JP2591145Y2 - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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JP2591145Y2
JP2591145Y2 JP1993038376U JP3837693U JP2591145Y2 JP 2591145 Y2 JP2591145 Y2 JP 2591145Y2 JP 1993038376 U JP1993038376 U JP 1993038376U JP 3837693 U JP3837693 U JP 3837693U JP 2591145 Y2 JP2591145 Y2 JP 2591145Y2
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川上隆博
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株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、密閉ケース内に圧力検
出素子を内装し、この圧力検出素子からの検出信号を密
閉ケースの外部へ引き出す回路を有する半導体圧力セン
サに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の半導体圧力センサとして
図1に示す如き構造のものがある。以下この従来例構造
について説明する。1は半導体圧力検出素子、2はその
半導体圧力検出素子1の下面中央部から支出されている
圧力導入パイプ、3は半導体圧力検出素子1から引き出
されているリードピン、4は半導体圧力検出素子1の受
け台であり、この受け台4と押え板5とにより圧力検出
素子1のケースに設けられている鍔部6が挟持され、取
付ねじ7によりステム部材8に固定されている。このス
テム部材8には、前記圧力導入パイプ2に通じる圧力導
入孔9が形成されており、この圧力導入孔9の内周面
と、前記圧力導入パイプ2の外周面との間は、シールリ
ング10、11及びOリング12を介して気密に密着さ
れている。
【0003】13は回路基板であって、この回路基板1
3に施されている回路と前記リードピン3とは、中継端
子14を介して接続されている。15は前記のステム部
材8上に被着されるケースであって、このケース15の
上壁にはコネクタ端子16がインサート成形によって貫
通保持されている。また上記ケース15の上壁内側に
は、前記のコネクタ端子16と回路基板13上に設けら
れている回路パターン19とを接続する導電性コイルス
プリング17を嵌入保持するための枠部18が形成され
ているものである。
【0004】かかる従来構造の圧力センサを組立てるに
は、ステム部材8上に半導体圧力検出素子1を取付け、
次いでその圧力検出素子1から引き出されているリード
ピン3の先端を、中継端子14を介して回路基板13の
回路パターン19に半田付けにより接続する。
【0005】次に枠部18内に収納せしめたコイルスプ
リング17を有するケース15をステム部材8上に被着
することにより、そのコイルスプリング17を介して回
路基板13上の回路パターン19とコネクタ端子16と
を電気的に接続せしめるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構造の圧力センサにあっては、回路基板13上
の回路パターン19と、ケース15にインサート成形さ
れているコネクタ端子16とを接続するコイルスプリン
グ17をケース15に保持せしめるための保持手段とし
て、ケース15の内側に枠部18を一体形成し、この枠
部内にコイルスプリング17を嵌入保持せしめるもので
あることから、例えばケース15をステム部材8上に被
せるため、コイルスプリング17を嵌入したケース15
を逆さまにすると、枠部18内に嵌入せしめてあるコイ
ルスプリング17がその枠部18から脱落して、回路パ
ターン19とコネクタ端子16との接続が不能となる。
【0007】そこでこのコイルスプリング17が枠部1
8から脱落しないようにするためには、枠部18とコイ
ルスプリング17との間にグリス、接着剤等を塗布する
という対策が必要で、作業性、経済性に欠けるものがあ
った。
【0008】またコイルスプリング17は、ケースの奥
端面部に取付けなければならないことから、コイルスプ
リングの取付作業性が悪い。さらに、コイルスプリング
17の取付位置は筒状ケース15の偏心位置に設けてい
ることから、このケース15を、ステム部材8に位置決
めするとき、それらの周方向位置がずれると、コイルス
プリング17と、該コイルスプリング17が当接される
べき回路パターン19との位置ずれが生じて接続不良を
起したり、あるいは、ケース15とステム部材8との位
置決めは精度が高くても、ステム部上で位置決めされる
回路基板19の板面方向の位置ずれが生じると、回路パ
ターン19とコイルスプリング17との適正な接続が維
持できず接続信頼性に欠けるといった問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる従来にお
ける問題点に着目してなされたもので、ステム部材に、
該ステム部材と一体的に結合されている回路基板の回路
パターンと下端が接触されるコイルスプリングを保持す
るスペーサを位置決め保持させ、さらに上記スペーサ上
に前記スペーサに保持されるコイルスプリングの上端と
接触される接続端子をインサート成形してなるケースを
前記スペーサに対して位置決め嵌合せしめる構造となし
て、上記スペーサの使用によって、回路基板上に設けら
れている回路パターンと、ケースに貫通されている接続
端子とを導電性コイルスプリングを介して確実に接続せ
しめることができる半導体圧力センサを提供することに
ある。
【0010】
【実施例】以下に本考案を、図面に示す実施例に基いて
詳細に説明する。
【0011】図2において、21は圧力供給口22を有
するステム部材、23はステム部材21の上面に嵌着さ
れるフレームであって、このフレーム23上には、半導
体圧力検出素子24が、取付部材25によって挟持され
ており、さらに取付ねじ26によってステム部材21に
固定されている。また上記半導体圧力検出素子24の下
面中央部には、圧力導入パイプ27が支出され、この圧
力導入パイプ27の外側面は、前記圧力供給口22の内
周面との間にシールリング28、29及びOリング30
を介して気密に嵌着されている。31は半導体圧力素子
24から引き出されている接続端子であって、この接続
端子31は、前記フレーム23にインサート成形されて
いる中継端子32を介して回路基板33上に施されてい
る回路パターン34と接続されている。回路基板33は
フレーム上に固定されている。
【0012】35は上記フレーム23上に被着される筒
状のスペーサであって、このスペーサ35形状は図3乃
至図5に示す如く、その上面に形成した角孔36の辺縁
鍔部37に、導体であるコイルスプリング38を嵌入保
持せしめるための透孔39が穿設されている。さらにス
ペーサ35の下側辺縁部には、前記フレーム23の外周
面周方向に形成された複数の軸方向の突条40に係合さ
れる軸方向の切欠き41が3個所に設けられており、ま
たスペーサ35の上側辺縁部にはケース42の内側に設
けられている位置決め突起43が係合される位置決め凹
部44が形成されている。
【0013】図2に戻って、ケース42には接続端子4
5がインサート成形されており、この接続端子45の内
側端部は前記コイルスプリング38と接続し得るもので
あり、またその外側端部はリード線46に接続されてい
る。
【0014】47はスペーサ35内部に設けられている
プリント基板48に取付けられているICチップであっ
て、このICチップを接続するプリント基板48と、前
記回路基板33に施されている回路パターン34とは端
子49を介して接続されているものである。
【0015】以上が本実施例である構造説明であるが、
次にその組立てについて述べる。
【0016】先ずステム部材21上にフレーム23を嵌
合し、さらにこのフレーム23上に半導体圧力検出素子
24を配置すると共に取付部材25及び取付ねじ26に
よって、半導体圧力検出素子24をフレーム23と共に
ステム部材21に固定する。このとき半導体圧力検出素
子24の圧力導入パイプ27外周面は、シールリング2
8、29及びOリング30を介してステム部材21の圧
力供給口22内周面と気密に嵌合される。次いでそのフ
レーム23上に、ICチップ47及びプリント基板48
を予め接続せしめている回路基板33を配置し、半導体
圧力検出素子24に接続される中継端子32を、回路基
板33の回路パターン34と半田付けする。
【0017】次に上記フレーム23上にスペーサ35を
嵌合するが、この嵌合操作時に、フレーム23の外側に
形成されている突条40を、スペーサ35に設けられて
いる切欠き41に係合せしめることにより、そのスペー
サ35は、フレーム23の所定位置に位置決め嵌合さ
れ、従ってスペーサ35の透孔39内に嵌入したコイル
スプリング38端が回路パターン34の定位置に接触保
持される。
【0018】次にそのスペーサ35上部より、ステム部
材21に気密嵌合されるケース42を被着するが、この
ケース42の被着時に、ケース42の内側に突設されて
いる位置決め突起43を、スペーサ35に設けられてい
る位置決め凹部44に係合せしめることにより、そのケ
ース42とスペーサ35相互の位置決めがなされ、これ
によってケース42の内側に設けられている接続端子4
5と、スペーサ35に支持されているコイルスプリング
38端との接続が確保される。
【0019】このように本実施例にあっては、ステム部
材21と一体のフレーム23に位置決め嵌合されるスペ
ーサ35と、このスペーサ35に位置決め嵌合されるケ
ース42を有し、さらに上記スペーサ35には、上記フ
レーム23の定位置に設けられている回路基板33に施
されている回路パターン34と、前記ケース42に固定
されている接続端子45との間に介在接続される導電性
のコイルスプリング38を保持せしめたものである。
【0020】そのコイルスプリング38を保持するスペ
ーサ35を、フレーム23上に位置決め嵌合し、さらに
そのスペーサ35上にケース42を位置決め被着するこ
とにより、上記回路パターン34と、接続端子45との
接続が、上記コイルスプリングを介して確実になされ、
接続信頼性の高い半導体圧力センサが提供できる。
【0021】さらに上記実施例では、回路パターン34
と接続端子45とを接続するコイルスプリング38は、
スペーサ35に保持せしめるものであって、圧力検出装
置の組立作業時に、向きを逆にしなければならないケー
ス42に組付けておくものではないから、従来例で述べ
たような、圧力検出装置の組立作業時にコイルスプリン
グが脱落して組付作業の困難性が生じるといった不具合
を未然に防止することができる。さらに上記フレーム2
3、スペーサ35及びケース42の三者は、位置決め手
段により位置ずれすることなく定位置結合が維持される
ことから、コイルスプリング38と回路パターン34及
び接続端子45とが位置ずれすることなく、接続精度の
高い圧力センサが提供できる。また、スペーサ35はケ
ース42内のOリング50の脱落防止にもなっている。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案は、ステム部材21
に固定され、かつ半導体圧力検出素子24及びこの半導
体圧力検出素子に接続される回路パターン34を有する
回路基板33を保持するフレーム23と、該フレーム2
3に形成されている位置決め手段40と、該位置決め手
段と係合位置される位置決め手段41を有して、上記フ
レーム23に位置決め嵌合され、さらに上記回路パター
ン34に一端が接触される導電性コイルスプリング38
を保持し、さらに他の位置決め手段44を設けたスペー
サ35と、該スペーサ35に設けた他の位置決め手段4
4と係合位置される位置決め手段43を有して上記スペ
ーサに位置決め嵌合されかつ上記導電性コイルスプリン
グの他端と接触される接続端子45を貫通保持するケー
ス42とを有している半導体圧力センサであるから、こ
れによれば、コイルスプリング38を保持するスペーサ
35を、フレーム23上に位置決め嵌合し、さらにその
スペーサ35上にケース42を位置決め被着することに
より、上位回路パターン34と、接続端子45との接続
が、上記コイルスプリングを介して確実になされ、接続
信頼性の高い半導体圧力センサが提供できる。
【0023】さらに上記実施例では、回路パターン34
と接続端子45とを接続するコイルスプリング38は、
スペーサ35に保持せしめるものであって、圧力検出装
置の組立作業時に、向きを逆にしなければならないケー
ス42に組付けておくものではないから、従来例で述べ
たような、圧力検出装置の組立作業時にコイルスプリン
グが脱落して組付作業の困難性が生じるといった不具合
を未然に防止することができる。さらに上記フレーム2
3、スペーサ35及びケース42の三者は、位置決め手
段により位置ずれすることなく定位置結合が維持される
ことから、コイルスプリング38と回路パターン34及
び接続端子45とが位置ずれすることなく、接続精度の
高い圧力センサが提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の圧力センサを示した構造説明図。
【図2】本考案実施例の圧力センサ構造を示した断面
図。
【図3】本考案実施例のスペーサのみの平面図。
【図4】図3におけるA−A線断面図。
【図5】本考案実施例のスペーサのみの下面図。
【符号の説明】
21…ステム部材 22…圧力供給口 23…フレーム 24…半導体圧力検出
素子 25…取付部材 26…取付ねじ 27…圧力導入パイプ 28…シールリング 29…シールリング 30…Oリング 31…接続端子 32…中継端子 33…回路基板 34…回路パターン 35…スペーサ 36…角孔 37…辺縁鍔部 38…コイルスプリン
グ 39…透孔 40…突条 41…切欠き 42…ケース 43…位置決め突起 44…位置決め凹部 45…接続端子 46…リード線 47…ICチップ 48…プリント基板 49…端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステム部材(21)に固定され、かつ半
    導体圧力検出素子(24)及びこの半導体圧力検出素子
    に接続される回路パターン(34)を有する回路基板
    (33)を保持するフレーム(23)と、該フレーム
    (23)に形成されている位置決め手段(40)と、該
    位置決め手段と係合位置される位置決め手段(41)を
    有して、上記フレーム(23)に位置決め嵌合され、さ
    らに上記回路パターン(34)に一端が接触される導電
    性コイルスプリング(38)を保持し、さらに他の位置
    決め手段(44)を設けたスペーサ(35)と、該スペ
    ーサ(35)に設けた他の位置決め手段(44)と係合
    位置される位置決め手段(43)を有して上記スペーサ
    に位置決め嵌合されかつ上記導電性コイルスプリングの
    他端と接触される接続端子(45)を貫通保持するケー
    ス(42)とを有していることを特徴とする半導体圧力
    センサ。
JP1993038376U 1993-07-13 1993-07-13 半導体圧力センサ Expired - Lifetime JP2591145Y2 (ja)

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JPH078742U JPH078742U (ja) 1995-02-07
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JPH078742U (ja) 1995-02-07

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