JPH0792178B2 - システム継手 - Google Patents
システム継手Info
- Publication number
- JPH0792178B2 JPH0792178B2 JP3337818A JP33781891A JPH0792178B2 JP H0792178 B2 JPH0792178 B2 JP H0792178B2 JP 3337818 A JP3337818 A JP 3337818A JP 33781891 A JP33781891 A JP 33781891A JP H0792178 B2 JPH0792178 B2 JP H0792178B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- branch pipe
- lateral branch
- joint
- pipe
- lateral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横枝管を立て管に接続
するための排水用の継手に関するものである。
するための排水用の継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、横枝管を立て管に接続するための
排水管継手としては、上端部及び下端部に各々上部立て
管接続口及び下部立て管接続口を有し、接続される各横
枝管の形状,寸法,構造等に各々適合した横枝管接続口
が側部に設けられた排水管継手が一般的に用いられてい
た。そして、各横枝管は、その排水管継手の各横枝管接
続口に直接接続されていた。
排水管継手としては、上端部及び下端部に各々上部立て
管接続口及び下部立て管接続口を有し、接続される各横
枝管の形状,寸法,構造等に各々適合した横枝管接続口
が側部に設けられた排水管継手が一般的に用いられてい
た。そして、各横枝管は、その排水管継手の各横枝管接
続口に直接接続されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、横枝管の形
状,寸法等は、その横枝管が接続される器具(例えば、
洗面所,トイレ,浴槽等)により種々異なる。そのた
め、前記従来の排水管継手では、それが用いられる箇
所、すなわちそれに接続される各横枝管の形状,寸法等
に応じた各横枝管接続口を有する継手ごとに各々製造さ
れる必要があり、その種類が非常に多くなり著しく生産
性が劣るものであった。
状,寸法等は、その横枝管が接続される器具(例えば、
洗面所,トイレ,浴槽等)により種々異なる。そのた
め、前記従来の排水管継手では、それが用いられる箇
所、すなわちそれに接続される各横枝管の形状,寸法等
に応じた各横枝管接続口を有する継手ごとに各々製造さ
れる必要があり、その種類が非常に多くなり著しく生産
性が劣るものであった。
【0004】また、住宅やビル等の建設現場において
は、当初の設計における器具のレイアウトに応じた排水
管継手を準備取揃えた後に施主から器具のレイアウトの
変更が要望される場合、あるいは、誤って本来のレイア
ウトに反する排水管継手が用意されている場合がある。
このような場合は、変更後のレイアウトあるいは本来の
レイアウトに対応できるものを、工期等の関係から急拠
取り揃えなければならない。しかし、前記したように、
これらの排水管継手はその生産性上の難点から改めて所
定の納期がかかった。そのため、工期の遅延など多大の
ロスを余儀なくされていた。また、既設の配管におい
て、たとえば一部の横枝管を変更したいような場合に
も、従来は継手自体をも新しい横枝管に適合するものへ
取替えることを余儀なくされていた。また、最近、集合
住宅において、各戸ごとの間取りをその居住者が自由に
設定できるものがある。その際は、排水器具の位置が各
戸ごと異なり、立て管にどの径の横枝管がどのように接
続されるかが各戸ごとに異なることとなる。そのため、
従来はそれに応じて各戸ごとに異なる継手を設ける必要
があり、非常に手間がかかった。
は、当初の設計における器具のレイアウトに応じた排水
管継手を準備取揃えた後に施主から器具のレイアウトの
変更が要望される場合、あるいは、誤って本来のレイア
ウトに反する排水管継手が用意されている場合がある。
このような場合は、変更後のレイアウトあるいは本来の
レイアウトに対応できるものを、工期等の関係から急拠
取り揃えなければならない。しかし、前記したように、
これらの排水管継手はその生産性上の難点から改めて所
定の納期がかかった。そのため、工期の遅延など多大の
ロスを余儀なくされていた。また、既設の配管におい
て、たとえば一部の横枝管を変更したいような場合に
も、従来は継手自体をも新しい横枝管に適合するものへ
取替えることを余儀なくされていた。また、最近、集合
住宅において、各戸ごとの間取りをその居住者が自由に
設定できるものがある。その際は、排水器具の位置が各
戸ごと異なり、立て管にどの径の横枝管がどのように接
続されるかが各戸ごとに異なることとなる。そのため、
従来はそれに応じて各戸ごとに異なる継手を設ける必要
があり、非常に手間がかかった。
【0005】本発明は、かかる従来の欠点に鑑みて、種
々の形状,寸法,構造等の横枝管をも接続し得るシステ
ム継手を提供することを課題とする。
々の形状,寸法,構造等の横枝管をも接続し得るシステ
ム継手を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、横枝管を立て管に接続するためのシステ
ム継手であって、上端部に上部立て管接続口を有し、下
端部に下部立て管接続口を有し、前記上部立て管接続口
の下方に該上部立て管接続口より大きな内径を有する膨
拡部が連設され、その膨拡部の側面周囲の同一高さ位置
に複数個の横枝管接続口が延設され、その各横枝管接続
口の先端面に各々同一形状の取付フランジが設けられた
継手本体と、前記取付フランジに対応した形状を有し該
取付フランジに着脱可能に接続され得る接続フランジが
各々一端側に共通形状に形成され、他端側に横枝管取付
部が各々形成された複数種の中間継手からなり、それら
各中間継手の各横枝管取付部が各種の横枝管に対応して
各々形成されている中間継手群とを有し、前記継手本体
に接続される横枝管に応じて前記中間継手群から選択さ
れた中間継手を介して該横枝管が該継手本体に接続され
ることを特徴とする。
に、本発明は、横枝管を立て管に接続するためのシステ
ム継手であって、上端部に上部立て管接続口を有し、下
端部に下部立て管接続口を有し、前記上部立て管接続口
の下方に該上部立て管接続口より大きな内径を有する膨
拡部が連設され、その膨拡部の側面周囲の同一高さ位置
に複数個の横枝管接続口が延設され、その各横枝管接続
口の先端面に各々同一形状の取付フランジが設けられた
継手本体と、前記取付フランジに対応した形状を有し該
取付フランジに着脱可能に接続され得る接続フランジが
各々一端側に共通形状に形成され、他端側に横枝管取付
部が各々形成された複数種の中間継手からなり、それら
各中間継手の各横枝管取付部が各種の横枝管に対応して
各々形成されている中間継手群とを有し、前記継手本体
に接続される横枝管に応じて前記中間継手群から選択さ
れた中間継手を介して該横枝管が該継手本体に接続され
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、各横枝管の寸法,形状,構
造等に応じて中間継手群から適宜選択された各中間継手
を介して、それら各横枝管が継手本体の横枝管接続口に
連結される。
造等に応じて中間継手群から適宜選択された各中間継手
を介して、それら各横枝管が継手本体の横枝管接続口に
連結される。
【0008】
【実施例】次に本発明の一実施例を図1〜図5について
説明する。継手本体(以下、単に本体という。)1は、
上部にほぼ直管状の上部立て管接続口2を備え、その下
方には、内径が上部立て管接続口2の内径より大きく形
成されてなる膨拡部3を備えている。そして、膨拡部3
の側面周囲の同一高さ位置には、横枝管接続口4〜4が
放射状に4つ延設され、それらの先端には中間継手(5
〜7)を取付けるための取付フランジ9〜9が後述のと
おり形成されている。
説明する。継手本体(以下、単に本体という。)1は、
上部にほぼ直管状の上部立て管接続口2を備え、その下
方には、内径が上部立て管接続口2の内径より大きく形
成されてなる膨拡部3を備えている。そして、膨拡部3
の側面周囲の同一高さ位置には、横枝管接続口4〜4が
放射状に4つ延設され、それらの先端には中間継手(5
〜7)を取付けるための取付フランジ9〜9が後述のと
おり形成されている。
【0009】本体1の膨拡部3の下端には、下方へ向っ
て先細り状のテーパ部10を備えた漏斗部11が形成さ
れるとともに、その下端部には直管状の下部立て管接続
口12を備え、該部に下部立て管13が接続されてい
る。
て先細り状のテーパ部10を備えた漏斗部11が形成さ
れるとともに、その下端部には直管状の下部立て管接続
口12を備え、該部に下部立て管13が接続されてい
る。
【0010】また、本体1には、横枝管接続口4〜4の
内側開口部にほぼ対向する円筒状の内管14が、前記膨
拡部3内において上部立て管接続口2の下端部より垂下
して一体状に形成されている。すなわち、内管14は、
横枝管接続口4〜4より本体1内部へ流入する排水の流
量が多い場合にその排水を衝突させることができる大き
さを備えている。
内側開口部にほぼ対向する円筒状の内管14が、前記膨
拡部3内において上部立て管接続口2の下端部より垂下
して一体状に形成されている。すなわち、内管14は、
横枝管接続口4〜4より本体1内部へ流入する排水の流
量が多い場合にその排水を衝突させることができる大き
さを備えている。
【0011】また、上部立て管接続口2に対して上部立
て管15がいわゆるスライド方式によって接続されてい
る。すなわち上部立て管接続口2の内周面に対して、上
部立て管15の下端部が差込まれ、その差込み長さの大
小により上部立て管15の有効配管長さを調節し得るよ
うに形成されている。
て管15がいわゆるスライド方式によって接続されてい
る。すなわち上部立て管接続口2の内周面に対して、上
部立て管15の下端部が差込まれ、その差込み長さの大
小により上部立て管15の有効配管長さを調節し得るよ
うに形成されている。
【0012】なお、上部立て管接続口2の上端面には、
その半径方向の断面において約1/4円弧状に形成された
パッキング受面16を内周縁に沿って環状に備え、該パ
ッキング受面16にリング状のパッキング17が嵌着さ
れ、このパッキング17は、円環フランジ状の締め鍔1
8と図示する4本のボルト19〜19によって緊締され
て上部立て管接続口2と上部立て管15との間の水密が
保持されている。
その半径方向の断面において約1/4円弧状に形成された
パッキング受面16を内周縁に沿って環状に備え、該パ
ッキング受面16にリング状のパッキング17が嵌着さ
れ、このパッキング17は、円環フランジ状の締め鍔1
8と図示する4本のボルト19〜19によって緊締され
て上部立て管接続口2と上部立て管15との間の水密が
保持されている。
【0013】次に、前記した取付フランジ9〜9および
中間継手群について詳述する。取付フランジ9〜9はす
べて同一形状をしており、各横枝管接続口4の先端面に
円環状に形成されるとともに、それらの外周面には図3
に示すように4個の耳片20〜20が等間隔において突
設されてそれぞれボルト螺着用のねじ孔21が突設され
ている。
中間継手群について詳述する。取付フランジ9〜9はす
べて同一形状をしており、各横枝管接続口4の先端面に
円環状に形成されるとともに、それらの外周面には図3
に示すように4個の耳片20〜20が等間隔において突
設されてそれぞれボルト螺着用のねじ孔21が突設され
ている。
【0014】一方、中間継手群は、種々の中間継手(中
間継手5〜7等)からなっている。各中間継手は管状を
しており、その一端に、前記取付フランジ9に対応した
形状を有し該記取付フランジ9に着脱可能に接続され得
る接続フランジが各々共通形状に設けられている。そし
て、各中間継手の他端には、種々の横枝管の形状,寸
法,構造等に対応した横枝管取付部が各々設けられてい
る。そして、この中間継手群から、本体1の各取付フラ
ンジ9〜9に連結される各横枝管25〜27の形状等に
応じて中間継手5〜7が適宜選択され、使用される。以
下、各中間継手5〜7について具体的に説明する。
間継手5〜7等)からなっている。各中間継手は管状を
しており、その一端に、前記取付フランジ9に対応した
形状を有し該記取付フランジ9に着脱可能に接続され得
る接続フランジが各々共通形状に設けられている。そし
て、各中間継手の他端には、種々の横枝管の形状,寸
法,構造等に対応した横枝管取付部が各々設けられてい
る。そして、この中間継手群から、本体1の各取付フラ
ンジ9〜9に連結される各横枝管25〜27の形状等に
応じて中間継手5〜7が適宜選択され、使用される。以
下、各中間継手5〜7について具体的に説明する。
【0015】前述したように、中間継手5〜7の一端に
は、取付フランジ9に着脱自在に接続し得る接続フラン
ジ22が形成されており、各中間継手5〜7の接続フラ
ンジ22はすべて同一形状である。しかして、中間継手
5〜7は、それらの接続フランジ22をボルト24によ
って取付フランジ9に締結することによってそれぞれ横
枝管接続口4〜4に取付けられている。ただし取付フラ
ンジ9と接続フランジ22との間にはパッキング23が
介在されて該部位における水密が保持されている。
は、取付フランジ9に着脱自在に接続し得る接続フラン
ジ22が形成されており、各中間継手5〜7の接続フラ
ンジ22はすべて同一形状である。しかして、中間継手
5〜7は、それらの接続フランジ22をボルト24によ
って取付フランジ9に締結することによってそれぞれ横
枝管接続口4〜4に取付けられている。ただし取付フラ
ンジ9と接続フランジ22との間にはパッキング23が
介在されて該部位における水密が保持されている。
【0016】さて、中間継手5〜7の横枝管取付部(接
続フランジ22とは反対側の端部。図番はない)は、そ
れぞれ横枝管に適応するように形成されている。すなわ
ち、中間継手5は、接続フランジ22側の内径より若干
小さい外径を有する横枝管25をスライド方式によって
接続するようにほぼ円筒管状に形成されている。ただ
し、この中間継手5は接続フランジ22側の端部を基点
として底面を次第に上傾させて横枝管取付部が形成さ
れ、その横枝管取付部に横枝管25が挿入され、袋ナッ
ト29が螺着されている。なお、横枝管25の外周面と
袋ナット29の内面との間には、パッキング30を介在
させて該部の水密が保持されている。
続フランジ22とは反対側の端部。図番はない)は、そ
れぞれ横枝管に適応するように形成されている。すなわ
ち、中間継手5は、接続フランジ22側の内径より若干
小さい外径を有する横枝管25をスライド方式によって
接続するようにほぼ円筒管状に形成されている。ただ
し、この中間継手5は接続フランジ22側の端部を基点
として底面を次第に上傾させて横枝管取付部が形成さ
れ、その横枝管取付部に横枝管25が挿入され、袋ナッ
ト29が螺着されている。なお、横枝管25の外周面と
袋ナット29の内面との間には、パッキング30を介在
させて該部の水密が保持されている。
【0017】また、中間継手6および7も、前述の中間
継手5と同一要領に形成されているため、詳細説明を省
略する。ただし、中間継手6は、前述の横枝管25より
小さい外径を有する横枝管26をスライド方式によって
接続するために、接続フランジ22側の端部を基点とし
て底面および側面を傾斜させてその他端部に横枝管取付
部が形成され、その横枝管取付部に横枝管25が挿入さ
れ、袋ナット31が螺着されるとともに、パッキング3
2によって水密が保持されている。
継手5と同一要領に形成されているため、詳細説明を省
略する。ただし、中間継手6は、前述の横枝管25より
小さい外径を有する横枝管26をスライド方式によって
接続するために、接続フランジ22側の端部を基点とし
て底面および側面を傾斜させてその他端部に横枝管取付
部が形成され、その横枝管取付部に横枝管25が挿入さ
れ、袋ナット31が螺着されるとともに、パッキング3
2によって水密が保持されている。
【0018】中間継手7は、接続フランジ22側の内径
寸法とほぼ同一の外径寸法を有する横枝管27をスライ
ド方式で接続するため、前述した中間継手5,6とは異
ってほぼ円筒状に形成され、接続フランジ22の他端部
の横枝管取付部に横枝管27が挿入され、袋ナット33
が螺着されるとともに、パッキング34によって水密が
保持されている。
寸法とほぼ同一の外径寸法を有する横枝管27をスライ
ド方式で接続するため、前述した中間継手5,6とは異
ってほぼ円筒状に形成され、接続フランジ22の他端部
の横枝管取付部に横枝管27が挿入され、袋ナット33
が螺着されるとともに、パッキング34によって水密が
保持されている。
【0019】なお、本例においては4個の横枝管接続口
5〜5のうち、図2において下部に位置する接続口には
横枝管の接続が不要のため、横枝管接続口の取付フラン
ジ9に盲蓋8が取付けられている。すなわち、この盲蓋
8は前記の中間継手5〜7の場合と同一の接続フランジ
22およびパッキング23を介して取付フランジ9に直
接取付けられている。
5〜5のうち、図2において下部に位置する接続口には
横枝管の接続が不要のため、横枝管接続口の取付フラン
ジ9に盲蓋8が取付けられている。すなわち、この盲蓋
8は前記の中間継手5〜7の場合と同一の接続フランジ
22およびパッキング23を介して取付フランジ9に直
接取付けられている。
【0020】また、図1中、下部において実線図示のも
のは下部立て管13の上端にフランジ35を突設し、締
め鍔36、パッキング37を介して下部立て管13を本
体1の下端に接続する技術を例示している。また当該部
に鎖線図示のものは本体1の下端にフランジ38を突設
し、締め鍔39、パッキング40を介して下部立て管1
3を接続する技術を例示している。
のは下部立て管13の上端にフランジ35を突設し、締
め鍔36、パッキング37を介して下部立て管13を本
体1の下端に接続する技術を例示している。また当該部
に鎖線図示のものは本体1の下端にフランジ38を突設
し、締め鍔39、パッキング40を介して下部立て管1
3を接続する技術を例示している。
【0021】次に、本実施例の作用および効果を説明す
る。本実施例では、複数種の中間継手からなる中間継手
群から、本体1に接続しようとする横枝管25〜27の
寸法等に応じて適宜選択された中間継手5〜7を介し
て、横枝管25〜27を本体1の各取付フランジ9に接
続することができる。従って、横枝管25〜27の径は
それぞれ異なるが、本体1の各取付フランジ9が各横枝
管25〜27に応じて形成される必要はなく、本体1は
各横枝管25〜27の径にかかわらず、1つの種類のも
ので足りる。このため、従来と異って、本体1を横枝管
の外径に応じて異なる設計にする必要がなく、いわゆる
標準設計にすることが可能であるため本体1の生産性を
向上させることができる。また、配管前あるいは施工
後、横枝管を変更する場合にも中間継手のみを変更する
ことによって対処することができる。
る。本実施例では、複数種の中間継手からなる中間継手
群から、本体1に接続しようとする横枝管25〜27の
寸法等に応じて適宜選択された中間継手5〜7を介し
て、横枝管25〜27を本体1の各取付フランジ9に接
続することができる。従って、横枝管25〜27の径は
それぞれ異なるが、本体1の各取付フランジ9が各横枝
管25〜27に応じて形成される必要はなく、本体1は
各横枝管25〜27の径にかかわらず、1つの種類のも
ので足りる。このため、従来と異って、本体1を横枝管
の外径に応じて異なる設計にする必要がなく、いわゆる
標準設計にすることが可能であるため本体1の生産性を
向上させることができる。また、配管前あるいは施工
後、横枝管を変更する場合にも中間継手のみを変更する
ことによって対処することができる。
【0022】しかも、本実施例においては、上部立て管
接続口2の下方に膨拡部3が設けられて、排水流路にい
わば拡がりの空間が保有されているため、本体1内部と
横枝管内との間の通気は、立て管排水や横枝管排水が本
体1内へ流入しているときにおいても常に保持される。
従って横枝管に接続された排水トラップの水封は保護さ
れる。また配管内の騒音の発生も緩和される。
接続口2の下方に膨拡部3が設けられて、排水流路にい
わば拡がりの空間が保有されているため、本体1内部と
横枝管内との間の通気は、立て管排水や横枝管排水が本
体1内へ流入しているときにおいても常に保持される。
従って横枝管に接続された排水トラップの水封は保護さ
れる。また配管内の騒音の発生も緩和される。
【0023】さらに本実施例においては上部立て管接続
口2の下方に内管14が連接されているため、上部立て
管15より流下した排水は自動的に内管14の内周面に
案内された後、内管14の下端縁からは、一部が不規則
状の飛沫となって漏斗部11のテーパ部10へ落下す
る。一方、横枝管25〜27より本体1内へ流入した排
水は内管14の外周面に衝突して横方向への流動エネル
ギーを喪失して自由落下する。従って、上記した本体1
内部と横枝管内との間の通気、排水トラップの水封の保
護、ならびに配管内の騒音の発生緩和がさらに促進され
る。
口2の下方に内管14が連接されているため、上部立て
管15より流下した排水は自動的に内管14の内周面に
案内された後、内管14の下端縁からは、一部が不規則
状の飛沫となって漏斗部11のテーパ部10へ落下す
る。一方、横枝管25〜27より本体1内へ流入した排
水は内管14の外周面に衝突して横方向への流動エネル
ギーを喪失して自由落下する。従って、上記した本体1
内部と横枝管内との間の通気、排水トラップの水封の保
護、ならびに配管内の騒音の発生緩和がさらに促進され
る。
【0024】また中間継手の形状も必ずしも円筒状にす
ることなく、たとえば図6のように肘形状にすることも
可能であり、さらに中間継手と横枝管との接続も必ずし
もスライド方式によることなく、たとえば図7のように
ねじ方式による接続も可能である。
ることなく、たとえば図6のように肘形状にすることも
可能であり、さらに中間継手と横枝管との接続も必ずし
もスライド方式によることなく、たとえば図7のように
ねじ方式による接続も可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、複数種の中間継手から
なる中間継手群から、継手本体に接続しようとする横枝
管に応じて適宜選択された中間継手を介して、それら横
枝管を継手本体の各取付フランジに接続することができ
る。従って、継手本体を各横枝管の寸法,形状等に合わ
せて異なる設計にする必要がなく、いわゆる標準設計に
することが可能であるため継手本体の生産性を向上させ
ることができる。また、配管前あるいは施工後、横枝管
を変更する場合にも中間継手のみを変更することによっ
て対処することができる。
なる中間継手群から、継手本体に接続しようとする横枝
管に応じて適宜選択された中間継手を介して、それら横
枝管を継手本体の各取付フランジに接続することができ
る。従って、継手本体を各横枝管の寸法,形状等に合わ
せて異なる設計にする必要がなく、いわゆる標準設計に
することが可能であるため継手本体の生産性を向上させ
ることができる。また、配管前あるいは施工後、横枝管
を変更する場合にも中間継手のみを変更することによっ
て対処することができる。
【0026】また、本発明は、複数個の横枝管接続口が
同一高さ位置に設けられているため配管スペースが狭い
場合でも複数本の横枝管を同一高さで配管することがで
きる。
同一高さ位置に設けられているため配管スペースが狭い
場合でも複数本の横枝管を同一高さで配管することがで
きる。
【0027】更に、横枝管が接続されない横枝管接続口
には、盲蓋をすることによって、この盲蓋をした横枝管
接続口を保守点検用窓として使用することができる。
には、盲蓋をすることによって、この盲蓋をした横枝管
接続口を保守点検用窓として使用することができる。
【図1】本発明のシステム継手の一実施例(使用状態)
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】その一部破断平面図である。
【図3】取付フランジ9の形状を示す拡大平面図であ
る。
る。
【図4】中間継手5の拡大立て断正面図である。
【図5】接続フランジ22の形状を示す拡大平面図であ
る。
る。
【図6】肘形の中間継手の一例を示す正面図である。
【図7】横枝管がねじ方式によって中間継手に接続され
た一例を示す正面図である。
た一例を示す正面図である。
1 本体 2 上部立て管接続口 3 膨拡部 4 横枝管接続口 5,6,7 中間継手 9 取付フランジ 22 接続フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】 横枝管を立て管に接続するためのシステ
ム継手であって、 上端部に上部立て管接続口を有し、下端部に下部立て管
接続口を有し、前記上部立て管接続口の下方に該上部立
て管接続口より大きな内径を有する膨拡部が連設され、
その膨拡部の側面周囲の同一高さ位置に複数個の横枝管
接続口が延設され、その各横枝管接続口の先端面に各々
同一形状の取付フランジが設けられた継手本体と、 前記取付フランジに対応した形状を有し該取付フランジ
に着脱可能に接続され得る接続フランジが各々一端側に
共通形状に形成され、他端側に横枝管取付部が各々形成
された複数種の中間継手からなり、それら各中間継手の
各横枝管取付部が各種の横枝管に対応して各々形成され
ている中間継手群とを有し、 前記継手本体に接続される横枝管に応じて前記中間継手
群から選択された中間継手を介して該横枝管が該継手本
体に接続されることを特徴とするシステム継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3337818A JPH0792178B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | システム継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3337818A JPH0792178B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | システム継手 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18327983A Division JPS6073190A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 排水立て管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658481A JPH0658481A (ja) | 1994-03-01 |
JPH0792178B2 true JPH0792178B2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=18312253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3337818A Expired - Lifetime JPH0792178B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | システム継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0792178B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5777097B2 (ja) * | 2011-08-12 | 2015-09-09 | 株式会社ダンレイ | 集合住宅の給水立管の耐圧試験方法 |
JP6822775B2 (ja) * | 2016-03-30 | 2021-01-27 | 積水化学工業株式会社 | 排水システムおよび建物 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4429664Y1 (ja) * | 1966-03-16 | 1969-12-08 | ||
JPS48918U (ja) * | 1971-05-27 | 1973-01-08 | ||
JPS4846956A (ja) * | 1971-10-14 | 1973-07-04 | ||
JPS49129358A (ja) * | 1973-04-16 | 1974-12-11 | ||
JPS5242552Y2 (ja) * | 1973-05-07 | 1977-09-27 | ||
JPS5037727U (ja) * | 1973-07-31 | 1975-04-19 | ||
JPS58183279A (ja) * | 1982-04-21 | 1983-10-26 | Canon Inc | 印字装置 |
JPH0315068A (ja) * | 1990-06-01 | 1991-01-23 | Seiko Instr Inc | パターン修正方法 |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP3337818A patent/JPH0792178B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0658481A (ja) | 1994-03-01 |
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