JPH0790504B2 - シート状体の耳スリット装置 - Google Patents

シート状体の耳スリット装置

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JPH0790504B2
JPH0790504B2 JP20318290A JP20318290A JPH0790504B2 JP H0790504 B2 JPH0790504 B2 JP H0790504B2 JP 20318290 A JP20318290 A JP 20318290A JP 20318290 A JP20318290 A JP 20318290A JP H0790504 B2 JPH0790504 B2 JP H0790504B2
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JP
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sheet
blade
shaped body
slit device
fixed
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JP20318290A
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正憲 蛭沼
守人 吉岡
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば製品たる幅広のシート状体をロール状
に巻取る際に、所定の規格に合わせるべくシート幅方向
の端部を切断するための耳スリット装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 例えば、幅広のポリエチレンフィルムのようなシート状
体を、所定シート幅で巻取装置によりロール状に巻取ら
せる場合、該シート状体の端部に、固定された刃物の刃
先を当てて切断するように構成された耳スリット装置を
用いていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の耳スリット装置の構成では、
刃物の刃先は常時一定の位置に固定されているので、巻
取られるシート状体の端部縁が直接的に重なり合う部分
が連続し、隣接する端部縁の層間には空気が巻き込まれ
易いことから、例えば第9図に示すように、巻取られた
ロール体Fの端部Faが中央部に比べて直径を大にするい
わゆる耳立ち現象が生じる。かかる耳立ち現象はシート
状体の厚みが薄い程顕著に現れ、また、シート状体の厚
みが不均一な場合にも生じる。
このように、ロール体Fに耳立ち現象が生じると外観が
悪いばかりでなく、ロール体Fの径が同一であっても、
シート状体の全巻取長が異なり、ときによっては必要以
上に巻取長が短縮されてしまう。
なお、かかる耳立ち現象を防ぐ手段として、巻取装置上
に耳スリット装置を取付け(一般に、巻取装置は耳スリ
ット装置に比較してはるかに大きい)、該巻取装置全体
を揺動させながら、シート状体の端部への空気の巻き込
み等が防ぐようにする手法もあるが、かかる手法では、
装置が大掛りで費用が高く、また、揺動のための調整作
業も極めて面倒であり、汎用性に難がある。
本発明は、上記従来の課題を解決すべくなされたもので
あり、簡単な構成により耳立ち現象を防止することがで
きる耳スリット装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成すべく、巻取装置に向えて走
行するシート状体のシート幅方向の端部を、前記走行す
る方向に沿って刃物により切断するように構成されたシ
ート状体の耳スリット装置において、前記刃物を、所定
速度で、かつ、所定の微小範囲で前記シート幅方向に往
復動される揺動手段を設けたことを特徴とする。
[作用] シート状体の端部がその走行方向に沿って刃物により切
断される際、該刃物はシート幅方向に周期的に揺動を受
けるので、シート状体の隣接する端部縁も同一位置で重
なり合うことがなく、周期的に出没することとなり、空
気が閉じ込められる空間も量も極めて少なくなり、ま
た、シート状体の厚みの不均一も均整化され、耳立ち現
象が防止できる。
[実施例] 第1図ないし第3図は、本発明に係る耳スリット装置の
全体構成の一実施例を示すものである。
基台1上には、ベースプレート2A,2Bが対向するように
固定されており、両プレート2A,2Bの内側にはインナー
プレート3A,3Bが配されている。そして、前記両プレー
ト2A,2Bには第1及び第2のシャフト4,5の両端部が六角
固定ナット4c,4d、及び5c,5dにより夫々固定されてお
り、該両シャフト4,5の間にはセンタロッド6が配され
ている。ここで、前記シャフト4の両端部は、前記イン
ナープレート3A、3Bに夫々固定されたプッシュ4a,4bに
挿通されており、また、前記シャフト5の両端部は、前
記インナープレート3A、3Bに夫々固定されたブッシュ5
a,5bに挿通されている。さらに、前記センタロッド6の
両端部は、ロックナット6a,6bにより前記インナープレ
ート3A,3Bに夫々固定されており、該両端部の各先端は
夫々軸受6c,6dを介して前記ベースプレート2A,2Bの外側
に突出している。
さらに、前記両インナープレート3A,3Bには、スクリュ
ー軸7の両端部が軸受12A,12Bを介して固定され、該ス
クリュー軸7の両端部の先端は夫々前記ベースプレート
2A,2Bの外側に突出し、該両先端には夫々ハンドル7A,7B
が固着されている。ここで、前記スクリュー軸7には互
に逆ねじの関係にある送りねじ部7a,7bが形成されてお
り、該両送りねじ部7a,7bには、夫々刃物ホルダ13A,13B
が螺着され、該刃物ホルダ13A,13Bには夫々直刃状の刃
物11A,11Bが固定されている。なお、刃物は直刃状のも
のに限定されるものではなく、その仕様に応じて丸刃状
等のものでも良い。
また、前記インナープレート3A,3Bには、前記スクリュ
ー軸7に平行に配されたガイドロッド8の両端が六角ナ
ット8a,8bにより夫々固定され、該ガイドロッド8に
は、一対のガイドブッシュ10A,10Bが嵌挿されている。
該両ガイドブッシュ10A,10Bは、前記刃物ホルダ13A,13B
と連結され、該両刃物ホルダ13A,13Bは前記スクリュー
軸7の回動により該スクリュー軸7の軸線方向に移動自
在となっている。
なお、前記インナープレート3Bとベースプレート2Bとの
間には、前記センタロッド6の端部が貫通するコイルス
プリング9が介在し、前記スクリュー軸7の中央部には
センタホルダ14が固着されている。また、前記センタロ
ッド6の中央部にはスライドキー16が設けられ、該スラ
イドキー16にはブッシュ15が係合されており、該ブッシ
ュ15を前記センタホルダ14とは連結部材17を介して連結
されている。
一方、前記ベースプレート2Aにはモータベース18が固定
されており、該モータベース18上に可変速のモータ19が
取付けられている。そして、該モータ19のモータ軸には
減速ギアを介して継手15が軸着され、該継手15はディス
ク21に連結されている。さらに、該ディスク21の外周縁
はベアリング22の外周縁と当接し、該ベアリング22は、
前記センタロッド6の端部に固定されたナックル23に回
転自在に軸支されている。
第4図ないし第6図は、前記継手20,ディスク21,ナック
ル23等の詳細、及びそれらの連結関係を示すものであ
る。前記継手20の中央部には、前記モータ19の回転軸の
先端部に連結されるボス部20Aが形成されており、該ボ
ス部20Aの両側には一対の挿通孔20Bが形成されている。
また、前記ディスク21には一対の長孔21Aが形成されて
おり、該両長孔21Aは前記継手20の両挿通孔20Bと夫々対
向するように形成され、夫々に図示省略の固定ボルトが
挿通されるようになっている。従って、ディスク21の長
孔21Aへの固定ボルトの挿通位置に応じて該ディスク21
の偏心量が決まるようになっている。換言すれば、該偏
心量に応じ前記センタロッド6の軸線方向への揺動(第
6図に示す白抜き矢印の矢視参照)の大きさ、ひいては
前記刃物11A,11Bの揺動量が決まる。
すなわち、前記センタロッド6、コイルスプリング9、
モータ19、ディスク21等は、前記刃物11A,11Bの揺動手
段を構成する。
なお、前記基台1の上方には搬送ロール24,25,26が配さ
れており、各ロール24,25,26上には、例えば粘着層が形
成されたポリエチレンフィルムのようなシート状体27が
走行し、該シート状体27は前記基台1の下方に設けられ
た図示省略の巻取装置に向かうようになっている。ま
た、前記シート状体27のシート軸方向の両端部に前記両
刃物11A,11Bの刃先が当接するようになっている。
次に、上記のように構成された本実施例の作動につき説
明する。
前記モータ19が駆動すると、ディスク21が回転するの
で、該ディスク21の偏心量に応じ前記センタロッド6
は、前記コイルスプリング9の弾性力とも相まって軸線
方向に往復動する。そして、該センタロッド6が揺動す
ると、該センタロッド6の両端部に固定された両インナ
ープレート3A,3Bが揺動する。該両インナープレート3A,
3Bの揺動により、前記スクリュー軸7が軸線方向に揺動
するため前記両刃物11A,11Bは、走行するシート状体27
のシート幅方向に周期的に揺動する。該揺動の幅は、例
えば10mm以下で、その揺動速度は0.06mm〜0.93mmに設定
される。
前記両刃物11A,11Bが周期的に揺動すると、前記シート
状体27のシート幅方向端部は切断位置が周期的に変位す
るので、第7図及び第8図に示すように、該シート状体
27を巻取って成るロール体27Aは、隣接する端部縁の位
置が所定間隔dで交互に出入りすることとなり、該端部
に形成される閉じた空間が少なくなり、巻き込まれる空
気もほとんどない。また、シート状体27の厚みに不均一
がある場合でも、前記揺動により均整化される。
[発明の効果] 以上にように本発明によれば、巻取装置に向けて走行す
るシート状体のシート幅方向の端部を、前記走行する方
向に沿って刃物により切断するように構成されたシート
状体の耳スリット装置において、前記刃物を、前記シー
ト幅方向に所定速度で、かつ、所定の微小範囲で往復動
させる揺動手段を設けたことを特徴とするので、両端部
に巻き込まれる空気がほとんどなくなり、また、シート
状体の厚みが不均一な場合でも刃物の揺動により均整化
され、いわゆる耳立ち現象を有効に防止できる。これに
より、シート状体の巻取状態の外観の見栄えが良くなる
と共に、耳立ち現象による制約を受けることなく巻取長
さを長くすることができる。例えば耳立ちにより巻取長
の限界が500mであるものを、2000mまでに延長すること
ができる。さらには、巻取装置の構成を変更することな
く、耳スリット装置の構成は一部である刃物を揺動させ
る手段だけを付加させるに過ぎないので、装置の大型化
を回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図はその
平面図、第3図は第1図のIII−III線に沿う両面図、第
4図は揺動手段を構成するディスクの平面図、第5図は
ディスクに取付けられる継手の平面図、第6図はディス
クとセンタロッドとの連結関係を示す平面図、第7図は
ロール体の一部を示す斜線図、第8図は第7図のVIII−
VIII線に沿う断面図、第9図は従来の装置により巻取ら
れたロール体の一部を示す斜視図である。 (符号の説明) 6……センタロッド(揺動手段)、9……コイルスプリ
ング(揺動手段)、11A,11B……刃物、19……モータ
(揺動手段)、21……ディスク(揺動手段)、27……シ
ート状体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取装置に向けて走行するシート状体のシ
    ート幅方向の端部を、前記走行する方向に沿って刃物に
    より切断するように構成されたシート状体の耳スリット
    装置において、 前記刃物を、前記シート幅方向に所定速度で、かつ、所
    定の微小範囲で往復動させる揺動手段を設けたことを特
    徴とするシート状体の耳スリット装置。
JP20318290A 1990-07-30 1990-07-30 シート状体の耳スリット装置 Expired - Lifetime JPH0790504B2 (ja)

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