JPH07310086A - 水溶性冷間圧延油剤 - Google Patents

水溶性冷間圧延油剤

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JPH07310086A
JPH07310086A JP6105418A JP10541894A JPH07310086A JP H07310086 A JPH07310086 A JP H07310086A JP 6105418 A JP6105418 A JP 6105418A JP 10541894 A JP10541894 A JP 10541894A JP H07310086 A JPH07310086 A JP H07310086A
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acid
water
fatty acid
cold rolling
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JP6105418A
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Isao Oikawa
勲 及川
Mizuho Sano
瑞穂 佐野
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KYODO YUSHI KK
Kyodo Yushi Co Ltd
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KYODO YUSHI KK
Kyodo Yushi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基油と、式:NHR1 2 (式中、R1
びR2 は独立して炭素数3から10のアルキル基または
炭素数3から10のアルケニル基を表す)で表される2
級アミン0.1〜15重量%と、炭素数16〜24の不飽
和脂肪酸を重縮合して得られる多量体脂肪酸0.5〜10
重量%と、コハク酸の炭素数50以上の炭化水素置換体
1〜15重量%とを含み、3%水溶液のpHが8以上で
ある水溶性冷間圧延油剤。 【効果】 大量の摩耗粉が混入しても良好な乳化性と
良好な潤滑性を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄等の金属の冷間圧延
時に用いる水溶性潤滑油剤に係わり、特に大量の摩耗粉
が混入しても良好な乳化性と、良好な潤滑性を同時に満
足できる水溶性冷間圧延油剤に関する。
【0002】
【従来の技術】水溶性冷間圧延油は、従来、鉱物油、天
然油脂又は合成エステルを基油とし、脂肪酸、ノニオン
乳化剤、極圧剤、酸化防止剤等を配合して構成されてい
る。その水溶液(以下クーラントと称す)は、pHは弱
酸性に調整して、圧延される金属材料と、工具である圧
延ロールへ潤滑成分が付着し易い状態を確保し、必要な
潤滑性能が得られる濃度に調整して循環使用されてい
る。
【0003】クーラント内には、圧延作業中、金属材料
と、圧延ロールの接触する潤滑部分で発生した摩耗粉が
混入してくる。混入した摩耗粉が、クーラント内に蓄積
されると、適正な乳化状態を維持できなくなる。この
為、混入した摩耗粉は、フラットベットフィルタ、マグ
ネットセパレータおよび、電磁フィルタ等を単独または
組み合わせて用い、クーラントの外へ除去されている。
しかし、同時に摩耗粉に吸着した乳化剤もクーラントの
外へ除去され、圧延油粒子に作用する乳化剤量が減少す
る。この繰り返しにより、圧延油の乳化性が低下して、
圧延油エマルションの乳化が大きくなり、均一な付着性
が妨げられ、圧延作業が不安定になったり、クーラント
の上層に圧延油が浮上し、有効に作用する圧延油量が減
少して潤滑性が低下する等の問題が発生する。この問題
を解決しようとして、圧延油の乳化剤を増量すると、す
なわち、摩耗粉を長期間良好に分散可能な量のノニオン
乳化剤を圧延油に配合すると、必要量の圧延油がロール
や圧延材料に付着出来なくなり、潤滑性が低下するなど
の重大な問題が発生し、摩耗粉の良好な分散性と潤滑性
を同時に満足出来る油剤の開発が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、金属(例えば鉄、特に軟鋼板)の冷間圧延時に用い
る油剤であって、大量の摩耗粉が混入しても良好な乳化
性と、良好な潤滑性を同時に満足できる水溶性冷間圧延
油剤を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、基油
と、式:NHR1 2 (式中、R1 及びR2 は独立して
炭素数3から10のアルキル基または炭素数3から10
のアルケニル基を表す)で表される2級アミン0.1〜1
5重量%と、炭素数16〜24の不飽和脂肪酸を重縮合
して得られる多量体脂肪酸0.5〜10重量%と、コハク
酸の炭素数50以上の炭化水素置換体1〜15重量%と
を含み、3%水溶液のpHが8以上である水溶性冷間圧
延油剤により達成される。本発明に用いる2級アミン
は、圧延油に均一に溶解し、かつ、多量体脂肪酸の塩と
なっても、水溶性冷間圧延油剤を3%水溶液にした時の
pHを8以上とするものである必要がある。このため本
発明では、式:NHR1 2 (式中、R1 及びR2 は独
立して炭素数3から10のアルキル基または炭素数3か
ら10のアルケニル基を示す)で表される2級アミンを
使用する。このような2級アミンの具体例としては、ジ
−イソプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n
−ヘキシルアミン、ジ−シクロヘキシルアミン、ジ−2
−エチルヘキシルアミン等のジアルキルアミン、ジアリ
ルアミン等のジアルケニルアミンが挙げられる。
【0006】2級アミンの量は、0.1〜15重量%、好
ましくは0.5〜15重量%である。0.1重量%より少な
いと、目的とする効果の発現が十分でなく、また15重
量%を越えても効果の向上はなく経済的でない。一方、
一般に水溶性切削油等で用いられている各種エタノール
アミンや、イソプロパノールアミン等のアルカノールア
ミン、水溶性の高い、ピペリジン、ピロリジン、モルホ
リン等、及びイソプロピルアミン、n−ブチルアミン、
n−ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、2−エチ
ルヘキシルアミン等の1級アミンは、その塩が、基油と
なる鉱物油、合成エステル、天然油脂に対して溶解性が
悪く、不適当である。また、トリブチルアミン、トリ−
2−エチルヘキシルアミン等の3級アミンのみでは、溶
解性は良好であるが、水溶液にした時のpHを8以上に
設定する事ができない為、これらも不適当である。しか
し、圧延油に均一に溶解し、かつ、多量体脂肪酸の塩と
なっても、水溶性冷間圧延油剤を3%水溶液にした時の
pHを8以上にすることができるという条件を満足する
限り、上記本発明に用いる2級アミンと併用してもよ
い。
【0007】さらに、水溶性冷間圧延油剤のpHを8以
上に設定するのは、混入する摩耗粉(特に鋼圧延時の摩
耗粉)と圧延油粒子の表面の電位、即ちゼータ電位に基
づくものである。水中で、混入する摩耗粉と圧延油の粒
子のゼータ電位をpHを変えて測定すると、pHが8以
上になると、摩耗粉と圧延油の粒子のゼータ電位が同一
の電荷になることが確認された。このことは、水溶性圧
延油剤のpHを8以上に設定すると、クーラント中での
摩耗粉と圧延油の粒子の分散性を高める効果があること
を示唆する。
【0008】本発明の水溶性冷間圧延油剤は、さらに潤
滑性を充分にもたせるため、炭素数16〜24の不飽和
脂肪酸を重縮合して得られる多量体脂肪酸0.5〜10重
量%と、コハク酸の炭素数50以上の炭化水素置換体
(以下「アルキルコハク酸」ともいう。)1〜15重量
%とを含有することが必要である。多量体脂肪酸は、乾
性油、半乾性油から得られる精製脂肪酸を熱重合して合
成したものであり、例えば炭素数34〜44のダイマー
酸、炭素数48〜66のトリマー酸、炭素数64〜88
のテトラマー酸、5量体以上のポリマー酸がある。さら
に具体的には、炭素数18のオレイン酸やリノール酸を
重縮合して得られるC36ダイマー酸、C54トリマー酸及
びC72テトラマー酸、5量体以上のポリマー酸が挙げら
れる。多量体脂肪酸の量は、0.5〜10重量%、好まし
くは0.5〜3重量%が適当である。0.5重量%より少な
いと目的とする効果の発現が十分でなく、また10重量
%を越えると、溶解が不十分となり、効果の向上もなく
経済的でない。
【0009】アルキルコハク酸は、多量体脂肪酸の鉄石
けんの生成を防止するために添加される。アルキルコハ
ク酸の具体例としては、無水マレイン酸とポリブテン
(例えば、平均炭素数58〜72のもの)の反応生成物
である、マレイン化ポリブテンを挙げることができる。
マレイン化ポリブテンは水中に投入すると直ちに開環し
てアルキルコハク酸を形成する。アルキルコハク酸の添
加量は1〜15重量%が適当である。多量体脂肪酸対ア
ルキルコハク酸の重量比は1:1〜3、好ましくは1:
1.5〜2が適当である。この比率が1:1より大きい
とアルキルコハク酸の添加効果が充分でなく、また1:
3より小さいとアルキルコハク酸の粘度が大きいため多
量体脂肪酸の良好な潤滑性が阻害される。
【0010】本発明の水溶性冷間圧延油剤の基油として
は、通常の圧延油に使用されている鉱物油、合成エステ
ル油、天然油脂等が使用できる。さらに本発明の水溶性
冷間圧延油剤には、潤滑性を高める極圧剤、長期使用を
可能にする酸化安定剤、ノニオン性乳化剤、アニオン性
乳化剤、材料やクーラントタンクの腐食を防止する防錆
剤及び粘度調整のための炭化水素ポリマー等を添加して
もよい。極圧剤としては、硫化油脂、アルキルポリサル
ファイド、亜リン酸エステル、亜鉛ジチオホスフェート
(ZDTP)等が、酸化安定剤としては、2,6−ジ−
tert−ブチル−p−クレゾール(BHT)(フェノール
系)、ジラウリルチオジプロピオネート(硫黄系)、α
−ナフチルアミン(アミン系)等が、乳化剤としては、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のポリオキシア
ルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェノールエーテル等のポリオキシアルキレンアルキ
ルフェノールエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テル等のポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタンエステル等のソルビタンエステ
ル、アルキル脂肪酸アマイド等が、防錆剤としてはC12
アルケニルコハク酸、スルホン酸バリウム等が、炭化水
素ポリマーとしては、ポリブテン、ポリイソブチレン等
が、それぞれ挙げられる。
【0011】本発明の水溶性冷間圧延油剤は、適当なミ
キサーを用いて各成分を混合し、均一な組成物とすれば
よく、特別の条件、装置は必要としない。このようにし
て調製した本発明の水溶性冷間圧延油剤は、通常0.5
〜10.0重量%、温度50〜60℃の水分散液とし
て、スプレー供給される。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。基油に脂肪酸類、アミン類を加え50〜70℃
で均一に攪拌した後、乳化剤等の他の添加剤を加え充分
攪拌して、表1に示した組成(数字は重量部)の圧延油
を調製した。得られた圧延油原液の外観を観察し、透明
であるか濁っているかを確認した。この圧延油12ml
を、50〜55℃のイオン交換水400mlに加え、ホ
モミキサーで、8000rpmで3分間撹拌してエマル
ションを作成した。作成直後にpHと粒径(コールター
カウンタ使用)を測定した。圧延油原液の外観、エマル
ションのpHと粒径を表1に示す。
【0013】この圧延油について下記の条件下で圧延試
験を行い、圧延荷重を測定した。圧延油を3%エマルシ
ョンとし、攪拌しながらギアポンプを用いて、圧延試料
の導入側の上下よりスプレー供給しながら圧延を行っ
た。各圧延油での圧延荷重を測定し、市販合成エステル
系圧延油(協同油脂株式会社製、商品名マルチルーブA
R−90M)の圧延荷重を1.00とした時の比率を、圧
延潤滑性の評価とした。この値が低い値になるほど圧延
潤滑性が優れている。 圧延試験条件 圧延機;2段式圧延機(株式会社サイカワ製、型式E−
24) ロール;径240mm×幅100mm ロール材質;3%クロム鋼(硬度;Hs=91) ロール周速;1000m/分 ロール温度;50〜55℃ 使用エマルション濃度;3%、50℃、ホモミキサー1
0000rpmで撹拌しながら循環給油した。 給油量;1600ml/分 圧延試料材質;SPCC−SB(JIS G3141
冷間圧延鋼板)0.8×20×200mm 圧下率;50%
【0014】以下に示す煮沸試験条件下で、摩耗粉が混
入した時の圧延油エマルションの乳化安定性を調べた。
すなわち、50℃の3%エマルション400mlに、活性
鉄粉〔0.02μm超微粉鉄粉(比表面積=46m2
g)を不活性気流中(窒素=300ml/分)400℃
で30分活性化したもの。〕を0.4g加え、それを約
40分間煮沸し、200mlになったところで煮沸を停止
し、室温のイオン交換水200mlを加えて全体を400
mlとし、更に、活性鉄粉0.4gを加え、同様に煮沸濃
縮を行い、200mlになったところで煮沸を停止し、3
0分静置後、下層100mlを注射器で採取し、採取試料
中の油分濃度を測定する。この濃度の1/2を試験後の
下層濃度とする。この値が3%に近いほど、乳化安定性
が優れているといえる。結果を表1に示す。
【0015】
【表1】 表1 ─────────────────────────────────── 実施例 基油 鉱物油 20.0 − 20.0 − − − C12-18 脂肪酸オクチルエステル − 86.5 50.0 87.0 85.0 86.0 精製牛脂 66.5 − 17.0 − − −2級アミン ジ−シクロヘキシルアミン 2.0 2.0 − − − 2.0 ジ−nブチルアミン − − 1.5 1.5 1.5 −他のアミン トリ−ブチルアミン − − − − − 0.5 シクロヘキシルアミン − − − − − − モルホリン − − − − − − 脂肪酸 オレイン酸 1.0 1.0 1.0 1.0 − 1.0 多量体脂肪酸36ダイマー酸 2.0 − 2.0 − 3.0 − C54トリマー酸 − 2.0 − 2.0 − 2.0 アルキルコハク酸58アルキルコハク酸 5.0 5.0 5.0 − − − C72アルキルコハク酸 − − − 5.0 7.0 5.0 その他の添加剤 POEアルキルフェノールエーテル 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 BHT 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 原液の外観 透明 透明 透明 透明 透明 透明 エマルション pH 8.6 8.5 8.4 8.6 8.7 8.6 の性状 粒径(μm) 5.0 4.9 5.1 5.0 4.8 4.9 圧延試験 荷重比 0.94 1.01 0.97 1.02 1.02 0.98 煮沸試験 下層油分濃度% 2.8 2.6 2.8 2.7 2.7 2.9
【0016】
【表2】 表1(つづき) ─────────────────────────────────── 比較例 基油 鉱物油 − − − − 市販合成 C12-18 脂肪酸オクチルエステル 83.5 86.5 87.5 61.0 エステル 精製牛脂 − − − 30.0 系冷間圧2級アミン 延油 ジ−シクロヘキシルアミン − − − 2.0 ジ−nブチルアミン − − − − 他のアミン トリ−ブチルアミン 5.0 − − 0.5 シクロヘキシルアミン − 2.0 − − モルホリン − − 1.0 − 脂肪酸 オレイン酸 1.0 1.0 1.0 3.0 多量体脂肪酸36ダイマー酸 2.0 − 2.0 − C54トリマー酸 − 2.0 − − アルキルコハク酸58アルキルコハク酸 5.0 − 5.0 − C72アルキルコハク酸 − 5.0 − − その他の添加剤 POEアルキルフェノールエーテル 1.5 1.5 1.5 1.5 BHT 2.0 2.0 2.0 2.0 原液の外観 透明 濁り 濁り 透明 透明 エマルション pH 5.7 − − 8.4 6.2の性状 粒径(μm) 8.1 − − 4.9 8.4 圧延試験 荷重比 1.02 − − 1.32 1.00 煮沸試験 下層油分濃度% 0.9 − − 2.7 1.8
【0017】表1から以下のことがわかる。実施例〜
では、原液は透明であり、3%エマルションのpHは
8以上に保持され、粒径は均一であり、凝集はなく、圧
延荷重比は1.02以下であり、圧延潤滑性が優れてお
り、下層油分濃度は2.6〜2.9%であり、乳化安定
性が優れている。比較例では2級アミンの代わりにト
リ−ブチルアミンを使用しているため、3%エマルショ
ンのpHが5.7と低く、粒径も大きくなっている。ま
た下層油分濃度も低く、乳化安定性が低い。比較例及
びでは2級アミンの代わりにそれぞれシクロヘキシル
アミン及びモルホリンを使用しているため、脂肪酸との
塩が基油に溶解せず、原液が濁っている。このため、圧
延試験、煮沸試験は行わなかった。比較例では多量体
脂肪酸及びアルキルコハク酸を使用していないため、圧
延荷重比が高く、従って、圧延潤滑性が劣っている。
【0018】
【発明の効果】本発明の水溶性冷間圧延油剤は、大量の
摩耗粉が混入しても良好な乳化性と良好な潤滑性を維持
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 133:02 C10N 30:00 A 40:24 Z C10M 129:93)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基油と、式:NHR1 2 (式中、R1
    及びR2 は独立して炭素数3から10のアルキル基また
    は炭素数3から10のアルケニル基を表す)で表される
    2級アミン0.1〜15重量%と、炭素数16〜24の不
    飽和脂肪酸を重縮合して得られる多量体脂肪酸0.5〜1
    0重量%と、コハク酸の炭素数50以上の炭化水素置換
    体1〜15重量%とを含み、3%水溶液のpHが8以上
    である水溶性冷間圧延油剤。
  2. 【請求項2】 2級アミンが、ジ−イソプロピルアミ
    ン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n−ヘキシルアミン、
    ジ−シクロヘキシルアミン、ジ−2−エチルヘキシルア
    ミン及びジアリルアミンからなる群から選ばれる請求項
    1記載の水溶性冷間圧延油剤。
  3. 【請求項3】 多量体脂肪酸が、炭素数34〜44のダ
    イマー酸、炭素数48〜66のトリマー酸及び炭素数6
    4〜88のテトラマー酸からなる群から選ばれる請求項
    1又は2記載の水溶性冷間圧延油剤。
  4. 【請求項4】 多量体脂肪酸対コハク酸の炭素数50以
    上の炭化水素置換体の重量比が、1:1〜3である請求
    項1〜3のいずれか1項記載の水溶性冷間圧延油剤。
  5. 【請求項5】 更に、極圧剤、酸化安定剤、ノニオン性
    乳化剤、アニオン性乳化剤、防錆剤及び炭化水素ポリマ
    ーからなる群から選ばれる少なくとも1種を含んでいる
    請求項1〜4のいずれか1項記載の水溶性冷間圧延油
    剤。
  6. 【請求項6】 0.5〜10.0重量%の水分散液とし
    て使用される請求項1〜5のいずれか1項記載の水溶性
    冷間圧延油剤。
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