JPH0788333B2 - レゾルシノールからのm−アミノフェノールの製造方法 - Google Patents

レゾルシノールからのm−アミノフェノールの製造方法

Info

Publication number
JPH0788333B2
JPH0788333B2 JP3216732A JP21673291A JPH0788333B2 JP H0788333 B2 JPH0788333 B2 JP H0788333B2 JP 3216732 A JP3216732 A JP 3216732A JP 21673291 A JP21673291 A JP 21673291A JP H0788333 B2 JPH0788333 B2 JP H0788333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resorcinol
catalyst
aminophenol
ammonia
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3216732A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0776559A (ja
Inventor
ドレッスラー ハンス
Original Assignee
インドスペック ケミカル コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/498,980 external-priority patent/US5130489A/en
Application filed by インドスペック ケミカル コーポレイション filed Critical インドスペック ケミカル コーポレイション
Publication of JPH0776559A publication Critical patent/JPH0776559A/ja
Publication of JPH0788333B2 publication Critical patent/JPH0788333B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D295/00Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms
    • C07D295/04Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms
    • C07D295/08Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms
    • C07D295/096Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms with the ring nitrogen atoms and the oxygen or sulfur atoms separated by carbocyclic rings or by carbon chains interrupted by carbocyclic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C213/00Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C213/02Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton by reactions involving the formation of amino groups from compounds containing hydroxy groups or etherified or esterified hydroxy groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、レゾルシノールからの
m−アミノフェノールの製造に関する。さらに詳しく
は、本発明は、有機溶媒中である種のシリカーアルミナ
触媒の存在下、アンモニア、1級アミンまたは2級アミ
ンから選ばれる無水アミノ化合物とレゾルシノールを反
応させることによるm−アミノフェノールの製造に関す
る。特に、本発明は有機溶媒中で天然のあるいは合成の
シリカ−アルミナ触媒の存在下、無水アンモニアとレゾ
ルシノールを反応させることによるm−アミノフェノー
ルの製造に関する。
【従来の技術】m−アミノフェノール化合物の類はよく
知られており、文献によく報告されている。これらの化
合物は、染料、医薬、樹脂そして農薬の調製のための中
間物質として有益である。近ごろでは、m−アミノフェ
ノール化合物は、特にm−アミノフェノール自身は、高
性能ポリマーの調製に、特に高性能繊維の中間物質の調
製に用途を見い出している。最もよく知られているアミ
ノフェノールを調製するための方法は、アンモニア、1
級アミンそして2級アミンから選ばれるアミノ化剤をレ
ゾルシノールと反応させることによる。m−アミノフェ
ノールは最も一般的には、レゾルシノールとアンモニア
を反応させることによって製造される。アンモニア、1
級アミンそして2級アミンから選ばれるアミノ化剤での
レゾルシノールのアミノ化は、よく文献に記載され、多
くの特許や特許出願の主題である。すべての方法はレゾ
ルシノールをアミンと反応させることを含むが、反応に
多くの種々の態様がある。例えば、水性媒体中でレゾル
シノールとアミンを反応させることはよく知られてい
る。これは、生成物の付随的損失を伴う水の除去の必要
性から望ましくない。さらに、再利用のための水性母液
中のm−アミノフェノールは不安定である。多様な触媒
を使用して、あるいは使用しないで、多様な溶媒中でア
ミノ化を進めることが、また示唆されている。これらの
方法のいくつかは、いくらか成功しているが、それは1
つあるいはそれ以上の違った欠点を持っている。例え
ば、いくらかの触媒はたいへん高価である。いくらかの
触媒は再生することなしでは再利用できないし、いくつ
かは反応混合物から分離するのが困難である。従来の方
法に関連した他の欠点のいくつかは、1通過あたりのレ
ゾルシノールの低い転化率、m−フェニレンジアミンへ
の高すぎる転化率を伴うアミノフェノールへの転化の低
い選択性、長い反応時間そしてm−アミノフェノールを
分離および/また精製することの困難さを含む。
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、アンモニア、1級アミンまたは2級アミンでレゾル
シノールをアミノ化するための改良された方法を提供す
ることである。本発明のさらに別の目的は、レゾルシノ
ールのアミノフェノール化合物への高い転化率と低量の
m−フェニレンジアミン副産物とを有し、かつ、レゾル
シノールをアミンと反応させるための従来の方法の他の
欠点をもたない、レゾルシノールをアンモニア、1級ア
ミンまたは2級アミンと反応させるための方法を提供す
ることである。
【課題を解決するための手段】本発明によって、m−ア
ミノフェノールが、望ましくない副産物の最小量の生成
と廃棄流出液の最小量化と共に、レゾルシノールとアミ
ンから高い収量で製造されうることが見出された。さら
に詳しくは、本発明は、不活性有機溶媒中、アルミノケ
イ酸塩触媒の存在下、無水条件下で反応を進めることに
より、アンモニア、1級アミンそして2級から選ばれた
アミノ化剤とレゾルシノールを反応させるための改良さ
れた方法を含む。触媒は、天然または合成ゼオライト、
あるいは再利用できる活性化クレーである。本発明は、
アンモニア、1級アミンそして2級アミンから選ばれる
アミノ化剤とレゾルシノールを反応させることにより、
m−アミノフェノール化合物を製造するための改良され
た方法に向けられている。改良点は、有機溶媒中で、ア
ルミナケイ酸塩触媒の存在下、無水アミノ化剤との反応
を進めることを含む。本発明における有益なアミノ化剤
は、アンモニア、1級アミンそして2級アミンから選ば
れ、下記一般式(a)で示される。 (a) NHR 式中、RとRは個々に水素原子と1〜12個の炭素
原子を持つアルキル基から選ばれる。アルキル基は、1
級、2級、3級あるいは環状アルキル基であることが可
能である。RとRは一緒になってピペリジン、ピロ
リジン、モルフォリンそしてそれらのアルキル誘導体か
ら選ばれる環状アミンを形成してもよい。好ましいアミ
ノ化剤は、アンモニアと1〜12個の炭素原子からなる
アルキル基を有する1級または2級アミンから選ばれ
る。最も好ましいアミノ化剤はアンモニアである。アミ
ノ化剤はレゾルシノールと反応して、下記一般式(b)
で示されるm−アミノフェノールまたはN−アルキル置
換m−アミノフェノール化合物を形成する。 式中、RとRは上記定義のとおりである。本発明に
よれば、アミノ化剤は無水で、好ましいアミノ化剤が無
水アンモニアであることが重要である。もし反応が水性
媒体を使って進行すると、結果として生成物の損失と生
成物の安定性の減少がある。少量の水は許容されうる。
レゾルシノールの重量に基づいて20重量%を超える量
の水は避けるられるべきである。本発明によれば、反応
は適当な不活性有機溶媒中で実施される。適当な溶媒の
例は、トルエン、キシレンそしてトリメチルベンゼンの
ような炭化水素である。他の適当な溶媒は、フェノール
自体、クレゾール、キシレノールそしてアルキルフェノ
ールのようなフェノールである。本発明の条件下ではフ
ェノール溶媒がアミノ化されないことに注目することが
重要である。好ましい溶媒の1つはフェノールであり、
フェノールは本発明の条件下ではアミノ化されず、すな
わちアニリンは触媒物から検出されない。本発明によれ
ば、反応はある種のアルミノケイ酸塩触媒の存在下で進
行されなければならない。適当な触媒の例は、約2から
約100の高いシリカ/アルミナ比を持つゼオライト
(モレキュラーシーブ)触媒で、好ましくはそれらは、
UnionCarbite社のLZ M−8(モルデン
沸石構造)やLZ Y−62(Y−型モレキュラーシー
ブ)のようなアンモニウム交換体あるいは酸型であるこ
とがよい。他の適当な触媒は、Union Carbi
te社のSK−500(希土類交換ゼオライト)、Un
ited Catalyst社のmontmorill
onite K−306のような活性化クレー(アルミ
ノケイ酸塩)そしてFiltrol/Hahshaw社
のFiltrol 13あるいはFiltrol 24
(beidellite活性化クレー)を含む。使用さ
れる触媒の量は、個々の触媒によるが、一般的にはレゾ
ルシノールの約10から約100重量部の触媒が使われ
る。レゾルシノールとアミノ化剤は、レゾルシノールと
アミノ化剤のモル比が1:1から1:5、好ましくは
1:1.5から1:3.0で反応させるのがよい。この
範囲外の比は使用可能だが望ましくない。例えば、1:
1より低い比は、反応性あるいは選択性の増加がなく、
目的とする生成物の収量を減少する。さらに、1:5よ
り大きい比は収量、反応性または選択性を増加しない。
このような過剰のアミノ化剤はまた、取扱い上の問題を
作り出す。レゾルシノールとアミノ化剤は、175℃と
275℃の間の温度で、好ましくは200℃と240℃
の間の温度で反応させられる。もし温度が低すぎると、
反応速度は遅くなり、転化率は低くなる。もし温度が高
すぎると、望ましくない副産物の生成が増加し、すなわ
ち、m−アミノフェノールへの選択性が減少する。反応
は自己圧力で進行する。反応が、分光分析法あるいはク
ロマトグラフィー分析法のような方法で証明されて完了
した時、粗製のm−アミノフェノール溶液は濾過によっ
て分離される。触媒はそれから洗われ、溶媒はいっしょ
になった炉液と洗浄液からストリッピングされ、粗製m
−アミノフェノールはフラッシュ蒸留され、メタノー
ル、エタノール(95%あるいは100%)、ブタノー
ルあるいはトルエン/ブタノールのような混合溶媒のよ
うな適当な媒体から再結晶化され、高純度で安定性のあ
る白いm−アミノフェノールを得る。本発明によれば、
触媒は再生が必要となる前に、何回も再利用できること
が見出された。また、未反応のアミノ化剤と溶媒は、生
成物あるいは方法に有害な影響を与えることなく、容易
に再利用できることが見出された。このように全体にわ
たる反応が経済的で、環境問題が極小化されている。第
1図には、本発明によってm−アミノフェノールを作る
ための好ましい方法の作業工程図が描かれている。第1
図にそって説明すると、レゾルシノールは導管2を通っ
て、フェノールは導管4を経て、無水アンモニアは導管
6を経て、それらが導管10からの触媒(Filtro
l−13−LM)と導管13を介するレゾルシノール、
m−アミノフェノールそしてm−フェニレンジアミンを
含む再利用の流れと接触する反応器8へ送られる。反応
は5時間、180から220psigで220℃±5℃
で行われる。反応が完了した後、反応混合物は50−1
50℃に冷却され、残留圧力は解放される。過剰のアン
モニアは150℃のような比較的高い温度で排出される
ことができ、導管6を経て再利用されうる。反応混合物
は導管11を経て濾過器12へ通され、50〜150℃
で濾過される。触媒(湿潤したケーク)は溶融フェノー
ルで洗われ、導管14を経て反応器8へ再利用される。
いっしょになった炉液と洗浄液は導管16を経て、反応
中に形成された水が水/フェノール共沸混合物として除
去される空中ストリッピングユニット18へ通され、残
りは真空下、20torr150゜(pot)でストリ
ッピングされ、沸点−86℃/20torrのフェノー
ルを除去する。フェノールは導管24を経て、濾過器1
2と反応器8の両方へ再利用される。フェノールストリ
ッピングユニットから、残った粗製m−アミノフェノー
ルは導管20を経て、m−アミノフェノール分画が16
0−163℃(head)10torrで回収される真
空蒸留ユニット22へ通される。残留物は導管26を経
て反応器8へ再利用される。粗製反応生成物は、レゾル
シノール、m−アミノフェノールそしてm−フェニレン
ジアミンを含み、蒸留ユニット22から導管28を経
て、導管32と34からの同量の熱n−ブタノールで処
理される晶析器30へ通される。25℃に冷却された
後、スラリーは導管36を経て濾過器38へ通され、得
られた白い固体は導管46を経て、純度97−98%の
m−アミノフェノールが回収される(融点120−12
1℃)、約100℃、20torrで操作される真空乾
燥器へ通される。濾過器38からのいっしょになった炉
液と洗浄液は、導管42を経て溶媒ストリッパー44へ
通され、回収されたn−ブタノールは導管34を経て晶
析器30へ通され、また濾過器38でフィルターケーク
を洗浄するのに使われ、レゾルシノール、m−アミノフ
ェノールそしてm−フェニレンジアミンを含む残留物は
導管13を経て反応器8へ再利用される。濾過器38か
らの湿った結晶は、導管46を経て乾燥器48へ通さ
れ、高純度のm−アミノフェノールを製造するために真
空乾燥され、乾燥器から回収されるn−ブタノールは導
管50を経て溶媒ストリッパー44へ再利用される。下
記の実施例は、本発明とそれらの好ましい実施態様をさ
らに説明するのに役立つ。実施例および、その他明細書
と請求の範囲におけるすべての部とパーセンテージは、
他の指示がない限りは重量による。
【実施例】
実施例1 1ガロンのオートクレーブに、440.0g(4.0
m)のレゾルシノール、1600mlのキシレン、22
0.0gのUnion Carbide社の触媒LZM
−8粉末(モルデン沸石構造をもった合成ゼオライト、
アンモニウムイオン交換体)と204.0g(12.0
m)の無水アンモニアを加えた。オートクレーブは密封
され、撹拌され、220℃まで熱せられ、217℃から
220℃で5時間保持された。反応器はその後25℃ま
で冷却され、排気され、排出られ、生成物は濾過され
た。触媒ケークは、メタノールで洗浄され、いっしょに
なった炉液と洗浄液は、110℃(pot)/20to
rrの最終条件でストリッピングされた。黒色の残留物
は、液体クロマトグラフィーの分析によると、82重量
%のm−アミノフェノール、5.7重量%のレゾルシノ
ールそして9.0重量%のm−フェニレンジアミンを含
有していた。 実施例2−5 先の実施例からの使用済の乾燥触媒が再び次の実施例に
使われること以下は、実施例1が全く同一の態様で繰り
返された。実施例1から実施例5の生成物の平均的な組
成は80.6重量%のm−アミノフェノール、9.0重
量%のレゾルシノールそして8.4重量%のm−フェニ
レンジアミンであった。5回の反応を行った場合の粗製
生成物の平均的収率は96.5重量%であった。レゾル
シノールの転化率は、1回あたり平均91%に達した。
m−アミノフェノールの算定最終収率は88.6%であ
った。粗製生成物は、10torrでフラッシュ蒸留さ
れて、95.6重量%の蒸留物(淡黄色)と3.3重量
%の残留物を得た。フラッシュ蒸留生成物はメタノール
から再結晶化され、白い結晶性物質を得て、それは、示
差走査熱量計によると99.3%、液体クロマトグラフ
ィー分析によると98.8%の純度の融点123.0℃
−123.5℃のm−アミノフェノールである推定され
た。 実施例6−14 一連の実施例が、実施例1記載の一般的な手順で実施さ
れたが、種々の原料比、溶媒、触媒および反応条件で実
施された。この一連の実施例の結果を表1に記載する。 実施例15 2リットルのオートクレーブに220.0g(2.0
m.)のレゾルシノール、880.0gのフェノール
(溶媒)、292.4g(4.0m.)のジエチルアミ
ンおよび88.0gのFiltrol−13LM(触
媒)を加えた。オートクレーブは密封され、撹拌され、
215℃から220℃で5時間保持された。充填物は、
それから約60℃まで冷却された。オートクレーブは排
気され、触媒は濾過された。触媒ケークは温フェノール
(60℃)で洗浄された。いっしょになった濾過液と洗
浄液はストリッピングされ、未反応のジエチルアミンが
除かれた。反応中形成された水と溶媒(フェノール)
は、蒸留によって除去された。残留物は10torrで
フラッシュ蒸留され、生成物を得て、液体クロマトグラ
フィー分析によると、それは、38.5重量%のレゾル
シノールと62.8重量%のm−ジエチルアミノフェノ
ールを含有していた。 実施例16 実施例1の一般的な手順によれば、2リットルのオート
クレーブに220.0g(2.0m)のレゾルシノー
ル、880.0gのフェノール(溶媒)、284.5g
(4.0m)のピロリジンおよび88.0gのFilt
rol−13LM(触媒)を加えることによりm−ピロ
リジニルフェノールが調製されうる。オートクレーブは
その後密封され、撹拌され、215℃から220℃で4
時間保持される。生成物はその後濾過され、炉液はスト
リッピングされ低い沸点の物質を除き、フラッシュ蒸留
されて、赤外線/核磁気共鳴分析で同定されうるm−ピ
ロリジニルフェノールを含む生成物を提供する。 実施例17 実施例1の一般的な手順によって、2リットルオートク
レーブに330.0g(3.0m)のレゾルシノール、
268.5g(3.6m)のジエチルアミン、330.
0gのフェノールおよび132.0gのFiJtrol
−13LMを加えた。充填物は5時間220℃で反応さ
せられ、それから濾過され、炉液はストリッピングされ
て低沸点の物質が放散され、瞬時蒸留されて、液体クロ
マトグラフィー分析によると61重量%のm−ジエチル
アミノフェノールと33重量%のレゾルシノールを含む
生成物を提供する。転化されるレゾルシノールに基づく
と、m−ジエチルアミノフェノールの91重量%の収量
が得られた。 実施例18 実施例1の一般的な手順によれば、2リットルオートク
レーブに220.0g(2.0m)のレゾルシノール、
880.0gのフェノール(溶媒)、236.4g
(4.0m)のプロピルアミンおよび110.0gのF
iltrol 13−LM(触媒)を加えることによ
り、m−プロピルアミノフェノールが調製されうる。オ
ートクレーブは密封され、撹拌され220℃で5時間保
持される。充填物は冷却され、排気、排出されて濾過さ
れる。炉液はストリッピングされフェノール溶媒を含む
低い沸点の物質は放散され、粗製生成物は真空蒸留され
る。この蒸留物は、かなりの量のm−プロピルアミノフ
ェノールを含む(赤外線/核磁気共鳴スペクトル分析に
よる)。 実施例19 実施例1の一般的な手順によれば、2リットルオートク
レーブに220.0g(2.0m)のレゾルシノール、
880.0gのフェノール(溶媒)、297.6g
(3.0m)のシクロヘキシルアミンおよび88.0g
のFiltrol13−LM(触媒)を充填することに
より、m−シクロヘキシルアミノフェノールが調製され
うる。反応器は冷却され、排気され、排出される。触媒
物は濾過され、炉液はストリッピングされフェノール溶
媒を含む低沸点物質は放散される。残留した粗製生成物
は、赤外線/核磁気共鳴スペクトル分析法で分析され、
かなりの量のm−シクロヘキシルアミノフェノールを含
むことが見出される。 実施例20 実施例1の一般的な手順によれば、2リットルオートク
レーブに220.0g(2.0m)のレゾルシノール、
880.0gのフェノール(溶媒)、348.7g
(4.0m)のアミルアミンおよび88.0gのFil
trol 13−LM(触媒)を充填することにより、
m−アミルアミノレゾルシノールが調製されうる。オー
トクレーブは密封され、撹拌され、220℃で5時間保
持される。反応器は冷却され、排気され、排出される。
触媒物は濾過され、炉液はストリッピングされフェノー
ル溶媒を含む低沸点物質は放散される。残留物は赤外線
/核磁気共鳴スペクトル分析法で分折され、充填したレ
ゾルシノールの良好な転化で、かなりの量のm−アミル
アミノレゾルシノールを含むことが見出される。上記
は、好ましい実施態様と最も良好な態様の具体例である
が、通常の技術を有する者には多くの態様が可能であ
り、そのために本発明は記載した請求項によってのみ限
定されるものととする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の好ましい実施態様に従っ
て、レゾルシレゾルシノールとアンモニアからm−アミ
ノフェノールを製造するための作業工程図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07B 61/00 300

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 〔ここでR1 とR2 は別々に、水素原子と1〜12個の
    炭素原子を持つアルキル基から選ばれ、またはR1 とR
    2 は一緒になってピペリジン、ピロリジンおよびモルフ
    ォリンから選ばれる環状アミンを形成する。〕により示
    されるm−アミノフェノールを製造する方法であって 式 HNR1 2 〔ここでR1 とR2 は上記定義のとおりである。〕によ
    り示されるアンモニア、1級アミンおよび2級アミンか
    ら選ばれる無水アミノ化剤とレゾルシノールを反応させ
    ることを含み、不活性有機溶媒中でシリカ−アルミナ触
    媒の存在下、該無水アミノ化剤との上記反応を進めるこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 触媒が活性化クレーである、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 不活性有機溶媒がトルエン、キシレン、
    トリメチルベンゼン、フェノール、クレゾール、キシレ
    ノールおよびアルキルフェノールから選ばれる請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 レゾルシノールとアミノ化剤の比が約
    1:1から1:5である請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 触媒がレゾルシノールの重量の約10か
    ら100%の量で使用される、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 不活性有機溶媒中でシリカ−アルミナ触
    媒の存在下、無水アンモニアとの反応を進めることを特
    徴とする、レゾルシノールをアンモニアと反応させるこ
    とによってm−アミノフェノールを製造するための方
    法。
  7. 【請求項7】 触媒が、約2から100のシリカ/アル
    ミナ比を有する、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 触媒が活性化クレーである請求項6記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 触媒が、レゾルシノールの重量の約10
    から約100%の量で使用される、請求項6記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 レゾルシノールとアンモニアの比が約
    1:1から1:5である請求項6記載の方法。
JP3216732A 1990-03-26 1991-03-25 レゾルシノールからのm−アミノフェノールの製造方法 Expired - Fee Related JPH0788333B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US498980 1990-03-26
US07/498,980 US5130489A (en) 1986-06-26 1990-03-26 Process for the preparation of M-aminophenols from resorcinol

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0776559A JPH0776559A (ja) 1995-03-20
JPH0788333B2 true JPH0788333B2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=23983289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3216732A Expired - Fee Related JPH0788333B2 (ja) 1990-03-26 1991-03-25 レゾルシノールからのm−アミノフェノールの製造方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0449546B1 (ja)
JP (1) JPH0788333B2 (ja)
DE (1) DE69113090T2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11866631B2 (en) 2019-04-29 2024-01-09 Ecolab Usa Inc. Oxygenated aminophenol compounds and methods for preventing monomer polymerization
CA3196257A1 (en) 2020-10-21 2022-04-28 Ashish Dhawan Alkoxylated (hydroxyalkyl)aminophenol polymers and methods of use

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR850743A (fr) * 1938-02-24 1939-12-23 Ig Farbenindustrie Ag Dérivés de l'aniline substitués dans le noyau et leur procédé de préparation
NL296184A (ja) * 1962-08-10 1900-01-01
BE787574A (fr) * 1971-08-14 1973-02-14 Hoechst Ag Procede de preparation d'amines aromatiques
DE2426186A1 (de) * 1974-05-29 1975-12-18 Basf Ag Verfahren zur herstellung von m-aminophenolen
IN161689B (ja) * 1984-06-18 1988-01-16 Sumitomo Chemical Co
JPS617239A (ja) * 1984-06-20 1986-01-13 Mitsui Petrochem Ind Ltd アミノフエノ−ル類の製造法
JPS61215358A (ja) * 1985-03-19 1986-09-25 Sumitomo Chem Co Ltd m−アミノフエノ−ルの製造方法
CA1329626C (en) * 1987-12-12 1994-05-17 Kenichi Mizuno Production of m-aminophenol

Also Published As

Publication number Publication date
EP0449546A1 (en) 1991-10-02
EP0449546B1 (en) 1995-09-20
DE69113090T2 (de) 1996-03-07
DE69113090D1 (de) 1995-10-26
JPH0776559A (ja) 1995-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0686451B2 (ja) トリエチレンジアミン類の製造方法
CN102548966A (zh) 合成n-烷基咔唑及其衍生物的方法
US3426072A (en) Preparation of amine ethers
JPH0788333B2 (ja) レゾルシノールからのm−アミノフェノールの製造方法
US5130489A (en) Process for the preparation of M-aminophenols from resorcinol
IE42115B1 (en) Process for the syntesis of substituted indolenines
KR0149511B1 (ko) 레조르시놀로부터 m-아미노페놀을 제조하는 방법
JPH0748323A (ja) N−置換フェニレンジアミンの製法
JP4505911B2 (ja) ジアリールアミンの製造方法
JPH0133488B2 (ja)
JP2797253B2 (ja) 芳香族アミン樹脂の製造方法
JPH0676353B2 (ja) ビス(p−アミノクミル)ベンゼン類の製造方法
US4418201A (en) Process for preparation of N-heterocyclic compounds
JP3972443B2 (ja) ジアリールアミン類の製造法
JPS60132933A (ja) ニトロジアリ‐ルアミンの製造方法
JP4239289B2 (ja) ジアリールアミン類の製造方法
JPH0475222B2 (ja)
JPH035383B2 (ja)
US5886226A (en) Process for producing amines from olefins on zeolites of types SSZ-33, CIT-1 or mixtures thereof
JP3972444B2 (ja) ジアリールアミン類の製造方法
CN116874385A (zh) 一种3-甲氧基-n,n-二甲基丙酰胺的合成方法
JPS626542B2 (ja)
JP4168622B2 (ja) ジアリールアミン類の製造方法
JP3254744B2 (ja) オクタヒドロフェナジンを分離する方法
JPH0665260A (ja) ナトリウムビストリメチルシリルアミド溶液の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070927

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees