JP3558679B2 - 板材加工機におけるラム駆動装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、板材加工機としての例えば折曲げ加工機やプレス機械において、上金型と下金型との協働でワークに折曲げ加工やプレス加工などを行う際のラムを往復動せしめる板材加工機におけるラム駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、板材加工機としての例えば折曲げ加工機やプレス機械において、上金型と下金型との協働でワークに折曲げ加工やプレス加工を行う際には、上金型,下金型のいずれか一方を固定テーブルに設けると共に他方を往復動自在なラムに設け、しかもラムを往復動せしめて行っているのが一般的である。
【0003】
前記ラムの駆動装置としては、例えば特開昭63−13621号公報などで知られているように、左右両側に設けた油圧シリンダで行う手段と、例えば特開平4−75798号公報で知られているように、サーボモータでボールねじを回転せしめて行う手段とが良く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術のうち、前者の油圧シリンダでラムを駆動せしめる手段では、サーボバルブで油圧シリンダを制御すると共にラムの位置をリニアスールで検出しているため、加圧力は大きいが、位置決め精度が2/100〜3/100mmと劣り、しかも油の汚染,管理などのメンテナンスに工数がかかるという問題があった。
【0005】
一方、後者のサーボモータでボールねじを回転せしめてラムを駆動せしめる手段では、位置決め精度を2/1000〜3/1000mmといった高精度な位置決めを行うことができるが、加圧力がそれほど大きくならずせいぜい50トンしか出ないという問題があった。
【0006】
この発明の目的は、ラムの往復動における位置決め精度が高精度で、しかも加工時における加圧力が大となる板材加工機におけるラム駆動装置を提供することにある。
【0007】
この発明の別の目的は、上金型と下金型との間の寸法を左右均一にして加圧して板材加工精度が良好な板材加工を行うようにした板材加工機におけるラム駆動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためにこの請求項1による発明の板材加工機におけるラム駆動装置は、フレームに相対向して固定テーブルと往復動自在なラムを設け、前記固定テーブルに設けられた一方の金型と前記ラムに設けられた他方の金型との協働でワークに板材加工を行う板材加工機において、前記ラムの往復動を行うと共にラムの位置決めを行い、かつ板材加工時に加圧力を与えるためのねじ加圧装置と、板材加工時に前記ねじ加圧装置とは別に加圧力を与えるための油圧装置と、前記ねじ加圧装置による加圧力を検出する加圧力検出手段と、前記油圧装置の油圧を調整する油圧調整装置と、全体をコントロールする制御装置とを備えてなることを特徴とするものである。
【0009】
前記板材加工機におけるラム駆動装置において、前記ラムの位置を検出するラム位置検出手段を備えてなることが望ましい。さらに、前記加圧装置、油圧装置および加圧力検出手段を、それぞれ前記フレームのラム側における両側に設けると共に、固定テーブルとラムの左右両側にラム位置検出手段を設けるのがよい。
【0010】
また、この請求項2による発明の折曲げ加工機におけるラム駆動装置は、フレームに相対向して固定テーブルと往復動自在なラムを設け、前記固定テーブルに設けられた一方の金型と前記ラムに設けられた他方の金型との協働でワークに板材加工を行う板材加工機において、前記ラムの往復動と板材加工時に加圧力を与えるべく、前記フレームのラム側における左右両側並びにほぼ中央部にそれぞれ設けられたねじ加圧装置,油圧装置と、前記ねじ加圧装置による加圧力を検出する加圧力検出手段と、前記油圧装置の油圧を調整する油圧調整装置と、前記ラムの両側に設けられたラムの位置を検出するラム位置検出手段と、全体をコントロールする制御装置とを備えてなることを特徴とするものである。
【0011】
前記第1,第2の発明において、板材加工がプレス加工あるいは折曲げ加工であることがさらに望ましいものである。
【0012】
【作用】
以上のような板材加工機におけるラム駆動装置とすることにより、ラムの往復動が主にねじ加圧装置で行われると共に板材加工時の加圧力が主に油圧装置で行われるから、ラムの往復動における位置決め精度を高精度に行うことができると共に加圧力を大きくして板材加工を行うことができる。
【0013】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
図1を参照するに、板材加工機としての例えばプレスブレーキは左右両側に立設されたフレームとしてのサイドフレーム1を備えており、この各サイドフレーム1の下部には固定テーブル3が固定して設けられている。この固定テーブル3上には折曲げ加工用の下金型5が着脱可能に取付けられている。
【0014】
前記サイドフレーム1の上部には前記固定テーブル3に相対向して往復動(上下動)自在なラム7が設けられていると共に、このラム7の下部には折曲げ加工用の上金型9が着脱可能に取付けられている。
【0015】
前記各サイドフレーム1の上部には油圧装置として油圧シリンダ11が取付けられており、この各油圧シリンダ11に装着されたピストンロッド13の先端(下端)には取付けブロック15で前記ラム7における左右の上部に取付けられている。
【0016】
前記各油圧シリンダ11にはねじ加圧装置17が設けられている。より詳細には各ねじ加圧装置17の一部材である支持ブロック19が前記油圧シリンダ11の内側に一体化されている。前記各支持ブロック19の内側にはサーボモータ21が取付けられていると共に各サーボモータ21の出力軸23には駆動ギヤ25が嵌合されている。この各駆動ギヤ25には別のギヤ27が噛合されている。
【0017】
この各ギヤ27には上下方向へ延伸したボールねじ29の上部が装着して固定されている。しかも各ボールねじ29は前記支持ブロック19に回転自在に装着されており、ボールねじ29にはナット部材31が螺合されていると共に、この各ナット部材31は前記ラム7の上部に固定して設けられている。各ナット部材31には前記ボールねじ29の加圧力を検出する加圧力検出手段としての例えばロードセル33が設けられている。前記サーボモータ21の下部には前記出力軸23の回転を検出するパルスジェネレータ35が備えられている。
【0018】
前記サイドフレーム1の外側における固定テーブル3上にはZ軸方向(上下方向)へ延伸した支持バー37が立設されており、この支持バー37の上部にはラム位置検出手段39の一部であるリニアスケール41が設けられていると共に、前記ラム7の左右両側には各指針43が設けられている。
【0019】
上記構成により、各サーボモータ21を駆動せしめると、出力軸23、駆動ギヤ25、従動ギヤ27を介してボールねじ29が回転される。この各ボールねじ29の回転によりナット部材31を介して前記ラム7がZ軸方向へ往復動(上下動)されることになる。
【0020】
しかも、各パルスジェネレータ35により出力軸23の回転を検出することができると共に、リニアスケール41と指針43とによりラム7の位置を検出することができる。また、ロードセル33によりボールねじ29の加圧力を検出することができる。
【0021】
前記各油圧シリンダ11を作動せしめてピストンロッド13を下降せしめることにより、ラム7に加圧が与えられて、折曲げ加工用の下金型5と上金型9との協働でワークに折曲げ加工が行われることになる。
【0022】
図2には板材加工機としての例えばプレス機械の側面図が示されている。図2において、図1における部品と同じ部品には同一の符号を符し、重複する部分の説明は省略する。
【0023】
図2において、図1における構成と異なる構成を説明すると、前記油圧シリンダ11の後部(図2において右部)には支持ブロック19が取付けられており、この支持ブロック19にはボールねじ29が回転自在に装着されている。
【0024】
前記サイドフレーム1にはモータベース45が取付けられており、このモータベース45にサーボモータ21が取付けられている。このサーボモータ21の出力軸23には駆動プーリ47が嵌合されている。前記ボールねじ29の上部には従動プーリ49が嵌合されている。この従動プーリ49と前記駆動プーリ47とにはベルト51が巻回されている。
【0025】
前記サイドフレーム1の外側における固定テーブル3上にはZ軸方向へ延伸した支持プレート53の下部が取付けられている。この支持プレート53の先端における前側にはラム位置検出手段39の一部である指針43が設けられていると共に、前記ラム7にはリニアスケール41が設けられている。
【0026】
上記構成により、各サーボモータ21を駆動せしめると、出力軸23,駆動プーリ47,ベルト51,従動プーリ49を介してボールねじ29が回転される。このボールねじ29の回転によりナット部材31を介して前記ラム7がZ軸方向へ往復動(上下動)されることになる。
【0027】
しかも、パルスジェネレータ35により出力軸23の回転を検出することができると共に、リニアスケール41と指針43とによりラム7の位置を検出することができる。また、ロードセル33によりボールねじ29の加圧力を検出することができる。
【0028】
前記油圧シリンダ11を作動せしめてピストンロッド13を下降せしめると、ラム7に加圧力が与えられて、プレス加工用の下金型5と上金型9との協働でワークにプレス加工が行われることになる。
【0029】
図3には別の実施例が示されている。図3において、上述した図1の実施例と異なる部分は油圧シリンダ11を左右のサイドフレーム1の両側に設けたのでなく、サイドフレーム1の上部に取付けられた上部フレーム54に設けられている。さらにサーボモータ21が外側に設けられているだけであるから重複する部分の説明を省略する。
【0030】
上記構成により、各サーボモータ21を駆動せしめると、出力軸23、駆動ギヤ25、従動ギヤ27を介してボールねじ29が回転される。このボールねじ29の回転によりナット部材31を介して前記ラム7がZ軸方向へ往復動(上下動)されることになる。
【0031】
しかも、パルスジェネレータ35により出力軸23の回転軸を検出することができると共に、リニアスケール41と指針43とによりラム7における左右の位置を検出することができる。また、ロードセル33によりボールねじ29の加圧力を検出することができる。
【0032】
図4にはラム7の往復動と位置決めを行う油圧回路が示されている。前記油圧シリンダ11の下部油室11Dには配管55の一端が接続されていると共に配管55の他端にはアキュームレータ57が接続されている。また、前記油圧シリンダ11の上部油室11Uには配管59の一端が接続されていると共に、配管59の他端にはタンクTが接続されている。しかも配管59の途中にはチェックバルブ61が設けられている。
【0033】
前記配管59の途中には配管63の一端が接続されていると共に、配管63の他端にはリリーフ弁65が接続されている。このリリーフ弁65の一端には配管67が接続されていると共に配管67の他端にはタンクTに連通されている。前記配管67の途中にはポンプPが設けられていると共に、このポンプPには駆動モータMが連結されている。
【0034】
前記配管67の途中には配管69の一端が接続されていると共に、配管69の他端は4ポート2位置の切換弁71におけるPポートに接続されている。切換弁71のAポートには配管73の一端が接続されていると共に、配管73の他端は前記チェックバルブ61に接続されている。切換弁71のBポートはメクラになっている。
【0035】
前記サーボモータ21はサーボアンプ74を経て制御装置であるコントローラ75に接続されている。また、前記ロードセル33,パルスジェネレータ35およびリニアスケール41もコントローラ75に接続されている。さらに、このコントローラ75には圧力制御弁アンプ77を経て油圧調整装置としての例えば圧力制御弁79が接続されている。
【0036】
上記構成により、駆動モータMを駆動せしめてポンプPを作動せしめると、タンクTから油圧が吐出され配管67,リリーフ弁65,配管63および配管59を経て油圧シリンダ11の上部油室11Uに供給される。而して、ピストンロッド13が下降する。前記ラム7の加圧力はコントローラ75の指令により、圧力制御弁79が制御されることになる。その際、油圧シリンダ11における下部油室11D内の油圧はアキュームレータ57に一時的に収容される。
【0037】
サーボモータ21を駆動せしめボールねじ29を回転させるとラム7が下降する。その際には油圧シリンダ11の上部油室11Uが負圧となるから、タンクTからチェック弁61、配管59を経て上部油室11Uに油圧が吸い込まれることになる。
【0038】
また、アキュームレータ57から油圧シリンダ11の下部油室11Dに油圧を供給することにより、ピストンロッド13が上昇するからラム7が上昇されることになる。
【0039】
このとき、配管67内の油圧は、配管69,切換弁71および配管73を経てチェックバルブ61を押し下げることにより、油圧シリンダ11の上部油室11U内の油圧は配管59,チェックバルブ61を経てタンクTに戻されることになる。
【0040】
図4における油圧回路は負荷感応してポンプPの斜板角度を変更かつ圧力制御を行うものである。
【0041】
図5には図4に代る他の実施例の油圧回路が示してある。図5において図4における部品と同じ部品には同一の符号を符し、重複する部分の説明は省略する。すなわち、図5の油圧回路は定吐出ポンプPを用いて圧力制御のみを行うタイプで、ポンプの型式が異なっているだけであるので、説明を省略する。
【0042】
図6にはラム7を往復動制御せしめる制御ブロック図が示されている。図6において上述した各種の部品で構成されており、ロードセル33で検出された加圧力がコントローラ75にフィードバックされ、パルスジェネレータ35で検出された出力軸23の回転をサーボアンプ74の手前にフィードバックされ、また、リニアスケール41で検出されたラム7の位置はコントローラ75の手前にフィードバックされるようになっている。
【0043】
したがって、ロードセル33,パルスジェネレータ35,リニアスケール41で検出されたフィードバック信号を基にコントローラ75から指令されてサーボモータ21の回転が制御されると共に圧力制御弁79が制御されることになる。
【0044】
図6においては、右側のラム7を制御する制御ブロック図のみを示しているが、左側のラム7を制御する制御ブロック図も図示省略したが同様な構成となっているものである。
【0045】
次に、ラム7の作動により下金型5と上金型9との協働でワークに折曲げ加工あるいはプレス加工を行う動作を説明すると、図7に示されているように、ラム7の上限位置Zから位置Z0 までの時間T1 だけサーボモータ21を駆動させた後、ラム7を位置Z0 から下降開始させる。その際、位置Zから位置Z0 まで油圧シリンダ11は働かないものである。ラム7が位置Z0 から位置Z1 までの時間T2 だけは急接近させる。この時、油圧シリンダ11の上部油室11UにタンクTから配管59,チェックバルブ61を経て油圧が吸い込まれて吸い込み状態にある。
【0046】
位置Z1 から位置Z2 まで到達する時間T3 だけはラム7を微速接近させる。この状態において油圧シリンダ11は上述と同様に吸い込み状態にある。位置Z2 にラム7の下端が到達すると、上金型9が下金型5上のワークに当接し、折曲げ加工あるいはプレス加工が開始される。ラム7が位置Z2 から位置Z3 まで到達する時間T4 においては、ボールねじ29の加圧力を例えば0〜10トンに保ち、加圧力が不足のとき油圧シリンダ11の力を借りるようにする。すなわち、位置Z2 から油圧シリンダ11を作動させて別個に加圧力を与える。この油圧シリンダ11の上部油圧11Uに供給される油圧は圧力制御弁79で制御されるものである。
【0047】
位置Z3 から位置Z4 までの時間T5 においてはダメ押しの折曲げ加工あるいはプレス加工が行われる。その際にはボールねじ29は作動状態にあると共に油圧シリンダ11は加圧状態にある。位置Z4 時点で折曲げ加工あるいはプレス加工が終了して、位置Z4 から位置Z0 まで時間T6 で急上昇してラム7が上限に戻される。この際、油圧シリンダ11はラム7が上昇するのに力を貸す補助の役目を果している。
【0048】
この上記の動作において、図1,図2におけるラム7の各位置Z0 〜Z4 はリニアスケール41で常に検出されていると共にラム7の急接近、微速および急上昇の動きはパルスジェネレータ35でサーボモータ21の出力軸23の回転を検出して制御されるものである。
【0049】
このようにラム7を往復動せしめて下金型5と上金型9との協働でワークに折曲げ加工あるいはプレス加工などの板材加工を行うときに、ラム7の往復動時の位置決めを主にねじ加圧装置17で行い、板材加工時の加圧を主に油圧シリンダ11で行うことによって、位置決め精度が高精度で、大なる加圧力で板材加工を行うことができる。
【0050】
この上記の動作において、図3におけるラム7の各位置Z0 〜Z4 はリニアスケール43R,43Lで常に検出されると共に、図1に示されているように、ラム7の左右におけるラム7の下端と固定テーブル3間の距離D1 とD2 が常にD1 =D2 となるようにコントローラ69からの指令で位置制御される。すなわち、左右の上金型9と下金型5間を一定に保ちながら加圧することができるから、高精度の折曲げ加工を行うことができる。
【0051】
なお、この発明は、前述した実施例に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。本実施例では下金型5を固定テーブル3上に設けると共に上金型9をラム7の下部に設けた例で説明したが、下金型5を往復動自在なラム7上に設けると共に上金型9を固定テーブル3の下部に設けた型式の板材加工機でもよいものである。
【0052】
本実施例のラム駆動制御を図6に示されているようなリニアスケール41を用いたフルクローズで制御する例で説明したが、リニアスケール41なしでセミクローズで制御することも可能である。
【0053】
図1に示した折曲げ加工機においてはねじ加圧装置17を左右に設けた油圧シリンダ11の内側に設けた例で説明したが、ねじ加圧装置17を各油圧シリンダ11の後側に設けてもよく、また、各油圧シリンダ11の前後側に設けてもよいものである。
【0054】
図2に示したプレス機械においては、ねじ加圧装置17を油圧シリンダ11の後側に設けた例で説明したが、ねじ加圧装置17を油圧シリンダ11の前側に設けてもよく、また、ねじ加圧装置17を油圧シリンダ11と切り離して固定テーブル3に設けて下から引っ張るようにしてもよいものである。
【0055】
本実施例では板材加工機として折曲げ機,プレス機械のラム7の駆動装置の例で説明したが、シャリングマシンなどであっても構わないものである。
【0056】
【発明の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この発明によれば、ラムを往復動せしめて下金型と上金型との協働でワークに板材加工を行うときに、ラムの往復動時の位置決めを主にねじ加圧装置で行い、板材加工時の加圧を主に油圧装置を行うことによって、位置決め精度が高精度で、大なる加圧力で板材加工を行うことができる。
【0057】
しかも、請求項2における発明ではラムの移動時における左右のラムと固定テーブル間の距離を常に一定に保つように位置制御されるから左右の上金型と下金型間を一定に保ちながら加圧することができるから高精度の折曲げ加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施例の板材加工機としての折曲げ加工機の正面図である。
【図2】この発明を実施する一実施例の板材加工機としてのプレス機械の側面図である。
【図3】この発明を実施する他の実施例の板材加工機としての折曲げ加工機における正面図である。
【図4】図1,図2および図3におけるラムを往復動せしめる一実施例の油圧回路図である。
【図5】図4に代る他実施例の油圧回路図である。
【図6】ラムを往復動せしめる制御ブロック図である。
【図7】ラムの往復動によりワークの折曲げ加工あるいはプレス加工を行う動作の説明図である。
【符号の説明】
1 サイドフレーム(フレーム)
3 固定テーブル
5 下金型
7 ラム
9 上金型
11 油圧シリンダ(油圧装置)
17 ねじ加圧装置
21 サーボモータ
23 出力軸
29 ボールねじ
33 ロードセル
35 パルスジェネレータ
39 ラム位置検出手段
41 リニアスケール
43 指針
75 コントローラ(制御装置)
79 圧力制御弁
Claims (6)
- フレームに相対向して固定テーブルと往復動自在なラムを設け、前記固定テーブルに設けられた一方の金型と前記ラムに設けられた他方の金型との協働でワークに板材加工を行う板材加工機において、前記ラムの往復動を行うと共にラムの位置決めを行い、かつ板材加工時に加圧力を与えるためのねじ加圧装置と、板材加工時に前記ねじ加圧装置とは別に加圧力を与えるための油圧装置と、前記ねじ加圧装置による加圧力を検出する加圧力検出手段と、前記油圧装置の油圧を調整する油圧調整装置と、全体をコントロールする制御装置と、を備えてなることを特徴とする板材加工機におけるラム駆動装置。
- フレームに相対向して固定テーブルと往復動自在なラムを設け、前記固定テーブルに設けられた一方の金型と前記ラムに設けられた他方の金型との協働でワークに板材加工を行う板材加工機において、前記ラムの往復動と板材加工時に加圧力を与えるべく、前記フレームのラム側における左右両側並びにほぼ中央部にそれぞれ設けられたねじ加圧装置,油圧装置と、前記ねじ加圧装置による加圧力を検出する加圧力検出手段と、前記油圧装置の油圧を調整する油圧調整装置と、前記ラムの両側に設けられたラムの位置を検出するラム位置検出手段と、全体をコントロールする制御装置と、を備えてなることを特徴とする板材加工機におけるラム駆動装置。
- 前記ラムの位置を検出するラム位置検出手段を備えてなることを特徴とする請求項1記載の板材加工機におけるラム駆動装置。
- 前記ねじ加圧装置、油圧装置および加圧力検出手段を、それぞれ前記フレームのラム側における左右両側に設けてなることを特徴とする請求項1記載の板材加工機におけるラム駆動装置。
- 前記ラム位置検出手段が前記固定テーブルとラムの左右両側に設けられていることを特徴とする請求項3記載の板材加工機におけるラム駆動装置。
- 前記板材加工がプレス加工あるいは折曲げ加工であることを特徴とする請求項1又は2記載の板材加工機におけるラム駆動装置。
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