JPH0310790A - シート切断装置 - Google Patents

シート切断装置

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JPH0310790A
JPH0310790A JP14388189A JP14388189A JPH0310790A JP H0310790 A JPH0310790 A JP H0310790A JP 14388189 A JP14388189 A JP 14388189A JP 14388189 A JP14388189 A JP 14388189A JP H0310790 A JPH0310790 A JP H0310790A
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JP
Japan
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blade
sheet
circular
cutting
cutting edge
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JP14388189A
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Takashi Kojima
小嶋 隆史
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Showa Seiki Co Ltd
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Showa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は紙、フィルム等のシートを円形切刃が形成され
た可動刃と直線切刃が形成された固定刃とで挟んで切断
する形式のシート切断装置に関するものであり、特に切
れ味を向上させる技術に関するものである。
〔発明の背景〕
本出願人は先に上記形式のシート切断装置を開発し、特
願昭63−66780号として出願中である。この装置
の一態様は第7図に示すように、(a)回転中心線を中
心とする円周に沿って円形切刃100が形成された可動
刃102と、(b)回転中心線側に平らなシート支持面
104が形成されるとともに、そのシート支持面104
の縁に可動刃102の円形切刃100と共同してシート
を切断する直線切刃106が形成された固定刃108と
、(C)可動刃102を回転中心線の回りに回転させつ
つ固定刃108の直線切刃106に沿って移動させる図
示しない可動刃駆動装置と、(d)可動刃102の外周
部を固定刃108と共同して両側から挾んで円形切刃1
00を直線切刃106に押し付ける押付は部材110と
を含む刃挟持型シート切断装置である。可動刃102は
普通、それの両側の面が互に平行な平面とされ、かつ、
外周面がテーパ面112とされて、テーパ面112と片
側の一平面との境界に円形切刃100が形成される。
この開発装置においては、切断時に円形切刃100と直
線切刃106との間に隙間を生じさせないことが切れ味
向上のために重要である。そのため、本出願人は、可動
刃102と固定刃10日とを互に平行に接触させること
により、円形切刃100と直線切刃106との間に隙間
が生じないようにした。
〔発明が解決しようとする課題] しかし、本出願人によるその後の研究により、上記開発
装置には改良の余地があることが判明した。可動刃10
2と固定刃108とを平行に接触させる場合には、例え
ば、可動刃102.固定刃108、可動刃駆動装置等の
製造誤差が大きくなると、その影響で可動刃102と固
定刃10日とが平行でなくなり、場合によっては、円形
切刃100と直線切刃106との2交点A、Bのうち、
可動刃移動時に先行する交点(第7図の例においては交
点A)に隙間が生じて、切れ味が悪くなることがあるこ
とが判明したのである。
請求項1の発明はこの問題を解決することを課題として
為されたものである。
また、前記開発装置においては、固定刃108のシート
支持面104と押付は部材110の可動刃回転中心線側
の面114とが同一平面上に位置するようにされていた
。したがって、シートはシート支持面104,114に
支持された状態で、交点Aで固定刃108側と押付は部
材110側とに切断され、その直後、押付は部材110
側のシートは面114に支持された状態で、押付は部材
110例のシートの切断縁において可動刃102のテー
パ面112と接触する。切断縁がテーパ面112と交点
A近傍において接触するのである。
切断縁とテーパ面112との接触位置においては、可動
刃102が可動刃回転中心線側から押付は部材110側
に向かって回転しているから、固定刃108と押付は部
材110との間隔が広い場合には、テーパ面112が切
断縁を固定刃108と押付は部材110との隙間に押し
込んでしまい、押付は部材110例のシートが第8図に
示すように、面114の支持位置の所から折れ曲がるこ
とがあるという問題があった。
請求項2の発明は、請求項1の発明を前記刃挟持型シー
ト切断装置に適用する際にシートが折れ曲がるという事
態が生じないようにすることを課題として為されたもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の発明は、前述の可動刃、固定刃および可動刃
駆動装置を含むシート切断装置に、円形切刃と直線切刃
との2交点のうち少なくとも前記移動時に先行する交点
(以下、単に先行交点という)で可動刃と固定刃とが集
中的に接触するように、可動刃を固定刃に対して傾かせ
る可動刃傾斜手段を設けたことを要旨とする。
なお、可動刃傾斜手段の一態様は、可動刃を直鵡切刃を
回動中心として小角度回動させた姿勢で支持する可動刃
支持装置であり、この態様では円形切刃と直線切刃とが
それらの2交点を結ぶ直線で集中的に接触することとな
る。また、別の態様として、可動刃の回転中心線を固定
刃のシート支持面に平行な平面内で小角度回動させた姿
勢で可動刃を支持する可動刃支持装置がある。この態様
においては、円形切刃と直線切刃とが一交点で集中的に
接触することとなるから、この交点が先行交点となる方
向に可動刃を移動させれば目的を達成し得る。これら2
態様はそれぞれ単独で採用することも、−緒に採用する
こともできる。
また、請求項1の発明は前記刃挟持型シート切断装置に
限らず、例えば可動刃と固定刃との少なくとも一方を他
方に押し付けることにより可動刃と固定刃との密着状態
を実現する形式のシート切断装置にも適用することがで
きる。
請求項2の発明は、刃挟持型シート切断装置に前記可動
刃傾斜手段を設けるとともに、前記押付は部材の可動刃
回転中心線側の面を固定刃のシート支持面より可動刃回
転中心線から離したことを要旨とする。
〔作用および発明の効果〕
請求項1および2の発明に係るシート切断装置において
は、可動刃が固定刃に対して、少なくとも先行交点で集
中的に接触するように積極的に傾かせられているから、
可動刃等の製造誤差が大きくなっても、先行交点におい
て可動刃と固定刃との間に隙間が生じることはなく、切
れ味が向上するとともに、シートの切断縁が綺麗になる
という効果が得られる。
また、請求項2の発明に係る刃挟持型シート切断装置に
おいては、可動刃が傾かされることにより、固定刃と押
付は部材との間隔が必然的に広くなるのであるが、押付
は部材の可動刃回転中心線側の面が固定刃のシート支持
面より可動刃回転中心線から離れているから、シートの
切断縁の折れ曲がりが良好に回避される。シートの切断
された2部分のうちの押付は部材側の切断縁の、先行交
点に近い部分が押付は部材の可動刃回転中心線側の面に
より支持されないからである。
可動刃はシートを切断するとともに、固定刃側の切断縁
と押付は部材側の切断縁との隙間を押し拡げつつ移動す
るのであるが、円形切刃と直線切刃との先行交点の直前
においてはシートの固定刃側の部分と押付は部材側の部
分とが未だつながっているため、先行交点の直後におい
ては上記両切断縁の隙間は簡単には拡がらない。そのた
め、両切断縁と可動刃との接触圧が高くなり、可動刃の
回転につれて両切断縁も固定刃と押付は部材との隙間に
引き込もうとする力が大きくなる。固定刃側の切断縁は
完全にシート支持面により支持されているため折れ曲が
ることはないが、押付は部材側の切断縁は先行交点から
可動刃の回転中心線に平行な方向にやや離れた位置で支
持されるから、湾曲して可動刃と押付は部材との間に挟
まれ、切断縁近傍に折り目が生じ易い。それに対して、
請求項2の発明に係るシート切断装置においては、押付
は部材の可動刃回転中心線側の面が固定刃のシート支持
面より可動刃回転中心線から離れているから、押付は部
材側の切断縁が先行交点近傍では押付は部材によって支
持されず、可動刃の回転につれて全体的に移動するのみ
で湾曲しない。そのため、切断縁に折れ曲がりが全く生
じなくなるかまたは少なくなる効果が得られるのである
〔実施例〕
以下、本発明の実施例である刃挟持型シート切断装置を
図面に基づいて詳細に説明する。
第2図および第3図において、10は可動刃としての円
形刃であり、円周に沿って円形切刃12が形成されてい
る。円形刃lOはピニオン14と共に回転させられる。
ピニオン14はそれの外周に歯15が形成されるととも
に、その中心線に平行な方向に延びる突・起16を備え
ており、この突起16が円形刃IOに形成された小孔1
8に挿通されることによって、円形刃10とピニオン1
4とが一体化され、共に回転させられるようになってい
るのである。
これらピニオン14および円形刃10は、キャリッジ2
0に回転可能に保持されている。キャリッジ20は、第
2図に示すように、長手方向に延び、断面がコの字形の
チャンネル状を成す被ガイド部22と、その下方に形成
された平板状の本体部24とから成っており、ピニオン
14および円形刃10は本体部24に突設された軸26
にスペーサ28を介して回転可能に嵌合されている。
キャリッジ20の被ガイド部22はガイド部材30のガ
イド部32に係合させられており、その長手方向に摺動
可能とされている。ガイド部材30は断面がL字形の平
板状の部材であり、その−辺がガイド部32とされる一
方、他の一辺にはガイド部材30の長手方向に延びる長
穴34が形成されている。そして、キャリッジ20の被
ガイド部22がガイド部32に係合した状態で、ピニオ
ン141円形刃10およびスペーサ36が嵌合された軸
26が長穴34を貫通し、その軸26の突出端部に別の
スペーサ38を介してEリング40が嵌められることに
より、軸26の長穴34からの抜出しおよび被ガイド部
22のガイド部32からの離脱が防止されている。した
がって、ピニオン14および円形刃10がキャリッジ2
0の本体部24とガイド部材30とに挟まれて、その中
心線方向の移動を阻止されるとともに、キャリッジ20
が軸26に直角な方向、すなわち円形刃10およびピニ
オン14の中心線に直角な方向に移動可能にガイド部材
30に支持されることとなる。
円形刃10の下方にはガイド部材30の長手方向に延び
る一対の板ばね42a、42bが配置されている。一対
の板ばね42a、42bは、互に密着する状態でそれら
の下端部がフレーム44に固定されており、上端部が円
形刃10の外周部の下部を両側から弾性的に挟んでいる
。各板ばね42a、42bの、円形刃10の回転中心線
側の端面ばそれぞれ平らで水平に延びるシート支持面4
6a、46bとされている。シート支持面46bの円形
刃10側の縁には直線切刃47が形成されており、前記
円形切刃12と共同して紙2合成樹脂フィルム等のシー
トSを切断する。すなわち、本実施例においては、板ば
ね42bは固定刃として、板ばね42aは押付は部材と
して機能するのである。
円形刃10は第1図に示すように、一対の板ばね42a
、42bに対して直線切刃47の延びる方向に直角な平
面内で板ばね42b側に一定小角度θだけ傾かせられて
いる。円形刃10.  ピニオン14.キャリッジ20
.ガイド部材30等が一対の板ばね42a、42bに対
して直線切刃47の延びる方向に直角な平面内で板ばね
42b側に一定小角度θだけ傾くように、ガイド部材3
0とフレーム44との相対位置が図示しない保持部材に
よって一定に保たれているのである。その結果、円形刃
10と板ばね42bとは、第4図に示すように、円形切
刃12と直線切刃47との2交点A。
Bを結ぶ直線で集中的に接触する一方、円形刃10と板
ばね42aとは円形刃10の板ばね42a側の面の円周
と板ばね42aの円形刃10側の面との交点Cで集中的
に接触する。
一対の板ばね42a、42bの各々には第2図に示すよ
うに、多数の長穴48が板ばね42a。
42bの長手方向に沿って一定ピッチで並んで形成され
ている。各長穴48は各板ばね42a、42bにおいて
それの長手方向に対して同じ方向に同じ角度で傾斜する
スロット状とされ、しかも、多数の長穴48は板ばね4
2aと42bとで板ばね42aと42bとの長手方向に
対して互に逆向きに(頃斜している。
第3図に示すように、ガイド部材30には、その長手方
向に隔たった位置に一対のプーリ50゜52が回転可能
に取り付けられている。プーリ50.52の各外周面に
は、ピニオン14に設けられている歯15と同様な歯5
3がそれぞれ設けられている。また、ガイド部材30の
プーリ50の近傍には電動モータ54が取り付けられて
いる。
図において破線で示すように、ガイド部材30のプーリ
50が取り付けられた側とは反対側において、電動モー
タ54の出力ギヤ56が別の大径のギヤ5日と噛み合わ
されており、ギヤ58と一体的に回転するピニオン60
がプーリ50と同軸のギヤ(図示しない)に噛み合わさ
れることによって、電動モータ54によりブーIJ50
が回転させられるようになっている。
これらプーリ50,52には歯付ベルト62が巻き掛け
られている。歯付ベルト(以下、単にベルトという)6
2は第2図に示すように、内側面の全長にわたって等間
隔に歯64が形成されており、ベルト62の両端部の歯
64がプーリ50゜52の歯53と係合させられるとと
もに、ガイド部材30の長手方向に延びる第一直線部6
6に形成された歯64においてキャリッジ20と係合さ
せられている。キャリッジ20の被ガイド部22の下方
にはベルト62の歯64と噛み合う歯が形成された保合
部68が設けられており、これらが噛み合わされること
により、ベルト62の循環に伴って、キャリッジ20が
ガイド部32に案内されつつ第一直線部66と共に移動
するようにされているのである。
また、ベルト62は第一直線部66と平行に延び、第一
直線部66とは逆方向に移動する第二直線部70を備え
ており、この第二直線部70に形成された歯64にビニ
オン14の歯15が係合されている。キャリッジ20の
本体部24には軸26と平行に延び、軸26より長さの
短い軸72が突設されており、ローラ74が回転可能に
嵌合されている。したがって、ビニオン14とローラ7
4とにより第二直線部70を挟んだ状態でビニオン14
の歯15とベルト62の歯64とが噛み合わされ、ロー
ラ74がビニオン14と共に回転しながら移動して第二
直線部70を下方から支持することによって、ビニオン
14と第二直線部70との係合が外れることが防止され
ている。76はEリングであり、ローラ74の軸72か
らの抜出しを防止するものである。
次に作動を説明する。
通常は、円形刃10が第3図において左端に位置させら
れて、シートSが板ばね42a、42bの上端に沿って
送り方向(第2図において矢印の方向)に送られること
を許容する状態にある。この状態ではシートSが板ばね
42bのシート支持面46bによって支持される。シー
トSの先端が板ばね42a、42bから所望距離の位置
に達したことが図示しないセンサにより検出されたとき
、シートSの送りが停止させられるとともに、電動モー
タ54が順方向に回転させられれば、プーリ50が図に
おいて時計方向に回転させられ、キャリッジ20が右端
に向かって前進させられる。すなわち、ベルト62の第
一直線部66が右方へ移動させられるため、キャリッジ
20もガイド部材30に案内されつつ右方へ移動させら
れ、軸26および円形刃10も右方へ移動させられるの
である。このとき、ベルト62の第二直線部70は左方
へ移動させられ、それと係合させられたビニオン14が
時計方向に回転させられるため、円形刃10がビニオン
14と共に時計方向に回転させられつつ移動させられ、
シートSの切断が行われる。
切断に伴って生じた切屑は一対の板ばね42a。
42bの隙間に侵入しても長大48から外部へ排出され
るから、切屑のために切れ味およびシートSの切断縁の
品質が低下することはない。
第4図に示すように、シートSは、円形切刃12と直線
切刃47との2交点A、Bのうち円形刃10の移動時に
先行する交点(今回は交点A)で切断される。円形刃1
0と板ばね42bとは2交点A、  Bを結ぶ直線で集
中的に接触するから、円形切刃12と直線切刃47との
交点Aにおける隙間が適正に保たれ、切れ味が向上する
また、板ばね42b側(固定刃側)のシート支持面46
bが板ばね42a側(押付は部材側)のシート支持面4
6aより円形刃10の回転中心線から離れているため、
シートSの切断縁が円形刃10のテーパ面80と接触す
るまでには当該切断縁がテーパ面80から円形刃10の
回転中心線方向に十分離間して、テーパ面80が当該切
断縁を円形刃10と板ばね42aとの間に押し込む傾向
が小さくなる。そのため、切断時にシートSが折れ曲が
ることはない。
そして、シートSの切断が終了し、円形刃10が第3図
において右端に到達すれば、電動モータ54が停止させ
られて円形刃10もキャリッジ20と共に右端位置に停
止する。
シート切断装置は円形刃10が左端から右端へ移動する
際にシートSを切断することができるのみならず、右端
から左端へ移動する際にも切断することができる。そし
て、左端から右端への移動時には第4図に示す交点Aで
切断が行われるのに対し、右端から左端への移動時に交
点Bで切断が行われる。本実施例においては、円形切刃
12と直線切刃47が2交点A、Bのいずれにおいても
強く接触するようになっているから、いずれの方向での
切断時にも切れ味が悪化しない。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
円形刃10.キャリッジ20.ガイド部材30.ベルト
62.電動モータ54等が可動刃駆動装置を構成し、そ
の可動刃駆動装置と一対の板ばね42a、42bとの相
対位置を、円形刃10が板ばね42a、42bに対して
直線切刃47の延びる方向に直角な平面内で傾斜するよ
うに決定したことが可動刃傾斜手段なのである。
なお、押付は部材(板ばね42a)の可動刃回転中心線
(円形刃10の回転中心線)側の面(シート支持面46
a)を固定刃(板ばね42b)の可動刃回転中心線側の
面(シート支持面46b)より可動刃回転中心線から離
すという技術思想は、可動刃を固定刃に対して傾かせる
という技術思想と一緒に採用して始めて切断時における
シートの折れ曲がりの防止効果を実現し得るものではな
く、それ自体単独で実現し得るものである。
また、上記実施例においては、円形刃IOを回転可能に
保持するキャリッジ20が円形刃lOの回転軸の一例を
保持する形式とされているから、円形刃10をシートS
の面に平行な平面内で揺動させる揺動モーメント、すな
わち、例えば、円形刃10を第5図において右から左へ
移動させることとした場合には、円形刃10を、円形刃
10と板ばね42bとが交点A(移動時に先行する交点
)において互に接近する一方、交点Bにおいて互に離間
する向きのモーメントが発生する。
ところで、キャリッジ20の被ガイド部22とガイド部
材30のカイト部32との間にはキャリッジ20がスム
ーズに慴動するのに適した適正慴動隙間が設けられてお
り、キャリッジ20とガイド部材30との間に小さいが
たが存在する。したがって、切断時には揺動モーメント
により円形切刃12と直線切刃47が交点Bにおけるよ
り交点Aにおいて一層集中的に接触する傾向を示すこと
となる。このように、本実施例においては、円形刃10
の揺動によっても切れ味が向上すると考えることができ
る。また、交点A、Bのうち円形切刃12と直線切刃4
7とが一層集中的に接触する傾向を示す交点は必ず円形
刃10の移動時に先行する交点と一致するから、切断を
いずれの方向(左から右へ向かう方向と右から左へ向か
う方向)で行っても切れ味は悪化しない。
しかし、上記実施例においては、円形刃10が自由に揺
動し得るようにはされておらず、円形刃10の揺動は小
さく、製造誤差が大きい場合にはその揺動による切れ味
向上効果が得られない場合がある。揺動による切れ味向
上効果が確実に得られるようにするためには、例えば、
キャリッジ20とガイド部材30との慴動隙間を適正慴
動隙間より大きくすればよい、このようにすれば、円形
切刃12と直線切刃47とが移動時に先行する交点で一
層集中的に接触することとなって、切れ味が一層向上す
る。このように構成された実施例においては、(a)前
記可動刃駆動装置と一対の板ばね42a、42bとの相
対位置を、円形刃10が板ばね42a、42bに対して
直線切刃47の延びる方向に直角な平面内で傾斜するよ
うに決定したことと、(b)円形刃10の両側面のうち
キャリッジ20側とは反対側の面に円形切刃12を形成
するとともに、キャリッジ20とガイド部材30との慴
動隙間を適正慴動隙間より大きくしたこととが可動刃傾
斜手段なのである。
キャリッジ20のガイド部材30との慴動面は普通、キ
ャリッジ20の移動方向に平行な平面とされる。しかし
、キャリッジ20ひいては円形刃10を自由に揺動させ
るために、その慴動面を例えば第6図に示すように、キ
ャリッジ20の移動方向において中央がガイド部32側
に湾曲した曲面とすることができる。このように構成さ
れた実施例においては、(a)前記可動刃駆動装置と一
対の板ばね42a、42bとの相対位置を、円形刃10
が板ばね42a、42bに対して直線切刃47の延びる
方向に直角な平面内で傾斜するように決定したことと、
(b)円形刃10の両側面のうちキャリッジ20側とは
反対側の面に円形切刃12を形成するとともに、キャリ
ッジ20のガイド部材30との慴動面を曲面とすること
とが可動刃傾斜手段なのである。
なお、上記2つの実施例においては2つの手段すなわち
上記(a)および(b)の双方が一緒に採用されていた
が、(b)のみを単独で採用しても、切れ味向上効果が
得られる。
以上、本発明のいくつかの実施例を図面に基づいて詳細
に説明したが、これらの他、当業者の知識に基づいて種
りの変形、改良を施した態様で本発明を実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である刃挟持型シート切断装
置における可動刃としての円形刃と固定刃としての板ば
ねとの相対位置関係を示す断面図(第3図におけるI−
I断面図でもある)、第2図は上記シート切断装置の要
部を示す分解斜視図、第3図は上記シート切断装置の要
部を示す正面図、第4図は上記シート切断装置における
円形刃と板ばねとの接触状態を説明するための正面図、
第5図は上記シート切断装置において円形刃がシートの
面に平行な平面内で揺動する原理を説明するための部分
平面断面図である。第6図は別の実施例における円形刃
の揺動の原理を説明するための部分平面断面図である。 第7図は本出願人が先に開発した刃挾持型シート切断装
置の要部を示す正面図、第8図は切断時に折れ曲がった
シートを示す斜視図である。 10:円形刃     12:円形切刃20:キャリッ
ジ   30ニガイド部材42a、4]t):板ばね 46a、46b:シート支持面 47:直線切刃    54:電動モータ62:歯付ベ
ルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転中心線を中心とする円周に沿って円形切刃が
    形成された可動刃と、 前記回転中心線側に平らなシート支持面が形成されると
    ともに、そのシート支持面の縁に前記可動刃の円形切刃
    と共同して紙、フィルム等のシートを切断する直線切刃
    が形成された固定刃と、前記可動刃を前記回転中心線の
    回りに回転させつつ前記固定刃の直線切刃に沿って移動
    させる可動刃駆動装置と、 前記円形切刃と直線切刃との2交点のうち少なくとも前
    記移動時に先行する交点で前記可動刃と固定刃とが集中
    的に接触するように、可動刃を固定刃に対して傾かせる
    可動刃傾斜手段と を含むことを特徴とするシート切断装置。
  2. (2)さらに、前記可動刃の外周部を前記固定刃と共同
    して両側から挟んで前記円形切刃を前記直線切刃に押し
    付けるとともに、前記回転中心線側の面が前記シート支
    持面より回転中心線から離れている押付け部材を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート切断装置。
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