JPH0790299A - 洗濯用ペースト状カリ石鹸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 溶解性や洗浄力に優れているので、合成粉石
鹸と同様に洗濯機での洗浄に適しており、且つ使用者に
対する安全面にも優れた洗濯用ペースト状カリ石鹸を提
供することを目的としている。 【構成】 オレイン酸カリウムを主体とする５０〜６０
％重量純石鹸の高濃度カリ石鹸組成物に、溶剤としてジ
プロピレングリコール等の極性の強い液体を１０〜２０
％重量配合し、液性をアルカリ性に保持することにより
ペースト状のゲル状態にしたことを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、合成粉石鹸と比べても
劣ることなく溶解性や洗浄力に優れ、且つ使用者に対す
る安全面でも優れた洗濯用ペースト状カリ石鹸に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、天然粉石鹸、合成粉石鹸の需要
は、それらが持っている洗浄能力以上にその使用形態に
より大きく左右されてきた。つまり、合成粉石鹸の需要
が加速的に天然粉石鹸を上回るようになったのは、時代
の変化により洗浄形態が手洗いから洗濯機へと移行した
のが大きな原因である。

【０００３】

【表１】

【０００４】即ち、天然粉石鹸に比べて合成粉石鹸の製
造が急激に増加したのは、表１に示すように、価格差以
上に手洗いから洗濯機に移行したことに伴って、天然粉
石鹸の欠点である溶解性の悪さ、石鹸カスの発生、原料
臭の強さが強調されるようになったためである。天然粉
石鹸と合成粉石鹸の両者は、通常使用濃度では溶解性や
洗浄力に大差はないのであるが、天然粉石鹸は低濃度に
おいて加水分解を行うので洗濯機を用いて大量の水で洗
浄する方式には適していなかったのである。従って、合
成粉石鹸が急速に普及したのである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、天然粉石鹸と
合成粉石鹸の安全性を比較した場合、表１に示すよう
に、合成粉石鹸は、生分解性が悪く、皮膚への浸透性が
高いので、使用者に対する安全性に欠けるといった大き
な問題点がある。

【０００６】そこで、本発明は、溶解性や洗浄力に優
れ、合成粉石鹸と同様に洗濯機での洗浄に適しており、
且つ使用者に対する安全面にも優れた洗濯用ペースト状
カリ石鹸を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、オレイン酸カリウムを主体とする５０〜６０％重量
純石鹸の高濃度カリ石鹸組成物に、溶剤としてジプロピ
レングリコール等の極性の強い液体を１０〜２０％重量
配合し、液性をアルカリ性に保持することによりペース
ト状のゲル状態にしたことを特徴とするものである。

【０００８】

【作用】以上の如く本発明の洗濯用ペースト状カリ石鹸
によれば、処方中にジプロピレングリコール等の極性の
強い液体を使用することにより、カリ石鹸のペースト状
態を安定させ、溶剤の力で汚れを溶解、分散する効果を
有するのである。

【０００９】更に、オレイン酸のカリ石鹸がゼリー状に
なるのは、オレイン酸カリウムの水に対する溶解度が他
の脂肪酸（ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸）カリウム塩に比べて極端に低いため、高
濃度のオレイン酸カリウム塩の石鹸結晶がからんだペー
スト状態となるためである。また、洗濯用ペースト状カ
リ石鹸は、オレイン酸カリウムを主体とする５０〜６０
％重量純石鹸の高濃度カリ石鹸組成物を用いるのが好ま
しい。脂肪酸のカリウム塩は、ナトリウム塩のように塩
析されないので硬水による影響も受けにくく、溶解性も
高いので洗浄時に投入された石鹸が１００％効果的に働
く。

【００１０】また、洗濯用ペースト状カリ石鹸はペース
ト状態としているので、合成洗剤に劣らず、溶解性に優
れたものとなり、全自動を含めた洗濯機での使用が可能
となるのである。

【００１１】

【実施例】本発明の詳細を第１実施例から第６実施例の
洗濯用ペースト状カリ石鹸の配合例をもとに説明する。

【００１２】

【表２】

【００１３】第１実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸
は、表２に示すように、精製米ヌカ脂肪酸に、溶剤とし
てジプロピレングリコール、溶剤及び香料としてオレン
ジ浮油、中和剤として４９％苛性カリ、アルカリ補強剤
として４９％苛性カリを添加して、それぞれの配合比
（重量比）を、４７．７％、１８．３％、９．２％、１
７．５％、７．３％になるように設定したものである。
そして、カリ石鹸としての純石鹸分は約５６．３％であ
り、１％希釈時ＰＨは約８．５（アルカリ性）である。

【００１４】第１実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸の
実験結果を示すと、泡立ちや洗浄力はやや劣り、冷却し
ても固化しないので冷却テストには優れており、溶解性
に大変優れており、経時変化に大変優れており、臭いも
全く無いのである。ここで、泡立ちや洗浄力がやや劣る
のは、溶剤及び香料として配合したオレンジ浮油が洗浄
時水溶液中で希釈され、石鹸に対して油として働いて石
鹸の発泡性や乳化力の一部を壊すためと考えられる。

【００１５】

【表３】

【００１６】第２実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸
は、表３に示すように、大豆脂肪酸及びヤシ脂肪酸に、
溶剤としてジプロピレングリコール、溶剤及び香料とし
てオレンジ浮油、中和剤として４９％苛性カリ、アルカ
リ補強剤として４９％苛性カリ及び炭酸ナトリウムを添
加して、それぞれの配合比（重量比）を、３６．９％、
６．５％、１７．０％、１．１％、１６．９％、６．３
％、１５．３％になるように設定したものである。そし
て、カリ石鹸としての純石鹸分は約５１．７％であり、
０．１％希釈時ＰＨは約１１．０（アルカリ性）であ
る。

【００１７】第２実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸の
実験結果を示すと、泡立ちや洗浄力は大変に優れてお
り、ヤシ脂肪酸の添加量が多いため冷却時にやや固化し
易い傾向にあって冷却テストではやや劣り、炭酸ナトリ
ウム添加の影響によりゲル化が生じるので溶解性にやや
劣り、経時変化では劣り、臭いでも劣るのである。

【００１８】

【表４】

【００１９】第３実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸
は、表４に示すように、大豆脂肪酸及びヤシ脂肪酸に、
溶剤としてジプロピレングリコール、溶剤及び香料とし
てオレンジ浮油、中和剤として４９％苛性カリ、アルカ
リ補強剤として４９％苛性カリを添加して、それぞれの
配合比（重量比）を、３９．９％、７．０％、１５．２
％、１．３％、１８．２％、１８．４％になるように設
定したものである。そして、カリ石鹸としての純石鹸分
は約５５．８％であり、０．１％希釈時ＰＨは約９．０
（アルカリ性）である。第２実施例の洗濯用ペースト状
カリ石鹸と比較した場合、炭酸ナトリウムを特に加えず
に、アルカリ補強剤としての４９％苛性カリ等の量を増
加させたものである。

【００２０】第３実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸の
実験結果を示すと、泡立ちや洗浄力は大変に優れている
が、ヤシ脂肪酸の添加量が多いので冷却時にやや固化し
易い傾向にあり、冷却テストではやや劣り、溶解性に優
れ、経時変化に大変に優れ、臭いでは劣るのである。

【００２１】

【表５】

【００２２】第４実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸
は、表５に示すように、脱臭精製牛脂及びヤシ脂肪酸
に、溶剤としてジプロピレングリコール、エタノール、
中和剤として４９％苛性カリ、アルカリ補強剤として４
９％苛性カリを添加して、それぞれの配合比（重量比）
を、２９．０％、１９．０％、１１．０％、８．５％、
２０．６％、１１．９％になるように設定したものであ
る。そして、カリ石鹸としての純石鹸分は約５８．１％
であり、０．１％希釈時ＰＨは約８．５（アルカリ性）
である。

【００２３】第４実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸の
実験結果を示すと、泡立ちは優れ、洗浄力は大変優れて
いるが、冷却テストではやや劣り、更に溶解性及び経時
変化に大変優れ、臭いは無いのである。

【００２４】

【表６】

【００２５】第５実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸
は、表６に示すように、脱臭精製牛脂及び大豆脂肪酸
に、溶剤としてジプロピレングリコール、エタノール、
中和剤として４９％苛性カリ、アルカリ補強剤として４
９％苛性カリを添加して、それぞれの配合比（重量比）
を、２９．０％、１９．０％、１１．０％、８．５％、
１８．２％、１４．３％になるように設定したものであ
る。そして、カリ石鹸としての純石鹸分は約５６．９％
であり、０．１％希釈時ＰＨは約８．５（アルカリ性）
である。第４実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸と比較
した場合、ヤシ脂肪酸の代わりに大豆脂肪酸を使用し、
中和剤とアルカリ補強剤との配合を多少変えたものであ
る。

【００２６】第５実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸の
実験結果を示すと、泡立ち及び洗浄力に大変優れ、冷却
テストでは劣り、溶解性に大変優れ、経時変化には大変
に劣り、臭いは少し有するのである。第４実施例の洗濯
用ペースト状カリ石鹸と比較した場合、泡立ちで大変優
れているものの、冷却テスト、経時変化、臭いでは劣
る。

【００２７】

【表７】

【００２８】第６実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸
は、表７に示すように、精製米ヌカ脂肪酸及びヤシ脂肪
酸に、溶剤としてジプロピレングリコール、中和剤とし
て４９％苛性カリ、アルカリ補強剤として４９％苛性カ
リ、更に香料を添加して、それぞれの配合比（重量比）
を、３９．９％、７．０％、１６．４％、１８．６％、
１８．０％、０．１％になるように設定したものであ
る。そして、カリ石鹸としての純石鹸分は約５６．０％
であり、０．１％希釈時ＰＨは約９．５（アルカリ性）
である。第３実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸と比較
した場合、大豆脂肪酸の代わりに精製米ヌカ脂肪酸を用
いるとともに、オレンジ浮油を加えずにジプロピレング
リコールの量を増加させている。

【００２９】第６実施例の洗濯用ペースト状カリ石鹸の
実験結果を示すと、泡立ち及び洗浄力は大変優れ、冷却
テストでも優れ、溶解性及び経時変化に大変優れ、臭い
は無いのである。第３実施例の洗濯用ペースト状カリ石
鹸と比較した場合、冷却テスト、溶解性、臭いの面で優
れたものとなるのである。

【００３０】以上の第１実施例から第６実施例の洗濯用
ペースト状カリ石鹸の実験結果をまとめて述べる。ま
ず、第１実施例から第６実施例の洗濯用ペースト状カリ
石鹸の処方中にジプロピレングリコールを使用すること
により、カリ石鹸のペースト状態を安定させ、溶剤の力
で汚れを溶解、分散する効果を有するのである。

【００３１】また、第４実施例及び第５実施例の洗濯用
ペースト状カリ石鹸のようにカリ石鹸の成分として脱臭
精製牛脂を使用した場合、エステル剤としてエタノール
を約８％添加することにより、アルカリ補強剤としての
４９％苛性カリの添加量がその分減少し、使用濃度
（０．１％）でのＰＨが中性近くになり、洗浄力の低下
や、石鹸の加水分解を起こしやすくなる。また、同様に
他の油と組み合わせた場合も、ゲル化及び固化しやすい
溶解性や経時変化にも影響がでるのである。

【００３２】第２実施例及び第３実施例及び第５実施例
の洗濯用ペースト状カリ石鹸のように大豆脂肪酸を使用
した場合、カリ石鹸は泡立ち、洗浄力、溶解性に優れて
いるが、臭いが強くて他の実施例の使用油より劣る。

【００３３】また、ヤシ脂肪酸を大量に配合するとカリ
石鹸がゲル化するが、逆に少量であると、精製米ヌカ脂
肪酸や大豆脂肪酸等によるオレイン酸のカリ石鹸による
ゼリー状のペーストの粘度を下げる効果がある。

【００３４】オレイン酸のカリ石鹸がゼリー状になるの
は、オレイン酸カリウムの水に対する溶解度が他の脂肪
酸（ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸）カリウム塩に比べて極端に低いため、高濃度の
オレイン酸カリウム塩の石鹸結晶がからんだミセル状の
ゼリー状態となるためである。従って、ゼリー状態のオ
レイン酸カリウム塩中にヤシ脂肪酸等の水に対して溶解
性の高いラウリン酸カリウムのような成分が少量添加さ
れるとオレイン酸カリウム塩の水に対する溶解性が高く
なり粘度が低下する。また、脂肪酸のカリウム塩の中で
もオレイン酸を用いるのが好ましいのは、表面張力低下
能力が著しく高く、合成洗剤が現在のように普及してい
なかった昔よりナトリウム、カリウムを問わずにオレイ
ン酸が繊維工業に広く使用されていた実績があるためで
ある。更に、ペースト状の脂肪酸カリウム塩を製造する
際、不飽和脂肪酸を含有するオレイン酸は、他の脂肪酸
塩に比較して水に対する溶解度がかなり低いことを特徴
とし、３０％以下の濃度からオレイン酸カリウム塩はゲ
ル化するという性質を利用し、高濃度の脂肪酸のカリウ
ム塩に洗浄時、濃度低下による加水分解を防止する目的
で過剰に配合した遊離アルカリ（洗浄力補強剤）に脂肪
酸塩のゲル化剤の働きも作用させ、ジプロピレングリコ
ール等のような極性の強い溶剤で安定化させたものであ
る。そして、主成分のオレイン酸を多く含む脂肪として
は、大豆油、綿実油、ゴマ油等の植物油脂がある。

【００３５】また、溶剤は、アルコール、グリセリン、
ソルビトール等の高価アルコールを用いることができる
が、グリコール類が適しており、その中でもジプロピレ
ングリコールが一番極性が強く、カリ石鹸を溶解する力
に優れている。また、プロピレングリコール、1,3-ブチ
レングリコール等を用いることも可能であるが、ジプロ
ピレングリコールに比べて極性が劣るので、洗濯用ペー
スト状カリ石鹸の粘度が高くなりやすく経時変化につい
ても問題があった。

【００３６】洗濯用ペースト状カリ石鹸は、オレイン酸
カリウムを主体とする５０〜６０％重量純石鹸の高濃度
カリ石鹸組成物を用いるのが好ましい。脂肪酸のカリウ
ム塩は、ナトリウム塩のように塩析されないので硬水に
よる影響も受けにくく、溶解性も高いので洗浄時に投入
された石鹸が１００％効果的に働く。

【００３７】また、洗濯用ペースト状カリ石鹸はペース
ト状態としているので、合成洗剤に劣らず、溶解性に優
れたものとなり、全自動を含めた洗濯機での使用が可能
となるのである。ここで、例えば脂肪酸のカリウム塩を
炭酸ナトリウムに吸着して乾燥させた粉末洗剤とした場
合には、石鹸分が６０％程度では粉砕時に摩擦熱とカリ
石鹸配合による影響で石鹸が溶解するので粉砕は困難と
なる。尚、脂肪酸ナトリウム塩の粉石鹸と同等の洗浄力
を有する必要上から石鹸分は約６０％とした。また、カ
リウム塩の洗浄剤を液体石鹸とした場合、石鹸分が６０
％程度で液状を保つために配合成分中に可溶化剤が大量
に必要となり、またカリ石鹸単体だけでの処方組ははか
なり不安定になるのである。

【００３８】従って、洗濯用ペースト状カリ石鹸は、溶
解性や洗浄力に優れているので合成粉石鹸と同様に洗濯
機での洗浄に適するとともに、使用者に対する安全面に
も優れたものとなるのである。

【００３９】

【発明の効果】本発明に係る洗濯用ペースト状カリ石鹸
によれば次に記載する効果を奏する。

【００４０】

【表８】

【００４１】本発明の洗濯用ペースト状カリ石鹸と合成
粉石鹸を比較した場合、表８に示すように、価格面で
は、合成粉石鹸が大量生産が可能なのでコストを安くで
きるのに対し、本発明の洗濯用ペースト状カリ石鹸はコ
ストがやや高くなるものの、乾燥、粉砕工程がないの
で、天然粉石鹸と比較すると安価なものとなる。

【００４２】洗浄力は、合成粉石鹸と同様に洗濯用ペー
スト状カリ石鹸も優れたものとなる。

【００４３】安全性では、合成粉石鹸が危険であるのに
対し、洗濯用ペースト状カリ石鹸は生分解性に優れ、皮
膚への浸透性も低いので、大変に安全なものとなる。

【００４４】溶解性では、合成粉石鹸と同様に洗濯用ペ
ースト状カリ石鹸も水に容易に溶解するので、自動洗濯
機での使用が可能となる。

【００４５】石鹸カスは、合成粉石鹸が生成しにくいの
と同様に、洗濯用ペースト状カリ石鹸は植物油のカリ石
鹸なので、石鹸カスが生成しにくいい。

【００４６】原料臭は、合成粉石鹸が完全合成品である
ため臭いが無いのに対し、洗濯用ペースト状カリ石鹸は
やや劣るものの、動物油を一切使用していないので、原
料臭は薄い。

【００４７】液性は、合成粉石鹸が中性も可能であるの
に対し、通常洗濯用ペースト状カリ石鹸は洗浄効果をア
ップさせるために、弱アルカリ性としているが、毛糸、
シルク等の動物性繊維洗浄用に中性のペースト状カリ石
鹸の処方も可能である。

【００４８】従って、洗濯用ペースト状カリ石鹸は、上
述のように溶解性や洗浄力に優れているので合成粉石鹸
と同様に洗濯機での洗浄に適するとともに、使用者に対
する安全面にも優れたものとなるのである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 オレイン酸カリウムを主体とする５０〜
   ６０％重量純石鹸の高濃度カリ石鹸組成物に、溶剤とし
   てジプロピレングリコール等の極性の強い液体を１０〜
   ２０％重量配合し、液性をアルカリ性に保持することに
   よりペースト状のゲル状態にしたことを特徴とする洗濯
   用ペースト状カリ石鹸。