JPH078742U - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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JPH078742U
JPH078742U JP3837693U JP3837693U JPH078742U JP H078742 U JPH078742 U JP H078742U JP 3837693 U JP3837693 U JP 3837693U JP 3837693 U JP3837693 U JP 3837693U JP H078742 U JPH078742 U JP H078742U
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川上隆博
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部電気的回路の接続信頼性を高める圧力セ
ンサの開発。 【構成】 ステム部材に、該ステム部材と一体的に結合
されている回路基板の回路パターンと下端が接触される
コイルスプリングを保持するスペーサを位置決め保持さ
せ、さらに上記スペーサ上に前記スペーサに保持される
コイルスプリングの上端と接触される接続端子をインサ
ート成形してなるケースを前記スペーサに対して位置決
め嵌合せしめる構造。 【効果】 圧力センサの組立作業性を容易となして、経
済性を高め、さらには組立構成されたセンサの電気的導
通の信頼性を高めることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、密閉ケース内に圧力検出素子を内装し、この圧力検出素子からの検 出信号を密閉ケースの外部へ引き出す回路を有する半導体圧力センサに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の半導体圧力センサとして図1に示す如き構造のものがある。以 下この従来例構造について説明する。1は半導体圧力検出素子、2はその半導体 圧力検出素子1の下面中央部から支出されている圧力導入パイプ、3は半導体圧 力検出素子1から引き出されているリードピン、4は半導体圧力検出素子1の受 け台であり、この受け台4と押え板5とにより圧力検出素子1のケースに設けら れている鍔部6が挟持され、取付ねじ7によりステム部材8に固定されている。 このステム部材8には、前記圧力導入パイプ2に通じる圧力導入孔9が形成され ており、この圧力導入孔9の内周面と、前記圧力導入パイプ2の外周面との間は 、シールリング10、11及びOリング12を介して気密に密着されている。
【0003】 13は回路基板であって、この回路基板13に施されている回路と前記リード ピン3とは、中継端子14を介して接続されている。15は前記のステム部材8 上に被着されるケースであって、このケース15の上壁にはコネクタ端子16が インサート成形によって貫通保持されている。また上記ケース15の上壁内側に は、前記のコネクタ端子16と回路基板13上に設けられている回路パターン1 9とを接続する導電性コイルスプリング17を嵌入保持するための枠部18が形 成されているものである。
【0004】 かかる従来構造の圧力センサを組立てるには、ステム部材8上に半導体圧力検 出素子1を取付け、次いでその圧力検出素子1から引き出されているリードピン 3の先端を、中継端子14を介して回路基板13の回路パターン19に半田付け により接続する。
【0005】 次に枠部18内に収納せしめたコイルスプリング17を有するケース15をス テム部材8上に被着することにより、そのコイルスプリング17を介して回路基 板13上の回路パターン19とコネクタ端子16とを電気的に接続せしめるもの である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来構造の圧力センサにあっては、回路基板13上 の回路パターン19と、ケース15にインサート成形されているコネクタ端子1 6とを接続するコイルスプリング17をケース15に保持せしめるための保持手 段として、ケース15の内側に枠部18を一体形成し、この枠部内にコイルスプ リング17を嵌入保持せしめるものであることから、例えばケース15をステム 部材8上に被せるため、コイルスプリング17を嵌入したケース15を逆さまに すると、枠部18内に嵌入せしめてあるコイルスプリング17がその枠部18か ら脱落して、回路パターン19とコネクタ端子16との接続が不能となる。
【0007】 そこでこのコイルスプリング17が枠部18から脱落しないようにするために は、枠部18とコイルスプリング17との間にグリス、接着剤等を塗布するとい う対策が必要で、作業性、経済性に欠けるものがあった。
【0008】 またコイルスプリング17は、ケースの奥端面部に取付けなければならないこ とから、コイルスプリングの取付作業性が悪い。さらに、コイルスプリング17 の取付位置は筒状ケース15の偏心位置に設けていることから、このケース15 を、ステム部材8に位置決めするとき、それらの周方向位置がずれると、コイル スプリング17と、該コイルスプリング17が当接されるべき回路パターン19 との位置ずれが生じて接続不良を起したり、あるいは、ケース15とステム部材 8との位置決めは精度が高くても、ステム部上で位置決めされる回路基板19の 板面方向の位置ずれが生じると、回路パターン19とコイルスプリング17との 適正な接続が維持できず接続信頼性に欠けるといった問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案はかかる従来における問題点に着目してなされたもので、ステム部材に 、該ステム部材と一体的に結合されている回路基板の回路パターンと下端が接触 されるコイルスプリングを保持するスペーサを位置決め保持させ、さらに上記ス ペーサ上に前記スペーサに保持されるコイルスプリングの上端と接触される接続 端子をインサート成形してなるケースを前記スペーサに対して位置決め嵌合せし める構造となして、上記スペーサの使用によって、回路基板上に設けられている 回路パターンと、ケースに貫通されている接続端子とを導電性コイルスプリング を介して確実に接続せしめることができる半導体圧力センサを提供することにあ る。
【0010】
【実施例】
以下に本考案を、図面に示す実施例に基いて詳細に説明する。
【0011】 図2において、21は圧力供給口22を有するステム部材、23はステム部材 21の上面に嵌着されるフレームであって、このフレーム23上には、半導体圧 力検出素子24が、取付部材25によって挟持されており、さらに取付ねじ26 によってステム部材21に固定されている。また上記半導体圧力検出素子24の 下面中央部には、圧力導入パイプ27が支出され、この圧力導入パイプ27の外 側面は、前記圧力供給口22の内周面との間にシールリング28、29及びOリ ング30を介して気密に嵌着されている。31は半導体圧力素子24から引き出 されている接続端子であって、この接続端子31は、前記フレーム23にインサ ート成形されている中継端子32を介して回路基板33上に施されている回路パ ターン34と接続されている。回路基板33はフレーム上に固定されている。
【0012】 35は上記フレーム23上に被着される筒状のスペーサであって、このスペー サ35形状は図3乃至図5に示す如く、その上面に形成した角孔36の辺縁鍔部 37に、導体であるコイルスプリング38を嵌入保持せしめるための透孔39が 穿設されている。さらにスペーサ35の下側辺縁部には、前記フレーム23の外 周面周方向に形成された複数の軸方向の突条40に係合される軸方向の切欠き4 1が3個所に設けられており、またスペーサ35の上側辺縁部にはケース42の 内側に設けられている位置決め突起43が係合される位置決め凹部44が形成さ れている。
【0013】 図2に戻って、ケース42には接続端子45がインサート成形されており、こ の接続端子45の内側端部は前記コイルスプリング38と接続し得るものであり 、またその外側端部はリード線46に接続されている。
【0014】 47はスペーサ35内部に設けられているプリント基板48に取付けられてい るICチップであって、このICチップを接続するプリント基板48と、前記回 路基板33に施されている回路パターン34とは端子49を介して接続されてい るものである。
【0015】 以上が本実施例である構造説明であるが、次にその組立てについて述べる。
【0016】 先ずステム部材21上にフレーム23を嵌合し、さらにこのフレーム23上に 半導体圧力検出素子24を配置すると共に取付部材25及び取付ねじ26によっ て、半導体圧力検出素子24をフレーム23と共にステム部材21に固定する。 このとき半導体圧力検出素子24の圧力導入パイプ27外周面は、シールリング 28、29及びOリング30を介してステム部材21の圧力供給口22内周面と 気密に嵌合される。次いでそのフレーム23上に、ICチップ47及びプリント 基板48を予め接続せしめている回路基板33を配置し、半導体圧力検出素子2 4に接続される中継端子32を、回路基板33の回路パターン34と半田付けす る。
【0017】 次に上記フレーム23上にスペーサ35を嵌合するが、この嵌合操作時に、フ レーム23の外側に形成されている突条40を、スペーサ35に設けられている 切欠き41に係合せしめることにより、そのスペーサ35は、フレーム23の所 定位置に位置決め嵌合され、従ってスペーサ35の透孔39内に嵌入したコイル スプリング38端が回路パターン34の定位置に接触保持される。
【0018】 次にそのスペーサ35上部より、ステム部材21に気密嵌合されるケース42 を被着するが、このケース42の被着時に、ケース42の内側に突設されている 位置決め突起43を、スペーサ35に設けられている位置決め凹部44に係合せ しめることにより、そのケース42とスペーサ35相互の位置決めがなされ、こ れによってケース42の内側に設けられている接続端子45と、スペーサ35に 支持されているコイルスプリング38端との接続が確保される。
【0019】 このように本実施例にあっては、ステム部材21と一体のフレーム23に位置 決め嵌合されるスペーサ35と、このスペーサ35に位置決め嵌合されるケース 42を有し、さらに上記スペーサ35には、上記フレーム23の定位置に設けら れている回路基板33に施されている回路パターン34と、前記ケース42に固 定されている接続端子45との間に介在接続される導電性のコイルスプリング3 8を保持せしめたものである。
【0020】 そのコイルスプリング38を保持するスペーサ35を、フレーム23上に位置 決め嵌合し、さらにそのスペーサ35上にケース42を位置決め被着することに より、上記回路パターン34と、接続端子45との接続が、上記コイルスプリン グを介して確実になされ、接続信頼性の高い半導体圧力センサが提供できる。
【0021】 さらに上記実施例では、回路パターン34と接続端子45とを接続するコイル スプリング38は、スペーサ35に保持せしめるものであって、圧力検出装置の 組立作業時に、向きを逆にしなければならないケース42に組付けておくもので はないから、従来例で述べたような、圧力検出装置の組立作業時にコイルスプリ ングが脱落して組付作業の困難性が生じるといった不具合を未然に防止すること ができる。さらに上記フレーム23、スペーサ35及びケース42の三者は、位 置決め手段により位置ずれすることなく定位置結合が維持されることから、コイ ルスプリング38と回路パターン34及び接続端子45とが位置ずれすることな く、接続精度の高い圧力センサが提供できる。また、スペーサ35はケース42 内のOリング50の脱落防止にもなっている。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案は、ステム部材21に固定され、かつ半導体圧力検出素子 24及びこの半導体圧力検出素子に接続される回路パターン34を有する回路基 板33を保持するフレーム23と、該フレーム23に形成されている位置決め手 段40と、該位置決め手段と係合位置される位置決め手段41を有して、上記フ レーム23に位置決め嵌合され、さらに上記回路パターン34に一端が接触され る導電性コイルスプリング38を保持し、さらに他の位置決め手段44を設けた スペーサ35と、該スペーサ35に設けた他の位置決め手段44と係合位置され る位置決め手段43を有して上記スペーサに位置決め嵌合されかつ上記導電性コ イルスプリングの他端と接触される接続端子45を貫通保持するケース42とを 有している半導体圧力センサであるから、これによれば、コイルスプリング38 を保持するスペーサ35を、フレーム23上に位置決め嵌合し、さらにそのスペ ーサ35上にケース42を位置決め被着することにより、上位回路パターン34 と、接続端子45との接続が、上記コイルスプリングを介して確実になされ、接 続信頼性の高い半導体圧力センサが提供できる。
【0023】 さらに上記実施例では、回路パターン34と接続端子45とを接続するコイル スプリング38は、スペーサ35に保持せしめるものであって、圧力検出装置の 組立作業時に、向きを逆にしなければならないケース42に組付けておくもので はないから、従来例で述べたような、圧力検出装置の組立作業時にコイルスプリ ングが脱落して組付作業の困難性が生じるといった不具合を未然に防止すること ができる。さらに上記フレーム23、スペーサ35及びケース42の三者は、位 置決め手段により位置ずれすることなく定位置結合が維持されることから、コイ ルスプリング38と回路パターン34及び接続端子45とが位置ずれすることな く、接続精度の高い圧力センサが提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の圧力センサを示した構造説明図。
【図2】本考案実施例の圧力センサ構造を示した断面
図。
【図3】本考案実施例のスペーサのみの平面図。
【図4】図3におけるA−A線断面図。
【図5】本考案実施例のスペーサのみの下面図。
【符号の説明】
21…ステム部材 22…圧力供給口 23…フレーム 24…半導体圧力検出
素子 25…取付部材 26…取付ねじ 27…圧力導入パイプ 28…シールリング 29…シールリング 30…Oリング 31…接続端子 32…中継端子 33…回路基板 34…回路パターン 35…スペーサ 36…角孔 37…辺縁鍔部 38…コイルスプリン
グ 39…透孔 40…突条 41…切欠き 42…ケース 43…位置決め突起 44…位置決め凹部 45…接続端子 46…リード線 47…ICチップ 48…プリント基板 49…端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステム部材(21)に固定され、かつ半
    導体圧力検出素子(24)及びこの半導体圧力検出素子
    に接続される回路パターン(34)を有する回路基板
    (33)を保持するフレーム(23)と、該フレーム
    (23)に形成されている位置決め手段(40)と、該
    位置決め手段と係合位置される位置決め手段(41)を
    有して、上記フレーム(23)に位置決め嵌合され、さ
    らに上記回路パターン(34)に一端が接触される導電
    性コイルスプリング(38)を保持し、さらに他の位置
    決め手段(44)を設けたスペーサ(35)と、該スペ
    ーサ(35)に設けた他の位置決め手段(44)と係合
    位置される位置決め手段(43)を有して上記スペーサ
    に位置決め嵌合されかつ上記導電性コイルスプリングの
    他端と接触される接続端子(45)を貫通保持するケー
    ス(42)とを有していることを特徴とする半導体圧力
    センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542107A (ja) * 1999-04-21 2002-12-10 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両ブレーキシステムのためのブレーキ装置

Cited By (2)

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JP2002542107A (ja) * 1999-04-21 2002-12-10 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両ブレーキシステムのためのブレーキ装置
JP4690550B2 (ja) * 1999-04-21 2011-06-01 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両ブレーキシステムのためのブレーキ装置

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