JPH08168897A - 金型の分割制御が可能なプレス加工機 - Google Patents
金型の分割制御が可能なプレス加工機Info
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Abstract
を1台の加工機で同時に加工することのできる、金型の
分割制御が可能なプレス加工機を提供する。 【構成】 複数の上金型ホルダ3又は下金型ホルダ5を
備え、上,下で対向した金型ホルダに対をなす少なくと
も2種の金型を保持させ、上部フレ−ム1と個々の上金
型ホルダ3及び下部フレ−ムと個々の下金型61〜64との
間に加圧用の2基以上の油圧シリンダCを装備するか、
又は、上部フレ−ム1と上金型41〜44の間に加圧用の2
基以上の油圧シリンダCを装備し、プレス加工時、前記
各油圧シリンダCのロッド突出し量と加圧力の双方又は
一方を各金型ごとに独立してを制御し、上下の金型間に
所望の間隔と加圧力の双方又は一方を付与するようし
た。
Description
工が必要なワ−クの加工を1台の加工機で同時に加工す
ることのできる、金型の分割制御が可能なプレス加工機
に関するものである。
を行う場合、それぞれの加工に必要な金型を分割して配
置し、それぞれの部分で加工を順次行う順送方式と称さ
れる加工方法がある。
同じになるように金型設計時に配慮する必要があり、ま
た、同時に複数加工を同一下死点で行う場合は、まった
く同一の下死点での加工が可能なように金型設計を行う
必要がある。
はないが、現実的ではなく、このような場合は、複数台
の機械で加工を分担させるか、金型の交換を行いながら
1台の機械で加工するかのいずれかの方法を選択してい
るのが現状であって、いずれにせよ、加工コストは高く
なるという問題がある。
数の異なるプレス加工が必要な部品の加工を1台の加工
機で同時に加工することのできる、金型の分割制御が可
能なプレス加工機を提供することを、その課題とするも
のである。
することを目的としてなされたもので、その構成は、複
数の上金型ホルダ又は下金型ホルダを備え、上,下で対
向した金型ホルダに対をなす少なくとも2種の金型を保
持させ、上部フレ−ムと個々の上金型ホルダ及び下部フ
レ−ムと個々の下金型との間に加圧用の2基以上の油圧
シリンダを装備するか、又は、上部フレ−ムと上金型の
間に加圧用の2基以上の油圧シリンダを装備し、プレス
加工時、前記各油圧シリンダのロッド突出し量と加圧力
の双方又は一方を各金型ごとに独立して制御し、上下の
金型間に所望の間隔と加圧力の双方又は一方を付与する
ようしたことを特徴とするものである。
して、上金型ホルダ又は下金型ホルダに取付けられたメ
ジャ−バ−と、該メジャ−バ−に対応させてフレ−ム等
に支持させたガイドバ−と、前記両バ−の間に介在させ
た各油圧シリンダに対応する変位センサと、各油圧シリ
ンダに接続された双方向可変容量油圧ポンプとによっ
て、前記各変位センサに検出される信号をフィ−ドバッ
クし、各油圧ポンプのサ−ボモ−タを夫々に制御するの
で、各金型に対する各シリンダの動作を、正確に制御す
ることができる。
されるから、複数の異なるプレス加工が必要なワ−クに
対する2以上のプレス加工を同時に行うことができるの
で、加工コストの大幅な節減を図ることができる。
図1は本発明を適用したプレスブレ−キの正面図、図2
は上金型の制御機構の一例の系統図、図3はリニアアク
チュエ−タに支持されたガイドバ−の正面概念図、図4
は金型の制御機構の別例の系統図、図5は金型の制御機
構の他の例の系統図、図6は本発明を二次元プレス装置
に適用した場合の油圧シリンダの配置例を示す斜視図で
ある。
部フレ−ムと一体のテ−ブル、31,32,33,34は上金型
41,42,43,44を保持する上金型ホルダ、5は下金型6
1,62,63,64を保持する下金型ホルダ、C1とC2,C3とC
4,C5とC6,C7とC8は、上部フレ−ム1と上金型ホルダ3
1,32,33,34の間に装備した加圧用の油圧シリンダで
ある。即ち、各上金型ホルダには油圧シリンダが2基づ
つ接続されているが、各金型ホルダの油圧シリンダは3
基以上でもよい。
ダL1,サ−ボモ−タL2,減速機L3,ボ−ルねじL4からな
るリニアアクチュエ−タで、プレスブレ−キの左右方向
に各上金型41〜44に対応して配置されると共に、それぞ
れのボ−ルねじL4の先端部にガイドバ−7が水平且つ直
線状に架装されている。このガイドバ−7には、該ガイ
ドバ−7と平行にして各上金型ホルダ31〜34に取付けら
れたメジャ−バ−3aに設けた変位センサ8に対応する被
検出部材71が設けられている。前記変位センサ8と被検
出部材71とは、前記各シリンダC1〜C8に対応させて設け
られている。なお、リニアアクチュエ−タLは、曲げ加
工時における各変位センサ8の上下ストロ−ク動作に対
応してガイドバ−7を移動させるためのものである。
可変容量油圧ポンプ9が接続されており、前記変位セン
サ8の信号が加算器10にフィ−ドバックされ、サ−ボ増
幅器11を経由してサ−ボモ−タSMにより直接前記油圧ポ
ンプ9を駆動するようになっている。尚、加算器10には
変位センサ8からのフィ−ドバック信号Efが加えられる
が、外部制御信号Eiも加えられる。この外部制御信号Ei
はフィ−ドバック信号Efに加算されるため、フィ−ドバ
ック信号Efを微調整させることができる。即ち、各変位
センサ8と被検出部材71の相対距離を変化させることが
できることを意味している。
おいて、夫々に対応して対をなす上,下金型の間に4枚
のワ−クを挿入し、各上金型41〜44のシリンダC1〜C8を
同時に駆動して加圧力を夫々の上金型41〜44に付与する
と、各上金型が対向する下金型と協働して、各4枚のワ
−クに、夫々に同時に異なる内容の曲げ加工が施され
る。このとき、図1の状態では、4組の対向する上金型
41〜44と下金型61〜64の距離が異なっている、つまり、
ストロ−ク量が異なっているが、各シリンダC1〜C8は、
上記制御により各組の上金型41〜44ごとに所定のロッド
突出量と加圧力を発現させる油圧ポンプの出力が作用す
るので、同時に異なる加工を行うことができるのであ
る。
ンダC1〜C8を上部フレ−ム1と上金型ホルダ31〜34の間
に装備したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。即ち、テ−ブル2と下金型ホルダ5との間、或は、
テ−ブル2と床の間に油圧シリンダを装備しても、上記
と同等の効果を得ることができる。即ち、図4,図5は
テ−ブル2とホルダ5の間に、油圧シリンダC1〜C8に対
応させて油圧シリンダC1′〜C8′を設けた例である。こ
の場合において、図4の制御機構では、下金型ホルダ5
とテ−ブル2の間に装備した各油圧シリンダC1′〜C8′
のピストン上昇側に、前記油圧ポンプ9のシリンダC1〜
C8に対する下降側出力用の配管が接続されている。これ
によって、上金型41〜44の各油圧シリンダC1〜C8に供給
される前記油圧ポンプ9のピストン降下用の制御された
出力が下金型61〜64の各油圧シリンダC1′〜C8′のピス
トン上昇側にも供給されて、各上,下金型が協働した折
曲げ加工を行うことができる。
図2の上金型41〜44の加圧用のシリンダC1〜C8に対する
制御系と同一構成の制御系を適用したものである。この
ような制御機構とすることによって、図4の場合と同様
に上,下金型を協働させた折曲げ加工を行うことが出来
ることは勿論、上金型41〜44と下金型61〜64とが、異な
る制御内容の各油圧ポンプの出力による各油圧シリンダ
の突出し量と加圧力に基づいて協働することとなるの
で、ワ−クのより多様な折曲げ態様に容易に対応するこ
とができる。なお、図5の機構では、図5には示してい
ないが下金型ホルダ5を上金型ホルダ31〜34と同様に分
割タイプとする。また、図5において、図2,図4と同
一符号は同一部材,同一機能部分を指すが、5aは下金型
61〜64に対応して分割された夫々の下金型ホルダに取付
けたメジャ−バ−である。
を付与することによりワ−クに二次元プレス加工を施す
プレス装置に、本発明を適用する場合には、図6に例示
するように、複数の金型ホルダ3と複数基の油圧シリン
ダCを配置して、各シリンダCに、上記実施例の制御機
構を適用すればよい。この場合において、前記実施例の
メジャ−バ−3aとガイドバ−7に代え、図示しないが、
各ホルダ3ごとに変位センサを設定するためのメジャ−
プレ−トとガイドプレ−トが設けられる。また、上記実
施例において、加圧力伝達部材を金型ホルダとして説明
したが、本発明では前記ホルダの部分をラム或はテ−ブ
ルとしてもよいこと勿論である。
曲げ加工が必要なワ−クに曲げ加工を施す場合、従来は
それぞれの加工に必要な金型を分割して配置し、それぞ
れの部分で加工を順次行っていたため、加工コストが高
くならざるを得なかったが、本発明によれば、分割され
た上金型と上金型ホルダに対し、それぞれに加圧用の油
圧シリンダを装備し、前記各シリンダをそれぞれ一つの
フィ−ドバック系を持つ制御系によって夫々独立して制
御するようにしたから、各金型ごとに、夫々に分散して
制御させる突出し量と加圧力による分散加工制御が可能
であり、従って、各金型の均斉な突出し量と加圧力によ
るプレス加工から、各金型ごとに異なる突出し量と加圧
力によるプレス加工までの任意のプレス加工形態がと
れ、例えば、複数の異なるプレス加工が必要なワ−クに
対する加工であっても、1台の加工機で同時に加工する
ことが可能になって、加工コストを著しく低減すること
ができる。
独立に制御される油圧シリンダによりそれぞれの突出し
量と加圧力を発生させ、このような態様において上,下
金型を協働させて加工力を生起させることできるので、
より効率が高い、或は、より多様な加工態様に容易に対
応できるプレス加工を実現することができる。
の正面系統図。
適用した配置例を示す斜視図。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の上金型ホルダ又は下金型ホルダを
備え、上,下で対向した金型ホルダに対をなす少なくと
も2種の金型を保持させ、上部フレ−ムと個々の上金型
ホルダ及び下部フレ−ムと個々の下金型との間に加圧用
の2基以上の油圧シリンダを装備するか、又は、上部フ
レ−ムと上金型の間に加圧用の2基以上の油圧シリンダ
を装備し、プレス加工時、前記各油圧シリンダのロッド
突出し量と加圧力の双方又は一方を各金型ごとに独立し
て制御し、上下の金型間に所望の間隔と加圧力の双方又
は一方を付与するようしたことを特徴とする金型の分割
制御が可能なプレス加工機。 - 【請求項2】 各上金型ホルダ又は下金型ホルダに取付
けられたメジャ−バ−又はメジャ−プレ−トと、それに
対応させてフレ−ム等に支持させたガイドバ−又はガイ
ドプレ−トと、前記両バ−又はプレ−トの間に介在させ
た各油圧シリンダに対応する変位センサと、各油圧シリ
ンダに接続された双方向可変容量油圧ポンプ又は双方向
固定容量ポンプとから構成され、前記各センサからの信
号をフィ−ドバックして前記油圧ポンプのモ−タを直接
駆動することにより前記油圧ポンプを介して各油圧シリ
ンダを制御するようにした請求項1に記載のプレス加工
機。 - 【請求項3】 各上金型ホルダ又は下金型ホルダに取付
けられたメジャ−バ−又はメジャ−プレ−トと、それに
対応させてフレ−ム等に支持させたガイドバ−又はガイ
ドプレ−トと、前記両バ−又はプレ−トの間に介在させ
た各油圧シリンダに対応する変位センサと、各油圧シリ
ンダに接続された圧力,流量及びその方向を制御する制
御弁とから構成され、前記各センサからの信号をフィ−
ドバックしてコントロ−ルされる各制御弁を介して、油
圧シリンダを制御するようにした請求項1に記載のプレ
ス加工機。 - 【請求項4】 ラム又はテ−ブル等の加工力伝達部材の
絶対位置を測定する一端を固定したリニアスケ−ルと、
各油圧シリンダに接続された双方向可変容量油圧ポンプ
又は双方向固定容量油圧ポンプとから構成され、前記各
リニアスケ−ルからの信号をフィ−ドバックして各油圧
ポンプのモ−タを直接駆動することにより、前記油圧ポ
ンプを介して各油圧シリンダを制御するようにした請求
項1に記載のプレス加工機。 - 【請求項5】 ラム又はデ−ブル等の加圧力伝達部材の
絶対位置を測定する一端を固定したリニアスケ−ルと、
各油圧シリンダに接続された圧力、流量及びその方向を
制御する制御弁とから構成され、前記各リニアスケ−ル
からの信号をフィ−ドバックして制御されるそれぞれの
制御弁を介して各油圧シリンダを制御するようにした請
求項1に記載のプレス加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33357394A JPH08168897A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 金型の分割制御が可能なプレス加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33357394A JPH08168897A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 金型の分割制御が可能なプレス加工機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08168897A true JPH08168897A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18267560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33357394A Pending JPH08168897A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 金型の分割制御が可能なプレス加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08168897A (ja) |
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