JPH0727108Y2 - シート用カッタ装置 - Google Patents

シート用カッタ装置

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JPH0727108Y2
JPH0727108Y2 JP8513690U JP8513690U JPH0727108Y2 JP H0727108 Y2 JPH0727108 Y2 JP H0727108Y2 JP 8513690 U JP8513690 U JP 8513690U JP 8513690 U JP8513690 U JP 8513690U JP H0727108 Y2 JPH0727108 Y2 JP H0727108Y2
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JP
Japan
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cutter
sheet
carriage
circular cutter
guide
Prior art date
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Application number
JP8513690U
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JPH0442398U (ja
Inventor
英夫 宮里
Original Assignee
昭和精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、紙,フィルム等のシートを切るためのシート
用カッタ装置に関するものである。
従来の技術 シート用カッタ装置として、例えば、特開平1−240295
号公報に記載されているものがある。この装置は、
(a)円周に沿って切刃が形成された円形カッタと、
(b)その円形カッタをそれの中心線のまわりに回転可
能に支持するキャリッジと、(c)そのキャリッジを前
記円形カッタの中心線にほぼ直角な方向に移動させるキ
ャリッジ移動装置と、(d)前記円形カッタを回転させ
るカッタ回転装置と、(e)前記円形カッタと共同して
シートを切る受け部材とを含むように構成されている。
カッタ回転装置は、円形カッタと共に回転するピニオン
ギヤと、板材にキャリッジの移動方向に平行に多数の歯
が形成されて成るラックとから成っており、キャリッジ
移動装置によりキャリッジが移動させられることによ
り、ピニオンギヤとラックとの噛合いよって、キャリッ
ジに支持された円形カッタが移動させられつつ回転させ
られて、受け部材と円形カッタの切刃との間でシートの
切断が行われる。
また、上記構成のカッタ装置に、切断すべきシートを案
内するためのシートガイドが設けられる場合があった。
このシートガイドは、通常、円形カッタの中心線および
キャリッジの移動方向とほぼ平行な案内面を有し、その
案内面によりシートを円形カッタの前側または後ろ側に
おいて案内するようになっている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記カッタ装置においては、ラックが専
用部材とされ、カッタ装置に組み付けられるようになっ
ているため、部品点数が多くなり、装置が大形化すると
いう問題があった。
本考案はこの問題に鑑み、カッタ装置の小形化,構造の
単純化を図ることを課題として為されたものである。
課題を解決するための手段 そして、本考案の要旨は、前記(a)円形カッタ,
(b)キャリッジ,(c)キャリッジ移動装置,(d)
カッタ回転装置,(e)受け部材および(f)シートガ
イドを含むシート用カッタ装置において、カッタ回転装
置を、(i)円形カッタと一体的に回転するピニオンギ
ヤと、(ii)シートガイドに案内面にほぼ直角な多数の
貫通穴がキャリッジの移動方向に並んで形成されて成
り、ピニオンギヤと噛み合うラックとを含むものとした
ことにある。
作用 上記のように構成されたカッタ装置においては、キャリ
ッジがキャリッジ移動装置により移動させられるのに伴
って、ピニオンギヤがシートガイドに形成されたラック
との噛合いにより回転し、円形カッタを回転させる。ラ
ックは、シートガイドに多数の貫通穴が形成されたもの
であり、シートを案内する機能とピニオンギヤを回転さ
せる機能との両方を果たす。
考案の効果 上記のように、シートガイドに、シートを案内するとい
う本来の機能の他に、ピニオンギヤと共に円形カッタを
回転させるという別の機能を持たせることにより、従来
のように専用のラックを設ける場合に比較して部品点数
が減少し、装置を小形化し得るとともに、コストを低減
させることができる。
また、ラックはシートガイドに多数の貫通穴を形成すれ
ば得られるため、構造が容易であり、この点からもコス
ト低減効果が得られる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図および第3図において、10は円板状の円形カッタ
である。円形カッタ10には、その円周に沿って切刃12が
形成されている。円形カッタ10は本カッタ装置により切
断される、図において2点鎖線で示すシート16と交差す
る姿勢で配置される。
円形カッタ10は中空軸20により支持されている。中空軸
20の軸部は断面形状が正方形を成しており、これが円形
カッタ10の中央に形成された角穴22に嵌合され、円形カ
ッタ10の中心線lのまわりに一体的に回転可能とされて
いる。また、中空軸20には、スペーサ23およびピニオン
ギヤ24も、それぞれに形成された角穴において嵌合され
ている。
中空軸20の中心穴32には、支持軸34が回転可能に挿通さ
れており、支持軸34はそれの軸心に直角な方向に移動す
るキャリッジ36に固定されている。キャリッジ36にはガ
イド溝38が形成されており、ガイド溝38にL字形の本体
フレーム40の一辺が嵌合されることにより、キャリッジ
36が本体フレーム40に摺動可能に支持されている。本体
フレーム40には、図示しない一対のタイミングプーリが
取り付けられており、両プーリにタイミングベルト42が
巻き掛けられている。一方のプーリには電動モータの出
力軸が連結されており、電動モータによりタイミングベ
ルト42が周回させられるようになってる。キャリッジ36
は固定部材44によりタイミングベルト42に固定されてお
り、タイミングベルト44と一体的に本体フレーム40の長
手方向に移動させられる。
また、中空軸20の下方にはシートガイド46が配設されて
いる。シートガイド48は、円形カッタ10の中心線lおよ
びキャリッジ36の移動方向とほぼ平行な板面を有してお
り、この板面がシート16を円形カッタ10へ案内する案内
面48とされている。シートガイド46には、第1図に示す
ように、ピニオンギヤ24と噛み合うラック50が形成され
ている。ラック50は、シートガイド46に、案内面48とほ
ぼ直角な矩形の貫通穴52が、キャリッジ36の移動方向で
ある本体フレーム40の長手方向に並んで多数形成される
ことにより成っている。このラック50の加工は、シート
ガイド46をプレス装置により打ち抜くことにより、比較
的容易に行うことができる。貫通穴52の、シート16の移
動方向に関して上流側の端は案内面48内に位置している
が、下流側の端は案内面48から外れた位置にあるため、
シート16の先端縁が貫通穴52の縁に引っ掛かってジャミ
ング発生の原因となることはない。また、ピニオンギヤ
24の歯先が案内面48から突出しないように、ピニオンギ
ヤ24の歯丈およびシートガイド46の厚さが決定されてい
るため、ピニオンギヤ24がシート16の移動を妨げる恐れ
もない。
電動モータの駆動によりタイミングベルト42が周回させ
られることによりキャリッジ36が本体フレーム40に沿っ
て、第2図において矢印A方向に移動させられ、その移
動に伴ってピニオンギヤ24がラック50との噛合いにより
回転させられ、円形カッタ10が図において時計まわりに
回転しつつ移動させられる。本実施例においては、モー
タ,タイミングプーリおよびタイミングベルト42がキャ
リッジ移動装置を構成し、そのキャリッジ移動装置と、
ピニオンギヤ24およびラック50とがカッタ回転装置を構
成しているのである。
シートガイド46の下方には、受け部材としての固定刃60
が配設されている。固定刃60は円形カッタ10の切刃12と
共同する切刃62を有している。また、中空軸20とキャリ
ッジ36との間にはコイルスプリング64が配設されてお
り、コイルスプリング64の付勢力により円形カッタ10の
切刃12の近傍が固定刃60に押し付けられることによって
円形カッタ10がその中心線lに対してわずかに傾き、第
3図に示すように、固定刃60側とは反対側の面において
中空軸20のフランジ部に接触し、かつ、スペーサ23を介
して本体フレーム40に接触することにより、円形カッタ
10のがたつきが防止される。したがって、円形カッタ10
の回転と移動とに伴って、シートガイド46の案内面48お
よび固定刃60の上面により案内されたシート16が、切刃
12と切刃62とにより良好に切断される。
以上詳記した実施例においては、円形カッタ10と固定刃
60とによる切断位置へシート16を案内するシートガイド
46にラック50が形成されていたが、切断位置からシート
16を案内するシートガイドが設けられる場合には、その
シートガイドにラックを形成してもよい。
また、シートガイド46は鋼板製であったが、合成樹脂の
成形品あるいは金属の精密鋳造品とすることも可能であ
り、この場合には、ラックを形成する貫通穴の形状をピ
ニオンギヤ24の歯と良好に噛み合う形状とすることが容
易となり、カッタ装置の作動ノイズを低減することがで
きる。
さらに、上記実施例においては、ピニオンギヤ24と円形
カッタ10とが直結されているため、構造が特に単純とな
る効果が得られるが、ピニオンギヤの回転が中間歯車や
ベルトを介して円形カッタに伝達されるようにすること
も可能である。
その他、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施
した態様で、本考案を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるシート用カッタ装置の
要部を示す平面図である。第2図は上記装置の正面図で
あり、第3図は同じく側面断面図である。 10:円形カッタ、12:切刃 16:シート、24:ピニオンギヤ 34:支持軸、36:キャリッジ 42:タイミングベルト、46:シートガイド 48:案内面、50:ラック 60:固定刃

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周に沿って切刃が形成された円形カッタ
    と、 その円形カッタをそれの中心線のまわりに回転可能に支
    持するキャリッジと、 そのキャリッジを前記円形カッタの中心線にほぼ直角な
    方向に移動させるキャリッジ移動装置と、 前記円形カッタを回転させるカッタ回転装置と、 前記円形カッタと共同してシートを切る受け部材と、 前記円形カッタの中心線および前記キャリッジの移動方
    向とほぼ平行な案内面を有し、その案内面により前記シ
    ートを案内する板状のシートガイドと を含むシート用カッタ装置において、 前記カッタ回転装置を、(i)前記円形カッタと一体的
    に回転するピニオンギヤと、(ii)前記シートガイドに
    前記案内面にほぼ直角な多数の貫通穴が前記キャリッジ
    の移動方向に並んで形成されて成り、前記ピニオンギヤ
    と噛み合うラックとを含むものとしたことを特徴とする
    シート用カッタ装置。
JP8513690U 1990-08-10 1990-08-10 シート用カッタ装置 Expired - Lifetime JPH0727108Y2 (ja)

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JP8513690U JPH0727108Y2 (ja) 1990-08-10 1990-08-10 シート用カッタ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0442398U JPH0442398U (ja) 1992-04-10
JPH0727108Y2 true JPH0727108Y2 (ja) 1995-06-21

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