JPH078798U - アラーム遮断装置 - Google Patents

アラーム遮断装置

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JPH078798U
JPH078798U JP058727U JP5872793U JPH078798U JP H078798 U JPH078798 U JP H078798U JP 058727 U JP058727 U JP 058727U JP 5872793 U JP5872793 U JP 5872793U JP H078798 U JPH078798 U JP H078798U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動操作されることなく作動され、干渉に強
く、消費電力が少なく、使用場所を選ばず、作動させる
際に室内の他の人を起したりその眠りを妨げたりするこ
とのない目ざまし時計やタイマのアラーム遮断装置を提
供することを目的とする。 【構成】 赤外線を放射する送信器(2)を含み受信及
び信号整形回路は赤外線放射に感知性の受信器(3)を
含む。送信器(2)はパルス制御モードにおいて赤外線
を放射する赤外線ダイオード(55)を含み、赤外線放
射は使用者(1)によって反射され受信器(3)によっ
て検出される。整流回路(27−31)は整流回路(2
7−31)に後続する微分回路(32,33)によって
整流器及び微分段(5)へと拡張され、その出力信号
(P)は受信器(3)によって検出された赤外線放射の
時間変化によって決定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は特に目ざまし時計あるいはタイマのアラーム遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、目ざまし時計やタイマに使用されて音響アラーム信号を発生させるアラ ーム発生装置では使用者がキーあるいは揺動スイッチ機構の制御要素を手動操作 することによりアラームが遮断されている。例えば西独実用新案登録DE−GM 7827708 号は上面全体にわたって揺動スイッチを設けられた目ざまし時計を開示 している。
【0003】 また、西独実用新案登録DE−GM8312662 号よりアラーム信号の遮断が可動 制御要素の操作によってではなく例えば指先等で同時に触れることにより駆動さ れる一対の感知器によってなされる構成の目ざまし時計が公知である。かかる感 知器は単純な金属ワイヤでもあるいは前記DE−GM8312662 号に記載されてい るような筐体上に施された導電性エナメル被覆であってもよい。かかる構成の目 ざまし時計ではアラーム信号を止めるのに使用者がなす必要があるのは単に目ざ まし時計に触れることだけである。
【0004】 西独特許DE−PS3404252 号に記載の電池駆動アラーム発生装置では時計の 使用者はアラーム信号を声によって止めることができる。この場合は使用者はア ラーム発生装置に触れる必要もない。かかるアラーム発生装置では使用者の声は マイクロホンと濾波及び増幅ユニットと整流器とよりなる受信及び信号整形回路 によって受信されその出力信号が所定レベルの入力信号に応じて非安定状態に状 態を変化させる単安定マルチバイブレータに入力される。この単安定マルチバイ ブレータの状態変化により時計駆動集積回路への入力信号が変化し、その結果ア ラーム信号変換器への駆動信号の供給が停止する。電池を節約するためマイクロ ホンやフィルタ及び増幅ユニットにはアラーム信号が発生されるまでは電源が供 給されない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
かかるアラーム発生装置は実質的に1000Hz程度の周波数(人の声の基音 周波数帯域)の信号のみが増幅されるように高域フィルタや低域フィルタを使用 してはいるが様々な音源からの背景雑音により使用者が起きる前に目ざまし信号 が切れてしまうおそれがある。
【0006】 かかるアラーム装置はまた目ざまし時計の使用者がアラームを停止させる際の 声で側にいる他の人を意図せずに起こしてしまう問題点をも有する。 西独特許公開公報DE−OS3040751 号より赤外線送信器及び受信器を使用し た非接触スイッチが公知である。しかし、公知の反射光の遮断を検出するように 構成された送信及び受信器対を目ざまし時計のアラーム遮断装置として使うのは 一般に遮断装置の有効範囲内に枕や使用者自身を始めとする数多くの物体が存在 してアラームがひとりでに切れてしまう問題点があり不適当である。このように 、公知の非接触スイッチを目ざまし時計やタイマに使用するには送信器及び受信 器の有効範囲内にあって赤外線を反射する物体を全て除去するかあるいは時計を 適当な位置に置くかするしかない。
【0007】 そこで本考案は手動操作されることなく作動され、干渉に強く、消費電力が少 なく、使用場所を選ばず、作動させる際に室内の他の人を起こしたりその眠りを 妨げたりすることのない目ざまし時計やタイマのアラーム遮断装置を提供するこ とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記の目的は請求項第1項前文に記載の目ざまし時計に請求項第1項 特徴項記載の特徴を組合わせることにより達成される。 要約すると、本考案は目ざまし時計のアラーム遮断装置において、目ざまし時 計の使用者が時計の方へ接近運動したりあるいは手の如き体の一部を時計の方へ 動かすことにより目ざまし時計が発しているアラーム信号を遮断ないし停止させ ることのできるアラーム遮断装置を提供することを目的とする。時計は赤外線あ るいは超音波を発生する送信器と運動している反射物体により反射されたこれら の赤外線あるいは超音波を検出する受信器とを備えている。信号整形回路4,5 ,,6はこれらの検出信号の時間変化を検出しこの時間変化の大きさに対応する 量がしきい値スイッチ段で所定値と比較される。その結果、時間変化が所定値よ り大きければアラーム信号が停止される。
【0009】
【作用】
本考案においてはアラーム遮断装置の受信及び信号整形回路は赤外線運動検出 器を構成する。この検出器は受信器により例えば使用者の手からの熱放射を検出 する。あるいは検出器は送受信構成としてもよく、その場合には所定周波数の赤 外線を出力する送信器が使用される。この出力赤外線は例えば使用者の手によっ て反射される。送信器を使用する場合にはアラーム遮断装置は反射式運動検出器 として作動する。すなわち、本考案によればアラーム遮断装置は濾波及び増幅器 及びしきい値スイッチ段の他に整流及び微分段を有し受信範囲内における物体の 運動に応答して動作する。
【0010】 本考案によるアラーム遮断装置では赤外線送信器及び赤外線受信器のかわりに 超音波送信器及び超音波受信器を使用することもできる。超音波を使用する場合 には物体の運動を検出するのに反射した超音波の強度変化が利用できるだけでな く送信信号と受信信号の間に生じるドップラーシフトを利用することもできる。 これは赤外線の場合と異なり超音波の周波帯域では運動している物体により引起 こされる周波数の変化が無視できる程には小さくないためである。
【0011】 微分段には縦続してあるいはその出力端子に並列に信号遅延段を設けるのが好 ましい。この信号遅延段はアラーム音で起こされた使用者が半分眠ったまま無意 識的に手を動かしてアラーム音を止めてしまうのを防止するために設けられる。 すなわち遅延時間は使用者が十分に覚醒するように目ざまし信号が十分な時間に わたり発せられるように設定される。従って、本考案のアラーム遮断装置はアラ ーム開始後所定の時間が経過しないと作動しない。
【0012】 信号遅延段は濾波増幅器とは別個の構成となっているため整流及び微分段の大 きさを適当に設定することにより濾波増幅段におけるダイナミックレンジを拡大 することができ、自動利得制御を省略することができる。動いていない物体は定 常的な反射信号を形成し濾波増幅段を飽和させる可能性があるにもかかわらず、 適当な試験によれば本考案の改良により濾波増幅器が飽和するように駆動される ことは極くまれにしか生じないことが見出された。これに対し、濾波増幅器中に 信号遅延装置を設ける場合は複雑な利得制御が必要になる。
【0013】 本考案によるアラーム遮断装置の他の有利な実施例を従属請求項に記載した。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案によるアラーム遮断装置を備えたタイマないし目ざまし時計のブ ロック図を示す。図1に示す構成の回路は西独特許DE−PS3404252 号より公 知の目ざまし遮断装置と同一の機能を実行することができる。その他に、本考案 によるアラーム遮断装置は運動検出装置としても作動する。一方、このアラーム 遮断装置は音声感応スイッチ装置としては作動しない。アラーム遮断装置の動作 モードは図2の波形図に関連して説明される。
【0015】 図1中の参照符号1は起こされた人が振る腕等の、送信器2から放射された赤 外線を反射する物体をあらわす。電池からの電源電圧は端子Uに加えられる。こ の電源電圧は端子Uから時計駆動部14、信号発生器12、ランプドライバ9及 び単安定マルチバイブレータ8へ供給される。この電源電圧は全ての回路8,9 ,12,14に供給されるが図示の状態では時計駆動部14のみが作動状態にな っていて駆動電流が流されている。手動操作スイッチ18を閉じると時計駆動部 14中に設けられている自動目ざまし装置がセットされる。この場合、時計駆動 部が表示している時刻が設定された時刻に達すると駆動部中に設けられスイッチ 18に直列接続された第2のスイッチ(図示せず)が閉成される。この第2のス イッチが(第2の時刻t1にて)閉成されることにより時計駆動部14中の集積 回路が目ざまし信号Aを信号発生器12へ供給する。信号発生器12は目ざまし 信号Aを音響信号A’に変換し使用者に聞かせる。この目ざまし信号Aあるいは 音響信号A’は各々可聴域の周波数を有する短いパルス列よりなる。短い間隔を 置いて第1のパルス列に続いて第2のパルス列が出力される。この第2のパルス 列は目をさました使用者がアラーム遮断装置を作動させるまであるいは例えば1 28秒後に集積回路が目ざまし信号を自動的に切るまで供給され続ける。
【0016】 アラーム遮断装置を作動させる場合、目ざまし信号Aはツェナーダイオード1 9及びダイオード20を介して回路図を図4に示すオンオフ制御段13に供給す る。別のツェナーダイオード42及び充電用コンデンサ41により制御段13は 時刻t1においてはゼロであるがコンデンサ41の充電特性に従って時刻t2ま でには所定の最大電圧値に達するオン信号を形成する。時刻t2においてオン信 号の値が上記電圧値に達するとトランジスタ64(図4参照)が導通し出力信号 Cが得られる。オンオフ制御段13にはさらにトランジスタ38を含むターンオ フ要素11が協働する。このトランジスタ38は以下に説明するようにこの時点 では導通しておらず後程説明するように時刻t4で導通する。
【0017】 出力信号Cは抵抗器43を介してスイッチ段15のトランジスタ44へ供給さ れてこれを導通させ時刻t2において電源電圧Uが出力信号Dとして出力させる 。その結果、回路2,3,4,5,6及び7には信号D(電源電圧Uと等しい) は時刻t2までは加わらない。この時刻以降送信器2が送信パルスを発生し、こ のパルスは枕や眠っている使用者自身によって反射されて受信器3により受信さ れ出力信号eが形成される。この検出された信号Eは送信パルスの周波数に対応 する帯域を有する濾波増幅器4を通され信号Mとして整流及び微分段5に供給さ れる。整流段においては受信器3で形成された交流出力信号が受信パルスの強さ に応じて大きさの変化する整流出力信号に交換される。
【0018】 図3は整流及び微分段5を信号遅延段6及びしきい値スイッチ第7と共に示す 。信号Mはコンデンサ27を介して2つのダイオード28,29に供給される。 2つのダイオード28,29はコンデンサ27,31と協働して信号Mを整流す る倍電圧整流回路を形成する。整流された信号Mは並列接続された抵抗器30を 介して放電するコンデンサ31を充電する。整流器には更にコンデンサ32及び 抵抗器33よりなる微分回路が接続される。この微分回路を使用することにより 、アラーム遮断装置が信号Eの強度ではなくその時間変化に応じて作動するよう にできる。換言すれば、整流及び微分段5の出力信号Pは反射物体1の運動速度 の関数となり微分回路32,33のカットオフ周波数により送信器及び受信器を 備えたクロックの方向への反射物体1の最小接近速度が規定される。
【0019】 濾波増幅器4及び整流及び微分段5の構成要素の定数を適当に設定することに より本考案においては信号E及びそれから導かれた信号Pの増幅の際のダイナミ ックレンジを拡大することができる。ダイナミックレンジが広いため、静止した 反射物体が存在しても増幅器への入力信号で増幅器が飽和するような事態はほと んど生じない。従って自動利得後は不必要である。
【0020】 このダイナミックレンジの拡大の理由は以下のように説明される。ただし、こ の説明は以下のパラメータを使って行う。 Ue:濾波増幅器4への入力パルス振幅(信号E) Ua:濾波増幅器4からの出力パルス振幅(信号M) T :信号Mの出力パルス期間 Ta:コンデンサ31(図3)の充電時間 Te:コンデンサ31の放電時間 To:送信器2の出力パルス周期 N :送信器2の送信パルス数 Uc:コンデンサ31の整流電圧 瞬時値Uc(t)の時間変化は以下の式で表わされる: Uc(t)=Ua×(1−expT×N(t)/Ta) ここで、Ta,Te≫Toであれば整流電圧Ucの算術平均〈Uc〉は定 常状態では 〈Uc〉=Ua×T/To となる。
【0021】 このことから、出力パルス振幅Uaの制限(濾波増幅器4の飽和)が生じてい ても出力パルス期間Tが増加する結果〈Uc〉は増加し続ける。かかる出力パル ス期間Tの増加は濾波増幅器4が微分作用を行ないその結果出力パルス期間が入 力パルス振幅と共に増加するために生じる。かかる増加は濾波増幅器4が飽和し ていて出力パルス振幅Uaがそれ以上増加しない場合でも生じる。
【0022】 信号Pのパルスは信号Eに基づいて形成され時刻t1で発生が開始された音響 アラーム信号を遅れなく直ちに遮断するのに使うこともできる。しかし、本考案 では以下説明する2つの理由で信号Pに所定の不感時間が設定されこの所定の不 感時間が経過した後はじめてパルスPが目ざまし信号Aを切るように構成される 。
【0023】 その一の理由はアラーム信号に応じて眠っている使用者が例えばベッドで寝返 りをうつ等、体を無意識に動かす可能性があることで、このような場合は使用者 が十分に目をさまさないうちにアラームが切れてしまうことになる。その結果ア ラームは切れ、使用者は再び寝込んでしまう。 もう一つの理由は時刻t1に電源電圧Dが放電状態のコンデンサ31(図3参 照)に加えられることで、その場合充電過程の始めに生じる充電電流のサージに よって微分回路32,33にアラーム遮断装置を作動させて目ざまし信号Aを停 止させる信号Pと同様な信号が生じてしまうことがあることである。これを防ぐ ために、コンデンサ31が充電されるに十分な不感時間が形成されまた眠ってい る使用者を確実に起こせる最小限の目ざましパルスが形成されるように信号遅延 段6が設けられる。
【0024】 図1を参照するに、信号遅延段6は例えば回路3,4,5,7,8よりなる信 号処理系に直列に挿入される。図2を参照するに、信号遅延段6は時刻t3まで はイネーブルされない(信号F)。その結果大きさがt3−t2の遅延ないし不 感時間が設定される。同様に、信号遅延段6に後続するしきい値スイッチ段7も 時刻t3までは目ざまし信号Aの遮断信号の処理を行なわない。時間を単位にし てあらわしたアラーム遮断装置の有効作動範囲は信号Gに対応する時刻t3以降 になる。
【0025】 目ざまし信号Aにより目をさました使用者が目ざまし信号を止めようとする場 合には反射物体である自分の手を送信器2が放射する送信パルスの有効範囲内へ 短時間動かしさえすればよい。すなわち、使用者が時計の所まで行ってスイッチ 18を操作する必要はない。これは送信パルスの放射場がベッド中の使用者にま で及んでいるためである。反射物体1が時刻t4に動くとしきい値スイッチ段7 より短い持続時間のパルスHが出力される。このしきい値スイッチ段7は目ざま し信号Aを切るのに必要な受信信号の所定値を設定する。しきい値スイッチ段7 から出力された出力パルスHは単安定マルチバイブレータ8に供給されその状態 を時刻t4において非安定状態に遷移させる。単安定マルチバイブレータ8の状 態変化によりその出力信号Iが回路9及び11以外にも時計駆動部14の集積回 路に供給されてこの集積回路から音響信号A’を発生している信号発生器12へ 供給されている駆動パルスの出力を停止させ、これにより目ざまし信号Aの供給 が止まる。時計面にはまたランプ10が設けられランプドライバ9の出力信号K によって駆動されて時計面を照明する。このランプ10は単安定マルチバイブレ ータ8の駆動と同時に時刻t4において点灯される。単安定マルチバイブレータ 8が元の状態に戻るとランプ10は消灯する。このように、ランプが点灯してい る時期はt4からt6の間の時期であり単安定マルチバイブレータ8が非安定状 態になっている期間に対応する。
【0026】 図1及び図4に示すように、信号Iはさらにターンオフ要素11にも供給され る。ターンオフ要素11はトランジスタ38と、ベース抵抗器40と、コレクタ 抵抗器39とよりなる。エミッタをオン/オフ制御段のトランジスタ64のエミ ッタと共通接続されたトランジスタ38はトランジスタ64のベースエミッタ間 に挿入される。そこで、時刻t4にトランジスタ38が信号Iの立上がり縁に対 応して導通されるとコンデンサ41がコレクタ抵抗器39を介して放電を開始す る。時刻t5には信号Bの電圧値はローレベルまでさがりトランジスタ64及び トランジスタ44がオフになる。その結果、電源電圧Dの回路2,3,4,5, 6,7への供給が停止される。これはスイッチ段15が信号B(時刻t2)によ りターンオンされ時刻t5に信号Iより導かれる信号Lによりターンオフされる ことによる。その結果アラーム遮断装置はアイドル状態になる。これを再び作動 させるには前と同様にスイッチ18を操作して閉成し電源電圧Dを供給する。こ の場合もアラーム遮断装置は遅延時間ないし不感時間t3−t2が経過するまで は作動しない。スイッチ18が開成されていなければ時計駆動部14中の集積回 路は数分後に目ざまし信号Aを供給することで別の目ざましサイクル(居眠り) を実行する。このように、スイッチ18が開成されるまでアラーム遮断装置はキ ャンセルされない。
【0027】 図3は整流及び微分段5の他に信号遅延段6及びしきい値スイッチ段7の具体 的実施例を示す。各段6及び7において最も重要な要素は比較器21及び22で ある。これらの比較器21,22には動作電圧Dが加えられ、濾波増幅器4へ加 えられる供給電圧Nは濾波増幅器4中に含まれている抵抗器17及びコンデンサ (図示せず)により平滑化される。
【0028】 信号遅延段6は抵抗器23,25により形成される分圧器を有しこの分圧器で 分圧された電圧が比較器21の非反転入力端子に供給され一方コンデンサ26と 抵抗器24とにより形成される分圧器により形成される出力電圧が比較器21の 反転入力端子に供給される。コンデンサ26には電圧Nが供給され一方抵抗器2 4は接地される。前記比較器21の反転入力端子はコンデンサ26及び抵抗器2 4の中点に接続される。そこで、Nが時刻t2に加えられると反転入力端子への 入力電圧は非反転入力端子への入力電圧よりも正になる。その結果、比較器21 の出力電圧はゼロとなり望ましくない信号Mのパルスがコンデンサ32を介して 接地される。所定の遅延ないし不感時間t3−t2が経過した後コンデンサ26 は抵抗器24を介して充電され演算増幅器21の反転入力端子は非反転入力端子 よりも大きく負側に移行する。その結果、比較器出力はターンオフされ出力信号 Qが出力される比較器21の出力端子は高インピーダンスを有するようになる。 これは演算増幅器(LM 393) が開放コレクタ出力構成を有するためである。遅 延時間ないし不感時間を決定する時間決定要素は直列接続されたコンデンサ26 及び抵抗器24より構成される。スイッチ動作点はまた抵抗器23に生じる電圧 値の大きさによっても決まる。図1の信号遅延段6が伝送路に直列接続されてい る場合と異なり図3の信号遅延段は整流及び微分段5に並列に接続されるように 構成されており、この理由によりこれは遅延時間にわたってターンオンされた後 不動作とされる。
【0029】 しきい値スイッチ段7は分圧器を形成する抵抗器34及び35を含み、この分 圧器のタップが比較器22の反転入力端子に結合される。比較器22の非反転入 力端子は微分回路32,33の出力端子に接続されまた比較器21の出力端子に 接続される。比較器22の出力端子は単安定マルチバイブレータ8の入力端子に 接続されたダイオード37及び電源Dへ接続された抵抗器36に接続される。コ ンデンサ32を介して供給された電圧サージが分圧器34,35が形成する基準 電圧を越えると比較器の出力はゼロから電源電圧Dに等しい値に変化する。この 比較器22より出力される出力パルスはダイオード37を経て単安定マルチバイ ブレータ8に供給され時刻t4にその状態を変化させる。
【0030】 図5は送信器2及び受信器3の実施例を示す。送信器2は抵抗器16を介して 電圧D及び入力信号0を供給される。コンデンサ45と協働して抵抗器16は送 信器2を受信器3から切離し、その結果受信器中に送信パルス波形に対応した動 作電圧の変動が誘起されるのが防止される。送信器2は更に抵抗器46,48, 49,52及びコンデンサ47と共に相補接続された2つのトランジスタ50, 51を含む。これらのトランジスタは単安定マルチバイブレータを形成する。パ ルスの繰り返し周波数はコンデンサ47及び抵抗器46により決定される。パル スの持続時間はコンデンサ47及び抵抗器48の大きさを設定することにより決 まる。またアノード側が抵抗器54及び充電コンデンサ56の接続点に接続され た赤外線発光ダイオード55が送信要素として使用される。このダイオード55 のカソードは抵抗器53を介してトランジスタ51のコレクタに接続される。ト ランジスタ51がオフになっている状態ではコンデンサ56は抵抗器54を介し て充電されトランジスタ51が導通するとダイオード55を介して放電する。抵 抗器53はダイオードに流れる電流を制限する。パルス制御モードではバッテリ ーの負荷が軽減される。これはバッテリーの容量が制限されているためである。 パルス繰り返し周波数は500Hzであるのが好ましい。
【0031】 ダイオード55が放出した赤外線放射は反射物体1により反射された後カソー ド側が電池電圧Nに接続された赤外線感応ダイオード56よりなる受信要素に到 達する。ダイオード56は抵抗器57と結合されて分圧器を形成し、この分圧器 のタップすなわちダイオード56と抵抗器57との接続点によりダイオード56 が受信した送信パルスがコンデンサ58を介して電流パルスの形で取出され濾波 増幅器4に供給される。
【0032】 図6は時計筐体の一部分を切除して示した側面図である。図中、時計正面を符 号61で示す。送受信要素55,56はクロック筐体60の前面上縁部に沿って 比較的離間して配設するのが好ましい。筐体60の壁面中には送受信される信号 のための入口及び出口開口部59が設けられ、この開口部59の数は送受信要素 55,56の数によって決まる。主な送信方向X(あるいは受信方向)は受信及 び送信要素の放射特性によって決まり、用途如何により水平面Yに対して上向き にあるいは下向きに設定される。主送信方向は20°〜25°だけ上向きに設定 するのが好ましい。
【0033】 赤外線の主放射方向を時計面67に対し垂直に設定しないことにより、コンデ ンサ31及び抵抗器30の定数を適当に設定することによるしきい値スイッチ段 7の動作点の設定以外の方法で遮断装置の感度を実用上の要素に適合させること が可能になる。主送信方向を20°〜25°上向きに傾けることにより時計の正 面に置かれているかも知れないランプや書物等の静止した反射物体により送信ビ ームが遮断されるのが防止される。濾波増幅器を適当に設計することでこの他に もアラーム遮断装置を実際の使用状態に適合させることが可能になる。
【0034】 以上、本考案によるアラーム遮断装置を赤外線送信器及び受信器を備え反射物 体1の動きにより引起こされた受信信号の強度変化を検出する構成の実施例につ いて説明した。この場合、受信用ダイオード55を時計の使用者の体から放射さ れる熱を検出できるような十分な感度を有する赤外線検出装置によって置換えれ ば赤外線を放射する送信器を省略することもできる。
【0035】 本考案では濾波増幅器を使用することは必ずしも必須ではなく、受信器3から 単安定マルチバイブレータ8に至る信号路中に周波数弁別器あるいはサンプリア ンドホールド回路を設けるようにしてもよい。また、本考案は接近する物体に対 して応答するのみならず反射物体が時計から遠ざかる運動を行なう場合にこれに 対しても応答するように構成することができる。
【0036】 図7は赤外線感応受信器のかわりに超音波受信器3’を使用したアラーム遮断 装置の実施例を示す。この実施例では超音波増幅器4はコンデンサ58を介して 濾波増幅器4に結合される。超音波受信器3’以降に接続される回路部分は図1 〜図6に関連して説明したものと同じであり、その動作の詳細な説明は省略する 。超音波受信器3’の主要部分は抵抗器65,67,68及び98により動作点 が調節される2つのNPN形トランジスタ63,64を含む。超音波を受信する のには例えば圧電セラミックトランスデューサの如き超音波トランスデューサ6 2が抵抗器65に直列接続されて使用される。抵抗器65は抵抗器98と協働し てトランジスタ63の動作点を決定し、一方トランジスタ63のベースエミッタ 間に挿入された超音波トランスデューサ62は濾波増幅器の信号源として作用す る。超音波送信器より発信された信号は超音波トランスデューサ62によって検 出されて電圧信号に変換され増幅された後コンデンサ66を介して次段のトラン ジスタ64に供給される。出力側では増幅された信号がトランジスタ64のコレ クタから取出され先に説明したのと同じ過程を辿って後続する回路によって処理 される。
【0037】 図8は超音波送信器2’の一実施例を示す。この超音波送信器2’は非安定マ ルチバイブレータとして作用し30〜40KHzであるのが好ましい周波数のパ ルスを出力する。このパルスは図7に図示した受信器3’によって検出される。 本構成においては超音波トランスデューサ62は抵抗器77に直列に接続されて トランジスタ71のコレクタに接続される。図7の場合と異なり、図8において は超音波トランスデューサ62はトランジスタ71のコレクタ電圧の変化を超音 波に変換し、この超音波は先にも説明したように受信器3’によって電圧信号に 再び変換される。超音波送信器2’の主要部はコンデンサ72,73を発振のた めの帰還要素として使用する2つのNPN形トランジスタ70,71により構成 される。抵抗器69,74,75,76は2つのトランジスタ70及び71の動 作点を設定するのに使われる。
【0038】 図9は図7及び図8の回路と異なり送信器と受信器が単一の回路として統合さ れた実施例を示す。換言すれば、図9の回路は送受信器として動作する。本実施 例においては2つのトランジスタ80,81は統合されてエミッタ結合単安定マ ルチバイブレータを形成する。すなわち、トランジスタ80,81の各エミッタ は共振状態で位相を交互に180°変化させる超音波トランスデューサ62を介 して統合される。抵抗器87は出力信号を振動パルスから切離す作用をする。コ ンデンサ78は抵抗器88と結合して電源電圧から振動パルス成分を除波するの に使われる。この場合も抵抗器82,83,84及び85はトランジスタ80, 81の動作点の設定に使用されまた帰還量は抵抗器86及び87よりなる分圧器 によって調節される。トランジスタ80はベース共通接続構成とされておりコン デンサ79を介し“ゼロ”電位に短絡されている。これは入力信号と出力信号と を分離するためである。
【0039】 超音波トランスデューサ62が出力した音響波が反射して戻ってくるとトラン スデューサ62によって再び電圧信号に変換される。すなわち、出力される超音 波信号は反射されて戻ってくる超音波信号に重畳される。そこでトランスデュー サ62中では2つの過程、すなわち電圧信号の出力超音波信号への変換と戻って きた超音波信号から電圧信号への変換が同時に行なわれる。これは超音波トラン スデューサが両方向に動作可能なためである。従って、トランジスタS1のエミ ッタに生じる電圧信号は次段以降の回路にも供給され先にも説明したような使用 者の手等の運動物体による超音波反射の変化のみが検出される。すなわち、超音 波が同時に静止物体及び運動物体によって反射されて戻って来た場合ドップラー 効果によりビートが生じるが、その際のビートの周波数が運動速度に対応する。
【0040】 図10は送信器及び受信器として同時に動作する送受信回路の第2の実施例で ある。図10の回路の主要部分は相補構成のNPN/PNPトランジスタ対90 ,91よりなる。コンデンサ93を介して帰還が行なわれる。超音波トランスデ ューサ62はポテンションメータ96と直列接続されてトランジスタ91のエミ ッタに接続される。またエミッタ電流を維持するため抵抗器97が直列接続され た抵抗器96及びトランスデューサ62に並列にトランジスタ91のエミッタに 接続される。これはトランスデューサ62がコンデンサと同様の構成を有し交流 電流しか通さないためである。ポテンションメータ96を調節することによりコ ンデンサ93を介してトランジスタ90へ供給される帰還パルスの電圧レベルが 調整される。抵抗器89,92,94,95は前と同様に動作点の設定のための ものであるが、抵抗器94,95(破線で示す)は用途によっては省略してもよ い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるアラーム遮断装置の実施例を示す
ブロック回路図である。
【図2】図1のアラーム遮断装置の動作モードを説明す
るための波形図である。
【図3】図1中の整流/微分段、信号遅延段及びしきい
値スイッチ段の実施例を示す概略図である。
【図4】図1中のスイッチ段、オンオフ制御段及びター
ンオフ要素の実施例を示す概略図である。
【図5】図1の送信及び受信段の実施例を示す概略図で
ある。
【図6】本考案によるアラーム遮断装置を備えた時計の
筐体部分を示す図である。
【図7】本考案によるアラーム遮断装置で使われる超音
波受信器の実施例を示す概略図である。
【図8】図7の超音波受信器と協働する超音波送信器の
実施例を示す概略図である。
【図9】超音波送受信器として動作する回路の第一の実
施例である。
【図10】超音波送受信器として動作する回路の第二の
実施例を示す。
【符号の説明】
1 反射物体 2,2’ 送信器 3,3’ 受信器 4 濾波及び増幅器 5 整流及び微分段 6 遅延段 7 スイッチ段 8 単安定マルチバイブレータ 9 ランプ駆動回路 10 ランプ 11 ターンオフ要素 12 信号発生器 13 オンオフ制御回路 14 時計駆動部 15 スイッチ回路 16,17,23,24,25,30,33〜36,3
9,40,43,46,48,49,52,53,5
4,57,65,67,68,69,74〜77,82
〜89,92,94,95,97,98 抵抗器 18 スイッチ 19,42 ツェナーダイオード 20,28,29,37,55 ダイオード 21,22 比較器 26,27,31,32,41,45,47,56,5
8,66,72,73,78,79,93 コンデンサ 36,44,50,51,63,64,70,71,8
0,81,90,91トランジスタ 59 開口部 60 筐体 62 トランスデューサ 96 ポテンションメータ

Claims (20)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻が所定の設定時刻になった場合に好
    ましくは電気音響変換器よりなる信号発生器へ目ざまし
    信号を供給する集積回路を含んだ時計駆動部と、受信器
    と濾波及び増幅器と整流回路としきい値スイッチ手段と
    よりなり使用者が発する遮断信号を受けて更に処理する
    ものであり、該目ざまし信号が供給される迄は電圧源に
    接続されず該目ざまし信号が供給されると該遮断信号を
    処理し該集積回路への入力の印加によって該目ざまし信
    号の供給を遮断する受信及び信号整形回路とよりなる電
    池作動目ざまし時計又はタイマのためのアラーム遮断装
    置であって、 該アラーム遮断装置は赤外線を放射する送信器(2)を
    含み該受信及び信号整形回路は赤外線放射に感知性の受
    信器(3)を含むこと、該送信器(2)はパルス制御モ
    ードにおいて赤外線を放射する赤外線ダイオード(5
    5)を含み、該赤外線放射は使用者(1)によって反射
    され該受信器(3)によって検出されること、及び該整
    流回路(27−31)は該整流回路(27−31)に後
    続する微分回路(32,33)によって整流器及び微分
    段(5)へと拡張され、その出力信号(P)は該受信器
    (3)によって検出された赤外線放射の時間変化によっ
    て決定されることを特徴とするアラーム遮断装置。
  2. 【請求項2】 さらに赤外線放射あるいは超音波を放射
    する送信器(2,2’)を含み、放射された信号は使用
    者によって反射され受信器(3,3’)により検出され
    ることを特徴とする請求項1記載のアラーム遮断装置。
  3. 【請求項3】 しきい値スイッチ段(7)と集積回路入
    力側との間には単安定マルチバイブレータ(8)が接続
    され、該単安定マルチバイブレータ(8)はしきい値ス
    イッチ段(7)より供給される出力信号(H)に応じて
    非安定状態に状態を遷移させ出力信号を集積回路入力側
    に出力することを特徴とする請求項1又は2記載のアラ
    ーム遮断装置。
  4. 【請求項4】 整流及び微分段(5)は直列接続された
    整流回路及び微分回路を含み、該整流回路は2つのダイ
    オード(28,29)と2つのコンデンサ(27,3
    1)とを含む倍電圧整流回路よりなり微分回路は直列接
    続されたコンデンサ(32)及び抵抗器(33)よりな
    ることを特徴とする請求項3記載のアラーム遮断装置。
  5. 【請求項5】 該受信及び信号整形回路はしきい値スイ
    ッチ段(7)に先行して設けられアラーム信号(A’)
    が少なくとも所定の時間(t3−t1)にわたって発せ
    られるように出力信号(Q)を入力信号(P)に対して
    時間(t3−t2)だけ遅らせて出力する信号遅延段を
    含むことを特徴とする請求項4記載のアラーム遮断装
    置。
  6. 【請求項6】 信号遅延段(6)は整流及び微分段
    (5)に並列接続され、また出力端子が微分回路(3
    2,33)の出力側に接続されたオープンコレクタ比較
    器(21)を含み、遅延時間(t3−t2)は直列接続
    されたコンデンサ(26)及び抵抗器(24)により設
    定されることを特徴とする請求項5記載のアラーム遮断
    装置。
  7. 【請求項7】 しきい値スイッチ段(7)は第1の入力
    端子に基準電圧を加えられ第2の出力端子に整流及び微
    分段(5)の微分回路(32,33)の出力信号(P)
    及び信号遅延段(6)の比較器(21)の出力信号
    (Q)が供給されることを特徴とする請求項6記載のア
    ラーム遮断装置。
  8. 【請求項8】 目ざまし信号(A)は信号発生器(1
    2)へ供給される以外にさらに直列接続されたツェナー
    ダイオード(19)及びダイオード(20)を介してオ
    ンオフ制御段(13)にも供給され、該オンオフ制御段
    はスイッチ段(15)を介して受信及び信号整形回路
    (3,4,5,6,7)及び送信器(2)をそれぞれの
    電源(D,0)に接続することを特徴とする請求項3記
    載のアラーム遮断装置。
  9. 【請求項9】 該オンオフ制御段(13)はダイオード
    (20)の出力信号(B)に基づいて並列接続されたツ
    ェナーダイオード(42)及び充電コンデンサ(41)
    によりオン信号を形成し、該オン信号は出力トランジス
    タ(64)を所定の遅延時間(t2−t1)にわたって
    導通させ、一方該出力トランジスタはスイッチ段(1
    5)中に設けられた直列トランジスタ(44)を導通さ
    せることを特徴とする請求項8記載のアラーム遮断装
    置。
  10. 【請求項10】 単安定マルチバイブレータ信号(I)
    は更にターンオフ要素(11)を介してオンオフ制御段
    (13)へ第2の入力信号(L)として供給され、オン
    オフ制御段の出力信号(C)により単安定マルチバイブ
    レータ(8)が非安定状態へ遷移した後スイッチ段(1
    5)が受信及び信号整形回路(3,4,5,6,7)及
    び送信器(2)をそれぞれの電源(D,0)から切離す
    ことを特徴とする請求項8記載のアラーム遮断装置。
  11. 【請求項11】 ターンオフ要素(11)はオンオフ制
    御段(11)の出力トランジスタ(64)のベースエミ
    ッタ間に接続されたエミッタ共通トランジスタ(38)
    よりなり、該トランジスタ(38)はベースに単安定マ
    ルチバイブレータ(8)の出力信号(I)を供給される
    ことを特徴とする請求項9記載のアラーム遮断装置。
  12. 【請求項12】 送信器(2)はパルス制御モードで赤
    外線を放射する発光ダイオード(55)を含み、該発光
    ダイオードが形成するパルスの繰り返し周波数及び持続
    時間は単安定マルチバイブレータを形成するコンデンサ
    (47)及び抵抗器(それぞれ46及び57)及び2つ
    の別の抵抗器(49,52)の組合わせにより設定され
    ることを特徴とする請求項2記載のアラーム遮断装置。
  13. 【請求項13】 送信器(2)のパルス繰り返し周波数
    は赤外線の場合500Hz程度の値であることを特徴と
    する請求項12記載のアラーム遮断装置。
  14. 【請求項14】 受信器(3)はカソード側が電源電圧
    (U)に基づいて形成された電圧(N)に接続され抵抗
    器(57)と結合されて分圧器を形成する赤外線感知ダ
    イオード(56)を含み、該分圧器を形成する抵抗器と
    ダイオードとの接続点にはコンデンサ(58)が接続さ
    れ該コンデンサを通ってダイオード(56)で受信され
    た信号が濾波及び増幅器(4)へ供給されることを特徴
    とする請求項2記載のアラーム遮断装置。
  15. 【請求項15】 受信器(3,3’)及び送信器(2,
    2’)は時計筐体(60)の全面上縁部に比較的離間し
    て配設され、送信又は受信信号の主送信方向又は受信方
    向は水平面Yに対し好ましくは20°ないし25°上向
    きに傾斜していることを特徴とする請求項2記載のアラ
    ーム遮断装置。
  16. 【請求項16】 単安定マルチバイブレータ(8)の出
    力信号(I)はさらにランプ駆動回路(9)へ入力され
    該ランプ駆動回路の出力信号(K)は単安定マルチバイ
    ブレータ(8)が非安定状態である限りゼロと異なった
    値をとることを特徴とする請求項3記載のアラーム遮断
    装置。
  17. 【請求項17】 受信器(3’)及び送信器(2’)は
    統合されて超音波帯域で動作し2つのエミッタ結合トラ
    ンジスタ(80,81)を含み超音波トランスデューサ
    (62)により発振作用のための帰還路が形成される送
    受器を形成することを特徴とする請求項3記載のアラー
    ム遮断装置。
  18. 【請求項18】 超音波トランスデューサ(62)は2
    つのトランジスタ(80,81)のエミッタ路中に設け
    られた減結合抵抗器(87)を介して送受信回路の出力
    端子に接続され、該減結合抵抗器(87)はエミッタ抵
    抗器(86)と直列に接続されていることを特徴とする
    請求項17記載のアラーム遮断装置。
  19. 【請求項19】 受信器(3’)及び送信器(2’)は
    統合されて超音波帯域で動作し相補接続された2つのト
    ランジスタ(90,91)を含む単安定マルチバイブレ
    ータを形成し、超音波トランスデューサ(62)が抵抗
    器(96)と直列接続されてトランジスタ(91)の出
    力信号が取出されるエミッタに接続され、さらに直列接
    続された超音波トランスデューサ(62)及び抵抗器
    (96)に並列にエミッタ抵抗器(97)が接続される
    ことを特徴とする請求項2記載のアラーム遮断装置。
  20. 【請求項20】 抵抗器(96)はポテンションメータ
    であることを特徴とする請求項19記載のアラーム遮断
    装置。
JP1993058727U 1987-06-06 1993-10-29 アラーム遮断装置 Expired - Lifetime JPH084638Y2 (ja)

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