JPH0788414B2 - 軟質ふっ素樹脂の製造方法 - Google Patents

軟質ふっ素樹脂の製造方法

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JPH0788414B2
JPH0788414B2 JP62198118A JP19811887A JPH0788414B2 JP H0788414 B2 JPH0788414 B2 JP H0788414B2 JP 62198118 A JP62198118 A JP 62198118A JP 19811887 A JP19811887 A JP 19811887A JP H0788414 B2 JPH0788414 B2 JP H0788414B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F259/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of halogen containing monomers as defined in group C08F14/00
    • C08F259/08Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of halogen containing monomers as defined in group C08F14/00 on to polymers containing fluorine

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は軟質ふっ素樹脂の製造法に関するものであり、
ペルオキシ基を含んだ含ふっ素共重合体への結晶性ふっ
素樹脂のグラフト重合を低温で行うことにより、高重合
度かつ結晶性の高いグラフトポリマーを得ることを骨子
とするものである。
(従来の技術) 含ふっ素の結晶性樹脂はC−F結合に由来するそのすぐ
れた特性(耐熱性、耐油性、耐薬品性、耐候性当)によ
り、広く利用されている。
しかしこうした結晶性ふっ素樹脂はその結晶性のゆえ
に、柔軟性には欠けるものとなり、ホース、ガスケッ
ト、シートおよびシール材など柔軟性を必要とされる分
野では適用が制限され、そのためふっ素樹脂の特性と柔
軟性とを同時に要求される用途には一般にふっ素ゴムが
使用されている。しかしふっ素ゴムは使用にあたっては
一般に架橋剤、充填剤、安定剤等を加えて混練、成形し
たのち、架橋処理することが必要でありそのため加工工
程が複雑になり、成形品の形状にも制約が加わる、さら
には再加工が困難であるなどの問題点がある。
このような結晶性にふっ素樹脂、そしてふっ素ゴムの持
つそれぞれの欠点を解決する方法としていくつかの方法
が提案され、中でも、本出願人の提案した特開昭58−20
6615号で示されたような、含ふっ素弾性共重合体にペル
オキシ基を導入し、それを開始点として含ふっ素結晶性
樹脂をグラフト重合させる方法は、結晶性ふっ素樹脂と
ふっ素ゴムの長所を併せ持つ柔軟性を有するふっ素樹脂
の製造法として有力である。かかる方法で得られたふっ
素系グラフト共重合体は、ゴム弾性を有する含ふっ素弾
性体を幹とし、結晶性を有する結晶系ふっ素樹脂がグラ
フトした構造をとり、通常の使用温度ではグラフト部が
結晶形態を取ることで物理的架橋点として働き、実用的
な弾性体として機能すると言われている。こうしたグラ
フト重合体においてその力学的物性、熱的特性、あるい
は成形流動性などの諸特性はグラフト部を構成する結晶
性樹脂の特性に大きく支配される。
すなわち機械的特性に優れ、熱的特性の良好なふっ素系
グラフト重合体とするためにはグラフと部の結晶性ふっ
素樹脂が十分な重合度を持ち結晶性の高いことがその必
要条件となる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら結晶性高分子のグラフト重合においては、
グラフト部を構成する結晶性高分子はその結晶生長が阻
害され、本来の結晶性を現わすことは困難なことが多い
とされている。特に重合が高温度で行われた場合その傾
向が強い、また、通常使用されるt−ブチルペルオキシ
アリルカーボネートの場合にはグラフト重合時の重合温
度は100℃前後の高温であり、こうした場合には結晶生
をそこなうという問題が現存している。そこで重合度を
上げ、結晶性を阻害する不完全構造の性を少なくするた
めには、一般には低い温度で重合を進めるのが良いとさ
れており、こうした100℃という温度では、特に結晶性
ふっ素樹脂のグラフト重合の場合、十分な重合度、結晶
性を持たせることは難しい。
またグラフト重合の際、溶媒として1,1,2トリフロロ1,
2,2トリクロロエチレン(以下R−113と略記)を使用す
る溶液系においては高温時、溶媒への連鎖移動反応など
が起こりやすく、そのことも十分な重合度と結晶性を持
った結晶性ふっ素樹脂のグラフト部を得ることを難しく
している要因の1つでもあり、特にCTFE系のモノマーを
使用した系では重合度の低下が著しく、融点も対応する
CTFE系重合体と比べて大幅に低下することが認められ
た。
(問題点を解決するための手段) このような問題の解決、すなわち重合度を上げ、結晶化
を阻害する不規則な構造を少なくするためには、低温で
重合を行うことが有効であり、ここで対象としているふ
っ素系グラフトポリマーの製造においても低温でグラフ
ト重合を行うことができれば、グラフト部を構成する結
晶性ふっ素樹脂部の重合度、および結晶性は高くなるも
のと考えられる。ところで特開昭58−206615号にしめさ
れたような幹ポリマー内にパーオキシド部を導入し、そ
れをグラフト重合の開始点とするような場合、低温での
重合を実現させるためには、一つには熱分解温度の低い
パーオキシドを導入することが考えられる。
しかしながら注意しなければならないことは、低温分解
型のパーオキシドを導入するには、パーオキシド基をも
った不飽和化合物を共重合する工程をとるため、そのパ
ーオキシド基がその工程を経ても十分活性を保つために
は導入するパーオキシド基よりも十分に低い温度で重合
する開始剤を使用しなければならないことである。
つまり低温で活性なパーオキシドを導入するには幹ポリ
マーとの共重合の際、特殊な低温活性を有する開始剤で
重合する必要がある。そうした低温活性の開始剤とし
て、たとえばヘプタフルオロブチリックペルオキシド等
ふっ素系の開始剤などが考えられるが、その原料である
含ふっ素カルボン酸の供給の困難性などから実用的な選
択範囲は限られたものになる。また不飽和ペルオキシド
についても原料、製造、また特性の点から低温で活性が
あり、かつ幹ポリマーの重合時に活性を失わないものは
得難く、実用的には種々の面からt−ブチルアリルペル
オキシアリルカーボネートに限られるなどの理由から、
低温で分解するペルオキシドを導入という方法は現実的
ではない。
われわれはこうした問題を解決すべく、種々検討した結
果、反応の2段階目のグラフト反応時に還元剤、さらに
は還元剤として作用する金属イオン等を併用し、レドッ
クス系の開始剤系とすることで低温グラフト重合が可能
となることを見出し、その結果良好な特性を持つふっ素
系グラフトポリマーを効率よく得ることに成功したもの
である。すなわちグラフト重合の場を水分散系とし、効
率よくグラフト重合を進めるために幹ポリマーは十分に
粉砕し、分散剤により均一に分散させた状態にし、還元
剤さらには還元剤としての鉄、コバルト、ニッケルのよ
うな金属イオンを添加することで十分な重合度、かつ不
規則鎖の少ないグラフトポリマーの生成を可能としたの
である。
本発明において使用される含ふっ素弾性共重合体からな
るポリマーは、ペルオキシ基が0.02〜0.2%重合部付い
たものであり、十分にグラフト重合するためには8メッ
シュ以下に粉砕したものが望ましい。ここにおいて該幹
ポリマーとしては、目的とする柔軟性を持たせるために
Tgが室温以下であるふっ素系エラストマーをベースに構
成する必要があり、ふっ化ビニリデン(以下VDFと略
記)ヘキサフルオロピロピレン(以下HFPと略記)との
共重合体、VDFとHFPおよびテトラフルオロエチレン(以
下TFEと略記)との三元共重合体、VDFとクロロトリフル
オロエチレン(以下CTFEと略記)との共重合体、TFEと
プロピレンの共重合体、TFEと含ふっ素ビニルエーテル
との共重合体ならびに炭化水素系のジエン化合物と含ふ
っ素単量体との共重合体など従来より知られている多く
のふっ素系エラストマーが使用できる。
この幹ポリマーを水に分散させる方法としては種々考え
られるが、重量後の処理工程、さらに成形加工時の熱着
色の低減のためにはふっ素系の界面活性剤たとえばパー
フルオロオクタン酸アンモニウム等を使用し、ミキサー
等で撹拌し分散させる方法が好ましく、また、通常の炭
化水素系界面活性剤、ポリビニルアルコール、カルボキ
シメチルセルロースなどの懸濁剤、さらにt−ブタノー
ルなどを用いて分散させる方法でもとくに支障はない。
さて上記の方法で水に分散させた幹ポリマーを低温にて
グラフト重合行うために還元剤、さらには還元剤として
作用する金属イオンを添加するが、これら添加剤として
は通常のレドックス重合で使用される系がほとんど利用
できる。具体的には還元剤として亜硫酸水素ナトリウ
ム、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナ
トリウムなどの亜硫酸塩、金属塩としては第二鉄イオ
ン、コバルトイオン、銅イオンを含む塩、すなわち塩化
第二鉄、塩化コバルト、塩化銅などが使用できる。これ
らの使用量は仕込の幹ポリマーに共重合された不飽和ペ
ルオキシド総量から決定され、通常は0.5ないし10倍量
の還元剤が使用される。
このようにしてペルオキシ基を含んだ幹ポリマーはオー
トクレーブに仕込んだのち、20〜50℃といった低い温度
で含ふっ素単量体を少くとも一種含む結晶性重合体をグ
ラフト重合するが、ここで用いられる含ふっ素単量体を
少くとも一種含む結晶性重合体はポリテトラフルオロエ
チレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリふっ化
ビニリデン、ポリふっ化ビニル、TFEとエチレンとの共
重合体、CTFEとエチレンの共重合体、ならびにTFEと含
ふっ素ビニルエーテルとの共重合体等があるが、特にそ
の組成は限定されるものではない。
次に本発明の実施例および比較例を示すが、本発明はこ
れらによって限定されるものではない。
実施例1 100気圧に耐える2容量のステンレス製オートクレー
ブに純水1000g、過硫酸カリウム2g、パーフルオロオク
タン酸アンモニウム3g、および不飽和ペルオキシドとし
てt−ブチルペルオキシアリルカーボネート2gを加え、
排気、窒素置換を繰り返した後ふっ化ビニリデンモノマ
ー250g、クロロトリフルオロエチレンモノマー151gを仕
込み撹拌しながら50℃の温度で20時間重合反応を行っ
た。生成物は白色のラテックス状態で得られ、これを塩
析してゴム状の粒子を得た。水洗、真空乾燥の後n−ヘ
キサンにて洗浄し未反応のt−ブチルペルオキシアリル
カーボネートを除去して再度真空乾燥し、白色粉末の共
重合体320gを得た。この共重合体のDSC曲線はペルオキ
シ基の分解に基づく発熱ピークを160〜180℃に有してお
り、またヨウ素滴定法により共重合体の活性酸素量は0.
042%と測定された。また、低温でのDSC測定による共重
合体のTgは−21℃であった。このようにして得たペルオ
キシ基を構成要素に持つゴム状共重合体72gをパーフル
オロオクタン酸アンモニウム2.5gを溶解した純水500gに
撹拌、分散させ、100気圧に耐える1の電磁撹拌装置
付オートクレーブに仕込み、さらに還元剤としてNaHSO3
0.9gを加えたのち、排気、窒素置換を数回行った。つい
で、クロロトリフルオロエチレンモノマー76.9g、エチ
レン18.5g仕込み30℃にて20時間重合を行った。残存モ
ノマーをパージしたのち、生成したポリマーを取り出
し、水を分離、洗浄後乾燥し155gの白色粉末を得た。こ
のポリマーのDSCによる融点は230℃であった。また得ら
れたポリマーを4インチ二本ロール(ロール温度220
℃)で混練し、その後プレス成形(フレス温度250℃)
にて1mm厚のシートを作成し、乳白色の柔軟生のあるシ
ートを得た。このシートの23℃における破断伸び強さ、
破断伸び率、さらに動的粘弾性および硬度の測定値を第
1表に示す。
比較例1 実施例1において使用したペルオキシ基を構成要素に持
つゴム状共重合体72gをフロンR−113 500mlに分散させ
たのち、100気圧に耐える1の電磁撹拌装置付オート
クレーブに入れ、排気、窒素置換を数回行った。つい
で、クロロトリフルオロエチレンモノマー75.7gエチレ
ン18.0g仕込み98℃にて24時間重合を行った。残存モノ
マーをパージしたのち、生成したポリマーを取り出し、
溶媒を分離し、洗浄乾燥し101.2gの白色粉末を得た。こ
のポリマーのDSSによる融点は175℃であり、実施例1に
比較して著しく低い融点となっている。またピーク形状
も実施例1に比較してずっとブロードである。また得ら
れたポリマーを実施例1と同様に4インチ二本ロール
(ロール温度180℃)で混練し、その後プレス成形(プ
レス温度200℃)にて1mm厚のシートを作成した。このシ
ートの23℃における破断伸び強さ、破断伸び率、さらに
動的粘弾性および硬度の測定値を第1表に示すが、実施
例1に比較して伸び強さ、伸び率とも小さく、弾性率も
低くなっている。
比較例2 実施例1と同一組成、同一条件でt−ブチルペルオキシ
アリルカーボネートを含まないふっ化ビニリデン−クロ
ロトリフルオロエチレン共重合体ゴム360gを製造した。
このゴム組成の共重合体40gとECTFEペレット(アウシモ
ント社製Halar#920)40gを4インチ二本ロール(ロー
ル温度230℃)にて混練混合し、その後プレス成形(プ
レス温度250℃)を行い、1mm厚のシートを作成し23℃に
おける破断伸び強さ、破断伸び率、さらに動的粘弾性お
よび硬度の測定を行った。結果を第1表に示すが、実施
例に比較して、破断強さ、破断伸び率が大幅に低くなっ
ている。
実施例2 実施例1において使用したペルオキシ基を構成要素に持
つゴム状共重合体72gをパーフルオロオクタン酸アンモ
ニウム2.5gを溶解した純水500ml中に撹拌、分散させた
のち、100気圧に耐える1の電磁撹拌装置付オートク
レープに仕込み、さらに還元剤としてNaHSO30.9gを加え
たのち、排気、窒素置換を数回行った。
ついで、クロロトリフルオロエチレンモノマー82.2gを
仕込み30℃にて20時間重合を行った。
残存モノマーをパージした後、生成したポリマーを取り
出し、水を分離し、洗浄後乾燥し、127g白色粉末を得
た。このポリマーのDSCによる融点は213℃であった。ま
た得られたポリマーを4インチ二本ロール(ロール温度
200℃)で混練し、その後プレス成形(プレス温度240
℃)にて1mm厚のシートを作成し、乳白色の柔軟性のあ
るシートを得た。このシートの23℃における破断伸び強
さ、破断伸び率、さらに動的粘弾性および硬度の測定値
を第1表に示す。
比較例3 実施例1において使用したペルオキシ基を構成要素に持
つゴム状重合体72gをフロンR−113 500mlに分散させた
のち、100気圧に耐える1の電磁攪拌装置付オートク
レーブに入れ、排気、窒素置換を数回行った。ついで、
クロロトリフルオロエチレンモノマー81.3g仕込み98℃
にて24時間重合を行った。残存モノマーをパージしたの
ち、生成したポリマーを取り出し、溶媒と分離、洗浄乾
燥し109gの白色粉末を得た。このポリマーのDSCによる
融点は197℃であり、実施例2に比較して低い融点とな
っている。またピーク形状も実施例1に比較してずっと
ブロードである。また得られたポリマーを実施例1と同
様に4インチ二本ロール(ロール温度190℃)で混練
し、その後プレス成形(プレス温度220℃)にて1mm厚の
シートを作成した。このシートの23℃における破断伸び
強さ、破断伸び率、さらに動的粘弾性および硬度の測定
値を第1表に示すが、実施例2に比較して伸び強さ、伸
び率とも少なく、弾性率も低くなっている。
実施例3 実施例1において使用したペルオキシ基を構成要素に持
つゴム状共重合体96gをパーフルオロオクタン酸アモニ
ウム2.4gを溶解した純水500ml中に撹拌、分散させたの
ち、100気圧に耐える1の電磁撹拌装置付オートクレ
ーブに仕込み、さらに還元剤としてNaHSO30.96gおよびF
eCl3・6H2O 0.33gを加えたのち、排気、窒素置換を数回
行った。ついで、クロロトリフルオロエレンモノマー12
4g、エチレン30gを仕込み30℃にて20時間重合を行っ
た。残存モノマーをパージした後、生成したポリマーを
取り出し、水を分離、洗浄後乾燥し、208gの白色粉末を
得た。このポリマーのDSCによる融点は232℃であった。
また得られたポリマーを4インチ二本ロール(ロール温
度220℃)で混練し、その後プレス成形(プレス温度250
℃)にて1mm厚のシートを作成し、乳白色の柔軟性のあ
るシートを得た。このシートの23℃における破断伸び強
さ、破断伸び率、さらに動的粘弾性および硬度の測定値
を第1表に示す。
第1表の測定は次のような方法で行った。
(1) 破断伸び強さ、破断伸び率 JIS K6301に規定された方法に準じ、3号ダンベル型試
験片を引張試験機(島津製作所製オートグラフ)にて23
℃、200mm/分の引張速度で測定した。
(2) せん断弾性率 捩れ自由減衰型粘弾性測定装置(レスカ社製RD−1100AD
型、試験片寸法、8cm×1cm×1mm厚)にて0℃、30℃、6
0℃におけるせん断弾性率を測定した。
(3) 硬度(ショアーD)の測定 80×40×3.2mmの試験片を作成し、ASTMD−1484に準じて
測定した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子内にペルオキシ基を含有した、ガラス
    転移温度が室温以下である含フッ素弾性共重合体に、含
    フッ素単量体を少なくとも一種含む結晶性重合体をグラ
    フトした重合体を得る際、分散媒として水を用い、還元
    剤の存在下20〜50℃でグラフト重合させることを特徴と
    する軟質ふっ素樹脂の製造方法。
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