JP2752653B2 - 移動体ガイド機構 - Google Patents

移動体ガイド機構

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JP2752653B2
JP2752653B2 JP63240671A JP24067188A JP2752653B2 JP 2752653 B2 JP2752653 B2 JP 2752653B2 JP 63240671 A JP63240671 A JP 63240671A JP 24067188 A JP24067188 A JP 24067188A JP 2752653 B2 JP2752653 B2 JP 2752653B2
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rollers
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報記録再生装置の記録再生ヘッドあるい
は情報記録媒体等を直線方向に往復動させる駆動手段に
おける移動体ガイド機構に関する。
〔従来の技術〕
例えば光ヘッドの送り機構として、ギヤ駆動方式、リ
ニアモータ方式等があるが、こうした駆動手段において
光ヘッド本体等を搭載して移動する移動体(キャリッ
ジ)は、ガイド手段を介して移動する。
第6図は、キャリッジ21が直線方向に延在する2本の
ガイド22,23に案内されてローラ24,25,26,27,28,29を介
して直線的に往復動するようにした構成を示している。
ここで第6図Aは平面図、Bは右側面図、Cは左側面
図、Dは一部拡大図、Eはローラの転動状態を示す説明
図である。
この場合、キャリッジ21の一側部に設けてあるローラ
(例えばボールベアリング)24,26および25,27は、第6
図B,Cに示すようにガイド22を角度θで挟むように設
けてある。他側部に設けてあるローラ28,29もガイド23
を角度θで挟むように設けてある。これらローラはキ
ャリッジの平面方向において一側には所要間隔を置いて
2個づつ設けてあり、他側は所要間隔の中央に2個設け
てある。そして第6図Dに示すようにガイドに対してロ
ーラを圧接するようにしてある。また第6図A,Eに示す
ようにキャリッジ一側のローラ24と26および25と27の間
隔であるスパンl2は、装置の小型化に対応してキャリッ
ジを小型にしていくとローラ26の転動範囲L1、ローラ24
の転動範囲L1であるキャリッジのストロークよりも小さ
くなり、両者の関係は図示のごとくである。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来のキャリッジのガイド手段においては、第6
図D,Eに示すようにガイド22に対するローラ24の接点を
gとすると、キャリッジがストロークL1で移動すると接
点gの軌道はg1として表わすことができる。ローラ26の
接点hについても同様にしてh1として表わすことができ
る。この場合、ローラ24と26のスパンをl2とすると前記
転動線g1、h1はl2だけずれることとなるのはいうまでも
ない。そしてスパンl2はストロークL1よりも小さいの
で、転動線g1とh1にはオーバーラップする部分L2ができ
てしまう。
このためガイド上のオーバーラップする部分では、オ
ーバーラップしていない部分と異なり、ローラとの接触
回数は約2倍にのぼりガイドの摩耗、劣化の進行が他部
より速くなる。このようにしてガイド表面の面があれ、
凹凸が形成されるところを通過するローラは円滑な転動
が阻害され、異常抵抗やスティックスリップ等を引き起
こしてしまいキャリッジの精密な位置決めが困難となっ
たり、速度変動が大きくなる等の不具合を生じてしま
う。
また凹凸が形成された部分をローラが転動していると
ローラ自体に損傷が生じ、オーバーラップによるガイド
上の凹凸形成部分以外の部分でも位置決めが困難となっ
たり、速度変動が大きくなったりする外、傷ついたロー
ラによりオーバーラップ部以外のガイド部分に損傷を与
えてしまうといった不具合を生じてしまう。
一方、オーバーラップによるガイドローラの摩耗、劣
化を防ぐための製品設計をすると、ガイド表面の面粗さ
の高度なコントロールを初めとして生産効率の低下を招
く作業が要求されるとともにコストアップをも招いてし
まうという不具合が生じる。
本発明は、こうした問題点を解決すべく提案さるもの
でガイドの特定部のみの摩耗、劣化を防ぐ移動体ガイド
機構を提供することを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕
上記目的を達成するため、この発明は、移動体と、こ
の移動体の移動をガイドするガイド体と、前記移動体の
少なくとも移動方向片側の位置に移動方向に離間して設
けられ、前記ガイド体に対して回転動または摺動する第
1の移動体ガイド手段および第2の移動体ガイド手段と
を有する移動体ガイド機構において、 前記第1の移動体ガイド手段と第2の移動体ガイド手
段との間隔を、それぞれの移動体ガイド手段の回転動範
囲または摺動範囲より大きくしたことを特徴とするもの
である。
さらに、この発明は、移動体と、この移動体の移動を
ガイドするガイド体と、前記移動体の少なくとも移動方
向片側の位置に移動方向に離間して設けられ、前記ガイ
ド体に対して回転動または摺動する第1の移動体ガイド
手段および第2の移動体ガイド手段とを有する移動体ガ
イド機構において、 前記第1の移動体ガイド手段および第2の移動体ガイ
ド手段が前記ガイド体に対して回転動または摺動する際
に生じる軌跡同士が重ならないように、前記ガイド体と
前記第1の移動体ガイド手段および第2の移動体ガイド
手段のそれぞれとの接触位置を前記移動方向と交わる向
きに異ならせたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
第1図は、本発明の第1実施例を示したもので、キャ
リッジ1が直線方向に延在する2本のガイド2,3に案内
されてローラ4,6,5およびこれらと対応するガイド2,3の
反対側のローラ(図示されていない)を介して直線的に
往復動するようにした構成を示している。
この場合、キャリッジ1の一側部に設けてあるローラ
4,6およびこれに対応するガイド2の反対側のローラ
は、ガイド2を角度θで挟むように設けてある。他側
部に設けてあるローラ5とガイド3の反対側のローラも
ガイド3を角度θで挟むように設けてある。これらロ
ーラはキャリッジの平面方向において一側は所要間隔を
置いて2個づつ設けてあり、他側は所要間隔の中央に2
個設けてある。そして第1図Bに示すようにガイドに対
してローラを圧接するようにしてある。
本実施例において第1図(c)に示すように一側のロ
ーラ4,6および対応するガイド2の反対側のローラの間
隔であるスパンl1は、ローラ6の転動範囲L、ローラ4
の転動範囲Lであるキャリッジのストロークよりも大き
くしてあり、両者の関係は図示のごとくである。
なお、ローラは支軸と外環との間にベアリングボール
を圧入したボールベアリングを用いるなど耐久性のある
回転体を用いる。
第1図(b),(c)に示すようにガイド2に対する
ローラ4の接点をaとすると、キャリッジがストローク
Lで移動すると接点aの軌道はa1として表わすことがで
きる。ローラ6の接点bについても同様にしてb2として
表わすことができる。そしてスパンl1はストロークLよ
りも大きいので、転動線a1とb1はl1−Lだけずれており
ローラ4,6の転動線のオーバーラップする部分がなくな
る。
第2図は、本発明の第2実施例を示したもので、第1
実施例と対応する個所には同一符号を付した(以下の実
施例において同じ)。
本実施例では、ローラをキャリッジ1の一方の面寄り
の一つのガイドについて所要間隔を置いて二個ずつ、計
4個設け、他方の面寄りのガイド側でかつ前記ローラの
間隔の中央位置に1個づつ2個設けたものである。この
場合、ローラ4と6のスパン、ローラ7と8のスパンl1
は、これらローラの転動範囲であるキャリッジのストロ
ークよりも大きくなるようにしてある。したがって、ロ
ーラが転動しても互いの転動線がガイド上でオーバーラ
ップすることはない。
第3図は、本発明の第3実施例を示したもので、キャ
リッジ1はガイド2に対しては所要間隔を置いてガイド
2を摺動させるようにしたガイド貫通部11,12を形成し
ガイド3に対しては前記間隔の中央に位置する摺動可能
なガイド挟持部13を形成している。この場合、貫通部11
と12のスパンl1は、キャリッジのストロークよりも大き
くなるようにしてある。したがって、貫通部が摺動して
も、その摺動部分がガイド上でオーバーラップすること
はない。
第4図は、本発明の第4実施例を示したもので、キャ
リッジ1が直線方向に延在する2本のガイド2,3に案内
されてローラ6,15,4,14,5,16を介して直線的に往復動す
るようにしたことは第1実施例の場合と同様だが、ロー
ラ6と15は角度θでガイド2を挟むようにしてあり、
ローラ4と14は角度θでガイド2を挟むようにしてあ
る。他側部に設けてあるローラ5と16はガイド3を角度
θ(θ>θ)で挟むようにしてある。ローラ6と
4の間、ローラ14と15の間のスパンl1はキャリッジ1の
ストロークLよりも小さくなるようにしてある。第4図
Dに示したようにローラ4,6がそれぞれガイド2に接し
ている点をc,dとすると、第4図Eに示したようにキャ
リッジ1がストロークLで移動すると接点c,dの軌道は
転動線c1,d1として表わすことができる。この場合、ロ
ーラ4,6がガイド2と転接する角度はそれぞれθ2
と異なるので接点c,dの位置はガイド2上で周方向にず
れる。したがって転動線c1,d1はガイド2上で周方向に
ずれる。したがって、転動線が重なり合うことがなくガ
イド2上にオーバーラップ部は生じない。
この実施例は、キャリッジ1の小型、軽量化を図れ光
ヘッド等の装置全体のコンパクト化を実現できる。つま
り、キャリッジ1が同じストロークL分移動するに当り
スパンlを小さくしてもよいからである。なお、この実
施例は第2図に示した第2実施例の場合のようなキャリ
ッジの一方の面寄りの一方のガイド側に所要間隔を置い
て2個づつ4個設け、他方の面寄りのガイド側でかつ前
記ローラの間隔の中央位置に1個づつ設けたローラ構成
のものにも応用できる。
第5図は、本発明の第5実施例を示したもので、第4
実施例の場合と異なりローラに代えて鼓状ローラを設け
たものである。この場合、鼓状ローラは対応する2個の
ローラでガイドを挟むことなく第5図B,Cに示すように
鼓状ローラの凹部にガイドを受けるようにする。そして
鼓状ガイド17と18とでは第5図Dに示すように凹部形状
の角度をθとθ(θ>θ)に異なるように形成
することによって、第5図Eに示すように鼓状ローラと
ガイドの接点e,fが形成する転動線e1,f1はガイド上の周
方向に相互にずれることとなり、オーバーラップ部分は
生じないこととなる。
この実施例においても、キャリッジの小型、軽量化を
図れることは第4実施例の場合と同様である。
〔発明の効果〕
以上のごとく、本発明によれば、ガイド体に対して回
転動または摺動する第1の移動体ガイド手段および第2
の移動体ガイド手段の軌跡同士が重ならないようにした
ので、ガイド体はその全長にわたって均一に摩耗、劣化
してゆくこととなる。したがって、キャリッジの精密な
位置決めに支障をきたすことがなく、速度変動が大きく
なることもない。
また、特定部の損傷対策のために必要以上の剛性強化
や面仕上げのコントロールを行う必要もないので生産性
の向上、コストアップの防止を図れる。さらにキャリッ
ジの小型、軽量化をも図れ、装置全体のコンパクト化を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,Cは本発明の第1実施例を示す平面図および
一部拡大図および説明図、 第2図A,B,Cは本発明の第2実施例を示す平面図および
左右側面図、 第3図A,B,Cは本発明の第3実施例を示す平面図および
両側面図、 第4図A,B,C,D,Eは本発明の第4実施例を示す平面図、
両側面図、一部拡大図、説明図、 第5図A,B,C,D,Eは本発明の第5実施例を示す平面図、
両側面図、一部拡大図、説明図、 第6図A,B,C,D,Eは従来例を示す平面図、両側面図、一
部拡大図、説明図である。 1……キャリッジ、2……ガイド 3……ガイド、4……ローラ 5……ローラ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体と、この移動体の移動をガイドする
    ガイド体と、前記移動体の少なくとも移動方向片側の位
    置に移動方向に離間して設けられ、前記ガイド体に対し
    て回転動または摺動する第1の移動体ガイド手段および
    第2の移動体ガイド手段とを有する移動体ガイド機構に
    おいて、 前記第1の移動体ガイド手段と第2の移動体ガイド手段
    との間隔を、それぞれの移動体ガイド手段の回転動範囲
    または摺動範囲より大きくしたことを特徴とする移動体
    ガイド機構。
  2. 【請求項2】移動体と、この移動体の移動をガイドする
    ガイド体と、前記移動体の少なくとも移動方向片側の位
    置に移動方向に離間して設けられ、前記ガイド体に対し
    て回転動または摺動する第1の移動体ガイド手段および
    第2の移動体ガイド手段とを有する移動体ガイド機構に
    おいて、 前記第1の移動体ガイド手段および第2の移動体ガイド
    手段が前記ガイド体に対して回転動または摺動する際に
    生じる軌跡同士が重ならないように、前記ガイド体と前
    記第1の移動体ガイド手段および第2の移動体ガイド手
    段のそれぞれとの接触位置を前記移動方向と交わる向き
    に異ならせたことを特徴とする移動体ガイド機構。
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