JP2000086968A - 塗料用樹脂組成物 - Google Patents

塗料用樹脂組成物

Info

Publication number
JP2000086968A
JP2000086968A JP25807698A JP25807698A JP2000086968A JP 2000086968 A JP2000086968 A JP 2000086968A JP 25807698 A JP25807698 A JP 25807698A JP 25807698 A JP25807698 A JP 25807698A JP 2000086968 A JP2000086968 A JP 2000086968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
coating
parts
coating film
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25807698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Yanai
秀規 梁井
Yoshitaka Osanai
良隆 小山内
Kazuji Kageishi
一二 影石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP25807698A priority Critical patent/JP2000086968A/ja
Publication of JP2000086968A publication Critical patent/JP2000086968A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】80℃以下の低温での硬化性に優れた、とりわ
け一液タイプの塗料用樹脂および該塗料用樹脂を使用し
て得られる塗料を提供する。 【解決手段】側鎖にエポキシ基及び水酸基を有するアク
リル樹脂、一分子中にグリシジル基と加水分解性アルコ
キシシラン基を有するオルガノアルコキシシラン化合
物、アルミニウムキレート化合物及び水を特定の割合で
配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は80℃以下の低温で
の硬化性に優れた塗料用樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、80℃以下の低温での硬化性
に優れる一液タイプの塗料用樹脂は望まれており、以下
のような技術が提案されてはいるが貯蔵安定性、硬化
性、数多くの塗料に要求される性能をバランスよく具備
しているものはなかった。
【0003】すなわち、従来から実施されている分子側
鎖に水酸基を有するアクリルポリオールとメラミン樹脂
またはブロックイソシアネートの硬化系、あるいは潜在
性触媒(硬化剤)を用いたエポキシ樹脂では、120℃
で硬化するのが実力であり、それ以下の硬化温度では十
分な架橋密度が得られず塗膜性能等が期待できない。そ
れ以下の温度での硬化には多液化が必要であり、作業性
に多くの問題を残していた。また、ポリイソシアネート
を使用すれば硬化性は良好であるが、イソシアネートの
毒性の問題を無視できない。
【0004】比較的最近の技術としてアクリル樹脂側鎖
にアルコキシシラン基、エポキシ基を配し、これにアル
ミニウムキレート化合物を添加したものがあるが(特公
昭55−41712号公報、特公昭60−50223号
公報、特公昭60−50225号公報、特公昭61−2
3816号公報、特公昭61−23817号公報、特開
昭64−75502号公報、特開平4−139281号
公報、特開平1−259071号公報、特開平1−28
7177号公報)、この系は側鎖にアルコキシシラン基
を配することに無理があり、貯蔵安定性が悪く、また、
本系は一般市場では80℃以下の低温硬化に際しては2
液タイプとして適用されており、一液化した場合には8
0℃以下の低温での硬化性が不足している。
【0005】さらに、アルコキシシラン基を有するため
に、顔料とのシーディング(凝集等)を起こしやすく、
また、塗装した際塗膜表面だけが優先的に乾燥硬化した
り(したがって、塗膜内部には溶剤がいつまでも残存
し、期待される塗膜性能が得られない)、湿度が高いと
きに塗装した際には塗膜表面にちぢみが発生するという
問題があった。また、アクリル樹脂側鎖に水酸基及びエ
ポキシ基を有し、硬化触媒、加水分解性シリル化合物か
らなる一液型組成物があるが(特開平10−87942
号公報)、この系でも80℃以下の低温での硬化性が不
十分であるという問題があった。これら従来の溶剤系の
塗料においては、造膜性、硬化性を悪化させるという理
由で水を含有せず、例えば特開平10−87942号公
報の実施例ではむしろ脱水剤や脱水促進剤を含む処方を
用いている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解決し、貯蔵安定性が良好な80℃
以下の低温での硬化性に優れる塗料用樹脂組成物、とり
わけ一液タイプの塗料用樹脂組成物を提供することにあ
り、また、塗料用樹脂として要求される諸性能(密着
性、外観、耐候性、耐薬品性、耐溶剤性等)にもバラン
スがとれた塗料用樹脂組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、側鎖にエポキ
シ基及び水酸基を有するアクリル樹脂(A)100重量
部に対して、一分子中にグリシジル基と加水分解性アル
コキシシラン基を有するオルガノアルコキシシラン化合
物(B)0.05〜100重量部、アルミニウムキレー
ト化合物(C)0.01〜10重量部、及び水(D)
0.01〜10重量部を含む塗料用樹脂組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における側鎖にエポキシ基
及び水酸基を有するアクリル樹脂(A)は、グリシジル
アクリレート、グリシジルメタクリレート、メチルグリ
シジルアクリレート、メチルグリシジルメタクリレー
ト、3,4−エポキシシクロヘキサンメチルメタクリレ
ート等のエポキシ基含有不飽和単量体と、メタクリル酸
2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプ
ロピル、メタクリル酸4−ヒドロキシブチル、アクリル
酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプ
ロピル、アクリル酸4−ヒドロキシブチル、ポリエチレ
ングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
アクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタクリ
レート、ポリテトラメチレングリコールモノアクリレー
ト、ポリテトラメチレングリコールモノメタクリレート
等の水酸基含有不飽和単量体とを、その他の共重合可能
な単量体と共重合することにより製造することができ
る。上記の各単量体は単独、もしくは、2種類以上の混
合物であってもよい。
【0009】ここに、その他の共重合可能な単量体と
は、スチレン、(メタ)アクリル酸エステル類を指し、
例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタク
リル酸t−ブチル、メタクリル酸i−ブチル、メタクリ
ル酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロ
ピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、
アクリル酸i−ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、ア
クリル酸ステアリル等がある。
【0010】また、さらに必要であれば、3−メタクリ
ロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタク
リロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−
メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、3
−メタクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシ
シラン、3−アクリロイルオキシプロピルトリエトキシ
シラン、3−アクリロイルオキシプロピルメチルジエト
キシシラン等の加水分解性アルコキシシラン基を有する
不飽和単量体、3−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−
メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン等の加水分
解性アルコキシシラン基を有する連鎖移動剤(重合度調
節剤)を共重合することも可能である。これらの単量体
等も単独であっても、2種類以上の混合物であってもよ
い。
【0011】エポキシ基含有不飽和単量体は、十分な硬
化性と貯蔵安定性、塗膜性能を得るために、アクリル樹
脂を構成する成分として2〜50重量%共重合されるの
が好ましい。2重量%未満では、十分な硬化性が得られ
ない場合があり、50重量%を越えると、組成物の貯蔵
安定性が悪化し、1液タイプの組成物としての形態を維
持できなくなる場合がある。しかしながら、2液タイプ
として使用する場合には、50重量%を越えることも可
能であり、この方が硬化性が向上し好ましい。
【0012】水酸基含有不飽和単量体は、前記エポキシ
基含有不飽和単量体100重量部に対し、5〜200重
量部使用されることが好ましい。5重量部未満では、期
待する耐溶剤性が得られない場合があり、200重量部
を越えると、組成物の粘度が高くなり、また、貯蔵安定
性が低下する場合がある。
【0013】アクリル樹脂中に水酸基を含有せしめるこ
とにより、硬化させた塗膜の耐溶剤性(溶剤ラビング性
(溶剤で塗膜をこすったときの塗膜の溶剤に対する耐
性)、ガソホール性(塗膜をガソリン/メチルアルコー
ル=1/1(容量比)の溶液に浸漬したときの塗膜の溶
剤に対する耐性)等)が飛躍的に向上する。したがっ
て、本発明の組成物を使った塗料を使用すれば、タッチ
アップ(塗装欠陥部分の不具合を修正するため再塗装す
ること)時にリフティング(塗膜が溶剤に侵され膨潤
し、ちぢむ現象)を起こさず、作業性が向上する。ま
た、同様な理由でリコート(不具合部分の再塗装や、旧
塗膜上への塗装)時にリフティングを起こさず、密着
性、塗膜外観、耐候性等の塗膜諸性能が優れたものとな
る。
【0014】3−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ンのような連鎖移動剤の使用は、組成物のハイソリッド
化(塗装時の排出溶剤量低減、すなわち、低公害化、省
資源化)、塗膜外観(光沢、レベリング性(塗膜の平滑
性、鮮映性))の向上に有効な手段である。特に、プラ
スチック用塗料用のトップコートとして有効である。上
記目的のためには、連鎖移動剤は前記エポキシ基含有不
飽和単量体100重量部に対し、0.05〜50重量部
使用されることが好ましい。0.05重量部未満では、
目的とするハイソリッド化を達成することが困難であ
り、50重量部を越えると、アクリル樹脂(A)製造時
に重合率を上げることが困難で未反応単量体が残りやす
い。
【0015】アクリル樹脂は通常のラジカル共重合によ
り、溶剤溶液、水分散体として製造される。本発明にお
いては、トルエン、キシレン、酢酸ブチル、酢酸エチ
ル、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
エチレングリコールモノブチルエーテル等の有機溶剤を
用い、α,α´−アゾビスイソブチロニトリル、α,α
´−アゾビスバレロニトリル等の有機アゾ系重合開始
剤、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート等の有機過酸化物を重合開始剤とし
て使用し、重合温度40〜150℃で、前記の各種単量
体を溶液重合するのが好ましい。
【0016】アクリル樹脂の好ましい分子量は用途によ
り左右されるが、アクリル樹脂のGPCにより標準ポリ
スチレン換算として測定される重量平均分子量が500
0〜200000であるのが好ましい。分子量が小さい
ものにはハイソリッド、高外観タイプとして自動車用プ
ラスチック用途に適しており、分子量が大きいものは高
品質の建材塗料用途に適している。しかし、分子量が小
さすぎる場合には、硬化性が悪化し、分子量が大きすぎ
る場合には貯蔵安定性が悪化する傾向にある。
【0017】アクリル樹脂(A)は、ポリ(メタ)アク
リル酸アルキル系マクロモノマーを全共重合成分中の
0.5〜10重量%共重合したグラフト共重合体である
ことが好ましい。これにより、塗料のレベリング性(乾
燥後の塗膜の平滑性、光沢性、鮮映性、基材傷の隠蔽
性)向上、表面乾き(皮張り;塗料を基材に塗布、乾
燥、硬化する際に、塗膜表面だけが優先的に乾燥、硬化
し、塗膜表面に皺が発生する現象を指す。先に示した公
知例では、塗料を少し厚め(50ミクロン以上)に塗布
しただけで、または湿度が高い状態(70%以上)で塗
布した場合この現象が顕著となり、実用上はなはだ問題
とされていた。)の防止にきわめて効果がある。
【0018】ここで言うポリ(メタ)アクリル酸アルキ
ル系マクロモノマーとは、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル等の単独重合体も
しくは共重合体、または、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチ
ル、アクリル酸t−ブチル等の単独重合体もしくは共重
合体のポリマー主鎖末端にアクリロイル基、または、メ
タクリロイル基が結合したものを指す。
【0019】ポリ(メタ)アクリル酸アルキル系マクロ
モノマーは先に説明した方法で測定される重量平均分子
量が2000〜100000であることが好ましい。分
子量が2000未満では、レベリング性の向上、表面乾
きの防止に十分な効果が得られない場合があり、分子量
が100000を越えると、組成物粘度が高くなり、ま
た、塗膜光沢が低下する傾向にある。
【0020】ポリ(メタ)アクリル酸アルキル系マクロ
モノマーを使用する場合は、共重合する全単量体に対し
て0.5〜10重量%使用することが好ましい。0.5
重量%未満では、期待する効果が得られず、10重量%
を越えると、塗膜に濁りが生ずる場合がある。また、1
0重量%を越えた場合には、例えばベースコート用とし
て使用した場合、メタル泳ぎ(メタリック塗料を塗布
し、その上にトップコートを塗布した際、顔料であるメ
タル(アルミ顔料)が動き、光沢の低下や、光の乱反射
等塗膜外観がおかしくなる現象)、あるいは、着色顔料
を使用した場合には、にじみ(ベースコートがトップコ
ートの溶剤に侵され、ベースコートの色(顔料)がトッ
プコートの方ににじみ出す現象)や、色別れ(同様の理
由により、塗膜の色が設計した塗色と違ってくる現象)
を起こしやすくなる。
【0021】本発明の、一分子中にグリシジル基と加水
分解性アルコキシシラン基を有するオルガノアルコキシ
シラン化合物(B)としては、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプ
ロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルジメトキシシランなどがあげられ、これらの
化合物は単独、もしくは、2種類以上の混合物であって
もよい。またこれらの化合物の部分縮合物であってもよ
い。
【0022】オルガノアルコキシシラン化合物(B)
は、アクリル樹脂(A)100重量部に対し、0.05
〜100重量部配合され、このとき硬化性、貯蔵安定
性、耐候性等諸性能に優れた塗料が得られる。0.05
重量部未満では、硬化性が低下し、100重量部を越え
ると塗料の表面だけが早く乾燥、硬化し、塗膜外観が悪
化する。
【0023】本発明のアルミニウムキレート化合物
(C)としては、アルミニウムエチルアセトアセテート
ジイソプロピレート、アルミニウムトリス(エチルアセ
トアセテート)、アルミニウムトリス(アセチルアセテ
ート)、アルミニウムビスエチルアセトアセテートモノ
アセチルアセトネート等があり、これらは単独、もしく
は、2種類以上の混合物であってもよい。該化合物は、
本願の硬化性樹脂組成物が硬化するためのスターター的
機能を果たすものである。
【0024】アルミニウムキレート化合物(C)は、ア
クリル樹脂(B)100重量部に対し、0.01〜10
重量部使用する。0.01重量部未満では、塗料の硬化
性が悪化し、架橋が遅れ、塗膜の耐溶剤性、耐候性など
が低下する。10重量部を越えると、アクリル樹脂に十
分溶解することができなくなり、逆に硬化性が悪化した
り、塗膜上にブツが発生し、塗膜外観が悪化する。
【0025】本発明の塗料用樹脂組成物にはアルミニウ
ムキレート化合物(C)に配位可能な有機化合物(F)
を、アルミニウムキレート化合物(C)1重量部に対し
て0. 1〜20重量部添加することが好ましい。このよ
うな有機化合物(F)としては、アルミニウムキレート
の触媒作用を貯蔵時に抑制し、塗料の貯蔵安定性を向上
させるものであればよく、例えば、ケト・エノール互変
異性体を用いることもできる。ケト・エノール互変異性
体になりうる化合物として、具体的には、アセチルアセ
トンなどのβ−ジケン類、アセト酢酸メチルなどのアセ
ト酢酸エステル類、マロン酸エチルなどのマロン酸エス
テル、サルチルアルデヒドなどのβ位に水酸基を有する
アルデヒド類、サルチル酸メチルなどのβ位に水酸基を
有するエステル類などが挙げられる。これらのなかで
も、アセト酢酸エステル類、β−ジケトン類を使用する
ことがより好ましい。
【0026】本発明の樹脂組成物に配合する水(D)
は、アルコキシシラン基が関与する塗膜硬化反応に必須
である。塗料中に一定量以上の水が存在しないと、硬化
反応が十分に進行しないため十分な塗膜硬度が得られな
い。水(D)は、好ましくは電導度5μs/cm(25
℃)以下であることが好ましく、より好ましくは2μs
/cm以下である。電導度5μs/cm以上であると、
水中の不純物が塗膜の硬化性を阻害したり、貯蔵安定性
を悪化させ、ブツやムラなどの塗膜外観不良が発生す
る。
【0027】樹脂組成物に配合する水(D)は、アクリ
ル樹脂100重量部に対して、0.01〜10重量部で
ある。配合量が0.01重量部より少ないと硬化性が不
十分であり、塗膜に要求される耐擦り傷性、耐薬品性、
塗膜硬度などの一般的な塗膜特性が充分に得られず、場
合によっては硬化しない。また配合量が10重量部を越
えると塗料の貯蔵安定性、造膜性が悪化し、ブツやムラ
の発生による外観不良や、増粘やゲル化などの問題が起
こりやすくなる。
【0028】水(D)は、オルガノアルコキシシラン化
合物(B)を親水性有機溶剤を含む希釈液で希釈する際
に、同時に配合することができる。すなわち、撹拌装置
の付いた容器に所定量のオルガノアルコキシシラン化合
物(B)を計量し、撹拌しながら、親水性有機溶剤を含
む希釈液を添加しオルガノアルコキシシラン化合物
(B)の希釈液をあらかじめ作製しておく方法である。
ここに、親水性有機溶剤とは、20℃の水に体積比で1
0%以上溶解する有機溶剤を指し、メチルアルコール、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチ
ルアルコール等のアルコール類、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテル、プロピレングリコールブチル
エーテル等のグリコールエーテル類等がある。これらの
溶剤は単独、もしくは、2種類以上の混合物であっても
よい。
【0029】親水性有機溶剤を含む希釈液を配合するこ
とにより、組成物の硬化性、貯蔵安定性が向上し、ま
た、本発明の組成物を使用し作製された塗料の仕上がり
外観(レベリング性、鮮映性、光沢等)が向上する。親
水性有機溶剤を含む希釈液は塗料の表面乾きだけが促進
されるのを防止するため、オルガノアルコキシシラン化
合物(B)100重量部に対し、100重量部以下で使
用されるのが好ましい。
【0030】本発明の塗料用樹脂組成物には、さらにエ
ポキシ樹脂を配合することができる。その主目的は、特
に腐食されやすい金属用に適した塗料組成物を得ること
や極めて高い塗膜硬度を得ることにあるが、塗装される
基材としては必ずしも金属だけには限らない。
【0031】エポキシ樹脂は数多く市販されているもの
の中から任意に選択し、使用することができる。すなわ
ちこれらには、ポリフェノール型、ポリグリシジルアミ
ン型、アルコール型、エステル型、脂環式、他がある
(参考文献:13197の化学商品、化学工業日報社
(1997年発行)、P923−P931)。より好ま
しくは脂環式エポキシ樹脂であり、このようなエポキシ
樹脂を用いた組成の塗料は安定性が非常に良い。具体的
には、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’、
4’エポキシシクロヘキサンカーボネート(油化シェル
エポキシ社製のエピコート171、チバスペシャリティ
ーケミカルズ社製アラルダイドCY−179、ユニオン
カーバイドニホン社製ERL−4221)、ビス(3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート(ユニ
オンカバイドニホン社製ERL−4299)チバスペシ
ャリティーケミカルズ社製アラルダイドCY−177、
CY−175、などが挙げられる。これらのエポキシ樹
脂は単独、もしくは、2種類以上の混合物であってもよ
い。十分な硬化性と貯蔵安定性、塗膜性能を得るため
に、該エポキシ樹脂のエポキシ当量は100〜2000
である。エポキシ当量が100未満では、塗膜が硬く脆
くなり、2000を越えると、十分な硬化性と防食性を
得られない。
【0032】エポキシ樹脂(E)はアクリル樹脂(A)
100重量部に対し、5〜50重量部配合される。5重
量部未満では、十分な防食性が得られないず、50重量
部を越えると、硬化性が悪化し、耐候性等の試験でクラ
ック(塗膜の割れ、下塗り、上塗り塗膜間での剥離)が
発生しやすくなる。
【0033】本発明の組成物は、側鎖に水酸基及びエポ
キシ基を有するアクリル樹脂(A)と、オルガノアルコ
キシシラン化合物(B)、アルミニウムキレート化合物
(C)及び純水(D)が均一に混合されれば、どのよう
な手段で製造しても目的を達成することができる。
【0034】簡単には、アクリル樹脂(A)を撹拌しな
がらアルミニウムキレート化合物(C)を少量ずつ仕込
み、溶解する。次いで、オルガノアルコキシシラン化合
物(B)と純水(D)の混合物を添加し、均一になるま
で撹拌を続ければ製造できる。この製造工程中に必要で
あれば加熱することもかまわないが、常温でも十分に製
造は可能であり、製造の安定性(製造中に硬化反応が進
行しゲル物が生成しないために)、貯蔵安定性の観点か
らは、20〜50℃で製造するのが好ましい。
【0035】本願の組成物は、組成物のままで、あるい
は、塗料を作製し、すなわち、必要に応じ二酸化チタ
ン、カーボンブラック、アルミペースト等の顔料や、良
く知られている塗料添加剤(レベリング剤、顔料分散
剤、沈降防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤(HAL
S)、消泡剤等)、希釈用の溶剤を配合した後、ベース
コート(下塗り塗料)としてもトップコート(上塗り塗
料)用としても使用できる。さらに、他の塗料、例えば
アクリルウレタン樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、アルキ
ッド樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、フッ素樹脂塗料、シ
リコーン樹脂塗料、アクリルシリコーン樹脂塗料等(参
考文献 : 13197の化学商品、化学工業日報社(1
997年発行))との併用も可能である。すなわち、一
例を挙げれば、本発明の組成物を使用し作製された塗料
をベースコートとして塗装した後、アクリルウレタン樹
脂塗料をトップコートとして使用することも可能であ
る。
【0036】塗装できる基材には、ABS、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ナイロン等のプラスチック、
鉄、アルミニウム、トタン、ブリキ等の金属、および、
これらが化成処理されたものおよびカチオンまたはアニ
オン電着塗装を施されたもの、モルタル、セメント、石
綿セメント、石綿セメントパーライト、煉瓦、瓦、スレ
ート等の建築材料等がある。
【0037】塗装方法はスプレー塗装、刷毛塗り、ロー
ラー塗り、ロールコーターによる塗装、カーテンコート
法、アニオン電着塗装、カチオン電着塗装等、本発明の
組成物を使用し作製された塗料が使用される業界で通常
行われている方法を適用することができる。
【0038】塗装された物品は、広い業界において使用
できる。すなわち、例を挙げれば自動車やバイク(小型
のものから大型のものまで)のプラスチック部品や金属
材料、家庭用電化製品のプラスチック部品や金属部材、
外壁材(サイジングボード、カーテンウォール、アルミ
サッシ)、屋根瓦等がある。
【0039】以下、実施例で詳細に説明する。
【0040】なお、特に断りがなければ、部数は重量部
を、組成比は重量%を示すものとする。
【0041】
【実施例】実施例1 重合開始剤としてα,α´−アゾビスイソブチロニトリ
ルを用い、重合温度94℃でトルエン/イソブタノール
(=7/2)を溶媒として、メタクリル酸メチル(MM
A)/メタクリル酸n−ブチル(BMA)/アクリル酸
n−ブチル(BA)/メタクリル酸グリシジル(GM
A)/2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEM
A)(=200/150/100/50/50)からな
るアクリル共重合体(=固形分50%、重量平均分子量
3.5万)を溶液重合する。分子量は通常のゲルクロマ
トグラフィー法(GPC)により測定する。また、水酸
基価はモノマー組成より水酸化カリウム(KOH)換算
の値を計算する。
【0042】アクリル共重合体を撹拌装置の付いたステ
ンレスビーカーに1000g仕込む。これにエポキシ樹
脂アラルダイドCY179を100g、及びあらかじめ
混合し、均一な溶液としておいたオルガノアルコキシシ
ラン化合物の希釈液(=SH−6040/イソプロピル
アルコール/イオン交換水(=180/18/2))2
00gを添加し均一になるまで撹拌混合する。さらにア
ルミキレートAW(アルミニウムキレート化合物(アル
ミニウムトリス(アセチルアセテート));川研ファイ
ンケミカル(株)の製品))10gを添加し、均一に溶
解する(約10分間)まで撹拌し、実施例1の塗料用樹
脂組成物を得た。
【0043】この塗料は、鉛筆硬度3Hで、外観はブツ
などがなく良好であった。また、密着性、耐溶剤性及び
内部硬化性も良好であり、ゲル分率も93%と高く、耐
候性も良好であり、塗料としてバランスのとれた低温硬
化性塗料が得られた。
【0044】実施例2〜9 実施例1と同様にして、表1記載の処方にて、実施例2
〜9の塗料用樹脂組成物を得た。これらの塗料の特性は
表3記載の通りであり、塗料としてバランスのとれた低
温硬化性塗料が得られた。
【0045】比較例1〜6 実施例1と同様にして、表2記載の処方にて、比較例1
〜6の塗料用樹脂組成物を得た。これらの塗料の特性は
表4記載の通りであり、塗料としてのバランスが悪く、
性能が劣る塗料が得られた。
【0046】なお、評価方法及び略号は以下のとおりで
ある。
【0047】評価方法 (1)塗膜硬度 鉛筆硬度で評価する。JIS K 5400 8.4に準拠して鉛筆引
っかきテストにより評価した。鉛筆硬度が2H以上のも
のを合格とした。
【0048】(2)塗膜外観 均一の厚さに塗装した塗膜を、目視で判定する。光沢が
高く、均一な肌感が得られる場合は○(合格)、若干光
沢が低く鮮映性が少し劣る場合は△(合格)、ブツやち
ぢみがあったり艶消しになったりする場合は×(不合
格)と判定する。
【0049】(3)密着性 1mm目で10×10個の碁盤目テスト(JIS K 5400準拠)を
行い、ポリプロピレン基板との密着性を、剥離しない個
数で評価した。剥離が0個のものを○(合格)、剥離が
1〜5個のものを△(合格)、剥離が6個以上のものを
×(不合格)と評価した。
【0050】(4)耐溶剤性 組成物をイソプロパノール(IPA)で脱脂したABS
板に塗布し、80℃で30分間加熱乾燥した。塗面をト
ルエン(TOL)を含浸させたフェルトで20回ラビン
グし、塗膜の溶剤による侵され具合を判断した。異常が
起こらず耐溶剤性が良好であるものを○(合格)、塗膜
の溶解はないが一部肌荒れするものを△(合格)、塗膜
の一部または全体が溶剤に溶解するものを×(不合格)
とした。
【0051】(5)ゲル分率 組成物をポリプロピレン板に塗布し、80℃で30分間
加熱乾燥した。塗膜をポリプロピレン板から剥がし、ア
セトン/メタノール(50/50vol%)を溶媒とし
て、ソックスレー抽出器を使用し、溶媒不溶物分(ゲル
分率)を測定した。ゲル分率が高いほど(数値が大きい
ほど)架橋性が優れている。70%以上で合格とした。
【0052】(6)内部硬化性 組成物をIPA脱脂したABS板に20ミルのアプリケ
ーターで塗布し、塗膜の乾燥、硬化状態を調べた。塗膜
内部まで均一に硬化し表面状態も良好であるものを○
(合格)、やや表面が早く硬化するが外観は良好である
ものを△(合格)、表面だけが優先的に乾燥硬化し、塗
膜表面に皺が発生するものを×(不合格)と評価した。
【0053】(7)耐候性 促進耐候性試験方法の一つであるSWOM試験機で15
00時間で光沢保持率(Gr)が70%以上を合格とし
た。
【0054】(8)貯蔵安定性 100mlガラス瓶に塗料用樹脂組成物を入れ密閉し、
室温で1ヶ月放置したのち、底に付着しているブツや増
粘の状態を目視判定する。ブツが発生せず増粘がほとん
どないものを○(合格)、ブツが発生せず若干の増粘が
観察されるものを△(合格)、ブツの発生、増粘やゲル
化などが起こっているものを×(不合格)と評価した。
【0055】略号 TOL:トルエン、NBAL:ノルマルブチルアルコー
ル、IPAL:イソプロピルアルコール、MMA:メチ
ルメタクリレート、BMA:ブチルメタクリレート、B
A:ブチルアクリレート、GMA:グリシジルメタクリ
レート、HEMA:ヒドロキシエチルメタクリレート、
HEA:ヒドロキシエチルアクリレート、AA−6:マ
クロマーAA−6(東亞合成)、PW:純水。アラルダ
イドCY179、ERL−4299及びアラルダイドD
Y022は、エポキシ樹脂の商品名である。また、SH
−6040はシリコーン樹脂、アルミキレートAWはア
ルミニウムキレート化合物の商品名である。
【0056】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0057】
【発明の効果】本発明の塗料用樹脂組成物を用い通常の
塗料作製方法で塗料化した後、種々基材に塗布し、常温
乾燥することにより、あるいは、加熱乾燥することによ
り、密着性、耐候性、耐薬品性、耐溶剤性等多くの塗膜
性能に優れた塗膜を得ることができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J027 AA01 BA01 CA10 CA28 CA29 CB03 CC02 CD08 4J038 CC021 CD061 CG141 CH121 CH171 CJ131 DB002 DB221 DB262 GA03 GA07 HA156 JA31 JA34 JA56 JC34 JC39 MA14 NA11 NA26 PC02 PC04 PC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側鎖にエポキシ基及び水酸基を有するアク
    リル樹脂(A)100重量部に対して、一分子中にグリ
    シジル基と加水分解性アルコキシシラン基を有するオル
    ガノアルコキシシラン化合物(B)0.05〜100重
    量部、アルミニウムキレート化合物(C)0.01〜1
    0重量部、及び水(D)0.01〜10重量部を含む塗
    料用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】水(D)が25℃で電導度5μs/cm以
    下であることを特徴とする請求項1記載の塗料用樹脂組
    成物。
  3. 【請求項3】アクリル樹脂(A)100重量部に対し
    て、さらにエポキシ当量が100〜2000のエポキシ
    樹脂(E)5〜50重量部を含有することを特徴とする
    請求項1または2記載の塗料用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】アクリル樹脂(A)が、ポリ(メタ)アク
    リル酸アルキル系マクロモノマーを0.5〜10重量%
    グラフト共重合したものであることを特徴とする請求項
    1〜3いずれかに記載の塗料用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】アルミニウムキレート化合物(C)1重量
    部に対して、0.1〜20重量部の該化合物(C)に配
    位可能な有機化合物(F)をさらに含有することを特徴
    とする請求項1〜4に記載の塗料用樹脂組成物。
JP25807698A 1998-09-11 1998-09-11 塗料用樹脂組成物 Pending JP2000086968A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25807698A JP2000086968A (ja) 1998-09-11 1998-09-11 塗料用樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25807698A JP2000086968A (ja) 1998-09-11 1998-09-11 塗料用樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000086968A true JP2000086968A (ja) 2000-03-28

Family

ID=17315200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25807698A Pending JP2000086968A (ja) 1998-09-11 1998-09-11 塗料用樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000086968A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002309165A (ja) * 2001-04-10 2002-10-23 Toray Ind Inc 塗料組成物
WO2002083800A1 (fr) * 2001-04-10 2002-10-24 Toray Fine Chemical Co., Ltd. Composition de revetement durcissable
JP2002371222A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Toray Ind Inc 塗料組成物および塗装物品
EP1296310A2 (en) 2001-09-21 2003-03-26 Sel Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device for a TFTdisplay matrix
US6661180B2 (en) 2001-03-22 2003-12-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device, driving method for the same and electronic apparatus
US7238391B2 (en) 2000-11-01 2007-07-03 Valspar Sourcing, Inc. Abrasion resistant coating for stacks of fiber cement siding
US7365713B2 (en) 2001-10-24 2008-04-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
US7456810B2 (en) 2001-10-26 2008-11-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and driving method thereof
US8836616B2 (en) 2003-02-28 2014-09-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof

Cited By (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7238391B2 (en) 2000-11-01 2007-07-03 Valspar Sourcing, Inc. Abrasion resistant coating for stacks of fiber cement siding
US7442416B2 (en) 2000-11-01 2008-10-28 Valspar Sourcing, Inc. Method using abrasion resistant coating for stacks of fiber cement siding
US6914390B2 (en) 2001-03-22 2005-07-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device, driving method for the same and electronic apparatus
US8593066B2 (en) 2001-03-22 2013-11-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device, driving method for same and electronic apparatus
US6661180B2 (en) 2001-03-22 2003-12-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device, driving method for the same and electronic apparatus
US7990350B2 (en) 2001-03-22 2011-08-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device, driving method for the same and electronic apparatus
US7106006B2 (en) 2001-03-22 2006-09-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device, driving method for the same and electronic apparatus
US7545353B2 (en) 2001-03-22 2009-06-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device, driving method for the same and electronic apparatus
KR100893134B1 (ko) * 2001-04-10 2009-04-15 도오레 화인케미칼 가부시키가이샤 경화성 도료 조성물
JP2002309165A (ja) * 2001-04-10 2002-10-23 Toray Ind Inc 塗料組成物
WO2002083800A1 (fr) * 2001-04-10 2002-10-24 Toray Fine Chemical Co., Ltd. Composition de revetement durcissable
CN100445340C (zh) * 2001-04-10 2008-12-24 东丽精密化学株式会社 固化性涂料组合物
JP2002371222A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Toray Ind Inc 塗料組成物および塗装物品
US6909242B2 (en) 2001-09-21 2005-06-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
US8604704B2 (en) 2001-09-21 2013-12-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
US7583032B2 (en) 2001-09-21 2009-09-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
EP2290642A2 (en) 2001-09-21 2011-03-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device for a TFT display matrix
US7915830B2 (en) 2001-09-21 2011-03-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
US8378578B2 (en) 2001-09-21 2013-02-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
EP1296310A2 (en) 2001-09-21 2003-03-26 Sel Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device for a TFTdisplay matrix
US7365713B2 (en) 2001-10-24 2008-04-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
US8994029B2 (en) 2001-10-24 2015-03-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
US10679550B2 (en) 2001-10-24 2020-06-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device
US8378356B2 (en) 2001-10-24 2013-02-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device including pixel
US8035109B2 (en) 2001-10-24 2011-10-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device including EL element
US9892679B2 (en) 2001-10-24 2018-02-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device
US8659027B2 (en) 2001-10-24 2014-02-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and electronic device
US9449549B2 (en) 2001-10-24 2016-09-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
US9082734B2 (en) 2001-10-24 2015-07-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
US7456810B2 (en) 2001-10-26 2008-11-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and driving method thereof
US8941314B2 (en) 2001-10-26 2015-01-27 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and driving method thereof
US9171870B2 (en) 2001-10-26 2015-10-27 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and driving method thereof
US9601560B2 (en) 2001-10-26 2017-03-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and driving method
US8305306B2 (en) 2001-10-26 2012-11-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and driving method thereof
US10043862B2 (en) 2001-10-26 2018-08-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and driving method thereof
US8063859B2 (en) 2001-10-26 2011-11-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and driving method thereof
US8836616B2 (en) 2003-02-28 2014-09-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
US9640106B2 (en) 2003-02-28 2017-05-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1999054417A1 (fr) Compositions de resine pour revetements
JP3904095B2 (ja) 粉体塗料用組成物及びその塗装法
JP2000086968A (ja) 塗料用樹脂組成物
JPH11343449A (ja) 塗料用樹脂組成物
JP2007297492A (ja) 硬化型樹脂組成物
JP2000080324A (ja) 塗料用樹脂組成物
JP3978738B2 (ja) 塗料用樹脂組成物
JPH1060365A (ja) 被覆用組成物
JP2001200181A (ja) 水性塗料組成物
JP2000044867A (ja) 塗料用樹脂組成物
JP2663131B2 (ja) 塗膜の形成方法
JP2000129200A (ja) 塗料用樹脂組成物
JP5411401B2 (ja) 高硬度、高耐候性の電着塗料組成物
JP3920086B2 (ja) 艶消し電着塗料およびその電着塗装方法
JP2001011365A (ja) 塗料用樹脂組成物および塗料
KR102349182B1 (ko) 방열기능을 갖는 피씨엠용 도료 조성물 및 이에 의해 제조된 피씨엠 도장강판
JPH03149271A (ja) 密着性良好なる熱硬化性溶剤型塗料組成物
JP2000080332A (ja) 艶消しアニオン電着塗装用樹脂組成物
JPH1180662A (ja) 塗料用樹脂組成物
JP2000080323A (ja) 塗料用樹脂組成物
JP2001072919A (ja) 塗料用樹脂組成物および塗料
JP2001187859A (ja) 塗料用樹脂組成物
US5093428A (en) Anionic matte electrodeposition coating composition and process for the formation of matte film
JPH10101987A (ja) アクリルシリコーンエマルジョン組成物
JP2000063734A (ja) 塗料用樹脂組成物