JPH078564Y2 - 橋梁構造物の伸縮継手装置 - Google Patents

橋梁構造物の伸縮継手装置

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Publication number
JPH078564Y2
JPH078564Y2 JP1698991U JP1698991U JPH078564Y2 JP H078564 Y2 JPH078564 Y2 JP H078564Y2 JP 1698991 U JP1698991 U JP 1698991U JP 1698991 U JP1698991 U JP 1698991U JP H078564 Y2 JPH078564 Y2 JP H078564Y2
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JP
Japan
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expansion joint
joint device
bridge structure
expansion
sealing material
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Application number
JP1698991U
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JPH068412U (ja
Inventor
信三 伊藤
Original Assignee
株式会社サンケンスチール
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、橋梁構造物の伸縮継手
装置、特に、排水に適した伸縮継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁構造物において、遮水材を施した伸
縮継手装置には、排水装置がなく、橋面の雨水等の溜水
は、排水桝に集められ、外側又は下面を伝わる排水管を
経て橋脚に備えられ、又は、埋設されている排水管に流
されるのが普通である。この方法において、排水桝は構
造上床版端部より離れた場所に設置されることが多く、
そのため排水管は排水桝から橋脚等に備えられた排水管
付近まで橋側面に露出し、橋側面の美観、橋脚の美観を
損ねている。そのため種々の提案がなされているが、ほ
とんどが排水管を覆うためのものであって根本的な解決
には至っていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、このように
排水管が構造物の外側に露出して景観を損うという欠点
を除去することを課題とする。
【0004】
【問題を解決するための手段】本考案は、上記問題点を
対向する床版端部の遊間に設置される伸縮継手の構造に
考案を施すことにより、すなわち、床版の伸縮に追随す
る蛇腹状のゴムシートに勾配を付し、低位部を流水口と
して開口し、流水管を連接してなるシール材を対向する
フェースプレート下方のウエブプレート間に架け渡すと
ともにシール材下面に単独気泡スポンジをバックアップ
材として充填した伸縮継手とすることにより解決した。
【0005】
【作用】シール材は勾配が形成され、低位部に流水口が
設けられ、流水管が連接されているので雨水等は流水口
に集水される。シール材は蛇腹状に形成されているので
床版の伸縮に追随し、上方に持ち上ることはない。同様
にバックアップ材も単独気泡のスポンジを用いているの
で上方に持ち上ることはなく復元力が強い。
【0006】
【実施例】つぎに、本考案の実施例を図面に基いて説明
する。図1は本考案を施した一実施例を示す図式的断面
図、図2は図1のA−A方向断面図、図3は図1のB−
B方向断面図である。
【0007】1、1は床版、2は対向する床版1、1の
床版端部間の遊間で、伸縮継手装置は床版1、1の端部
に遊間2をはさんで対向するようにして、フェースプレ
ート3、3、本考案ではくし型、の下面に取り付けられ
ているウエブプレート4、4に固着されたアンカー5、
5を用いて、床版1、1の切り欠き部6、6に埋設され
るとともに、フェースプレート3、3下面にゴムシート
7を架け渡し、その下にバックアップ材8が充填されて
いる。14、14は下フランジプレートである。
【0008】ゴムシート7は床版の伸縮に追随すること
のできるように橋軸方向に凹凸が表れる蛇腹状9に形成
するとともに中央部に向けて勾配を付し、その低位部を
流水口10として開口し、流水管11を連接してある。
ここで、流水口10は必ずしもゴムシートの中央部でな
くてもよく、低位部の位置を適当な場所に求めることに
より、そこを流水口10としてよいことはもちろんであ
り、流水管11は一体成型可能である。バックアップ材
8は単独気泡のスポンジが用いられる。
【0009】このようにしてなるゴムシート7は、適
宜、その端部はフェースプレート1、1の下面に接着し
て密着し、バックアップ材8はウエブプレート4、4に
接着されて全体として伸縮継手装置を形成する。また、
対向する床版1、1の端部は橋脚12に位置するのが普
通なので、通常、流水管は橋脚12中に埋設された排水
管13に接続される。
【0010】ここで、本考案において、特に蛇腹状のシ
ールゴム及び単独気泡のスポンジを用いたのはつぎの理
由による。本考案において、シールゴムは水路を形成す
るために勾配をつけ、流水管が形成されるが、この勾配
は不変で、流水管の水位高さも一定であることが必要で
ある。通常、シールゴムは夏冬の伸縮の際には伸縮継手
装置の中を上下して位置が変化するので前記の条件に適
合しない。ところが、ゴムシートを蛇腹状にし、バック
アップ材を単独気泡のスポンジとすると蛇腹状なるがゆ
えに高さ変化をほとんどせずに伸縮に追随し、単独気泡
スポンジであるがゆえにゴムシートの圧縮に対し高さ変
化をほとんど与えずに復元力を強く与える。したがっ
て、一定の高さ上の位置を維持できるので上記条件に対
応することができる。
【0012】
【考案の効果】本考案は、上述のようにしてなるので、
つぎの効果を有する。シールゴムに勾配を付し、低位部
に流水口を開口し、流水管を連接したので、溜水を伸縮
継手装置内で行うことができる。したがって、従来のよ
うに排水桝を経由して溜水を排水しなくて済むので、外
壁等を伝わる排水管は不必要になり、外観美を損うこと
はない。
【0013】シール材として蛇腹状のシールゴムを用
い、バックアップ材として単独気泡のスポンジを用いた
ので、高さ変化をほとんどせずに床版の伸縮に追随で
き、圧縮に対する復元力も強いので、シールゴムの勾配
及び水位高さは一定に保つことができる。そのため、シ
ールゴムを安定した水路として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す図式的断面図である。
【図2】図1のA−A方向断面図である。
【図3】図1のB−B方向断面図である。
【符号の説明】
1 床版 3 フェースプレート 4 ウエブプレート 7 ゴムシート 8 バックアップ材 9 蛇腹状

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床版の伸縮に追随する蛇腹状のゴムシー
    トに勾配を付し、低位部を流水口として開口し、流水管
    を連接してなるシール材を対向するフェースプレート下
    方のウエブプレート間に架け渡すとともにシール材下面
    に単独気泡スポンジをバックアップ材として充填したこ
    とを特徴とする橋梁構造物の伸縮継手装置。
  2. 【請求項2】 流水管はシール材に一体成型してなって
    いる請求項1の橋梁構造物の伸縮継手装置。
  3. 【請求項3】 流水管は予め橋脚に埋設された排水管に
    接続されることを特徴とする請求項1の橋梁構造物の伸
    縮継手装置。
JP1698991U 1991-03-01 1991-03-01 橋梁構造物の伸縮継手装置 Expired - Lifetime JPH078564Y2 (ja)

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JPH068412U JPH068412U (ja) 1994-02-04
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CN107338724A (zh) * 2016-12-21 2017-11-10 柳州东方工程橡胶制品有限公司 一种融冰引流多向变位桥梁伸缩装置

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JPH068412U (ja) 1994-02-04

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