JPH10109292A - 切断装置 - Google Patents

切断装置

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JPH10109292A
JPH10109292A JP26265696A JP26265696A JPH10109292A JP H10109292 A JPH10109292 A JP H10109292A JP 26265696 A JP26265696 A JP 26265696A JP 26265696 A JP26265696 A JP 26265696A JP H10109292 A JPH10109292 A JP H10109292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
belt
endless
rotating
rotary
Prior art date
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Pending
Application number
JP26265696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Hatano
康広 波多野
Kanehiro Kawakami
兼弘 川上
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP26265696A priority Critical patent/JPH10109292A/ja
Publication of JPH10109292A publication Critical patent/JPH10109292A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙をきれいに切断可能な且つ構造簡単な切
断装置を提供する。 【解決手段】 切断すべき用紙11の幅方向に走行可能
なキャリッジ14を配置し、そのキャリッジ14に2枚
の回転刃16、17を回転自在に保持させ、更に、キャ
リッジ14の走行経路に平行に無端回転ベルト28を配
置し、その無端回転ベルト28の一方の走行部28bを
キャリッジ14に固定して一緒に走行するようにすると
共に他方の走行部28aを回転刃17と一緒に回転する
胴部23の外周面の一部に巻き付けておき、無端回転ベ
ルト28を駆動することによってキャリッジ14を走行
させ、一方の回転刃17を無端回転ベルト28で強制回
転させながら用紙11を切断する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続した用紙を幅
方向に切断するための切断装置に関し、特に、ファクシ
ミリ装置、プリンター、プロッターなどの記録装置にお
いて、連続した記録紙の先端部分に記録を行った後、そ
の記録済の部分を切り離すために使用するのに好適な切
断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、図4に示すよう
に、フレーム1と、そのフレーム1に、切断すべき記録
紙である用紙2の幅方向に延びるように取り付けられた
長い固定刃3と、その固定刃3に沿って移動可能なよ
う、フレーム1のガイド1aに移動可能に保持されたキ
ャリッジ4と、そのキャリッジ4に回転自在に保持され
た回転刃5と、その回転刃5を固定刃3に押し付けるば
ね6と、キャリッジ4の移動する経路に沿って配置さ
れ、キャリッジ4の一部分4aに固定された無端回転ベ
ルト7と、その無端回転ベルト7を保持したプーリ8
A、8Bと、無端回転ベルト7を走行させるため一方の
プーリ8Aを回転駆動する駆動モータ9等を備えてい
る。そしてこの構成の切断装置では、通常は、キャリッ
ジ4が用紙2の走行位置に干渉しない位置に待機してお
り、切断時には駆動モータ9が駆動回転ベルト7を走行
させることで、キャリッジ4が固定刃3に沿って走行
し、その固定刃3とそれに押し付けられた回転刃5とに
よって用紙2を切断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成では、回転刃5の回転力が、固定刃3に対して押し
付けられた状態で移動する時の摩擦力のみによって与え
られているため、回転が不安定となり、そのため切断面
にぎざぎざ(きたなさ)を生じるという問題があった。
また、高精度での加工を必要とする長い固定刃を使用し
ているため、コスト高となるという問題もあった。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、切断面にぎざぎざ等を生じることなく良好に用紙
の切断が可能な、且つコストの安い切断装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
問題点を解決するために、固定刃3の使用を止め、その
代わりにキャリッジに二つの回転刃を回転自在に取り付
け、その一方の回転刃を、キャリッジを走行させる無端
回転ベルトによって強制回転させる構成としたものであ
る。この構成によれば、一方の回転刃を強制回転させる
ことにより、回転が安定し、切断面がきれいになり、ま
た、固定刃を無くしたことによりコストダウンを図るこ
とができ、更にユーザーが接触できてしまう固定刃を廃
止できたことによりメンテナンス時等の安全性も向上す
る等の効果が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、切断すべき用紙の幅方
向に延びるようにガイドを配置し、そのガイドにキャリ
ッジを移動可能に保持させると共に、そのキャリッジに
2枚の回転刃を回転可能に且つ部分的に重なるように保
持させ、更に、前記キャリッジの移動する経路に沿って
ほぼ平行な二つの走行部を形成するように無端回転ベル
トを配置すると共にその無端回転ベルトを駆動装置によ
って往復方向に走行させる構成とし、更に、その無端回
転ベルトの一方の走行部の一部を前記キャリッジに固定
してキャリッジを一体に走行させるようにすると共に、
他方の走行部で前記2枚の回転刃のうちの一方の回転刃
を回転駆動する構成としたものである。
【0007】本発明はこの構成により、駆動装置によっ
て無端回転ベルトを一方向に走行させると、それによっ
てキャリッジが、切断すべき用紙に対して幅方向に走行
し、2枚の回転刃によって用紙を幅方向に切断して行く
ことができ、その際、一方の回転刃が無端回転ベルトに
よって強制回転させられることにより、回転刃が安定し
て回転し、切断面をきれいにすることができる。なお、
切断終了後は、駆動装置が無端回転ベルトを反対方向に
走行させることにより、キャリッジを元の位置に戻すこ
とができ、次の切断に備えることとなる。
【0008】ここで、無端回転ベルトによって一つの回
転刃を回転駆動させるには、無端回転ベルトを回転刃と
一体に回転する胴部の外周面に接触させる構成とすれば
よいが、その際、前記キャリッジに、回転させるべき回
転刃の両側に位置するようにベルト案内用のコロを設
け、そのコロによって無端回転ベルトを回転刃の胴部外
周面の一部に巻き付ける構成とすることが好ましい。こ
の構成とすると、無端回転ベルトを回転刃と一体回転す
る胴部の外周面に安定して巻き付けることができ、無端
回転ベルトによる回転刃の回転力を大きく且つ安定させ
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例による切断装置の概略
正面図、図2は図1のA−A矢視概略断面図、図2は図
2のB−B矢視概略断面図である。図1〜図3におい
て、11は切断すべき記録紙などの用紙、12はフレー
ムであり、用紙11の幅方向に延びるように配置された
ガイド13を備えている。このガイド13は断面が略コ
字状をなしており、一方の辺に用紙11を支持する用紙
支持面13aが形成されている。14は、このガイド1
3に移動可能に保持されたキャリッジであり、本実施例
では、前面に配置されたキャリッジカバー14aと、そ
のキャリッジカバー14aに取り付けられたキャリッジ
本体14bで構成されている。なお、キャリッジ本体1
4bは図2から良く分かるように、用紙支持面13aの
両側に位置する部分を備えた形状のものである。
【0010】16、17はキャリッジ14に回転可能に
且つ部分的に重なるように保持された回転刃である。一
方の回転刃16は、軸18に保持された胴部19に固定
されており、その軸18はキャリッジ14に回転自在に
保持されている。この胴部19の外周には環状の溝が形
成され、その溝に環状の弾性体20が取り付けられ、ガ
イド13の用紙支持面13aに接触してその上を走行可
能となっている。他方の回転刃17は、軸22に保持さ
れた胴部23に固定されており、且つその軸22もキャ
リッジ14に回転可能に保持されている。更に、胴部2
3の回転刃17とは反対側の端部には、キャリッジ本体
14bとの間にばね24が挿入され、そのばね24で押
されるようになっている。この構成により、回転刃17
が回転刃16に常に押し付けられ、良好な切断を可能と
している。ここで、二つの回転刃16、17のキャリッ
ジ14に対する取付位置は、一方の回転刃16の胴部1
9に取り付けている弾性体20をガイド13の用紙支持
面13aに押し付けた状態とした時に、その回転刃1
6、17による切断点が、用紙支持面13aに接触した
状態の用紙11を良好に切断可能な位置となるように定
められている。また、キャリッジ14のキャリッジカバ
ー14aには、用紙11を切断点まで支障なく案内する
ための溝26が形成されている。
【0011】28は、キャリッジ14の移動する経路に
沿ってほぼ平行な二つの走行部28a、28bを形成す
るように配置された無端回転ベルト、29A、29Bは
その無端回転ベルト28を保持したプーリ、30はプー
リ29Aを往復回転させる駆動モータであり、無端回転
ベルト28を往復方向に走行させる駆動装置を構成して
いる。無端回転ベルト28としては、特に限定するもの
ではないが、本実施例では歯付きベルトが使用されてい
る。無端回転ベルト28は、一方の走行部28bの一部
28cでキャリッジ14に(詳しくは、図3に示すキャ
リッジ本体14bのベルト固定部14c)に固定されて
おり、これにより、キャリッジ14は走行部28bと一
緒に往復動することができる。なお、ベルト固定部14
cに対する無端回転ベルト28の固定方法は任意である
が、本実施例では、ベルト固定部14cに無端回転ベル
ト28の歯溝に噛み合う歯を形成し、この歯と歯溝の噛
み合いによって固定する方法を採用している。この構造
を採用すると、ベルト固定部14cに対して無端回転ベ
ルト28の任意の部分を容易に固定できるという利点が
得られる。
【0012】図3から良く分かるように、キャリッジ本
体14bは、回転刃17と一体回転する胴部23の両側
に回転自在なコロ32を保持しており、そのコロ32に
よって無端回転ベルト28の走行部28aを胴部23の
外周面の一部に巻き付けている。かくして、無端回転ベ
ルト28がキャリッジ本体14bに対して移動すること
により、その胴部23を強制的に回転駆動することがで
き、従って、回転刃17を回転駆動することができる。
なお、胴部23の外周面には、無端回転ベルト28との
接触部に、無端回転ベルトの歯に噛み合う歯を形成し、
滑りを生じないようにしている。
【0013】以上の構成になる切断装置について、以下
その動作を説明する。待機時には、キャリッジ14は用
紙11の走行路の横に待機している。用紙の切断時に
は、駆動モータ30が作動し、図1において無端回転ベ
ルト28の一方の走行部28bを矢印C方向に移動させ
る。この移動により、その走行部28bに固定されてい
るキャリッジ14も矢印C方向に走行し、2枚の回転刃
16、17によって用紙11を切断してゆく。この切断
動作の際、無端回転ベルト28の走行部28aはキャリ
ッジ14の走行方向に対して反対方向に走行しており、
このため、その走行部28aは胴部23を介して回転刃
17を強制的に回転させる。かくして、回転刃17が安
定して回転しながら用紙11を切断してゆき、用紙を良
好に切断し、きれいな切断面とすることができる。な
お、キャリッジ14の移動の際、一方の回転刃16を保
持している胴部19の弾性体20が用紙支持面13aに
接触した状態で走行しており、このため、回転刃16、
17による切断点が一定位置に保持され、この点からも
良好な切断が行われ、切断面がきれいになっている。切
断を終わった後は、駆動モータ30が逆方向に回転して
無端回転ベルト28を反対方向に走行させ、キャリッジ
14を元の待機位置に戻して次の動作に備える。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、切断すべき用紙に対して幅方向に走行するキャリッ
ジに二つの回転刃を回転自在に取り付け、更に一方の回
転刃を、キャリッジを走行させる無端回転ベルトを利用
して強制回転させる構成としたことにより、安定して回
転する回転刃を用いて用紙を良好に切断することがで
き、従ってきれいな切断面を得ることができ、また、回
転刃の回転のための専用の駆動モータは必要とせず、し
かも、従来用いていた長い固定刃が不要となることによ
りコストダウンを図ることができ、更にユーザーが接触
できてしまう固定刃を廃止できたことによりメンテナン
ス時等の安全性も向上する等の効果を有している。
【0015】また、無端回転ベルトによって一方の回転
刃を回転させるための機構として、前記キャリッジに、
回転刃の両側に位置するようにベルト案内用のコロを設
け、そのコロによって無端回転ベルトを回転刃と一体回
転する胴部の外周面の一部に巻き付ける構成を採用する
と、無端回転ベルトをその胴部外周面に常に安定して巻
き付けておくことができると共にその巻付け角度を大き
くすることもでき、無端回転ベルトによる回転刃の回転
力を安定させると共に大きくでき、回転刃を安定して確
実に回転駆動できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による切断装置の概略正面図
【図2】図1のA−A矢視概略断面図
【図3】図2のB−B矢視概略断面図
【図4】従来の切断装置の概略正面図
【符号の説明】
11 用紙 12 フレーム 13 ガイド 13a 用紙支持面 14 キャリッジ 14a キャリッジカバー 14b キャリッジ本体 16、17 回転刃 23 胴部 24 ばね 28 無端回転ベルト 28a、28b 走行部 32 コロ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断すべき用紙の幅方向に延びるように
    配置されたガイドと、そのガイドに移動可能に保持され
    たキャリッジと、このキャリッジに回転可能に且つ部分
    的に重なるように保持された2枚の回転刃と、前記キャ
    リッジの移動する経路に沿ってほぼ平行な二つの走行部
    を形成するように配置された無端回転ベルトと、その無
    端回転ベルトを往復方向に走行させる駆動装置とを有
    し、前記無端回転ベルトの一方の走行部の一部が前記キ
    ャリッジに固定されており、他方の走行部が前記2枚の
    回転刃のうちの一方の回転刃に回転力を付与する構成で
    あることを特徴とする切断装置。
  2. 【請求項2】 キャリッジが一方の回転刃の両側にベル
    ト案内用のコロを備え、無端回転ベルトがこのコロによ
    って、前記回転刃と一体回転する胴部の外周面の一部に
    巻き付けられていることを特徴とする請求項1記載の切
    断装置。
JP26265696A 1996-10-03 1996-10-03 切断装置 Pending JPH10109292A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26265696A JPH10109292A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 切断装置

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JP26265696A JPH10109292A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 切断装置

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JPH10109292A true JPH10109292A (ja) 1998-04-28

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ID=17378812

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JP26265696A Pending JPH10109292A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 切断装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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