JP2637148B2 - スカラ型ロボット - Google Patents

スカラ型ロボット

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JP2637148B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は産業用ロボットとして用いられるスカラ型ロ
ボットに関する。
(従来の技術) 産業用ロボットとして広く用いられているスカラ型ロ
ボットは、その作業性を向上させるためにより高速な動
作が要求されている。そのため、従来、ロボット中の重
量の占める割合の大きい軸駆動用モータや減速機をなる
べく基台付近に配置することによって、旋回軸まわりの
慣性モーメントを低減させる方法が採られている。
第5図に示す特開昭61−293791号公報に掲載のスカラ
型ロボットは、DD(ダイレクト・ドライブ)方式である
ために減速機が用いられていないが、モータ51,52,53が
全て第1軸54付近に収納されており、第1軸54,第2軸5
5まわりの慣性モーメントが大幅に低減されており、ロ
ボットの旋回運動に関して高速化を実現している。
しかし、ロボットに上下運動を与えるモータ60(以
下、第4軸モータと言う)が基台59内にあり、第4軸モ
ータ60駆動の際にモータ51(第1アーム57を第1軸54ま
わりに旋回運動させるモータ。以下、第1軸モータと言
う。)、モータ52(第2アーム58を第2軸55まわりに旋
回運動させるモータ。以下、第2軸モータと言う)、モ
ータ53(作業軸56に回転運動を与えるモータ。以下、第
3軸モータと言う。)の重量が直接負荷となって加わる
ため、ロボットの上下運動に関して高速化が困難となっ
ている。これを改善するために、第4軸モータ60を作業
部56付近に設ける型式のものもある。しかしこの場合、
前述のようにロボットの旋回運動の高速化が制限されて
しまう。
また、第2軸モータ52が第1アーム57の上部にあり、
これが固定軸61を介して基台59と相対位置が不変となる
ように取付けてあるため、第1アーム57と第2アーム58
が軸干渉し、第1軸モータ51と第2軸モータ52がトルク
干渉してしまう。一般に第3軸モータ53のように、モー
タの回転数が必要とされるものについては軸干渉、トル
ク干渉の影響はほとんど問題ないが、第2軸モータ52の
ように低速で高トルクを要するものについては軸干渉、
トルク干渉は、その位置決め精度やモータの負担として
影響してしまいこれを補償するためには別の制御系や大
容量のモータを用いなければならない。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来はロボットの旋回運動,上下運動
の高速化、そして軸干渉、トルク干渉の防止を同時に実
現することはできなかった。
本発明はこういった点を改善し、高速で高精度の位置
決めを可能とするスカラ型ロボットの提供を目的とす
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明においては、基台
と、基台に旋回運動可能な状態で支承された第1アーム
と、第1アームに旋回運動可能な状態で支承された第2
アームと、第2アームに設けられた作業部とから構成さ
れるスカラ型ロボットにおいて、第1アームの形状は、
基台との接続部から第1軸方向に沿ってハウジング部を
有するものとし、第1軸駆動手段は基台内に固定し、第
2軸駆動手段は前記ハウジング部内に固定し、第3軸駆
動手段及び第4軸駆動手段は第1アームの第1軸近傍に
固定するものとした。尚、第4軸の機能は作業部に持た
せるものとした。
(作用) 上記のスカラ型ロボットとすることにより、全ての駆
動手段が第1軸上またはその付4近に集中することか
ら、ロボットの旋回運動が高速化し、また、上下運動の
機能を作業部に持たせることから上下運動に対しての負
荷が緩和され、上下運動も高速化する。
一方、第1軸駆動手段と第2軸駆動手段の相対位置が
変化するように、それぞれを基台と第1アームに別々に
配置したため、第1アームと第2アームの軸干渉、第1
軸駆動手段と第2軸駆動手段のトルク干渉が防止でき、
作業部の位置決め精度が向上する。
また、本発明のスカラ型ロボットに見られるようにハ
ウジング部を設けることにより、第1アーム内に無理な
く3つの駆動手段が配置される。
(実施例) 以下、図面に従って本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明のスカラ型ロボットの側断面図、第2
図ないし第4図は第1アーム1、第2アーム2の内部に
おけるトルク伝達のしくみを示す上断面図である。基台
3の内部には第1軸駆動手段41である第1軸モータ4,第
1軸減速機5が、それぞれの出力軸が上向きとなるよう
に取付けられており、第1軸減速機5の出力軸を基台3
に搭載された第1アーム1に固着している。
第1アーム1は、第1アーム1と基台3との接続部43
から第1軸31方向に向ってハウジング部44を有し、その
内部に第2軸駆動手段42である第2軸モータ6,第2軸減
速機7が、それぞれの出力軸が上向きとなるように、そ
して第1軸31とそれぞれの出力軸の中心軸が一致するよ
うに取付けられている。第2軸減速機7の出力軸には第
1軸プーリ8が固着し、この第1軸プーリ8と第2軸32
と中心軸を同一にした中空状の第2軸プーリ14との間に
スチールベルト9が巻付けられており、スチールベルト
固定部38,39によって第1軸プーリ8と第2軸プーリ14
に固定されている。このスチールベルト9には、スチー
ルベルト9の張力の均一化、そして第2アーム2の旋回
領域拡大のために、自動調心軸受37により支持されたア
イドラプーリ29が接触している。尚、第2アーム2は第
2軸プーリ14によって第1アーム1に保持されている。
第1アーム1内の上部には第3軸駆動手段である第3
軸モータ15、第4軸駆動手段である第4軸モータ16が、
それぞれの出力軸を下向きにしそしてロボットの側面
(第1図の方向)から見て2つのモータ15,16が重なる
ように、かつ2つのモータ15,16の中間付近に第1軸31
が貫通するように取付けられている。そして第3軸モー
タ15の出力軸に固着されたプーリ23と、第2軸32と中心
軸を同一にして第2軸プーリ14の中空部に嵌通された第
1回転体17に固着したプーリ19との間に、タイミングベ
ルト10が巻付けられている。同時に、第2アーム2内に
おいて、第1回転体17に固着したプーリ20と、第2アー
ム2の先端に設けられた作業部30を第3軸33まわりに回
転運動させるボールスプラインナット27に固着したプー
リ25との間に、タイミングベルト11が巻付けられてい
る。タイミングベルト11には、張力を均一に保つための
張力調製用カムフォロア35が接触している。
一方、第4軸モータ16の出力軸に固着されたプーリ24
と、第2軸32と中心軸を同一にして第2軸プーリ14と第
1回転体17の間に嵌通された中空状の第2回転体18に固
着したプーリ21との間に、タイミングベルト12が巻付け
られている。同様に、第2アーム2内において、第2回
転体18に固着したプーリ22と、作業部30を第4軸34に沿
って上下運動させるボールスクリューナット28に固着し
たプーリ26との間に、タイミングベルト13が巻付けられ
ている。タイミングベルト13には、張力を均一に保つた
めの張力調製用カムフォロア36が接触している。
以上のような構成のスカラ型ロボットにおいては、第
1軸モータ4、第1軸減速機5によって第1アーム1が
第1軸31を中心に旋回運動し、第2軸モータ6、第2軸
減速機7によって第2アーム2が第2軸32を中心に旋回
運動する。また、第1アーム1内の上部に取付けられた
第3軸モータ15により、作業部30が第3軸33を中心に回
転運動し、同じく第1アーム1内の上部に取付けられた
第4軸モータ16により、作業部30が第4軸34に沿って上
下運動する。第2軸32,第3軸33,第4軸34の運動は、ス
チールベルト9及びタイミングベルト10,11,12,13によ
るトルク伝達により実現される。
このような動作を有する本実施例においては、第1ア
ーム1にハウジング部44を設けることによって第2軸モ
ータ6、第2軸減速機7、第3軸モータ15、第4軸モー
タ16が、その出力軸の中心を第1軸31と一致若しくはそ
の近傍に位置するように容易に取付けられ、これによっ
て第1軸31及び第2軸32まわりの慣性モーメントは極力
低減されており、第1アーム1及び第2アーム2の旋回
運動は高速化が可能となる。また、同時に上下運動の機
能を作業部30に持たせているため、大容量のモータを用
いることなく上下運動の高速化が可能となる。
また、第1軸モータ4、第1軸減速機5を基台3内に
収納し、第2軸モータ6、第2軸減速機7を第1アーム
1内に収納したことにより、第1アーム1と第2アーム
2の間での軸干渉や第1軸モータ4と第2軸モータ6の
間でのトルク干渉が発生せず、作業軸30の高精度の位置
決めが可能となり、しかも第1軸モータ4の必要以上の
大容量化を防止している。
更に、本実施例に見られるような伝達手段の位置関係
とすることにより、第2軸32,第3軸33,第4軸34の駆動
力伝達には必要最小限のベルト数の使用でよく、アーム
内の空間を最大限に活用することができる。また、一般
にボールスクリューナット28よりも低回転数であること
が要求されるボールスプラインナット27へのトルク伝達
を、直径の最も小さい第1回転体17を介して行うことか
ら、プーリ25を大型化するなどの必要なしに減速比を大
きくすることができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、高速で高精度の位置決
めが可能なスカラ型ロボットが実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスカラ型ロボットを示す側断面図、第
2図乃至第4図は本発明のスカラ型ロボットのトルク伝
達のしくみを示すアームの上断面図、第5図は従来技術
の一例を示すスカラ型ロボットの側断面図である。 1……第1アーム、2……第2アーム、3……基台、15
……第3軸駆動手段(第3軸モータ)、16……第4軸駆
動手段(第4軸モータ)、30……作業部、31……第1
軸、32……第2軸、41……第1軸駆動手段、42……第2
軸駆動手段、43……接続部、44……ハウジング部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、前記基台に旋回運動可能な状態で
    支承された第1アームと、前記第1アームに旋回運動可
    能な状態で支承された第2アームと、前記第2アームに
    設けられた作業部とから構成されるスカラ型ロボットに
    おいて、前記第1アームは、前記基台との接続部から前
    記第1アームの旋回軸方向に沿ってハウジング部を有
    し、前記第1アームに旋回運動を与える第1軸駆動手段
    は前記基台内に固定し、前記第2アームに旋回運動を与
    える第2軸駆動手段は、前記第1アームの前記ハウジン
    グ部内に固定し、前記作業部に回転運動を与える第3軸
    駆動手段、及び前記作業部に上下運動を与える第4軸駆
    動手段は前記第1アームの前記旋回軸近傍に固定するこ
    とを特徴とするスカラ型ロボット。
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