逆方向に
移動し、この逆方向励磁を速く行うことによってミラー
3は可及的に速く元の位置に戻る。
【0025】この実施例ではロータを略半円筒型とする
と共にその回天竺で直接ミラー3を回動させているの
で、ミラー3を回動させる手段をそれだけ小型化できる
と共にミラーを回動させるための力が伝達機構によって
失われない。 実施例6 上記ミラー3の回動機構の実施例6を図8、図9に示
す。既述の実施例と同等の部分はその説明を省略する。
この実施例ではミラー3裏面のプレート21にロータ3
4が取付けられ、このロータ34は径方向に着磁され互
いに極性の異なる磁石35と磁石36とょ有してなり、
本来円筒形のものを軸方向にほぼ半分に割ったような略
半円筒形状とされており、回転軸22にほぼ平行な平面
部分である非磁性のスペーサ40の端面がプレート21
に固着されている。ミラー3はロータ34の軸22を中
心にロータ34と共に回動可能とされている。ロータ3
4の周囲には空隙を介してポール37が対向配置されて
いる。このポール37は前記ロータ34との対向面の中
央部に凹部が形成され、この凹部によってロータ34と
ポール37の対向面の周縁部よりも大きな空隙が形成さ
れて磁気抵抗が大きくされている。ポール37の外周に
はボビン38が取付けられ、このボビン38にはコイル
39が巻回されている。ポール37、ボビン38、コイ
ル39でステータが構成されている。
【0026】次に動作について説明する。今、磁石35
の外周側がN極に、磁石36の外周側がS極に着磁され
ている場合において、コイル39に通電されていない
時、ロータ34の磁石35の外周のN極と磁石36の外
周のS極との間にポール37の突起部37aを介して磁
気回路が構成されており、磁石35と磁石36の境界面
がポール37の凹部の位置で釣合って、ロータ34、ミ
ラー3は実線の位置に保持される。次にコイル39をポ
ール37の突起部37aがN極になるように通電すると
磁石36はポール37の突起部37a側に引き寄せら
れ、一方、磁石35が突起部37aに反発する方向にロ
ータ34は図8の2点鎖線の方向に、コイル39への通
電により生じた磁束に比例した量だけ回動して磁気的に
釣合がとれた位置で停止する。このようにしてロータ3
4をコイル39への通電に比例させた量を回動させ、ロ
ータ34と一体的に構成されているミラー3を所定量回
動させる。従って、ミラー3が初期位置にあるときから
始めて、コイル39への通電量を徐々に増やしていくこ
とによって、ミラー3が走査される。ミラー3を一回所
定角度まで回動し終えたら、コイル39への通電量をな
くしていけば、ミラー3は初期位置に戻るが、このとき
いきなり通電を断つとミラー3が勢いよく戻ってその反
動のため初期位置ですぐに静止しないので、走査時より
も速く且つ徐々にコイル39への通電を減らしていけば
よい。この実施例でも上記実施例5のように装置の小型
化とミラー回動の動力損失の低減という利点がある。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、ミラーを回
動させる駆動手段として駆動力の大きいステッピングモ
ータとカムの組み合せを採用すると共にこのステッピン
グモータでミラーを元に戻す際のパルス数をミラーを所
定角度まで回動させる際のパルス数よりも少なくしたの
で、次の効果を奏する。すなわち送光だけでなく受光の
範囲も広げるため送受光を反射するミラーを持ったレー
ダ装置を、駆動手段の小型化が可能となることに伴い安
価且つ小型にすることができ、またミラーを小さくし過
ぎずに済むので送光がミラーで絞られ過ぎず、人の目に
対して安全であり、しかもミラーを高速で戻すことがで
きるので自車両走行中に車両周囲の状況が刻々と変化す
ることにも対応したレーダ装置とすることができる。請
求項2または3に記載の発明では、ミラーを戻す場合の
1ステップ毎の移動量をミラーを所定角度まで回動させ
る場合よりも小さくし、あるいは少なくとも一部のコイ
ルへの通電のさせ方をミラー戻しの場合に連続的に変化
させることとしたので、ミラーを戻す際にカムとミラー
との作動音や振動を軽減できる。
【0028】請求項4の発明では、ステッピングモータ
に与えられる単位時間当りのパルス数をミラーを元に戻
す場合の方が、ミラーを所定角度まで回動させる場合よ
りも多くしたので、ミラーを高速で戻すことができ、車
両用レーダ装置として適した送受光の走査ができる。請
求項5乃至7の発明では、ロータを略半円筒形とし、そ
のロータ回転軸にほぼ平行な平面部分をミラーの裏側に
取り付けたので、ミラー駆動手段を収容する空間が小さ
くてすみ、しかもロータの回転力で直接ミラーを回動さ
せるので、伝達機構による回転駆動力の損失が低減で
き、車両への搭載性に優れたレーダ装置とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用レーダ装置の基本的な構
成を示す概略側面図である。
【図2】 本発明に係る車両用レーダ装置の平面断面図
である。
【図3】 本発明の実施例1および2に係る車両用レー
ダ装置のステッピングモータの動作とミラーの回動を説
明する図である。
【図4】 本発明の実施例3に係る車両用レーダ装置の
ステッピングモータの動作とミラーの回動を説明する図
である。
【図5】 本発明の実施例5に係る車両用レーダ装置の
平面断面図である。
【図6】 図5のX−X線に沿う断面図である。
【図7】 本発明の実施例5に係る車両用レーダ装置の
ロータの動き方を説明する図である。
【図8】 本発明の実施例6に係る車両用レーダ装置の
平面断面図である。
【図9】 図8のY−Y線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 送光素子 2 送光レンズ 3 ミラー 4 受光レンズ 5 受光素子 14 ステッピングモータ 15 カム 15a カム面 15b カム面 16 回転軸 17、21 プレート 22 回転軸 23 ロータ 26 磁石 29 ステータ 30、31、32 コイル 34 ロータ 35、36 磁石 39 コイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項2に係る発明では、ステッピングモ
ータの駆動のさせ方を上記請求項1の場合に代えて、前
ステッピングモータが1ステップ移動する量をミラー
を元に戻す場合の方がミラーを所定角度回動させる場合
よりも小さくしたものである。請求項3に係る発明で
は、ステッピングモータの駆動のさせ方を上記請求項1
や2に代えて、ミラーを元に戻す場合にステッピングモ
ータの少なくとも一部のコイルへの通電量を連続的に変
化させる。請求項4に係る発明では、ステッピングモー
タの駆動のさせ方を上記請求項1乃至3に代えて、ステ
ッピングモータに与えられる単位時間当りのパルス数を
前記ミラーを元に戻す場合の方が前記ミラーを所定角度
回動させる場合よりも多くしている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項2の発明では、上記請求項1でのス
テッピングモータの1ステップ毎の回転する量をミラー
を元に戻す場合の方が前記ミラーを所定角度迄回動させ
る場合よりも小さくし、これによりミラーはカム面に従
って滑らかに動いて元に戻る。請求項3の発明では、上
記請求項1でのステッピングモータによってミラーを元
に戻す場合のコイルへの通電のさせ方を、少なくとも一
部のコイルへの通電量を連続的に変化させることによっ
て、ミラーはカム面に従って滑らかに動いて元に戻るこ
とができる。請求項4の発明では、上記請求項1でのス
テッピングモータによってミラーを元に戻す場合の、単
位時間当たりのパルス数をミラーを所定角度まで回動さ
せる場合よりも多くすることによって、ミラーは迅速に
元の位置に戻る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】前記ミラー裏面のプレート17にはローラ
保持部17bが設けられ、このローラ保持部17bには
ローラ17dが取付けられている。また前記プレート1
7の端部には突起17cが、一方、ハウジング10の内
壁にはホルダ19が設けられ、これら突起17c、ホル
ダ19間にはスプリング18が張設され、このスプリン
グ18はミラー3に連接された前記ローラ17dをカム
面に当接させる方向へ付勢されている。本実施例におけ
る上記以外の構成として、6は前記受光素子5を固着し
たサブ基板、7は送光素子1を固着したメイン基板、8
はサブ基板6とメイン基板7を電気接続すると共にサブ
基板6を保持するターミナル、20は受光素子5および
サブ基板6を囲んでこれらを外部ノイズから保持するケ
ースである。またハウジング10にはミラー3で反射さ
れた送光ビームが外部へ送出され、物体等からの反射光
をミラー3へ当るようにするための開口21が形成さ
れ、この開口21には光を透過するガラス板11がカバ
ー12で保持されて取付けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】実施例5 実施例5を図5、6に示す。上記実施例1と同一または
相当の部分には同一符号を付し、説明を省略する。この
例ではミラー3の裏面にプレート21が固着され、この
プレート21の裏面には磁石26の上下面を磁極板2
4、25で挟んでなるロータ23が固着されている。ミ
ラー3はロータ23の回転軸22を中心にロータ23と
共に回動可能とされている。このロータ23の前記磁極
板24先端には凹凸部27が形成されている。磁極板2
5には上記磁極板24の凹凸部27に対し周方向に半ピ
ッチずれた凹凸部28が形成されている。また磁石26
は前記磁極板24、25に接する面の方向に着磁されて
いる。このようになるロータ23は本来円筒形のものを
軸方向にほぼ半分に割ったような略半円筒形状とされて
おり、その端面、つまり回転軸22にほぼ平行な平面部
分が前記プレート21に固着されている。このロータ2
3の周囲にはステータ29が径方向に対向して設けられ
ている。ステータ29にはコイル30、31、32がそ
れぞれ巻回された磁極A、B、Cが設けられ、各磁極に
は前記ロータ23の凹凸部27、28に近接する突起部
33が形成されている。ロータ23とステータ29が駆
動手段とされている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】この実施例ではロータを略半円筒型とする
と共にその回転軸で直接ミラー3を回動させているの
で、ミラー3を回動させる手段をそれだけ小型化できる
と共にミラーを回動させるための力が伝達機構によって
失われない。 実施例6 上記ミラー3の回動機構の実施例6を図8、図9に示
す。既述の実施例と同等の部分はその説明を省略する。
この実施例ではミラー3裏面のプレート21にロータ3
4が取付けられ、このロータ34は径方向に着磁され互
いに極性の異なる磁石35と磁石36有してなり、本
来円筒形のものを軸方向にほぼ半分に割ったような略半
円筒形状とされており、回転軸22にほぼ平行な平面部
分である非磁性のスペーサ40の端面がプレート21に
固着されている。ミラー3はロータ34の軸22を中心
にロータ34と共に回動可能とされている。ロータ34
の周囲には空隙を介してポール37が対向配置されてい
る。このポール37は前記ロータ34との対向面の中央
部に凹部が形成され、この凹部によってロータ34とポ
ール37の対向面の周縁部よりも大きな空隙が形成され
て磁気抵抗が大きくされている。ポール37の外周には
ボビン38が取付けられ、このボビン38にはコイル3
9が巻回されている。ポール37、ボビン38、コイル
39でステータが構成されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、ミラーを回
動させる駆動手段として駆動力の大きいステッピングモ
ータとカムの組み合せを採用すると共にこのステッピン
グモータでミラーを元に戻す際のパルス数をミラーを所
定角度まで回動させる際のパルス数よりも少なくしたの
で、次の効果を奏する。すなわち送光だけでなく受光の
範囲も広げるため送受光を反射するミラーを持ったレー
ダ装置を、駆動手段の小型化が可能となることに伴い安
価且つ小型にすることができ、またミラーを小さくし過
ぎずに済むので送光がミラーで絞られ過ぎず、人の目に
対して安全であり、しかもミラーを高速で戻すことがで
きるので自車両走行中に車両周囲の状況が刻々と変化す
ることにも対応したレーダ装置とすることができる。請
求項2または3に記載の発明では、ミラーを戻す場合の
ステッピングモータの1ステップ毎の回動する量をミラ
ーを所定角度まで回動させる場合よりも小さくし、ある
いは少なくとも一部のコイルへの通電のさせ方をミラー
戻しの場合に連続的に変化させることとしたので、ミラ
ーを戻す際にカムとミラーとの作動音や振動を軽減でき
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送光手段と、この送光手段からの送光が
    物に当って反射された反射光を受ける受光手段と、前記
    送光と受光との関係を基に必要な処理を行う手段とを備
    えた車両用レーダ装置において、前記送光を送光方向へ
    反射させると共に前記反射光を前記受光手段の方へ反射
    するミラーと、前記送光の方向を変えるために前記ミラ
    ーを回動させる駆動手段とを備え、前記駆動手段はステ
    ッピングモータと、このモータの回転に従って回転する
    カムと、前記ステッピングモータを回転させるためのパ
    ルスを制御する制御手段とを有してなり、前記カムは前
    記ミラーを所定角度迄回動させるためのカム面と前記ミ
    ラーを前記所定角度から元に戻すためのカム面とを有
    し、前記ステッピングモータで前記ミラーを元に戻す際
    のパルス数はこのミラーを前記所定角度迄回動させる際
    のパルス数より少なくされていることを特徴とする車両
    用レーダ装置。
  2. 【請求項2】 送光手段と、この送光手段からの送光が
    物に当って反射された反射光を受ける受光手段と、前記
    送光と受光との関係を基に必要な処理を行う手段とを備
    えた車両用レーダ装置において、前記送光を送光方向へ
    反射させると共に前記反射光を前記受光手段の方へ反射
    するミラーと、前記送光の方向を変えるために前記ミラ
    ーを回動させる駆動手段とを備え、前記駆動手段はステ
    ッピングモータと、このモータの回転に従って回転する
    カムと、前記ステッピングモータを回転させるためのパ
    ルスを制御する制御手段とを有してなり、前記カムは前
    記ミラーを所定角度迄回動させるためのカム面と前記ミ
    ラーを前記所定角度から元に戻すためのカム面とを有
    し、前記ステッピングモータによって前記ミラーが1ス
    テップ移動する量はミラーを元に戻す場合の方がミラー
    を所定角度迄回動させる場合よりも小さくされているこ
    とを特徴とする車両用レーダ装置。
  3. 【請求項3】 送光手段と、この送光手段からの送光が
    物に当って反射された反射光を受ける受光手段と、前記
    送光と受光との関係を基に必要な処理を行う手段とを備
    えた車両用レーダ装置において、前記送光を送光方向へ
    反射させると共に前記反射光を前記受光手段の方へ反射
    するミラーと、前記送光の方向を変えるために前記ミラ
    ーを回動させる駆動手段とを備え、前記駆動手段はステ
    ッピングモータと、このモータの回転に従って回転する
    カムと、前記ステッピングモータを回転させるためのパ
    ルスを制御する制御手段とを有してなり、前記カムは前
    記ミラーを所定角度迄回動させるためのカム面と前記ミ
    ラーを前記所定角度から元に戻すためのカム面とを有
    し、前記ステッピングモータによって前記ミラーを元に
    戻す場合のこのステッピングモータの少なくとも一部の
    コイルへの通電量を連続的に変化させることを特徴とす
    る車両用レーダ装置。
  4. 【請求項4】 送光手段と、この送光手段からの送光が
    物に当って反射された反射光を受ける受光手段と、前記
    送光と受光との関係を基に必要な処理を行う手段とを備
    えた車両用レーダ装置において、前記送光を送光方向へ
    反射させると共に前記反射光を前記受光手段の方へ反射
    するミラーと、前記送光の方向を変えるために前記ミラ
    ーを回動させる駆動手段とを備え、前記駆動手段はステ
    ッピングモータと、このモータの回転に従って回転する
    カムと、前記ステッピングモータを回転させるためのパ
    ルスを制御する制御手段とを有してなり、前記カムは前
    記ミラーを所定角度迄回動させるためのカム面と前記ミ
    ラーを前記所定角度から元に戻すためのカム面とを有
    し、制御手段から前記ステッピングモータに与えられる
    単位時間当りのパルス数は前記ミラーを元に戻す場合の
    方が前記ミラーを所定角度迄回動させる場合よりも多く
    されてなることを特徴とする車両用レーダ装置。
  5. 【請求項5】 送光手段と、この送光手段からの送光が
    物に当って反射された反射光を受ける受光手段と、前記
    送光と受光との関係を基に必要な処理を行う制御手段と
    を備えた車両用レーダ装置において、前記送光を送光方
    向へ反射させると共に前記反射光を前記受光手段の方へ
    反射させるミラーと、前記送光の方向を変えるために前
    記ミラーを回動させる駆動手段とを備え、この駆動手段
    はロータとステータとこれらを通電制御する制御手段を
    有してなり、前記ロータは略半円筒形とされ、このロー
    タの回転軸にほぼ平行な平面部分が前記ミラーの裏側に
    取付けられ、前記ステータは前記ロータの周囲に空隙を
    介して配置されていることを特徴とする車両用レーダ装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、ロータは磁石を有
    し、ステータは複数のコイルを有し、前記ロータは制御
    手段による前記複数のコイルへの通電制御に応じて所定
    角度ずつ回転される車両用レーダ装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、ロータは磁石を有
    し、ステータは少なくとも1個のコイルを有し、前記ロ
    ータは制御手段による前記コイルへの通電制御に応じて
    連続的に回転される車両用レーダ装置。
JP05236597A 1993-09-22 1993-09-22 車両用レーダ装置 Expired - Fee Related JP3127184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05236597A JP3127184B2 (ja) 1993-09-22 1993-09-22 車両用レーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05236597A JP3127184B2 (ja) 1993-09-22 1993-09-22 車両用レーダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0792256A true JPH0792256A (ja) 1995-04-07
JP3127184B2 JP3127184B2 (ja) 2001-01-22

Family

ID=17003006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05236597A Expired - Fee Related JP3127184B2 (ja) 1993-09-22 1993-09-22 車両用レーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3127184B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH095437A (ja) * 1995-06-22 1997-01-10 Mitsubishi Electric Corp 距離測定装置
DE19818972B4 (de) * 1997-11-26 2004-12-30 Mitsubishi Denki K.K. Entfernungsmeßgerät
CN110824660A (zh) * 2019-11-29 2020-02-21 苏州车萝卜汽车电子科技有限公司 用于反射设备的转动机构
US20210239803A1 (en) * 2020-01-31 2021-08-05 Denso Corporation Lidar device
WO2023130371A1 (zh) * 2022-01-07 2023-07-13 华为技术有限公司 反射镜的驱动装置、驱动方法、雷达和终端

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH095437A (ja) * 1995-06-22 1997-01-10 Mitsubishi Electric Corp 距離測定装置
DE19818972B4 (de) * 1997-11-26 2004-12-30 Mitsubishi Denki K.K. Entfernungsmeßgerät
CN110824660A (zh) * 2019-11-29 2020-02-21 苏州车萝卜汽车电子科技有限公司 用于反射设备的转动机构
US20210239803A1 (en) * 2020-01-31 2021-08-05 Denso Corporation Lidar device
JP2021124496A (ja) * 2020-01-31 2021-08-30 株式会社デンソー Lidar装置
US11656340B2 (en) 2020-01-31 2023-05-23 Denso Corporation LIDAR device
WO2023130371A1 (zh) * 2022-01-07 2023-07-13 华为技术有限公司 反射镜的驱动装置、驱动方法、雷达和终端

Also Published As

Publication number Publication date
JP3127184B2 (ja) 2001-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7421140B2 (ja) 回転往復駆動アクチュエータ
JP7140980B2 (ja) 回転往復駆動アクチュエーター
US4186991A (en) Angularly rotatable mirror apparatus
JP4849516B2 (ja) 駆動装置及び光量調節装置
US8498036B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus
CN114070001A (zh) 旋转往复驱动促动器
JPH0792256A (ja) 車両用レーダ装置
US6064471A (en) Distance measuring device
JP2019052850A (ja) 光走査装置
JP2000206444A (ja) ビ―ム走査装置
JP2000249962A (ja) 光偏向装置
JP2007071964A (ja) 光学スキャナ用ガルバノ形モータ及びそれを用いた画像表示装置
JP2558631Y2 (ja) 電磁式有限回転型電動機
JP2017083783A (ja) パンチルト装置、並びにこれを備えたカメラユニット及び運転者監視システム
JPS60131066A (ja) 往復駆動装置
JPH05264921A (ja) 偏向走査装置
JP2022127381A (ja) 回転往復駆動アクチュエーター
JP2000066267A (ja) カメラ用シャッタ
JP2022127375A (ja) 回転往復駆動アクチュエーター
JPH0353233A (ja) 画像形成装置の露光装置
JP2000356754A (ja) 光偏向走査装置
JPH03285192A (ja) 車載レーダ走査装置
JPS6363016A (ja) 光ビ−ム走査装置
JPH10142706A (ja) 画像読み取り装置
JPS63148897A (ja) 複写機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees