JP2932733B2 - 駆動力伝達装置 - Google Patents
駆動力伝達装置Info
- Publication number
- JP2932733B2 JP2932733B2 JP3064473A JP6447391A JP2932733B2 JP 2932733 B2 JP2932733 B2 JP 2932733B2 JP 3064473 A JP3064473 A JP 3064473A JP 6447391 A JP6447391 A JP 6447391A JP 2932733 B2 JP2932733 B2 JP 2932733B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- arm
- rotating arm
- force transmission
- transmission device
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置にお
ける供給リールと巻取リールのように近接した二つの被
駆動体を一つの駆動源により選択的に駆動する際に用い
られる駆動力伝達装置に関するものである。
ける供給リールと巻取リールのように近接した二つの被
駆動体を一つの駆動源により選択的に駆動する際に用い
られる駆動力伝達装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、供給リールと巻取リールを一
つの駆動源により、その回転方向に応じて自動的に選択
して駆動する駆動力伝達装置として、図３〜図５に示す
ものが考えられている。
つの駆動源により、その回転方向に応じて自動的に選択
して駆動する駆動力伝達装置として、図３〜図５に示す
ものが考えられている。
【０００３】図３〜５において、１は基板２に植設され
た軸３に回転自在に保持された駆動歯車であり、モータ
（図示せず）によって駆動される歯車４によって回転駆
動される。
た軸３に回転自在に保持された駆動歯車であり、モータ
（図示せず）によって駆動される歯車４によって回転駆
動される。
【０００４】５は前記軸３に係合孔６により前記駆動歯
車１と独立して回動可能に支持された回動アームであ
る。
車１と独立して回動可能に支持された回動アームであ
る。
【０００５】８は前記回動アーム５に設けられた軸９に
回転可能に保持された第一の歯車であり、その外周は前
記駆動歯車１に係合している。またこの第一の歯車８は
ばね７の付勢力により、前記回動アーム５にフェルト８
ａを介して摩擦係合されている。
回転可能に保持された第一の歯車であり、その外周は前
記駆動歯車１に係合している。またこの第一の歯車８は
ばね７の付勢力により、前記回動アーム５にフェルト８
ａを介して摩擦係合されている。
【０００６】以上の構成において、いま駆動歯車１が矢
印Ａ方向に回転した場合、第一の歯車８は矢印Ｂ方向に
回動しようとする力が加わり、この第一の歯車８に摩擦
係合している回動アーム５は矢印Ｃ方向に回動し、前記
第一の歯車８は供給リールを駆動する第二の歯車１０と
係合する。
印Ａ方向に回転した場合、第一の歯車８は矢印Ｂ方向に
回動しようとする力が加わり、この第一の歯車８に摩擦
係合している回動アーム５は矢印Ｃ方向に回動し、前記
第一の歯車８は供給リールを駆動する第二の歯車１０と
係合する。
【０００７】この第一の歯車８と第二の歯車１０の係合
後は、回動アーム５の回動が阻止されるため、前記摩擦
係合に打ち勝って第一の歯車８は矢印Ｂ方向に回動を開
始し第二の歯車１０を介して供給リールを駆動する。
後は、回動アーム５の回動が阻止されるため、前記摩擦
係合に打ち勝って第一の歯車８は矢印Ｂ方向に回動を開
始し第二の歯車１０を介して供給リールを駆動する。
【０００８】また、駆動歯車１が矢印Ａ方向と反対方向
に回転した場合、回動アーム５は矢印Ｂ方向と反対方向
に回動し、図３に点線で示すように前記第一の歯車８は
巻取リールを駆動する第三の歯車１１と係合して巻取リ
ールを駆動する。このように駆動歯車１の回転方向に応
じて自動的に供給リールと巻取リールの一方を選択的に
駆動できるものである。
に回転した場合、回動アーム５は矢印Ｂ方向と反対方向
に回動し、図３に点線で示すように前記第一の歯車８は
巻取リールを駆動する第三の歯車１１と係合して巻取リ
ールを駆動する。このように駆動歯車１の回転方向に応
じて自動的に供給リールと巻取リールの一方を選択的に
駆動できるものである。
【０００９】なお、リール駆動時の動作を安定にするた
めに、前記回動アーム５の先端５ａは固定基板１２上を
摺動するよう構成されており、また、図５に示すように
前記固定基板１２上に位置規制部材１３を設け、第一の
歯車８と第二の歯車１０あるいは第三の歯車１１の係合
時に回動アーム５の先端部がこの規制部材１３と固定基
板１２との間で挟持された状態となるように構成されて
いる。
めに、前記回動アーム５の先端５ａは固定基板１２上を
摺動するよう構成されており、また、図５に示すように
前記固定基板１２上に位置規制部材１３を設け、第一の
歯車８と第二の歯車１０あるいは第三の歯車１１の係合
時に回動アーム５の先端部がこの規制部材１３と固定基
板１２との間で挟持された状態となるように構成されて
いる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来構成では、回動アーム５を樹脂などの機械的強度の弱
い部材で構成した場合、使用中に図４に点線で示すよう
な変形が起こり、前記位置規制部材１３との係合ができ
なくなることがあった。
来構成では、回動アーム５を樹脂などの機械的強度の弱
い部材で構成した場合、使用中に図４に点線で示すよう
な変形が起こり、前記位置規制部材１３との係合ができ
なくなることがあった。
【００１１】本発明は回動アーム５に若干の変形が生じ
ても、安定な動作が行われるように構成したものであ
る。
ても、安定な動作が行われるように構成したものであ
る。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の駆動力伝達装置
は、駆動源により回転駆動される駆動歯車の軸に回転自
在に保持されて、前記駆動歯車の回転にともなって摩擦
係合により回動する回動アームに、前記駆動歯車に係合
して回転駆動される第一の歯車を設け、前記駆動歯車の
回転方向に応じて前記回動アームを回動して、前記第一
の歯車が係合する被駆動体を選択する駆動力伝達装置に
おいて、前記軸に係合する前記回動アームの係合孔の一
部を前記回転アームの長手方向に長い長孔としたもので
ある。
は、駆動源により回転駆動される駆動歯車の軸に回転自
在に保持されて、前記駆動歯車の回転にともなって摩擦
係合により回動する回動アームに、前記駆動歯車に係合
して回転駆動される第一の歯車を設け、前記駆動歯車の
回転方向に応じて前記回動アームを回動して、前記第一
の歯車が係合する被駆動体を選択する駆動力伝達装置に
おいて、前記軸に係合する前記回動アームの係合孔の一
部を前記回転アームの長手方向に長い長孔としたもので
ある。
【００１３】
【作用】この構成によれば、回動アームに若干の変形が
生じても、軸に係合する係合孔の一部が回動アームの長
手方向に長い長孔になっているので、軸と回動アームと
の間に無理な力をかけることなく、回動アームの先端の
位置を不変にすることができるものである。
生じても、軸に係合する係合孔の一部が回動アームの長
手方向に長い長孔になっているので、軸と回動アームと
の間に無理な力をかけることなく、回動アームの先端の
位置を不変にすることができるものである。
【００１４】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。
する。
【００１５】図１は本発明の駆動力伝達装置の側断面図
であり、前述した従来例と同一構成部品には同一符号を
付している。
であり、前述した従来例と同一構成部品には同一符号を
付している。
【００１６】従来例と異なる点は、軸３に係合される回
動アーム５の係合孔６を、図１に示すように上端は真円
で下方に行くにしたがって回動アーム５の長手方向に長
い楕円形状に構成した点にある。
動アーム５の係合孔６を、図１に示すように上端は真円
で下方に行くにしたがって回動アーム５の長手方向に長
い楕円形状に構成した点にある。
【００１７】この構成によれば、回動アーム５に図４に
点線で示すような変形が生じても、係合孔６が下方に行
くにしたがって回動アーム５の長手方向に長い楕円形状
になっているので、図２に示すように回動アーム５の先
端の位置を変えても係合孔６と軸３との間に無理な力が
発生することなく、安定な動作が望めるものである。
点線で示すような変形が生じても、係合孔６が下方に行
くにしたがって回動アーム５の長手方向に長い楕円形状
になっているので、図２に示すように回動アーム５の先
端の位置を変えても係合孔６と軸３との間に無理な力が
発生することなく、安定な動作が望めるものである。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回動アー
ムに若干の変形が生じても安定な動作が望めるものであ
り、したがって、回動アームを不要に強固な構成にしな
くてもよいものであり、また、精度も厳しく要求されな
いものである。
ムに若干の変形が生じても安定な動作が望めるものであ
り、したがって、回動アームを不要に強固な構成にしな
くてもよいものであり、また、精度も厳しく要求されな
いものである。
【図１】本発明の駆動力伝達装置の一実施例を示す要部
側断面図
側断面図
【図２】同実施例の要部側断面図
【図３】従来の駆動力伝達装置の一例を示す要部平面図
【図４】同装置の要部側断面図
【図５】同要部の斜視図
１ 駆動歯車 ３ 軸 ５ 回動アーム ６ 係合孔 ８ 第一の歯車
Claims (1)
- 【請求項１】 駆動源により回転駆動される駆動歯車の
軸に回転自在に保持された回動アームに、前記駆動歯車
に係合して回転駆動される第一の歯車を設けるととも
に、前記回動アームに所定の回動負荷のないときには前
記回動アームは前記駆動歯車と共に回動し、所定以上の
回動負荷があるときには前記第一の歯車が前記駆動歯車
と共に回動するように構成されており、前記駆動歯車の
回転方向に応じて前記回動アームを回動して、前記第一
の歯車が係合する被駆動体を選択する駆動力伝達装置に
おいて、前記軸に係合する前記回動アームの係合孔の上
端が真円で下方に行くに従って、前記回転アームの長手
方向に長い長孔とした駆動力伝達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3064473A JP2932733B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 駆動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3064473A JP2932733B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 駆動力伝達装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04301252A JPH04301252A (ja) | 1992-10-23 |
| JP2932733B2 true JP2932733B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=13259235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3064473A Expired - Fee Related JP2932733B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 駆動力伝達装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2932733B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4734709B2 (ja) * | 2000-10-13 | 2011-07-27 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP3064473A patent/JP2932733B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04301252A (ja) | 1992-10-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |