JP2975209B2 - 巻線装置のスピンドル駆動機構 - Google Patents

巻線装置のスピンドル駆動機構

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JP2975209B2
JP2975209B2 JP4060504A JP6050492A JP2975209B2 JP 2975209 B2 JP2975209 B2 JP 2975209B2 JP 4060504 A JP4060504 A JP 4060504A JP 6050492 A JP6050492 A JP 6050492A JP 2975209 B2 JP2975209 B2 JP 2975209B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、巻線装置のスピンド
ルの駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】巻線加工を効率良く行うために、複数の
スピンドルを対称に配置したスピンドル台(ターレッ
ト)設け、ワークをスピンドルにセットした後、そのス
ピンドルを台ごと巻線機側に半転し、ワークのセットに
並行して反対側で巻線を行うものがある。
【0003】このような巻線装置の1つに、各スピンド
ルに巻線機本体側のモータからの回転を伝達するため
に、スピンドル台に該当スピンドルにつながる回動軸を
設け、スピンドル台の所定側にて回動軸に対向するよう
にモータ駆動軸を配設すると共に、その回動軸とモータ
駆動軸とを軸端に形成したカムフォロアとこれに嵌まる
受溝とによって連結することで、巻線側のスピンドルを
回転するようにしたものがある(実開平2ー14746
4号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た連結構造だと、モータ駆動時、駆動停止時に連結部が
周期的にたたきあったり、こすれあったりして、摩耗が
進行しやすい。
【0005】また、組付時の両軸の芯合わせ、平行出し
等の調整が悪いと、回動軸があおられてより摩耗を早め
ることにもなり、さらにはそのベアリングに余計な力が
かかって、ベアリングの寿命を早めると共に、異常音、
回転ムラの原因ともなる。
【0006】これらの調整は、熟練と手間を要し、また
それだけ部品精度も高めなければならないのである。
【0007】この発明は、このような問題点を解決する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の巻線
用スピンドルを巻線位置とワーク取付位置とに回動可能
なターレットに対称に配置する一方、ターレットに配設
したスピンドル回転軸を介して該当スピンドルに巻線機
本体側のモータから回転を伝達するようにした巻線装置
において、前記モータに原動プーリを、各スピンドル回
動軸に従動プーりを装着し、ターレットの巻線側または
ワークの取付側にて該当従動プーリを原動プーリに連結
するベルトならびにベルト張力を調整する調整機構を設
けると共に、連結側の従動プーリに対向する位置に仮置
きプーリを配置し、従動プーリと仮置きプーリとの間で
ベルトを移動可能なベルト掛替え機構を設ける。
【0009】
【作用】ターレットの方向変換によってスピンドル回動
軸の従動プーリが仮置きプーリの対向位置にくると、ベ
ルト掛替え機構によって仮置きプーリのベルトがその従
動プーリに掛替えられる。これにより、スピンドル回動
軸とモータとが連結され、ベルト張力の調整後、該当ス
ピンドルの回転が行われる。
【0010】一方、ターレットを方向変換する際は、ベ
ルトが緩められ、従動プーリのベルトが仮置きプーリに
掛替えられ、この状態で方向変換される。
【0011】このようなベルト連結によってモータの回
転がスピンドルに滑らかに伝わり、また軸の芯合わせ等
を高精度に行うことが不要になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3に基づい
て説明する。
【0013】図において、1は装置本体の架台、2はタ
ーレット(スピンドル台)、3,4はスピンドルであ
る。
【0014】スピンドル3,4は、ターレット2の対称
位置に複数配置され、それぞれターレット2内部のベル
ト機構5,6を介して、グループ毎に列後尾に配設され
たスピンドル回動軸7,8に連結されている。
【0015】スピンドル回動軸7,8には、それぞれ先
端にベルトプーリ(従動プーリ)9,10が装着され
る。
【0016】ターレット2は、架台1に設けたコラム1
1に両端を回動自由に支持されると共に、コラム11に
ギヤ等からなるインディックスドライブ12が設けら
れ、インディックスドライブ12に連結されたモータ1
3の駆動によって、この場合半回転ずつ方向変換される
ようになっている。
【0017】一方、ターレット2の所定側にて架台1に
つまり前記従動プーリ9または10が位置する下方に、
スピンドル用のモータ14が配置される。
【0018】モータ14には従動プーリにベルト15を
介して連結する原動プーリ16が装着され、その途中に
ベルト張力の調整機構17が設けられる。
【0019】ベルト15ならびに各プーリ9,10,1
6は、回転を正確に伝達するために、歯付きのものが用
いられる。
【0020】ベルト張力調整機構17には、ベルト15
に両側から接する一対のアイドラ18と押圧シリンダ1
9とが備えられ、押圧シリンダ19の動作に応じて張力
が調整されるようになっている。
【0021】そして、モータ14側の従動プーリに対向
する位置にベルトの仮置きプーリ20が配設される。
【0022】仮置きプーリ20は、従動プーリ9,10
と同一の歯付き形状に形成され、架台1に立設されたブ
ラケット21に取付けられると共に、この場合仮置きプ
ーリ20の前面中央部分は、ターレット2の方向変換に
伴い従動プーリ9,10が当たることのないように切り
欠かれる。
【0023】そして、このブラケット21に従動プー
リ、仮置きプーリ20の間でベルト15を移動するため
のベルト掛替え機構22が配置される。
【0024】ベルト掛替え機構22は、スライドシリン
ダ23によって昇降する台上に前後方向に伸縮可能なス
ライドシリンダ24が設けられ、このロッド先端にベル
ト15を挾む爪部材25が取付けられる。
【0025】スライドシリンダ23,24によって爪部
材25を従動プーリまたは仮置きプーリ20のベルト1
5の上方に移動した後下げると、爪部材25がベルト1
5を挾み、続いて爪部材25を所定前後方向にスライド
することで、ベルト15が掛替えられるようになってい
る。
【0026】従動プーリ9,10、仮置きプーリ20の
各対向側の歯外周部は、ベルト15の移動をスムーズに
するために、面取りされる。
【0027】なお、巻線ノズル等の巻線機構は、図示し
ないが駆動スピンドル側に配置される。
【0028】このような構成のため、ワークをスピンド
ルにセットした後、ターレット2の方向を変換する際
は、モータ14からのベルト15が仮置きプーリ20に
掛けられた状態で、インディックスモータ13の駆動に
よって半回転される。
【0029】この方向変換によって該当スピンドル回動
軸(例えば7とする)の従動プーリ9が仮置きプーリ2
0に対向し、この状態にてベルト掛替え機構22の駆動
によって仮置きプーリ20のベルト15がその従動プー
リ9に掛替えられる。
【0030】この際、ベルト掛替え機構22の爪部材2
5に既に挾まれているベルト15が、爪部材25の前進
動によって仮置きプーリ20から従動プーリ9に移動さ
れ、この移動後爪部材25が上昇、後退動されること
で、掛替えが終了する。
【0031】そして、掛替えが終了すると、ベルト張力
調整機構17が駆動されてベルト15に所定の張力が付
与され、ベルト15、スピンドル回動軸7を介してスピ
ンドル3がモータ14に連結される。
【0032】これにより、モータ14の駆動によって該
当スピンドル3が回転され、スピンドル3のワークに巻
線機構にて巻線が行われる。この巻線中に反対側のスピ
ンドル4にワークがセットされる。
【0033】巻線が終了すると、ベルト張力調整機構1
7によってベルト15が緩められ、ベルト掛替え機構2
2によって従動プーリ9のベルト15が仮置きプーリ2
0に掛替えられる。
【0034】この際、ベルト掛替え機構22の爪部材2
5がベルト15の上方に移動された後下降されること
で、ベルト15が挾まれ、この状態で爪部材25の後退
動によって、ベルト15が従動プーリ9から仮置きプー
リ20に移動される。
【0035】なお、ベルト15の掛替え前に、従動プー
リ9は仮置きプーリ20に歯山が合う位置に停止するよ
うに、モータ14が制御される。
【0036】そして、ベルト15の掛替えが終了する
と、ターレット2の方向が変換され、前述の動作が繰り
返される。
【0037】このように、ワークのセット、ワークの巻
線を並行して行えると共に、スピンドル3,4につなが
るスピンドル回動軸7,8とモータ14とをベルト連結
にして、モータ14の回転をそれぞれスピンドル3,4
に伝達するようにしたので、装置組付時にスピンドル回
動軸7,8あるいはモータ軸の芯合わせ等の調整をそれ
ほど高精度に行わずとも、モータ14からの滑らかな回
転の伝達を確保することができる。。
【0038】また、各軸の平行が良く出てなくても、従
来構造のように軸があおられたり、ベアリング等の寿命
を早めたりすることはなく、またモータ駆動時、駆動停
止時にも極めて静かな動作、運転音となる。
【0039】したがって、高い耐久性、良好な組付性を
確保でき、各部品の精度管理等も軽減する一方、高い巻
線加工精度を得ることができ、装置の信頼性が大幅に向
上する。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の巻
線用スピンドルを巻線位置とワーク取付位置とに回動
能なターレットに対称に配置する一方、巻線機本体側の
モータに原動プーリを、ターレットに配設したスピンド
ル回動軸に従動プーリを装着し、これらのプーリをベル
トによって連結すると共に、ベルトを掛替え可能にした
ので、モータの回転を該当スピンドルに滑らかに伝達で
き、巻線加工を効率よく行えると共に、耐久性、組付性
が向上し、装置の高い信頼性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の斜視図である。
【図2】装置の側面図である。
【図3】ベルト掛替えの説明図である。
【符号の説明】
2 ターレット 3,4 スピンドル 7,8 スピンドル回動軸 9,10 従動プーリ 12 インディックスドライブ 14 モータ 15 ベルト 17 ベルト張力調整機構 20 仮置きプーリ 22 ベルト掛替え機構 25 爪部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の巻線用スピンドルを巻線位置とワ
    ーク取付位置とに回動可能なターレットに対称に配置す
    る一方、ターレットに配設したスピンドル回転軸を介し
    て該当スピンドルに巻線機本体側のモータから回転を伝
    達するようにした巻線装置において、前記モータに原動
    プーリを、各スピンドル回動軸に従動プーリを装着し、
    ターレットの巻線側またはワークの取付側にて該当従動
    プーリを原動プーリに連結するベルトならびにベルト張
    力を調整する調整機構を設けると共に、連結側の従動プ
    ーリに対向する位置に仮置きプーリを配置し、従動プー
    リと仮置きプーリとの間でベルトを移動可能なベルト掛
    替え機構を設けたことを特徴とする巻線装置のスビンド
    ル駆動機構。
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