JPH0785947B2 - 平版印刷用湿し水 - Google Patents
平版印刷用湿し水Info
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- JPH0785947B2 JPH0785947B2 JP2201617A JP20161790A JPH0785947B2 JP H0785947 B2 JPH0785947 B2 JP H0785947B2 JP 2201617 A JP2201617 A JP 2201617A JP 20161790 A JP20161790 A JP 20161790A JP H0785947 B2 JPH0785947 B2 JP H0785947B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- water
- fountain solution
- lithographic printing
- printing
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N3/00—Preparing for use and conserving printing surfaces
- B41N3/08—Damping; Neutralising or similar differentiation treatments for lithographic printing formes; Gumming or finishing solutions, fountain solutions, correction or deletion fluids, or on-press development
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は平版印刷用湿し水に関する。
[従来の技術] 平版印刷は画線部に対応する部分を感脂性面とし、非画
線部に対応する部分を親水性面とした刷版を用いて印刷
する印刷方式である。つまり、湿し水を親水性面に付着
させ、インキを感脂性面に付着させてインキと湿し水と
の相互反発作用を利用して印刷する。このときインキと
湿し水とは適度なバランスを保って版面に供給されるこ
とが大切である。湿し水を与えすぎるとインキの乳化が
激しくなり、裏うつりや、乾燥不良の原因となる。一方
湿し水が少なすぎると非画線部にインキが付着し汚れの
原因となる。
線部に対応する部分を親水性面とした刷版を用いて印刷
する印刷方式である。つまり、湿し水を親水性面に付着
させ、インキを感脂性面に付着させてインキと湿し水と
の相互反発作用を利用して印刷する。このときインキと
湿し水とは適度なバランスを保って版面に供給されるこ
とが大切である。湿し水を与えすぎるとインキの乳化が
激しくなり、裏うつりや、乾燥不良の原因となる。一方
湿し水が少なすぎると非画線部にインキが付着し汚れの
原因となる。
このインキと湿し水のバランスを保つため、従来から湿
し水中へ表面張力を下げるための添加剤としてイソプロ
ピルアルコール(IPA)を通常10重量%程度、さらに各
種親水性物質、例えばアラビアゴム、カルボキシメチル
セルロース(CMC)、クエン酸、各種界面活性剤等、版
表面酸化物を除去する整面剤としてリン酸等の酸、版の
腐食防止剤として重クロム酸アンモニウム、硝酸塩等が
加えられてきた。IPAを使用した湿し水の利点は、良好
な印刷物が得られること、水上がりが良く、この結果い
わゆる水巾が大きくなり作業性が向上する点にある。こ
の理由は、IPAの添加により、版の親水性非画線部へ
の湿し水の濡れが良好となり、また湿し水の給水ロー
ラへの濡れが良好であることにある。しかし、IPAは可
燃性危険物であるため火気には細心の注意を払う必要が
あり、また人体に有害であるため、これを含有しない平
版用湿し水が望まれてきた。
し水中へ表面張力を下げるための添加剤としてイソプロ
ピルアルコール(IPA)を通常10重量%程度、さらに各
種親水性物質、例えばアラビアゴム、カルボキシメチル
セルロース(CMC)、クエン酸、各種界面活性剤等、版
表面酸化物を除去する整面剤としてリン酸等の酸、版の
腐食防止剤として重クロム酸アンモニウム、硝酸塩等が
加えられてきた。IPAを使用した湿し水の利点は、良好
な印刷物が得られること、水上がりが良く、この結果い
わゆる水巾が大きくなり作業性が向上する点にある。こ
の理由は、IPAの添加により、版の親水性非画線部へ
の湿し水の濡れが良好となり、また湿し水の給水ロー
ラへの濡れが良好であることにある。しかし、IPAは可
燃性危険物であるため火気には細心の注意を払う必要が
あり、また人体に有害であるため、これを含有しない平
版用湿し水が望まれてきた。
このため、例えば特公昭55−19757号公報にはプロピレ
ンオキサイドもしくはエチレンオキサイドのアルキルエ
ーテル系界面活性剤を添加した平版印刷用湿し水が、ま
た特開昭63−25093号公報ではポリエチレンオキサイド
系界面活性剤を添加した平版印刷用湿し水が提案され
た。
ンオキサイドもしくはエチレンオキサイドのアルキルエ
ーテル系界面活性剤を添加した平版印刷用湿し水が、ま
た特開昭63−25093号公報ではポリエチレンオキサイド
系界面活性剤を添加した平版印刷用湿し水が提案され
た。
しかし、界面活性剤の添加により湿し水の表面張力を低
下しようとすると、通常0.1〜0.5%程度の添加により確
かに表面張力は低下するが、IPA使用の湿し水と比較し
湿し水の水上がりが悪く、かつ版の親水性非画線部への
均一な濡れが不十分であった。
下しようとすると、通常0.1〜0.5%程度の添加により確
かに表面張力は低下するが、IPA使用の湿し水と比較し
湿し水の水上がりが悪く、かつ版の親水性非画線部への
均一な濡れが不十分であった。
本発明者らは上記現象について検討した結果、静的な表
面張力が同じであっても、実際の印刷においては高速で
回転するインキローラ、印刷版および湿し水供給ローラ
上での動的な表面張力に相違があるものと推定し、実質
上界面活性能を有しない低分子量プロピレンオキサイド
のアルキルエーテルを用いることにより、上記課題が解
決されるとの新規な知見を得、本発明を完成した。な
お、界面活性剤の添加量を増やすことにより表面張力を
低下せしめることも考えられるが、この場合にはインキ
がブレードしたり、発泡が激しくなってしまうという欠
点を生ずる。
面張力が同じであっても、実際の印刷においては高速で
回転するインキローラ、印刷版および湿し水供給ローラ
上での動的な表面張力に相違があるものと推定し、実質
上界面活性能を有しない低分子量プロピレンオキサイド
のアルキルエーテルを用いることにより、上記課題が解
決されるとの新規な知見を得、本発明を完成した。な
お、界面活性剤の添加量を増やすことにより表面張力を
低下せしめることも考えられるが、この場合にはインキ
がブレードしたり、発泡が激しくなってしまうという欠
点を生ずる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の課題はイソプロピルアルコール系に代替しうる
平版印刷用湿し水を提供するにある。
平版印刷用湿し水を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、一般式(A) (式中、Rはメチル基、エチル基、n−プロピル基もし
くはイソプロピル基を示し、nは1〜4の整数を示す、
ただしnが1のときRがエチル基である化合物を除く) の化合物を含有し、2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ルの酸化エチレン及び/又は酸化プロピレン付加物又は
アセチレンアルコール又はアセチレングリコールの酸化
エチレン及び/又は酸化プロピレン付加物を含有しない
ことを特徴とする平版印刷用湿し水を提供する。
くはイソプロピル基を示し、nは1〜4の整数を示す、
ただしnが1のときRがエチル基である化合物を除く) の化合物を含有し、2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ルの酸化エチレン及び/又は酸化プロピレン付加物又は
アセチレンアルコール又はアセチレングリコールの酸化
エチレン及び/又は酸化プロピレン付加物を含有しない
ことを特徴とする平版印刷用湿し水を提供する。
本発明で用いられる上記化合物は、通常湿し水中に0.1
〜10重量%の量添加して使用される。この湿し水は印刷
機上での上限温度35〜40℃、かつこの濃度範囲での添加
量ではミセル形成能が弱く、IPAと同様の溶剤としての
挙動を示す。
〜10重量%の量添加して使用される。この湿し水は印刷
機上での上限温度35〜40℃、かつこの濃度範囲での添加
量ではミセル形成能が弱く、IPAと同様の溶剤としての
挙動を示す。
湿し水用添加剤として、例えば特公昭55−19757号公報
のプロピレンオキサイドのアルキルエーテル系界面活性
剤使用の提案は、プロピレンオキサイドの付加モル数が
大きいため、この湿し水は印刷機上での上限温度35〜40
℃において一般の非イオン活性剤の特徴を示す曇天が低
いため溶解性が劣り、その使用は困難である。
のプロピレンオキサイドのアルキルエーテル系界面活性
剤使用の提案は、プロピレンオキサイドの付加モル数が
大きいため、この湿し水は印刷機上での上限温度35〜40
℃において一般の非イオン活性剤の特徴を示す曇天が低
いため溶解性が劣り、その使用は困難である。
これに対し本発明で用いる化合物はこのようなことがな
く、所望の目的を達成できる。
く、所望の目的を達成できる。
本発明の湿し水は、動的表面張力が低下し、特にダール
グレン方式の湿し水供給装置による水上がりが良好であ
り、親水性非画線部を均一に濡らすことができ、かつ発
泡も少ない。
グレン方式の湿し水供給装置による水上がりが良好であ
り、親水性非画線部を均一に濡らすことができ、かつ発
泡も少ない。
湿し水への一般式(A)の化合物の含有量は、0.1〜10
重量%、好ましくは1〜7重量%である。含有量が0.1
重量%よりも少ない場合には表面張力が十分に低下せ
ず、湿し水表面へのインキの拡散現象が生じて印刷物に
浮き汚れおよび地汚れが出る。また含有量が10重量%を
超えた場合には、湿し水の粘度を増加させるという点で
は水上がりを良好ならしめるが、コスト的には不利であ
りこれ以上の含有量増加は望ましくない。
重量%、好ましくは1〜7重量%である。含有量が0.1
重量%よりも少ない場合には表面張力が十分に低下せ
ず、湿し水表面へのインキの拡散現象が生じて印刷物に
浮き汚れおよび地汚れが出る。また含有量が10重量%を
超えた場合には、湿し水の粘度を増加させるという点で
は水上がりを良好ならしめるが、コスト的には不利であ
りこれ以上の含有量増加は望ましくない。
一般式(A)の化合物のRがブチル基以上、およびnが
5以上となると水への溶解性が劣り所望の目的達成が困
難となるばかりでなく、沸点が高くなるための印刷面の
乾燥不良および裏移りの原因となるため好ましくない。
5以上となると水への溶解性が劣り所望の目的達成が困
難となるばかりでなく、沸点が高くなるための印刷面の
乾燥不良および裏移りの原因となるため好ましくない。
本発明の湿し水中にはさらに、版面保護のための不感脂
剤としてアラビアゴム、デキストリン、アルギン酸ナト
リウム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミドなどを用
いてもよい。また、目的に応じて、硝酸、硫酸、リン
酸、クエン酸、酢酸、酒石酸、およびこれらのナトリウ
ム塩、カリウム塩、マグネシウム塩等、並びに重クロム
酸アンモニウム等、また必要に応じて防腐剤およびアニ
オン系、カチオン系、ノニオン系などの界面活性剤等を
用いてもよい。
剤としてアラビアゴム、デキストリン、アルギン酸ナト
リウム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミドなどを用
いてもよい。また、目的に応じて、硝酸、硫酸、リン
酸、クエン酸、酢酸、酒石酸、およびこれらのナトリウ
ム塩、カリウム塩、マグネシウム塩等、並びに重クロム
酸アンモニウム等、また必要に応じて防腐剤およびアニ
オン系、カチオン系、ノニオン系などの界面活性剤等を
用いてもよい。
次に比較例、実施例により本発明を詳細に説明する。例
中部はとくに断りのない限り重量部を示す。
中部はとくに断りのない限り重量部を示す。
実施例1〜10、比較例1〜7に示す配合の湿し水を製造
し、これらについてインキブリード等の特性を測定し
た。さらに印刷テストを実施し、水巾、印刷汚れ等を測
定した。
し、これらについてインキブリード等の特性を測定し
た。さらに印刷テストを実施し、水巾、印刷汚れ等を測
定した。
実施例1 水 9493部 トリプロピレングリコールモノメチルエーテル 500部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例2 水 9493部 テトラプロピレングリコールモノメチルエーテル 500部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例3 水 9493部 トリプロピレングリコールモノエチルエーテル 500部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例4 水 9493部 トリプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル 5
00部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例5 水 9493部 トリプロピレングリコールモノエチルエーテル 250部 トリプロピレングリコールモノメチルエーテル 250部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例6 水 9493部 ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル 250部 ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 250部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例7 水 9842部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 150部 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコ
ポリマー(エマルゲンPP−230、花王(株)製商品名)
1部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例8 水 9962部 プロピレングリコールモノノルマルプロピルエーテル
30部 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコ
ポリマー(エマルゲンPP−230、花王(株)製商品名)
1部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例9 水 9942部 ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 50部 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコ
ポリマー(エマルゲンPP−230、花王(株)製商品名)
1部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例10 水 9953部 テトラプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル
40部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例1 水 8993部 イソプロピルアルコール 1000部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例2 水 9943部 エチレングリコールモノブチルエーテル 50部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例3 水 9893部 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコ
ポリマー(エマルゲンPP−230、花王(株)製商品名)
100部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例4 水 9982部 ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム塩 10部 ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(レオド
ールTW:L106、花王(株)製商品名) 1部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例5 水 9493部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル 500部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例6 水 9493部 トリプロピレングリコール 500部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例7 水 9493部 プロピレングリコールモノブチルエーテル 500部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 これらの実施例、比較例の湿し水のpH、表面張力、イン
キブリードおよび臭気を測定した結果を表1に示す。
00部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例5 水 9493部 トリプロピレングリコールモノエチルエーテル 250部 トリプロピレングリコールモノメチルエーテル 250部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例6 水 9493部 ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル 250部 ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 250部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例7 水 9842部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 150部 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコ
ポリマー(エマルゲンPP−230、花王(株)製商品名)
1部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例8 水 9962部 プロピレングリコールモノノルマルプロピルエーテル
30部 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコ
ポリマー(エマルゲンPP−230、花王(株)製商品名)
1部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例9 水 9942部 ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 50部 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコ
ポリマー(エマルゲンPP−230、花王(株)製商品名)
1部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 実施例10 水 9953部 テトラプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル
40部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例1 水 8993部 イソプロピルアルコール 1000部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例2 水 9943部 エチレングリコールモノブチルエーテル 50部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例3 水 9893部 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコ
ポリマー(エマルゲンPP−230、花王(株)製商品名)
100部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例4 水 9982部 ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム塩 10部 ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(レオド
ールTW:L106、花王(株)製商品名) 1部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例5 水 9493部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル 500部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例6 水 9493部 トリプロピレングリコール 500部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 比較例7 水 9493部 プロピレングリコールモノブチルエーテル 500部 リン酸 1部 硝酸マグネシウム 1部 アラビアゴム 5部 これらの実施例、比較例の湿し水のpH、表面張力、イン
キブリードおよび臭気を測定した結果を表1に示す。
インキブリード:湿し水上に、東洋インキ製造(株)製
TKマークV紅−M(オフセット印刷インキ)を滴下した
場合のインキの散り具合を示すものであり、判定は以下
の基準による。なお、比較例7の湿し水は白濁してお
り、明らかに効果がないものと考えて判定から除外し
た。
TKマークV紅−M(オフセット印刷インキ)を滴下した
場合のインキの散り具合を示すものであり、判定は以下
の基準による。なお、比較例7の湿し水は白濁してお
り、明らかに効果がないものと考えて判定から除外し
た。
○:インキが湿し水上に全く散らない。
×:インキが湿し水上に散る。
表面張力:協和科学(株)製KYOWA CBVP SURFACE TE
NSIOMETER A−3を用い、25℃以下で3回測定した平
均値を示す。
NSIOMETER A−3を用い、25℃以下で3回測定した平
均値を示す。
pH:東亜電波工業(株)製MODEL HM−7Eを用い、25℃以
下で3回測定した平均値を示す。
下で3回測定した平均値を示す。
表1中の臭気の判定は、臭気ありを×、臭気なしを○と
した。
した。
次に実施例、比較例の各湿し水を用いて印刷テストを行
った。印刷条件は以下の通りである。
った。印刷条件は以下の通りである。
印刷機:三菱ダイヤI−4(三菱重工(製)、商品名) 印刷速度:1万回転/1時間 用紙:SKコート4/6 90K(山陽国策パルプ(株)製、商
品名) 湿し水機構:ダールグレン方式 温湿度:20〜22℃、40〜50%RH インキ:TKマークV紅−M(東洋インキ製造(株)製) 各々の湿し水について10,000部の印刷テストを行い、印
刷物の汚れの程度、水巾(注)および発泡の程度を判定
した。その結果を表2に示す。
品名) 湿し水機構:ダールグレン方式 温湿度:20〜22℃、40〜50%RH インキ:TKマークV紅−M(東洋インキ製造(株)製) 各々の湿し水について10,000部の印刷テストを行い、印
刷物の汚れの程度、水巾(注)および発泡の程度を判定
した。その結果を表2に示す。
表1および表2の結果は、本発明に係る湿し水がIPA添
加の湿し水と少なくとも同等の印刷適性を有することを
示している。
加の湿し水と少なくとも同等の印刷適性を有することを
示している。
実施例1、比較例1および比較例3について、ダールグ
レン水ダイヤルと版面水分量との関係を第1図に示す。
第1図から明らかなように、本発明の湿し水では水上が
りが著しく改善され、IPAに近い挙動を示した。
レン水ダイヤルと版面水分量との関係を第1図に示す。
第1図から明らかなように、本発明の湿し水では水上が
りが著しく改善され、IPAに近い挙動を示した。
[発明の効果] 本発明によれば、従来平版印刷用湿し水として多用され
てきたイソプロピルアルコール含有湿し水と同等もしく
はそれ以上の優れた印刷適性を有する平版印刷用湿し水
が提供される。
てきたイソプロピルアルコール含有湿し水と同等もしく
はそれ以上の優れた印刷適性を有する平版印刷用湿し水
が提供される。
本発明によれば、臭気、インキブリードがない等の優れ
た適性を有する平版印刷用湿し水が提供される。
た適性を有する平版印刷用湿し水が提供される。
さらに本発明によれば、印刷汚れがない、水巾が広い、
水上がりが良い、濡れ適性に優れている等の優れた印刷
適性を有する平版印刷用湿し水が提供される。
水上がりが良い、濡れ適性に優れている等の優れた印刷
適性を有する平版印刷用湿し水が提供される。
第1図は実施例1、比較例1および比較例3の各湿し水
の水上がり状態を示すための、ダールグレン水ダイヤル
と版面水分量との関連図である。
の水上がり状態を示すための、ダールグレン水ダイヤル
と版面水分量との関連図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 利男 和歌山県和歌山市坂田732―2 (72)発明者 伊東 孝 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 大崎 勝浩 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 高瀬 真澄 東京都中央区京橋2丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−209294(JP,A) 特公 昭55−19757(JP,B2)
Claims (3)
- 【請求項1】一般式(A) (式中、Rはメチル基、エチル基、n−プロピル基もし
くはイソプロピル基を示し、nは1〜4の整数を示す、
ただしnが1のときRがエチル基である化合物を除く) の化合物を含有し、2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ルの酸化エチレン及び/又は酸化プロピレン付加物又は
アセチレンアルコール又はアセチレングリコールの酸化
エチレン及び/又は酸化プロピレン付加物を含有しない
ことを特徴とする平版印刷用湿し水。 - 【請求項2】一般式(A)の化合物を0.1〜10重量%含
有することを特徴とする請求項1記載の平版印刷用湿し
水。 - 【請求項3】一般式(A)の化合物を1〜7重量%含有
することを特徴とする請求項1記載の平版印刷用湿し
水。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20314889 | 1989-08-05 | ||
JP1-203148 | 1989-08-05 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22045396A Division JP2811301B2 (ja) | 1989-08-05 | 1996-08-02 | 平版印刷用湿し水 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03155991A JPH03155991A (ja) | 1991-07-03 |
JPH0785947B2 true JPH0785947B2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=16469221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2201617A Expired - Lifetime JPH0785947B2 (ja) | 1989-08-05 | 1990-07-30 | 平版印刷用湿し水 |
Country Status (6)
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