JPH0789156A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0789156A
JPH0789156A JP24131493A JP24131493A JPH0789156A JP H0789156 A JPH0789156 A JP H0789156A JP 24131493 A JP24131493 A JP 24131493A JP 24131493 A JP24131493 A JP 24131493A JP H0789156 A JPH0789156 A JP H0789156A
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JP
Japan
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recording
sheet
encoder
ink
recording head
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JP24131493A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sugiyama
浩 杉山
Haruo Uchida
春男 内田
Yasutsugu Saijo
西城  泰嗣
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録時以外はシート送り量検知手段を被記録
材から引離した位置に保持することで、無用に外力を受
けてシート送り量検知手段の機能が損われるのを防止す
るようにした記録装置を提供する。 【構成】 記録ヘッド1による走査の都度行われる被記
録材(S)のシート送り量を被記録材(S)と接触を保
ちつつ検出する検知手段(19,20)と、記録時には
検知手段(19,20)を被記録材(S)との接触位置
に、非記録時には検知手段(19,20)を被記録材
(S)から引離した非接触位置に変位可能な変位手段
(21,22,23,24)とを具備した記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に関し、詳し
くは、被記録材に向けてインクを吐出し、記録を行う記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の一般的なインクジェット記
録装置の構成を示す。ここで、1はインクを吐出し記録
を行う記録ヘッド、2は記録ヘッド1を搭載して移動走
査するキャリッジ、3はキャリッジ2を支持,案内する
ガイドレール、4はキャリッジ2を駆動するモータ、5
はモータ4に直結された駆動用プーリ、6は従動プー
リ、7は駆動用プーリ5、従動プーリ6間に張架された
キャリッジ2を移動させるワイヤー、Sは紙などの被記
録材(以下で記録シートという)、10は記録シートS
をシート送りするためのシート紙送りモータ、12は記
録ヘッド1が待機中等に記録ヘッド1の吐出ノズルを乾
燥などから保護する為のキャップ部材、15は記録シー
トSを送給するための送給ローラ、16は図示しない付
勢手段により記録シートSを送給ローラ15に偏倚させ
ている押圧ローラ、17はキャップ部材12より記録領
域側に位置し、記録ヘッド1が記録以外のインク滴吐
出、所謂空吐出(あるいは予備吐出)を行う空吐出箱で
ある。
【0003】なおここでキャリッジ2は矢印Pおよび
P′方向に所定のタイミングで移動し、その移動走査の
タイミングに合わせて記録ヘッド1からインクが吐出さ
れ記録が行われる。
【0004】また、記録を行うときは、キャップ部材1
2によりその吐出ノズルを保護されていた記録ヘッド1
がキャップ部材12から解放され、モータ4からの動力
が駆動プーリ5および従動プーリ6に張架されているワ
イヤ7によりキャリッジ2に伝えられてキャリッジとと
もに、移動走査する記録ヘッド1により記録シートSに
向けて、インク滴が吐出され記録が行われるもので、記
録シートSは記録ヘッド1の一走査終了毎に所定の長さ
分をシート送りモータ10とローラ15とにより矢印F
方向にシート送りされ、これらの繰り返しによりシート
S上一面に連続して記録を行うことが可能となる。
【0005】ところで、このような構成になる従来のイ
ンクジェット記録装置では、シート送りローラ15の回
転中心に偏心があったりすると、その外周円筒面が正常
回転せず記録シートSの一回のシート送り量が一定した
所定量とならず誤差が生じる。その結果、記録された画
像の一部に重なりや白抜けができて所望り高品位画像記
録が得られなくなることがあった。
【0006】特に、記録ヘッド1のインク吐出口の数が
多く、一走査分の記録巾が大きい時等には一回のシート
送り量も可成り大きくなり、その結果、記録シートSの
送り精度を保つことが更に一層困難となり上記の問題が
顕著になる傾向がある。
【0007】そこで、上述の問題の解消を図るために、
図6に示すインクジェット記録装置が提案されている。
【0008】18は記録シートSを案内支持するプラテ
ン板であり、19は記録シートSの移動距離、すなわち
シート送り量を高い精度で検出可能なエンコーダで、2
0はエンコーダ19の軸先端に同軸に配設され、記録シ
ートSに接触してその動きをエンコーダ19に伝える接
触ローラである。また、21はエンコーダ19からその
半径方向に延びた腕部を回動自在に支持する支持軸、2
2は接触ローラ20とともにエンコーダ19を記録シー
トSの方向に偏倚させている引張りばねである。
【0009】本装置においても記録ヘッド1の一走査終
了毎に記録シートSは搬送手段であるシート送りモータ
10およびローラ15により矢印F方向にシート送りさ
れ、その繰り返しにより記録シートS上に記録が行われ
るが、接触ローラ20を介し、エンコーダ19によりそ
の送り量が常時検知されていて、その出力信号に従って
制御部(不図示)によりシート送りモータ10が制御さ
れるので、正確に記録シートSをシート送りすることが
可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の図5に示す形態例ではシート送りローラ15の偏心な
どが原因となって正確なシート送りが保証されないため
に、図6に示すようにそのシート送り量をエンコーダ1
9によって検出し、その検出結果に基づいてシート送り
モータ10を制御するようにしたものが提案されてい
る。
【0011】しかしながら、図6に示したものでは、記
録シートSの送り精度がエンコーダ19による検知でほ
ぼ解決されるものの、接触ローラ20がエンコーダ19
から突出された片持ち軸の形状態に構成されているた
め、移送中などに落下や振動により外力をうけると、プ
ラテン18に衝突したり、接触ローラ20を支持する比
較的細い直結の軸にエンコーダ19の質量と加速度との
相乗した力が加わることがあったりして、変形を起こし
正確な検出ができず、折角のエンコーダ装備にかかわら
ず、結果として上記と同様の問題を起こすことがあっ
た。
【0012】かかることの対策としてエンコーダ19の
軸径を太くすることが考えられるが、慣性質量が増し記
録シートSの急激な送り動作に対し検出部の回転が追従
することが困難となり、やはり正確な検知が望めない。
また接触ローラ20の直径に対して軸径を太くすると軸
受けとの摩擦力が増加するので、接触ローラ20表面と
記録シートSとの間のスベリが起こり易くなる。
【0013】本発明の目的は、以上に述べたような従来
の問題を解消すべく、記録時以外は搬送距離検知手段
(エンコーダおよびローラ)を被記録材から引離した位
置に保持することで、不使用時に外力を受けて前記検知
手段の機能が損われるのを防止するようにした記録装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、被記録材へインクを用いて記録を行う
記録ヘッドを所定方向へ移動させるためのヘッド移動手
段と、前記所定方向とは交差する方向へ前記被記録材を
搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前
記被記録材の搬送距離を検知する検知手段と、前記検知
手段を前記被記録材の被検知部位に対して接離自在に変
位可能とする変位手段とを有し、前記記録ヘッドが記録
領域に位置する際には、前記変位手段は前記検知手段を
前記被検知部位に対して接触する位置に変位させ、前記
記録ヘッドが記録領域外に位置する際には、前記変位手
段は前記検知手段を前記被検知部位に対して離れる位置
に変位させることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、被記録材の搬送距離を検知す
る検知手段が、変位手段により記録時には被記録材と接
触する位置に保持されるように変位され、非記録時には
被記録材から引離された非接触位置に変位されるもの
で、記録中の必要時以外は検知手段が無用に被記録材と
接触することがなく、そのために被記録材を保持する部
材から大きな力を受けて変形したりすることなく検知手
段による本来の検出性能を発揮させて高品位の記録画像
が得られる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
かつ具体的に説明する。
【0017】なお、以下で、先に図5および図6のとこ
ろで説明したのと同様の部材については、同一符号を付
してその詳細な説明は省略する。
【0018】図1は本発明の第1実施例を示す。ここ
で、23は回動支点24の周りに回動自在に支持される
アーム部材であり、アーム部材23の他端部23Aは、
記録時にエンコーダ19の外周部に軽く接触を保つかま
たは外周部近傍に位置するように構成されている。23
Bはアーム部材23のキャップ部材12と係合する係合
部(以下でキャップ係合部という)であり、キャップ部
材12は記録領域外に設けられていて非記録時には図1
に示す位置から不図示の駆動手段により矢印C方向に動
作され、記録ヘッド1のインク吐出面1Aを覆蓋する。
12Aはアーム部材23のキャップ係合部23Bに係合
するアーム側の係合部である。
【0019】このように構成したインクジェット記録装
置においては、非記録時、記録ヘッド1がキャップ部材
12により覆蓋された状態に保たれると共に、キャップ
部材12による矢印C方向の覆蓋動作に応じてこれと係
合するアーム部材23が矢印R方向に回動される。そし
て、このような回動動作によりアーム端部23Aでエン
コーダ19をばね22のばね力に抗して支持軸21の周
りに揺動させ、エンコーダ19を介してその接触ローラ
20をプラテン板18またはこれに支持される記録シー
トS上から離反させることができる。また、記録時には
キャップ部材12が図1に示す位置に待避し、記録ヘッ
ド1のインク吐出面1Aを開放するが、その動作に応じ
てエンコーダ19が接触ローラ20と共にばね22のば
ね力によりプラテン板18に向けて偏倚する方向に揺動
し、エンコーダ19をシート送り量検出状態に保つこと
ができる。
【0020】なお、記録ヘッド1による記録動作はこれ
までと変わらないのでその説明は省略する。また、この
場合記録ヘッド1の一走査分の記録ごとに搬送手段によ
って繰返えされる記録シートSのシート送り量は、エン
コーダ19によって検知されるので、ローラ15外周円
筒面の回転中心軸に対する偏心などがあっても、記録シ
ートSの一回の移送量(シート送り量)に所定の長さに
対する誤差を生じることはない。更にまた、非記録時に
はエンコーダ19および接触ローラ20がプラテン板1
8から離反した位置に保たれるので、運搬移動中などに
落下や振動があってもエンコーダ19に変形などを起こ
すようなことがない。
【0021】図2は本発明の第2の実施例を示す。本例
は、記録シートSの厚さが一定していなくても、記録中
は常に接触ローラ20を記録シートSに所定の位置で接
触した状態に保つことができると共に、非記録時には接
触ローラ20をエンコーダ19と共にプラテン板18か
ら離反させた位置に待避させるようにしたものである。
すなわち、本例ではエンコーダ19をエンコーダ軸とは
直交する方向に設けた2本の平行な案内軸25に摺動自
在に支持させるようにしたもので、19Aはエンコーダ
19と一体に形成された軸受部である。本例の場合、ア
ーム部材23の端部23Aはエンコーダ19に直接接触
せず、エンコーダ19の軸受部19Aに当接して、エン
コーダ19を案内軸25に沿った方向に移動させること
ができる。なお、その他の構成については第1実施例と
変わらない。
【0022】このように構成したインクジェット記録装
置においては、エンコーダ19自体の案内軸25に沿っ
た微移動がアーム部材23とはかかわりなく許容される
ことによって、記録時における接触ローラ20の記録シ
ートSへの接触状態を記録シートSの厚さのいかんに拘
らず安定して保つことができ、使用される記録シートS
の種類が厚さによって制約されることがない。その他の
動作は第1実施例と変わらない。
【0023】図3は本発明の第3の実施例を示す。本例
は、記録ヘッドが非記録時における待機位置、すなわ
ち、ホームポジション(H・P)から記録領域に移動を
開始すると、その移動にアーム部材を連動させて、アー
ム部材によるエンコーダ19および接触ローラ20のプ
ラテン板からの待避状態を解除するようにしたものであ
る。図3に示すように、本例によるアーム部材23に
は、回動支点24からエンコーダ19の軸受部19Aに
向けて形成され、その端部23Aが軸受部19Aに係合
する第1アーム23Cと、回動支点24からキャリッジ
2と係わる方向に向けて形成され、その端部23Dがキ
ャリッジ2に係合する第2アーム23Eとが設けられて
いる。
【0024】そこで、本実施例によれば、記録ヘッド1
のインク吐出面1Aをキャップ部材12が覆蓋するH・
Pではキャリッジ2が第2アーム23Eの端部23Dと
係合し、端部23Dを時計回りの方向に動作させた状態
に保つことで、アーム部材23の他方の端部23Cを介
してエンコーダ19および20をプラテン板18から引
離した状態とする。そして、キャリッジ2が記録動作の
ために、H・Pから矢印P方向に移動すると、第2アー
ム23Eのキャリッジ2による拘束が解除されることに
よって第1アーム23Cによるエンコーダ19への押圧
力が消滅し、エンコーダ19をばね22のばね力によっ
てプラテン板18の方向に戻し、接触ローラ20をプラ
テン板18に向けて偏倚させた状態とする。
【0025】よって、記録動作中の記録シートSのシー
ト送り量をエンコーダ19を介して正確に検出制御する
ことができると共に、移動や装置の姿勢を変えたりする
動作中に振動や衝撃が装置に与えられてもかかる非記録
時には接触ローラ20がプラテン板18から引離された
位置に保たれるので、接触ローラ軸の変形等によってエ
ンコーダ19による検出精度が損われるようなことがな
い。
【0026】図4は本発明の第4の実施例を示す。本例
は、接触ローラ20をプラテン板18に向けて付勢する
のをプランジャなどのアクチュエータによって行わせる
ようにしたもので、本例の場合、ばねは接触ローラ20
をプラテン板18から引離すための付勢力発生手段とし
て機能する。ここで、26はアクチュエータであり、好
適例として例えば、ソレノイドによる電気アクチュエー
タとし、その作動棒26Aをアーム部材23の第2アー
ム23Eに連結する。
【0027】本例によれば、例えば記録開始にあたって
記録装置の制御部に記録開始信号が入力されると、制御
部では電気アクチュエータ26に付勢信号を送給し、作
動棒26Aをばね22のばね力に抗して矢印方向に動作
させて接触ローラ20をプラテン板18に接触させた状
態に保つことができる。また、記録終了信号の入力によ
り、電気アクチュエータ26を消勢し、ばね22のばね
力によりアーム部材23を介してエンコーダ19および
接触ローラ20をプラテン板18から引離す状態とする
ことができる。
【0028】なお、記録装置が移動されるような非記録
時には装置への電源の供給が中断されるので、本実施例
では、かかる電気アクチュエータ26の消勢状態で接触
ローラ20がプラテン板18から引離されるようにした
が、アクチュエータとしては同様に機能する限り、電気
アクチュエータに限らず、その他のエネルギーを利用す
るものであってもよいことはいうまでもない。
【0029】また、上述の構成は、インクシートのイン
クを被記録材に熱転写して記録を行う熱転写記録装置に
も好適に用いることができる。
【0030】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0031】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0032】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0033】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0034】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0035】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0036】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0037】さらに加えて、本発明記録装置の形態とし
ては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末と
して用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を採るもの等であってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、被記録材へインクを用いて記録を行う記録ヘッドを
所定方向へ移動させるためのヘッド移動手段と、前記所
定方向とは交差する方向へ前記被記録材を搬送する搬送
手段と、前記搬送手段により搬送される前記被記録材の
搬送距離を検知する検知手段と、前記検知手段を前記被
記録材の被検知部位に対して接離自在に変位可能とする
変位手段とを有し、前記記録ヘッドが記録領域に位置す
る際には、前記変位手段は前記検知手段を前記被検知部
位に対して接触する位置に変位させ、前記記録ヘッドが
記録領域外に位置する際には、前記変位手段は前記検知
手段を前記被検知部位に対して離れる位置に変位させる
ので、正確なシート送りが達成できると共に、非記録時
には検知手段を検知位置から退避させることにより検知
手段に無用の力が作用して、その機能が損われるのを防
止することができ、高品位の記録画像達成に貢献でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の第4実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図5】従来例の構成を示す斜視図である。
【図6】従来例の他の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 キャリッジ 3 ガイドレール 10 シート送りモータ 12 キャップ部材 S 被記録材(記録シート) 15 送給ローラ 18 プラテン板 19 エンコーダ 19A 軸受部 20 接触ローラ 21 支持軸 22 (引張り)ばね 23 アーム部材 23A,23D 端部 23C,23E アーム 24 回動支点 25 案内軸 26 アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材へインクを用いて記録を行う記
    録ヘッドを所定方向へ移動させるためのヘッド移動手段
    と、 前記所定方向とは交差する方向へ前記被記録材を搬送す
    る搬送手段と、 前記搬送手段により搬送される前記被記録材の搬送距離
    を検知する検知手段と、 前記検知手段を前記被記録材の被検知部位に対して接離
    自在に変位可能とする変位手段とを有し、 前記記録ヘッドが記録領域に位置する際には、前記変位
    手段は前記検知手段を前記被検知部位に対して接触する
    位置に変位させ、前記記録ヘッドが記録領域外に位置す
    る際には、前記変位手段は前記検知手段を前記被検知部
    位に対して離れる位置に変位させることを特徴とする記
    録装置。
JP24131493A 1993-09-28 1993-09-28 記録装置 Pending JPH0789156A (ja)

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JP24131493A JPH0789156A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 記録装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010214731A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Riso Kagaku Corp 印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010214731A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Riso Kagaku Corp 印刷装置

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