JP2560110B2 - 多軸ロータリー式巻取機 - Google Patents

多軸ロータリー式巻取機

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JP2560110B2
JP2560110B2 JP1092731A JP9273189A JP2560110B2 JP 2560110 B2 JP2560110 B2 JP 2560110B2 JP 1092731 A JP1092731 A JP 1092731A JP 9273189 A JP9273189 A JP 9273189A JP 2560110 B2 JP2560110 B2 JP 2560110B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多軸ロータリー式巻取機に関し、連続巻取を
行う際、巻取が完了した巻取軸と、新巻取軸との切換え
時に生ずるしわの発生、エアー巻き込みを防止し、巻取
物の品質の向上及び巻取物の蛇行、歩留まりの向上を図
ると共にサイクルタイムの短縮を図る多軸ロータリー式
巻取機に関するものである。
(従来の技術) 従来、製造ラインから連続的に送られてくるシート、
紙或いはフィルム状の巻取物を巻取る場合、多軸ターレ
ット式巻取機が一般に用いられている。この装置は、周
辺に巻取軸を複数本配設した円形のターレット板を、そ
の中心に設けたターレット軸にて回転駆動させる構成と
なっており、巻取軸の本数も2軸、4軸、6軸等といっ
たものが代表的である。
上記各巻取軸は、ターレット軸を中心に均等角度でタ
ーレット板に配設されており、ターレット軸を順次回転
させて、巻取物の連続巻取を行うものである。
(発明が解決しようとする課題) しかし上述のような従来の技術にあっては、ターレッ
ト板と各巻取軸とが固定された位置関係となっているた
め、巻取がほぼ完了した巻取軸(以下、満巻軸という)
と、新たに巻き取られる軸(以下、新巻取軸という)と
を切換える際、ターレット板をそのターレット軸周りに
回転させて巻取物の切断・巻付けを行わねばならない。
例えば、2軸巻取機においては180゜、4軸巻取機にお
いても90゜ターレット軸を回転させることが絶対に必要
となり、サイクルタイムを浪費することとなる。
また、特に大きな巻径を必要とする場合は各巻取軸の
軸間固定距離を長くとらねばならない。この場合、各巻
取軸をターレット軸周りに回転させると旋回半径が非常
に大きなものとなる。
当然の如く、切換え時に、ターレット軸の回転角及び
各巻取軸の旋回半径が大きくなる程、巻取が継続してい
る満巻軸には微々或いは大きな巻取張力の変化が発生す
る。その結果として、巻取物にしわ、蛇行或いはエアー
巻込みが発生して製品としては十分な品質を得る事がで
きず、その歩留まりを低下させるという課題がある。
さらには、大きな巻径用に製作された巻取機で、種々
の需要に対応すべく、中心巻径の巻取を行えば、不必要
であるにもかかわらず旋回半径を大きくとってしまい、
製品としては十分な品質を得る事ができず、巻取機自体
の融通性に欠けるという課題があった。
(課題を解決するための手段) 本発明にあっては、上記の課題に鑑み、基盤の両側の
フレームに回転可能に支承された第1ターレット軸と、
該第1ターレット軸に回転可能に支承された第2ターレ
ット軸と、上記第1ターレット軸の両側に固定され、巻
取軸を支承する第1アームと、第2ターレット軸の両側
に固定され、巻取軸を支承する第2アームと、上記第1
ターレット軸のみを回転駆動する第1回転駆動源と、上
記第1ターレット軸のみを回転駆動する第2回転軸駆動
源を備えてなる構成とし、巻取が完了した軸と、新巻取
軸との切換え時に生ずるしわの発生、エアー巻き込みを
防止し、巻取物の品質の向上・歩留まりの向上を図ると
共にサイクルタイムの短縮を図る事を目的としている。
(実施例) 本発明の多軸ロータリー式巻取機(以下、本発明とい
う)の実施例を以下2軸式のものを示し、図面に基づい
て詳述するが、2軸以上の巻取軸を備えたもの、例えば
3軸式、4軸式等といったものも可能である。
1は2軸ロータリー式巻取機で、基盤21に左右一対の
フレーム20,20を固定し、上記フレーム20,20の軸受部1
9,19で第1ターレット軸15を回動自在に支承している。
3,3′は第1アームで、上記第1ターレット軸15にキ
ー等の締結部材によって、嵌入されている。従って、第
1ターレット軸15と一体となって回転する事ができる。
上記第1ターレット軸15の一端にはウォームホイール
18が嵌入されており、これに噛合するウォーム軸17の回
転により、上記第1ターレット軸15を回転させる事がで
きる。
2,2′は一対の第2アームで上記第1ターレット軸15
にベアリングを介して回動自在に固定され、後述する第
2ターレット軸14の両端に形成されているフランジ14a,
14aにボルト等(図示せず)で固着されている。
14は上記第1ターレット軸15にベアリングを介して回
動自在に取付けられているパイプ状の第2ターレット軸
で、その一端の近傍にフランジ14bを形成し、これにウ
ォームホイール22を固着している。また上記ウォームホ
イール22に噛合するウォーム軸23の回転により、第2タ
ーレット軸14及び第2アーム2,2をを回転させる事がで
きる。
また、上述のウォーム軸17及び23には、それぞれ図示
しない回転駆動源と接続されており、制御部からの信号
で回転駆動を制御している。また、本実施例ではウォー
ムによる手段を示しているが、各種歯車機構、または各
種ベルト等による伝達機構でも可能である。
4は電動機で、その出力軸に固着されたスプロケット
5に掛けられたチェーン9によってトルクがスプロケッ
ト6に伝達される。上記スプロケット6は平歯車7と一
体的に固着され、ベアリングを介して第1ターレット軸
15に回動自在に固着されている。
さらに、上記平歯車7にはこれに噛合する平歯車8を
設け、これと一体的に固着したプーリ11を第2アーム2
内に設けている。10,10′はそれぞれ連結軸である。
Aは第1巻取軸であり、エアシリンダ2Cによってロッ
ド2bを伸縮させ、巻管16を左右両側から挟持,解放する
周知の手段である。
また、ガイド2aにはプーリ12が固着され、タイミング
ベルト13を介して上記プーリ11と連結されている。ま
た、上記第1巻取軸Aのガイド2aとロッド2bはキー等に
より、その軸心方向のみ摺動することができるようにし
ているから、プーリ12の回転時には両者一体となって回
転する。
第1アーム3,3′の第1巻取軸A′においても第2巻
取軸Aと同様に、電動機4′のトルクはスプロケット
5′からチェーン9′を介してスプロケット6′→平歯
車7′→平歯車8′→プーリ11′→タイミングベルト1
3′→プーリ12′→巻取軸A′に伝達される。
以上説明したように第1アーム3及び第2アーム2は
個々に独立して回転駆動させることができる。
次に本発明の動作の手順を第2図(a)〜(f)に基
づいて説明する。
(i)製造ラインから連続的に送られてくるフィルム或
いはシート状の巻取物24はタッチロール25を経て、第1
巻取軸A′にて巻取られる。この時点では新巻管16を装
着した第2巻取軸Aはタッチロール25の直上で待機して
いる。(第2図(a)参照) (ii)第1巻取軸A′の巻取が進行するにつれて、その
巻径が増加するが、第1アーム3を逐次、矢印のX側へ
回転させ、常にタッチロール25と均一の接圧を保ってい
る。(第2図(b)参照) (iii)巻取がほぼ完了した第1巻取り軸A′を、矢印
X方向に回転させる。
それと同時に、タッチロール25を後退させ、第2アー
ム2を回転させて、第2巻取り軸Aを巻取物24に押圧す
る。(第2図(c)参照) (iv)タッチロール25を前進させ、第2巻取軸Aに接触
させる。(第2図(d)参照) (v)次に、カッター付タッチロール28のアーム30を作
動させて、そのカッター28aで巻取物24を切断し、第1
巻取軸A′の巻取は完了し、新たに第2巻取軸Aに巻取
物24が巻き付けられて巻取が開始される。(第2図
(e)参照) (vi)巻取が完了した第1巻取軸A′は、巻取物を取降
し、新巻取管の供給を受ける。その後、第1アーム3を
回転させ、タッチロール25の直上で待機することとな
り、上記(i)〜(vi)の一連の動作が繰り返されて連
続巻取がおこなわれる。
また、上記巻取物の取降し、新巻取管の供給作業の間
は第2巻取軸は独立して巻取を行っている。
以上が本発明の動作であるが、上記の各アーム2,3の
回転及び各タッチロールを支承するレバーの作動は図示
しない制御装置により各々制御している。
(効果) 本発明は上記の構成を採用した結果、下記の効果を奏
する。
(1)満巻軸と新巻取軸との切換え時のターレット軸回
転角度を最少限にすることができるため、巻取物の品質
・歩留まりを向上する事ができる。
(2)各軸が独立して回転制御することができるため、
巻取中の巻取軸の直前で新巻取軸を待機させ、その切換
えに要する時間が少なくて済み、すなわちサイクルタイ
ムを短縮する事ができるから作業効率を大幅に向上しう
る。
(3)巻取物の巻径の大小にかかわらず、確実な巻取を
行うことができるから、巻取機としての融通性があり、
種々の巻径の巻取物に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は本発明の全体側
面図、第2図(a)〜(f)は本発明の動作を説明する
ための概略図である。 1……2軸ロータリー式巻取機 2,2′……第2アーム、3,3′……第1アーム 4,4′……電動機、6,6′……スプロケット 5,5′……スプロケット 7,7′……平歯車、8,8′……平歯車 9,9′……チェーン、10,10′……連結軸 11,11′……プーリ、12,12′……プーリ 13,13′……タイミングベルト 14……第2ターレット軸 15……第1ターレット軸 16……巻取管 17……ウォーム軸 18……ウォームホイール 22……ウォームホイール 23……ウォーム軸 A……第2巻取軸 A′……第1巻取軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基盤の両側のフレームに回転可能に支承さ
    れた第1ターレット軸と、該第1ターレット軸に回転可
    能に支承された第2ターレット軸と、上記第1ターレッ
    ト軸の両側に固定され、巻取軸を支承する第1アーム
    と、第2ターレット軸の両側に固定され、巻取軸を支承
    する第2アームと、上記第1ターレット軸のみを回転駆
    動する第1回転駆動源と、上記第1ターレット軸のみを
    回転駆動する第2回転駆動源を備え、第1アームと第2
    アームを個々に独立して回転駆動させることを特徴とす
    る多軸ロータリー式巻取機
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