JP2578202B2 - シート状物巻取機 - Google Patents

シート状物巻取機

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JP2578202B2
JP2578202B2 JP1106058A JP10605889A JP2578202B2 JP 2578202 B2 JP2578202 B2 JP 2578202B2 JP 1106058 A JP1106058 A JP 1106058A JP 10605889 A JP10605889 A JP 10605889A JP 2578202 B2 JP2578202 B2 JP 2578202B2
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winding
turret
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turret wheel
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文雄 和田
邦治 飛田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フイルム製造装置、同巾出し機、製紙機
械、織物仕上機等に適用されるシート状物巻取機に関す
る。
(従来の技術) 第3図に従来のターレット型巻取機を示す。
図中1は広幅で送られてくるフィルムであり、フィル
ム1は紙面と垂直の方向に延び回転可能に支持された長
尺の巻取コア5にある長さ巻取られたのち取出位置B
に、次の巻取コア5aは巻取位置Aに、旋回される。この
旋回は、高剛性のフレーム6に回動可能にかつ高精度に
支持され、外周面全周に歯が形成されたターレットホイ
ール7が、ターレットホイール7の歯に噛合された歯車
8および十分な減速比を有する減速機9を介して、ター
レットモータ10により回動されることによって行われ
る。このターレットモータ10には、DCモータまたはパル
スモータを用いることが望ましい。
この旋回の速度制御、すなわちターレットモータ10の
回転速度制御は、制御装置11からのパルスによる入力に
よって行われ、このパルスの周波数とモータ回転速度、
したがって巻取コアの旋回速度は対応するようになって
いる。また、パルス数とモータ回転角、したがって巻取
コアの旋回進行距離とが対応するようにもなっている。
巻取コア5aは、制御装置11により、第4図に示すよう
な速度で取出位置Bから巻取位置Aまで旋回速度制御さ
れる。すなわち、巻取コア5aは、取出位置Bから旋回開
始され、比較的高速の速度N1で旋回されて巻取位置Aに
近い位置Cに至る。巻取コア5aが位置Cに至ったこと
が、リミットスイッチまたは近傍スイッチ等の適当な検
知器12で検知され、その信号が制御装置11に伝達され
て、旋回速度は相当低速の速度N2まで減速される。その
後、巻取コア5aは、位置Cよりも巻取位置Aに近い位置
Dに至る。この巻取コア5aが位置Dに至ったことの検知
は、高精度の近接スイッチ等の高精度の検知器13により
行われ、この検知器13の信号によりターレットモータ10
の回転速度を制御するためのパルスのカウントが開始さ
れる。
(発明が解決しようとする課題) 上記巻取機では、その構造から第5図に示すように大
型の高剛性のフレーム6が巻取機の操作側及び駆動側の
両面に位置するため、上流より連続して導かれて来るフ
ィルム1を巻取機に通そうとしても(通紙作業と呼
ぶ。)、オペレータMが1人では容易に行えないのが実
情である。なお、図中21は巻取機用操作盤である。この
通紙作業は速やかに行われる必要がある。何となれば、
最近は生産が高速化(200m/min以上)して来ており、通
紙に失敗すると上流より連続して出てくるフィルムの滞
貨の山となり、実質的には装置を停止し、これを取り除
かないことには生産を再開出来ず、多大な生産ロスとな
る。
一方、省人化の為にオペレータの人数を増すことは許
されないという現実がある。更に、従来の巻取機では上
述のごとくフレームが大型化しており、従って設備コス
トが上昇し、装置の設置スペースも大きくせざるを得な
い。
本発明は、以上の様々な問題点を一挙に解決すべくな
されたものであり、1人のオペレータによって容易に通
紙作業を行い得ると共に、省スペース化を図り設備コス
トの低減の図れるシート状物巻取機を提供しようとする
ものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明者は、従来の巻取機
ではターレットホイールの駆動手段が、同ホイールの内
周側に軸受を設けられ、外歯歯車としてこれに駆動歯車
を噛合させて駆動する外歯車式旋回台軸受を使用してい
る為に大型の高剛性フレームが必要となっているという
点に着目し、この部分を小型化すれば通紙作業が容易に
行え、かつ経済性及びスペース性の両面でも有利となる
ことを確信した。
そこで採用した構造が、各軸受を介して駆動側と操作
側の双方のフレームに支持される一対のターレットホイ
ールを回転させて、両ターレットホイール間に保持され
る巻取コアを巻取位置と取出位置間で旋回させる機構を
備えたシート状物巻取機において、前記操作側のターレ
ットホイールを可能な限り小径に形成すると共に、その
全内周面に駆動伝達用歯車と噛合する歯を形成し、その
外周面を軸受を介してフレームに支持させるようにする
ことを特徴とするシート状物巻取機であり、これを上記
課題の解決手段とするものである。
(作用) 本発明に係るシート状物巻取機は、上記の如く構成さ
れているため、操作側のターレットホイール部がコンパ
クトになり、嵩も低くなるため、通紙にあたっては、1
人のオペレータが操作側に立ち、手で流れてくるシート
の側方を持ちつつ移動しながら、一方の巻取コアにシー
ト端を巻付けられるようになる。この巻付けを終えると
同巻取コアの回転によりシートの弛みがなくなる。この
時点で自動切断装置を作動させて巻取位置にある別の巻
取コアにシートを自動的に巻付け切断し、定常の巻取運
転に入る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明の代表的な実施例であるシート状物巻
取機の概略構造を示しており、同図において35a,35bは
巻取コアであり、各巻取コア35a,35bの両端はそれぞれ
1対のコアシャフト46a,46b,46c,46dの先端に固着され
たコアホルダにより保持される。
各コアシャフト46a,46b,46c,46dは、それぞれ保持部4
9a,50a,49b,50bの内部軸受(図示せず)により支持され
ており、駆動側保持部49a,49b,及び操作側保持部50a,50
bはそれぞれ駆動側ターレットホイール37及び操作側タ
ーレットホイール43に180℃の位相差をもって一体化さ
れている。
各駆動側保持部49a,49bを内周側に納めた駆動側ター
レットホイール37の全外周面には外歯が形成されてお
り、その内周面の一部と駆動側フレーム36の一部に組付
けられた軸受44(本明細書ではこの軸受を外歯式旋回軸
受と称す。)を介して駆動側フレーム36に支持される。
一方、操作側ターレットホイール43は各操作側保持部50
a,50bをその外周側に納めており、従ってその径は駆動
側ターレットホイール43の径と較べると、保持部の径の
略2倍強も小さくなる。この操作側ターレットホイール
43の全内周面には内歯が形成されており、外周面の一部
と操作側フレーム36′の一部に組付けられた軸受45(本
明細書では、この軸受を内歯車式旋回台軸受と称す。)
を介して操作側フレーム36′に支持される。
34,34′はそれぞれ駆動側及び操作側のターレットホ
イール駆動力伝達用シャフトであり、両シャフト34,3
4′は駆動源であるモータ40の出力歯車39′と噛合する
駆動力伝達用歯車39を共有している。
38は駆動側のターレットホイール駆動力伝達シャフト
34に取付けられた歯車で、駆動側ターレットホイール37
の外歯と噛合して、モータ40の回転力を同ターレットホ
イール37に伝達し、駆動側保持部49a,49bを旋回させ
る。一方、操作側のターレットホイール駆動力伝達用シ
ャフト34′には41の歯車が設けられ、41′,41″,41の
歯車列を介して操作側ターレットホイール43の内歯と噛
合するターレットホイール駆動用歯車42に駆動力を伝達
し、ターレットホイール43を旋回させる。
47a,47bは上記駆動側ターレットホイール37の各保持
部49a,49bに組付けられたコアシャフト駆動用モータで
あり、歯付プーリ及びベルト48,48a′,48b,48b′を介し
て巻取コア35a,35bを駆動回転してシート状物を巻取
る。
以上の構成から明らかなように本発明に係るシート状
物の巻取装置は、その操作側のフレーム36′とターレッ
トホイール43間の軸受45を内歯車式旋回台軸受とするた
め、フレーム36′は極めてコンパクト化される。
次に上記実施例装置の作用につき述べる。なお、図示
していないが上記構成以外の構成は第3図に示した従来
装置と実質的に同じである。
いま、例えば新たなフィルムを上記巻取機に通そうと
するとき、操作側のフレーム36′の高さが低いため、1
人のオペレータMが操作側に立ちフィルムを側方にて持
った状態で移動し、回転する巻取コア35bに巻付ける。
巻付けられたフィルムは巻取コア35bの回転により弛み
が吸収され、定常に引取られるようになる。
巻取コア35bによりフィルムが定常に引取られるよう
になったとき、図示せぬ自動切断装置が作動し、フィル
ムを自動的に切断すると共に巻取位置にある他方の巻取
コア35aに巻付け、巻取が開始され、生産運転に切替え
られる。
以降は、第3図の従来装置と同様の動作が繰り返され
てフィルム巻取が連続して行われる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明した如く本発明によれば、操作側の
ターレットホイールを小径とし、これを内周側から駆動
できるようにしたため、操作側フレームをコンパクトに
構成でき、従来不可能であった巻取機部にてのオペレー
タ1人による通紙作業(ワンマンスレディング)が可能
となり、ワンマンスレディングが可能となったことによ
り通紙作業に要する人員を減少させることができ、作業
の合理化が図れる。更にはワンマンスレディングにより
オペレータ間の連係作業も無くなり、高速化対応が容易
となる。また、本発明の巻取機では機械全体をコンパク
ト化することができ、投資コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるシート状物巻取機の概
略構成図、第2図は同機とその周辺の斜視図、第3図は
従来のシート状物巻取機例を示す側面図、第4図は巻取
コアの旋回速度説明図、第5図は従来機とその周辺の斜
視図である。 図の主要部分の説明 35a,35b……巻取コア 36,36′……フレーム 37,43……ターレットホイール 44,45……軸受

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各軸受を介して駆動側と操作側の双方のフ
    レームに支持される一対のターレットホイールを回転さ
    せて、両ターレットホイール間に保持される巻取コアを
    巻取位置と取出位置間で旋回させる機構を備えたシート
    状物巻取機において、前記操作側のターレットホイール
    を可能な限り小径に形成すると共に、その全内周面に駆
    動伝達用歯車と噛合する歯を形成し、その外周面を軸受
    を介してフレームに支持させるようにすることを特徴と
    するシート状物巻取機。
JP1106058A 1989-04-27 1989-04-27 シート状物巻取機 Expired - Lifetime JP2578202B2 (ja)

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