JPH0728597Y2 - テープレコーダの駆動装置 - Google Patents

テープレコーダの駆動装置

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JPH0728597Y2
JPH0728597Y2 JP1673289U JP1673289U JPH0728597Y2 JP H0728597 Y2 JPH0728597 Y2 JP H0728597Y2 JP 1673289 U JP1673289 U JP 1673289U JP 1673289 U JP1673289 U JP 1673289U JP H0728597 Y2 JPH0728597 Y2 JP H0728597Y2
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JP
Japan
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reel
gear
drive
pair
drive gear
Prior art date
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Application number
JP1673289U
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JPH02110030U (ja
Inventor
龍麿 山下
晴一 永井
泰宏 天満
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はテープレコーダの駆動機構に係り、特にテープ
のリールを駆動するリール台に回転力を伝達する機構に
関する。
(従来の技術) 従来のテープレコーダの駆動機構の平面図を第2図に示
す。シャーシ1には図示しないテープの供給リール、巻
取リールを駆動するリール台2,3及びこのリール台2,3と
同軸に、このリール台2,3に回転力を与えるリール駆動
ギア4,5がそれぞれ設けられている。両リール駆動ギア
4,5間には、アイドラ駆動ギア6が配置されており、こ
のアイドラ駆動ギア6と同軸に揺動アームが設けられて
いる。揺動アーム7の端部には、アイドラ駆動ギア6と
噛み合った状態でアイドルギア8が設けられている。
アイドラ駆動ギア6にはベルト9を介して駆動源ギア10
の回転力が伝達されるようになっている。第2図におい
て駆動源ギア10が時計方向へ回転すると、アイドルギア
8はリール駆動ギア4と噛み合い、リール台2に回転力
を与え、駆動源ギア10が反時計方向へ回転すると、アイ
ドルギア8はリール駆動ギア5と噛み合い、リール台3
に回転力を与える。
前記アイドラ駆動ギア6の軸11はシャーシ1に固定され
ており、ベルト9の調整はアイドラ駆動ギア6と駆動源
ギア10との間に配置したプーリー12により行なってい
る。プーリー12をベルト9に押しつけることにより、ベ
ルト9に張力を付与している。そのためプーリー12はベ
ルト9を押し付ける方向へ移動可能としている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこのような従来の駆動機構の張力調整機構
にあっては、アイドラ駆動ギア6の軸11はシャーシ1に
固定されて、プーリー12を押し付け、その移動量によっ
てベルト9の張力を調整するので、プーリー12を移動さ
せるための機構が必要であり、部品点数が多くなり、シ
ャーシ1上の摺動面を避けなければならないなどの制約
を受け、緩める方向には不可能である。
また従来においては、アイドラ駆動ギア6の軸11を移動
可能として、この軸11を移動させることによってベルト
9の張力を調整する機構を考えられている。プーリー12
を使用しないので、部品数を少なくし、張力も引張り方
向、緩める方向のどちらでも調整可能である。しかしア
イドラ駆動ギア6の位置が変わることにより、アイドル
ギア8の揺動軌跡も変わり、それによってアイドルギア
8とリール駆動ギア4,5との噛み合いが適正に行なわれ
ず十分な駆動力が両リール台2,3に伝達されない場合が
起きる。
本考案の目的は、上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、プーリー12による張力調整機構を必要とせ
ず、部品点数を少なくすることにより、コストダウンを
達成し、且つ設計上の制限を軽減することにある。また
アイドラ駆動ギア6が移動しても、アイドラギア8とリ
ール駆動ギア4,5とが適正に噛み合い駆動源ギア10の駆
動力をリール台2または3へ確実に伝達することのでき
る駆動装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案のテープレコーダの駆動装置は、テープのリール
を駆動する一対のリール台と、このリール台に回転力を
伝達する一対のリール駆動ギアと、ベルトにより駆動源
からの回転が伝達され前記一対のリール駆動ギアの間に
位置するとともにその位置を調整可能に設けられた駆動
ギアと、この駆動ギアと同じ軸によって指示され前記一
対のリール駆動ギア間を揺動可能に設けられた揺動アー
ムと、前記駆動ギアと噛み合った状態で前記揺動アーム
に取り付けられたアイドルギアと、前記一対のリール駆
動ギア間に位置し前記一対のリール台を中心とした一対
の円弧部からなり揺動アームに設けられた係合部と当接
することによって揺動アームの揺動を規制するアイドル
ギア揺動規制部とからなることを特徴とするものであ
る。
(作用) 一対のリール台を中心とした一対の円弧部からなり揺動
アームに設けられた係合部と当接することによって揺動
アームの揺動を規制するアイドルギア揺動規制部によ
り、調整によって駆動ギアが移動してもリール駆動ギア
とアイドルギアとの距離は一定に保たれる。したがっ
て、アイドルギアが両リール駆動ギアのいずれかと噛み
合う場合、アイドルギアは前記規制部により、リール駆
動ギアとの適正な噛み合い位置に保持されるので、駆動
ギアをベルト張力調整のため引張り方向、緩める方向の
いずれかの方向に移動してもアイドルギアとリール駆動
ギアとの噛み合いは正常に保たれる。
(実施例) 以下本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す回転ヘッド方式のDAT
(Digital Audio Taperecorder)の平面図である。シャ
ーシ21にはリール台22,23が設けられている。このリー
ル台22,23と同軸にリール駆動ギア24,25が設けられてい
る。両リール駆動ギア24,25の間には、アイドラ駆動ギ
ア26が配置されており、このアイドラ駆動ギア26と同軸
に揺動アーム27が設けられている。この揺動アーム27の
一端にはアイドラ駆動ギア26と噛み合った状態でアイド
ルギア28が支持されている。このアイドルギア28にはベ
ルト29が掛けられており、さらにベルト29は駆動源ギア
30に掛け回されている。従って駆動源ギア30の回転はベ
ルト29を介してアイドラ駆動ギア26に伝えられ、その回
転方向によってアイドルギア28を介して、リールギア24
または25に伝達される。
アイドラ駆動ギア26の軸31は調整板32に固定されてい
る。調整板32はネジ33,34によってシャーシ21に固定さ
れているが、ネジ33の挿入部は長穴に形成されており、
ネジ34を支点として移動可能となっている。従ってこの
調整板32の位置を変えることによって、アイドラ駆動ギ
ア26の軸31と駆動源ギア30との距離を調節することが可
能となっている。
アイドルギア28を回転自在に支持し、揺動アーム27に固
定された軸35は下方へ延長されており、シャーシ21に設
けた切欠穴36に挿入されている。切欠穴36は、そのリー
ル台22,23に近い側縁が、それぞれリール台22,23の中心
とした円弧となるように形成されており、係合部として
の軸35が一方の側縁と当接したとき、アイドルギア28が
一方のリール駆動ギアと正常な噛み合いをするように設
けられている。
以上のように形成された駆動機構の張力調整機構におい
ては、ベルト29の張力を調整するため調整板32の位置を
変えても揺動アーム27の揺動時アイドルギア28の軸35は
切欠穴36の円弧状の側縁に係止されるので、アイドルギ
ア28とリール駆動ギア24または25との噛み合いは同じ状
態に保たれることになる。
従ってベルト29の張力を調整するためアイドラ駆動ギア
26を移動してもアイドルギア28とリール駆動ギア24また
は25とは適正に噛み合い駆動源ギア30の駆動力はリール
台22または23に確実に伝達されることになる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案によれば、駆動ギアの
位置を変えることで張力の調整ができるので、プーリー
等による張力調整機構が不要となり、部品点数を少なく
することができる。さらに一致のリール台を中心とした
一対の円弧部からなり揺動アームに設けられた係合部と
当接することによって揺動アームの揺動を規制するアイ
ドルギア揺動規制部を設けたので、調整によって駆動ギ
アが移動してもリール駆動ギアとアイドルギアとの距離
は一定に保たれる。したがって、アイドルギアとリール
駆動ギアとの噛み合いが適正に保たれるので、駆動源の
駆動力をリール台に確実に伝達することができる等の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すテープレコーダ(DAT)
の平面図、第2図は従来のテープレコーダの駆動機構の
平面図である。 21……シャーシ、22,23……リール台、24,25……リール
駆動ギア、26……アイドラ駆動ギア、27……揺動アー
ム、28……アイドルギア、29……ベルト、30……駆動源
ギア、31……軸、32……調整板、35……軸、36……切欠
穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープのリールを駆動する一対のリール台
    と、このリール台に回転力を伝達する一対のリール駆動
    ギアと、ベルトにより駆動源からの回転が伝達され前記
    一対のリール駆動ギアの間に位置するとともにその位置
    を調整可能に設けられた駆動ギアと、この駆動ギアと同
    じ軸によって支持され前記一対のリール駆動ギア間を揺
    動可能に設けられた揺動アームと、前記駆動ギアと噛み
    合った状態で前記揺動アームに取り付けられたアイドル
    ギアと、前記一対のリール駆動ギア間に位置し前記一対
    のリール台を中心とした一対の円弧部からなり揺動アー
    ムに設けられた係合部と当接することによって揺動アー
    ムの揺動を規制するアイドルギア揺動規制部とからなる
    ことを特徴とするテープレコーダの駆動装置。
JP1673289U 1989-02-15 1989-02-15 テープレコーダの駆動装置 Expired - Lifetime JPH0728597Y2 (ja)

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JP1673289U JPH0728597Y2 (ja) 1989-02-15 1989-02-15 テープレコーダの駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPH02110030U JPH02110030U (ja) 1990-09-03
JPH0728597Y2 true JPH0728597Y2 (ja) 1995-06-28

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