JP2575844Y2 - ガイドローラの自動交換装置 - Google Patents

ガイドローラの自動交換装置

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JP2575844Y2
JP2575844Y2 JP1992081062U JP8106292U JP2575844Y2 JP 2575844 Y2 JP2575844 Y2 JP 2575844Y2 JP 1992081062 U JP1992081062 U JP 1992081062U JP 8106292 U JP8106292 U JP 8106292U JP 2575844 Y2 JP2575844 Y2 JP 2575844Y2
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JP
Japan
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guide roller
wire
cutting
roller
guide
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JP1992081062U
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JPH0639352U (ja
Inventor
省三 片町
和三 荒川
純之 重松
Original Assignee
株式会社日平トヤマ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワイヤソー装置におい
て、切断動作中に切断用のワイヤのガイドローラを自動
的に交換する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のワイヤソー装置において、切断
用のワイヤは、複数のガイドローラに巻き掛けて切断対
象のワークの位置に導かれている。切断動作が10時間
から40時間にわたる長時間にわたって連続的に行われ
るとき、ガイドローラの摩耗が進行し、ワイヤの張力変
化や振動などによって、ワークの切断面の品質が低下す
る。
【0003】このため、従来、ガイドローラが交換可能
な状態で取り付けられているが、その交換動作は、ワイ
ヤソー装置を停止した状態でなければ行えないため、連
続的な切断動作が不可能となる。
【0004】
【考案の目的】本考案の目的は、切断用ワイヤの走行中
にガイドローラを自動的に交換できるようにすることで
ある。
【0005】
【考案の解決手段】上記目的のもとに、本考案は、ワイ
ヤソー装置において、フレームに対してローラ支持部材
を軸により回動自在に支持するとともに、ローラ支持部
に2以上のガイドローラを回転自在に取り付け、上記
ローラ支持部材を回転駆動手段に連結しておき、切断動
作中に、回転駆動手段を低い速度で回転させ、この回転
力によってローラ支持部材を所定の方向に回動させるこ
とにより、使用中のガイドローラを新たなガイドローラ
に自動的に交換できるようにしている。
【0006】
【実施例】図1は、本考案のガイドローラの自動交換装
置1を示している。切断用のワイヤ2は、複数のガイド
ローラ3に巻き掛けられて図示しないワークの切断位置
に導かれ、一方向走行または往復走行することによっ
て、ワークを切断する。そして、本考案のガイドローラ
の自動交換装置1は、フレーム4に対して、ローラ支持
部材としての交換アーム5を軸6および軸受け8により
回動自在に支持するとともに、この交換アーム5の両端
にガイドローラ3を取り付け軸7により回動自在に取り
付けるとともに、軸受け8の背面側で、例えば減速機付
の駆動モータ9を取り付け、この駆動モータ9の回転を
適当な回転伝達手段例えばプーリ11やタイミングベル
ト12によって、それぞれの駆動用の軸6に伝達できる
ようになっている。ここで、駆動モータ9、プーリ11
およびタイミングベルト12は、回転駆動手段10を構
成している。
【0007】なお、ガイドローラ3は、溝付であり、ポ
リエチレンまたはポリウレタンによって成形される。ポ
リエチレン製のものでは、12時間程度の耐久時間があ
り、またポリウレタン製のものでは、100時間程度の
耐久時間がある。
【0008】連続切断加工の前半では、一方のガイドロ
ーラ3が定位置に設定されており、その位置でワイヤ2
を案内する。切断動作が前半から後半に移行するとき、
駆動モータ9に動作(交換)指令が与えられるため、駆
動モータ9は、低い速度で回転し、その回転力で交換ア
ーム5を例えば時計方向にゆっくりと回転させ、待機位
置のガイドローラ3を現在使用中のガイドローラ3に代
って定位置まで移動させる。駆動モータ9に対する動作
(交換)指令は、連続的な切断時間の積算により、ある
いはワイヤ2の走行長さの積算により発生させるか、ま
たは使用中のガイドローラ3の摩耗状況を光などの反射
などによって検出し、摩耗限界に到達した時点で、発生
するようにする。
【0009】移動の途中で、2つのガイドローラ3にワ
イヤ2が巻き掛けられるが、この過程で、ワイヤ2の張
力が大きく変動しない程度に、交換アーム5の回動速度
が設定される。やがて、新たなガイドローラ3が定位置
まで移動すると、古いガイドローラ3がワイヤ2から完
全に離れ、これに代わって新たなガイドローラ3がワイ
ヤ2を案内して行く。この状態で、古いガイドローラ3
がワイヤ2から完全に離れた位置にあるため、必要に応
じ、別の新たなガイドローラ3と取り替えて、次の交換
に備えることもできる。
【0010】上記実施例は、ローラ支持部材としての
換アーム5の端部に2個のガイドローラ3を設けている
が、このガイドローラ3の取り付け個数は、2個に限ら
ず、それ以上例えば3個、あるいは4個などとワイヤ2
の巻き掛け角度に応じて、増加させて、ローラ支持部材
に取り付けることもできる。また回転駆動手段10は、
図3に例示するように、シリンダ13、ラック14、リ
ニアガイド16およびピニオン15により構成し、直線
運動から回転運動に変換する手段により実現することも
できる。
【0011】
【考案の効果】本考案では、ワイヤの切断動作中に、切
断動作を中断しないで、ガイドローラの交換が可能とな
るため、長時間にわたる連続切断がワイヤを停止させる
ことなく、すなわち切断品質を低下させることなく、ま
た切断時の条件を維持しながらガイドローラの連続的な
交換可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガイドローラの自動交換装置の正面図
である。
【図2】本考案のガイドローラの自動交換装置の側面図
である。
【図3】回転駆動手段の他の実施例の側面図である。
【符号の説明】
1 ガイドローラの自動交換装置 2 ワイヤ 3 ガイドローラ 4 フレーム 5 ローラ支持部材としての交換アーム 6 軸 7 取り付け軸 9 駆動モータ 10 回転駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 27/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断用のワイヤをガイドローラに巻き掛
    けてワークの切断位置に導き、ワイヤの走行によりワー
    クを切断するワイヤソー装置において、フレームに対し
    ローラ支持部材を軸により回動自在に支持するととも
    に、ローラ支持部材に2以上のガイドローラを回転自在
    に取り付け、上記ローラ支持部材を回転駆動手段に連結
    してなることを特徴とするガイドローラの自動交換装
    置。
JP1992081062U 1992-10-30 1992-10-30 ガイドローラの自動交換装置 Expired - Lifetime JP2575844Y2 (ja)

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JPH0639352U JPH0639352U (ja) 1994-05-24
JP2575844Y2 true JP2575844Y2 (ja) 1998-07-02

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