JP3033921B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3033921B2
JP3033921B2 JP2209992A JP2209992A JP3033921B2 JP 3033921 B2 JP3033921 B2 JP 3033921B2 JP 2209992 A JP2209992 A JP 2209992A JP 2209992 A JP2209992 A JP 2209992A JP 3033921 B2 JP3033921 B2 JP 3033921B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録手段により被記録
材に記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンター、複写機、ファクシミリ等の
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出
力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づい
て用紙やプラスチック薄板(OHPなど)等の被記録材
(記録媒体)に画像(文字や記号なども含む)を記録し
ていくように構成されている。前記記録装置は、使用す
る記録手段の記録方式により、インクジェット式、ワイ
ヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式等に
分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動するキャリッジ上に搭
載した記録手段(記録ヘッド)によって画像を記録(主
走査)し、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り
(副走査)を行ない、その後に次の行の画像を記録(主
走査)するという動作を繰り返すことにより、被記録材
全域の画像記録が行なわれる。一方、被記録材を搬送方
向に送る副走査のみで記録するラインタイプの記録装置
においては、被記録材を所定の記録位置にセットし、一
括して1行分の記録を行なった後、所定量の紙送り(ピ
ッチ送り)を行ない、さらに、次の行の記録を一括して
行なうという動作を繰り返すことにより、被記録材全域
の画像記録が行なわれる。
【0004】そのうち、インクジェット式(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、記録手
段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で
記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせず
に記録することができ、ランニングコストが安く、ノン
インパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色
のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であ
るなどの利点を有している。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。ま
た、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用すること
により、記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易
であり、記録手段のフルマルチ化および高密度実装化も
容易である。
【0006】上記記録装置においては、被記録材と記録
ヘッドとの隙間を可能な限り小さくして記録品位を向上
させようとしている。しかし、記録位置で被記録材に浮
きやたるみが発生すると、被記録材と記録ヘッドが擦
れ、被記録材が汚れてしまうことがある。そこで、記録
ヘッドを通過する領域で被記録材を押さえるための被記
録材押さえ部材を設けることが行なわれている。この被
記録材押さえ部材としては、例えば、搬送ローラ等の軸
を中心に揺動可能に装着され、記録ヘッドやキャリッジ
等の自重を利用して被記録材をプラテンに対して押し付
ける構成のものが使用されている。この被記録材押さえ
部材は、記録領域の被記録材搬送方向の上流側または下
流側のいずれか一方、あるいは両方に配設されることが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録装置の被記録材押さえ機構にあっては、被記録材押
さえ部材を押圧するための押圧部材に製造上のバラツキ
等による位置誤差が生じた場合、被記録材押さえ部材を
均一にかつ適正な力で押し付けることができなくなり、
搬送される被記録材との摩擦力で被記録材押さえ部材が
引きずられるように移動(例えば、回動)し、該被記録
材押さえ部材の先端部が記録ヘッドと接触し、記録ヘッ
ドを損傷させてしまう場合があった。
【0008】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、製造上のバラツキ
等により被記録材押さえ部材を押圧する押圧部材の位置
誤差が生じても、被記録材押さえ部材の少なくとも先端
部を被記録材に密着させることができ、該被記録材押さ
え部材と記録ヘッドとの接触を無くし得る記録装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、記録手段により被記録材に記録を行なう記
録装置において、前記記録手段と対向する位置に前記被
記録材を支持するプラテンと、前記被記録材を押し付け
る押付平面と回動軸とを備えた被記録材押さえ部材と、
前記プラテンに対して接離する方向に延在し、前記回動
軸と係合することで前記被記録材押さえ部材を支持する
長孔から成る支持手段と、を有し、前記支持手段は、前
記押付平面が前記プラテンに支持される前記被記録材に
接する方向へ回動するように前記回動軸を支持するとと
もに、前記押付平面の先端部が前記プラテンに支持され
る前記被記録材に接する位置へ変位するように前記回動
軸を前記プラテンに対して変位可能に支持することを特
徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用した記録装置の一実施例の要
部構成を示す模式的斜視図であり、図2および図3は図
1の記録装置の被記録材搬送手段および被記録材押さえ
機構の構成を示す側面図である。この記録装置は、図1
に示すように、カセット1内に積層収納された用紙やプ
ラスチック薄板等の被記録材2をピックアップローラ3
により一枚づつ送給し、この被記録材2を被記録材搬送
手段4で搬送するとともに、裏面をプラテン5で支持さ
れた被記録材2に対して記録ヘッド(記録手段)6によ
り記録していくように構成されている。また、記録位置
の近傍には、記録の際に被記録材2の記録位置での浮き
上がりやたるみを防止するための被記録材押さえ機構7
が設けられている。次に、図1の記録装置の各部の構成
を具体的に説明する。
【0011】『被記録材搬送手段4』:被記録材搬送手
段4は、被記録材2を記録領域へ搬送する搬送ローラ1
1およびピンチローラ12と、記録後の被記録材2を排
出トレイ13へ排出する排出ローラ14およびピンチロ
ーラ15とで構成されている。搬送ローラ11および排
出ローラ14は不図示の搬送モーターにより駆動可能で
ある。ピンチローラ12、15は、それぞれ、軸16、
16を中心に回動可能なアーム17、17の一端部に取
り付けられ、該アームの他端部に係止されたスプリング
18、18により搬送ローラ11、排出ローラ14に圧
接されている。こうして、前記搬送モーターの駆動によ
り被記録材2を図1中の矢印A方向に搬送する被記録材
搬送手段4が構成されている。なお、排出ローラ14
は、搬送ローラ11と同一モーターで駆動されるが、そ
の周速が搬送ローラ11より数%速くなるように駆動さ
れ、搬送される被記録材2に適度の張力が付与されるよ
うに構成されている。
【0012】『記録手段(記録ヘッド)6』:記録ヘッ
ド6は搬送される被記録材2に画像を記録するものであ
る。この記録装置における記録ヘッド6としては、イン
クジェット記録ヘッドが使用されている。また、この記
録ヘッド6は、インクジェット記録ヘッドの中でも、熱
エネルギーを利用してインクを吐出するものであって、
熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えたも
のである。また、前記記録ヘッド6は、前記電気熱変換
体によって印加される熱エネルギーにより生じる膜沸騰
による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用
して、吐出口よりインクを吐出させ、記録を行なうもの
である。
【0013】図4は、記録ヘッド(記録手段)6のイン
ク吐出部の構造を模式的に示す部分分解斜視図である。
図4において、ヒーターボード61は、シリコン基板上
に、電気熱変換体(吐出ヒーター)62およびこれに通
電するためのアルミニウム等の電極63を成膜で配設し
た構造をしている。このヒーターボード61に対して、
複数のインク液路64を仕切るための隔壁を有する天板
65が接着等により固着されている。前記ヒーターボー
ド61と前記天板65との固着は、各液路64内に対応
する電気熱変換体62(通常、1個づつ)が配置される
ように、位置決めして行なわれている。
【0014】図1の記録装置の所定位置には、記録ヘッ
ド6にインクを供給するためのインクカートリッジ(不
図示)が交換可能に装着されている。図4において、前
記インクカートリッジから導管を通して供給されるイン
クは、天板65に設けられた供給口66から記録ヘッド
6内の共通液室67に供給され、該共通液室67から各
液路64内へ導びかれる。なお、前記共通液室67も、
前記ヒーターボード61と前記天板65を接合すること
により、前記液路64とともに形成される。各液路64
は記録ヘッド6の前側端面(吐出口形成面)68に開口
しており、これらの開口により吐出口69が形成されて
いる。
【0015】本実施例においては、記録ヘッド6は、ガ
イドシャフト19に沿って被記録材2の搬送方向Aと交
叉する方向に往復移動可能に案内支持されたキャリッジ
20上に搭載されている。また、記録ヘッド6は、その
吐出口形成面68が被記録材2と所定の隙間(例えば、
約0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面するととも
に、複数の吐出口69が被記録材搬送方向Aと略平行と
なる姿勢で、キャリッジ20に搭載されている。こうし
て、キャリッジ20の移動に同期して、画像信号(記録
情報)に基づいて対応する電気熱変換体62を駆動(通
電)することにより液路64内のインクを膜沸騰させ、
その時に発生する圧力によって吐出口69からインクを
吐出する記録ヘッド6が構成されている。
【0016】前記記録ヘッド6においては、記録情報に
基づいて、対応する電気熱変換体62に対し、液路64
内のインクに核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少
なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気
熱変換体62に熱エネルギーを発生させ、その熱作用面
に隣接するインクに膜沸騰を生じさせ、結果的に、イン
ク内に前記駆動信号と一対一対で対応する気泡が形成さ
れる。この気泡の成長および収縮により吐出口69から
インクが吐出し、少なくとも1個のインク滴が形成され
る。前記駆動信号をパルス形状にすることにより、即時
適切に気泡の成長および収縮が行なわれ、応答性に優れ
たインク吐出が可能となる。
【0017】図5は上記インク吐出動作を経時的に示す
模式的断面図である。次に図5を参照して、記録ヘッド
6のインク吐出動作を簡単に説明する。図5において、
定常状態では、(a)に示すように、液路64内のイン
ク21は吐出口69で表面張力と外圧が平衡している。
この状態でインク21の液滴を吐出飛翔させる場合に
は、対応する液路64内の電気熱変換体62に通電し、
該液路64内のインクに核沸騰を越えて急速な温度上昇
を生じさせる。すると、同図の(b)に示すように、電
気熱変換体62に隣接したインク21が加熱されて微少
な気泡(バブル)22が生じ、該加熱部分のインク21
が気化して膜沸騰を生じ、同図の(c)に示すように気
泡22が急速に成長する。
【0018】前記気泡22が(d)に示すように最大に
成長すると、吐出口69からインク21が押し出され
る。そして電気熱変換体62への通電を停止すると、
(e)に示すように、成長した気泡22は液路64内の
インク21で冷却されて収縮し、この気泡の成長収縮に
より吐出口69からインク滴が吐出飛翔する。さらに、
(f)に示すように、電気熱変換体62の作用面にイン
ク21が接触して急激に冷却され、気泡22は消滅する
かあるいはほとんど無視し得る程度の体積に収縮する。
そして、気泡22が収縮すると、(g)に示すように、
毛細管現象によって共通液室67から液路64内へイン
ク21が供給され、次の通電に備える。
【0019】したがって、キャリッジ20を往復移動さ
せるとともに、該キャリッジ20の移動に同期してパル
ス形状の駆動信号に応じて電気熱変換体62に通電する
ことによって、被記録材2にインク滴の像(画像)を記
録することができる。なお、インクジェット記録ヘッド
を用いる記録装置にあっては、キャリッジ20のホーム
ポジション等に回復手段や予備的な補助手段などを設け
ることが好ましい。それらを具体的に挙げれば、記録ヘ
ッド6に対しての、キャッピング手段、クリーニング手
段、加圧または吸引手段、電気熱変換体62または他の
加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを実行す
る手段などを用いることにより、一層安定した記録を行
なうことが可能になる。
【0020】『キャリッジ20』:図1において、ガイ
ドシャフト19にスライド可能に装着されたキャリッジ
20、不図示のキャリッジモーターおよび伝動機構によ
り、該ガイドシャフト19に沿って被記録材2の幅方向
に往復移動可能である。記録装置には、キャリッジ20
がホームポジションにあることを検出するためのホーム
ポジションセンサーが設けられている。このホームポジ
ションは被記録材2の領域外に設定されており、図1は
キャリッジ20がホームポジションにある時の状態を示
す。
【0021】『被記録材押さえ機構7』:被記録材押さ
え機構7は、記録時に被記録材2の浮き上がりを防止す
るためのものである。図1〜図3に示す被記録材押さえ
機構7は、記録ヘッド6で記録する記録位置を基準にし
て、被記録材2の搬送方向上流側を押さえる上流側の被
記録材押さえ部材23と、搬送方向下流側を押さえる下
流側の被記録材押さえ部材24とを備えている。なお、
被記録材押さえ機構は、上流側の被記録材押さえ部材2
3または下流側の被記録材押さえ部材24のいずれか一
方のみで構成してもよく、本発明はその場合にも同様に
適用できるものである。また、必要に応じて被記録材2
を戻し方向に搬送することがあるが、その場合には上記
上流側および下流側が反転することになる。
【0022】上流側の被記録材押さえ部材23は、被記
録材2の幅以上の長さを有する押圧部25と、該押圧部
25の両端から直角に延びるアーム部26、26とを有
し、該アーム部に嵌合する軸27により回動可能に軸支
されている。本実施例では、この軸27として、ピンチ
ローラ12の軸部が使用されている。ここで、各アーム
部26と軸27の嵌合は、該アーム部26に形成された
上下方向に長い長孔28(図2、図3)によって行わ
れ、したがって、上流側の被記録材押さえ部材23は、
回動するとともに上下方向に所定量移動可能に軸支され
ている。また、上流側の被記録材押さえ部材23の押圧
部25の長手方向一端部には傾斜部29が形成され、キ
ャリッジ20の下部に装着された押圧ローラ30が押圧
部25に乗り上がり易いようになっている。
【0023】一方の下流側の被記録材押さえ部材24
も、同様の構造をしており、被記録材2の幅以上の長さ
を有する押圧部31と、該押圧部31の両端から直角に
延びるアーム部32、32とを有し、該アーム部に嵌合
する軸33により回動可能に軸支されている。本実施例
では、この軸33として、ピンチローラ15の軸部が使
用されている。ここで、各アーム部32と軸33の嵌合
は、該アーム部32に形成された上下方向に長い長孔3
4(図2、図3)によって行われ、したがって、下流側
の被記録材押さえ部材24も、回動するとともに上下方
向に所定量移動可能に軸支されている。また、下流側の
被記録材押さえ部材24の押圧部31の長手方向一端部
にも傾斜部35が形成され、キャリッジ20の下部に装
着された押圧ローラ36が押圧部31に乗り上がり易い
ようになっている。
【0024】『押圧手段』:押圧手段は、上記被記録材
押さえ部材23、24をプラテン5へ押圧するためのも
のであり、本実施例では、キャリッジ20の下側に回動
自在に軸支された押圧ローラ30、36を備えている。
押圧ローラ30は上流側の被記録材押さえ部材23を押
圧するように配置され、押圧ローラ36は下流側の被記
録材押さえ部材24を押圧するように配置されている。
これらの押圧ローラ30、36は、キャリッジ20が図
1中の矢印B方向へ移動すると、それぞれ、前記傾斜部
29、35を通して、各被記録材押さえ部材23、24
の押圧部25、31へ乗り上がる。
【0025】『被記録材押さえ部材の付勢手段』:この
付勢手段は、被記録材押さえ部材23、24を記録ヘッ
ド6から離間する方向へ付勢するためのものであり、付
勢バネ37、38で構成されている。本実施例では、こ
れらの付勢バネ37、38としてはネジリコイルバネが
使用されている。バネ37は、上流側の(ピンチローラ
12の)アーム17の軸16に支持され、かつその一端
が該アーム17の係止部39に係止され、その他端が上
流側の被記録材押さえ部材23の後端部40に下側から
当接することにより、該被記録材押さえ部材23を図2
中の反時計回りに付勢している。一方、バネ38は、下
流側の(ピンチローラ15の)アーム17の軸16に支
持され、かつその一端が該アーム17の係止部41に係
止され、その他端が上流側の被記録材押さえ部材24の
後端部42に下側から当接することにより、該被記録材
押さえ部材24を図2中の時計回りに付勢している。な
お、各被記録材押さえ部材23、24の後端部40、4
2は、下側開放のコの字形状となっており、各付勢バネ
37、38の端部が外れないようになっている。
【0026】『被記録材押さえ部材の駆動手段』:この
駆動手段は、各被記録材押さえ部材23、24を、付勢
バネ37、38に抗して、被記録材2と接触しない位置
へ移動(揺動)させるためのものである。そこで、この
駆動手段は、図1に示すように、記録装置のフレーム
(不図示)に取り付けられたソレノイド43と、該フレ
ームに軸50を中心に揺動可能に軸支された駆動アーム
44とを備え、ソレノイド43により駆動アーム43の
先端部を図示上側へ駆動し得るように構成されている。
ソレノイド43の可動部45は、軸(ピン)46を介し
て、駆動アーム44の嵌合孔47に連結されている。ま
た、駆動アーム44の先端部には、各被記録材押さえ部
材23、24の先端部(押圧部)25、31の下側に当
接可能な当接部48、49が形成されている。
【0027】ソレノイド43をオンにすると、可動部4
5が引っ込むことにより駆動アーム44が軸50を中心
に図1中の時計方向に回動し、図2に示すように、該駆
動アーム44の先端当接部48、49が上昇して被記録
材押さえ部材23、24の先端部(押圧部)25、31
の下面に突き当たり、該被記録材押さえ部材23、24
を被記録材2と接触しない位置へ駆動する。一方、ソレ
ノイド43をオフにすると、駆動アーム44が軸50を
中心に図1中の反時計方向に回動し(戻され)、図3に
示すように、該駆動アーム44の先端当接部48、49
が被記録材押さえ部材23、24から離間する下降位置
へ戻り、該被記録材押さえ部材23、24は付勢バネ3
7、38により被記録材2(またはプラテン5)と密着
する位置へ揺動する(戻される)。なお、以上説明した
駆動手段は、通常、被記録材押さえ部材23、24の両
端部に設けられ、同時に動作するように構成されるが、
被記録材押え部材23、24の夫々片側に設けるように
構成してもよい。
【0028】『給紙手段』:図1において、不図示の駆
動機構でピックアップローラ(給紙ローラ)3を回転さ
せることにより、カセット1内に積層収納された被記録
材2を一枚づつ分離し、該被記録材2を搬送ローラ11
とピンチローラ12との間へ、さらに排出ローラ14お
よびピンチローラ15へ向けて送給する。
【0029】次に、以上説明した記録装置の一連の動作
について説明する。まず、ソレノイド43をオンにして
駆動アーム44を軸50を中心に回動させ、該駆動アー
ム44の先端部48、49の突き当たりにより、付勢バ
ネ37、38に抗して、被記録材押さえ部材23、24
を被記録材2(またはプラテン5)から離れる方向へ回
動させる。この状態を図2に示す。そして、不図示の駆
動手段によりピックアップローラ3を回転させることに
より、被記録材2を送り出し、搬送ローラ11および排
出ローラ14へ向けて送給する。この時、各被記録材押
さえ部材23、24はプラテン5より上方の離隔位置に
保持されているので、被記録材2は被記録材押さえ部材
23、24と接触せずに搬送される。
【0030】また、下流側の被記録材押さえ部材24が
上方に離隔された状態では、図2に示すように、その上
流側端部がハの字状に拡がっているので、被記録材2の
先端部にカールが発生しても、該被記録材2は被記録材
押さえ部材24の下面にガイドされて排出ローラ14へ
円滑に(安定した状態で)搬送される。
【0031】被記録材2の先端部が被記録材押さえ部材
23、24の押さえ領域a、b(図2)を通過した後、
ソレノイド43をオフにし、駆動アーム44を反時計方
向(被記録材押さえ部材23、24から離れる下降方
向)へ回動させる。すると、被記録材押さえ部材23、
24は、付勢バネ37、38およびそれらの自重によ
り、先端部の押さえ領域a、bがプラテン5へ向かう方
向へ回動し、被記録材2に当接(密着)する。
【0032】次に、キャリッジ20がガイドシャフト1
9に沿って駆動され、被記録材2を幅方向に主走査しな
がら記録ヘッド6による記録動作が行なわれる。その際
には、図3に示すように、キャリッジ20に軸支された
押圧ローラ30、36が被記録材押さえ部材23、24
の押圧部25、31の上面に沿って転動することによ
り、該キャリッジ20および記録ヘッド6の自重を利用
して被記録材2をプラテン5に押し付けて密着させるよ
うになっている。
【0033】この時、被記録材押さえ部材23の支持軸
27とプラテン5の上面との上下方向間隔あるいは被記
録材押さえ部材24の支持軸33とプラテン5の上面と
の上下方向間隔が所定値から外れ、各支持軸27、33
の高さに誤差が生じる場合がある。しかし、本実施例で
は、前記支持軸27、33に各被記録材押さえ部材2
3、24の上下方向の長孔28、34を嵌合させる構造
にしたので、前記高さの誤差を吸収することができ、各
被記録材押さえ部材23、24をそれらの自重により被
記録材2に確実に密着させることができる。
【0034】さらに、製造上または組み付け上のバラツ
キ等により、被記録材押さえ部材23と被記録材2との
密着が不充分である場合でも、付勢バネ37の付勢力に
より該押さえ部材23は図3中で反時計回りに付勢され
ているので、該押さえ部材23の先端部51を被記録材
2に確実に密着させることができる。このため、被記録
材押さえ部材23と記録ヘッド6との接触による該記録
ヘッド6の損傷を無くすことができる。
【0035】もう一つの被記録材押さえ部材24と被記
録材2との密着が不充分である場合も同様であり、付勢
バネ38の付勢力により該押さえ部材24は図3中で時
計回りに付勢されているので、該押さえ部材24の先端
部52を被記録材2に確実に密着させることができる。
このため、被記録材押さえ部材24と記録ヘッド6との
接触による該記録ヘッド6の損傷も無くすことができ
る。
【0036】キャリッジ20の1回の主走査が終了する
と、該キャリッジ20は一旦ホームポジションに戻さ
れ、その間に所定量(例えば記録幅=1行の高さ)の紙
送り動作(被記録材搬送動作)が行なわれる。紙送りが
終了すると、次の行の記録が行なわれる。所定回数の記
録動作と紙送り動作を交互に繰り返して被記録材2全域
の記録が終了すると、被記録材2は排出トレイ13上に
排出される。
【0037】なお、前述の実施例では、被記録材押さえ
部材23、24を被記録材搬送方向の上流側および下流
側の2箇所に配設する場合を例示したが、この被記録材
押さえ部材は上流側または下流側のいずれか一方に配設
する構成でもよい。また、被記録材押さえ部材23、2
4の付勢手段として、前述の実施例ではネジリコイルバ
ネ37、38を使用したが、これに代えて引っ張りバ
ネ、圧縮バネ、板バネ等の他の形態の付勢手段を用いて
もよい。
【0038】さらに、前述の実施例では、被記録材2を
搬送する時にその障害とならないように、被記録材押さ
え部材23、24を被記録材2から離間させる駆動手段
(ソレノイド43、駆動アーム44)を設けたが、例え
ば、いずれか一方の被記録材押さえ部材が常に搬送方向
上流側となる場合あるいは被記録材としてロール紙を使
用する場合など、被記録材押さえ部材を被記録材から離
間させる必要がない場合には、上記駆動手段(ソレノイ
ド43、駆動アーム44)を省略してもよい。
【0039】以上説明した実施例によれば、製造上のバ
ラツキ等により、キャリッジ20の押圧部材(押圧ロー
ラ)30、36の両方またはいずれか一方のプラテン5
からの高さに誤差が生じても、少なくとも各被記録材押
さえ部材23、24の先端部51、52は被記録材2と
密着した状態を維持するので、該被記録材押さえ部材2
3、24と記録ヘッド6との接触を確実に防止すること
ができる。
【0040】また、被記録材押さえ部材23、24の上
下方向長孔28、34を支持軸27、33に嵌合させる
構造にしたので、支持軸27、33とプラテン5の上面
との上下方向間隔が所定値から外れて支持軸27、33
の高さに誤差が生じる場合でも、この高さ誤差を吸収す
ることができ、各被記録材押さえ部材23、24をそれ
らの自重により被記録材2に確実に密着させることがで
き、該被記録材押さえ部材23、24と記録ヘッド6と
の接触を確実に防止することができる。
【0041】なお、前述の実施例では、本発明をインク
ジェット記録装置に適用する場合を例に挙げて説明した
が、本発明は、ワイヤドット記録装置、レーザービーム
記録装置、熱転写記録装置、感熱式記録装置など、記録
手段(記録ヘッド)の記録方式に関係なく、種々の記録
装置に対して適用可能なものであり、同様の作用効果を
達成し得るものである。さらに、前述の各実施例では、
記録手段(記録ヘッド)6が被記録材2に沿って主走査
するシリアルタイプの記録装置を例に挙げて説明した
が、本発明は、被記録材の記録幅の全体または一部に対
応するライン型の記録手段を用いるラインタイプの記録
装置の場合にも、同様に適用することができ、同様の効
果を達成し得るものである。
【0042】また、本発明は、1個の記録手段を用いる
単色記録用の記録装置、異なる色で記録する複数個の記
録手段を用いるカラー記録用の記録装置、あるいは同一
色彩で濃度の異なる記録を行なう複数の記録手段を用い
る階調記録用の記録装置など、記録手段の数にも関係な
く同様に適用することができ、同様の作用効果を達成し
得るものである。さらに、記録手段としては、記録ヘッ
ドとインクタンクを一体化したカートリッジタイプのも
のの他、記録ヘッドとインクタンクを別体としこれらを
インク供給チューブで接続する構成のものなど、記録手
段およびインクタンクの構成がどのようなものであって
も、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得
るものである。
【0043】なお、本発明は、インクジェット記録装置
に適用する場合には、例えば、ピエゾ素子等の電気機械
変換体等を用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するも
のに適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してイ
ンクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェッ
ト記録装置において優れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成
できるからである。
【0044】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体
(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0045】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0046】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0047】さらに、記録装置が記録できる被記録材
(記録媒体)の最大幅に対応した長さを有するフルライ
ンタイプの記録ヘッドに対しても、本発明は有効に適用
できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッ
ドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体
的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれ
でもよい。加えて、上例のようなシリアルタイプのもの
でも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置
本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体
的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0048】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0049】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば、単色のインクに対応して1個
のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。すなわち、例えば、記録装置の記録モードとし
ては、黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるか、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又
は、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装
置にも本発明は極めて有効である。
【0050】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0051】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0052】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
(請求項1)によれば、記録手段により被記録材に記録
を行なう記録装置において、前記記録手段と対向する位
置に前記被記録材を支持するプラテンと、前記被記録材
を押し付ける押付平面と回動軸とを備えた被記録材押さ
え部材と、前記プラテンに対して接離する方向に延在
し、前記回動軸と係合することで前記被記録材押さえ部
材を支持する長孔から成る支持手段と、を有し、前記支
持手段は、前記押付平面が前記プラテンに支持される前
記被記録材に接する方向へ回動するように前記回動軸を
支持するとともに、前記押付平面の先端部が前記プラテ
ンに支持される前記被記録材に接する位置へ変位するよ
うに前記回動軸を前記プラテンに対して変位可能に支持
する構成としたので、被記録材を挟んでプラテンと被記
録材押さえ部材の押付平面とを互いに平行に安定して密
着させることができ、それによって、被記録材と記録手
段との間隔を正確に維持することができ、部品精度のバ
ラツキによる被記録材押さえ部材先端部のプラテン上で
の浮きを防止することができ、また、該先端部による記
録手段の破損も防止することができる記録装置が提供さ
れる。また、請求項2の発明によれば、上記請求項1の
構成に加えて、前記被記録材押さえ部材を被記録材に密
着させるための押圧部材を有する構成としたので、一層
効率よく上記効果を奏することができる記録装置が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置の一実施例の要部構
成を示す模式的斜視図である。
【図2】図1の記録装置の被記録材搬送時の状態を示す
部分側面図である。
【図3】図1の記録装置の記録時の状態を示す部分側面
図である。
【図4】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分分解斜視図である。
【図5】図4のインク吐出部のインク吐出動作を示す模
式的部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 カセット 2 被記録材 3 ピックアップローラ 4 被記録材搬送手段 5 プラテン 6 記録手段(記録ヘッド) 7 被記録材押さえ機構 11 搬送ローラ 14 排出ローラ 17 アーム 19 ガイドシャフト 20 キャリッジ 21 インク 22 気泡 23 被記録材押さえ部材 24 被記録材押さえ部材 26 アーム部 27 支持軸 28 長孔 30 押圧部材(押圧ローラ) 32 アーム部 33 支持軸 34 長孔 36 押圧部材(押圧ローラ) 37 付勢手段(付勢バネ) 38 付勢手段(付勢バネ) 43 ソレノイド 44 駆動アーム 51 先端部(被記録材押さえ部材) 52 先端部(被記録材押さえ部材) 62 電気熱変換体 68 吐出口形成面 69 吐出口 A 被記録材搬送方向 B キャリッジ移動方向 a 押さえ領域 b 押さえ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 11/00 - 15/24 B41J 2/01

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段により被記録材に記録を行な
    う記録装置において、 前記記録手段と対向する位置に前記被記録材を支持する
    プラテンと、 前記被記録材を押し付ける押付平面と回動軸とを備えた
    被記録材押さえ部材と、 前記プラテンに対して接離する方向に延在し、前記回動
    軸と係合することで前記被記録材押さえ部材を支持する
    長孔から成る支持手段と、 を有し、 前記支持手段は、前記押付平面が前記プラテンに支持さ
    れる前記被記録材に接する方向へ回動するように前記回
    動軸を支持するとともに、前記押付平面の先端部が前記
    プラテンに支持される前記被記録材に接する位置へ変位
    するように前記回動軸を前記プラテンに対して変位可能
    に支持することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記被記録材押さえ部材を被記録材に
    密着させるための押圧部材を有することを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段が、インクを吐出して記
    録を行なうインクジェット記録手段であることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段が、インクを吐出するた
    めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
    備えていることを特徴とする請求項3に記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段が、前記電気熱変換体が
    発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利
    用して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とす
    る請求項4に記載の記録装置。
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