JPH0786200B2 - 冷間圧延油 - Google Patents

冷間圧延油

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JPH0786200B2
JPH0786200B2 JP2236812A JP23681290A JPH0786200B2 JP H0786200 B2 JPH0786200 B2 JP H0786200B2 JP 2236812 A JP2236812 A JP 2236812A JP 23681290 A JP23681290 A JP 23681290A JP H0786200 B2 JPH0786200 B2 JP H0786200B2
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安正 井上
昇 道谷
哲也 塚本
郁夫 森
俊和 池田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷間圧延油に関する。
従来の技術 ステンレス鋼は鉄鋼類に比べ硬く圧延に高圧を必要とす
るためロール表面に傷がつき易く、また焼付を生じ易
い。特に最近、圧延用ワークロールに耐摩耗性のよいク
ロム・リッチのハイクロム鋼が採用され始め、これを用
いてステンレス鋼を冷間圧延すると焼付が益々発生し易
くなると云う問題が生じて来た。
この問題を解決する一つの方策は圧延油を用いて圧延鋼
板(ストリップ)とワークロール間の潤滑性を向上させ
ることであるが、潤滑性向上のため油膜を厚くすると、
結果として仕上り品の表面荒れを生ずることとなる。
別の方策は、極圧添加剤の使用である。ステンレス鋼に
有効な極圧添加剤としては従来知られている代表的成分
は沃素等のハロゲン化物であるが、その効果は満足すべ
きものでなく、ステンレス鋼の圧延時における焼付防止
には十分でない。
発明が解決しようとする課題 ステンレス鋼等の冷間圧延に際し、その焼付を防止する
ための技術を提供する。
課題を解決するための手段 本発明は40℃における粘度が80cst以上である潤滑成分
と有機酸性りん産エステルの芳香族アミン塩を有効成分
とする冷間圧延油に関する。
本発明に用いられる有機りん酸エステルは、水酸基含有
有機化合物とりん惨とのエステルあって、水酸基含有有
機化合物としては、脂肪族アルコール、脂環式アルコー
ル、脂芳香族アルコール、芳香族ヒドロキシ化合物、多
価アルコール、ポリエーテルヒドロキシ化合物、ポリエ
ステルヒドロキシ化合物等である。これらの水酸基含有
有機化合物は、りん酸基がステンレス等金属表面に化学
吸着した後、その表面に有機の分子膜を形成し、それ自
体油膜として作用するか、あるいは同時に用いられる他
の潤滑成分に対し親和性の基として作用し油膜を形成し
易くするものと考えられる。従ってその点では比較的長
鎖の炭化水素基を有するものが好ましいが、長鎖炭化水
素を多く用いると、りん酸基の含量が少なくなり、その
活性が低下する。従って炭素数としては1〜30程度、特
に1〜12のものが好ましい。
脂肪族アルコールとしては、炭素数1〜30の側鎖を有し
ていてもよい飽和または不飽和のアルコールまたはその
水素の一部が沃素やフッ素等のハロゲンによって置換さ
れた形の脂肪族アルコールが例示される。好ましくは炭
素数1〜12の脂肪族アルコールである。混合アルコール
を用いてよいことは当然である。不飽和アルコールを用
いると粘度を下げることができ、側鎖を有するアルコー
ル、例えば2−エチルヘキサノールを用いると油膜の拡
展性が向上する。
脂環式アルコールとしてはシクロヘキサノール、シクロ
ペタノール等、脂芳香族アルコールとしては、ペンジル
アルコール等が例示される。
芳香族ヒドロキシ化合物としてはフェノール、t−ブチ
ルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノー
ル、クレゾール等が例示される。
多価アルコールとしてはエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ト
リメチロールプロパン、ソルビタン等、ポリエーテルヒ
ドロキシ化合物としては、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等、ポリエ
ステルヒドロキシ化合物としてはひまし油、硬化ひまし
油等が例示される。従って、圧延油剤として、ひまし油
等の水酸基含有化合物を用いるときはその一部をりん酸
化してもよい。
特に好ましいりん酸エステル残基(水酸基含有化合物)
は分子量15〜421、特に15〜167の脂肪族、脂環族残基、
あるいはポリエステルヒドロキシ化合物残基である。
りん酸の3つのOH基の少なくとも1つは上記水酸基含有
化合物とエステルを形成しており、残りの少なくとも一
つは、芳香族アミンと塩を構成する。他の1つのOHはエ
ステルであっても芳香族アミンとの塩であってもよく、
あるいは遊離のOH基であてもあるいはまた芳香族アミン
以外のアルカリとの塩であってもよい。有機酸性りん酸
エステルは水溶性であっても非水溶性であってもよい。
エステル残基は有機酸性りん酸エステル1分子当り1〜
2個有してにるのが好ましく、中和度は残留OH基の40%
以上、特に50〜70%が中和され、特にその全てが芳香族
アミンで中和されているのが好ましい。
芳香族アミンとしては、一般式[I]: Ar−NR−Ar′ [I] [式中、ArおよびAr′はそれぞれ独立して置換基を有し
ていてもよい芳香族基、Rは水素またはアルキル基を示
す]で表される化合物であって、好ましいArおよびAr′
は少なくとも一方が置換基を有していてもよいフェニル
基、他方が置換基を有していてもよいフェニル基または
ナフチル基である。置換基としては、炭素数1〜18の側
鎖をしていてもよい飽和または不飽和のアルキル基、ア
ルケニル基、アラルキル基、シクロアルキル基、芳香族
基等の炭化水素基、特に炭素数1〜12のアルキル基が好
ましい。また置換基は1個のArに0〜4個有していても
よい。特に0〜2個の置換基を有する場合、好結果が得
られる。Arがナフチル基の場合、Nは、α位に結合して
いてもβ位に結合していてもよい。特に好ましいArはフ
ェニル基、ナフチル基、2−アルキルフェニル基、4−
アルキルフェニル基、2,4−ジアルキルフェニル基であ
る。
Rは水素または、炭素数1〜18の側鎖を有しいてもよい
飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基である。特にRが
水素または低級アルキル基において好結果が得られる。
本発明にとって好ましい典型的な芳香族アミン類の例は
ジフェニルアミン、4−オクチルジフェニルアミン、4
−ノニルジフェニルアミン、4,4′−ジオクチルジフェ
ニルアミン、4,4′−ジノニルジフェニルアミン、2,
2′,4,4′−テトラブチルジフェニルアミン、2,2′−ジ
ブチル−4,4′−ジオクチルジフェニルアミン、2,2′−
ジメチル−4,4′−ジオクチルジフェニルアミン、2,2′
−ジエチル−4,4′−ジオクチルジフェニルアミン等が
例示される。特に好ましい芳香族アミンは4−オクチル
ジフェニルアミン、4−ノニルジフェニルアミン、4,
4′−ジオクチルジフェニルアミン、4,4′−ジノニルジ
フェニルアミン等である。
芳香族アミンは酸性りん酸エステルに対し過剰量用いて
もよい。
有機酸性りん酸エステル芳香族アミン塩は潤滑成分100
重量部に対し、0.2〜5重量部、より好ましくは0.5〜3
重量部用いる。有機りん酸エステルと芳香族アミンは予
め両者を反応させておいてもよく別々に圧延油中に混合
しておいてもよい。あるいは、使用時同時にあるいは別
々に圧延油中に混入されるような方法で使用してもよ
い。本発明冷間圧延油は潤滑成分として、40℃における
粘度が80cst以上のものを用いる。潤滑成分の含量は圧
延油全量の5重量%以上、特に10〜90重量%である。
この潤滑成分は低粘度鉱物油等のそれ自体潤滑剤として
殆んど機能しない稀釈剤に溶解して、あるいは他の潤滑
成分と混合して用いてもよい。低粘度鉱物油等に稀釈す
る場合は稀釈液の粘度が80cst以上ある必要はないが、
好ましくは40℃で20cst以上あるのがよい。また他の潤
滑成分、特に高級脂肪酸と多価アルコールとのエステル
と混合して用いる場合は混合物の粘度が80cst以上ある
のが好ましい。40℃で80cst以上の潤滑成分の含量5重
量%以上の圧延油においては、多のエステル類の配合に
よって、潤滑成分全体の粘度が80cst以下になってもよ
いが、好ましくは60cst(40℃)を切るべきでない。
本発明に用いられる潤滑成分としては上記要件を満たす
ものであればよいが、その様な潤滑成分は天然の動植物
油では得られ難く、従って天然油脂を変性するか合成エ
ステル類を用いるのが好ましい。
天然油脂の変性物としてはひまし油や硬化ひまし油のご
とき水酸基を有する油脂類に更に一価または多価カルボ
ン酸、例えばC1〜C20の脂肪族カルボン酸、例えばオク
チル酸、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エル
カ酸、アビエチン酸、リシノール酸、ヒドロキシステア
リン酸;多価カルボン酸、例えばマレイン酸、フマール
酸、アビエチ酸、セバシン酸、フタール酸等とのエステ
ルが例示される。
合成エステルとしては多価アルコール、例えばエチレン
グリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ポリ
グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、ジペンタエリスリトール、ソルビタン等と脂肪
酸、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、エルカ酸、リ
シノール酸、ヒドロキシステアリン酸等とのエステル;
ひまし油または硬化ひまし油の高級脂肪酸とのエステ
ル、もしくは多価カルボン酸とのポリエステル;高級脂
肪酸と高級脂肪族アルコールとのエステル、リシノール
酸のポリエステル、高級脂肪族アルコール、例えばラウ
リルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、オレイルアルコール、各種合成アルコール、側鎖
を有するアルコール等と多価カルボン酸、例えばマレイ
ン酸、フマル酸、こはく酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ヘキサントリカルボン酸、トリメリト
酸、フタール酸等とのエステルが例示される。
本発明酸性りん酸エステルの芳香族アミン塩と併用する
に際して特に好ましい潤滑成分は、OH基を有する炭素の
隣接炭素原子に水素原子を有さないトリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール等のヒンダードアルコール
と高級脂肪酸とのエステルがある。これらのエステルは
一般にヒンダードエステルと呼ばれているが、これらの
エステルは単に耐熱性に優れているのみならず、酸性り
ん酸エステルの芳香族アミンと併用すると高い極圧に対
しても油膜の粘度上昇が少なく、油膜破壊を生じないた
め、ロール/ストリップ間の金属接触を避けることがで
きる。その結果鋼板の焼付を薄い油膜で防止でき、かつ
油膜を薄くできるため仕上品の表面粗れをなくすことが
できる。
ヒンダードアルコールとエステル化する上で好適な高級
脂肪酸は前述のごとき脂肪酸のいずれであってもよい
が、部分的にまたは全部にリシノール酸または硬化リシ
ノール酸を用い、リシノール酸の残存水酸基の一部また
は全てを多の脂肪酸、例えば酢酸、オクチル酸、ラウリ
ン酸、ステアリン酸、リシノール酸、オレイン酸等のモ
ノカルボン酸、フマール酸、フタール酸、マレイン酸、
アジピン酸等のジカルボン酸等で更にエステル化して分
子量を大きくしたものであってもよい。あるいは脂肪酸
の一部にダイマー酸を用い分子量を大きくしたものであ
ってもよい。また天然の動植物油にヒンダードアルコー
ルと高級脂肪酸とを混合し、エステル交換したものであ
ってもよい。
これらの潤滑成分を冷間圧延油に用いるときは、潤滑成
分の40℃における粘度が80cst以上がよい。この粘度に
おいてステンレス鋼等の焼付を生じ易い鋼の焼付を防止
することができる。
粘度が80cstより低すぎると油膜が薄くなり高圧下での
油膜破壊を生じ易い。ステンレス鋼の冷間圧延において
高圧下率を得ると、圧延圧力は非常に高い圧力、冷えば
1000MPa−5000MPaとなる。潤滑成分の粘度が低いと高圧
下での油膜厚さが十分にとれず、金属接触を生じ傷や焼
付を生ずる。多量の潤滑剤の使用は潤滑剤の閉込めによ
る表面あれを生ずる。高圧下での油膜厚さを金属接触を
生じない程度にとるためには潤滑剤の粘度を高くする必
要があるが、それのみでは限界がある。有機酸性りん酸
エステルの芳香族アミン塩は油膜強度をあげ高圧下での
油膜破壊の防止に特に有用である。また潤滑成分として
は、トリメチロールプロパン等のヒンダードアルコール
と脂肪酸とのエステル等の常温粘度は比較的高いが高圧
下で固化しにくい合成エステル、特にヒンダードエステ
ルを用いるのが好ましい。
この様な潤滑性分は稀釈油に稀釈して用いてもよいが、
その混合稀釈物の粘度が80cst以上である必要はなく、
潤滑成分自体の粘度が80cst以上であればよい。
潤滑成分はこれを単独で用いてもよく複数種混合して用
いてもよい。通常は種々の特性を満足させるため複数種
配合して用いる。
本発明圧延油は潤滑成分を有機酸性りん酸エステルの芳
香族アミン塩に加えて、圧延油に通常配合される他の添
加剤、例えば防錆剤、極圧添加剤、乳化分散剤、油性向
上剤、酸化防止剤等を適宜配合してよい。潤滑成分に対
する有機酸性りん酸エステルの芳香族アミン塩(芳香族
アミン塩を過剰量用いたときはその過剰分を含めて)の
配合量は前者100重量部に対し、後者0.2〜5重量部、よ
り好ましくは0.5〜3重量部である。
本発明冷間圧延油はストレート給油してもエマルジョン
給油してもよい。ストレート給油は冷間圧延では、油膜
が厚くなりすぎるため、一般にはエマルジョンで給油す
る。エマルジョン給油は、水と油がすぐに分離する分散
油滴の極めて粗いものから、可溶化に近いマイクロエマ
ルジョン型のものまで様々な形で使用でき、これらの形
態は、冷間圧延では通常、安定なエマルジョン型で用い
るのが好ましい。
この様な構成をとることにより、ステンレス等の焼付生
じ易い鋼板に対しても表面光沢を劣化させることなく高
い圧下率で冷間圧延することが可能となる。
冷間圧延油エマルジョン中の圧延油の濃度は1〜30重量
%、特に2〜10重量%が好ましく、鋼板に対する圧延油
の付着量は50〜2000mg/m2特に200〜300mg/m2が好まし
い。エマルジョン濃度が高すぎてもあるいは付着量が多
すぎても仕上り品の表面光沢が低下する。
以下、実施例をあげて本発明を説明する。
実施例 表−1に実施例及び比較例の圧延油処方及びその粘度を
示す。これらの四球式摩擦試験結果を表−2に示す。
又、これらの5重量%エマルジョンを用いた小型圧延機
での圧延試験結果を第1図、第2図に示す。
供試エステル及び有機酸性リン酸エステルアミン塩は以
下の通りである。
ペンタエリスリトール混合脂肪酸エステル ペンタエリスリトール25重量部、オレイン酸62.5重量
部、ダイマー酸12.5重量部を窒素気流下に260℃で8時
間反応させ酸価10のエステルを得た。
有機酸性リン酸エステル芳香族アミン塩(A) 無水リン酸20.2重量部とブチルアルコール31.7重量部を
80〜85℃で2時間反応させ、その後4−オクチルジフェ
ニルアミン48.1重量部で中和した。
有機酸性リン酸エステル芳香族アミン塩(B) 無水リン酸16.0重量部とイソオクチルアルコール44.1重
量部を80〜85℃で2時間反応させ、その後4−ノニルジ
フェニルアミン39.9重量部で中和した。
使用したエステルの40℃における粘度を以下に示す。
ペンタエリスリトールトリオレエート 89.5cst ペンタエリスリトール混合脂肪酸エステル 674.1cst トリメチロールプロパントリオレエート 49.4cst 牛 脂 48.6cst 試験条件は下記の通りである。
四球式摩擦試験 高速四球式摩擦試験機を用い、以下の条件で測定した。
試 料 :ニート 測定温度:50℃ 回転数 :500rpm ボール :φ1/2インチ、SUJ−2及びSUS440C 荷重負荷速度:120kgf/min 圧延試験 WR寸法100φ×130L(mm)の2段ミル小型圧延機を用い
て以下の条件で圧延試験を行なった。
ロール周速:12m/min ロール粗度:Ra 0.2μm 圧延油濃度:5% 圧延油温度:50℃ 総歪(%)は次式により求めた。
Ho:原板板厚、h:出側板厚 発明の効果 本発明圧延油剤を用いると焼付を生ずることなくステン
レス鋼の高圧下高速冷間圧延が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は実施例および比較例で得られた圧
延試験結果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 俊和 大阪府大阪狭山市今熊7―189―1 B― 603 (56)参考文献 特開 昭59−227986(JP,A) 特公 昭50−39063(JP,B1)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】40℃における粘度が80cst以上である潤滑
    成分と有機酸性りん酸エステルの下記一般式[I]で表
    わされる芳香族アミン塩を含む冷間圧延油: Ar−NR−Ar′ [I] [式中、ArおよびAr′はそれぞれ独立して置換基を有し
    ていてもよい芳香族基、およびRは水素または低級アル
    キル基を示す]。
  2. 【請求項2】潤滑成分100重量部に対し有機酸性りん酸
    エステルの芳香族アミン塩0.2〜5重量部を含有する請
    求項1記載の圧延油。
  3. 【請求項3】潤滑成分が高級脂肪酸と多価アルコールの
    エステルである請求項1記載の圧延油。
  4. 【請求項4】潤滑成分がヒンダードエステル類である冷
    間圧延に用いための請求項1記載の圧延油。
  5. 【請求項5】有機酸性りん酸エステルが脂肪族アルコー
    ル、脂環式アルコール、脂芳香族アルコール、芳香族ヒ
    ドロキシ化合物、多価アルコール、ポリエーテルヒドロ
    キシ化合物、ポリエステルヒドロキシ化合物等の水産基
    含有化合物の有機酸性りん酸エステルから選ばれる請求
    項1記載の圧延油。
  6. 【請求項6】ステンレス鋼用である請求項1記載の圧延
    油。
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