JPH0546414Y2 - - Google Patents

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JPH0546414Y2
JPH0546414Y2 JP1989051827U JP5182789U JPH0546414Y2 JP H0546414 Y2 JPH0546414 Y2 JP H0546414Y2 JP 1989051827 U JP1989051827 U JP 1989051827U JP 5182789 U JP5182789 U JP 5182789U JP H0546414 Y2 JPH0546414 Y2 JP H0546414Y2
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pressure sensor
adjustment circuit
substrate
lid
blood pressure
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JP1989051827U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、血圧の測定に半導体圧力センサを利
用した血圧計に関する。
(従来の技術) 従来より、所謂デイスポ血圧計と呼ばれるもの
にあつては、被測定血圧に応じた検出信号を発生
する半導体圧力センサを備えたセンサ部と、圧力
センサの零点オフセツト、感度などの電気的特性
を調整するための調整回路とを別構造で設けるよ
うにしており、これらの間を電源供給用及び信号
取出用の複数本(通常4本)のリード線により接
続している。この場合、リード線とセンサ部との
間の接続は、そのセンサ部がきわめて小形のもの
であるという事情により、センサ部からこれに半
田付したフレキシブルプリント配線基板を導出す
る共にこの配線基板にリード線を半田付すること
により行い、また、リード線と調整回路との間の
接続は、半田付或はコネクタを利用して行うよう
にしている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来構成のものでは、センサ部と調整用回
路とが離れて位置しているために、この間を繋ぐ
比較的長尺なリード線に外部からのノイズが重畳
し易いという問題点があり、このような問題点
は、センサ部から得られる検出信号が微小である
という事情によつて測定精度を大きく劣化させる
原因となつてくる。また、リード線をセンサ部及
び調整回路に夫々接続する際に、半田から発生す
るフラツクス成分によりセンサ部及び調整回路が
汚染される虞があるばかりか、きわめて小形のセ
ンサ部に対する半田付作業が困難になるため、組
立作業性の低下に伴うコストアツプを来たす虞、
並びに半田付箇所が多くなつて接続信頼性が低下
するという虞もあり、この点が未解決の課題とな
つていた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、耐ノイズ性を高め得て測定信頼
性の向上を実現できると共に、圧力センサ及び調
整回路に対するリード線の接続作業性並びにその
接続信頼性の向上を実現でき、さらには圧力セン
サ及び調整回路の汚染防止が可能となるなどの効
果を奏する血圧計を提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、被測定血
圧を示す検出信号発生用の半導体圧力センサ、こ
の圧力センサの電気的特性を調整するための調整
回路、並びにこれら圧力センサに接続される複数
本のリード線が設けられた血圧計において、前記
圧力センサ及び調整回路が一体的に実装され裏面
に圧力センサ及び調整回路の端子に各々接続され
た複数の面状ターミナル部が形成された基板、こ
の基板を収納するための本体ケースに基板の裏面
を覆うように装着される蓋、並びにこの蓋と前記
基板との間に配置され本体ケースに蓋が装着され
た状態で前記面状ターミナル部に圧接する複数本
の弾性部材製接触子を設けた上で、上記各接触子
に前記リード線を接続する構成としたものであ
る。
(作用) 半導体圧力センサと調整回路とが同一の基板に
一体的に設けられているから、これらの間を繋ぐ
ラインにノイズが重畳し難くなり、耐ノイズ性が
高くなつて測定精度の向上を図り得る。また、少
なくともリード線と圧力センサ及び調整回路との
間の接続は、接触子と面状ターミナル部との当接
により行われるから、従来に比して半田付箇所を
減らすことができると共に、斯様な接続は本体ケ
ースに蓋を装着するだけで行うことができ、これ
により圧力センサ及び調整回路が半田からのフラ
ツクス成分により汚染されることを防止し得ると
共に、組立作業性の向上を実現できる。そして、
このときの接続箇所は接触子と面状ターミナル部
との間、並びに接触子とリード線との間だけであ
つて従来より減るようになるから、接続信頼性も
向上するようになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について第1図乃至第
3図を参照しながら説明する。
即ち、1は例えば12mm×20mm程度の矩形状に形
成された基板で、これはセラミツク基板のような
厚膜用基板より成り、その上面には、センサ部2
及び調整回路3(第3図参照)が一体的に実装さ
れている。
上記センサ部2は、基板1上に固定された周知
構成の半導体圧力センサ4と、基板1上に圧力セ
ンサ4を覆うように配置されたポリカーボネート
樹脂製のキヤツプ5とを含んで成り、そのキヤツ
プ5を上下に貫通するように形成された受圧孔5
a(第3図参照)内にはシリコンゲル5bが充填
されている。このように構成されたセンサ部2に
あつては、被測定血圧が圧力センサ4に対してシ
リコンゲル5bを通じて効率良く伝えられ、これ
に応じて圧力センサ4から被測定血圧に応じた検
出信号が出力される。尚、基板1における圧力セ
ンサ4のシリコンダイヤフラム対応部分には背圧
用の透孔1a(第1図参照)が形成されている。
また、前記調整回路3は圧力センサ4の零点オ
フセツト、感度などの電気的特性を調整するため
のもので、詳細には図示しないが、ブリツジ回路
形成用の厚膜抵抗などを含んで成り、その厚膜抵
抗の抵抗値を例えばレーザトリミングにより調整
することにより上記調整を行うようになつてい
る。
前記基板1の裏面には、第1図に示すように、
圧力センサ4及び調整回路3からスルーホールを
通じて4個の端子6(これらは電源用の端子及び
前記検出信号出力用の端子である)が導出されて
いる。また、7は基板1の裏面に互いに所定間隔
を存して形成された4個の面状ターミナル部で、
これらは前記各端子6に配線パターンを介して接
続されている。尚、これら面状ターミナル部7の
表面には、接触抵抗低減用のAu薄膜が形成され
ている。
8はプラスチツク製の本体ケースで、その内部
には上面側(センサ部2配置側)を内部に臨ませ
た状態の基板1が矩形状開口8aを介して収納さ
れる。このとき、本体ケース8の内周壁には、段
部8bが形成されており、基板1は、その上面側
の周縁部が段部8bに当接することにより位置決
めが行われる。また、9はプラスチツク製の蓋
で、これは本体ケース8の開口8aに基板1の裏
面を覆うように装着されるものであり、その装着
状態は図示しない係合手段により保持されるよう
になつている。
さて、蓋9上には、導電性ある弾性部材(燐青
銅、ベリリウム銅など)より成る4本の板状接触
子10が斜め上方へ延びるように立設されてい
る。このとき、図示はしないが、各接触子10の
基端側は、例えばこれに形成された孔を蓋9に一
体に立設された突部に嵌込んだ状態でその突部を
溶融圧潰することにより固定されている。そし
て、上記各接触子10にあつては、蓋9が本体ケ
ース8に装着された状態で、夫々の自由端が基板
1の裏面に設けられた前記各面状ターミナル部7
に圧接するに構成されている。尚、これら接触子
10の表面には、接触抵抗低減用のAu薄膜が形
成されている。
また、上記各接触子10の基端側には、基板1
に対する電源供給用及び信号取出用の4本のリー
ド線11の各一端がかしめ付等により接続されて
おり、これらリード線11にはチユーブ11aが
被せられている。尚、図示しないが、リード線1
1の各他端にはコネクタが接続されている。
しかして、上記構成によれば、圧力センサ4と
調整回路3とが同一の基板1に一体的に設けられ
ているから、これらの間を繋ぐラインに外部から
のノイズが重畳し難くなる。従つて、圧力センサ
及び調整回路間を比較的長尺なリード線により繋
いでいた従来構成に比して耐ノイズ性が高くな
り、圧力センサ4から得られる検出信号が微小で
あるという事情下にあるにも拘らず測定精度の向
上を図り得る。また、リード線11と圧力センサ
4及び調整回路3との間の接続は、接触子10と
面状ターミナル部7との間の当接による接続によ
り行われ、リード線11と接触子10との間の接
続はかしめ付により行われているから、従来に比
して半田付箇所を減らすことができ、これにより
半田から発生するフラツクス成分による基板1の
汚染が防止されるようになる。このとき、接触子
10と面状ターミナル部7間の接続は、本体ケー
ス8に蓋9を装着するだけで行うことができ、半
田付箇所が減ることと相俟つて組立作業性の向上
を実現できる。そして、この場合の接続箇所は接
触子10と面状ターミナル部7との間、並びに接
触子10とリード線11との間だけであつて従来
より減るようになるから、接続信頼性も向上する
ようになる。
尚、上記実施例では、接触子10を蓋9に直接
的に立設する構成としたが、これに限られるもの
ではなく、例えば本考案の他の実施例を示す第4
図のように構成しても良い。即ち、この第4図に
示した実施例では、プラスチツク製の矩形板12
に接触子10の基部をインサート成形し、この矩
形板12を蓋9内に配置する構成としている。
[考案の効果] 本考案によれば以上の説明によつて明らかなよ
うに、耐ノイズ性を高め得て測定信頼性の向上を
実現できるものであり、また、圧力センサ及び調
整回路に対するリード線の接続作業性並びにその
接続信頼性の向上を実現できると共に、圧力セン
サ及び調整回路が半田付時のフラツクス成分によ
り汚染されることを防止可能になるなどの実用的
な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は分解斜視図、第2図は要部の縦断
面図、第3図は基板の斜視図である。また、第4
図は本考案の他の実施例を示す第2図相当図であ
る。 図中、1は基板、2はセンサ部、3は調整回
路、4は半導体圧力センサ、5は受圧キヤツプ、
6は端子、7は面状ターミナル部、8は本体ケー
ス、9は蓋、10は接触子、11はリード線、1
2は矩形板を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測定血圧に応じた検出信号を発生する半導体
    圧力センサと、この圧力センサの電気的特性を調
    整するための調整回路と、前記圧力センサ及び調
    整回路に接続される複数本のリード線とを含んで
    成る血圧計において、前記圧力センサ及び調整回
    路が一体的に実装され裏面に圧力センサ及び調整
    回路の端子に各々接続された複数の面状ターミナ
    ル部が形成された基板と、この基板を収納するた
    めの本体ケースに基板の裏面を覆うように装着さ
    れる蓋と、この蓋と前記基板との間に配置され本
    体ケースに蓋が装着された状態で前記面状ターミ
    ナル部に圧接する複数本の弾性部材製接触子とを
    備え、これら接触子に前記リード線を接続したこ
    とを特徴とする血圧計。
JP1989051827U 1989-05-01 1989-05-01 Expired - Lifetime JPH0546414Y2 (ja)

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JP1989051827U JPH0546414Y2 (ja) 1989-05-01 1989-05-01

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JP1989051827U JPH0546414Y2 (ja) 1989-05-01 1989-05-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02141407U JPH02141407U (ja) 1990-11-28
JPH0546414Y2 true JPH0546414Y2 (ja) 1993-12-06

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ID=31571603

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JP1989051827U Expired - Lifetime JPH0546414Y2 (ja) 1989-05-01 1989-05-01

Country Status (1)

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JP (1) JPH0546414Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51146861A (en) * 1975-06-11 1976-12-16 Citizen Watch Co Ltd A structure of electronic timepieces.
JPS62197730A (ja) * 1986-02-04 1987-09-01 デゼレツト・メデイカル・インコ−ポレ−テツド 流体圧力測定用圧力変換器組立体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51146861A (en) * 1975-06-11 1976-12-16 Citizen Watch Co Ltd A structure of electronic timepieces.
JPS62197730A (ja) * 1986-02-04 1987-09-01 デゼレツト・メデイカル・インコ−ポレ−テツド 流体圧力測定用圧力変換器組立体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02141407U (ja) 1990-11-28

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