JPH078972B2 - 熱硬化性溶剤型塗料組成物 - Google Patents

熱硬化性溶剤型塗料組成物

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JPH078972B2
JPH078972B2 JP62297768A JP29776887A JPH078972B2 JP H078972 B2 JPH078972 B2 JP H078972B2 JP 62297768 A JP62297768 A JP 62297768A JP 29776887 A JP29776887 A JP 29776887A JP H078972 B2 JPH078972 B2 JP H078972B2
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acid
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベースコート上にウエット・オン・ウエット
方式により塗装される、上塗用クリヤー塗料組成物に関
する。
更に詳しくは、自動車ボディーの塗装において、着色顔
料、メタリック顔料を含むベースコートを塗装し、その
上にウエット・オン・ウエット方式によりクリヤートッ
プコートを塗装し、同時に焼付せしめる塗装システムに
おける、クリヤー塗料組成物に適した、耐酸性、耐溶剤
性、耐水性、塗膜外観に優れた熱硬化性溶剤型塗料組成
物に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
自動車用塗料に対する強い要望として高外観品質、高耐
久性などがあげられる。
近年、これらの要求を満足すべく、顔料を含むベースコ
ート上にクリヤーコートを塗装する、2コート方式が多
用されている。従来クリヤーコート用の塗料としては、
アクリルメラミン系の熱硬化性溶剤型塗料が多く使用さ
れている。しかしながらアクリルメラミン系塗料は、光
沢を主とした外観品質に対する要求に対し、充分なレベ
ルには達していない。また、酸性雨に対する抵抗性が不
足し、雨ジミを発生し、耐久性についても不足してい
る。
また、一部で用いられているウレタン系のクリヤーコー
トは、外観品質は高いものの、硬化剤を使用直前に混合
しなければならない2液型であることによる取り扱いの
不便さ、また酸性雨に対する抵抗性も不足する欠点を有
している。
また、酸基とエポキシ基の硬化反応を採用したアクリル
系の粉体塗料も試みられているが、外観品質が劣るこ
と、160℃以上が一般的であるように焼付温度が高いこ
となどの欠点がある。
また、特開昭56−24074にあるようにアクリル系の粉体
塗料は、ジカルボン酸を硬化剤成分として用いるが、こ
れらは溶剤溶解性が劣り、溶剤型塗料としては、塗料中
に沈澱物が発生する等の安定性に問題があり適用するこ
とはできない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、ベースコート上にウエット・オン・ウエ
ット方式により塗装される上塗装クリヤー塗料組成物に
関し、従来技術では、外観品質、耐久性の点において充
分なレベルに達していないことに鑑み鋭意研究した結
果、酸基を有するアクリル系共重合体とエポキシ基を有
するアクリル系共重合体を用いた熱硬化性溶剤型塗料組
成物が外観品質に優れ、また耐酸性が優秀で酸性雨によ
る雨ジミの発生が低減し、洗車ブラシによるスリ傷が生
じにくい等の耐久性が優れ、また耐溶剤性、耐水性、耐
候性、諸物性においても優れていることを見出し、本発
明に到った。
すなわち、本発明は、次の(a)成分と(b)成分とか
らなり、(a)の酸基と(b)のエポキシ基の当量比が
1/0.5〜0.5/1であることを特徴とする熱硬化性溶剤型塗
料組成物である。
(a)成分:酸基を有するα,β−モノエチレン性単量
体とその他の共重合可能なα,β−モノエチレン性単量
体とからなり、酸価が30〜150mg−KOH/g、及び数平均分
子量が3500以上であるアクリル系共重合体。
(b)成分:エポキシ基を有するα,β−モノエチレン
性単量体とその他の共重合可能なα,β−モノエチレン
性単量体とからなり、エポキシ当量が200〜1000g/eq、
及び数平均分子量が5000以下であるアクリル系共重合
体。
本発明においてアクリル系共重合体(a)に用いる酸基
を有するα,β−モノエチレン性単量体としては、好ま
しいものとしてアクリル酸、メタクリル酸が例示でき、
更には、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸及び
それらのモノエステル化物が挙げられ、これらの1種以
上を用いることができる。
共重合可能なα,β−モノエチレン性単量体としては、
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メ
タ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、
tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ート、トリデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、フェニル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリレート等のアクリル酸およ
びメタアクリル酸のエステル類を用いることができる。
なお、例えばメチル(メタ)アクリレートはメチルメタ
クリレートおよびメチルアクリレートを示す。その他の
共重合可能なα,β−モノエチレン性単量体としては、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アク
リロニトリル、メタクリルニトリル、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、アクリルアミド、メタクリルアミド、
メチロールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミ
ド、塩化ビニル、プロピレン、エチレン、C4〜C20のα
−オレフィン等が挙げられる。
なお、本発明においては、α,β−モノエチレン性単量
体を含む共重合体をアクリル系共重合体と表現する。
酸基を有するα,β−モノエチレン性単量体は、アクリ
ル系共重合体(a)の酸価が30〜150になるように使用
量を限定する。酸価が30より少ないと、硬化性が不足し
耐溶剤性が劣り、また酸価が150を越えると、溶剤に対
する溶解性が劣り、塗料に沈澱物が生じるなどの塗料の
安定性が悪く、溶剤型塗料としては実用的でない。好ま
しい酸価の範囲は50〜120、更に好ましくは70〜100であ
る。なお、酸価は樹脂1gを中和するのに要するKOHのmg
数で表わされ、単位はKOHmg/gである。
数平均分子量は、GPCを用いポリスチレンを標準として
測定し得られたものである。数平均分子量は3500以上で
あることが必要であり、3500より小さいと耐溶剤性が劣
り、また洗車時等のブラシによるスリ傷がつきやすく、
また耐水性が劣り、塗膜品質を良好に保つ上での耐久性
が劣る。またベースコートとのウエット・オン・ウエッ
ト塗装においてベースコートとクリヤコートの混じりが
生じツヤビケとなり塗膜外観が劣る。好ましい数平均分
子量は、5000を超えて20000まで、更に好ましくは5500
を超え20000までの範囲である。
アクリル系共重合体(a)のガラス転移温度は、50℃以
下が好ましく、更には−20℃〜40℃であることが好まし
い。
酸基を有する共重合体としては、アクリル系共重合体で
あることが必要で、他の重合体、例えば酸基を有するポ
リエステル樹脂をアクリル系共重合体(a)の替わりに
用いた場合は、耐酸性が劣り、酸性雨による雨ジミが発
生し実用的でない。
アクリル系共重合体(a)は常法により合成することが
でき、溶液重合法、懸濁重合法、塊状重合法、乳化重合
法等の公知の何れの重合法にても製造することができ
る。その際、重合開始剤としてはアゾビスイソブチロニ
トリル、4,4'−アゾビス(4−シアノペンタ酸)、ベン
ゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、クメンハイドロパーオキサイド、
カリウムパーサルフェート、過酸化水素、2,2'−アゾビ
ス〔2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピ
オアミド〕等を用いることができ、また必要に応じて連
鎖移動剤としてドデシルメルカプタン、メルカプトエタ
ノール、α−メチルスチレンダイマー等を用いることが
できる。
本発明においてアクリル系共重合体(b)に用いるエポ
キシ基を有するα,β−モノエチレン性単量体として
は、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレー
ト、メチルグリシジルメタクリレート、メチルグリシジ
ルアクリレート、アリルグリシジルエーテルが例示でき
る。これらを1種以上用いることができる。
共重合可能なα,β−モノエチレン性単量体としてはア
クリル系共重合体(a)の個所で記載した、共重合可能
なα,β−モノエチレン性単量体として例示したもの全
て用いることができる。またアクリル系共重合体(b)
は、アクリル系共重合体(a)と同様に常法により合成
することができ、アクリル系共重合体(a)で記載した
重合法並びに重合開始剤、必要に応じ連鎖移動剤を用い
製造することができる。
エポキシ基を有するα,β−モノエチレン性単量体は、
アクリル系共重合体(b)のエポキシ当量が200〜1000
になるように使用量を限定する。エポキシ当量が1000を
越えると硬化性が不足し耐溶剤性が劣る。また、エポキ
シ当量が200より小さいと、塗膜の表面が平滑となら
ず、好ましい塗膜品質を得ることができない。なお、エ
ポキシ当量はエポキシ基の1g当量当たりの樹脂の重量g
数で表わされる。単位はg/eqである。
アクリル系共重合体(b)の数平均分子量は5000以下で
あることが必要である。5000を越えると焼付時にアクリ
ル系共重合体(a)と硬化反応を行う際に反応が充分に
進行せず耐溶剤性が劣る。これは、本発明がアクリル系
共重合体(a)とアクリル系共重合体(b)から構成さ
れた高分子間架橋反応を用いている為と考えられ、すな
わちアクリル系共重合体(b)の数平均分子量が5000を
越えた場合は架橋反応初期において未硬化塗料の粘度上
昇が著しく、その後の架橋反応において酸基とエポキシ
基の衝突反応頻度を減じる為と推定される。好ましくは
アクリル系共重合体(b)の数平均分子量はアクリル系
共重合体(a)のそれを下まわることが望ましい。アク
リル系共重合体(b)は、アクリル系共重合体(a)に
対する硬化剤として使用する。
アクリル系共重合体(b)のガラス転移温度は50℃以下
であることが好ましく、更には−20℃〜40℃であること
が好ましい。
アクリル系共重合体(a)の酸基とアクリル系共重合体
(b)のエポキシ基との当量比が1/0.5〜0.5/1になるよ
うに、塗料を調整することが必要である。これ以外の範
囲では、塗膜の耐溶剤性、耐水性が劣る。
本発明の熱硬化性溶剤型塗料に用いることのできる溶剤
を例示すると、ヘキサン、ヘプタンの如き脂肪族炭化水
素、トルエンまたはキシレソの如き芳香族炭化水素、主
として脂肪族炭化水素よりなるが、若干の芳香族炭化水
素を含有する種々の沸点範囲の石油留分、酢酸ブチル、
エチレングリコールジアセテート、2−エトキシエチル
アセテートの如きエステル、アセトンおよびメチルイソ
ブチルケトンの如きケトン類、およびブチルアルコール
の如きアルコールも使用できる。好ましくは脂肪族炭化
水素並びに芳香族炭化水素が50重量%以上であることが
好ましい。
本発明の塗料組成物の調合は、アクリル系共重合体
(a)中の酸基とアクリル系共重合体(b)のエポキシ
基が1:0.5〜0.5:1の当量比となるように常法により配合
すればよい。更に、必要に応じて上記アクリル系共重合
体(a)とアクリル系共重合体(b)成分以外に、慣用
の他の成分、例えば有機モンモリロナイト、ミクロゲ
ル、ポリアミド、ポリエチレンワックスのような粘度改
質剤や、シリコーン、アクリル系の有機高分子の表面調
整剤、紫外線吸収剤、メラミン樹脂、ブロックイソシア
ネート樹脂等を配合してもよい。更にまたクリヤーコー
トに少量の顔料を配合し、完全な隠蔽性の発現しない程
度に着色してもよい。得られたクリヤーコート組成物
は、適当な溶剤を希釈シンナーとして用い、所定粘度に
調整される。その際芳香族及び脂肪族炭化水素系溶剤を
50%以上使用することが好ましい。
ベースコートの塗料組成物は、自動車塗装において使用
可能なもの全てを用いることができる。ベースコート塗
料組成物は樹脂と着色剤である顔料を含み、有用な樹脂
組成物としては、アクリルメラミン系、ポリエステル
(アルキッド)−メラミン系、水溶性アクリル−メラミ
ン系及びアクリルポリオールおよびポリエステルポリオ
ール−多価イソシアネート系、アクリルエマルション、
アクリルラッカー等が挙げられる。また、ベースコート
用樹脂組成物として本発明のクリヤーコート用樹脂を用
いてもよい。
ベースコート塗料組成物に使用される金属顔料および着
色顔料としては、例えばアルミニウムフレーク、銅ブロ
ンズフレーク、及びマイカが挙げられる。着色顔料とし
ては例えば無機顔料、特に二酸化チタン、酸化鉄、酸化
クロム、クロム酸鉛及びカーボンブラック、並びに有機
顔料としては、フタロシアニンブルー及びフタロシアニ
ングリーンが挙げられる。
またベースコート塗料組成物は更に界面活性剤、フロー
コントロール剤、チクソトロピー剤、ミクロゲル、紫外
線吸収剤、触媒等の通常の添加剤を用いることができ
る。更にセルロース系の樹脂を配合することもできる。
本発明の塗料組成物をクリヤーコートとして使用する方
法としては、代表的に次のような方法が例示できる。
ベースコートを基材に塗布した後、フラッシュ時間をお
き、クリヤーコートを塗布する。フラッシュ時間は室温
で1〜10分間放置するか、適当な80℃程度の加熱工程を
加えてもよい。被塗装物にベースコート並びにクリヤー
コートが塗布された後、5分から20分間程度のセッティ
ング時間をとった後、被塗装物は約100〜180℃、好まし
くは130〜160℃で約10〜60分間焼付られる。一般的なク
リヤーフィルムの膜厚は20〜60μである。
クリヤーコート組成物を塗布する方法は通常の方法、例
えば、ハケ塗り塗装、スプレー塗装、浸漬塗装等を用い
てもよいが、スプレー塗装が優れた塗膜外観を付与する
ために好ましい。スプレー塗装法としては、例えばエア
ー霧化方式、ベル霧化方式等が挙げられる。
〔実施例〕 次の参考例、実施例及び比較例は、本発明を説明するも
のであり、説明中、「部」と「%」は重量基準によるも
のである。
参考例1 (酸基を有するアクリル系共重合体(a)の調製) 撹拌機、温度計、還流コンデンサー及び窒素導入管を備
えた4つ口フラスコに窒素をパージした後、フラスコに
ソルベッソ100(エッソ社製、芳香族炭化水素、沸点150
〜177℃)85部、n−ブタノール15部を仕込み100℃に加
熱昇温した。ここに表−1に示す原料を5時間に渡り滴
下して、さらにその後は100℃で6時間保持して、固形
分約50%の酸基を有するアクリル系共重合体(a−1)
〜(a−7)を得た。
参考例2 (エポキシ基を有するアクリル系共重合体(b)の調
製) 参考例1で用いたと同様の反応装置に窒素をパージした
後、フラスコにソルベッソ#100(エッソ社製、芳香族
炭化水素、沸点150〜177℃)150部を仕込み、140℃に加
熱昇温した。ここに表−2に示す原料を5時間に渡り滴
下して、さらにその後は100℃で6時間保持して後、ソ
ルベッソ#10050部を減圧下(0〜30mmHg)で加温して
留去し、固形分約50%のエポキシ基を有するアクリル系
共重合体(b−1)〜(b−7)を得た。
参考例3 (3−1.ベースコート塗料の調製) (3−1−1.メタリックベースコート塗料の調製) 撹拌機、温度計、コンデンサーを備えた4ツ口フラスコ
にキシレン100部を仕込み、100℃に加熱昇温した。ここ
にスチレン10部、メチルメタクリレート10部、ブチルア
クリレート30部、イソブチルアクリレート35部、2−ヒ
ドロキシメタクリレート12部、メタクリル酸3部、アゾ
ビスブチロニトリル2部よりなる原料を混合し、4時間
に渡り滴下して、更にその後も同温度で6時間保持し
て、固形分約50%のアクリル樹脂を得た。このアクリル
樹脂180部、ユーバン20SE−60(ブチル化メラミン樹
脂、三井東圧化学社製、固形分60%)37.5部、アルミペ
ースト7160N(東洋アルミニウム社製)16.8部を撹拌機
にて撹拌混合した。
(3−1−2.メタリックベースコート塗料の調製) メタリックベースコートを下記の様に配合し、撹拌機に
て撹拌混合し、ベースコート塗料組成物を得た。
参考例1で製造したアクリル系共重合体(a−3) 107
部 参考例2で製造したアクリル系共重合体(b−1)30部 アルミペースト 7160N(東洋アルミニウム社製) 10.3
部 上記(3−1−1)又は(3−1−2)で得たベースコ
ート塗料組成物を下記混合溶剤にて希釈しFord Cup#4
にて13秒/25℃に粘度調整し、メタリックベースコート
塗料を得た。
酢酸エチル 15部 トルエン 40部 ソルベッソ#100(エッソ社製) 35部 セロソルブアセテート 10部 (3−2.ソリッドカラーベースコート塗料の調製) ソリッドカラーベースコート塗料を下記の様に配合し
た。
(3−1−1)で合成したベース用アクリル樹脂(固形
分50%) 60.7部 酸化チタンCR−90(石原産業社製) 52部 上記配合にてペイントシェーカーにより1時間顔料を分
散した。更にユーバン20SE−60を21.7部加え、下記混合
溶剤にて希釈しFord Cup#4にて13秒/25℃に粘度調整
し、ソリッドカラーベースコート塗料を得た。
トルエン 60部 ソルベッソ#100(エッソ社製) 30部 n−ブタノール 10部 参考例4 (クリヤーコート塗料の調製) クリヤーコート塗料を表−3に示す割合で配合し、更に
樹脂固形分に対し0.2%のレジミックスRL−4(レベリ
ング剤 三井東圧化学社製)を加え、撹拌機にて撹拌
し、ソルベッソ#100 50部、ソルベッソ#150 50部(エ
ッソ社製)よりなる混合溶剤にて希釈し、Ford Cup#4
にて30秒/25℃に粘度調整しクリヤーコート塗料を得
た。
実施例1 アクリル系共重合体(a−1)とアクリル系共重合体
(b−1)を表−3に示す割合で配合し、参考例4に示
す手法でクリヤーコート塗料を調製した。
参考例3の(3−1−1)で調製したメタリックベース
コート塗料を、自動車車体用鋼板にカチオン電着塗料を
塗布、焼付した被塗物にエアースプレーにて塗装後3分
間のセッティング後、上記クリヤーコート塗料をウェッ
ト・オン・ウェット塗装し、10分間セッティング後、14
0℃で20分間加熱しテスト板を得た。クリヤーフィルム
膜厚並びに塗膜性能は表−4に示す。
実施例2、実施例5及び比較例1〜4 実施例1と同様に表−3に示す割合で塗料を調製し、同
様の方法でテスト板を得た。
実施例3 実施例1と同様に表−3に示す割合でクリヤーコート塗
料を調製した。
実施例1と同様の被塗物に参考例3の(3−2)で調製
したソリッドカラーベースコート塗料をエアースプレー
にて塗装後3分間セッティング後、上記クリヤーコート
塗料をウェット・オン・ウェット塗装し、10分間セッテ
ィング後、140℃で20分間加熱しテスト板を得た。クリ
ヤーフィルム膜厚並びに塗膜性能は表−4に示す。
実施例4 実施例1と同様に表−3に示す割合でクリヤーコート塗
料を調製した。
実施例1と同様の被塗物に参考例3の(3−1−2)で
調製したメタリックベースコート塗料を実施例3と同様
に塗装後、同手法でクリヤー塗料を塗装、焼付しテスト
板を得た。クリヤーフィルム膜厚並びに塗膜性能は表−
4に示す。
なお、性能評価は次のようにして行った。
1)目視外観 塗膜外観の秀れているものを◎、劣るものを×とした。
2)耐酸性 40vol%H2SO4を塗膜に滴下し、50℃で5時間放置後ふき
とり観察した。痕跡のないものを◎、痕跡がついている
ものを×で評価した。
3)耐溶剤性 キシレンを含浸させたガーゼで塗膜表面を往復50回擦っ
た後、観察した。痕跡の全くないものを◎、少し痕跡あ
るものを○、痕跡がついているものを×で評価した。
4)耐水性 50℃の温水に48時間塗膜を浸漬した後、塗膜を観察し
た。異常のないものを◎、わずかに白化しているものを
○、白化、ブリスターの著しいものを×で評価した。
5)耐スリ傷性 洗車ブラシで塗膜表面を1000回往復させ、洗浄した後の
塗膜を観察した。痕跡のないものを◎、少し痕跡のある
ものを△、痕跡のついているものを×で評価した。
6)耐候性 サンシャインウェザーメーターで3000時間テストした
後、グロスの保持率を表示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の(a)成分と(b)成分とからなり、
    (a)の酸基と(b)のエポキシ基の当量比が1/0.5〜
    0.5/1であることを特徴とする熱硬化性溶剤型塗料組成
    物。 (a)成分:酸基を有するα,β−モノエチレン性単量
    体とその他の共重合可能なα,β−モノエチレン性単量
    体とからなり、酸価が30〜150mg−KOH/g、及び数平均分
    子量が3500以上であるアクリル系共重合体。 (b)成分:エポキシ基を有するα,β−モノエチレン
    性単量体とその他の共重合可能なα,β−モノエチレン
    性単量体とからなり、エポキシ当量が200〜1000g/eq、
    及び数平均分子量が5000以下であるアクリル系共重合
    体。
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