JPH0785819B2 - 鍛造プレスの自動搬送装置 - Google Patents

鍛造プレスの自動搬送装置

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JPH0785819B2
JPH0785819B2 JP3280848A JP28084891A JPH0785819B2 JP H0785819 B2 JPH0785819 B2 JP H0785819B2 JP 3280848 A JP3280848 A JP 3280848A JP 28084891 A JP28084891 A JP 28084891A JP H0785819 B2 JPH0785819 B2 JP H0785819B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K27/00Handling devices, e.g. for feeding, aligning, discharging, Cutting-off means; Arrangement thereof
    • B21K27/02Feeding devices for rods, wire, or strips
    • B21K27/04Feeding devices for rods, wire, or strips allowing successive working steps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鍛造プレスにおいてワー
クを掴んでプレス加工の工程順に移動する自動搬送装置
に係る。
【0002】
【従来の技術】鍛造プレスの左右両側にビーム駆動装置
を設け、この両者を上下金型間で水平に結んで架設され
た2本のビームへ昇降運動(リフト運動)と前進後退運
動(フィード運動)と開閉運動(クランプ運動)の3方
向運動を組合せて両ビームの内向きに取付けたフィンガ
ーの間にワークを掴んで必要な場所へ移して離すという
トランスファー機構が実用化されている。このビーム駆
動装置は三種類の運動を順序正しく繰り返しプレスの動
作と同期しなければならないから、プレス本体のクラン
ク軸の回転を受けてカム制御機構、歯車およびラック並
びに結合軸などを組合せた伝達機構によってビームの運
動に変換してきた。
【0003】しかしこのような機構はカム円板や歯車ラ
ックなどの組合せが決っているから、ビームの3方向運
動の行程長さ(ストローク),タイミング,速度も固有
の一定数値しか実行できず、ワークの大きさや種類によ
って適当に変動することはできないから、ワークの変動
の少ない大型の自動鍛造プレスなどを除くと使用上の課
題が生じてくる。すなわち一般に広く使用されているト
ランスファー型の鍛造プレスは取扱うワークが多種類小
量生産であり、そのため固定化した搬送装置で必要なビ
ームの移動を実施するために金型の配列やビームに装着
するフィンガーを交換してこの問題に対応しているが、
これが生産性を低下し、保守点検を煩雑なものとしてい
ることは言うまでもない。また機構上も複雑な組合せと
なり剛性を保った部材を多数使用するために大型の駆動
装置となって鍛造プレスの左右側面に大きな空間を占め
るという課題もある。
【0004】一方この課題を解決する従来技術としては
図10,図11に示す特開昭63−215330号公報
が見出される。図10においてビームを駆動する3つの
軸のそれぞれのための駆動装置として電気液力式の倍力
装置101,102,103,104,105が設けら
れており、倍力装置の液力式に操作される出力軸がそれ
ぞれ同時に搬送ビーム(106,107)の上下方向,
左右方向および開閉運動用の調節軸(108,109,
110)を形成していることを要旨とする。ここで電気
液力式の倍力装置は図11に示すように駆動はステップ
モータ111から調整弁112を介してピストンシリン
ダ113へ負荷されピストン114は歯115を具えた
ピストンロッド116を有し、この歯が実際値をフィー
ドバックさせるピニオン117と協働する。すなわちこ
のピストンロッド116が出力軸として同時に3つの軸
線内で搬送ビームを駆動するための調整軸を形成してい
るのである。モータ111の回転によって調整弁112
は横ビーム118によってピニオン117の定置のスピ
ンドル119に対して偏位させられ、これによって弁1
20A120Bが開かれてシリンダ室121Aおよび1
21Bを圧力供給装置およびタンクに接続し、その圧力
差によってピストン114を移動する。すなわちピスト
ンロッドは出力軸と調整軸を兼ね、機械的な目標値投入
機構調整弁、倍力部分であるラック、ピニオン機構を介
して結合すべき機械部分に直接作用されている。すなわ
ち、この構成によって従来技術のカム、ラックだけによ
る駆動の伝達方式では得られなかったトランスファー装
置の運動条件を、ワークの大きさや加工比など個別の成
形条件の変動に対応して変動できる機能を具えたと謳っ
ている。 また、図12は特開昭57−28648号公報
に係る従来技術の実施例であり、装置の同期作用すべき
一対の操作シリンダ201a、201bを複数の制御シ
リンダ202a、202bによって制御し、サーボモー
タ203の回転をねじ機構204を介して複数の制御シ
リンダがそれぞれ具えるピストン205a、205bが
同時に同距離移動するように転換し、結局、サーボモー
タ203によって一対2個の操作シリンダ201a、2
01bが同期して作動するように制御することを要旨と
する。ここで同期とはたとえばワークを掴むクランプ機
構は左右の 両側から同時に同速度で始動して同時にワー
クの側面に到達し、挟圧して把持することがトランスフ
ァー装置の機能を果たす上の大前提であり、何れか一方
が他方より早過ぎたり遅過ぎて両者のタイミングが一致
しなければ、正確なクランプ作用が発現できないという
基本的な原則を指す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図10,図11に示し
た従来技術や図12の従来技術が過去の固定化した搬送
運動を改善し、ワークの大きさや加工比に対応した運動
量の変化、個々の運動軸相互の運動関連性、個々の運動
軸内での運動速度の変化を実現したことは確かである。
しかしこの従来技術の機構においては、図10に見るよ
うに昇降運動(リフト)だけは倍力装置101における
調節軸108,109が垂直の直線運動を行うが、一番
ストロークの長い前進後退運動(フィード)は倍力装置
103における調節軸110の直線運動がピン122を
支点とする回動運動に換えられて搬送ビーム106,1
07に伝えられ、ビームは下型に対して水平な直線でな
く大きな円弧を描いて回動する。すなわちビームの移動
には水平距離の他垂直距離も加わるから運動の同期や金
型上の位置関係に別の要素が入って複雑化しフィードの
距離が大きいほどその影響が大きくなる。一方、図12
の従来技術では、発明の要旨がビームの運動の同期制御
だけに焦点が絞られビーム自体の運動軌跡については何
の言及もないから、前記の課題の有無は不明である。
【0006】図10、11の従来技術では調節軸の駆動
は弁の開閉によって行われこの動きはラック、ピニオン
の機械的動きを介して各機械部分へ直結し目標値設定機
構も機械的に行われているので調整軸の起動停止は各部
材の機械的な係脱だけによって瞬間的に断続するしかな
い。周知のとおり軸に連続的定期的な繰り返し駆動力を
与え目標位置でラック等のブレーキ手段で急激に停止す
れば軸には慣性力のために大きな衝撃力が作用するの
で、遂には軸へ金属疲労を蓄積するおそれがある。この
ため軸は大きな安全係数を乗じてこの懸念を除くが、軸
が複雑に連動する多くの運動を組合せるためには装置が
大型化,重量化せざるを得ない。この従来技術および図
12で示した従来技術に共通する課題としては、何れも
ビームの駆動源として油圧(液力)を適用し、シリンダ
の作動制御として電気的な駆動を併用しているに過ぎな
いから、本質的に多数の液圧機構やそれに付随する多数
の複雑な配管が錯綜した構造とならざるを得ず、振動、
共鳴、衝撃、金属塵、ときには高熱などの避け難い苛酷
な稼働条件に直面するトランスファー装置としては、高
い適応性があるとは到底言い難い点にある。この構成の
結果、続出する配管系統の故障、事故に忙殺され、煩瑣
で困難な日常のメンテナンスに大きな負担が強いられる
原因を形成するであろうことは技術的にはむしろ常識で
あるとすべきであるから、すべて油圧をトランスファー
装置作動の駆動力とする限り共通する重大な課題であ
り、運動条件の多様化と引替えに新たに発生した深刻な
問題であると言わざるを得ない。
【0007】本発明は以上に述べた課題を解決するため
にワークの大きさや加工度、金型の条件などに対応して
ワークの搬送を自由(かつ正確)に調整できる搬送装置
であり、かつ小型で軽量化した駆動装置を採用すること
によって複雑な機構に基づく故障の頻発や煩瑣なメンテ
ナンスの日常の負担から開放された駆動とその制御を主
体とし、運動条件を自由に設定して最適の稼動をもたら
す装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鍛造プレス
の自動搬送装置のビーム駆動装置は、鍛造プレスの左右
両側にビーム駆動装置を設け、上下金型間へ横架した2
本のビームに昇降運動,前進後退運動,開閉運動の3方
向運動をワークの大きさや加工比に対応して予め設定し
た最適の条件に従って調整自在に組合せ、ワークを掴ん
でプレス加工の工程順に移動する汎用性を具え、該ビー
ム駆動装置はプレス本体に固着した外フレームへ昇降自
在に取付けた中空角形の中間フレームと、該中間フレー
ム内で横行自在に取付けたクランプフレームと、該クラ
ンプフレームへ回動自在に取付けた一対のビーム、およ
び前記昇降,横行,開閉の各運動をねじ軸を介してそれ
ぞれ別個に駆動するサーボモータよりなり、該サーボモ
ータは、入力された初期条件に基いてパルス信号を発生
する制御装置により必要な駆動と停止をすることによっ
て前記の課題を解決した。
【0009】次にリフト駆動に対しては中間フレーム3
の外側の一辺へ縦向きに固着する2本のリフトガイド3
1と両者を結ぶ横桁36を設け、該横桁の中央へ縦向き
に穿孔した雌ねじ孔35と螺合するリフトねじ軸22の
先端は、外フレーム下方でリフト駆動用のサーボモータ
23に連結して駆動し、フィード駆動に対しては一方の
中間フレーム3の相対向する二辺の中間に水平にフィー
ドねじ軸33と両側に平行にフィードガイドロッド32
とを設け、他方の中間フレーム3には二本のフィードガ
イドロッド32を設け、クランプフレーム5に穿孔した
二つのフィードガイドはフィードガイドロッド32を横
行自在に嵌挿し、フィードねじ33の一端はフィード駆
動用のサーボモーター34と連結し、他端はクランプフ
レーム5に穿孔した雌ねじ孔52と螺合して駆動し、さ
らにクランプ駆動に対しては、クランプフレーム5内で
前記フィードねじ軸33と直交する方向にクランプねじ
軸54を横架し、該ねじ軸の一端はクランプ駆動用のサ
ーボモータ60と連結し、他方はスライド55に穿孔し
た雌ねじ孔56と螺合し、該スライドの下方でリンク5
7,58とレバー59,61,62,63を回動自在に
組合せて、先端で挾持するビーム4を相互に等しく逆方
向へ回動するリンク機構を形成したことによって駆動し
た。
【0010】一方これら各サーボモータの制御装置は初
期条件を書込む入力装置と、該入力を画像処理した動作
線図を表示する表示装置と、前記画像処理および初期条
件を読出しビームの変位量を演算して対応するパルス発
生信号を伝えるCPUと、パルス発生装置をふくみ、サ
ーボモータのフィードバックパルスから演算する変位量
を初期条件と比較してパルス発生信号を断続して両者を
一致させることによって課題を解決した。またビームの
駆動軸は左右2本のリフト運動のねじ軸22A,22B
およびクランプ運動のねじ軸54A,54Bと、いづれ
か一方だけの1本のフィード運動のねじ軸33の合計5
軸からなり、2本のねじ軸を駆動するサーボモータはそ
れぞれ帰還パルス数を比較計数して同期の確認と非同期
の異常信号を発する同期比較機79を設けた。
【0011】
【作用】本発明の鍛造プレスの自動搬送装置は中間フレ
ーム内で水平に横行するクランプフレームによってビー
ムのフィード運動を形成するから、一番ストロークの長
いフィード(リターン,アドバンス)においてはビーム
は準備された金型に対して平行に移動し金型との離隔寸
法を微小正確に保持する。このフィード運動と昇降(リ
フト)運動、回動(クランプ)運動を加えて従来技術に
比べて正確な搬送作用を実現することができる。
【0012】この運動を駆動するのはサーボモータと、
その回転を伝えるねじ軸であり、この制御をパルス信号
によるから従来技術に比べると緻密でレベルの高い駆動
の制御を実現ができる。サーボモータとねじ軸とパルス
信号を組合せた制御自体は公知であるが、この機構を搬
送装置へ導入することによってソフトスタートしソフト
ストップする速度変化をプログラミングすることができ
る。これはパルスの幅を減衰させるか、パルス休止の幅
を増減することによって最も適切な速度変化を設定し指
令することによって容易に実施される。またサーボモー
タをパルス制御する機構であるから左右一対の2本のビ
ームを相互に確実に同期しなければならない搬送装置に
おいては、両サーボモータに取付けたパルス発生エンコ
ーダから返ってくるフィードバックパルスを受けて比較
し、同期確認する同期比較機を適用できるという構成を
可能とした。
【0013】この構成はマイクロコンピュータに記憶さ
せた理想的な動作パターンに従ってパルスを演算制御す
るようにしているから、ワークの形状や金型などに適し
た作業条件(サイクルタイム,三方向運動の始点,終点
等の数値)を画面入力するという簡単な操作で動作諸元
を変更するという作用がある。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図1から図5までに基いて
説明する。図1はこの発明の構成を簡略化した斜視図で
ある。外フレーム2は図3に示すプレス本体1に固着
し、2本の長い棒状のリフトロッド21を垂直方向に平
行に固定している。2本のリフトロッド21に中間フレ
ーム3と一体の2本の長い円筒状のリフトガイド31が
摺動可能に外嵌している。2本のリフトガイド31を結
合した横桁36の中央にめねじ35を取り付け、めねじ
35と螺合するねじ軸22は外フレーム2の下方に設け
たリフト駆動用のサーボモータ23と連結している。す
なわち中間フレーム3はリフトロッド21を摺動するリ
フトガイド31によって保持されて上下方向(リフト、
ダウン)のリフト運動をする。中間フレーム3は四辺か
らなる角筒型で一辺に上下に延伸した2本のリフトガイ
ド31を固定し、向かい合った一辺との間に2本のフイ
ードロッド32を平行に架け渡し、図2のようにプレス
本体1の右側の中間フレーム3bには2本のフイードロ
ッド32bの間にフイードねじ軸33を回転可能に架け
渡し、フイードねじ軸33は中間フレーム3bの外側に
設けたフイード駆動用のサーボモータ34と連結する。
中間フレーム3bの外側に設けたフイード駆動用のサー
ボモータ34は外フレーム2bを切り欠いた窓から突出
している。プレス本体1の左側の中間フレーム3aには
フイードねじ軸33とサーボモータ34とが取り付けて
いない。中間フレーム3の内側に2本のフイードロッド
32がクランプフレーム5を摺動可能に貫通し支持して
いる。図2のようにプレス本体1の右側のクランプフレ
ーム5bにフイードめねじ52を設けている。プレス本
体1の右側の中間フレーム3bに設けたフイード駆動用
のサーボモータ34を回転させると右側のクランプフレ
ーム5bが左右方向(アドバンス、リターン)のフイー
ド運動をし、クランプフレーム5bにリンクとレバーを
介して吊持されたビーム4が移動してビーム4と連結し
ている左側のクランプフレーム5aに移動力を伝える。
左側のクランプフレーム5aは2本のフイードロッド3
2aを摺動移動して左右共にフイード運動をする。図1
のようにブロック状のクランプフレーム5は上部にクラ
ンプロッド53とクランプねじ軸54とを平行にスライ
ダ55を貫通して両端を支承し、クランプねじ軸54の
一端はクランプ駆動用のサーボモータ60と連結してい
る。スライダ55はクランプロッド53の摺動軸受とク
ランプねじ軸54と螺合するクランプめねじ56を設
け、下方は横リンク57とピンで連結している。クラン
プフレーム5のプレス本体に面した下部側面に支点ピン
64を立設し、前レバー61と後レバー62とを垂直面
内に旋回可能に取付け、支点ピン64の上方の二股状の
上レバー59は横リンク57と斜リンク58とが支点ピ
ン64を中心に直角に開いてそれぞれピン結合してい
る。斜リンク58の下端は支点ピン64の下方の後レバ
ー62とピン結合している。クランプフレーム5のプレ
ス本体に面した下部側面の両端に補助レバー63が前後
方向に貫通するピンで前後方向にも揺動可能に結合し、
下端は前レバー61と後レバー62との下端と共にビー
ム4と前後方向のピンで前後方向にも揺動可能に結合し
ている。クランプ駆動用のサーボモータ60を回転して
スライダ55を例えば前方向に移動させると横リンク5
7が上レバー59を前方向に移動させ、前レバー61の
下端にピン結合したビーム4aは支点ピン64を中心と
して後方向に移動する。一方上レバー59が前方向に移
動すると斜リンク58を引き上げるから斜リンク58は
後レバー62の下端にピン結合したビーム4bを前方向
に移動させる。すなわちビーム4a,4bは互いに接近
するように運動しクランプ運動となる。なお図4は図2
のB−B断面でクランプ構造の詳細を示し、図5は図3
のC−C視でクランプ構造の側面を示す。
【0015】図6は搬送装置によって3方向運動を同期
させるビームの軌跡を示したものでリフト運動はリフト
とダウン、フィード運動はリターンとアドバンス、クラ
ンプ運動はクランプとオープン(アンクランプ)とから
成り立っている。
【0016】図7はこの発明の制御方法を示した制御機
能ブロック図である。この発明の自動搬送装置は5本の
ねじ軸(33,54a,54b,22a,22b)と連
結した5台のサーボモーター(34,60a,60b,
23a,23b)とを備えている。サーボモータの回動
は制御装置7のパルス発生機77から発生するパルス信
号が駆動回路を介してサーボ制御装置78へ出力されこ
の指令通りの回動を行う。サーボモータの実際の回転数
はパルス発生のエンコーダを使用したパルス検出器(P
G)80からフィードバックパルスとして送り返されサ
ーボ制御装置78から制御装置7のCPU73へ入力さ
れて比較して乖離量を検知し再びパルス信号として作動
の指示が出力される。同じ制御が必要な2台のサーボモ
ーターについては2台のサーボ制御装置78の間に同期
比較器79を設けてパルス信号の不一致をチェックし不
一致があればCPU73を介してシーケンサー75に異
常状態発生をフイードバックし、プレス他周辺装置制御
部76を働かせ作業員に異常を知らせる。
【0017】制御装置7の本体はマイクロコンピュータ
であって、中央演算機構CPU73をはじめ、ROM,
RAMおよびフリップフロップ回路のパルス発生機77
および必要なインターフェイスIFからなっている。入
力装置はキーボート71又は必要とあれば各搬送運動の
パターンをプログラミングしたフロッピーデスクの差込
装置からなり、運動をいくつかのパターンに標準化して
分類した初期条件をフロッピーデスクによって入力する
とともに、分類し切れない特記事項をキーボートへ打ち
込んで補充することもできる。これらの入力はIFを介
してCPUへ入り演算処理してRAMのそれぞれの領域
へ蓄えられるとともにCPU内でデータを画像処理して
表示回路へ出力し表示装置CRT72でグラフィックな
動作線図と、数字で表示される。この一例は図8と図9
で示すとおりで図8の画面は図9の設定数値をCPU7
3にキーボード71から入力して得られたものでありそ
れぞれの動作線図の実画面は色分けされている。81は
プレス動作線図、82はフイード動作線図、83はリフ
ト動作線図、クランプ動作線図を示す。この動作線図は
一種のシュミレーションでもあり互いの動作のタイミン
グが的確に把握できる。ストローク長さ及び始点と終点
の時間(角度)を決めるとCPU(マイクロコンピュー
ター)73はプレス動作線図81を除いた3方向の動作
をソフトスタートしソフトストップする速度曲線に基づ
いたパルス信号を発生させる。CPUへの入力および各
部分の駆動後フィードバックされて再入力される数値は
すべてIFを介して必要なデジタル−アナログ間の変換
を受け二価化してCPUへ送られることは言うまでもな
い。
【0018】
【発明の効果】本発明の搬送装置は以上に述べたとおり
多種少量生産を扱う鍛造プレスにおいて製品の大小や形
状の差違、加工度の大小に対して自由に適応でき、従来
に比べると正確な位置への搬送を実現した。しかも、全
体を小型,軽量化でき装置の占有容積を小さくした。ま
た部材の数も少なく液圧装置のような複雑な配管を必要
としないから、振動を伴う鍛造作業をするうえで煩瑣な
保守点検を著しく軽減し生産性を向上させた。具体的に
述べれば、ビーム駆動用にサーボモータを直接適用し、
かつサーボモータの制御としてCPUとパルス発生機を
含む純粋に電気的な制御装置を適用しているため、従来
技術のように他の機械的に介在する部材の動きや条件変
化には全く影響されず、正確、緻密、かつ高速の電気的
な応答による直接の制御を網羅することができる。この
点では図10、11および図12で代表される油圧駆動
に対する部分的な電気的制御よりも明らかにメンテナン
ス面で凌駕し、運動条件の変更可能という汎用性では共
通するとしても、品質および生産性の点で比較すれば、
当然一ランク上の技術的優位を占める効果となって現れ
ることは否定できないところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】同じ実施例の平面図である。
【図3】図2におけるA−A視図を示す。
【図4】図2におけるB−B視図を示す。
【図5】図3におけるC−C視図を示す。
【図6】ビームの運動の軌跡を示す。
【図7】本発明の制御機構を示すブロック図である。
【図8】CRT表示画面の一例を示す。
【図9】CRT表示の別の画面の一例を示す。
【図10】従来技術を示す縦断面図である。
【図11】同じ従来技術の部分を示す縦断面図である。
【図12】別の従来技術を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 プレス本体 2 外フレーム 3 中間フレーム 4 ビーム 5 クランプフレーム 7 制御装置 22 リフトねじ軸 23 リフト駆動用のサーボモータ 31 リフトガイド 33 フィードねじ軸 34 フィード駆動用のサーボモータ 35 リフト雌ねじ 36 横桁 52 フィード雌ねじ 54 クランプねじ軸 56 クランプ雌ねじ 57,58 リンク 59,61,63 レバー 60 クランプ駆動用のサーボモータ 71 キーボード 72 表示装置(CRT) 73 CPU 77 パルス発生機 79 同期比較機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍛造プレスの左右両側にビーム駆動装置
    を設け、上下金型間へ横架した2本のビームに昇降運
    動,前進後退運動,開閉運動の3方向運動をワークの大
    きさや加工比に対応して予め設定した最適の条件に従っ
    て調整自在に組合せ、ワークを掴んでプレス加工の工程
    順に移動する自動搬送装置において、該ビーム駆動装置
    はプレス本体に固着した外フレームへ昇降自在に取付け
    た中空角形の中間フレームと、該中間フレーム内で横行
    自在に取付けたクランプフレームと、該クランプフレー
    ムへ回動自在に取付けた一対のビーム、および前記昇
    降,横行,開閉の各運動をねじ軸を介してそれぞれ別個
    駆動するサーボモータよりなり、該サーボモータは、
    入力された初期条件に基いてパルス信号を発生する制御
    装置により必要な駆動と停止をすることを特徴とする鍛
    造プレスの自動搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において中間フレーム3の外側
    の一辺へ縦向きに固着する2本のリフトガイド31と両
    者を結ぶ横桁36を設け、該横桁の中央へ縦向きに穿孔
    した雌ねじ孔35と螺合するリフトねじ軸22の先端
    は、外フレーム下方でリフト駆動用のサーボモータ23
    に連結していることを特徴とする鍛造プレスの自動搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において一方の中間フ
    レーム3の相対向する二辺の中間に水平にフィードねじ
    軸33と両側へ平行にフィードガイドロッド32とを設
    け、他方の中間フレーム3には二本のフィードガイドロ
    ッド32を設け、クランプフレーム5に穿孔した二つの
    フィードガイドはフィードガイドロッド32を横行自在
    に嵌挿し、フィードねじ33の一端はフィード駆動用の
    サーボモーター34と連結し、他端はクランプフレーム
    5に穿孔した雌ねじ孔52と螺合することを特徴とする
    鍛造プレスの自動搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、ク
    ランプフレーム5内で前記フィードねじ軸33と直交す
    る方向にクランプねじ軸54を横架し、該ねじ軸の一端
    はクランプ駆動用のサーボモータ60と連結し、他方は
    スライド55に穿孔した雌ねじ孔56と螺合し、該スラ
    イドの下方でリンク57,58とレバー59,61,6
    2,63を回動自在に組合せて、先端で挾持するビーム
    4を相互に等しく逆方向へ回動するリンク機構を形成し
    たことを特徴とする鍛造プレスの自動搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて制御
    装置は初期条件を書込む入力装置と、該入力を画像処理
    した動作線図を表示する表示装置と、前記画像処理およ
    び初期条件を読出しビームの変位量を演算して対応する
    パルス発生信号を伝えるCPUと、パルス発生装置をふ
    くみ、サーボモータのフィードバックパルスから演算す
    る変位量を初期条件と比較してパルス発生信号を断続
    し、両者を一致させることを特徴とする鍛造プレスの自
    動搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかにおいてビー
    ムの駆動軸は左右2本のリフト運動のねじ軸22A,2
    2Bおよびクランプ運動のねじ軸54A,54Bと、い
    づれか一方だけの1本のフィード運動のねじ軸33の合
    計5軸からなり、2本のねじ軸を駆動するサーボモータ
    はそれぞれ帰還パルス数を比較計数して同期の確認と非
    同期の異常信号を発する同期比較機79を設けたことを
    特徴とする鍛造プレスの自動搬送装置。
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