JPH079122B2 - 車室内収納箱の開閉作動装置 - Google Patents

車室内収納箱の開閉作動装置

Info

Publication number
JPH079122B2
JPH079122B2 JP4122796A JP12279692A JPH079122B2 JP H079122 B2 JPH079122 B2 JP H079122B2 JP 4122796 A JP4122796 A JP 4122796A JP 12279692 A JP12279692 A JP 12279692A JP H079122 B2 JPH079122 B2 JP H079122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
storage box
leg
housing
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4122796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0650055A (ja
Inventor
順昭 小俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP4122796A priority Critical patent/JPH079122B2/ja
Publication of JPH0650055A publication Critical patent/JPH0650055A/ja
Publication of JPH079122B2 publication Critical patent/JPH079122B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の車室内の引
出式の灰皿、グローブボックスなどの収納箱をハウジン
グ中の閉位置から外の開位置に静粛に出すようにした車
室内収納箱の開閉作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車室内収納箱を、自重やバネなどで開状
態に付勢する車室内収納箱の開閉装置は従来から公知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、自重、バネなど
で開状態に付勢されている車室内収納箱は開く場合、バ
タンと乱暴に開き高級感が漂う車室内の雰囲気にマッチ
しないと共に、膝などに当たる場合もある。このため本
発明は収納箱が勢いよく飛び出して開くのを防止し、節
度感を持ってスムースに開くようにしたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、支持部
材に固定されたハウジングに一端が枢着された第1アー
ムと、ハウジングに対して出入する収納箱に一端が枢着
された第2アームと、上記両アームの他端同志を枢軸で
回転可能に軸着し、該軸着部のいずれかに組込まれた回
転ダンパー装置と、上記第1アームと第2アームとの間
に設けられて両アームを開く方向に付勢して収納箱をハ
ウジングから開位置に出すバネを備えた車室内収納箱の
開閉作動装置において、前記バネ12にコイル巻きした
部分から接線方向に延びる二つの反対向きの第1脚12
aと第2脚12bとを設け、その第1脚12aの先端を
第1アーム3の途中に連結3aすると共に、第2アーム
4の長さを第1アームと第2アームの他端同志を軸長す
る枢軸5からバネの第1脚12aと第1アーム3との上
記連結点3aまでの長さよりも短くし、前記バネの第2
脚12bの先端を第2アームと収納箱との枢着点近くに
連結4bし、収納箱をハウジング中の閉位置に押込んだ
とき第1アーム3と第2アーム4は平行に折り重なると
共に、バネの第1脚12aと第2脚12bは平行になっ
て第1アーム3の第2アームよりも長く延びた部分の下
に畳み込まれ、且つ第2アームと収納箱との連結点4b
は第1アームとハウジングとの連結点と、両アームの他
端同志を結んだ作用線Lを横切って収納箱を閉位置に保
持するようにしたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】図示の実施例において、1は自動車用の引出
し式灰皿として例示した収納箱、2は上記灰皿を下面に
摺動可能に保持して自動車の車体に固定される周知の取
付板であるハウジング、3はハウジングの後部下面に一
端を枢着された第1アーム、4は収納箱の後端に一端を
枢着された第2アーム、5は第2アームの他端上に第1
アームの他端を重ねて枢着する枢軸を示す。第2アーム
は他端に上記枢軸5を回転可能に通す孔4´と、この孔
と同心な円形の窪み6を有し、この窪みは第1アームが
重なるのとは反対の面、つまり下面に開放している。
【0006】前記枢軸5は下端近くに上記窪み6に嵌合
する一体の鍔7を有し、鍔7の直下の部分5aは円形
で、そこにシール板8を嵌め、その下の円形以外の例え
ば小判形をした下端部5bには制動板9を嵌める。そし
て、枢軸5を第2アームの孔4´に下から通して鍔を窪
み6中に収め、シール板8の上面周縁部は窪み6を形成
する筒壁6´の下端面にスエージングで固定して窪み6
を塞ぎ、制動板9の上面と下面にはシリコングリースな
どの粘性流体を塗布し、上記筒壁に下から嵌めて固定し
たキャップ10中で回転できるようにする。
【0007】又、第1アームも他端に枢軸5を通すため
の孔3′を有するが、その形は円形以外、例えば小判形
で、これに対応して第2アームの上面から突出し、上記
孔3′に通る枢軸の上端部5cも例えば小判形になって
いる。従って、枢軸の上端部5cを上記孔3′に通して
第2アーム上に第1アームを重ねて枢着し、第1アーム
から上に突出した枢軸の上端の環状溝にはc形クリップ
11を差し込んで両アーム3,4を枢着状態に組み立て
ゝ回転式ダンパー装置を構成し、両アームを屈伸して開
閉する際に枢軸5を第1アーム3と一体に回動し、その
際に枢軸5と一体に制動板9が回動するのをシリコング
リースなどの粘性によって制動することができる。制動
効果を高めるために制動板9には放射状の孔を複数個開
設してもよい。
【0008】この実施例では収納箱である灰皿1をその
大部分がハウジング2の前縁から外に突出した開放状態
に付勢するため第1アーム3の途中に孔3a、第2アー
ム4の一端には側方から突出した突起4aを設けてこの
突起に孔4bを開設し、鋼線をコイル巻きしたバネ12
の接線方向に延びる二つの直線状の第1脚12aと、第
2脚12bの各端部を折曲し、第1脚12aの折曲端部
を第1アームの孔3a、第2脚12bの折曲端部を第2
アームの孔4bに夫々入れて連結し、バネ12の両脚1
2a,12bが反対向きに開く弾力で灰皿を上記開放状
態に付勢してある。そして、第1アーム3は長いのに対
して第2アーム4は短く、しかも、第2アーム4の長さ
は両アームの他端同志を枢着した枢軸5から第1アーム
の孔3aまでの距離よりも短くしてある。
【0009】従って開放状態にある灰皿1をハウジング
中に押し込んで行くと、第1アームと第2アームは枢軸
5を中心に折り重なる方向に旋回し、バネの第1脚12
aと第2脚12bを平行に揃える方向に力を加えてバネ
12に付勢力を蓄積し、同時にこのとき第1アームの旋
回で枢軸5は第2アームに対して相対的に回動し、前述
のように枢軸と一体に制動板9が回動するのをシリコン
グリースなどがその粘性で制動する。つまり、これによ
り灰皿が乱暴に手で押し込まれるのを防止できる。
【0010】そして、灰皿を完全に押し込んで閉にする
と第1アームと第2アームはほゞ重なり(図3)、バネ
12は、第1アーム3の、第2アーム4よりも長く延び
た部分の下で第1脚12aと第2脚12bを平行にして
畳み込まれ、第2アームの孔4bないしそこに入れて取
付けたバネの第2脚12bの端部は枢軸5と第1アーム
の孔3aないしそれに入れて取付けたバネの第1脚12
aの端部とを結ぶ作用線Lを横切って作用線の後の死点
位置に到達し、これによって灰皿はハウジング中で閉の
状態に保たれる。
【0011】このため、次に灰皿を開放状態にするには
第2アームの孔4bが上述の作用線Lを後から前に横切
るまで手で少し引出せば、そのあとはバネ12が蓄積し
た付勢力で灰皿は一人でに開放状態に押出される。尚、
この場合は折り重なっている両アーム3,4はく字形に
開き、枢軸5と制動板9は第1アーム3と一体に回動
し、回転式ダンパー装置の制動板の回動はシリコングリ
ースの粘性で制動されるため灰皿は静かに押出され、急
激に飛び出すことはない。
【0012】尚、ハウジング2には前後方向の長孔13
を設け、灰皿の上面後端には上記長孔13中を摺動する
突起14を設け、灰皿が開放状態に押出されたときに突
起14は長孔の前端に当接するようにし、これによって
灰皿の開位置を規制してもよい。
【0013】灰皿1、ハウジング2、バネ12は金属
製、シール板8はゴム製、それ以外の部材3,4,5,
9,11は金属製でもプラスチック製でもよいが、特に
灰皿に一端を連結する第2アーム4がプラスチック製で
ある場合は図示のように灰皿1の後端には後向きに腕が
突出する連結片15を接着或いは両面粘着テープなどで
取付け、第2アームの一端には第2連結片16を枢着
し、連結片15の腕の後端の下向き引掛部15aを第2
連結片16の孔に通して引掛ければよい。そして、前述
の突起14は第2連結片16の上面に突設し、取付板の
長孔13に下から通し、取付板上に突出した上端部には
c形クリップなどを嵌め長孔13から下に抜けるのを防
止するとよい。
【0014】以上、本発明の実施例を説明したが、収納
箱は引出式の灰皿に限定されるものではなく、自動車の
グローブボックス(小物入れ)や、その蓋であってもよ
い。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、収納箱はハウジング内
の閉位置から静粛にハウジングの外の開位置に移動し、
車室内の高級感を損なわないと共に、第1アームに第1
脚を連結され、第2アームに第2脚を連結されて収納箱
を開位置に押出すバネは、収納箱を閉位置に押込み、第
1アームと第2アームが折り重なったとき、第1アーム
の、第2アームよりも長く延び出た部分の下で第1脚と
第2脚を平行に揃えて畳み込まれるため、スペースをと
ることがない。従って、ハウジング内の狭いスペースに
容易に組込むことができると共に、第1脚と第2脚が畳
み込まれて平行に揃うと、第2脚と第2アームとの連結
点は、第1アームと第1脚の連結点と、両脚の枢軸とを
結ぶ作用線を横切り、収納箱を閉位置に保持する。この
ように、収納箱を開位置に押出す付勢用のバネを、収納
箱を閉位置に保持するために利用するので、収納箱を閉
位置に保持する部材を別に必要とせず、部品の使用点数
が減ると共に、組立ての手数も省ける。更に、浮き出し
ラッチを使用して収納箱を閉位置に保持すると、収納箱
を開位置に出すにはラッチの保持を解放するために収納
箱を再度閉方向に押込む必要があり、まご付いて操作す
ることがあるが、この発明ではばネの第2脚と第2アー
ムとの連結点が前記作用線を横切るまで収納箱を開方向
に引出せばよいので、操作が解り易く、まごつくことは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の全体の分解斜視図である。
【図2】第1アームと第2アームの組立状態の一部を断
面にした側面図である。
【図3】収納箱を閉にしたときの第1アームと第2アー
ムの平面図である。
【図4】収納箱を開にしたときの第1アームと第2アー
ムの平面図である。
【符号の説明】
1 収納箱(引出式灰皿) 2 ハウジング 3 第1アーム 4 第2アーム 5 枢軸 9 回転式ダンパー装置の制動板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材に固定されたハウジングに一端
    が枢着された第1アームと、ハウジングに対して出入す
    る収納箱に一端が枢着された第2アームと、上記両アー
    ムの他端同志を枢軸で回転可能に軸着し、該軸着部のい
    ずれかに組込まれた回転ダンパー装置と、上記第1アー
    ムと第2アームとの間に設けられて両アームを開く方向
    に付勢して収納箱をハウジングから開位置に出すバネを
    備えた車室内収納箱の開閉作動装置において、前記バネ
    12にコイル巻きした部分から接線方向に延びる二つの
    反対向きの第1脚12aと第2脚12bとを設け、その
    第1脚12aの先端を第1アーム3の途中に連結3aす
    ると共に、第2アーム4の長さを第1アームと第2アー
    ムの他端同志を軸長する枢軸5からバネの第1脚12a
    と第1アーム3との上記連結点3aまでの長さよりも短
    くし、前記バネの第2脚12bの先端を第2アームと収
    納箱との枢着点近くに連結4bし、収納箱をハウジング
    中の閉位置に押込んだとき第1アーム3と第2アーム4
    は平行に折り重なると共に、バネの第1脚12aと第2
    脚12bは平行になって第1アーム3の第2アームより
    も長く延びた部分の下に畳み込まれ、且つ第2アームと
    収納箱との連結点4bは第1アームとハウジングとの連
    結点と、両アームの他端同志を結んだ作用線Lを横切っ
    て収納箱を閉位置に保持するようにしたことを特徴とす
    る車室内収納箱の開閉作動装置。
JP4122796A 1992-04-17 1992-04-17 車室内収納箱の開閉作動装置 Expired - Lifetime JPH079122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4122796A JPH079122B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 車室内収納箱の開閉作動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4122796A JPH079122B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 車室内収納箱の開閉作動装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59105676A Division JPS60250184A (ja) 1984-05-26 1984-05-26 車室内収納箱の開放速度の調速方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0650055A JPH0650055A (ja) 1994-02-22
JPH079122B2 true JPH079122B2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=14844848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4122796A Expired - Lifetime JPH079122B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 車室内収納箱の開閉作動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH079122B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2598369B1 (fr) * 1986-02-28 1990-07-13 Honda Lock Mfg Co Ltd Ensemble antivol pour vehicule automobile
US4901053A (en) * 1986-02-28 1990-02-13 Honda Lock Manufacturing Co., Ltd. Anti-theft system for automotive vehicles
JP4654628B2 (ja) * 2004-08-02 2011-03-23 パナソニック株式会社 扉装置および冷蔵庫
JP2006169782A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Fuji Latex Kk ステー
JP2010208477A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Nifco Inc 引き出し装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54161Y2 (ja) * 1975-09-01 1979-01-08
JPS5579405U (ja) * 1978-11-25 1980-05-31
JPS5621994U (ja) * 1979-07-28 1981-02-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0650055A (ja) 1994-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0336389B2 (ja)
US5775761A (en) Holder for small articles provided in a ceiling of an automobile
GB2327251A (en) Damping device
JP3517687B2 (ja) 自動車の屈曲式テールゲート装置
JPH0450388Y2 (ja)
US6715727B2 (en) Container holder
JP2006232262A (ja) コンソールリッドのヒンジ装置、及び、それを備えるコンソール
JPH079122B2 (ja) 車室内収納箱の開閉作動装置
JP4375891B2 (ja) 容器ホルダー
JP3779015B2 (ja) 乗物用のアシストグリップ装置
JP2002021412A (ja) ヒンジ装置
JPH0454798Y2 (ja)
JPH0673945A (ja) 車室内収納箱の開放速度の調速装置
JP3715860B2 (ja) リッドの開閉操作装置
KR20190010479A (ko) 글로브 박스
JP5020851B2 (ja) 車両用収納装置のドアの開閉装置
JPS6366990B2 (ja)
JPH0124293Y2 (ja)
JP3250602B2 (ja) 収納ボックス
JP2000045579A (ja) 自動車のドアアウトサイドハンドル装置
JPH08213768A (ja) 車載用機器の扉開閉機構
JP2507036Y2 (ja) 車両用ボックスの開閉構造
JP3198348B2 (ja) 自動車用収納ボックスの開閉機構
JPH068918Y2 (ja) 自動車用スライドドアのアームレスト装置
JP2545675Y2 (ja) リッドの開閉装置