JPH02209294A - 平版印刷用湿し水濃厚液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野ｊ 本発明は、水で希釈することによって平版印刷用湿し水
″５ｒ：調製することができる。

「従来の技術」 オフセット印刷では水に湿潤され易い非画線部（親水性
部）と湿潤され難い画線部（親油性部）とから構成され
九版が使用される。印刷に際しては非画線部を湿し水で
選択的に濡らし１次いで油ベースのインキを画線部に選
択的に受理させて、しかる後紙等の被印刷物に転移させ
る。

使用される湿し水はインキと適度にバランス金とって版
面に供給されなければならず、湿し水を与えすぎるとイ
ンキの乳化を招いて汚れの原因となり、乾燥を遅らせて
裏移シの原因ともなり、方湿し水が少なすぎると非画線
部にインキが付着して汚れの原因となる。現在湿し水供
給方式にはモルトン、スリーブを用いた間欠操作による
呼び出し方式で湿し水を与えるコンベンジ、ナル方式と
連続的に湿し水ゴムローラから版に供給する連続供給方
式とがある。従来のモルトン、スリーブ巻きを用いたコ
ンベンジ、ナル方式では湿し水にアラビイゴム、ＣＭＣ
、燐酸等を添加した水溶液が用いられる。一方連続供給
方式の場合には上記湿し水だけでは水量調節がむづがし
く水棒汚れ１版汚れが発生し正常な印刷が不可能である
。このためＩＰＡを湿し水に５係〜２０％添加すること
で湿し水の表面張力を低下させ、供給ローラとの湿潤性
を高め供給を容易にする方法がとられている。

最近のオフセット印刷においては高速化に対応して十分
な水上がりと操作の簡素化のため給水が間欠式から連続
給水方式へと転換が進んでいる。

この方式の利点は湿し水の版面への供給が連続的にゴム
ローラから行われるため水量調節が容易で印刷機のスピ
ードに対するレスポンスも早く、刷シ出し後安定化する
迄の枚数が少なくてすむ等の利点があるが、一方上記コ
ンベンショナル方式の湿し水をその１１使用した場合に
は、水揚りが悪く水棒汚れ１版汚れが発生し正常な印刷
が難かしい、そのため湿し水中にＩＰＡを５〜２５％添
加することにより湿し水溶液の表面張力を低下させ、ロ
ールへの湿し水の濡れを向上して使用に供していた。

しかしながら、このＩＰＡの使用は該湿し水がローラで
薄膜の形態で輸送される時揮発して失われる蒸発による
アルコールの損失におけるコストア、プ、　ＩＩ’Ａ添
加による親水性コロイドの析出等問題のほか、ＩＰＡは
「有機溶剤中毒予防規則」で規制されている溶剤で６Ｄ
使用に際しての労働安全性を考慮することが必要である
。

「発明が解決しようとする課題」 本発明者等は、　ＩＰＡの使用に伴う問題を生じない湿
し水について研究を進め次結果、本発明に到達した。

「課題を解決するための手段」 本発明は、水で希釈することによって平版印刷用湿し水
ヲ調製することができる平版印刷用湿し水濃厚液に於り
て、平版不感脂化剤、ポリオールもしくはそのアルキル
エーテル及びフッ素系界面活性剤を含有し、且つポリオ
ールもしくはそのアルキルエーテルの含有率が３０容ｉ
％以上であることを特徴とする平版印刷用湿し水濃厚液
に関するものである。

本発明に係わる平版印刷用湿し水濃厚液は、水と平版不
感脂化剤、７ｐｌＪオールもしくはそのアルキルエーテ
ル及びフッ素系界面活性剤とを混合することによシ、調
製することができる。

本発明に於いて使用し得る平版不感脂化剤としては１例
えばリン酸、クエン酸、グリコール酸。

酒石酸、クエン酸アンモニウム、リン酸アンモニウム等
を挙げることができる。

本発明に於いて使用し得るポリオールもしくはそのアル
キルエーテルとしては１例えばプロピレングリコール、
エチレングリコール、ジゾロピレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、プロピレングリコールモノブチルエー
テル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等を挙
げることができる。ポリオールもしくはそのアルキルエ
ーテルの含有率は、３０容量係以上とする。

また、本発明に於いて使用し得るフッ素系界面活性剤と
しては１例えばパー７０ロアルキルエチレンオキサイド
付加物、パー７０ロアルキル基・親水基含有オリゴマー
等を挙げることができる。

本発明に係わる平版印刷用湿し水濃厚液には、必要に応
じて着色剤、殺菌剤などを加えてもよい。

「実施例」 本発明を実施例に基づき説明する 実施例１ プロピレングリコール　　　　　　　　　　　　４０　
　重１１ｍポリグポリプロピレングリコールール４００
）２０　　重量部水　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　３５　重量部リン酸　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　１　重量部リン酸第２アンモニウム　
　　　　　１　重量部ノぐ一７０ロアルキル基・親水性
基含有オリゴマー　　　０．２重量部上記成分を一諸に
混合溶解して湿し水濃厚液を作製する。上記濃厚液１０
０＃’ｅ水２０１で希釈して混し水を調合し、ローラン
ド社の連続給水方式の湿し水装置を装備した印刷機で印
刷を行なったところ水揚υ性がよく、水棒汚れ、版汚れ
のない印刷物を得た。又印刷停止後版面にゴム液等を塗
布する。ことなく、１２時間放置した後印刷全開始して
も伺ら汚れを生じなかった。

実施例２ エチ１／ングリコール　　　　　　　　３５　重量部プ
ロピレングリコールモノブチルエーテル　　　３５　重
量部水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
２５．３重量部メタリン酸　　　　　　　　　　　　　
１　重量部グリコール酸　　　　　　　　　　　　　１
．５重量部クエン酸アンモニウム　　　　　　　２．０
重量部パーフロロアルキルエチレンオキシド付加物　　
　　　　０．２１［ＪＨＩＳ上記成分を溶解して湿し水
濃厚液を得た。この濃厚液を水でＰＨ５，５になるまで
希釈して湿し水とした。実施例１と同様に印刷に供し、
良好な結果を得た。

実施例３ エチレングリコールモノブチルエーテル　　　　４０ｔ
ｆｌＳポリプログレンゲリコール（ジオール４００）　
　２０　　重量部リン酸　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　１．５重量部クエン酸　　　　　　　　　　
　　　　　　　２．０重量部クエン酸アンモニウム　　
　　　　　１．０重］歇部リン酸アンモニウム　　　　
　　　　　１．０重量部パーフロロアルキルエチレンオ
キシド付加物　　　０．２重量部水　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　３４．３重量部上記濃厚液
を水で希釈ｌ〜て０．５％溶液として実施例１と同様印
刷に供したところ、良好な結果を得た。

「発明の効果」 本発明に係わる平版印刷用湿し水濃厚液を水で１００〜
４００倍に希釈して平版印刷用湿し水を調製した場合に
、親水性コロイドの析出等の問題が無い上に使用に際し
て労働安全性を考慮する必要のない平版印刷用湿し水を
調製することができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水で希釈することによって平版印刷用湿し水を調製
   することができる平版印刷用湿し水濃厚液に於いて、平
   版不感脂化剤、ポリオールもしくはそのアルキルエーテ
   ル及びフッ素系界面活性剤を含有し、且つポリオールも
   しくはそのアルキルエーテルの含有率が３０容量％以上
   であることを特徴とする平版印刷用湿し水濃厚液。 ２、平版不感脂化剤がリン酸、クエン酸、グリコール酸
   、酒石酸、クエン酸アンモニウムまたはリン酸アンモニ
   ウムである請求項１記載の平版印刷用湿し水濃厚液。 ３、ポリオールもしくはそのアルキルエーテルがプロピ
   レングリコール、エチレングリコール、ジプロピレング
   リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
   ール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコー
   ルモノブチルエーテルまたはプロピレングリコールモノ
   エチルエーテルである請求項１記載の平版印刷用湿し水
   濃厚液。 ４、フッ素系界面活性剤がパーフロロアルキルエチレン
   オキシド付加物またはパ−フロロアルキル基・親水性基
   含有オリゴマーである請求項１記載の平版印刷用湿し水
   濃厚液。