JP2856507B2 - テープ捲重体の切断方法及び切断装置 - Google Patents

テープ捲重体の切断方法及び切断装置

Info

Publication number
JP2856507B2
JP2856507B2 JP15047890A JP15047890A JP2856507B2 JP 2856507 B2 JP2856507 B2 JP 2856507B2 JP 15047890 A JP15047890 A JP 15047890A JP 15047890 A JP15047890 A JP 15047890A JP 2856507 B2 JP2856507 B2 JP 2856507B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wound body
cutting
tape wound
cutting blade
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15047890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0446796A (ja
Inventor
祐三 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP15047890A priority Critical patent/JP2856507B2/ja
Publication of JPH0446796A publication Critical patent/JPH0446796A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2856507B2 publication Critical patent/JP2856507B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、紙管に巻き付けられたテープ捲重体を紙
管と一緒に切断するテープ捲重体の切断方法及び切断装
置に関する。
(従来の技術) 従来、紙管に巻き取られた広幅の粘着テープの原反を
切断して製品とするには、第6図に示すように、粘着テ
ープの原反aが巻き取られた紙管bを駆動される軸cに
取付けて、駆動されない回転自在な丸刃dを押し当て
て、この粘着テープの原反aを紙管bまで切断してい
た。
(発明が解決しようとする課題) ところが、特にペトロラタム等の粘稠な粘着剤を含浸
した防食テープ等の粘着テープの原反aを丸刃dで切断
する場合は、この丸刃dとこの丸刃dにより切断された
粘着テープの原反aの接触部分eの面積が大きいため
に、抵抗が大きくなる。
このために、丸刃dを回転させる回転動力が大きいも
のを必要とするといった問題があった。
この発明の課題は、上記従来の問題を解決することに
ある。
すなわち、回転駆動されるカッターホルダーに取付け
られたやや細幅の直線板状の切断刃を使用してテープ捲
重体を切断することによって、切断刃とテープの切断面
との接触面積を小さくすることができる。このことによ
って、抵抗を小さくすることができ、切断に必要な回転
動力が小さいものでよい。更に、接触面積が小さいこと
によって、粘稠な粘着剤を含浸した防食テープ等の粘着
テープ捲重体や粘着剤が塗布されていないテープ捲重体
も容易に切断できるテープ捲重体の切断方法及び切断装
置を提供することである。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記課題を解決するために、切断方法と
して、テープ捲重体を回転させる一方、やや細幅の直線
板状の切断刃がカッターホルダーの回転方向と逆向きに
傾斜した状態で、前記切断刃の基部が取付けられたカッ
ターホルダーの軸を回転させ、この回転によって前記切
断刃をテープ捲重体に接近接触させてテープ捲重体を輪
切りに切断し、この切断時に切断刃の刃先が粘着テープ
を巻き取っている紙管の内周面を通る軌跡を通過して、
テープ捲重体を切断するものとした。
また、切断装置として、紙管に巻き取られたテープ捲
重体を回転させるテープ回転手段と、切断刃の回転手段
とが備えられ、この切断刃回転手段の軸にカッターホル
ダーが設けられ、このカッターホルダーにやや細幅の直
線板状の切断刃が上記カッターホルダーの回転方向と逆
向きに傾斜した状態で、前記切断刃の基部が取付けら
れ、切断刃回転手段の回転によって切断刃がテープ捲重
体に接近接触してテープ捲重体を切断するもので、この
切断時に刃先がテープ捲重体を巻き取っている紙管の内
周面を通る軌跡を通過するようになされたものとした。
(作用) テープ捲重体を切断するときは、やや細幅の直線板状
の切断刃の表裏面だけがテープ捲重体の切断面と接触す
るだけなので、抵抗が小さいものとなる。
このことによって、切断刃が取付けられたカッターホ
ルダーの軸と粘着テープが巻き取られた紙管を支持する
軸とを回転させる回転動力が小さくてすむ。
(実施例) 以下、この発明に係るテープ捲重体の切断方法及び切
断装置を、その実施態様を示す図面に基づいて説明す
る。
第1図はこの発明に係る切断装置のテープ捲重体切断
前の状態を示す側面図、第2図はテープ捲重体の切断を
ほぼ完了した状態を示す側面図、第3図はカッターホル
ダーに対する切断刃の取付け状態を示す分解斜視図、第
4図は切断刃が取付けられた複数個のカッターホルダー
を取付けた切断装置の要部の側面図、第5図はその斜視
図である。
1はテープ回転手段の軸であって、図示しない回転駆
動手段で矢印A方向に回転駆動される。
この軸1に紙管2が挿入して取付けられている。
この紙管2には、粘着テープが矢印A方向に巻き取ら
れてテープ捲重体3となされている。
4は切断刃回転手段の軸であって、図示しない回転駆
動手段で矢印B方向に回転駆動される。
この軸4には円板形状のカッターホルダー5が設けら
れている。
このカッターホルダー5には、やや細幅の直線板状の
切断刃6が、カッターホルダー5の回転方向と逆向きに
傾斜した状態で取付け固定されている。
この切断刃6は、カッターホルダー5の片側面に形成
された取付け用凹溝部51(第3図参照)にその基部61を
嵌め入れた状態で、図示しない二本のビスで取付け固定
されている。
尚、第3図において、符号62,62はビス挿入孔であ
り、符号52,52はビス取付け孔である。
カッターホルダー5は、テープ捲重体3に近接して配
置されている。
テープ回転手段の軸1は、テープ巻取り方向(図にて
矢印A方向)に回転される。
切断刃回転手段の軸4もテープ回転手段の軸1と同方
向(矢印B方向)に回転される。
そして、切断刃6は、切断刃回転手段の回転によって
テープ捲重体3に接近接触してテープ捲重体3を切断す
るもので、この切断時に刃先63が粘着テープ巻き取って
いる紙管2の内周面21を通る軌跡H(第2図参照)を通
過するようになされるとともに、テープ捲重体3の切断
後にテープ捲重体3の外周面31より外方へ離脱するよう
になされている。
上記テープ回転手段の軸1、切断刃回転手段の軸4は
テープ巻取り方向と逆方向に回転させてもよいが、粘着
剤が塗布されていないテープ捲重体3や、切断刃6と切
断刃6の間隔(スリット幅)が狭い場合などは巻取り方
向へ回転させる方がテープの巻端がめくれないので好ま
しい。
次に、上記の構成を有する切断装置Kによるテープ捲
重体3の切断方法について説明する。
テープ捲重体3を巻き取り方向(矢印A方向)へ回転
させる一方、やや細幅の直線板状の切断刃6の基部61が
取付けられたカッターホルダー5の軸4をテープ捲重体
3の回転と同方向へ回転させる。
このとき、軸1の回転速度は軸4の回転速度よりも充
分に大となされる。
なぜならば、テープ捲重体3の切断は切断刃6の回転
移動とテープ捲重体3の回転によって行われるものであ
り、切断刃6が受ける切断抵抗を小さくし、且つ作業能
率を高めるためにもこのことが必要である。
この軸1と軸4の回転によって切断刃6をテープ捲重
体3に接近接触させてテープ捲重体3を輪切りに切断す
る。
この切断時に切断刃6の刃先63が粘着テープを巻き取
っている紙管2の内周面21を通る軌跡Hを通過して、テ
ープ捲重体3を紙管2と一緒に切断する。
このテープ捲重体3の切断後に切断刃6はテープ捲重
体3の外周面31より外方へ離脱する。
上記したように、回転駆動されるカッターホルダー5
に取付けられたやや細幅の直線板状の切断刃6を使用し
てテープ捲重体3を切断することによって、切断刃6と
テープ捲重体3の切断面との接触面積を小さくすること
ができる。
このことによって、抵抗を小さくすることができ、切
断に必要な回転動力が小さいものでよい。
更に、粘稠な粘着剤を含浸した防食テープ等の粘着テ
ープ3も容易に切断できるので特に好適である。
また、本発明によれば粘着剤が塗布されていないテー
プ捲重体にも適用されることは勿論である。
また、この実施例では、切断刃6の基部61をカッター
ホルダー5の片側面に形成された取付け用凹溝部51(第
3図参照)に嵌め入れた状態で、取付け固定しているの
で、切断刃6の取付け固定状態が安定して強固なものと
なり、テープ捲重体を切断するときに、切断刃6が振れ
たりすることがなく、安全な切断ができる利点がある。
加えて、切断刃6をカッターホルダー5の回転方向と
逆向きに傾斜した状態で取付け固定されているので、切
断刃6が受ける粘着テープの抵抗が小さく、テープ捲重
体3の切断を円滑に行うことができる利点がある。
第4図、第5図は、切断刃回転手段の軸4に複数枚の
カッターホルダー5a,5b,5c,5d,5e,5fを、軸方向に所定
間隔隔てて設けたものである。
これらのカッターホルダー5a,5b,5c,5d,5e,5fには、
切断刃6a,6b,6c,6d,6e,6fがそれぞれ取付けられてい
る。
これらの切断刃6a,6b,6c,6d,6e,6fは図にて後部側に
順次位置されるカッターホルダー5a,5b,5c,5d,5e,5f
に、カッターホルダー5a,5b,5c,5d,5e,5fの回転方向と
は逆の方向(カッターホルダー5a,5b,5c,5d,5e,5fの円
周に沿う時計方向)に所定間隔順次ずらしてそれぞれ取
付けられている。
このように、所定間隔順次ずらしてそれぞれ取付ける
ことによって、テープ捲重体3を切断するときに、それ
ぞれの切断刃6…が同時にテープ捲重体3の外周面31に
接近接触してテープ捲重体3を切断することがない。
すなわち、個々の切断刃6a,6b,6c,6d,6e,6fが一定時
間をおいて順番にテープ捲重体3の外周面31に接近接触
してテープ捲重体3を切断することとなるので、切断刃
6a,6b,6c,6d,6e,6fと粘着テープ3の切断面との接触抵
抗が少なくてすむ。
このことによって、テープ回転手段の軸1と切断刃回
転手段の軸4とをそれぞれ回転させる回転動力が小さく
て済む利点がある。
また、小動力で粘着テープ3の複数箇所を切断できる
ので、製造能率を向上することができる利点がある。
尚、上記実施例では粘着剤が塗布されたテープ捲重体
の切断について説明したが、この発明は、これに限らず
粘着剤が塗布されていないテープ捲重体の切断にも適用
できるものである。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、回転駆動さ
れるカッターホルダーに取付けられたやや細幅の直線板
状の切断刃を使用してテープ捲重体を切断することによ
って、切断刃とテープの切断面との接触面積を小さくす
ることができる。
このことによって、抵抗を小さくすることができ、切
断に必要な回転動力が小さいものでよい。
更に、接触面積が小さいので、粘稠な粘着剤を含浸し
た防食テープ等の粘着テープも容易に切断できる。
また、切断刃をカッターホルダーの回転方向と逆向き
に傾斜した状態で取付け固定されているので、切断刃が
受ける粘着テープの抵抗が小さく、テープ捲重体の切断
を円滑に行うことができる利点がある。
加えて、切断刃回転手段の軸に複数のカッターホルダ
ーを軸方向に所定間隔を隔てて設け、これらのカッター
ホルダーの各々に切断刃を取付けることによって、小動
力でテープ捲重体の複数箇所を切断することができる。
このことによって、製造能率を向上させることができ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る切断装置の一実施例のテープ捲
重体切断前の状態を示す側面図、第2図は粘着テープの
切断をほぼ完了した状態を示す側面図、第3図はカッタ
ーホルダーに対する切断刃の取付け状態を示す分解斜視
図、第4図は切断刃が取付けられた複数個のカッターホ
ルダーを取付けた切断装置の要部の側面図、第5図はそ
の斜視図、第6図は従来例の説明図である。 K……切断装置 1……テープ回転手段の軸 2……紙管 21……内周面 3……テープ捲重体 31……外周面 4……切断刃回転手段の軸 5、5a,5b,5c,5d,5e,5f……カッターホルダー 6、6a,6b,6c,6d,6e,6f……切断刃

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ捲重体を回転させる一方、やや細幅
    の直線板状の切断刃がカッターホルダーの回転方向と逆
    向きに傾斜した状態で、前記切断刃の基部が取付けられ
    たカッターホルダーの軸を回転させ、この回転によって
    前記切断刃をテープ捲重体に接近接触させてテープ捲重
    体を輪切りに切断し、この切断時に切断刃の刃先が粘着
    テープを巻き取っている紙管の内周面を通る軌跡を通過
    して、テープ捲重体を切断することを特徴とするテープ
    捲重体の切断方法。
  2. 【請求項2】紙管に巻き取られたテープ捲重体を回転さ
    せるテープ回転手段と、切断刃の回転手段とが備えら
    れ、この切断刃回転手段の軸にカッターホルダーが設け
    られ、このカッターホルダーにやや細幅の直線板状の切
    断刃がカッターホルダーの回転方向と逆向きに傾斜した
    状態で、前記切断刃の基部が取付けられ、切断刃回転手
    段の回転によって切断刃がテープ捲重体に接近接触して
    テープ捲重体を切断するもので、この切断時に刃先がテ
    ープ捲重体を巻き取っている紙管の内周面を通る軌跡を
    通過するようになされていることを特徴とするテープ捲
    重体の切断装置。
JP15047890A 1990-06-08 1990-06-08 テープ捲重体の切断方法及び切断装置 Expired - Lifetime JP2856507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15047890A JP2856507B2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 テープ捲重体の切断方法及び切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15047890A JP2856507B2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 テープ捲重体の切断方法及び切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0446796A JPH0446796A (ja) 1992-02-17
JP2856507B2 true JP2856507B2 (ja) 1999-02-10

Family

ID=15497771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15047890A Expired - Lifetime JP2856507B2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 テープ捲重体の切断方法及び切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2856507B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5457014B2 (ja) * 2008-11-19 2014-04-02 三星ダイヤモンド工業株式会社 樹脂フィルムの切断方法及び切断装置並びにそれらに用いるカッター

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0446796A (ja) 1992-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5440961A (en) Film cutting apparatus and method
US4868984A (en) Hair cutter
JP2856507B2 (ja) テープ捲重体の切断方法及び切断装置
JP3524946B2 (ja) ひげそり装置
JPH0446595B2 (ja)
JP2871770B2 (ja) 切断用スリッター
JP3170246B2 (ja) 刈刃体
JP2003335437A (ja) 巻回素子の巻取装置
JPH06206102A (ja) パイプ外周面の切削装置
JP2758958B2 (ja) 電子部品保持テープの切断装置
JPS61230826A (ja) ロ−ル紙カツタ−固定刃のツノ付き刃金板の製造方法
JPH0131439Y2 (ja)
JPS6114811A (ja) 帯板の側端部切削方法
JPH0422388B2 (ja)
JPH08324871A (ja) 粘着剤塗布テープ切断機構
JPH0642476Y2 (ja) 根毛切除機
JPS6119920Y2 (ja)
JPH09239724A (ja) 切断装置
JPH025869Y2 (ja)
US4349178A (en) Wire blades
JPH0223314B2 (ja)
JPH0521341Y2 (ja)
JPS6210080Y2 (ja)
JPH09174485A (ja) シート切断装置
JP3050221U (ja) ネギ根切り取り装置